〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(司会)
皆様、お集まりいただきましてありがとうございます。定刻になりましたので、ただいまより、一般財団法人「未来への箱」設立記者会見を開始いたします。本日のご登壇者のご紹介でございます。まず、徳島県知事、後藤田正純様よろしくお願いいたします。
(知事)
はい、お願いいたします。お疲れ様です。
(司会)
那賀町長、橋本浩志様。
(橋本町長)
よろしくお願いします。
(司会)
一般財団法人未来への箱、代表理事及び株式会社メディアドゥ代表取締役社長CEO藤田恭嗣。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
よろしくお願いします。
(司会)
よろしくお願いいたします。なお、本日は、これより1時間記者会見を行いまして、その後、30分間、個別取材や質疑応答などを設けております。ご希望の際は、実施いたします。それでは、式次第のご案内でございます。まず、最初に後藤田知事より、ご挨拶を頂戴いたします。その後、橋本町長にご挨拶を頂戴いたします。この後、藤田代表理事より、ご挨拶を兼ねまして、一般財団法人未来への箱の設立及び事業概要のご説明、ともない今後の事業展開、活動計画についてご説明いたします。その後、私より今期の活動計画、イベント等の企画説明を挟みまして、その後、質疑応答、最後にフォトセッションとさせていただきます。それでは、まず冒頭、後藤田県知事よりご挨拶を頂戴できればと思います。宜しくお願いいたします。
(知事)
はい。ありがとうございます。本日は、一般財団法人未来への箱の設立記者会見ということで、改めて私の立場から藤田社長に感謝を申し上げたいと思います。後ほど藤田社長からご説明あるかと思いますが、一言でいうと非常にこれは革新的な全国的なニュースでございます。藤田さんにおかれましては、徳島県那賀町木頭の出身であり、我が県におきましても、ゆずの国際化に大変なご尽力をいただいております。また、さらには今年4月から「トビタテ!留学JAPAN」の徳島バージョンでも、まさに先頭に立って、我々県、民間企業、また国を動かして、新次元のこどもたちの国際化に大変ご尽力をいただいた方でございます。おかげさまで、50人100人を超える応募の中の50人が今年世界に飛び立つと。17カ国と地域に高校生たちが行って、いろいろ学んできていただく。旅は最高の教育であると、このように言われておりますが、その他様々な事業においても、また徳島イノベーションベース、企業家たちの、皆さんに元気を与えていただき、また先行事例として、先輩として、スタートアップのいろんなご指導を賜っておられるのが、藤田さんでございます。そして、またその中で今回、今国を挙げて、こどもまんなか社会と、こういう大きな政策方針のもと、我々県としましても、こども未来部というものを創設をいたしまして、本当に、こどもたちの声なき声をしっかりと、そしてため息をしっかりと聞き漏らさない、表情の変化を聞き漏らさない。こういった政策を様々やらせていただいておりますが、中でも家庭環境に恵まれないこどもたちもたくさんまだおられます。我々としては、児童相談所をはじめ、様々な施策を打たせていただいておりますが、こどもたちが徳島において、そういった家庭環境であっても、徳島県に愛情を注いでもらった、そしてまた楽しい思い出を持つこと、こういったことが非常に大事だと思っておりまして、児童相談所という一つの組織を終えても、例えば就職活動をはじめ、社会への順応こういったところから、全てにおいて我々県民が、そういった子たちを支えていかなければならないと考えております。また里親制度につきましても、後ほど藤田社長からお話があろうかと思いますが、世界的には8割9割がマッチングをしている中で、我が国は半分以下であると。そして、我が県においても決して高い数字ではないという中で、この度も藤田社長がリーダーとして我々を引っ張っていただき、我々県としましても、藤田社長とともにこの未来への箱を、全面的にバックアップさせていただきたいと思っております。口ではみんな、誰一人取り残さないということを言うわけでありますが、この度改めて、現実的な、民間企業の社長であられますから、そういったことを我々行政に対しても、叱咤激励をいただいていると。このような認識で、私は県民挙げて応援をしていきたい。そして、日本全体のこどもたちを取り残さない、そして未来に向けて、しっかりと力強く生き抜いていただく応援を一緒にさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
(司会)
ありがとうございました。続きまして、本財団の活動拠点の本県第1号となります、那賀町から町長橋本様よりお願いいたします。
(橋本町長)
お世話になっております。那賀町長の橋本でございます。本日は、一般財団法人未来への箱の設立の記者会見ということで、特に今ご紹介がありましたように、藤田社長は那賀町木頭の出身でございますし、そこをまず第一のモデル地域としてやっていただくということに関して、本当にありがたく思っております。いつもこの行政の長ということでやらせていただいているんですけれども、選択肢をできるだけ増やしてあげたいというのが僕は思っていて、いろんな環境が違っても、ある程度選択肢をそれぞれを揃えていかないと、やはりそこは不公平感が出るんじゃないか、都会であって地方にないものだったり、地方にあって都会にないとかっていうものじゃなくて、ある程度、本当に子育てというかこどもに関しては選択肢がいろいろあった方がいいんじゃないかなと思っております。ただ、行政で全てをそれを揃えるというのはなかなか難しい。それは市町村にしてもそうだと思いますし、県としてもいろんな立場があって、なかなか全部が全部やりきれないというところ。そこを藤田社長のように、本当に前向きに民間の方にいろいろ考えていただいて、そういうものを作っていただけたというのは、本当にありがたい限りかなと思っております。まず、自然豊かな那賀町木頭の地で、いろんな思いを持ったこどもたちが、いろんな里親の心温まる中で育っていっていただくことが、本当にいいんじゃないかなと思っております。いつも藤田社長には、ゆずであったり、ガンバロウズであったり、那賀町の新しい体育館を使っていただいたり、いろいろお世話になっております。町としてもできる限り、この未来への箱に限らず、町としてできることに関しては、しっかりやっていかせていただきたいと思っておりますし、また住民の方に対する、里親になる人たちに対しても、また今後、藤田社長を中心に説明会をやっていただけるんですけど、町としても町でできることっていうのは、こういうのがありますよっていうことを、またいろんな方に周知をしてまいりたいと思っております。本当にできる限りのことを、町としてもやっていきたいと思いますので、ぜひ広報されているメディアの皆様方におきましても、いろんなところへ、こういうことを那賀町でモデルとして藤田社長を中心にやってるんだということを、しっかりお伝えいただければありがたいなと思っておりますので、よろしくお願い致したいと思います。以上です。
