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令和5年7月7日 定例記者会見 フルテキスト版

村田諒太氏を招いたスポーツイベント等の開催決定について(説明)

(知事)
 皆さん、おはようございます。また、県民の皆様、おはようございます。後藤田でございます。昨日、県議会6月議会が閉会を迎えました。私としては、県知事となってまだ50日前後でございますけれども、何か1年ぐらいたったような気がしております。しかし、いろんな公約に基づいた道筋をつけさせていただいたり、いろんな種を植えさせていただいたり、また、いろんな課題、すぐにできること、これもしっかりと改革させていただいたり、非常に充実した50日でございました。議会の皆様方とも、緊張感のある中でも非常に徳島を前に向けようと、徳島新時代を一緒に作ろうという、こういう温かいお気持ちもすごく感じることができまして、県民の皆様にはご安心いただいたのではないかと、このように思います。対立を煽るような、そういったいろんな報道もありますが、極めて緊張感のある、そして中身のある議論をしているということを、県民の皆様にはしっかりと真実をお伝えしたいと、このように思っております。
 先ほどは新しい、議会にお認めいただいた2人の副知事と、そして政策監、その3人が参加して新たな徳島新時代の船出をさせていただきました。その時にも幹部の皆様に共有していただきたいこと、これを再度申し上げました。その一つは、我々のビジョンは「ずっと居りたい徳島県」、「いつも帰りたい徳島県」、「みんな行きたい徳島県」、こういう県にしようじゃないかと、これが我々のビジョンであると。そのために何をするかというミッション、これは魅力度をアップすることであり、そして安心度をアップすることであり、そして透明度をアップすることだと。このミッションに基づいて戦略と、そして戦術、いわゆる政策を考えていこうじゃないかと。大事なことは次の10年、これは地方創生戦国時代であるという、この緊張感のある認識を持とうではないかと。そして、その戦国時代を勝ち抜くためにはやはりスピード感、先手必勝、異次元の政策実現、これをやっていかなければいけない。もちろん立場の弱い人、ハンディキャップのある人、こういう方々をしっかり守るというひたむきな政策ももちろん大事であります。それに加えて勝ちにいく、攻めにいく、こういった異次元の政策実現、これを議会のみならず県民の皆様とも共有していきたいなと、このように思っております。そんな中で我が県庁の中も、以前も申し上げましたが、県庁の力が最大化できなければ県民の皆さんの力を最大化できない。そのためにはいわゆる前例踏襲、現状維持、これはもうやめようじゃないかと。まさに県民目線でひたむきであること。そして未来目線で異次元に挑戦すること。こういう県庁の空気に変えていこうと。そして、それによって意見のあふれる風通しのよい組織にしようじゃないかと。例えば資料を作るために、報告書を作るために残業時間が多いとか、そういうことではなくて、成果を得るために仕事が大変なのはわかる。いわゆる成果主義というものを大前提とした仕事、働き方改革にしようじゃないかと。資料作りに時間がかかるとか、そういう働き方は1回、ちょっと見直そうじゃないかと。こんなことも含めて前例踏襲を1回見直していこうではないかと。こういうことであります。そして、朝令暮改も大事だという話をしました。決めたことはもうそのままやるんだと、こういうことではなくて、今、やっぱり変化の激しい時代であります。そういう中ではやはり柔軟に変えていく、政策を変えていく。これは本当に大事だと思っております。それも事実に基づき、そして未来をしっかり見据えたうえで朝令暮改をしていく。こういったことも考え方として共有していこうじゃないかと。やはり幹部は経験のある人たちであります。課長さんや係長さん、若い人たちの意見をしっかり聞ける、そういう組織でなければ県民の皆さんの声は聞けませんよと、こういうことでございまして、そういった点も県民の皆さんの声、そしてため息を聞く。こんな組織に改めてなっていただけるのではないかと、このように思っております。そういう形で初庁議を済ませたところでございます。
