〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(知事)
よろしくお願いします。県民の皆様、報道の皆様、おはようございます。後藤田でございます。
まず、この旗をご覧になっていただきたいと思います。藍染で見事に染められておりますが、「世界糖尿病デー」というのが11月14日でございまして、その中心の週を「糖尿病週間」ということで、「ブルーライト・ウォーキング」ということで県庁の発信、そして皆様方への糖尿病予防、これを発信させていただいております。「みんなでつくろう!健康とくしま」ということで、ご報告をさせていただきたいと思います。もう既に光っているんですよね。私も今週いろいろ、東京に2回ほど行ったり、それから大阪に行ったり、何か自分がどこに行っているかよく分からない状態でございますが。
まず最初にやりますが、今、徳島県庁で魅力ある職場環境づくりの取組状況、これがある程度、一定期間が経過したものですから、これはもう県民の皆様に透明性、「透明度アップ」ということで報告をさせていただきたいと思います。「働き方改革」とか「ワークライフバランス」、または「ライフワークバランス」だとか、いろんな言い方はございますが、やはり魅力ある職場環境づくりということでございまして、私が就任してからすぐに取り掛かったわけでございます。令和5年度の上半期。これが、超過勤務が縮減されました。マイナス21.3パーセント。これは前年度同時期比でございます。あと、若手の方々にもこの取組事例でもございますとおり、具体的な提言を私に、若手職員からもいただきました。上の方は部長さん、幹部に「そもそもノー残業デーという言葉は残業ありきの言葉じゃないですか」と。そうじゃなくて、やっぱり「ライフワークバランス」を重んじて、私自身も無駄な指示だとか、会議だとか、レクチャーだとか、書類だとか、こういったものはやめるようにしております。隗より始めよです。私も、秘書さんは今までは、家にも、帰りにも一緒について来られていたようなんですが、私は、もうそれはする必要ありませんよということで。出張にも一緒について来られた慣習がありましたが、東京に行ったら東京本部があります。大阪に行ったら関西本部があります。また週末のイベント、平日のいろんな会合も、いわゆる担当部局が待ち構えてくださっているわけですから、そういう、鞄持ち的なものはもうやめましょうと、こういうことで、もう実行させていただいております。幹部がそうは言いながらも、また幹部の下にはまた中間管理職がいて、中間管理職からもまた若手にそれが浸透していなかったらいけないなと思って、若手から意見を聞いたわけです。だから、もうがっちゃんこしようと、上からも、下からも。その結果、こういう形で今、進んでおりますし、これでもまだ、実は全国平均からすると多いです。そういうことからして、実は一昨日かな、私の方から県庁の職員さん宛のメールを発出いたしました。この内容についてはまたあとで細かく聞いていただければいいと思いますが、それによってまた、さらに私の言っていることが全庁に浸透することを望んでおります。もう一つの成果としましては、会議、これもたくさんあったんですね。法令設置の附属機関を除き、これはもう国から法律で、地方で作りなさいよというものを除きまして、4割以上見直すことになりました。そしてまた計画、何とか未来計画だとか、何とか計画とか、これも昔のものがまだ残っているとか、もう役割が終わったとか、屋上屋だったり、焼け太りしちゃったとか、そういうものがあって、これも3割以上見直す見込みとなりました。こういうことによって、私ども理事者、幹部はそういった状況を、ちゃんと環境を作ることによって若手、中堅が働きやすい環境も作りながら、全体として魅力ある職場環境づくりと、こういうことで今、成果が着実に、公約どおり出させていただいていると、こういうことでございます。
