〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(知事)
定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。私から報告事項が2個ございます。1点は「とくしまスポーツアワード2024」につきまして、先ほどの透明度アップじゃないですけど、そういう中でいろんな形で表彰制度があったんですが、それを一つにしてグレードアップしていこうということで、グラミー賞みたいな感じでスポーツアワードをやると。選手たち、個人、団体だけじゃなくて、いわゆる「コーチズアワード」といって指導者にも目を向けていこう、さまざまなサポーターの方々も含めて表彰するということでございます。おそらくスポーツ課がド派手に面白いイベントにしてくれていると思いますので、こうご期待。昔みたいに表彰状読み上げて、以下同文とか、そういうのやめましょうよと。スポーツなんだから、もっとアグレッシブな感じで楽しいイベントになるように聞いておりますので、こうご期待していただきたいと思います。ゲストとして鳴門市のご出身の弘山晴美さん。陸上競技オリンピックの3大会連続出場をされました「トラックの女王」弘山晴美さんにご講演いただく予定になっております。また、受賞の時のプレゼンターもサプライズでいろんな方を予定しているようでございますので、楽しみにしていただきたいと思います。今年というか去年も含めて年度ですからこの1月までということでございますが、本当に多くの個人・団体がスポーツで感動を与えてくださいましたので、楽しい会になることを期待しております。続きまして、これは毎年やっていまして、第10回目になります。「遍路道ウォーク」というやつでございまして、四国全体で各県知事も参加していただいて、実際に区間を歩くと。去年は私も霊山寺を出発した遍路道ウォークに参加させていただきました。うちの県は今年はどちらスタートでしたっけ。
(県担当者)
徳島市国府の阿波史跡公園から観音寺を知事に歩いていただきます。
(知事)
ということでございます。私が歩くのは阿波史跡公園から第16番札所観音寺までの約2キロを歩きたいと思います。1月31日付け、先月末時点の申込者が、徳島県は1,215人。四国全体と言いますか、全国からも来ておられますからあれですが、8,448人が申込みしていただいているところでございますので、ぜひ皆様方にもご参加いただいて、気持ちの良い汗を流し、また空海さんの思いに寄り添って歩いていただくといいのかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。私からは以上です。ごめんなさい、あともう一ついいですか。大雪につきまして改めて注意喚起をさせていただきたいと思います。現在のところ、主だった人的物的被害はないと報告を受けておりますが、昨日4日から明日6日にかけて、この冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まっていると気象庁からも報告を受けております。我が県でも、昨日から13市町村で大雪注意報が発表されているということでございます。現状としては、山間部の路線バスで、一部運行を見合わせているものの、道路の通行止めはないと聞いております。三好市の中学校2校、小学校2校では休校という対応をされているということでございます。しかしながら、明日6日は昼前にかけて、特に山間部を中心に平地でも大雪となる可能性があると伺っておりますので、特に対象地域の方々、心配される地域の方々は、不要不急の外出はできるだけ控えていただき、また昼間のうちに食料を含めて準備していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。引き続き、市町村はもとより、国、県警、また道路管理者、関係者と連携して、大雪に警戒をして参りたいと思っております。私からは以上です。
(幹事社・時事通信社)
では、幹事社から質問をさせていただきます。すみません、確認をかねてなんですけれども、遍路道ウォークについて、前回知事も参加されたということなんですけれども、今年も参加ということで間違いないですか。
(知事)
はい。今のところは参加予定です。何か急な公務が入ったら、また。一緒に行きますか。ちょっと歩いた方がいいかもしれない、私もそうですけど。
