文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和7年11月7日 定例記者会見 速報版

(知事)
 ただいまから定例記者会見を始めさせていただきます。まず冒頭、去る10月30日に大田正元徳島県知事がご逝去されました。心より哀悼の意を表します。大田元知事におかれましては、北島町議会議員4期、また徳島県会議員を4期、長きに亘り徳島の地方政治に携わられ、議員としての立場から地方自治の発展や住民福祉の向上に貢献されますとともに、平成14年4月から約11ヶ月、徳島県知事としてご尽力をなされたものと承知しております。改めて、大田元知事のご冥福を心からお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様方に心よりお悔やみを申し上げます。続きまして、「徳島おどりフェスタ2025」についてでございます。我が県政運営は魅力度アップ・安心度アップ・透明度アップ、この3つのミッションのもと、さまざまな新次元の挑戦をしております。そういう意味でも、だんだんにそれぞれの分野でレベルが上がってきたなと思っておりまして、担当部局の頑張りにも大変誇らしく思っているところでございます。先般、11月1日と2日と2日間、県都のにぎわいづくり、そして、徳島市新町橋通りを主会場にした「ふるさとカーニバル阿波の狸まつり」、また「ドリンクラリー」などさまざまなイベントと連携して、大変好評を博したと聞いております。私自身は済州の方に出張しておりましたものですから。やはりイベントというのは単発で中途半端にやるんではなくて、いろんなものを複合的に化学反応させていくということが大事だということがわかってきたのかなと。昨年のディズニーパレードに続き、この度のサンリオさん、そしてまた阿波おどり、さらには眉山上空のドローンショー。2日目は強風のため、県民の安全を最優先して中止を余儀なくされましたけれども、その様子をご覧になっていない方もおられるかと思いますので、伝える、伝わるという県政方針のもと、お時間をいただいて、1分半ぐらいの動画でございますが、皆様方に改めてご覧になっていただきたいと思います。音は出ないの。音があったらいいね。NHKさん、四国放送さん、いろいろご指導ください。昨年のディズニーパレードが約9万人ということで盛況でありましたが、この度も6万人を超える形で多くの子どもたち、またサンリオさんは大人の方々にも人気があるようでございまして、こういった世界的な有名なキャラクターと、また徳島県、そして阿波おどりの発信にも繋がった。ご覧のとおり、これは眉山上空ですだちくんから始まって、さまざまな我が県のPRです。サーフィンもそうですね。和傘とか、こういったことを発信していく。今徳島市さんが眉山のロープウェイのライティング、こういったものを準備されてようでございます。マチ★アソビも結果的には過去最高のイベント。先般の春にやって、秋もやっていただくということで、これもいろんなご意見をいただきましたが、全てにおいていい方向に進んでいるということでございます。今後はそういったイベントのブラッシュアップ、そして高度化、こういったことに繋げて参りたいと思います。ということで、この点については以上です。続きまして、昨日日帰り弾丸の東京政策要望をして参りましたけれども、それについてご報告いたします。まずは、大きな意味での中長期的、また来年度予算もそうでありますが、補正予算の早期実施をお願いしてきました。その中で各論として特に取り上げますのは4つの柱でございます。これにつきましては、自由民主党の小林鷹之政調会長をはじめ、我が県選出の厚生労働副大臣仁木副大臣をはじめ、総務省の原事務次官、さらには国交省幹部、内閣府防災の幹部、そして経産省の小森政務官に要望して参りました。その4つの柱というのは、ジャジャーンって出てこないんですね。こういうのも進化させていきたいと思います。よろしくお願いします。1番目には、防災・減災強化、そして国土強靭化の推進でございます。特には、これから南海トラフ地震や津波が起きる中で、我々県南部は国道一本という状況の中、今南進を進めている高規格道路の早期実現ということでございます。今年度中に小松島・阿南間は開通する予定でありますが、やはり徳島・小松島間を早期に。今も工事をやっている状況は皆さんも肌で感じているとは思いますが、やはり全国に多々あるミッシングリンク。