続きましてはインフルエンザ。先般の記者会見でも申し上げました。私もちょっと体調は崩していたかな、あの時は。でも、ワクチンを打ちましたが2週間後ですよね、効くのはこれからなんですが。是非、本当に冬に備えていただきたいと思います。新型コロナは低位安定というか、減っている、減少しているというのが今のファクトでございます。インフルエンザは非常に大流行しています。これはもう、本当に皆さん、警戒レベル、警報レベルでございます。ファクトとしましては、本県では昨日、11月16日に公表した定点医療機関当たりの報告数が20.95となりまして、5週連続で増加、3週連続で注意報。特に美波町と三好市の保健所管内では警報レベルと、こういうことになっております。現在、感染者の多くは15歳未満の方となっておりますが、今後、重症化リスクの高い高齢者への感染拡大が懸念されます。そこで、第1弾の対策として、県では高齢者の重症化予防を図るために、そして新型コロナとの同時流行にも備えるため、10月から、これはもう既にやっておりますが、インフルエンザワクチン接種について自己負担額の半額助成、800円を実施しているところでございます。そして、現下の状況を鑑みまして、第2弾の対策を打つことにいたしました。まさに本格的な冬場を迎えてさらなる流行拡大も懸念することから、これも重症化リスクの高い方々が入所する高齢者施設や障がい者施設におけるタミフルの配布、これを開始することにいたします。具体的には、これらの施設でインフルエンザの感染者が発生し、医師が、予防投与が必要だと判断した場合、施設内での集団感染の防止と早期の収束を図るために、抗インフルエンザ薬タミフルを速やかに無償で提供するということといたします。今後とも、県民の皆様の命と健康を守るためにあらゆる対策を講じて参りたいと思います。また、県民の皆様におかれましては、特に高齢者、障がい者の皆様方を守るうえでも、自分を守るうえでもワクチン接種等、早急に実施、実行していただきたいと、このようにお願い申し上げたいと思います。
3番目でございますが、これは関西広域連合、昨日のご報告でございます。先般も、全国知事会が総理官邸で行われましたが、その時には、私からは「いわゆる地方空港のインバウンド活性化に向けて、そこのグランドハンドリングだとかCIQ、さまざまな部分での支援、これをお願いしたい」ということを官邸では申し上げました。本当にこれ、関西広域連合でも議論になりましたが、やっぱり今ですら、ある種オーバーツーリズム的なところがある。それは本当に関東とか大阪に行くと、ホテル代がもう10万(円)とか平気でするような状況ですよね。「2025年関西・大阪万博でインバウンドを増やそう」と言っていますが、これも間違いなくオーバーツーリズムになると。だとすれば、地方空港を上手に使いましょうと。まさに「徳島イン徳島アウト」、お隣で言うと「高松イン高松アウト」、もしくは「高松イン徳島アウト」とか、こういったことがどんどん増えてくると思います。ですので、そういった時のグランドハンドリングだとかCIQに対する支援。今、実際に我が徳島でも人が足りません。この問題を解決するのと同時にCIQも、Customs、Immigration、QはQuarantine、検疫でございます。それぞれ、Quarantineは厚生労働省、Customsは税関、そしてまたImmigrationは法務省ということになっていますが、「これも地方分権にしたらどうだ」と、こういう話も官邸でさせていただいたところでございます。
あとはちょっと、関西広域連合でのお話でございますが、実はこの11月24日から来年の1月31日にかけて、まさに機運醸成の一環として。関西電鉄7社とディズニー映画最新作の「ウィッシュ」、これはタイアップ企画で「関西広域デジタルスタンプラリー」、これを開催することになりました。内容といたしまして、関西広域周遊コース、これは徳島も含まれておりますけれども、各構成府県市、それぞれに設定されたお城や、また観光スポットなどを巡って、スタンプ三つで応募、抽選で「ウィッシュ」オリジナルグッズをプレゼントと、こういうお子様向けの企画も機運醸成でやっております。徳島県内のポイントでございますが、徳島城博物館、阿波おどり会館、阿波十郎兵衛屋敷と、それぞれこのようになっております。