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令和6年4月12日 定例記者会見 フルテキスト版

発表事項

(知事)
 まずは今週の活動の中で一つ共有したいのは、いよいよ大阪・関西万博開幕の1年前と。来年の4月13日ということですから、今日それを1年後ですよということで、盛り上げるために万博1年前県庁マルシェを開催させていただきたいと思います。これは県庁の若手の発案であり、アイデアであり、非常にいいことだと思っております。マルシェは各地域からご出展もあり、そしてまた万博キャラクターの「ミャクミャク」と、我々「すだちくん」をはじめとした各市町村のキャラクターで盛り上げていきましょうというイベントを本日6時からさせていただきたいと思います。それともう一つは事務的な連絡でありますが、この4月から、いわゆる最高デジタル統括責任者、チーフデジタルオフィサー、いわゆるCDO、これを設置することにいたしました。その責任者は上田企画総務部長にご就任をいただくということでございまして、職務としては徳島県全域の、もちろん我々行政DXのみならず民間も含めたデジタル技術を活用した施策全般を効率的かつ効果的に推進するということでございます。これは政府にもそういった担当者がございますので、我々も改めて今年度から。「DX」という言葉だけはよく使われるんですけど、実態どうなんだと考えたときに、なかなかまだ進んでいないということでありますので、上田企画(総務)部長はご承知のとおり北九州市において日経さんの行政DX大賞を取られたときにけん引されていた方でございますし、また新たに4月から我々の仲間として、ITの企業の責任者をやっていた方も我々の仲間に加わっているという中でしっかり今後は名実ともに進めていく、結果を出していく、こういうことでございます。先週東京でいろいろ活動させていただいておりまして、まさに役所の方には国土交通省は特に道路局から河川関係、また都市局、住宅局、そして公安局、それぞれ局長にご挨拶に伺いまして、予算の御礼並びに今後もさらに国土強靱化予算を獲得していく、能登半島の地震を目の当たりにした中で今までの国土強靱化をさらに超えた対策をしなければダメですよと。こういうお話もさせていただきながら。加えまして今中期計画を国の方で策定をするとこういう中でありますが、それを確実にお願いしたいと、こういうことでございます。これはもう国の方もどんどんそういう意見を地方から知事さんから市町村から挙げていただくことは非常に財政当局、いわゆる財務省にも非常にいいことだと思うので一緒にやりましょうと、こういうお話をさせていただきました。そして民間の関係で言うと、これ去年のやつなんですけれども、いわゆる県外の阿波おどりっていうのは、これまた皆さんにカラーコピー差し上げますが、これ皆さん見たことありますか。地元紙さんも見たことない。いやそれは本当私も問題だなと思った。我々県庁はもちろんのこと、県外でやっている阿波おどりっていうのは高円寺だとか越谷とかいろいろ歴史とかそういうそれぞれね、越谷の方はもともと徳島出身のポラスさんって会社がずっとやっていただいているっていうのはわかるんですが、高円寺も今は徳島の阿波おどりというよりは高円寺が発祥だと思っている若手が多いぐらいで。高円寺で64回目かな、4年経ったかな、実は中目黒でも58回やっているんですよね。そういうことを私は今までのいろんなお付き合いの中でもともと都議会の議長をやられた鈴木隆道さんという方がそういったお話もいただきながら、じゃあ挨拶に伺いますということで私から挨拶に伺いました。来年59回目をやるということで、ぜひ知事さん来てくださいということで、喜んで伺いますと、こういうお話で。今年は8月3日と4日。実は毎年阿波おどりを1日やって翌日よさこいをやっているということで、こんなお話もまた高知県の方もお伝えくださいというから、早速高知県知事に、また高知県の事務局とこれ一緒にもっともっと盛り上げていきましょうよと。こういうことをちゃんと我々が今まで20年間知っていたら、やっぱりここでどういう形で徳島をPRするとか、どういう物産を発信するとかやっていたはずなんだけど、今までそれがやれてなかったということもよくわかったし。私の場合はもう知事は営業マンだと思っておりますので、呼ばれたらどこにでも行きますので、そういう意味では来年に向けて早速担当部局を決めて、いかにこのお祭りに関与していくか、そしてまた徳島をいかにPRしていくか、こういったこともやっていきたいなと、このように思っています。これを機会に県の商工関係また農林水産関係にはあらゆる言われたら行くとかね、今まで何か頼まれたらやるとかじゃなくて、もう新時代は自分から行かなきゃダメよと、こういうふうに申し上げています。それは東京にしても大阪にしても名古屋にしても大都市には様々な地域で商店街が腐るほどあるわけ。そこをこっち側から戦略的に攻めて行かなきゃいけないんじゃないですかと、こういうお話も担当の方にもさせていただいて。逆に我々が聞かされて「あ、そうだったんだ」っていうぐらい阿波おどりっていうコンテンツは素晴らしいということが今回分かったと同時に、我々が不作為というかそういったこともよく分かった。何もやれてなかったということ。ですから、今後は例えば麻布の十番祭りに阿波おどりをやってもらうとか、武蔵小山の東京でも非常に長い商店街でやってもらうとか、こういう攻めの県政新年度。これは各担当部局にしっかり伝えておりますので、そんなこともやっていきたいなと、このように思いました。またLDHさん、EXILEさんの会社の幹部とも面会もさせていただきまして、いろいろ情報交換結構1時間ぐらい議論ができまして、いろんなやっぱりつながりがたくさんございました。特に地方を盛り上げるという、いろんな地方創生の活動もされているということで。ケンチさんですかね、中心になっていろいろやられているって話もあったり、いわゆる歌だけじゃなくてアニメだとかそういったことにもいろいろ関与されているようでございますので、私どもとしてはもう幅広く。昨日ですかね、JTBさんがイベントツーリズムのイベントをやるっていう発表されていますが、私はもう去年からずっとイベントツーリズムをしっかりやろうと、アドベンチャーツーリズムをやろうと、歴史ツーリズムをやろうと、釣りツーリズムをやろうと、そういったことを今ローンチを立ち上げる指示を去年からしております。それは観光部局でしっかりやっておりますが、引き続き幅広くイベントを開催するという考え方。そしていつも言っているように公平性、公正性、透明性のある税金の使い方をイベントに対してやっていきたいと、このように思っているところでございます。私からは以上です。