 全体的な私の話はこういったことになりますけれども、トピックスとしてこれから、今日はこのあと早速、帝国ホテルに行って、徳島県産材のアピールをしっかりしに行って、また、その翌日は甲子園の開会式がもういよいよということでございまして、そこにも高野連からお招きいただいているということでございます。7月の予定としてもう決まっておりますのは、18(日)、19日から台湾の方に、昨日の議会でも申し上げさせていただきましたが、大手旅行会社をはじめ、物産の売り込みの受け皿となる台湾の大手スーパーチェーン、そういったところにもお邪魔させていただくと、こういう流れになっております。先ほども申し上げましたが、おかげさまで公約をはじめ、その他の政策の道筋も、そして種まきも非常にいい形で進めさせていただいております。
 例えば魅力度アップにつきましては海外展開、また全国展開、その動線となる飛行機、成田便、またはタイ便、その他、これもいろんな形で着々と、現場の職員の皆様が頑張ってくれて、タイにももう現場の職員が訪問して、いろんな形で前に進めております。また、タイ側も徳島という、いわゆる日本の中の徳島、この知名度を上げるということを先方からも言われておりまして、このイベントの仕込みを秋口、また冬に掛けて、もう既に現場の職員さんたちがその準備に既に取り掛かっているところでございまして、公約実現の道筋はこういう形でしっかりと進んでいるということも、県民の皆様に真実をお伝えさせていただきたいと思います。さっき申し上げましたトップセールスにつきましても、今日の帝国ホテル訪問も含めて、台湾にもセールスに行くということ、そんなこともやらせていただきたい。実は、今日の2時ぐらいから観光の、まさに政府の有識者として有名なデービッド・アトキンソンさんという、まさにこれは日本のインバウンドを安倍政権、菅政権で牽引した方、私も旧知の間柄でございまして、徳島に来ていただいて、そこで観光関係者、また県庁の皆さんにいろんなアドバイス、ご指導をいただけると、こんなことでございます。そしてまた、スポーツなどの魅力発信、また安心度にも関係しますけれども、健康増進という意味で、実は今月の21日にはボクシングの村田諒太さん、オリンピックでもプロでも優勝された村田諒太さんが、さまざまな視点でスポーツや、また子どもたちの競技力アップ、お年寄りのフレイル対策、こういった点で非常に関心が高くて、あるご縁をいただいて村田さんにも来県をいただき、充実した日程、(7月)21日は庁内でのいろんな議論、それはスポーツコミッションを中心とした皆様との議論、そして翌日は学校や子どもたちにふれ合っていただけるという、こういうことも、非常に明るい話を、しっかりと結果を出しているというのが今の現状でございます。そして、安心度についての公約も道筋をつけさせていただいています。まず6月9日に連絡会議を始めさせていただきましたが、今回、政策監を早期に置かせていただきましたのもやはり危機管理、東南海、南海地震、これに対する対応というものをもう一度、細部にわたって検証する必要があると、こう思っております。例えば南海トラフだけではなくて、東南海ということも同時に起こるとなかなか、じゃあ、誰が、どこの県が助けに来てくださるんだと、こういった、もう最悪のシミュレーションまで考えないといけない。近いうちに石川県の知事ともいわゆる災害連携、また文化、スポーツの連携、これをやろうじゃないかということで、北陸と日本の四国、こういった連携も大事だと思っておりまして、然るべき人間をもう派遣する手はずを今、整えているところでございます。
 安心度アップの意味では、教育再生についても、これはもう皆さん、総合教育会議でもご覧になったとおり、私の公約、「ブラック校則」をもう1回見直そうじゃないかと、これも着々と進んでおりまして、これも公約実現に向けての道筋が整って参りました。秋口には生徒自らが、あらゆる全ての高校、中学まではこれからのあれですが、少なくとも高校で子どもたちが自分で議論する、そして子どもたちが自分で自由を勝ち取る。これは主権者教育にもなりますし、いわゆる前例踏襲、先ほど申し上げました、そういったものではなく個性を出していく、挑戦していく。こういった意味でも非常に教育に役立つのではないかと思いまして、それも実質的に公約実現に向けて、まさに道筋、前に進んでいるということも県民の皆様には真実をお伝えしたいと思います。子ども施策につきましても、これも公約の実現に向けて、まず6月補正でこれも公約実現させていただきました。子どもの居場所につきまして予算化をさせていただいたということでございます。ただ、これは来年に向けて、しっかり骨格予算の中でも、また、現場のお声を聞きながら「こどもまんなか社会」というものを実現して参りたいと、このように思っております。