国土強靭化予算はおかげさまで20兆円強ということで予算が取れているようでございますが、ミッシングリンクという、つまりミシンの縫い目のようなという意味ですけども、ぶつ切れであったら意味がない。もちろん建設過程でそういうことは仕方ない、必然ではありますけれども、ミッシングリンク解消を先日も片山さつき財務大臣の方に、私と鳥取県知事で10件の要望もさせていただいた所でございますが、国土強靭化に地域差があってはならないという主張をして参りました。さらには、徳島県西部の徳島自動車道の暫定2車線区間の早期4車線化、こういったこともお願いして参りました。我が県はまだ2割くらいしか4車線化は実現しておりません。もちろん、工事もいろいろ進めていただいております。加えて先日は片側1車線における死亡事故がございました。これは構造上の問題で、トンネルと橋梁部についてはワイヤーロープを敷設できないということで、ラバーポール、いわゆるゴムの境界のポールということだったわけですが、改めてその技術的な進歩、また、それによって早速に道路局長からもご明言をいただきましたが、徳島県最優先で新しい技術によるワイヤーロープの敷設が今進められているということでございます。2番目、県民生活の安心・安全の確保ということでございますけれども、これにつきましては、公立・公的病院の緊急的な財政的支援のお願いです。我が県はご承知のとおり35億円の赤字。これが毎年続いていくわけでございますので、我々の将来的な財政に大変暗い影を残していきます。これは我が県のみならず、全国中で同じことが起こっております。そういったところにおいて、通常の診療報酬改定に加えて、やはり公的医療の責任とその意味。普通の医療ではできない高度な医療、また政策医療、最後の砦、こういった役割を果たしているわけでございますので、どうしても構造的に赤字になるということでございますが、やはりこういった最後の砦の医療、命をしっかり守るために公的病院の支援を充実させていただきたいと、先日、小林政調会長にもお願いしていたところ、昨日お会いしたら、私のお話を受けて先般予算委員会でも総理にその話を質問させていただいたんですというお話をいただいたところでございます。加えて、ドクターヘリにつきましても、やはり人材不足の問題。また、整備士やパイロットをはじめとした専門職の人材不足の問題。これから日本は3割の人口が減るわけでありますので、さまざまなスペシャルな技術を持っている方々をどう確保していくか、過疎医療や救急医療を担っているドクターヘリというものがいかに大事であるか、こういったこともご認識いただいた上でドクターヘリを国全体として守っていく。我々は関西広域連合で広域的に協力体制を維持しておりますが、その中でも運休が起きたり、また、来年度の契約につきましてもまだいろいろな不確定要素がございます、こういった点も国と情報共有をさせていただく中で、国と共に医療提供体制の確立に向けて努力して参りたいと思います。3番目は持続的な賃上げ。これに向けた支援、そして高付加価値産業。これは高市政権におきましても成長投資・危機管理投資ということでございます。それに合致するのが、我々が今進めているバッテリーバレイ構想。いわゆる蓄電池、サプライチェーンの一角を占める。そして同時に、バッテリーによる経済安全保障。これは電力料金の引下げにも繋がるものでもあり、そして環境政策にも繋がるものでもあります。ただご承知のとおり、世界的にはEVや電気自動車をはじめとしたバッテリーというのは、まさに世界戦争の様相を帯びております。アメリカやEUにおきましては、電池のサプライチェーンを100%自給自足にするという目標を立てておりますが、我が国もそういった点において、国と民間、そして我が県と一緒にその一角を占めるべく頑張っていきたいので、また各段のご理解、ご支援をいただきたいというお話をして参りました。賃上げにつきましては、おかげさまで直近のデータでは11ヶ月連続実質賃金プラスということで、徳島モデルということで政府の方にも浸透しているようであります。我が県としましても、賃上げに伴う経営側、中小零細企業の皆様方の生産性向上については引き続き支援をしていくという中で、労働省においても、また経済産業省、中小企業庁、また総務省においてもさまざまな賃上げ支援、そして中小企業支援、生産性向上の支援をお願いしたいというお話もして参りました。最後4つ目でありますが、減税を巡る議論が先の参議院選挙でも起こっておりました。