(司会)
ありがとうございました。本財団の代表理事藤田恭嗣より、本財団の設立趣旨及び事業内容についてご説明申し上げます。それでは、お願いいたします。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
皆さん、本日もお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございました。この度7月7日に、まずは一般財団法人として未来への箱という財団法人を設立しました。ここから実績を積みながら、半年前後時間をかけつつ、県の皆さんとも連携ご指導をいただきながら、公益財団法人未来への箱という形で進化をしてまいりたいと思っております。この財団法人の目的といたしましては、私が常に向き合ってきました2つの大きな課題を、なんとか解決できる小さな一手だなと思っております。まず1つ目は、地域地方の人口減少。これが圧倒的に今、加速度的に進んでいるという風に思います。そこに対して、大人を移住していただくというのは、よく皆さんやっているわけなんですけれども、大人の皆さんにもたくさん来ていただきたいなと思う一方で、赤ちゃんが1人生まれると、地域というのは光が照らすように、周りがポーンと明るくなるんです。やっぱり大人が来ていただいたときは、うまくフィットすれば、非常にすぐにいろんなことがご一緒できるというのがあるんですが、もし合わなかったときというのはどうするのというところも含めて、やはり大人の移住者と赤ちゃん、こどもの移住というのは少しニュアンスが違うと思っております。今、私どもは県、そして那賀町と連携しながら、いかに那賀町、限界集落のこの町というところで大人を増やすかという仕組みについての協議をさせていただいております。ただ一方で、赤ちゃんを増やすというところにおいては、今回が初めての発表という形になりますので、ぜひご説明をさせていただければと思っております。先ほど申し上げましたとおり、この日本全国、この特に地域地方というのは、少子高齢化、そして地方の衰退という流れ。これはなかなか歯止めがきかないと思っています。これが、一つ目の社会課題だと思っています。そして一方で、日本社会におきましては、やっぱり全てのこどもたちが家庭環境に恵まれて、そして健やかに育つ環境にあるかというと、残念ながら100%はそうはなっていないというのが現実現状。これは日本だけではなくて、世界中がそういう状況なのかなと思っています。例えば、特に家賃が急激に高くなっている都心を中心とした核家族化、そしてご両親が働かざるを得ない、賃料に対して生活コストが高くなる。特に、このインフレの時代においては、そういう傾向がこれからさらに強まっていくんじゃないかなと思っていますが、育児保育、孤立化、そして家庭機能不全、虐待、ネグレクト、こどもの貧困、不登校、引きこもりという中では、特にここ最近では、小学校、中学生の不登校者数というのが30万人を超えたと。小中学生全体の3.7%、過去最高を更新している状況になっております。それをまさに裏付けするような形で、日本全国における児童虐待の相談件数に関しましては、2013年には7.4万件であったところが、2023年には22.5万件ということでたった10年で3倍にまで膨れ上がってきているということ。これがもう一つの日本における私は社会課題なんじゃないかなと思っております。私のような企業家が、日本に貢献する。それはもちろん事業をやって、雇用を生み出して、納税をする、その事業でどんどんと規模を大きくしていく。それはもちろん我々企業家はやっていくべきだと思っておりますし、やっぱり行政の県の皆様に関しては、この徳島県や那賀町を経営運営するという役割を担っていただいていると思っております。ただ一方で、両者ともに歩み寄って何か一緒にすることによって、我々企業だけではできないことを、行政さんのお力添えをお借りすることによって、例えば幅広く周知、認知させていただくというところに関しては、県や那賀町のお力をお借りする方がいいだろうと思っておりますし、本日ご説明させていただく里親制度というものに関しましては、そもそも国や行政、県の皆様の制度というものがありますので、そういったものをこれからも活用させていただきながら、新しい形の里親制度というものを付設していきたいと考えております。ここでは里親等委託率の各国における数値の違いということで、特にオーストラリアをご覧いただければ、これは100人の個人がいらっしゃったとすると、91人以上がオーストラリアでは里親家庭で見ていただく環境が整っており、アメリカでは79.4%、イギリスでは70%、そして韓国は31.2%という形になっておりますけれども、日本は圧倒的に他国に比べて少ない24.3%という形になっています。ここで私が思うのは、例えばオーストラリアとかアメリカとかで、皆さんも映画とかでイメージしていただきやすいんじゃないかなと思いますが、肌の色の違う親のところに肌の違うこどもがいるというようなイメージというのは、映画の中でもたくさん謳われていますし、実際に世界中では、別に肌の色は関係ないということで、その里親さんたちが環境に恵まれなかった子たちというもの、年齢に関係なく、里子として家庭環境で育てていくということをされているんじゃないかなと。ただ一方で、日本が里親等委託率が低いところというのは、やはり肌の色が基本的には同じであるということもありまして、果たして自分の子供なのか、里子なのかというところの分別が非常につきづらいというところも、私は一つ大きな要因なのではないかなと思っています。なので家庭に入ってもらうときに、果たして、自分の子供のように育てられるのかどうか、周りがどう思うのか、周りの目を気にせざるを得ないというようなことが、長年積み重なってくると、逆にそうではないオーストラリアやアメリカイギリスというところにおいては、里子というものは当たり前であるというような。日本では自分が里子ということを知らせられること自体も、なかなかないということだったり、20歳になるまで教えてもらえなかったりするんじゃないかなと思っています。もちろん、それはそれで一つの効果、意味というのはあるかなと思っていますが、私がこの里親の制度を研究させていただくにおいて、この低い24.3%といわれるこの率を上げていくことこそが、私は正しいと思っておりますので、それを考えたときには、里子、里親であるということが当たり前の世界、これを作っていくことが一番大事だと。こっそりやるのではなくて、胸を張って堂々とやること。こういった世界を、私どもがどうやって作れるのかというところが、大きなポイントなのかなと思っています。