 透明度アップにつきましても、これも公約実現に向けて道筋をつけました。3期12年、多選の問題について、これも議会でご説明もさせていただきましたが、これにつきましても今後、条例を提出するべく準備もさせていただいております。また、これは公約とは違いますが透明度アップ、いわゆる知事公舎の問題。これは正確に言うと、今、副知事公舎ということになっておりますが、30年、非常に古い。そしてまた、一般的に言えば安い賃料。そして、一方で今度はコストが高いという、こういった面も、これも異次元に、前例踏襲ではなくて本来の知事公舎のあるべき姿、これを第三者委員会、もう委員を選任させていただいています、大体。こういった形で第三者にご議論いただいて、その答申をいただきながら対応していただくということで、これも前に進んでいることでございまして、挙げればきりがございませんが、こういったことです。先ほども申し上げましたが、さまざまなその他の選挙の公約等々につきまして、私は「木を見て森を見ず」ではなくて、「森を見てから木を見ましょう」ということを、昨日も議会が終わったあとに、ぶら下がりでも申し上げさせていただきました。やっぱり森、つまり徳島全体のというか、特に徳島市で言えば、中心市街地全体の都市計画というものをもう1回、徳島市さんに聞いてみたい。そして徳島市さんとも協議をしてみたい。その中でのホールであり、新駅である。この順番が県民の皆様にも分かりやすいと思うし、当然の道筋だと思いますが、一方で報道になると木ばっかりの報道になってしまうんですね。そうすると県民の皆様に間違ったメッセージを与えております。ですので、全体計画として徳島市が何をしたいのかと。どういう中心市街地、そしてどういう県都徳島を作っていくんだと、こういったことを一緒に議論したいと、このように思っておりまして、そこの投げ掛けをこれからして参りたいと思います。例えばハード面でも、私が申し上げている徳島駅北口の問題、そしてまた、新ホールだけではなくてアリーナ、また、じゃあ、中央卸売市場の老朽化をどうするのかと。これもやっぱり市というよりは、これは、私は広域行政もコミットすべきだと思っています。全県下から野菜が来て、全県下から魚が来るわけでありますから、県もそれはちゃんと応援しなければいけない。また、ホテルの誘致だとかリノベーション、こんなことにも協力していきたい。また、動物園跡地につきましても、北口ができることによって動物公園跡地が生きてきますよね。今も、もう本当に高い壁に仕切られてもったいない土地が眠っているわけでありますので、そういった点も県民の皆様は分かっていただけるのでないかと思っております。もちろんアミコ等、既存、ストック、これの集客力とか、そういったものも、徳島市さんとしても課題を持たれていると思いますので、それについては、県もあそこのフロアを県が借りさせていただいたり、屋上のフットサル場も徳島県が作らせていただいたりとか、そういった支援もさせていただいています。また、やはり商店街のシャッター通り、こういった問題もしっかりと、県も一緒に協力していきたいと思います。また、同時にソフト面、グルメコンテンツ、飲食、そういったものや、阿波踊りやマチアソビ、こういったもののコンテンツも県市と一緒になって磨き上げていきたいなと、このように思っておりますので、何よりも増して政策という意味、そして全体の都市計画というものをもう1回、ちゃんとした議論をして、そして、その中での各論というものを、なるべく時間を掛けずに県民、市民の皆様、そして議会の皆様にお示ししていくことが一番分かりやすいのではないかと、このように思っております。

