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令和6年3月15日 定例記者会見 フルテキスト版

発表事項

(知事)
 じゃあ、定例記者会見に移りたいとおもいます。まず、新年度を迎えるに当たり、新たなキャッチフレーズをこの度、発表させていただきたいと思います。ご覧のとおり、キャッチについては「新時代へ躍り出そう」と。まさにこれから新時代に向けて新次元の挑戦をしていこうと、こういう、まずコンセプトで。それに公募させていただいた結果、「新時代へ躍り出そう」という、こういったものを。県庁の若手職員さん含め、いろんな方にも意見を聞きながら、このキャッチフレーズに決定をさせていただきました。そしてまた、ロゴマークにつきましてでございますが、これは私どもの、徳島の自然、いわゆる鳴門の渦潮、海、川、そして同時に産業においてもブルーテクノロジー、そして藍染め。そういう意味で、このブルーを基調とした色。そして渦潮のようなこの躍動感という中で、いろんな人を巻き込んでいこう。徳島県民全体、そして全国、世界を私ども徳島に、渦潮のように巻き込んでいくという、まずこういうイメージでございます。そして、これは八十八か所を横にしたようにも見えます。ご承知のとおり、私ども徳島は霊山寺、八十八か所の起点でもございます。そして、それは私どものアイデンティティであり、また歴史、文化の象徴でもございますので、その意味合いも含んでおります。そして同時に、私どもはサステナブルな徳島ということで、SDGsのNo.12、「つくる責任、つかう責任」、これを大きく打ち出している、そして消費者庁の分室があると、こういったことでございまして。実はSDGs、No.12の、いわゆるロゴマークが非常にこれに近いということでございますので、そういったさまざまな意味合いを込めております。サブタイトルとしては「Sustainable藍(AI)Land」ということで、持続可能な、そしてまた、いわゆるSDGs最先端県を目指す中で、そして私どもの、これもアイデンティティである藍。そして私どもは四国という島、徳島という島、アイランドにもかけさせていただいてまして、そして、あえて「藍」という字、漢字の上に「AI」を乗せたのも、これもまるごと高専をはじめとした最先端情報産業、スタートアップ、こういったものも目指していくぞと、こういう意気込みもここに入れさせていただいていると、こういうことでございます。
 新しい年度から、職員の皆様方の名刺や、また封筒、名札、そしてまた徳島県のいろんな工芸品、グッズ、こういったところにも活用して参りたいなと、このように思っております。キャッチフレーズについては以上であります。
 次に、これは側道の開通ということでございますので、開通式等々はやりませんけれども、この度、南部自動車道の側道といたしまして臨港道路沖洲線、全長2.2キロのうち、沖洲のインターチェンジからの南側、まだ未供用だった820メートルがこの度、完成をいたしました。3月19日の14時に開通する見通しでございます。この全線開通によりまして、広域的、効果的な物流の確保。そしてまた緊急輸送道路ネットワーク、これにつきましても強靭化ができると。そしてまた慢性的な混雑の緩和、こういったものにも資するものと思われます。マリンピア沖洲をはじめとする周辺地域の活性化に大いに寄与すると期待をしております。また、マリンピア沖洲産業団地の協議会をはじめ、地元関係者の皆様方には多大なるご協力をいただきましたことに感謝を申し上げますとともに、開通につきましては今日、こういう形での記者発表と同時にホームページ、SNS等で周知を図らせていただきたいと、このように思っています。
 そして一昨日ですかね、上川陽子外務大臣と徳島県知事共催の徳島レセプション、これを開催させていただきました。最終的な参加人数は約230名。駐日外交団、いわゆる大使館関係者は約80か国の参加。そしてまた駐日の商工会議所の方々にも参加をいただいて、非常に盛大に開催をすることができました。そしてまた地元の、海外との関係が深い企業さん、また農業、林業、水産業、さまざまな方にもご参加をいただいて、大変好評を博したところでございます。その後、大臣からも、もう電話もいただいたり、そして新たに「こういった国の人をつないだらどうですか」とか、こういったお話も早速大臣からもいただいて、まさに新時代、開かれた徳島、徳島を世界へという一つの大きなイベントになったと、このように思っております。あと来週、今日、このあと私も奈良県のマリオットに行って、これも去年から奈良マリオットの総料理長さんから、これは本出さんという全国県人会長、今の奈良県人会長のお話でマリオットさんとつないでいただいて、そして最近も、料理長さんをはじめたくさんの関係者が徳島にお越しいただき、そして食材を自ら見ていただいて、そしてそれを使ったレセプション、食事会がマリオットで本日開催されるということでございますので、私自身、お礼を申し上げに参加をさせていただきたいと、このように思っています。翌朝はまた北海道に伊丹から旅立ちまして、今度は北海道フェアというものを官民挙げて一緒にやっております、そのフェアにもご協力いただいた北海道の市場、民間関係者、またスーパーにお礼かたがた、さらにPRをしていきたいと思います。来週(3月)19日は消費者国際フォーラム、去年、開催しました関係もあって、タイの大学で先般、中心的役割をした教授をはじめ、世界中からまた国際会議を、大学でやる予定になっていまして、かねてから基調講演をしてくれと、こういうご依頼があって、日程の調整がついたものですから、タイの方で、英語でスピーチをさせていただきに参りたいと、このように思っております。以上です。

