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上勝町で「豪雨災害時の避難に関する要配慮者利用施設の防災担当者研修会」を開催しました

要配慮者利用施設においては、利用者や職員の命を守るため、土砂災害や洪水時等における迅速かつ確実な避難に向けた取組が求められています。

このたび、県と上勝町が連携し、要配慮者利用施設の防災担当者を対象に、防災についての認識を深めていただくとともに、避難確保計画の見直しによる避難の実効性向上を目的とした研修会を開催しました。

開催概要

<日時>

令和6年8月7日(水)午後1時30分から午後3時30分まで

<場所>

特別養護老人ホーム健祥会ピーター

<対象>

上勝町内の要配慮者利用施設等の防災担当者

<内容>

○上勝町の防災対策・訓練について(講義)

○要配慮者利用施設における避難の実効性の確保について(講義)

 【説明内容】

 ・要配慮者利用施設における避難の実効性確保の重要性

 ・ハザードマップ等を活用した地域の災害リスク及び安全な避難場所・避難経路の把握方法

 ・避難のタイミング及び避難先の選定における注意点

 ・防災気象情報や避難情報の収集方法

 ・施設における防災体制の例

 ・避難訓練の種類と留意点

 ・避難に係るタイムラインの重要性

○施設の避難に係るタイムラインの作成について(ワークショップ)

研修会の様子

上勝町の防災対策・訓練について説明をしています。
上勝町の防災対策・訓練について説明
要配慮者利用施設における避難の実効性確保の重要性について説明をしています。
要配慮者利用施設における避難の実効性確保の重要性について説明
県職員のアドバイスを受けながら避難のタイムラインについて検討しています。
県職員のアドバイスを受けながら避難のタイムラインについて検討
ワークショップで避難のタイムラインを作成しています。
ワークショップで避難のタイムラインを作成

研修会資料

研修会での説明時に使用した資料や、施設の避難に係るタイムラインの台紙・アクションシールです。

各施設で研修会を開催される際などにご活用ください。

参加者からの感想

  • 命を守る行動、正しい情報、早め早めの準備や行動が大切であると学んだ。
  • 職員すべての命を守る行動や判断を職員と確認して行いたいと考えます。避難確保計画の見直しを行います。線状降水帯が地域によって発生することで判断が遅れてはならないと感じます。
  • 避難場所は施設になっているが立ち退き避難の場合、距離が遠く事前の行動が重要になってくると感じた。
  • 道路が通行止になった場合や避難所が土砂崩れ等で利用できない場合について、職場で話し合っておく必要がある。
  • 非常に難しい立地条件におかれていることを再認識すると共に、有事の際の動きを日頃からしっかり詰めておかなければならないと考えを新たにしました。
  • 訓練について、様々な訓練があったため、選んで自施設で取り入れたいと思った。
  • ワークショップ(タイムライン作成)実施の中で、警戒レベルに応じた対応について見直しができて良かった。
  • タイムラインはいろいろ考えることができるし、授業にも研修にも使えそうな気がします。これを知っただけでも今日受講した甲斐がありました。