物価高騰に対する国民の皆様の暮らし、負担を減らすという中で、さまざまな減税の議論がございます。ガソリンの暫定税率の問題もそうですし、消費税の問題もそうですし、これから国会の方で議論されるんではないかなと思いますが、しかしそれを単純にやると大体の財源がなくなる。例えばガソリンについて言えば、我々においては31億円の財政における欠損が予想されるということでございます。昨日も小林政調会長ともそのお話をさせていただきましたが、地方には迷惑をかけないように頑張りたいと、こんなお話もいただいとところでございますので、これから議論を見守りたいと思います。11月後半に総理官邸で知事会も予定されていますので、その中でもしっかりとお話していきたいと思います。

続きまして4番目でございます。先ほども申し上げましたが、徳島自動車道の死亡事故に対して、昨日11月6日、事故現場となりました土成・脇町間の柿ノ木谷高架橋含む約360m区間におきまして、先ほど申し上げましたが、当面の安全対策としてコンクリート製の区画柵が設置されることが示されました。このことは、4県知事、そしてまた徳島県議会の皆様、関係市町村、あらゆる機会を通じて国の道路局、また実質的に運用されております西日本高速道路株式会社に対して要請を行ってきた成果でありまして、迅速な対応には感謝したいと思いますが、それはあくまで暫定的なものであり、やはり4車線化につきましては引き続きしっかり要望して参りたいと思います。センターブロックの写真はありますか。出ますか。あった方がいいですね。お願いします。また皆様方には資料を提供します。県民の皆様すみません。今後は広報の方でしっかりお願いしたいと思います。次に5番目でございますが、済州特別自治道との友好協力協定締結でございます。昨年来、済州フォーラムに私自身も招かれまして、済州フォーラムというのは国際的に大変有名な、平和と共生というのをテーマにした長い歴史を持つ国際会議ございます。その時以来、済州の地方自治、そして平和、共生、さらには観光政策、そして環境政策、また農業、水産業、教育、さまざまな素晴らしい先進事例がございまして、やはり我々が協定を結ぶ先というのは、我々が学ぶべきことがたくさんあるということが大事であります。単なる共通点だけじゃなくて、お互いが学べるということでございます。共通点としては、人口は約69万人でほぼ一緒。経済規模も約200億ドルぐらいです。一緒でございます。オ・ヨンフン知事は国会議員をやり、知事もやりということで、年齢もほぼ一緒、私の一つ上でございます。そういう意味で、お互いスピード感を持って新次元で取り組まないと、本当に地方も国も大変であるという共通認識を持っておられます。今年の済州フォーラムでも徳島県少年少女合唱団が招かれまして、済州の少年少女合唱団であるジェラジン少年少女合唱団と、済州フォーラム4日目の最後の日のオープニングで「美しい国」という、韓国では大変代表的な有名な歌でありますが、徳島県少年少女合唱団の子どもたちが済州の子どもたちと一緒に韓国語で歌ったというのは多くの人の涙を誘いました。こういったことで友好が深まっている中、MOUも結んでおりましたけれども、姉妹都市という形で今後強力に連携していこうという調印を結びました。また1つ加えると、共通点で言えばみかん。韓国のみかんのほとんどは済州で作っておられます。これも日本のさまざまなみかん産地の技術を導入しておられたということでありますし、済州で有名なハルラ山というのが1950m、我が県の剣山も1955mという、いろんな共通点がございます。自然についても我々が学ぶべき点があるのは、やはり世界の自然遺産の三冠王ですね。我が県も三好市さんが頑張って日本の自然のいろんなタイトルを獲得されておりますけれども、そういうことも含めていろいろ勉強して参りたいと思います。我が県からも官民、経済界挙げて行って参りまして、さまざまな学習をして参りました。私自身も風力発電の方にもお邪魔をさせていただいて、風が強いということもあって、やはりリニューアルエナジー、つまり再生エネルギーに対しての最新的な取組。さらにはEV車、我が県と済州は同じ人口ですが、EV車の普及率が10倍でございます。廃棄率のリサイクル率も道全体で8割を超えるということでございまして、我々まだまだやるべきことがたくさんあるということを思い知らされました。