質疑

(幹事社・時事通信社)
 では、会見項目につきまして各社、質問をお願いいたします。

(知事)
 かっこよくないですか、これ。

(四国放送)
 新時代へ躍りだそう。

(知事)
 マーク。自画自賛。

(四国放送)
 いや、 あとでやってもらおうと思ってたんですけど、発表の仕方がちょっと静かだったので、元気よく言っていただいたらテレビ的に使いやすい。

(知事)
 じゃあ、じゃあ。このマークの看板、ないですか。

(県担当者)
 すみません。

(知事)
 そうか。

(四国放送)
 それだけないんですか。

(知事)
 今日、まだ、ちょっと。それはまた別途。別途やらせてください、また。「躍り出す」みたいな。

(朝日新聞社)
 これは新年度からですよね。

(知事)
 もちろん。だって新年度じゃないと意味ないですから、名刺も。だって、組織も名刺も変わりますから、いちいちまた作り直すと。

(四国放送)
 キャッチフレーズをちょっと力強くおっしゃっていただいたら。

(知事)
 ですよね。すみません、また今度、お願いします。

(朝日新聞社)
 これは毎年作るんじゃないでしょう。

(知事)
 いやいや、もちろん私の、もう任期中、任期があればその間は使いたいと思っています。深いでしょう、このマークは。自画自賛。

(朝日新聞社)
 四国に見えます、じゃあ、ないんですね。

(知事)
 いや、四国とかそういうのではなくて、ここに書いてあるように。

(朝日新聞社)
 形が四国に。

(知事)
 これね、「88」って、お遍路さんということの意味合いもあるけど、これ、横にして海外の人は凄く反応するんですけどね。インフィニティ、無限大の形じゃないですか。しかもダブルインフィニティっていうと「すげえ」っていう、こういう発想。渦潮の渦、そしてSDGsの12に、これはもう何かのご縁でね、「ああ、一緒や」ということで。自画自賛しちゃってすみません。あとブルーテクノロジー、藍、海、こういったものを。

(朝日新聞社)
 ちなみに2,968の中の、同じようなのもあったと思うんですけど、そこから選んだということですね。

(知事)
 フレーズは、ですね。キャッチフレーズを何個かまたノミネートして、その中で、これを使うのは県庁の人たちがメインでありますから、若い人たちですから。要は私が言ったのは「徳島のアイデンティティと徳島の目指す道、この歴史と未来を両方考えたうえで選んでくださいね」って申し上げまして。「新時代へ」っていうのはまさに未来ですよね。「躍り出そう」というのは我々、400年続く阿波おどりのイメージですよね。ですから、まさに歴史と未来を掛け合わせた言葉になったのかなというとこで、若手職員の皆様のセンスに、非常に脱帽しております。そして、マークについては玉岡広報幹がいろいろ頑張って、皆でいろいろ試行錯誤しながら作りました。

(幹事社・時事通信社)
 ちなみに1点確認なんですけど、いわゆるキャッチフレーズを先に決めたあとにロゴのデザインをされたということですか。ロゴありきのキャッチフレーズなんですか。

(知事)
 いやいや、もう同時並行ですね。やっぱり言葉だけじゃインパクトがないですからね。やっぱり何かのマーク。ちょっと欲張りなんで、私。もういろんな、もっといっぱいあったんですけどギュギュギュギュギュっと、これでも、広報幹に怒られながらやらせていただいたということでございます。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。新しいキャッチフレーズを最初、公募始めたころはもう少し早く発表するような予定だったんじゃないかと思うんですけども。