(幹事社・時事通信社)
では会見外の質問に移りたいと思います。私から1点あるんですけれども、農林水産省が4日に農林水産物や食品の輸出額を発表しまして、12年連続で過去最高の1兆5,000億円超えということで、日本食の人気の高まりが輸出の増加要因になっているということなんですけれども、今後国際化元年ということで、人の移動だけではなくて農林水産物とかいろんな徳島の特産品の輸出を進めていかれると思います。それについて今後の展望とか戦略をどのように考えているのかお聞かせください。
(知事)
昨日の報道は、私からすれば輸出がやっと1.5兆円。手前味噌ですけど、実は私は国会議員の時に農林水産物輸出議連を最初に立ち上げた時の初代事務局長でございます。実は、その当時は5兆円という目標を掲げておりました。ですが、そこまでの道のりは遠いなと思っております。当時、松岡農林水産大臣と一緒に中国の北京の日本大使館で、中国の検疫当局の検検総局というところの責任者の方を呼んで、日本の米を持って行ったんですよね。米だけじゃだめだから炊飯器も大事ですよって言ったら、松下電機の当時の副社長の方も一緒に来た。美味しい米だったら魚と海苔もいるって言って、当時僕は大野海苔を持って行った記憶があります。イナダっていう魚も持って行ったんですよ。そこから輸出が始まって、パールライスで燻蒸することになったという、今でも鮮明に覚えています。そういう意味では、食育基本法も私自身が作った議員立法ですから、食育とか輸出というのはすごく思い入れがございます。得てして農林水産行政というのは、税金を使って結構ハードに投資していく。例えば、ウルグアイ・ラウンドの自由化が始まった時に、約6兆円ほどの予算で相当ハード整備したわけですよね。我が県も白い看板で「GATTのウルグアイ・ラウンド対策事業」というのをよく見かけると思います。じゃあ、それによって農林水産業の生産性はどこまで上がったんですかと。農地の集約はどこまでできたんですかと。こういうことを、私は国会議員時代に総合農政派として主張して参りました。しかし、そういうことをちゃんとやった上で輸出とか食育、食の大切さをやることが大事、いわゆるソフトの方、ハードだけじゃなくて。これをずっと主張してきた立場としては、輸出が伸びているということはいいことだと思う。現在知事という立場で改めて、先ほど申し上げましたが、昨日、観光部局と農林水産部局と教育委員会含めて、空き家対策ですから国交関係も含めて会議をやったと申し上げたんですけども、まさにおっしゃったとおりで、観光っていうのは食にも関係してるんですね。なぜなら、日本に来て日本の食が美味しい、日本のトマトが美味しい、徳島のイチゴが美味しい、すだちやゆずがすごい。こうなったら、彼らは母国に帰った時にそれが買いたくなるわけですよね。ですから、そういう売り方、そして我々はそこから輸出が始まるわけですね。ですので、私は昨日申し上げたんですよ。観光部局に対しても、農林水産部局に対しても、なんで連携しないんだと。あなた方はなんで縦割りなんだと。私もこの前、西部の三好市役所とか三好病院へ関係者の方々と現場に行って宿泊をしたわけでございますが、そこは確かに直行便の影響を受けていました。いい意味で、韓国の方がたくさん増えてるとか、仁川や香港経由で欧米の方が増えてるとか。そうであれば、そこで徳島全県下の農林水産物を売っていただく、理解をしていただくことが大事じゃないかなと思っています。海外路線を誘致するためには、さまざまな販売促進、またプロモーションに税金を使わせていただいているわけでありますから、そういう意味では、その恩恵は県民の皆様に広く行き渡るべきだと思っておりますので、農林水産部局、物産、国際化支援機構の皆様ももっと触覚を立てて敏感に戦略と実行をしていただきたい。そして、空港に置いてあるものももっと考えた方がいいよと。出国する際に時間がある。みんなお土産物屋さんで何を売りたいんだ、何を主張したいんだと。僕は半田そうめん大好きだし、半田そうめんの直径問題で、当時直径が太いんで「ひやむぎ」じゃないかって厚労省にイチャモンつけられたんで、私は戦いましたよ。あれは「そうめん」という古来の誇張なんだと。「半田そうめん」じゃなきゃだめなんだ。「半田ひやむぎ」なんてありえない。こうやって戦ったことを覚えています。ただ、英語表示もなく、半田そうめんを国際線ターミナルのお土産物売場に置いていていいんですかと言ったんですよ。