そして、この背景といたしましては、2009年には国連総会で出席されていた皆さんが、全会一致をして、こどもの代替的養護に関する国連ガイドラインというものを施行されました。こどもは、原則として家庭で育てられるべきであり、可能な限り家族とともに生活することが最善である。家庭での養育が難しい場合には、家庭的環境にできる限り近い代替ケア。これが里親であったりとかファミリーホームといわれるもの。これを優先するべきである。一方で、施設に関しては、そういう環境が整わないときに最終手段であるということが明記されております。短期的で小規模なものに限るべきとこの施設に関してはそういうふうに謳われております。こども一人一人のニーズに応じた個別ケアプランの策定を義務化をしようということで、国連で2009年に採択されている状況になっております。その中、日本国内におきましても、その影響を受けて2016年には児童福祉法の改正がありました。こちらの方では、児童福祉法第3条の2のところに、家庭的養育優先の原則といわれるものが明記をされました。そしてその翌年においては、厚労省におきまして、新しい社会養育ビジョン、これが打ち出されております。そういう中では、施設養護から家庭的養育への転換というところの方針が明確化されております。そして2023年には、それらの背景もありまして大きな流れとともにこども家庭庁が新設省庁として発足したものというふうに受け取られております。こちらの方でも、児童相談所の機能の強化、そして家庭的養育の推進を省庁横断的に位置づけをするということで、こども家庭庁の基本方針、こちらの方には全てという言葉を使われておりますけれども、全てのこどもに最善の利益を保障するため、家庭的養育の優先を徹底すると明記をされています。この里親制度は、家庭的な環境のもとで、こどもの愛着関係を形成して、そして養護を行うことができる制度とも位置づけされております。里親等委託推進に向けた取り組みというものが、これをきっかけに現在全国で上がってきているものと思っております。その詳細として、2018年におきましては、里親委託等の数に関しましては7,104人という形で、里子さんがそれだけ家庭環境に入れたわけでございますが、それがやっぱりこの国の方針にのっとって少しずつ年々上昇して、2024年には8,499人のこどもたちが、里子さんに家庭環境を教えていただいているという状況になっています。この次が10代のお母様による出生数というのが年間、現時点においてもまだ4,000人を上回っていると。これが良い悪いということではありません。ただ、一方で具体的に数字を調べてみますと、2015年、2016年の数字では、この資料には載っていないんですが、年間で高校生の女子生徒が子どもを産む数というのは、2015年、2016年ともに約1,000名だった。その1,000名生まれることがいいとか悪いとかではなくて、一方でやっぱり高校生という、一般的に言うとまだこどもの領域の女性の子が赤ちゃんを産むという状況においては、そのうちの1,000名のうち350人が高校を退学している。そして、それ以外の150人に関しては転校という選択をされている。おそらくは普通科から、一般の昼の高校生活から夜学ぶというところに変わるなども含まれているんじゃないかなと思っております。我々としては、こういった子たちも含めて、なんとか環境を整えてまいりたいと思っております。これが今回、我々がやろうとしております未来への箱のプラットフォームと考えております。基本的には仕組みとしては3つ。
そして4つ目が、地域全体で、こどもたちをしっかりと里子だということを認識した上で、地域で連携しながら助け合って育てるということを、我々としては地域の皆さんに説明し、協力を仰いで、そういった世界というものを構築していきたいと思っております。まず1つ目になりますが、こちらのほうが官民連携で充実の経済的現物的支援というものをやっていきたいと思っております。まずは国、自治体からの費用的な支援というものは、もともとの里親制度の中でございます。それに対して、未来への箱に関しましては、審査を経た中で、こども1人当たり5万円から10万円。これは親御さんたちの収入等々をこれらを勘案させていただいた上で、5万円から10万円の幅の中で、我々の方で決めさせていただければと思っております。そして、これからこの仕組みというものは、木頭から始まるわけなんですが、木頭だけでは日本全国の里親等委託率を改善することはできないと思っておりますので、日本全国にこの仕組みというものを広げていきたいと考えておりますが、こどもたちが多くなれば多くなるほど、スポンサー様からの現物支援などもこれから募っていきたいと。例えば、オムツだったりとか、出版業界の皆様には絵本だったりとか、実際今、出版社の具体的な某出版社様からは、こどもたちに対して、そのこどもの名前入りの絵本というものを、一人一人全員に寄付したいと申し出をいただいていたりしております。あとは、おもちゃなどのメーカー様からも、現物、これは新品であろうが中古であろうが、なんでもいいかなと思っております。そういった意味では少し型落ちかもしれませんが、そういった在庫品であったり、そういったものも含めてご支援を賜れると非常にありがたいなと思っております。そして2番目になりますけれども、こちらのほうが多機能な交流拠点ということで、そういう施設をしっかりと作っていこうと考えております。この未来への箱に関しましては、基本的には全く新しい建物を建てることを大前提として考えています。せっかく建物を建てるのであれば、こどもたち、もしくは地域の人たちが集まりやすい建物をゼロから設計して建築すると。一つが、こどもたちが安全に遊べる居場所。これを作る。そして世代を超えた交流の促進ということで、大人とこども、そしてその地域にもともと生まれたこどもたちや、地域のご年配のおじいちゃん、おばあちゃんたち、そういった人たちと交流ができる。そして里親同士もおそらくはいろんな悩みというのがあるんじゃないかなと思っておりますし、それはもちろん里子同士でも悩みがあると思っておりますので、そういったところを各家庭の中にクローズドに閉じ込めるのではなくて、それを開く必要があると思っておりますので、多機能な交流拠点というものを、これから全国に広げるときも、これを大前提として設計を進めてまいりたいと思っております。それで環境的に言うと、暗い場所ではなくて明るく、そして木をふんだんに使って優しい雰囲気で、そして地域の人たちも集まりやすい、そういった機能を備えた多機能な交流拠点というものを作っていきたい。そして3つ目、これはこどもたちを毎日どうやって健やかに成長しているのかという成長の記録。これを皆さんがもちろんスマートフォンタブレット等々で撮影を動画、写真、これを撮っていただいて、それをサーバーにアップロードしていただくアプリケーション、こちらのほうを提供していきたいと考えておりますし、その中の機能の中にはSOSボタンだったりとかを設けていきたいと考えております。