続きまして、これも「大阪・関西万博」の機運醸成の一環として、令和5年度、関西広域連合協議会、大学生らとの意見交換会、これを11月25日、京都リサーチパークで開催をする予定になっています。ここには四国大学短期大学部さんも参加することになりまして、その報告も、先の関西広域連合で発表されました。そして、もう一つは関西広域連合海外プロモーションの実施、これはタイの訪問ということで、やはりタイは注目されていますね、関西広域連合でも。これは京都の西脇(知事)をヘッドに行かれます。私はもう、いろいろ個別に我が県はやっておりますので、(私自身は)ここは参加する予定はございませんけれども、関西という仕切りの中でいかに、やはりアジアの中でもタイが注目されているかという証左だと思っております。こんな報告もございました。これは一つ、まだまだ、私自身の予定は未定ですが、来年、三日月連合会長の訪韓、韓国訪問を予定するという、そういう話もございまして、そこには私も、ちょっと一緒に同行しようかなと、このように思っております。
あともう一つ、いよいよ関西パビリオンというものの全貌が、何となく見えてきました。これはイメージ図でございますけれども。このパオみたいな、こういうパビリオンの中の一角を徳島県も活用するわけでございますけれども、今、建築工事、これは進行中でございますが、令和6年の9月頃に竣工の見込みであるということで。そして10月6日、関西広域パビリオンの起工式、これをやらせていただきます。そこに先駆けて、我が県でも「大阪・関西万博」、機運醸成に取り組む形で、11月22日15時から、場所はどこだろう。場所はまた、詳細をご報告しますね。オール徳島で取り組む挙県一致協議会というもの、私が会長をやっておりまして、副会長には経済界、また放送界の方に、放送というのは法律じゃなくてブロードキャストの方ですが、やっていただくということになっております。加えて、私ども県で講談社さんの「FRaU」という雑誌、「S-TRIP」を活用した情報発信をさせていただきたいと思いますし、学生と私によるワークショップ、こんなものもやらせていただきたいと、このように思っています。そして一つ、大きな話としては、各県、関西広域連合の皆さん、やっぱり未来、日本の未来、世界の未来、地球の未来を示す万博でございます。しからば、未来をつくる子どもたちにできるだけ万博に行っていただくように、各県市は子どもたちの修学旅行のいろんな支援をしていこうと、こういうことでございます。これについても担当部局、また教育委員会等々とも相談をしながら、できるだけ早い時期にお示しさせていただきたいと、このように思っております。昔、私どもも「ドラえもん」を見てタケコプターというのは本当かなと思っていたら、まさにタケコプターが今回、展示されるということですから、そういった子どもに、まずはやっぱり夢を見ていただくということは非常に大事だし、それは徳島の未来をつくっていただくということでございますので、ここはもう惜しみなく投資していきたいなと、このように思っております。ということで、私からは以上です。
(幹事社・日本経済新聞社)
では、発表事項から一つ伺います。幹事社の日経です。冒頭にありました働き方改革について数字を伺います。先ほど超過勤務の縮減率が21パーセントで、まだ全国平均には届かないというお話でした。伺いたいのは二つあります。一点、では、どこまで下げれば、さらにどこまで、21パーセントをどこまでさらに引き下げることで全国並みになるのか。加えて、県としての具体的な数値目標、ここまで減らしたいんだというのがあれば併せて教えてください。
(知事)
今、全国平均の数字、あるかな。
(県担当者)
14時間ぐらいだったかと、すみません、ちょっと。
(知事)