質疑

(幹事社・徳島新聞社)
 ありがとうございます。幹事社徳島新聞から質問させていただきます。一番最初に万博1年前ということが出てきましたけれども、万博について徳島にどんどん人を呼び込むというのも一つ徳島の目標だと思うんですけれども、これから1年間加速化していきたいことというか、これからやっていきたいことというのはどういったことですか。

(知事)
 やはり徳島県の知名度というのは、必ずしも今まで高くないのであります。ですので、いくら万博に来てくれた方を周遊観光で私どものところにもということがあっても、なかなか来てくれないと思うので、やはりこの1年は国内外の観光関係者の方に徳島をいかにPRしていく。こういうことだと思います。私も去年から海外、またいろいろ国内における大使館で、先日も行いました飯倉公館の80カ国の大使に集まっていただいた上川大臣と私との共同開催のイベントでも、徳島をまずPRすること、まず知ってもらうということ。それによって徳島に来ていただく。何ならおそらく関空とかそこら辺はオーバーツーリズムで大変なことになると思うので、うちは万博会場から近いですよということで、徳島空港に来ていただいてチャーター便で大阪行っていただくと。こんなことも今PRをさせていただいているところでございます。一昨日も実はバングラデシュの岩間大使と昼、東京の方でお会いをしていました。バングラデシュもまだ途上国ではありますが、徳島県の鳴門の会社なんかは非常に鳴門市長も含めていろんな交流を進めておられるようで、それも県もバックアップしていきたいし。なんといっても人口が1億6千万人おりますから、インドネシア2億8千万。そういったところで岩間大使にもその節には徳島のPRもさせていただいたところでございます。やはり開かれた県政という新たな徳島新時代のダイナミズムの中では、万博というものもそういう徳島を世界に発信する機会にしていきたいし、そのためにこの1年、今申し上げたようなPR活動を絶えまぬ活動をしていきたいと思います。