そしてその中には、AIのほうの導入もいたしまして、例えばこどもが泣いているだったりとか、つらそうな顔をしているとか、そういうふうになったときには、アラートが上がるような仕組みを導入していきたいと思っておりますが、ただ一方で、このアプリというのは、こどもを親がしっかり見てくれているかということを、我々が管理するという目的が主ではなくて、あくまでもちゃんと見ていただけるか、これが分かりやすい形で共有、共通できるというところでのそういった機能は、一部載せたいなと思っていますが、基本的には、こどもたちがいかに里親さんや地域の子たちに愛されたかということを、こどもたちが後から振り返ることができるということで、家庭の中での愛はもとより地域の皆さんから愛された記憶、これが私はとても大切だと思っていますので、そういったものが、このデジタルアプリケーションの中で蓄積されていくと考えています。4番目。こちらの方は、地域の皆さんにしっかりと説明会を開催するなり、実際にこの事業を始めるときにご挨拶に行くなり、何なりという形で我々が努力をしていかないといけないことではありますが、やはり先ほど冒頭で申し上げたとおり、地域に赤ちゃんが1人増えると実際地域というのはものすごく明るくなるんですね。私としては、地域の皆さんに元気、勇気、この地域自体の未来、これを想像していただけるような赤ちゃんとの接し方触れ合い方。そういった環境というものを整えていきたいと考えております。これが未来への箱の基本的なコンセプトになります。全てのこどもに愛された記憶と帰る場所を作る。これは実際に私自身が私の両親や、私が生まれた木頭の地域の皆さんにいただいたものと考えております。私のように圧倒的に地域から愛されて、そして家族からも愛されると、地域の皆さんが困っていたときには、自分が東京にいようが、世界にいようが、もしくは一緒に住んでいようが、自分でできることは何なのかと考える。そして、考えるだけではなくて、行動する。そういったこどもたちが、僕は生まれてくるんじゃないかなと思っております。ゆえに、これは家庭だけで愛されて育つのではなくて、やはり地域に愛されるこの仕組みというものを、どのように構築していくのかというところが大事だと考えておりますので、先ほどの地域の皆さんへの協力を仰いだり、そして地域の皆さんと交流ができる、そういう施設、プラットフォームを構築して、そして地域の皆さんがこの里子や地域に生まれたこどもたちと積極的に触れ合うことによって、地域で愛するということを、しっかりと仕組み化する。その仕組み化することができるので、その仕組みというものを、日本全国に広げていく。ここって結構皆さんふんわりしてるんですよね。そのふんわりしてるところを一歩踏み込んで、こういったルールで、ちゃんと向き合いましょう。こういった環境を僕たちが設計して環境を整えますという風にしていくこと。これ、私の子供の時の記憶なんですけど、私の親は、私がたまたま後取りということもあって、必ず帰ってこいという教育を受けたんですが、僕の同級生においては帰ってこなくていいという風に教育を受けた子供たちもいるんですね。その教育の仕方のA 、B。この2つの違いによって、僕みたいな人間がもしくは帰ってもらいたいと本当は本音では思ってきているのに、こどもたちは帰ってきづらい環境を作ってしまうのか。それが、大きく私は地域地方における現状にも、大きく影響を与えていると思っておりますし、私自身は今からでも、この地域、地方に帰ってこいよと言えるぐらい、そして親が帰ってきてもいいように、環境を整える仕事がないなら、仕事を作る。そういったような環境というものを作っていく、我々は責務があると思っておりますので、私は愛された記憶だけではなくて、帰る場所がここにあるんだよというようなことを、しっかりと、親や地域がそういったこどもたち、それは里子さんだけではなくて、その地域にもともと生まれた人たちに対しても、言語化してそれを本気で地域の人たちが思う、そしてそれを伝える、そういうきっかけにこの仕組みが未来への箱がなること。これが私の本当の願いでございます。ここから具体的な金額や制度設計の話になってきますけれども、一つ目につきましては、国からの既存の里親さんに対して里子一人に対する支援金、これは大体14万9千円から15万8千円ぐらいの幅があるのかなと思っております。先ほど申し上げたとおり、未来への箱に関しましては、その家庭の収入状況、環境に応じて最低5万円そして上限10万円を、これ月額で毎月お支払いするという仕組みとなります。そして仕組みが大きくなっていけば、スポンサー様からも様々いろんなお声掛けをさせていただいて、物品の協賛を集っていきたいと思っています。なおより、里子1人当たり月額最大でいきますと、25万8,000円。最低でも19万9,000円約20万円。20万円から25万円ぐらいのご支援というものを国、そして自治体行政の皆さんと我々が協力することによって、こういった育てやすい環境というものを構築していきたいと思っています。ではどういった方々が対象なのかと申し上げますと、まずAというふうに書いてあるところが、これは先ほどから申し上げておりますとおり、地域の課題と都会の課題、これらをうまく解決していく。それで、都会のこどもたちが地域で養っていただくとか、育てていただく、そういう里親、里子の関係でございますが、Bに関しましては、この木頭に移住していただく必要はありますが、シングルマザー、シングルファザーに関しましても、国や自治体行政からの支援というのは基本的にないんですが、この未来への箱では、引き続き5万円から10万円の毎月、こどもの一人当たりに対するご支援というものをしていきたいと考えております。そして、もちろん地域で生まれたこどもたちに対しても、そういった地域外からのこどもたちに対する支援だけではなくて、その地域にもともと生まれ育った、そういったこどもたちに対しても、支援をしていきたいと思っておりますが、こちらの方の未来への箱の趣旨からすると、長期的にご支援をするというのは基本的には家庭であろうと考えておりますので、我々はまずは、この地域に生まれたこどもたちに関しては、一時金という形で、お祝い金という形でご支援をしていきたいと思っております。どういった手順を踏めば、この未来への箱の支援及び国の里親認定、里子認定がされるのかといったプロセスになっておりますが、まずステップ1、2というところでは、しっかりと周知活動をするというところにおきましては、我々も未来への箱としても活動はしていきますが、この点こそ、特に行政、県の皆様のお力添えをお願いしたいなと思っております。例えば、年間で2回しかなかったものを、年間で3回にするというのも一つでしょうし、もしくは我々が人を集めたときに説明していただくというのもそうでしょうし、いろんな形があるのかなと思っておりますが、特に、この点の周知活動においては、皆様のお力添えをお借りしたいと。