何かそんな数字だったよね。そこの細かな数字はまた別途お伝えをいたしますが、やっぱり私としては、少なくとも全国平均にはまず届くようにしたいと。1人当たりの超過勤務が日本一というのは、これはやはり大きな問題だと思います。何かやっぱり問題がある。もちろん、ただ減らせばいいということではなくて、本当に必要な仕事であれば、それはやっぱり人振りをしっかりやるというのが、これがやっぱり人事の仕事でございますし。また同時に県庁本体と、外郭団体がたくさんあるわけですよ、いろんな団体が。この統合もこれから進めていきたい。例えば物産協会があれば、産業振興機構があれば、貿易協会があれば、ブランド推進機構があれば、また、藍染め協会があるとか、伝統工芸協会があるとか。厚生労働においてはまた社協があったり、それぞれそういったものを、今後はまたさらに、第2段階として統合して。そして、例えば商売をするとか、徳島のPR、観光とか物産、これはやっぱりそういう外郭が中心にやるべきだと思っているんですよね。なぜなら、やっぱり2年とか3年で変わってしまう担当は、これは商売には向かないですよ。これは私も商社マンだったからよく分かるんですが。商社ですら、もちろん担当は変わりますけれども、やっぱりそれは、お客さんというのは現場でずっといる方々ですから、そういったことも含めて、何が効果的で効率的かというのも含めて。そこはテンポラリーに、人も機動的に雇用することもできるし、そういったこともまだまだやるべきことがたくさんございまして、最終的に、本当に県庁職員の皆さんが働きやすいなと思ってくださることが、そこが伝わって、直近で県庁に志望してくださる若手が過去最低になったという、これはファクトとしてございます。だから、そこも含めて、私どもは緊急に、県庁というのはブラック企業じゃありませんよ、忖度機関じゃありませんよ、自由に自分の愛する徳島のために働く場所ですよということを発信する、そういう魅力ある場所に少しでも近づけていきたいと思います。
(幹事社・NHK)
では、幹事社のNHKです。二つ目の項目でありましたインフルエンザのタミフル無料配布について教えてください。このタミフルが、徳島県が無料で配布されるのは今回が初めてでしょうか。
(知事)
これはどうですか、ファクトは。
(県担当者)
去年もさせていただいたので2年目です。
(幹事社・NHK)
2年連続という。ありがとうございます。
(読売新聞社)
読売新聞ですけれども、今日で知事就任から半年が経たれたと思うんですけれども、半年を振り返ってこれができたなということと、今後、これをまだ課題でしていきたいなということをそれぞれ教えてください。
(知事)
半年経ったというのは非常に感慨深いし、もう1年ぐらいたったような気がしますが、ただ、皆さんのおかげで、県民のご支持、ご理解のおかげでいろんな施策、そしてまた県議会のいろんな緊張感のあるご議論のおかげで、しかし、最後は前に一緒に向くということで、非常にいい形で仕事をさせていただいていると思います。私が掲げるビジョン、これは「ずっと居りたいケン」、「いつも帰りたいケン」、「みんな行きたいケン」徳島県、このビジョンを遂行するためのミッション、これは「安心度アップ」、「魅力度アップ」、「透明度アップ」。これはまだ十分ではないですが、県庁の職員の皆様にはだいぶ浸透してきたと思いますし、これからやっぱり県民の皆様にもしっかりとお伝えをしていきたいと思います。やっぱりビジョンとミッションが明確であれば県庁の職員も迷わない。何か迷った時に、これは透明度が高いのかどうかとか、これは県民の安心なのかとか、これは魅力的なのかとか、子どもたちがずっと居りたいと思うか、この政策はとか、ほかの県から帰って来たいと思うかとか、皆、行きたいと思うかとか、こういったふうに、いつもそこに戻っていただくと政策が間違わないと、こう思っています。安心度につきましては、医療につきましても今、医師会さんをはじめ、医療機関さん、もうコロナからインフルエンザから、大変現場で頑張ってくださっていまして、そこに対して改めて敬意を表したいと思います。ただ、一方で、健康寿命というものは、数値的には全国平均より低い。これについて今回、私ども初の試みですが、フレイル対策、高齢者介護予防として理学療法士さんをまさに県庁の常勤に入っていただいたということで、もう、その意思の表れだと思っています。これから成果をしっかり出していきたいと、このように思います。加えて医師不足対策ですね。これもこの10年で、例えば研修医の数が四国の中で唯一減っているんですね。