どうやって料理するかもわからない。私だったら裏で茹でて、小さいコップにそうめん入れて、めんつゆ入れて、すだちの皮を削って、ちょっと垂らすのも好きだけど、これ食べたらみんな絶対買っていくじゃないかと。なんでそういう貪欲な売り方しないんですかと言った。空港も社長にもっとしっかり空港を管理してくださいと。土産物屋さんもそういう形で相談してくださいと。あの方は観光業界にいたんですから、私はそれを期待してなってもらいました。しっかりやっていただかなければいけません。ですので、そういう意味でも観光というものは農林水産、そしてさっき言ったように子どもたちの国際化、さまざまな面で意味がある、その効果があるということを、今ご質問をいただいたので、併せて県民の皆様にご報告させていただきたいと思います。ありがとうございます。
(幹事社・日経新聞社)
日経から伺います。知事公社の落札について受け止めと言いますか、コメントをいただければ。
(知事)
路線価という一つの指標がありますが、それを遥かに上回る金額で売却できたということは良かったのかなと思っております。県警本部長の社宅等もいろいろ検討されているようでございます。やはり時代が大きく変わったのかなと。行政のトップがそういうところで住むとか、また迎賓館とか、確かにそういったものも国レベルでは必要かもしれません。私もニーダーザクセン州に行った時に、ニーダーザクセンは800万の人口ですからね、我々姉妹都市結んでいる、首相が歓迎会をしていただきましたが、それはそれは立派な州の迎賓館でしたよ。ただ、これからの時代は、そういうのはやはり民間の皆様と協力してやっていくものなのかなと思っております。時代は大きく変わっているということだと思っています。知事公舎というものが毎年200万円ぐらいの経費がかかっている。家賃が5万円というのは県民の皆様に理解されないという思いで政治信条として知事公舎には住まないということと、住まないのであれば不要なので売却するという判断は間違っていなかったと思っております。
(NHK)
NHKです。埼玉県の道路の陥没を受けての緊急点検を今行っているところだと思いますけれども、現時点で何か異常があったなどの結果はございますでしょうか。
(知事)
先般の記者会見で報告したとおり、今の時点では問題があったかどうかについて報告は受けておりませんので、問題がないと理解しております。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。大阪・関西万博の関西パビリオンの視察を行かれたと思いますけれども、現状について準備状況とか、これからさらに県内で機運を醸成していくために必要なことってどういうものだとお考えになりますか。
(知事)
先日、大阪のフィッシングショーというのがあって、日本最大の釣りのイベントでございました。我が県からは「YGK」さんが、一番大きかったんじゃないかな、大きいブースを展開されておりました。私も「釣り具のSHIMANO」さんの島野さんともお会いしたり、「マルキュー」という釣り餌のメーカーの社長、釣り連盟の会長をはじめ、さまざまご挨拶していただいて、我が県でも小ぶりのフィッシングショーと釣り大会をやりたいんだと。「釣~リズム」という、釣りのリズムと書いて「釣~リズム」、釣りの観光をやってるんでぜひ協力してくださいと言ったら、皆さん私の圧に押されて、やりましょうという話をしていただきました。その足で関西パビリオンにも邪魔させていただきました。全体の輪ですかね、あれも着々と進んでいるというか、もうほぼできてるのかな。確か80日切ったんだっけ。まだ80日切ってないですか。入り口にあったね、80何日。あと数ヶ月っていうことなので、外観がだいたいできてるのかなと思いました。関西パビリオンも間に合うんじゃないかなと思いました。その中で我々のブース、あと京都さんとか和歌山さんとかいろいろございました。和歌山がえらいでかいなと思ったんだけど、当時お金をいっぱい出したから場所が広いみたいな話だったんですけど、それはそうだろうなって話をした。我が県も骨格はだいたい出来上がって、あとはもう内装するだけみたいなそんな感じではありましたね。
(幹事社・時事通信社)
時間も迫っているので、大丈夫そうでしょうか。では終わります。どうもありがとうございました。
(知事)
どうもありがとうございました。