そして、約8ヶ月間と書いてあります、ステップ3からステップ5までが、具体的に里子を果たしてあなたはちゃんと見ることができますかということで、こちらのほうで研修を受けながら調査審査を受けるという形になりますが、こちらのほうに関しましては、児童相談所であったりとか、児童福祉審議会における審議を経て、そしてそれらの研修を受けただけではなくて、審議を受けた結果、認定を受けたとすると、晴れてそこからこどもたちとマッチングという形になります。そして、里親を結果的にマッチングができれば、委託をすることとなっておりますが、我々はこの里親制度にプラスアルファしてアドオンするという形で考えておりますので、基本的にはこの制度を認定を受けた里子、里親さんを対象に、これからその次に我々が独自審査をした上で、認定をしていこうと思っておりますが、一方で、この里子、我々の未来への箱の支援があることがやはり魅力的に感じて、だったら一歩踏み込もうかと思っていただける里親さんもいるんじゃないかなと思っておりますので、その点におきましては、ステップ1、ステップ2でしっかりとご説明をさせていただければと考えております。そして、じゃあ2つ目の、我々が提供していく仕組みとなりますが、まず、これは私が徳島那賀町木頭で既に作ったものではありますが、こういった形で木のぬくもり、木の温かさ、こういったものを集会所的な機能として作っております。2階に関しましては、キックボクシング道場という形になっておりますけれども、こちらの方でこどもたちがはしゃぎ回れる、そういったような空間も作っておりますし、1階に関しましては、カフェテーブル、カフェキッチンだったりとか、畳のスペースに囲炉裏、掘りごたつといったものを構築しております。ただ、こういった仕組みを、全国にこれほどの規模のものを広げるというのは、建築費用の問題もありますので、ここほどのものは基本的に求めなくてもいいのかなと思っておりますが、まずはこの未来への箱の第1拠点として始めるスタートの環境としてはこの「ニシウ・ド・ルポ」というこの施設を使うことを進めてまいりたいと思っております。そして、私が掲げるイメージでございますが、こういった形ですね。例えば、左上の写真におきましては、親御さんがこどもを一緒に連れて、交流をしていただいたり、その親御さんがもしかしたら里親さんかもしれませんし、地域のおじいちゃん、おばあちゃんや若い世代の皆さんにもこういったところに集まっていただいて、やはり赤ちゃんがたくさん生まれてくると、地域が本当に元気になると思っておりますので、この地域の未来というものを、里子さんや地域で生まれた赤ちゃん、こどもたちに照らし上げていただきたいなと思っております。そして、これに関しましては、先ほど3つ目の機能という形で申し上げた、こどもたちが愛された記憶というものをどのように作っていくのか。実際、私の記憶というのは、生まれて3歳の時が初めての記憶ではあるんですけれども、私が1歳の時に、親が写した写真というのがありました。その一枚を見ただけで、私は本当に愛されて育ったんだなと感じたのをよく覚えておりますけれども、今はその時代と違って、カメラがなくてもスマートフォンにカメラ機能があって、いつでも写真も動画も撮影できると。さらには、この動画や写真を組み合わせて、毎年そのこどもの誕生日の時にお祝いで撮りためた動画化したものに対して、何らか歌をつけるとかみたいなこともできるんじゃないかなと思っておりまして、そういった機能がこどもたちの、仮にその両親のこどもだとしても、里親、里子だとしても、そういった愛された記憶というものは、自分が記憶がないとき、もしくは、自分が記憶がある年齢になったとしても、こういうシーンを撮ってもらえていたということ自体が、私は愛された記憶に直結すると思っておりますので、そういったアプリケーションというものを、これから開発を進めていきたいと思っています。
そして、これからのスケジュールという形になりますが、冒頭で申し上げましたとおり、まずは一般財団法人として、この未来への箱につきましては、今月7月7日、七夕の日に設立をさせていただきました。そして、本日7月27日に記者会見を後藤田知事と橋本町長にお時間をいただいてさせていただいております。そして、今後に関しましては、いろいろな運用実績を行いまして、約半年くらいご審査をいただくという形になっておりますけれども、来年の年初ぐらいに、一般社団法人から公益財団法人に法人格を変えられればと思っております。我々としては、この7月から公益財団化するまでの間にも様々な活動をさせていただきたいと思っております。そして、先日徳島新聞様で、この未来への箱の記事が掲載されましたけれども、それを見ていただいた徳島県内の方々から、もう既にご支援の申し出、こちらの方を名乗り出ていただいておりますし、それを見た徳島県外の方々からも、ご支援の問い合わせをいただいているという形になっております。私としては、これこそが、この地域の未来、そしてこどもの未来、これを明るく、そして日本の未来も少しは明るくしていくことが、この仕組みで少しは私はできるんじゃないかなと思っておりますし、私自身は、これは今月立ち上げたという形ではあるので、これからの活動ではありますが、私がゆくゆくは年齢が来て、メディアドゥを退任する、さまざまな事業活動を退任した後も、これだけは一生続けていきたいと思っておりますし、この拠点というものを徳島だけではなくて、徳島でまずロールモデルを作って、こういうふうにやればうまくいくんだということのパッケージ化が見えてきましたら、実はもうすでにこの仕組み自体を、私どもがやりたいと他県の方々で言っていただいている方も、実際におります。それは、私がいくつかの講演に呼ばれるわけですが、そこの講演でこういった仕組みをこれから始めるよという話をするわけなんですね。その時に、私の事業だったりとか、この未来への箱以外の話もたくさんするんですけど、この1時間講演させていただいて、みんなが反応があるのはこれなんですよ。メディアドゥがやってる事業そっちのけで、この未来への箱っていうものに対して、自分が何ができるかっていうこと、藤田がここまで考えて実際にやろうとしてるんだから、僕らもできることはやりますっていうことを本当に皆さんが言っていただいております。がゆえに、私の最終的な目標というのは、まずはこの徳島でこれを始めたんですが、結果的には建物を作ったり、こどもをたくさん支援したりとかしていかなきゃいけないので、やはり私のイメージではあるんですけども、皮算用であくまでも仮説ではありますが、やはり1カ所あたり10億円ぐらいの資金というものが、私は必要になってくると思っております。それを100カ所ぐらいに全国に広げていくと、トータルでイメージですけども、1千億ぐらいの規模の資金を集めていく。そうなってくると、私は日本全国における里親の認知率というものが上がり、そして、そういった施設に入らざるを得ない環境で生まれてしまったこどもたちが、たくさん幸せな環境で育てられて、そして愛された記憶と帰る場所がある。そういった子たちというのは、やはり健やかに僕は育っていくと。そして日本にもいい影響を与えていただけると思っておりますので、できる限り、これは早くパッケージ化したものを、全国に広げていきたいと考えております。以上、私の方からのご説明とさせていただければと思います。ありがとうございました。では、ここからは、具体的なプランをまず2つですね。この一般財団のフェーズの発表で行いたいと思っておりますので、メディアドゥの社長室長より、ご説明をさせていただければと思います。