つまり徳島が選ばれない、徳島大学病院が選ばれない。せっかく徳島大学病院と県立中央病院が橋でつながっているんだけれども、実際、中身のコンソーシアムとしての魅力が、まだ発信できていない。一方で、徳大さんは、整形外科ではすばらしい西良先生をはじめ、酒井先生、そういう先生がおられたり、また大藤先生をはじめ、救急で有名な先生、こういう先生方がおられる中で、まさに現場の声を聞いて、この前も県立中央病院、新しいER棟ができましたが、現存するER棟の動線、こういったものも直してほしいということにしっかり対応する。これが結局、そのスペシャリストのドクターを頼る若手研修医が来る。そして、そのお医者さんが徳島にいていただく可能性が高くなる。こういったことを今、まさにやらせていただいています。これはなかなか、結果が出るのは先の話ですよね。あと特定枠、地域枠ですね。それを徳島大学さんにもしっかり、また協力をさせていただきたい。これも6年後ですよね、結果が出るのは。ただ、ほかの県はそれをやってきたんですよね、今まで。研修医対策から地域枠対策。これをもう1回、取り戻すために迅速にやっていきたい。これは「安心度アップ」。そしてまた、教育問題は皆さん、もうご承知のとおり、タブレット問題から始まって校則の問題、そしていじめの問題。やはり、結局、国会議員時代も懸念していましたけれども、引きこもりだとか、いじめだとか、不登校だとか、DVだとか、これがやっぱり一向に減らない。ましてや増えていますよね。徳島も過去最高ですよね。だから、ここも今までの政策をしっかり転換して、実効性のあることをやっていく。そして子どもを守っていく、親を守っていく。そのためにこども未来局を作りました。そして今、教育委員会さんとも、本当の選ばれる学校づくりをしましょうと、こういうこともやらせていただいています。南海トラフ地震、災害対策につきましても、何度か防災訓練をさせていただいたり、そして現場の自衛隊の方、国の関係機関、建設、医療、DMAT、その他、消防、そういった方々と顔の見える会合を何度も開かせていただいているということで、「安心度アップ」に努めています。「透明度アップ」につきましては、先ほど来申し上げるいろんな政策で、やっぱり何か問題が起こったら全部表に出そうと、全部県民に知らせましょうと。これがやっぱり大事ですよね。やっぱり何か隠蔽したり、何か発表を遅らせたりすると、そんなものはろくなことがないですよね。ですから、そこはもう県民の皆様に全てを明らかにするという、そういったことを心がけていくと。そしてまた、おかげさまでというか、前県議会でも「3期12年」という、そういった条例も通していただいたということで、全て公約を、もう実行させていただいていることに、県民の皆さんも大変評価いただいているのが大変ありがたいと思っています。そして最後、「魅力度アップ」につきましてでございますが、これにつきましても一昨日、台湾からインバウンド、これも春、4月に比べて3倍増のインバウンドのお客様を獲得することができました。これも台湾訪台によってスターラックス(航空)さんと直接交渉して、また現場の、県庁の観光部局が大変頑張ってくれまして、そういった結果を出しました。そしてまた韓国や、さらにはタイ国に向けて今、また水面下でいろんな交渉です。これは私も商社でいましたから、1回、2回会って商売が決まるなんて、そんな甘い世の中じゃないんですよ、民間の世界は。これはもう何度も行かなきゃいけない。そしてその周りがいるんですよね。私も鉄の商売をしていたけど、鉄を売りに行ったら、私のあとに、僕は三菱商事というところですが、私の前に三井物産が来ていて、私のあとに伊藤忠さんが来て、そのあとに豊田通商さんが来ていてという、もうそういう競争の中で私はもう当時磨かれましたので。さっきの関西広域(連合)でもタイに行くとか。秋田の知事さんともこの前、東京でなかよしセットなるものを売るということで、秋田の知事もこの前、タイに行っていたとか、そういう競争があるということも皆さんにはしっかり理解をいただいたうえで、そして、相手方もそれは設備投資するなり、数十億(円)、数億(円)の決断をするわけですよね。