(幹事社・毎日新聞社)
 毎日新聞です。先ほど説明あった最高デジタル統括責任者、お仕事としてはどういうことをされているのか。

(知事)
 先ほども申し上げたとおりでありますが、いわゆるDXを総合的に司令塔という立場で実行実現していくということ。県庁の内部の行政DXのみならず、行政手続きをされる民間企業の方との間だとか、県民の皆様との間だとか、まだいっぱい我々も外郭団体とか抱えておりますから、そういったところだとか。例えば県立中央病院とか、いろいろ医療DXも含めて全て今の現状を把握しやれることをやっていく。こういう責任体制を整えたということです。今まではやらなきゃいけないなと思いつつも、なかなかできていなかったり、バラバラだったり。例えばタブレットの問題だとそうですね。あれも教育委員会が主体的にやる責任と権限はあるわけですけれども、そういったものも途中で我々が去年うちのスマート県庁だとか、前の部局の名前でありますが、見ていたわけでありますが、もうそれも統括的に全て見る。もしくは我々の権限が及ばないところには、アドバイスをする機能を含めてということです。

(幹事社・毎日新聞社)
 今先ほど中央病院とか、あるいはタブレットの話が出ましたけど、そうすると知事部局に限らず、さらに権限ないところもアドバイスみたいな形で知恵や知見を渡していかれるという、そういう理解でよろしいですか。

(知事)
 どこの組織も最近CDOというのがあるんですね。チーフデジタルオフィサーという名前でね。これは日本語で言うと最高デジタル統括責任者でございますので、文字どおり統括する責任ある立場ということです。

(NHK)
 NHKです。タブレットのことで伺います。タブレット端末で、四電工からは製品の不良であるとか保管状況が影響したという話があり、これに対して教育委員会の委員からもこの見解に納得できないというふうな意見が出ています。県として何か今後対応として考えられていることはございますでしょうか。

(知事)
 先日も私の意見を述べたところであります。そして改めて、教育委員会の意見が昨日まとまったということは承知しております。そういう中で、そういった当事者同士の今後を見守っていきたいと、このように思います。県民からすれば、また私ども予算を県議会さんと一緒に承認して出させていただいている立場からすれば、もう白黒はっきりつけていただきたいと。これは司法という立場も含めて、その方が早いんじゃないでしょうか。いわゆるお互い専門性がない中でやっていくのであれば、時間がかかるだけでありますので、さっさと司法に委ねると。また、いわゆる監督官庁である消費者庁、また経済産業省に委ねるということが早いんではないでしょうかと私は思います。もちろん先ほどのCDOを中心にいろんなアドバイスはさせていただきたいと。私の考え方も含めて歩調は合わせていければと思っています。

(四国放送)
 今、内藤市長が最後の記者会見を徳島市役所でやっているんですけれども、内藤市長は今度新しい市長に変わるわけですけれども、内藤市長の4年間について知事は今どのように思われているか教えてもらえますか。

(知事)
 4年間ですか。私自身が1年知事という立場、そしてまた国会議員という立場でおりましたが、それは私というよりは、徳島市長さんですから、市民がどう判断するかということだと思いますので、私の立場からは差し控えさせていただきたいと思います。ただ、1期4年間。新しい市長さんになられた方の政策が市民に理解をされた、受け入れられたということにおいて言えば、その結果を見て押して知るべしではないでしょうか。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。いろいろお話聞いていると一生懸命やっていらっしゃるし、営業マンだって一生懸命やっていらっしゃるのも見えるんですけども、今週発表があった職員の処分3人ぐらいあったんですけども、ちょっとびっくりしちゃったのは上司の判子も全部自分で買っておいてパッパッパッと押して決裁していたっていう、テクノスクールの。こういうのがちょっと隠れてパッと発表されちゃったんで、隠れてっていうのは、ほかのものに混じってっていうことだったので、びっくりしたんですけども。こういうのってどう思いますかっていうのもちょっと失礼な言い方なんですけど、どうなっちゃっているのかなって思ったんですけども、ちょっと改めて一生懸命やってらっしゃるためにお聞きしたいなと思っています。

