文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

骨髄ドナー登録にご協力ください

 毎年新たに数万人の方が、白血病などの重い血液の病気と診断され、骨髄移植や末梢血幹細胞移植は、こうした白血病や再生不良性貧血などの病気に対して有効な治療法です。この治療法には、提供者(ドナー)が必要となりますが、ドナーと患者さんの適合は、兄弟姉妹間で4分の1、非血縁者間ではわずか数百から数万分の1であると言われています。

 そのため、ひとりでも多くの患者さんを救うため、より多くの方のドナー登録が必要です。

 ぜひ、皆様のご協力をお願いします。

骨髄移植・末梢血幹細胞移植とは?

骨髄移植

 骨髄は、骨の内部に存在するスポンジ状の組織で、その中に多くの造血幹細胞(白血球・赤血球・血小板のもとになる細胞)が含まれています。骨髄移植は、提供者(ドナー)に全身麻酔をして、注射器で腸骨(腰の骨)から骨髄液を吸引し、採取した骨髄液を患者さんの静脈へ点滴で注入する治療法です。
 

末梢血幹細胞移植

 末梢血(全身を流れる血液)には、通常、造血幹細胞(白血球・赤血球・血小板のもとになる細胞)はほとんど存在しませんが、白血球を増やす薬を注射すると、末梢血中にも流れ出します。採取前3日から4日間連日注射し、造血幹細胞が増えたところで、血液成分を分離する機器を使い造血幹細胞を採取し、患者さんの静脈へ点滴で注入する治療法です。
 

ドナー登録をするには?

ドナー登録ができる方の条件

●骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方

●18歳~54歳で健康状態が良好な方(ただし、実際に提供できるのは20歳~55歳)

●体重が男性45kg / 女性40kg以上の方

※血圧、病気の既往歴などによってはドナー登録をご遠慮いただく場合があります。

 詳細についてはこちらをご覧ください→日本骨髄バンクホームページ『ドナー登録をお考えの方へ』

徳島県内でドナー登録ができる場所

●献血ルームアミコ・・・登録の受付、採血

●県内6保健所・・・登録の受付、採血(事前予約制)

 その他、献血並行型ドナー登録会、集団ドナー登録会があります。

 日本骨髄バンクホームページ『登録受付窓口』

事業主の皆様へ~骨髄ドナー休暇制度の導入にご協力をお願いします~

 骨髄・末梢血幹細胞提供をする場合、合計8回前後、医療機関に足を運ぶ必要があります。ドナー登録から提供までの必要期間は7~10日程度となっていますが休業補償がなく、ドナーの方の負担となっているのが現状です。そのため、移植を待つ患者さんに適合するドナーが見つかっても、仕事上の都合などにより移植に至らないケースがあり、実際に移植を受けられるのは登録患者の6割程度にとどまっています。

 「骨髄ドナー休暇制度」とは、提供までに必要な期間をドナー自身の有給休暇を使うのではなく、勤務先が特別休暇として認める制度です。ドナーにとって仕事を休める環境が整っていることは、心強いバックアップとなり、より多くの患者が移植を受けることができることにつながります。