そんな簡単な、生易しいものじゃないということですよ。そのこともご理解いただけたら。何もやらなければ何も進まない、これでございます。それに向けてしっかり頑張っています。時には公開できない情報もあります。なぜなら他県に知られたくないから。そこは皆さんもご理解をいただきたいなと、こう思っております。そしてまた、トップセールスにつきましても、おかげさまでいろんな高級ホテル、大杉漣さんの息子さんの隼平さんをはじめ、そういう県にゆかりのある人にお手伝いいただいて、京都のパークハイアット(京都)、そしてそのあとは東京の(グランド)ハイアット(東京)で大変、徳島の食材が活況だったということでありますし、先般、帝国ホテル(東京)にも私、本人、お邪魔しました。京都も行きました。JTさん、この前、食堂で徳島フェアをやってくださいました。今度、県人会の幹部とも昨日夕方、大阪に行っていたのでお会いしました時に、奈良でも、高級ホテルからの打診をいただいていまして、そういった話も前に進めたいと思っています。また、輸出につきましても、これは国会議員時代、私、農林水産物輸出議連を最初に立ち上げた本人で、初代事務局長なので、これはもう大変思い入れがございますので、海外にも今、どんどん発信させていただいています。先般もドンキホーテの幹部ともお会いしまして、いろいろ、また海外も含めていろんなことをやろうと。今度はローソンの社長さんともお会いする予定になっております。そんなことで、本当に休む間もなく、楽しく、今までの遅れを取り戻すということだけじゃなくて、未来への布石をしっかり打つべく、毎日が楽しいというのが私の感想でございます。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。徳島駅周辺のまちづくり構想について伺います。昨日から県議会の各会派への説明を始められていると思うんですけれども、構想につきましては駅北の再開発というのが主眼になると思うんですが、後藤田知事、衆議院議員をされている時代から駅北の開発については語られてきたと思うんですけれども、駅北を開発する狙いにつきまして、改めてお聞かせください。
(知事)
皆さん、ホールの話は聞きたがる、今日は1日かなと思いましたが、昨日、とうとう報道が先走っておりますが、私からはまだ一言も申し上げておりませんで、是非、議会直前である来週、11月24日に記者会見の場で私から説明したうえで、また県議会や徳島市さんにも理解を得ながら進めたいと。そもそも、今、駅北の話も含めて、音楽ホールも含めて、いわゆる県都の魅力をもう1回、「木を見て森を見ず」じゃなくて、「森から見てさまざまな議論しましょう」という、こういう話から始まっています。これはファクトですが、皆さん、思い出していただきたい。7月21日に、実は徳島市長さんからも「未来志向の県都のまちづくりを進めたい」と、こういう要請が向こうからあったわけなんですね。それに対して私も「じゃあ、一緒にやりましょう」ということで県市連携で進めていることでございます。今、事務方がワーキンググループを作って、本当に未来に責任を持てるまちづくりを、今、一生懸命議論してくださっています。私も政治家として、未来の徳島の子どもたちに、さっきも申し上げた「ずっと居りたいケン」、「みんな帰りたいケン」、「いつも行きたいケン」として、そういう県民や県外の人、また、県出身の帰省で帰ってくる、また夏休み、お盆に帰ってくる。「徳島変わったね」、「徳島よくなったね」という、こういう人たちに私が説明できる、そして責任が持てる、そういったまちづくり構想をお示ししたいと思っていますので、お楽しみにしていただきたいと思います。
(徳島新聞社)
来週の定例会見でご説明いただける。
(知事)
(11月)24日を予定しております。ありがとうございます。お楽しみに。
(朝日新聞社)
朝日新聞です。今のお話で、11月24日、初めてそちらもお聞きしたんですけれども、昨日、議会にご説明されましたと、まずありますね。それに対して徳島新聞さんとかが速報を書かれたと。局面は変わっていると思います、情報の量として。今、情報があるきちっと説明をいただきたいと。(11月)24日に説明しますじゃなくて、後藤田さんはそれでいいと思うんですけれども、ちょっと局面が変わったんじゃないかという認識はおありですか。