(知事)
 そうですね、私もその報告は受けていますし、どうしてそうなったかということも含めて、もちろんそういうことをやった本人に対しては、これは透明性、公平性、公正性をもって、そしてまた公務員倫理に照らし合わせて粛々と処分をするということだと思います。あわせて我々がいわゆるガバナンスをする立場、また県の幹部ともしなくてはいけないのは、どうしてそういうことをしなければいけなくなったのかというその働き方の問題。スピードを重視するあまり、そういったことをしてしまったというような意見も聞いておりますが、そこの考え方ですよね。今新年度の体制で幹部には言っているんですが、適時性と完全性っていう。これは自衛隊の出身の、今私どもの危機管理監になっていただいている岩原さんから教えていただいたんですが、私もその観念的にはわかっていて、そういう言葉で言うんだなって思ったんですが、例えば早く形はどうでもいいからすぐに報告してくれっていう事項って皆さんもあるじゃないですか。報連相っていう言葉。それを完全に報告しようとするあまりスピード感がなくて、対応が遅れてしまって、結構やっぱりどの組織でもあると思うんだけれども、そこの区別というか分別というかね。それができる体制にしようじゃないかと、こういうことを庁議でも申し上げております。こういう場面を通じてまた改めて課長にも知事(戦略)公室からしっかり話を締めていただかなきゃいけないなと、このようには思っております。あとやっぱり人員の問題ですよね。働き方改革ということであれば。もちろん大前提は本人の問題はあるんですよ。ただ我々としては、組織としてどうしてそういうことが起こってしまったのかということも併せて考えなければいけない立場だと思いますので、残業代が多いとか、そうやってやはり仕事を早く済ませるために、我々からするとちょっと考えづらいようなことまで起きてしまうということですから。いろいろいわゆる個人個人のモラルを、改めて公務員であるということを、一部の奉仕者ではなく全体の奉仕者であるという基本原則に一度立ち返って、そしてまたなぜそういうことが起きてしまったという組織論から、常にこれは不断にやっていきたいと思います。

(読売新聞社)
 読売新聞です。国民スポーツ大会について全国知事会会長の村井知事が廃止もあるんじゃないかという発言をして、いろんな知事がそれぞれについてお話していますけれども、後藤田知事は何かお考えはありますか。

(知事)
 そうですね、これも、国体だけの話ではなくて、日本のいろんなさまざまな行事っていうのは、やることがやって終わってよかったね、達成感っていうのかな、それで終わってしまっているとこあるのかなっていうところがあって、だからそこはもうちょっとやめるっていうことじゃなくて僕はバージョンアップしていくべきだと思うんですよね。もう一つ国体っていうものの良さは、例えばマイナースポーツの人たちにもしっかり光が当てられるってことは、私はいいことだと思うんですよね。つまり国体以外でも成り立ってしまう甲子園というコンテンツだとか、高校サッカーとか、春高バレーとか、ああいうメジャースポーツはそういう大会がなくても光が当たる。ただそうじゃないところを当てるっていうことも大事かなと。ただそれは国体という形じゃなくて、違う形でももっと努力したらできるんじゃないかなと思いますし、この国体をやることによってスポーツをやる人たちがどれだけ増えているのか、プロフィットというか成果についてもなかなかあまり検証してこなかったのかなと思います。私は今教育委員会さんともスポーツ部局とも言っているのは、運動が嫌いとかスポーツが嫌いとかなるべくなくしていこうと。もっと子どもの頃から楽しさを教えるとか、走り方を教えるとか、自分はもう遅いんだと決めつけちゃっているけど、走り方一つで1秒2秒で全然違ってきてそれが子どもの自信になっていくという。ですから、国体をやることが目的じゃなくてやはり健全な体、そしてスポーツを好きになるっていうことが目的なんだから、やり方っていうのは今後さまざまあって。私はいわゆる47都道府県の1つの県として、今後いろんな意味で、スポーツの大切さとかスポーツの研究。これはスポーツコミッションというところで方針を出させていただいていますよね。スポーツの安全、スポーツの競技力向上、そしてスポーツの健康、そしてスポーツイベント、こういう柱で今やらせていただいているところなので、みんなで県を代表してっていう大会がなくなるかどうかっていうのは、これは皆さん総意で決めていただければいいと思います。大事なことは中身だと思いますし。加えて言うならば、私はいろいろな大学の人たちに話しするんだけど、徳島の。「タイトル9」っていう話をするとみんな知らないんですよね。それも僕はびっくりしていて。皆さんもぜひ、「タイトル9」っていうのは1970年代に、学生の男女を機会均等という、いわゆる教える科目もそうですし、スポーツも例えば大学で女性男性が6割7割、7割3割でも、同じ比率でちゃんと部活動を用意する。機会を公平に与える。今までの日本とか世界はスポーツは男性、女性は文化活動みたいな。それがどんどん変わってきて、それは1970年にキング夫人っていったテニスプレーヤーがいて、当時もそうだったんだけれども、プロテニスプレーヤーでも優勝賞金が男女とすごい格差がある。これはおかしいではないかこういったところから始まって。ちょっと前でも、例えばワールドカップのサッカーでも男子サッカーは賞金がすごくて、ロッカールームもきれいなのに、なんで女子はこうなのっていうのが世界的に話題になりましたよね。ですから、僕も国会議員時代、日米の女子のスポーツのデータを見ると、中学校ぐらいまでは大体同じ比率なのに、高校大学になると圧倒的にアメリカが多くて、日本の場合は増えないとかね。これなんでなんだろうなとか。そういったことも含めて私は国体っていうものを通じてなんで今までそういう今言った目的を達成できてなかったのかっていうのを検証したいと。やるだけやっているだけだったんじゃないですかってとこは私も若干ありますよね。大切なのは、今言ったような、国体を通じて男女のジェンダーバランスを整えるとか、子どもの健康を整えるというのは目的だったんじゃないでしょうかということ。本来の目的を達成するために私は私として、県として、今後例えば子どものスポーツのデータを小さい頃から取るようにということも、今スポーツコミッションで方針を決めて、教育委員会とも共有してこれからやっていくつもりでございます。