そういう意味でいい刺激をいただいて、地方創生戦国時代というのは国内だけで勝ち残るのではなくて、世界の先進的な自治体を学び、そこと切磋琢磨するということが改めてわかったわけでございますので、報道の皆様も来ていただきたかったですが、みなさんもそういう国際的な視点で県を見ていただくとありがたいなと思います。来る11月12日も再びソウルの方で日韓知事会がございます。日韓国交正常化60周年と、今年はそういう節目でございますので、そこでの知事会議を予定しております。日韓知事会議の際に、我が県としてもそのタイミングを捕まえて徳島県のプロモーションをさせていただく機会があると聞いておりますので、その時にもしっかりと徳島のPR。さらには日韓知事会議でありますから、共通の課題、まさに少子化、そしてまた一極集中。韓国においてもソウルを中心とした一極集中がございます。出生率も0.7ぐらいですね。日本は1.2ですかね。そういう意味で相当な課題先進国というか、深刻な状況だというふうに思います。そういう中でいかに輸出を増やすか、またインバウンドを増やすかということも、やはりそういう国は先進的に挑戦をされております。そういったこともお互い課題として学んでいきたいなと思います。そして昨日も韓神大学大学院の皆様方が我が県の政策を学びにこられまして、そういった方々とも、我々ができていること、できていないこと。やはり外の目を触れること、そして、ほかの国に行く、ほかの県に行くということ、これを今までやってこなかったと思います。私の県政においては、常に客観的に自分たちを見ようじゃないかと。それは全国においても、世界においても同様であって、そこに正面から向き合って素直に学び、そして変革をしていくことで、未来に引き継げる新時代の徳島が作れると思っておりますので、引き続き努力して参りたいと思います。続きまして、タイの経済ミッションでございます。ご承知のとおり、東南アジア5億人マーケットの中心であるタイとはいろんな連携協定、タイ政府工業省の組織にあるDIPROMという産業振興の部局ともMOUを結び、BOIというBoard of Investment、投資委員会ともMOU。MOUというのは覚書でございます。これを結ばせていただいています。そしてまた工業省、いわゆる日本の経済産業省に匹敵する産業振興の部局のジャパンディスクに日本から3県しか行っておりませんが、横浜市、和歌山県、そして徳島県と、今年度からうちの県のスタッフが1人常駐してもらっているわけでございますけども、そういう中でプーケットと私どもはMOUを結んだ。新しくプーケットの知事も変わられたということでございます。タイの場合、バンコク市以外はいわゆるポルティカルアポインティー、つまり官僚が任命されるんですよね、選挙じゃなくて。時間があればそういった方とも改めて交流をしたいと思っておりますが、メインはタイを中心にこれからアジア市場、そして観光地であるタイは世界中からお客様が来られます。徳島の輸出につきましても、ご承知のとおり、過去最高にまで徳島の農林水産物の輸出が伸びておりますので、さらにギアを上げていくべく訪問したいと思っております。もちろん輸出だけでなく、徳島における中小企業さんの技術力、こういったものを先方の技能実習、また我々も貢献していきたいと思っています。先日も日経新聞を読んでおりましたら、いわゆる現場のお仕事をしている方々の給料が高くなるという記事を読んでなるほどと思いました。アメリカの方では、大学4年行っても就職ができないとか、コンピュータを学んでも就職ができないとか、もう全てAIに変わってしまうんですよね。昨日も厚労省の高等局ともいろいろ議論をさせていただきましたが、やはり人口減少社会において普通科、いわゆる文化系というものが、これから大学としても成り立たたなくなるのではないかと。社会においても中々就職ができないのじゃないかと。ただ、やはりエッシェンシャルなんですよね。なくてはならない仕事というのは無くならないということで、技能や技術、私どもはSTEAM教育をしっかりやりましょうと。私が知事になってすぐの頃に教育委員会さんとお話したら、親も子どもも普通科思考なんですって説明されたんですよね。いやいや、そうじゃないと思いますよと。我々、教育委員会さんも含めて、幼稚園や小中学校からSTEAM教育というものを教えてこなかったんじゃないのでしょうかと。こういったことも含めて先般の教育総合会議では四国化工機の植田社長、また、WEB参加ではありましたが、メディアドゥの藤田社長にもお越しいただいた。