「新型コロナ」をはじめとする感染症対策について(説明)

 それともう一つ、ちょっと大事なことなんですが。新型コロナをはじめとする現状が、以前にも説明させていただきましたが、一旦収まっていたという中ですが、全体的に緩やかな増加傾向、これが続いている現状がございます。そのうえで、やはり新規感染者の増加傾向、そして、夏の間にまた一定の感染拡大が生じる可能性があると、こんなことが厚生労働省のアドバイザリーボードで示されました。そういう中で私ども、本県におきましても「第9波」の入り口に差し掛かっているのではないかと、こういう認識のもとに、県民の皆様には改めて警戒感を持っていただくことが重要だと、このように思っております。現在のところ、医療機関の現場におきまして混乱が起こっているという、こういう話は聞いておりませんけれども、また、過度に恐れる必要はないかとは思いますが、また、改めて県民の皆様、基本的な感染対策というものをなるべくお願い申し上げたいと、このように思っております。

熱中症予防について(説明)

 そしてもう一つは、もう夏が近づいてくる中ですが、もう既に6月、5月の熱中症、この熱中症による搬送者が増えていると、こういう状況でございます。そういった点において、これは子どもたちのみならず、大人の皆様方も是非、注意を促していただきたいと思います。県内の救急搬送者の数は7月2日時点で既に104人となっております。是非、県民の皆様、ここに書かれているようにこまめな水分補給、これを改めてお願いいたします。そしてエアコンの適切な利用、もちろんエアコンが苦手な人、寒い、風邪を引く、そういうこともいろいろ、人によってあろうかと思いますが、エアコンの利用だとか湿度、こういったものを確認しながら健康に注意を、ご留意いただきたいと思います。また涼しい服装、また日傘や帽子、こういったものはしっかりと活用していただきたいと、このように思っております。大事なことは、県民の皆様がお年寄りから子どもまで「熱中症に気をつけてね」と、こういう周囲からの声掛け、こういったものを是非、県民の皆様お一人お一人にお願いできればと思います。スポーツも本当に、子どもたちの熱中症ということも大事であります。学校の、またはいろんなクラブスポーツの指導者の皆様方にも、改めて子どもさんの熱中症対策、これも万全を期していただきたいと、こういうことを改めてこの場でお願いしたいと思います。
 以上、重点項目につきましてはご報告をさせていただきました。

発表事項について(質疑)

(幹事社・毎日新聞社)
 幹事社の毎日新聞です。感染症の件でお伺いしたいんですけれども、全国的に「第9波」に入ったのではないかと指摘がなされています。徳島県内ではまだ感染症、緩やかに上昇、増加はしていますが、まだ、先ほど、知事がおっしゃったように医療機関の逼迫とか、そういうことは起こっていないですが、県外を見ると、例えば沖縄とか非常に、もう医療機関が逼迫している状況があって、過去、何回かの波が来た時に、やはり沖縄とかはわりに、全国に先駆けて感染が拡大するという、そういう傾向があったように思います。経験則的に、沖縄でそういうことが起こっていれば今後、徳島も夏休みとか、人の動きが激しくなる、盛んになる時期を迎えて同様のことが、可能性としてはあるのではないかと思いますが、ただ、今、もう5類になって、こういう、前のように全ての把握ではなくて定点、医療機関の把握というシステムに変わっているわけですが。それと、4月以前に比べると、ちょっと把握が遅れるのではないか。あるいは沖縄のように非常に大変な状況になった時に5類の対応のままでいかれるのか。あるいは特例として何らかの、以前のように県の保健所なりが手を出すというようなことを考えていらっしゃるのか、その辺りいかがでしょうか。