(司会)
一般財団法人未来への箱としまして、当期活動を当面予定しておりますのは、主に2つございます。1つがこちらの投影している、木頭サマープログラムというものでございまして、現在、徳島県には児童養護施設7施設、それと乳児院1つ、計8施設約170人のお子様がいらっしゃると伺っております。そのうち3施設、合計14名のお子様方、具体的には小学校5年生から高校3年生の皆様を木頭でお迎えをして、木頭の夏を体験いただくというサマープログラムを予定してございます。具体的には、養護施設がお持ちのバスで木頭までお越しいただきまして、木頭ゆず畑の見学であったりですとか、加工工場の見学、それからガンバロウズの選手、新しいチーム編成が進んでいる選手も続々と徳島に集まっておりますので、木頭にきていただいて、一緒にランチをしていただいたり、午後にはクリニック、ガンバロウズの選手にバスケを教えてもらったりという体験機会の提供という形で、こういったプログラムを考えております。世界一のコンビニ「未来コンビニ」というところも見学していただいて、先ほど橋本町長がおっしゃったような、選択肢の拡充体験機会の提供というところで、こういったプログラムを第一弾として今年始めます。評判が良ければ、毎年重ねることで、地域の皆様も「また来たの?」、「大きくなったね」とか、そういった会話も生まれることによって、地域社会の方も里子というものを受け入れるとは、どういうことかということ、こどもたちとの距離を身近にしていければと考えております。8月24日10時半から15時、1日のプログラムでございます。続きまして2つ目、こちらも先ほど藤田理事から申し上げたとおり、ステップ1・2の制度の啓蒙周知というところに該当するものではございますが、こちら行政の既存制度と民間の独自の制度という官民を組み合わせた新しい里親制度でございますので、まず既存制度のご説明、徳島県こども未来部こども家庭支援課の皆様から、里親制度においての説明会、一緒にこの未来への箱の事業説明というものをセットで行いたいと思っております。そもそも、里親制度の説明会も木頭では初めてとなりますし、木頭地区で未来への箱の制度のご説明ということを図って、地域住民の方々、もしくは制度に興味のある方に木頭までお越しいただいて、制度を知っていただくということになりますけれども、そういったことも予定しております。こちら日時は9月11日金曜日、午後2時からの時間を予定しております。徳島県の皆様にはご協力感謝申し上げます。ありがとうございます。最後に寄付に関しましては、それぞれ藤田からありました通り、ご希望のご連絡をありがたいことに頂戴しております。こちらの個別、具体的な税制優遇ですとか、様々な必要なご説明においては、私どもの方でさしあげたいと思っておりますので、お配りした資料の方のご連絡先までご連絡いただければと考えております。以上、今後の活動計画のご説明でございました。それでは、これより予定しておりました次第は以上で終了いたしますので、これより質疑応答をお受けしたいと思います。ご質問がございます方は、挙手をお願いいたします。はい、お願いいたします。
(日本経済新聞社)
日本経済新聞です。3人の方、皆さんそれぞれにお聞きいたします。まず、藤田社長なぜ、木頭地区なのか。ご自身のご出身地であること、あと施設があること以外に、何か理由があればお願いいたします。あと、既に決まっているスポンサーの方、物資を提供していただくですね。名前を出せるところがあれば教えてください。あと、独自審査をされるということですけれども それを通過するための条件、公式な制度を通過した後にやられる。それは何になるのかお願いします。あと橋本町長。 木頭地区の既に里親の実績というのは今どうなっているのかというのと、あともし今回既に受け入れが見込まれている、候補となる世帯があるのかどうか。あと3つ目として、木頭地区に産科医とか、小児科医という医師がいるのかどうかお願いします。あと後藤田知事に先ほど周知活動で協力を求められていましたけれども、それ以外でどんな協力ができるのかをお願いします。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
はい。では、私の方から、なぜ木頭なのかと申しますと、私自身は本当に限界集落で生まれて、この地域を何とか盛り上げていかないといけないということで、様々な環境整備、例えば地域の人たちがコンビニが欲しいというので、世界一美しいコンビニというので、未来コンビニを作りたい。そして、先ほどのプラットフォーム「ニシウ・ド・ルポ」というプラットフォーム。そういったものを作ったりしておりましたので、これらを活用していきたい。先ほど申し上げた世界一美しいコンビニというコンビニの名前が未来コンビニという名前でございまして、これは未来型のコンビニですかって結構聞かれるんですが、そういう話ではなくて、こどもは未来から来た未来人だと言葉を作りまして、そのこどもたちが、なぜ藤田のおっちゃんはこんな限界集落にこんなコンビニを作るのかと問いを立ててもらう。そういうことを前提で、私は建築をしたんですね。その結果、こんな集落にこんなコンビニを作るというのは普通では考えられないというところで、建築賞を12冠取らせていただいて、世界3大デザイン賞のドイツ。ドイツ、アメリカにあるうちのドイツの最高賞をいただきましたし、日本およびアジア最大の建築賞である空間オブザイヤーも受賞させていただいたというようなものが、私がずっと活動しているので、そういったものがあるというのがまず一つ。その理由のもう二つ目なんですけども、これは私にとって、地域におけるこどもが一人いると、これほどまで地域の皆さんが元気になるんだということを、ここ最近体感したからなんですね。それが何かといいますと、私の娘が2024年の4月に生まれました。実際に今、私の娘は住民票が旧木頭村にあり、そして木頭の保育園に通っているんですね。ただ一方で、先ほど話がありましたけど、私は徳島ガンバロウズというバスケのクラブも経営をさせていただいているんですけども、バスケをやればやるほど、応援すればするほど、このスポーツは素晴らしいなと思っていまして、こどもにバスケを教えたいなと思っているんですね。