文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

試験研究評価シート(中間評価:徳島県内公共用水域における一般家庭等から排出される化学物質の実態調査について)

〈課題名〉徳島県内公共用水域における一般家庭等から排出される化学物質の実態調査について

  1. 評価の種類:中間評価
  2. 担 当:水質環境担当
  3. 研究期間:平成26年度~ 平成28年度
  4. 予算種類:県単独
  5. 予算額:(総額)1,338千円
必要性

 これまでの公害問題は、水質汚濁防止法等による事業所規制により、一定の改善が見られているところであるが、生活排水の流入の多い中小河川では水質の改善が十分進んでいないという問題もある。

 化学物質についても、一般家庭から多くの種類が排出されており、水生生物や人への影響が懸念されているものもある。近年では、水質環境基準項目等としては、水生生物の保全を目的としたものが続々と追加されてきており、平成24年3月には、生活排水を主な発生源とするLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸)が環境基準項目となった。

 今後は生活排水にこれまで以上に注目していく必要があると考えられる。

目標

 生活排水等を由来とする化学物質の汚染実態を把握し、今後の環境行政の基礎資料とする。また、環境教育等の基礎資料としても有用と考えられる。紫外線吸収剤や殺菌剤等の測定法を検討し、県内の水環境中の汚染実態を把握する。

研究内容

1.調査対象物質候補

  紫外線吸収剤(日焼け止め)、殺菌剤(トリクロサン等)等

2.河川・海域の採水と調査項目の測定

3.夏季のレクリエーション時に、調査対象物質の経時変化の把握。

手法

1.LC/MS/MS又はGC/MSを使用して調査対象物質の測定を行う。

成果

測定方法の確立ができた。

県内各地点の、汚染状況を把握することができた。

その他