文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

土砂災害に関する防災学習実施報告(大麻中学校)(令和6年7月2日)

徳島県では、地域の次代を担う子供たちの防災力向上のため、土砂災害リスクや防災情報、自分の命は自分で守る行動(避難)を実践的に学べるよう、小中学生向けの土砂災害に関する防災学習教材及び「土砂災害に関する防災学習カリキュラム指導要領書(案)」等を作成し、小中学校における防災学習実施支援を行っています。また、授業の実施にあたっては徳島県砂防ボランティア協会の皆さんにご協力を頂きました。

1.実施日・対象学校

令和6年7月2日(火) 大麻中学校 1学年

2.授業内容

  1. 土砂災害の種類と特徴、学校周辺や地域の土砂災害の危険箇所を学習
  2. 土砂災害から命を守るための安全な避難の考え方について学習
  3. VR動画で土砂災害が発生したときの状況を擬似体験するとともに前兆現象について学習
  4. 土砂災害から命を守るためにいつ、どのような行動をするか、ファミリータイムラインの作成演習で学習

〇大麻中学校授業実施状況

授業の様子
授業風景
VR動画
土砂災害をVR動画で疑似体験
ファミリータイムラインを作成
グループで土砂災害のファミリータイムラインを作成
ファミリータイムラインの解説
ファミリータイムライン解説
ハザードマップ解説
ハザードマップの見方を解説
ファミリータイムラインを作成
グループで土砂災害のファミリータイムラインを作成
ファミリータイムライン発表
グループで考えたファミリータイムラインを発表

○生徒の感想

  • 土砂災害が起こった時の動画を見ると、思ったより怖くてびっくりしました。また土砂災害が起こった時や大雨が降った時に、この学習で習ったことを生かせたらいいなと思います。
  • 今まで地震のことや津波、停電の備えについて自主的にしていたけれど、土砂災害については考えていなかったので、これから準備しようと思った。私の家は、ハザードマップの危険な場所には入っていなかったけれど、山に近いからもしかしたら土砂がくるかもしれないと思ったので、家で相談しようと思った。
  • 改めて土砂災害がどんなものなのかを知れてよかったし、警戒レベルはいつ避難するのかも知れてよかったです。水が濁っていたり、山の近くに石が落ちてきたら土砂災害が発生するということなので、私も見かけたら親や近所の人などに伝えようと思いました。これからも災害に備えて防災バッグを準備したり、家族とどこに逃げるか、どこが危険かを知っておこうと思いました。
  • いつ避難をしたらいいのかがわかったし、小さい子どもやお年寄りの人たちなどは、全員の避難指示の前の高齢者等避難の時に避難したらよいことがわかりました。そして、家で私も家族とどこに避難をしたらよいかを話し合って決めておきたいと思いました。
  • 自分の家はどのような所にあって、いつ、どんな時に避難すればよいのかもわかったし、警戒レベルがどのくらいで何をしたらよいのか、何の用意が必要かもわかりました。近いうちに大きな地震がくると予想されているから、その地震にも備えておきたいし、大雨が降っていつ土砂災害が起こるかわからないから、いつでも避難できるようにしたいと思いました。
大麻中学校ホームページ(別ウィンドウで開く)
大麻中学校のホームページ(学校だより令和6年度7月号)に授業の様子が掲載されました。
徳島県ホームページ(別ウィンドウで開く)
小中学生向けの土砂災害に関する防災学習教材及びカリキュラム案を作成しました。