ただ同級生が1人しかいないというところからすると、これってやりたいのにできない。これはうちの娘だけではなくて、実は私の過去の経験として、私は剣道をやっていて、全国大会に行っていたりしているんですけども、スポーツからの学びというのはものすごく大事だと思っています。しかし、こういう限界集落の皆さんというのは、同級生が少なかったり、先輩後輩が少なかったりして、例えば、私の村の小中学校はもう野球のクラブはない状況なんです。ですので、自分のこどもが生まれて地域に保育園に通わせること、地域の人たちにこどもが生まれたよっていう挨拶をしょっちゅう私の妻が連れて行っていただけるんですけど、一気に地域が明るくなって、私の妻も、私の家族も、みんなが地域の人たちとより関係値が良くなったという経験と、こどもたちにどうしてもスポーツの環境、これはちょっと都会になればもう野球もできるし、サッカーもできるし、バスケもできるんですけど、本当の限界集落というのはスポーツができない。これは、もう本質的な僕は課題だと思っておりますので、そういった意味で、これを全国に広げるときにも都会ではなくて、都会は都会の仕組みがあるので、それはそれでいいじゃないかと思っています。なので、僕はできる限り、こどもたちがいなくて、こどもたちがスポーツができないようなぐらい人数が少なくなったところにこそ、この仕組みというものを作っていきたいと思っています。それが理由のもう一つです。そして、具体的な支援者様に関しては、具体的に名前も私が出していいかと確認はしていないので、ただお一人だけは具体的にこれから一緒になってやっていきたいと言っていただいたので、おそらく名前を出しても差し支えないんじゃないかなと思っていますが、東京のメディアドゥがお取引をさせていただいている水鈴社という出版社様がおりまして、その出版社が新規事業として立ち上げたこどもの名前入りの絵本。これを、こどもに合わせて作るという事業を始められたんですけれども、その出版社の篠原社長と先週いろんなお話をしたところ、自分としては、この未来への箱に何としても協力したいので、もう全員この一人一人に、その本をプレゼントしたいと言っていただきました。それ以外の資金的なご支援をしたいという方に関しては、何人もお心がけをいただいておりますけれども、ちょっと名前を言っていいかの確認ができておりませんので、差し控えさせていただければと思っております。そして、3つ目の、里親認定受けた後の、未来への箱で支援をするかの条件というのがございます。これはもう唯一一つ、やはりこの限界集落に来ていただくことという形になりますので、なので地域の皆さんとこどもを育てるということ自体が、コミュニケーションのハブという認識を持っていただいて、健やかにこどもを育てていただく。そして、この未来への箱のコンセプトは、その里子さんの家庭で育てるだけでは足らないということが定義していますので、地域の人たちとその親、里親さんたちが、ちゃんとコミュニケーションを取る、その努力をしていただけるかどうか。これを明確に条件としたいと考えています。以上ご回答申し上げました。
(日本経済新聞社)
ありがとうございました。
(橋本町長)
それでは、私の方から、那賀町の里親の実績なんですけど、ちょっと具体的な数字が今手元にないので、お答えするのはちょっとあれなんですけど、ただお話をいただいて、里親をこれからやりたいという話は少し地域の方からは出ております。もう一つ、産科医の話がありましたけど、なかなか僻地なので、1病院4診療所ぐらい那賀町でもあるんですけども、産科医自身はおられません。ただ、これは県のご協力もいただきながら医療Maasという車に看護師さんが乗って、それぞれの各家庭を回るような仕組み。これを週1回、ちょうどうちでは木頭地区で回らせていただこうかなと思っていて、これもうすぐかな、やってるかな、実証はやってて、それぞれそういうことで取り組めていくので、割と家庭にいて車が来る方が安心する場合もあるんじゃないかなと思っておりますので、これを本当に県に中心になってやっていただいているので、ありがたいかなと思っております。以上です。
(知事)
私からはプロモーション以外にということなんですが、プロモーションもまだまだこれからやるべきことはあると思いますし、県公式ラインもおかげさまで20万人を超えました。ぜひ、今日の記者会見を境に、多くの県民にお知らせをまずするということ、お知らせするだけじゃなくて、今藤田社長おっしゃったように、里親制度自体分かっていない方もまだまだおられます。私も話をいろいろな方とすると、いやそれはいいねと、やりたいと、うちももうこどもが育ったからという方々がたくさんいる。やっぱり登録者を増やすということのお手伝いをしていきたいし、もちろん究極はこういった施設我々の児童養護施設や乳児院民間の方も今やってくださっているし、そこが仕事がなくなることが本当は究極なんでありますが、現実としてはそうではないので、同時に、その例えば一人親の方々が徳島にお子さんを連れてきた場合も、今藤田社長お話しあったように、またこれから藤田さんや橋本町長と相談しながらお仕事をどうするかと、もちろん国とか民間の現物支給等の支援はありますが、やはりお仕事をするということ、今まさにゆずのいろんな生産ですごく藤田社長、世界規模で頑張ってくださっていますが、そういったことを町長さんとまた社長さんと相談していきたいし、また今の医療の話ございましたが、今牟岐の海部病院で医療Maasを今年から導入させていただいて、訪ねる医療という、来てもらう医療じゃなくて、こちら側から行くというこういうコンセプトでございますので、那賀町においても、そういった対応はしっかりしてまいりたいし、こどもが増えるとまた親も増えると、おのずとそこで開業する方も出てこられるのではなかろうかなと思っています。最後に、やはり一人一人の人生プランまで、これは伴走していきたいなと思っています。こういったきっかけを藤田社長が、本当にリアルに、現実的にロールモデルを作っていただいたわけでありますから、子育てをして、学校に行って学んでもらって、そしてまたどういう社会人になっていくのかというところまで伴走するお手伝いは、我々こども未来部のみならず、経済産業部やまた先ほどの医療であれば保健福祉部県全体で、本当に全面的に応援していきたいなと思っています。スティーブ・ジョブスもマリリン・モンローも、里親に育てられたということでありますし、例えばニューヨークヤンキースのアーロン・ジャッジも養子として育てられたと。そういう方々はまさに藤田社長のように、おそらくいろんなところで、世界でいろんな形で支援をされていると思いますが、改めて藤田社長の、この本当にリアルなロールモデル、そしてまた最後、私からの立場で申し上げると、この徳島のベストプラクティスを、全国に広げていくということも、全国知事会、さらには国が1,000億ってお話ございましたが、こういった支援のお話、リアルな話として、これも国として、しっかり予算を獲得できるべく、また地元の国会議員の先生、また全国知事会通じて、また日経新聞さんが一面に載せていただくと、財務省も納得すると思いますので、そういった要望活動も予算獲得もしていきたいと思っております。