(知事)
 いや、そんなことは誰も言ってません。やっぱりいいものを作るためには、やはり推敲するということが大事ですから、これはやっぱりお金をかけて、そしていろんなものに印刷するわけですから。やっぱり一番いいものを妥協せずに作ろうという。そしてまた、年度替わりに間に合ったというのがよかったなと思います。

(幹事社・時事通信社)
 では、会見外の項目に移りたいと思います。まず幹事社から何点か質問させていただきます。まず1点目が「マチ★アソビ」についてなのですが、(3月)11日に議会が閉会しまして、「にぎわい創出 JUMP UP事業」が可決されました。それが可決されたことによって、春開催に向けた話し合いや、そういった調整といったところが本格化していくと思うのですが、現在、進んでいるところや、これから県としてはどうしていくかといった方針などありましたら是非お聞かせください。

(知事)
 これはもう方針は、もう皆さんご承知のとおり、この前の議会にお通しいただいた内容のとおりでございます。まさににぎわい創出JUMP UP事業というものを来年度当初予算に9,000万円を計上して、そしてそれを議会にお認めいただいたということでございまして。やはりこれは皆さん、県の記者さんだからお分かりのとおり、県の役割、基本原則は広域、そして総合調整、そして市町村の補完、これが本来の基本原則というのは、もう皆さん、その筋で皆さんもいろいろ聞いていただいていると思いますが、それを踏まえたうえで、あらゆる地域で、そしてまた眠っているものも磨き直していただきたいし、今までやったけど残念ながらやめてしまったものも復活させるとか。それも、やはりバランスよくいろんな形で広域的に支援をしていきたいと。そして、あとイベントというのは、やはり官民一緒にやっていく。最初のスタートアップは官が、行政がある程度、支援するというのは分かるのでありますが、やはり持続可能なイベントというのは全国、世界を見ても、やはり民間やファン、そういった人たちが作っていくという、こういうものだと私は基本的な考え方を持っています。また、マチ★アソビについても、私は非常に評価をしておりますし、素晴らしいコンテンツだと思っています。先般、協議会ですかね。そこでも非常に前向きな議論をしていただいたと思いますし、今後の方針についても合意がなされ、そしてまた、これからさらにその内容を深めていくと、こういう話になったと聞いておりますので、今月中ですか、(にぎわい創出)JUMP UP事業については、今月中に事業内容を公表して新年度早々の募集開始を目指すということで、これは全体のやつでございますが。マチ★アソビにつきましても、やりたいと思う方、そして民間の力、そしてまた行政の力ももちろん、我々は惜しみませんし、いいものができれば積極的に、公平性、透明性を持って支援をしていきたいと思っております。

(幹事社・時事通信社)
 あともう1点なのですが、アニメまつり実行委員会の負担金交付要綱の中で、経費及び負担金の額は知事が定めると。実行委員会が負担金を知事に対して請求するというような条項がありまして、基本的には知事が、今回の事業、事業といいますか、マチ★アソビの負担金額を確定する権利というか、裁量をお持ちだと思うんです。今回、マチ★アソビのいろいろな見直しというところで、たくさんの議論があったと思うんですけれども、前回から比べてどれぐらいの、その負担割合を県がするというふうに、今回の春のマチ★アソビで考えられているのかなというところ、凄く気になっていて。具体的な金額はこれから詰めていくと思うんですけれども、例えば何割とか、そういったある程度の、そういった大まかな部分が決まっていれば、是非教えていただきたいです。

