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新駅設置に向けた取組

JR牟岐線の徳島市役所付近に設置を進めています新駅の取り組みについてご紹介します。

1.新駅設置検討に関するアンケート

2.新駅の利用者数の予測

3.概算工事費の試算

1.新駅設置検討に関するアンケート

周辺地域の特性を踏まえ、新駅の利用ニーズを把握するアンケートを令和3年7月~8月に実施しています。

アンケートは、大きく分けて2種類(新ホール利用者、周辺施設の利用者)実施しています。

新ホール利用者向けでは、新ホールへ行く際の交通手段や新駅の利用意向などをお聞きし、周辺施設の利用者向けでは、周辺施設の通勤・通学者、訪問者、周辺居住者や徳島駅・阿波富田駅の鉄道利用者を対象に、日頃利用する交通手段や新駅の利用意向などをお聞きしています。

アンケート調査の結果、新ホール利用者では、新ホールへの交通手段として、鉄道移動で新駅を利用するとの回答が約14%あり、周辺施設の利用者では、新駅利用意向の回答が約9%ありました。また、新駅がある場合とない場合を比べると、新駅がある場合は、鉄道利用意向の回答割合が約5~6%増えています。

集計結果の詳細はこちら

アンケート結果

2.新駅の利用者数の予測

新駅開業後の利用者を、アンケート調査の結果を利用して、予測しています。

予測は、徳島駅や阿波富田駅を利用されていた鉄道利用者が新駅を利用するようになる転換利用者数と、新ホール利用者や周辺施設の利用者が、新たに新駅を利用するようになる新規利用者数を算出しています。

転換利用者数は、鉄道利用者のアンケート結果を用いて、徳島駅、阿波富田駅の1日あたりの駅利用者数を対象に推計し、年間約50.3万人(1日あたり1,376人)新駅に転換し、

周辺施設の新規利用者数は、周辺施設の通勤・通学者や訪問者、周辺居住者のアンケート結果を用いて、周辺の従業人口や夜間人口、1日の施設訪問者数などを対象に推計し、年間約15.7万人(1日あたり430人)が、

新ホール利用者では、新ホールの年間利用者を対象に推計し、年間約9.8万人(1日あたり268人)が新駅を利用される予測となっています。

予測イメージ

3.概算工事費の試算

これまでにJR四国で新駅を設置した事例(駅舎のない約90mホーム1面)を参考に、徳島県で概算事業費を試算したところ、2.5~3億円程度になると見込んでいます。

今後、新駅の設計が進めば、具体的な事業費が算出できるようになります。