(司会)
ご質問ありがとうございました。このほかご質問はいかがでしょうか。
(四国放送)
四国放送です。この事業を行うにあたって、那賀町の木頭の住民の方に説明とか、もし説明しているのであれば、反応であるとかあれば教えてください。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
はい、説明が具体的には、9月に第1回の公式な説明会という形になっております。今までは、私が地域の知り合いに少しお声掛けをしているというものなんですけれども、やはり皆さん、里親というもの自体を想像したこともなくて、かつどんなこどもが来るかも分からないというところで、不安が結構多いんじゃないかなと思っております。一方で、仮にこどもが来てくれたら、多分、お家が明るくなるなと思うんです。あと、地域の皆さんも多分喜んでくれるなともおっしゃっておりまして、イメージでいうと期待半分、不安半分。これは不安とはおそらく社会的責任。こういったところが、不安に感じていらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども、ただ本当にこの地域自体は、こういった具体的にみんなが一緒になって、地域を盛り上げるために、自分が何ができるかということを考える。私はもうフェーズに完全に入ってきていると、自分はもうこの村からあと何十年かでいなくなるから、もういいやって話では多分ないと思っていますので、そういった面では、僕はたくさんの方がこの里親に興味を持っていただけるといいなと思ってますし、さらにはこの制度においては、お一人の一つのお家で、お一人の里子という形で私は考えていなくて、基本的にはやはりきょうだいのよさっていうのも私はあると思っているんです。一人っ子の良さもあると思うんですけども、できる限りきょうだいのきょうだい喧嘩も含めて、きょうだいで支え合うことも含めて、そういった賑やかな家庭というものができればいいかなと思っておりますので、基本的には、以上ご相談をご提案をさせていただきたいなと思っております。
(四国放送)
関連して社会的責任に対する不安みたいなのもあるかもしれないと話しているんですけど、その不安を取り除くためにレクチャーではないですけど、里親家庭であるとか、どう接するにあたってこういうことを気をつけるべきみたいな説明会とかもそういうのもされる。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
そうですね。説明会も、これから県および行政とも連携しながらやっていきたいと思っておりますし、もう百聞は一見に如かずかなと思っているので、まず1件目、これができたらもう全力で私個人も含めて悩みを聞いたり、訪問したり、一緒になって解決していきたいというふうに思っています。
(四国放送)
あと2点だけ想定されている受入れ人数というのと、那賀町にもうすでにお住まいの里親の方がこどもを受けて入れてくるのか、それとも里親家庭ごと那賀町に移住される前提なのかどっちなのかなと。
(一般財団法人未来への箱藤田代表理事)
まず、今想定の範囲。これからおそらく想定していなかったような効果も含めて、いろんなものが出てくるかなと思っていますが、やっぱりまずは地域で育てるというところで、地域とは何なのかというと、やはり距離が近いと思っておりますので、そういった面では、この「ニシウ・ド・ルポ」を中心とした旧木頭村地区ぐらいが、まずは一つの対象だなと思っております。一方で、どういったところからのこどもを受け入れたいかと考えると、これは徳島県内および那賀町からというのも全然ありかなと思っておりますが、やっぱり本質はもう一つの課題、地域、地方における人口減において、徳島県内から来る、那賀町から来るというのは、徳島県および那賀町の人口は増えないと思っているので、そのミクロだけ見ると何かは解決できるかもしれませんが、やはり大きなマクロ的な観点で見ると、僕はやはり東京からたくさんこどもを受け入れるべき。なぜかというと、やっぱり家賃が上がりすぎているがゆえに、こどももなかなか育てづらい環境になっていると思っておりますので、基本的にはそういう家賃が、一定以上高くて親御さんたちが育てづらい家庭環境的に言うと育てづらい、そういったようなところにおける方々というものを引き受けること、これが日本全体においては、とても大事重要なことなんじゃないかなと思っています。もう一点人数の規模感なんですが、まず一旦は、この2年ぐらいで20名ぐらいの赤ちゃんを、我々は里子さんとして迎え入れる環境というものを、地域の皆さんと相談しながら作っていきたいなと思っています。もちろん、その地域の皆さんだけではなくて、これをこども育てたいから木頭の方に移住するという人もいるかもしれませんし、あとはゆずをやりながらいうようなこともあるかもしれませんし、今那賀町さんとも連携してやろうとしている地域に家をもっと増やしていこうというようなことも、いろんなものが複層して絡んでくると思っています。そういった複層して絡んでくること自体を、日本全国、この里親のこの制度だけではなくて、ゆずも含めていろんな形でいろんな行政さんがご興味を持っていただいて、そこに我々みたいな解決しようとする人たちがいるのであれば、多分広がっていくんじゃないかなと思っています。
(四国放送)
ありがとうございます。
(司会)
先ほどのところで、少し説明をさせていただきたいのですが、説明会では既存の里子を受け入れている里親のご家庭のお話を聞いていただいたりですとか、今回一足飛びに里親の委託という覚悟を決める前に、例えば週末里親などの制度もございますので、そういった形で体験、知らないもの、わからないものに対する不安というのを段階的に取り除いていけるような周知、啓蒙、活動を県こども未来部の皆様と那賀町の皆様と一緒に進めていきたいと思っております。
(知事)
我々県としても知事戦略局が包括的にあらゆる部署を俯瞰するものですから、うちの戦略局にこのプロジェクトを支えるプロジェクトチームを作る予定です。そこには、もちろん那賀町さんも入っていただいて、このプロジェクトの成功に向けてみんなで頑張っていきたいと思っています。
(司会)
ありがとうございます。そのほかご質問の方いらっしゃいますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは以上をもちまして、会見は全て終了いたしましたので、最後にフォトセッションに移りたいと思います。準備整えてまいりますので、お待ちください。