(知事)
 先ほども申し上げましたが、やはりイベント、そしてまたその実行委員会というのはあくまで実行委員会のメンバーの総意でお決めいただくものだと思っております。私どもは、先ほども申し上げましたように、マチ★アソビさんも含めて、来年度予算に9,000万円もの税金を計上させていただいております。そういう中で、その実行委員会さんがいわゆるイベントをやるということ。じゃあ、それに対するコストも含めて「ここまでは自分たちで、民間でお金を集められます」、「スポンサーを集められます」、だから、県に対して、行政に対して「これだけ一緒にやってください」みたいな話をいただくのをお待ちしていると、こういう考え方でございます。やはりいろんなイベント、もうご承知のとおり阿波おどりも、いわゆる県の大きな夏のイベントを見ても、徳島市さんが実行委員会さんをされ、県からは約1,000万円支援をさせていただいている。実行委員会さんは桟敷席を作って、自分たちで入場料を取って、そしてまたスポンサーを集めたり、そういう、やっぱり努力をされておられたり。またスポーツイベント、プロレスなんか見てても、この前もお邪魔しましたが、本当に皆、一生懸命Tシャツを売りながら、そしてスポンサーを集めながら、そして自分たちである程度のところまでやるとか。また、にし阿波花火に至っては県からは一銭も支援をしておりません。そういった、いろんなイベントが各地でなされている中で、やはり主催というか、主体的にやられる方とそういったことも含めて協議を、丁寧にしながら、負担については担当部局と一緒に考えていきたいと、このように思っています。先日も長谷川岳さんという、よさこいソーランを創業したあの人、今、参議院の地方創生委員長をやられていますが、学生時代、高知に行って感銘を受けて、そして北海道のソーラン節と一緒にということで、もう36、7年を数えるのかな。6月の5日間ぐらいやるんですが、その5日間で約200万人来るんですね。聞いたら、札幌市が200万円ぐらいしかお金を出してないとか、やっぱり参加料を取りながら自立的に運営をされているという、こんなお話も聞かせていただいたわけでございます。ですから、やはり長く続くイベントっていうのは、やっぱり本来そういうものなんだろうなと思いながらも、マチ★アソビも14年続いてきて、県からは約10億円のお金を、ハード、ソフト含めて使っていると聞いております。やはり、そういったものを県民の税金というものも踏まえて、それをまた広域的な、また公平性を持って、官民で新たなステージを築いていくというのは新時代にふさわしいと、私は思っておりますし。繰り返しますが、マチ★アソビというコンテンツ自体はすばらしいものだと、こう思っていますので、できる限りの努力をしたいし、繰り返しますが、9,000万円ものJUMP UP予算を計上しておりますので、主催をする、マチ★アソビのみならず、全県下でいろんなイベントをされる方は、自助努力も含めて、私ども、県民の貴重な税金でありますから、公助の判断をさせていただきたいと、このように思っております。

(幹事社・朝日新聞社)
 幹事社、朝日新聞です。ちょっと話は変わるんですけど、内藤市長が撤退というか、再選不出馬、市長選不出馬を表明された件について、知事さんの立場で、何もないと言えばないんでしょうけども、どのようにお考えですか。どのように見ましたか。どのように驚きましたか、でもいいです。

(知事)
 これはもう、政治家の出処進退というのはご本人がお決めになることでありますし、市長並びに市の将来をお決めになるのは市民の皆様のご判断でございますので、私から何かコメントする立場にはありません。

(共同通信社)
 共同通信です。今月の26日に芸備線の存廃を議論する再構築協議会が開かれます。徳島県でも牟岐線の阿南、海部間で利用が低迷していると思うんですけれども、それに関連してちょっと質問があります。まずJR四国から県に協議の場の設置について打診がきているかどうか。それと、県としてこのような議論に参加する意向はあるのか。参加するとすればどのような条件が必要かについて教えていただきたいです。

(知事)
 まず民間企業の方や、これは四国4県、これは一緒になってやっていくものでありますので、これは相手があるものでございますので、この場でコメントは差し控えたいと、このように思っております。いずれにしろ、牟岐線の今後のことも含めて、JR四国さんの在り方については、4県で一致しているのは、いわゆる経営内容というものを開示していただく。そしてそれを4県で共有していく。その流れの中で、これは民間企業とは言っても国が相当な補助金を出しておりますので、国とも連携をしながらやっていくと。我が県の役割としてはもちろん、いわゆる廃止による交通弱者を生み出すことは、これはもちろん避けるべく動かなければいけませんが、同時に、やはりJR四国さんの経営改善にも県として協力していく。すなわち、私どもが先般お示した徳島駅のまちづくり構想、こういったものによって駅周辺の開発、そしてJR四国の利用拡大、そして、いわゆる在来線以外の鉄道外収入の増加、こういったものに協力をさせていただきながら、在来線維持にも寄与する形での協力をしていくということが、現時点の考え方であります。今後、やはり私ども4県で国を交え、足並みをそろえてJR四国さんとともに在来線の維持活性化、そして、いわゆる四国という全体の価値向上に努めて参りたいと、このように思います。

(共同通信社)
 もう1点質問がありまして、JR四国が再構築協議会の設置要請に踏み切る可能性についてはどうお考えでしょうか。

(知事)
 私どもの認識は、いきなり再構築協議会を要請する考えはないと、こういうふうに聞いております。やっぱりその前段階というのは、これは大事な議論が必要だと、このように思っています。また、この度の再構築に関する法案の、その議論ではなくて、やはり、先ほども申し上げましたが、JR四国の経営内容の開示、透明性、鉄道外収入ですね、事業の今後の在り方、こういったものを我々4県でしっかり情報共有しながら、同じ方向に向けて足並みをそろえていきたいと、このように思っております。