(NHK)
 すみません。NHKです。少々細かい点になるんですけれども、最高デジタルオフィサーを設置したのはこれは4月1日からになるんでしょうか。いつからになるんでしょうか。

(知事)
 4月1日の施行ですね。もともと要綱というものを新たに作ったんですね。また後で細かく聞いていただいたらわかるんですけど、最高デジタル統括責任者設置要綱というのを、1条2条3条4条まで作っていますのでその要綱の施行日が4月1日と、こういうことでございますので、改めてそういうものが整ったとご報告させていただきたい。

(毎日新聞社)
 為替の件なんですけど、円安がかなり進んでいて30何年ぶりの水準になる。もちろんマーケットになることですから、どこまで動くかわからないんですけど、円安というのはメリットデメリットがあって、一つはインバウンドなんかは非常に呼び込む武器になると。徳島の場合スターラックス航空が確か来週までなので、ちょっと非常に残念だなっていう気もあるんですけど。

(知事)
 来週何。

(毎日新聞社)
 スターラックスのチャーターが来週の確か水曜日ぐらいまでなので、もうちょっと続いていたら結構メリットをインバウンドのお客さんに楽しんでもらえるのかなと思う反面、デメリットとしては特に輸出企業とかだいぶ大変な状況になるかなという。

(知事)
 逆でしょ。

(毎日新聞社)
 輸入か。コロナの時期もコロナがあったりウクライナがあったり、さらにその時に円安が進んでいたということで、結構いわゆる経済のテコ入れ策というのをされたと思うんですけど、もちろん為替がこのまま固定化するのかどっちに触れるかにもよるんですけど、その辺の企業の支援というのはまた、まだ具体的に出されるところまでいかないと思うんですけど、腹案としてはお持ちということでしょうか。この水準が固定化するさらに進むということになれば。

