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百日咳の届出が続いており、昨年1年間の発生件数42件を大きく上回っています。
激しい咳症状がある場合や症状が長引く場合は、早めに受診しましょう。
2018年1月より定点把握疾患から全数把握疾患に変更されました。
2025年は、最新週までの届出数となっています。
10歳代の感染者数が多くなっています。
百日咳は、百日咳菌の感染によって起こる感染症です。
<症状>
経過は3期に分けられ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。
1. カタル期(約2週間):通常7~10日程度の潜伏期間を経て、風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます。
2. 痙咳期(約2~3週間):短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します。
3. 回復期(約2~3週間):激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。
乳児の場合、無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇・爪の色が紫色に見える)、けいれん、呼吸停止を起こすことがあり、注意が必要です。
成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。
<感染経路>
主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染ですが、接触感染にも注意が必要です。
<治療方法>
生後6カ月以上は、抗菌薬による治療が検討されます。
また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法が行われることがあります。
百日咳の予防には、5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の予防接種が有効です。
予防接種法に基づく定期予防接種では、生後2か月から計4回接種することとなっているため、対象となる方は早めに予防接種を受けましょう。
詳しくは、かかりつけ医やお住まいの市町村の予防接種担当窓口へお問い合わせください。
百日咳は感染症法で5類感染症に指定されています。診断したすべての症例について医師の届出が必要です。百日咳を診断した場合には、7日以内に保健所へ届け出てください。
百日咳の届出基準について【外部サイト:厚生労働省】(別ウィンドウで開きます)
※下記ページは、別ウィンドウで開きます。
・百日咳について【外部サイト:厚生労働省】