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RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection )は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。「小さな子供がかかる病気」というイメージが強いですが、実は大人や高齢者も感染します。健康な成人であれば軽い風邪のような症状で済むことが多いですが、高齢者、特に基礎疾患(持病)をお持ちの方は、肺炎などを引き起こし重症化するリスクがあります。
国では、妊婦を対象としたRSウイルスワクチンの定期接種化の審議を進めており、2026(令和8)年4月1日から定期接種化される予定です。
子供を感染症から守るために、家族や周囲の大人もしっかりと予防しましょう。
◦ 何度でも感染、発病を繰り返すウイルスです。
◦ 潜伏期間(感染してから症状が出るまで)は2〜8日(典型的には4〜6日)です。
以下のような方は、感染すると肺炎などの下気道感染症に至る場合があるため、特に注意が必要です。
• 高齢者
• 慢性呼吸器疾患(喘息、COPDなど)をお持ちの方
• 心疾患などの基礎疾患をお持ちの方
※ 65歳以上の肺炎患者(入院・外来含む)の約4〜5%は、RSウイルスが原因であるという報告もあります。
症状:
• 発熱、鼻水、咳などの風邪のような症状から始まります。
• 重くなると、咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなったりして、肺炎を引き起こすことがあります。
流行時期の変化に注意: かつては秋から冬にかけて流行していましたが、2021年以降は夏に流行のピークが見られるようになっています。冬だけでなく、夏の感染対策も重要です。
どうやってうつるの?
• 飛沫感染: 感染した人の咳やくしゃみを浴びることで感染します。
• 接触感染: ウイルスがついた手すりやドアノブに触れ、その手で口や鼻を触ることで感染します。
予防のポイント:
1. 手洗い・うがい: 流水と石鹸でこまめに手を洗いましょう。
2. マスクの着用: 人混みや病院などではマスクを着用しましょう。
3. ワクチン接種: 60歳以上の方を対象としたRSウイルスワクチンが承認されています。
なお、RSウイルス感染症のワクチンは法令に定められた定期予防接種ではないため、接種を受ける場合は任意接種となり、接種費用は全額自己負担となります。
※自由診療ですので、費用は各医療機関が設定しています。ご自身の健康状態や基礎疾患に合わせて、接種をご希望の方は、直接医療機関にお問い合わせください。
治療について: 現時点では、RSウイルスそのものを退治する特効薬はありません。症状を和らげるための酸素投与や点滴などの対症療法(支持療法)が中心となります。
受診の目安:
• 呼吸が苦しい
• 高い熱が続く
• 水分が取れない
このような場合は無理をせず、早めに医療機関を受診してください。
• Q. 孫からうつることはありますか?
◦ A. はい、あります。1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%の子供が感染します。お孫さんが風邪気味の時は、接触を控えるか、マスクや手洗いを徹底しましょう。
• Q. ワクチンはどこで受けられますか?
◦ A. 60歳以上向けのワクチンが薬事承認されています。取り扱いの有無や費用については、お近くの医療機関にお問い合わせください。
【厚生労働省】RSウイルス感染症に注意しましょう (PDF:894 KB)