(知事)
全くありません。それは皆様のお考えだと思っています。私どもは当初から丁寧に説明しながら、そして議会という場でしっかりと、また説明すると。その中で事前に、(11月)24日というタイミングが一番よかろうと、こう思っているということでありますので、お楽しみにしていただきたいと思います。
(朝日新聞社)
いや、それは分かるんですけれども、それは分かります。それは分かりますけれども、このように出ちゃっているわけですよね。うちも含めて出ちゃっている。そうすると、やっぱり局面が変わっていて、どうなのかというのは、別に後藤田さんは(11月)24日でいいと思いますけれども、昨日の段階でもいいんですけれども、ある程度、理事者の方からちょっと説明をいただくというのは、普通の県ならそうかなという印象を僕は持っているんですけれども、いかがでしょうか。
(知事)
全くそうは思っていません。
(朝日新聞社)
「透明度アップ」ということでも、(11月)24日までは別に。
(知事)
全くそう思っていません。今はやっぱり、しっかり皆さんといろんな形で、県市含めて議論をしていますので。それはもう皆さんの考えとして、思いとしては結構ですが、私は議会前に、そのタイミングでしたいと。これは私の考え方です。
(朝日新聞社)
これは別に、何ら間違っているとは思わないんですけど。だから、後藤田さんというのは一つ期待感があって、「透明度アップ」、それで議会を全部優先してやるんじゃなくて、言えることは言うんですという、そういうところが結構、魅力的だなと僕は思っていたんですけれども、今日、別に、これに対してコメントをしても何ら問題はないと思うんですけれども。
(知事)
いや、私が(11月)24日にやりますと言っていますので、皆さん、個々にそういう要求をされるのは分かりますが、私は24日と申し上げているんです。
(朝日新聞社)
じゃあ、例えば、知事さんとしては(11月)24日だけど、理事者さんの方からちょっと説明をしておけという指示はあったんですか。
(知事)
全くありません。
(朝日新聞社)
何かちょっと。
(知事)
(11月)24日、説明します、以上です。あまりそういった議論、ちょっと生産的じゃないと思いますので、ほか、どうぞ。
(朝日新聞社)
もう一つ。「(大阪・関西)万博」のことが話に出ましたけれども、今、もう撤退するという国もいる中で、どれぐらいの負担金が今あって、負担金のアップはどれぐらいなんですか、見込まれる。
(知事)
詳細につきましては。また事務方からご説明をいたしたいと思います。数字については今、手元にございませんので。
(朝日新聞社)
負担金がアップするというのは、もうほぼ間違いない。
(知事)
それにつきましても詳細はまた、事務方からご報告させていただきます。正確な数字が大事だと思っていますので。事務方、よろしくお願いします。
(読売新聞社)
読売新聞と申します。昨日、特別交付税についてなんですけど、昨日、和解協議があって、結局、和解が打ち切りになって裁判に戻るという話になったみたいなんですけど、これについて何か知事のコメントというか、今の考え。
(知事)
私は、現場からは資料がないと聞いています。「出さない」という話なのか、「ない」なのかという、そこの点について、私は現場からは「ない」と聞いていますので、ないものはないということなので。だから、そこの「出さない」という報道と、よく私は、そこはまたちょっと現場にもしっかり確認したいと思います。ただ、未来志向でこれからやっていこうということは、三つの町長さんたちとはそういう話をしておりますので、何もそこで、角突き合せてやるというような話ではありませんので。そこは見解の相違をしっかり埋めていく、丁寧に埋めていく努力は、現場にはさせたいと思っています。
(幹事社・NHK)
以上で終わります。
(知事)
じゃあ、(11月)24日をお楽しみに。ありがとうございます。