(読売新聞社)
 読売新聞です。さっきのキャッチフレーズの質問で、一応、事実関係。時間が遅くなったという話で、一応、募集要項には結果発表8月下旬頃と書いてあるので。

(知事)
 そうだっけ。

(読売新聞社)
 いいものを作っていくうえでこの形に。

(知事)
 そういうことですね。なかなか忙しくしてるもんですから、県庁全体も。結果として、いい推敲を重ねていいものができたなと、このように思っています。

(読売新聞社)
 マチ★アソビの話に戻るんですけど。現状に今までにも課題があるというのはおっしゃるとおりだと思うんですが、春、準備してきた方からしたら、そうやって県の補助金の、負担金か、の割合が変わるというのは、「もうちょっと早く言っといてよ」というのが、結構、声としてあると思うんですけど、その辺りは。

(知事)
 それは私も含めて、責任は私に全てありますから、そういった意思疎通ができていなかったところは反省をしたいと、このように思っていますし、その旨、協議会でもお話をさせていただいたところでございますので、これからは前向きに一緒にやっていきましょうと、こういう合意もさせていただいたところでございますので、改めて情報共有、前広にそういったものは徹底していきたいと、このように思います。

(徳島新聞社)
 マチ★アソビの関連で。時事通信さんの質問とちょっと被るところもあるんですけれども。県が支出していく負担金、県が支出する公的資金の割合を減額していくのかなと思うんですけれども、これまで1回のイベントにつき4,000万円の公的資金を出されていたと思うんですけれども、これがもう減額される予定ということでよろしいですか。

(知事)
 これは、やはり先ほども申し上げましたが、もちろん金額ありきというよりは、どういうイベントを誰がどのようにやられるかと、これがまず大前提の話だと思っています。そのうえで、やっぱり民でできることは民で、自助努力と公助と共助、こういったものを組み合わせていく中で、それでも、それはやっぱりイベントの規模だとか内容によってその支援の中身は変わってくると、こう思っています。じゃあ、経済効果と費用対効果がどういうものになるのかというものも、これは県民の皆様に、私は県の税金を使う立場で、皆さんもそういう思いを、行政監視というお立場であられますから、私も県民の皆様に、税金の使われ方は、費用対効果というものを前提にご説明しなきゃいけない説明責任がございますので、そこもしっかり精査をしていきたいと思います。

(徳島新聞社)
 これまでのマチ★アソビについては、その費用対効果という面で知事はどういうふうに評価されていますか。

(知事)
 これにつきましてもざっくりとした指標というか、はございますが、先ほど申し上げました阿波おどりや、またにし阿波花火、またさまざまな大中小いろんなイベント、そしてそれが広域的に、私どもは市町村じゃなくて県でございますので、広域的に効果があるのかと、こういった検証は今までなされてこなかったものですから、私が知事になって、マチ★アソビも含めたさまざまな検証をしっかりしていきたいと、このように思います。

(日経新聞社)
 話はそれますが、(大阪・関西)万博について伺います。昨日、挙県一致協議会ですか、ありました。様子見てたんですけれども、これはあくまでも私個人の感想なんですが、少しのんびり、何かゆったりしてるなというイメージもあって。知事の方からあいさつで「400日切りました」と。最後には、最後のところで「レベル、ギアを上げろ」と、「ギアを上げよう」という話もあったかと思うんですね。その辺り含め、400日切って改めてのお考え、意気込みを。