(知事)
 そうですね。ですから、私どもは去年から生産性向上に資するものについては、補助制度も用意させていただいておりますし、国としてもDXだとか、IT投資だとか、再構築補助金とか、いろんな制度を整えてそれをうちの県も活用、色んな企業がさせていただいておりますので、その点については適時適切に、必要があればやっていきたいと、このように思っております。ただ為替というのは裏腹ですから、今おっしゃったように輸出にはいいけど輸入にはしんどいとか、インバウンドにはいいけれどもアウトバウンドにはなかなか厳しいというのは、いつの時代もお互いにそれはそういうことだと思います。そこでどれだけ対策できるかが勝負だと思います。先日もタイのプーケットの知事とお会いしていたときに、プーケット県というのは40万人の人口なんですけど観光客が1500万人来られるそうでございます。コロナのときは本当に最悪だった地方ですよね。いわゆる観光産業がメインだったので。そこでやはり努力をしてロシア、カザフスタン、中央アジアの方とかにどんどん営業に行って。今やプーケットの観光客の1位がロシア、3位がカザフスタン。僕もびっくりしましたよね。ですから、今そういったときこそ強靭化する、生産性を向上する、そしてまたその努力に対しては私どもも支援をしていくと、こういうことだと思います。私も今回労働問題でいうと、政労使の会に出席をさせていただいて。最低賃金ですよね。これもやはり限りなく高くしていくべきだということを新年早々経済団体の方々には口を酸っぱくして申し上げております。まず何よりも、人がいなければ経営が成り立ちませんから。物を売れません。物を作れません。だからそこも舐めてかかると、気づいた時には人がいないということになりますよと。ですから、そういった賃上げも含めた、また企業の合併の支援だとか、それによる生産性向上だとか。こういったことは例えば従業員さんが2人、3人いて、社長さん奥さんがいてっていう会社5人がいたらね、それが10社あるんであれば、やはりみんなでまた今後もちろんここの企業のを尊重しながらですけれども、やっぱり一緒に協力して大企業と戦っていかなければ、なかなかやはり下請けは叩かれてしまう。そういったところも、一緒になるとか、そういったところには私ども支援していくとか。一言で言えば、効率性、生産性を上げようとする企業には支援は今後ともしていきたいと、このように思います。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。先日、四国8の字ネットワーク、阿南安芸自動車道の美波と牟岐間で事業化に向けた調査が始められそうだということで、コメントを出されていたと思います。四国の中で見ると、どうしても徳島だけ事業を着手できていない区間が残っているという状況になってしまったんですかね。

(知事)
 なってしまったというか、今まで皆さんがどういう形で、今までの20年の行政と、立ち向かってきたのかは私はよくわかりませんが。私になって今四国の西部の4車線化も4.8キロ決まりましたし、そしてまた調査ができていないところも全て調査区間にも格上げをいたしましたので、非常に前に進んでいるんですが、いつも後ろ向きの記事を書かれる新聞社さんがあるようでありますが、それを言っていても始まりませんからね。今我々が、県の職員が、本当に水面下で努力していることをぜひ一回取材していただければありがたいなと、このように思っております。今現に、この1年もそういった努力を日々現場の県庁の職員も頑張っておりますよ。それは表面的な過去の話を取り上げられるのは非常に心外だし、それは努力は私どもしておりますので、それは県の職員の名誉にかけて私からはそう申し上げたい。

(徳島新聞社)
 これを待つ、どうしても県民の方がスピードというのが欲しいというのがあるんですけども。

(知事)
 環状線のお話はご存知ですか。南環状線がどうなっているのか。そういういい話、前に進んだ話を皆さんもう記事にされていますよ。私も拝見しました。だからそういうことなんだと思うんですよね。みんなでやっぱり国の方も県が一緒にまとまって前に進んでいるかとか。あと土地の収用だってこれは非常に時間がかかるんですよね。県南部にしても今軟弱地盤の問題、これは物理的構造的になかなか前に進めないとか。例えばトンネル掘るにしてもこれは土地の問題がないように見えますが、いわゆる土砂崩れの危険性があるから物理的に時間がかかるとか。これねさまざまあるんですよね。だからそういうのをぜひもっと勉強していただいて記事にしていただきたい。いわゆる外形的な話ではなくてね。そこはぜひお願いしたいと思います。

(四国放送)
 四国放送です。担当の方来られているのでお聞きしますけども、紅麹のことでさらに何かありましたでしょうか。

(知事)
 これは重要なご指摘だと思っています。前回は4例についてご報告をさせていただきましたが、新たに今現在2例増えました。いずれも男性60代、50代のお二方。そして主なお訴えは倦怠感ということでございます。

(徳島新聞社)
 今の紅麹の関係で何日までに報告があったと。

(知事)
 これわかりますか。

(県担当者)
 4月11日までに新たに2名、合計6名。

(朝日新聞社)
 それは当然、厚労省とかカウントされているんですよね。人数として全国のうちの徳島というか。

(知事)
 記者会見のタイミングが全てでありませんのでタイムリーに我々は仕事をしております。

(幹事社・徳島新聞社)
 ほかに、大丈夫ですかね。ありがとうございました。

(知事)
 どうも、ありがとうございました。

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