やはり社会とのズレをどうなくしていくかということが大きなポイントだったと思います、民間の社長様からのご指摘で。こういったことも含めて、今一度、いわゆる者作り、その技術、そして現場で働く方々をしっかり応援していく。やはりそういう方がいないと家も建たないのですよ。道路も作れないのですよ。改めてそういう時代になってるんじゃないかなと思っております。そういったことも含めて海外ともいろんな技術協力、そして先ほど来申し上げたように人が減るわけでありますから、そういった方々に日本に来て活躍いただければいいのかなと思います。カナダは22%が外国の方々であります。ヨーロッパは15%。韓国が3%で日本はまだ2%台。政府としても10%台を目指すという話でありますが、人材確保という点でも、いち早くこういった形で海外と連携を結んでいるというのはそういう意味でございます。その点もご理解いただきたいと思います。続きまして、透明度アップの分野でございます。すなわち、行政改革推進ということでございます。これまでも指定管理者制度の現状維持・前例踏襲、こういったものも見直してきました。そしてまた、総合県民局が屋上屋になってはいないかと、そういった各部局の見直し、こういったことも進めてきたわけであります。これに加えて、今上田政策監にも指示を出していますが、県と国の関係、県と市町村、県と民間、県と外郭団体、これも前例踏襲的に、これって意味あるのという取り決めとか書類とかそういったものがないですかとか、これってDXはちゃんとしていますかという改革も今指示をしているところです。あと多くの士業ですね。社労士さんとか行政書士さんとか税理士さんとか、こういった方々からも数ヶ月前からヒアリングを重ねておりまして、不必要な行政事務がないかとか、トゥーマッチな行政事務がないかとか、こういったことも不断の改革をしているところでございます。加えまして、やはり外郭団体ですね。県庁の組織と外郭団体がいろいろあるわけですよ。例えば、産業振興機構、スポーツ協会、文化振興関係とか、数多ありますよ。社会福祉協議会もそうです。そういったものも全部前例踏襲のままでやってきているんですよね。だから、そこの組織再編を徹底的にしていきたい。農林で言えば、農業の試験場、こういった人員がどうなっているのか。一方で、我が県庁においては残業代、残業がなかなか無くならない。いろんな人を増やして再編しているのだけれど一向に減らない。改めて課長全てに、残業というものはそもそも課長が残業をお願いする立場ですと。今までは事後報告みたいになっていたんですね。私が知事になってからそれはだめだと。ちゃんと管理職という名のとおり、自分が管理をすること。働き方改革というのは言葉だけじゃなくて、管理職である課長や部長にしっかり責任を持っていただくと。それでも人が足りない場合はどうやって人を工面するのかと、こういうことを徹底的にやっていただく。その上でも外郭団体における人員が一体何をしていて、どういうお仕事をしていて、我々の組織と一緒になってもいいのではないかとか、我々の仕事の部分をもうちょっと移管してもいいんじゃないかとか、こういったところも含めて改革の指示をしました。「行政改革推進チーム」を11月10日付で企画総務部内に作ります。チームリーダーには総務部の次長、行政改革担当を新設させていただくということになっています。今までは人事課長はじめ、企画総務部が行革についてやっていたんだけれども、ちゃんとした責任者を創設するということでございます。その中身につきましては、先ほど来申し上げたように、外郭団体含め組織体制、また財務状況の見直しとか、団体の本来の意味というものを一から考えて統廃合含めた検討を既にスタートさせているとこでございます。先ほど来申し上げたとおり、これから人口が3割減る、そして我々5,000億規模の予算でやっていますが、先ほども申し上げました公的病院についても毎年赤字が出ているという中で、魅力度アップで人をどんどん、毎年3,000人が県に移住してくださってますが、そういう関係人口を増やし、バッテリーバレイや新しい産業を増やし、そして定期航路によるインバウンドを増やし、そして冒頭申し上げました子どもたちには、徳島にいてもミッキーやサンリオが見れる。そしてアスティとくしまにおいても、今月はあいみょんが来ますね。そしてまた、スターダストレビュー、東京スカパラ、来年は福山雅治さん、T-BOLAN、たくさん来ます。