(知事)
 400人、何でしたか。

(日経新聞社)
 400日を万博まで切って、改めてのお考え、意気込みについて伺います。

(知事)
 私も今回、昨日の会は現状の報告、パビリオンの中身、そしていわゆる若者、子どもたちが万博に行く、いわゆる政策の中身と、いわゆる周遊観光で徳島に来ていただく、海外の人、これ、大きく二つだと思っています、万博の私どものやるべき課題というのは。それぞれにまだまだ課題があると思います。小学校の校長さん代表でお話がありましたが、まだ市町村さんとも話をされてないと、こういうお話でありましたので。そこは、義務教育は市町村ですから、やはりもっとそこは加速していただきたい、ギアを上げていただきたいという意味で申し上げましたし。議会のご承認も必要でありますから、また国も含めて、どのような形で未来の子どもたちに、いわゆる新次元の万博を見ていただくかということは、これは県の経営者の皆様も含めて、これは大事なことじゃないでしょうかということも、会員の、経済団体の方にも私から共有をさせていただいたところでございます。また、バス協会さんからもお話がありましたとおり、じゃあ、実際に全国中から来たら、本当に、どこにバスをとめるんですかとか、そういう、いわゆる二次交通、一次交通の問題が出てくる。じゃあ、フェリー、高速船、またそういったものも含めたロジスティックスの話がまだまだ詰めきれてないということでございました。それもよく分かりましたので、その点もギアを上げて、やるべきこととやれることというものをしっかり担当部局にもっと精査させたいと思っています。そしてまた経済界も含めて、観光関係者の方も含めて、本当にどれだけ周遊観光を徳島に呼び込むつもりなのか。これもさっきの話じゃないけど、やっぱり民間の皆様にももうちょっと主体性を持ってお考えをいただきたいということも、昨日の場で申し上げさせていただいたわけです。もちろん県としてはその総合調整はやらせていただきます。じゃあ、その際の客室数がどうなのかとか。そしてまた、大学関係者も来ていただいておりましたが、あのタイミングで、じゃあ学会を徳島県でやるとか、そういうこともいろいろ考えられるんじゃないですかということで、私が、あの場でも提案をさせていただきましたので、その総合調整含めてもっと深堀りしなきゃいけないなって思いましたので、1年前でよかったなと逆に思ったぐらいで、これから加速させていきたい、ギアを上げていきたいと思います。

(幹事社・時事通信社)
 1点質問があります。内藤市長の不出馬について。政治家の出処進退というのは個人の問題で、コメントできることは少ないと思うんですけれども、今回の不出馬によって新たな市長が誕生することは確定しているわけで、今までの市政の運営とは違う部分が必ず出てくると思うんです。その際に、県と市が協力して何かを推進していく際に、どのような議論をしていくことを県としては、知事としては期待されているか。そういったところをお聞かせいただけますか。

(知事)
 選挙とか、誰がどうだっていうことは私はコメントする立場にはありませんが、政策という点においてはやはり県市協調ということはありがたいと思っていますし、やはり、さらに基礎自治体は細かな、私どもは広域のお手伝いをするのが、何度も言うようですが都道府県、県の基本原則なんですよ、これ、自治法第2条で書いてあるとおり。よく、何か県なのかな、いや、市町村がやるんじゃないかなということまでよく聞かれたりするんだけれども。だから、そういう点においてさらに細かな政策を、候補者の方にはお出しいただいて、それを市民の方に判断していただく。また、私どもがお手伝いをさせていただいた県都とくしまの魅力を上げるという、ああいったアイデアにもいろいろご意見なり、呼応していただく、反応していただくと議論が活発になるんじゃないかなと思います。

(NHK)
 NHKです。先ほどの時事通信さんの、ちょっと選挙とは別なんですけども、内藤市長ってこれまで、県知事になられてから10か月間、県知事と県都の、いわゆる県庁所在地の市長として一緒に徳島県のために働いていらっしゃったと思います。それについての、知事としての感想というか、印象を教えていただければと思います。

(知事)
 ちょっと、これは選挙ももう1か月ぐらいになっていますので、私からは、まだあと4月の、確か14日までですか、任期がおありになるということでございますので、この場で何かコメントするのは差し控えたいと思います。ただ、県市協調という形でやらせていただいてきたという事実は申し上げたいと思います。

(徳島新聞社)
 まちづくり構想について伺います。議会でもちょっと話は出ていたと思うんですけど、ホールの調査結果の方が、車両移転とか高架化の調査よりも先に出ますよね、ホールを藍場浜に造る、その藍場浜の調査の結果の方が。そのホールの調査の結果が出た時点でホール計画というのは先に進めていくんですか。それとも、車両移転とか高架化の調査が出るまでホールの計画は凍結させるというんでしょうか。

(知事)
 そこも、それはやはり、調査というのは相手のあることでございますので、そこのタイミングも含めて総合的に判断したいと思います。

(徳島新聞社)
 相手というのは徳島市とかJRということですか。

(知事)
 もちろん関係者はたくさんおられますから。そんなに急いで何か、皆さん、コメントを求めることよりも、いいものを是非造っていただくためにご協力をいただきたいと思っています。

(幹事社・時事通信社)
 では、これで会見を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

(知事)
 どうもありがとうございました。

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