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平成26年度 試験研究評価委員会評価結果(事後評価(1))

平成26年度第1回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

事後評価結果(1)

〈課題名〉医薬部外品等の品質確保に関する調査及び指導

評価結果
 採点結果(出席全委員の平均点)  評価項目
 4.3点(5点満点)  「成果」のみ

試験研究評価シート

主なコメント

○薄層クロマトグラフィーを防腐剤の簡易検査法として検討したことは、業者にとって簡便な方法での検査を可能とすることにつながるものである。センター職員及び大学の研究者を専門家としてのコンサルタントとする方法も考慮してほしい。

○医薬部外品の検査方法に対する指導の効果に関する評価方法が数値化されたものでなく、やや曖昧である。簡便な方法(薄層クロマトグラフィー)を提案されているのは評価できる。

○高速液体クロマトグラフィー以外の薄層クロマトグラフィーによる試験法で、UV照射することでパラベン類、バニリン試薬でフェノキシエタノールのスポットを確認する方法を確立し、業者が検査しやすい方法を指導されたことは、県民に有益性があると思う。

○指導後の改善効果や、類似品まで含めた検査まで視野に入れるのは難しいと思われるが、今後の課題になってくるのではと思う。(業者が全てを明確にしているとは限らないため。)

○製造業者などの技術設備の充実を図る上で重要な研究であり、県民が医薬部外品等を安心して使うことができると考えられる。

○染毛剤やパーマ液、シャンプー、トリートメント等は、直接、体に触れるものであるから、今後もこれまで以上に安全であることが求められる。業者に対しての指導、研修等を更に徹底していただけることを期待している。

○化粧品中の防腐剤の分析については、類似物質の検出にやや問題があるため、県、センターが製造業者を監視したり、逆に品質確保をサポートするしくみが必要ではないか。また、講習や実地調査の効果の数値化が必要ではないか。