こういったことを、私どもも中身を充実させるということでやって参りたいと思っておりますが、やはり透明度アップ、行政の効率化といったところで財源をしっかり生み出していきたいと思います。続きまして、「ヘルスケアMaaSの社会実装プロジェクト」でございます。これはヘルスケアということでありますが、国交省の地域交通の部局のDX推進プロジェクトと、こういったものの仕組みを活用させていただきまして、いわゆる本県の利便性の向上、地域交通の向上ということで、今週火曜日4日から、既に本県で、この実証実験がスタートしております。具体的には、県立中央病院に治療のため通院している患者さんの往復の移動手段を自動で確保するということでございます。これは、中央病院の電子カルテシステムとデマンドタクシー配車システムを連携させることによって、今の実証の中でのモニターとなる患者さんの病院の予約時間に合わせて自動的に自宅にタクシーが配車されると。お帰りの際も、検査や診察を受けている間に、電子カルテの情報をもとに、診察が終了する時間に合わせて、自動的にタクシーが病院に迎えに来てくれると。これは効率的で、利用者目線でもあり、病院におけるいろんな意味での効率性が高まるということでございます。病院に来ている方というのは体調が悪くなってくるわけですから、その患者さんの負担とか待ち時間だとか、こういったことも少なくするのは当たり前のことであります。こういったことで、11月から12月の2ヶ月間で約20日間運行の予定となっておりまして、この実証実験を通じて、いわゆる医療での異動手段、また買い物での移動、こういった手段についても利便性を、市町村も含めて一緒になって進化させていきたいと思っております。続きまして、とくしまDX推進HUB「toku-Noix(とくのわ)」のプレオープンでございます。11月4日にプレオープンさせていただきまして、一般利用を開始したところでございます。「とくのわ」というのは、DXの取組を通じた徳島県の地域課題解決や新たな価値創造に向けまして、産・官・学・民の多様な主体が垣根を越えて交流し、共に何かを作り出していくという拠点であります。DXを推進する上では不可欠なDX人材の育成の拠点にもなりますということ。また、コワーキングスペースや、イベントやセミナー会場としての利用も可能でありますので、皆様方に気軽にご利用をいただきたいと思います。「とくのわ」は徳島クレメントプラザの5階にございまして、交通結節点である徳島駅前でございますのでアクセスの利便性もいいと思いますので、県といたしましてはこの「とくのわ」という場所、またそのソフトを最大限に活用しまして、県下全域のDXの取組を強化、推進して参りたいと思います。県民の皆さまにおかれましても、積極的にご活用いただきたいと思います。最後でございますが、超急速EV充電器「ハイパーチャージャー」。これは我が県において、株式会社テクシード様に超急速EV充電器の無料開放を行っていただいていたわけでございますが、改めまして令和8年11月17日まで1年間延長していただくということになりました。同社の充電器は四国初導入となりましたパワーエックス社の「ハイパーチャージャー」という機種でございます。最大出力は150kWと大容量でございまして、一般的なEV車は約30分で約フル充電が可能。特出すべきことは、100%太陽光発電で賄うクリーンエネルギーであるということでございます。蓄電池の併設型でありまして、災害にも強いという特徴がございます。同社からはサステナブルな徳島に向けて、県内のEVの普及拡大、さらには環境政策に役立ててほしいというお申し出をいただいたわけでございますので、我が県におきましてもEVユーザーの皆様方に改めて周知をさせていただく。やはり我が県においても、先ほど申し上げましたが、済州と比べるとEV車が10倍違う、同じ人口で。そういった意味でEVの普及につきましても、県民の皆様に、その体制をしっかり整備していきたいと思っております。私からは以上です。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略局
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukyoku@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議