(知事)
 データで言いますと、新型コロナウイルス感染症、先々週が、定点観測ですが、医療機関当たりの患者数でいうと3.76が先週4.57になって、今週、いわゆる6月26日から7月2日までで5.46と、こういう形で伸びているということは、定点的でありますが把握をしております。こういう中で、今もお話がありましたが、5類移行、そしてまた弱毒化、こういったことも踏まえ、また同時に、いわゆる重症化する高齢者、お年寄り、この対策につきましては、やはり施設内に持ち込ませないという対策につきまして、現場の皆様には「いわゆる休暇を取得しやすい環境をお願いします」とか、「体調不良時には、もうちゃんと休んでください」と、こういったことを促進するようお願いをしております。まだ大きな感染拡大という捉え方をしておりませんが、さらなる拡大時にはしっかり抗原検査キットを活用した集中的な検査、いわゆる頻回検査を、希望する施設においてこれからも実施していきたいと、このように思っております。今の段階ではそのように考えております。

(NHK)
 NHKです。村田選手はどういった縁で徳島にいらっしゃることになったんでしょうか。

(知事)
 それはプライバシーなものですから。

(NHK)
 あくまで知事との個人的なつながり。

(知事)
 はい、個人的な。私のお友だちで、さっきのアトキンソンさんも村田さんも、皆さん。

発表事項以外について(質疑)

(幹事社・毎日新聞社)
 発表事項以外でご質問のある方はどうぞ。

(四国放送)
 四国放送です。ちょっと森の中で一つ、木で気になることがあるのでお聞きしますけれども、中央卸売市場の改築、委員会でも話は出ましたが、これは今、現時点で知事はどのようにしていくべきだとお考え、現地、移転とか、いろいろお考えはあると思いますが、ちょっと今の、現時点のお考えをお聞かせください。

(知事)
 「森を見て木を見ましょう」という考え方に、やっぱり施設を造る、この考え方もいわゆる、先ほども申し上げました、未来に残せる良いレガシーになるかどうか、こういう考え方をまず持ちましょうと。ただ空いているところに造りましょうとか、空いているところに何かを造りましょうということではなくて、20年先にちゃんと説明できるようなよいレガシーを作る。これが、施設整備の私の基本的考え方です。同時に、ご承知のとおり老朽化は、今言った卸売市場もそうですけれども、いろんなセンター、本当にアスティもそうですよね。やっぱりさまざまな老朽化というのは、これはもう避けて通れない。もっと言うと、学校だってもう老朽化が激しいですよね、小学校のトイレとか、駅だとか。これは日本全体がこの高度成長を終えて、そしてこの20年、2000年に入って老朽化というものに直面していますと。その中の一つとして、市場につきましても老朽化。そして、これから食品衛生も含めて近代化、そして高度化、これが必要になると思っていまして、これは私も、公約でもそれは大事だということを申し述べさせていただきましたし、やはり食べ物は広域的に県下各地から、また全国から、また世界からもたらされるものであって、県民全ての胃袋につながるわけですから、これはやっぱり県が応援するというのは筋が通っているのではないかと、こう思っております。

(四国放送)
 具体的には現地で建て替えていくのか、どこか、徳島市と協議しながら違う場所を探していくのかは、まだだとは思うんですけれども。

(知事)
 そうですね。それも先ほど申し上げた県都の魅力をどうアップしていくかという、こういう、今後、徳島市さんとの協議、県庁所在地がやっぱり盛り上がらなければ全県下も盛り上がりませんから、そこの中の、大きな森の中の一つのパーツとして大事だなと思います。これはやっぱり市のことだけではなく、我々、県というのは「広域行政」、「総合調整」、「補完」、これが地方自治法に定められている県の本来の役割でして、市町村がやっていることを奪い取ったり、しゃしゃり出たりするのではなくて、やっぱり基礎自治体の皆さんにも協力いただいて、それが、広域性があるか、県全体の利益、県民全体の利益であるかということを判断して、そこには協力を惜しまないと、こういうことですよね。例えばホール問題でも、大きなホールというのは、これは財政力がなかなか厳しい市町村はできません。ですから、それを県が造るということは、これも広域的なもの、財政上の問題も含めてこれは当然のことだと思います。しかし、例えば小ホールは、これはまたいろいろ出させていただきますが徳島市に存在しないんですよね。ほかの市町村には300(席)から500(席)、いろいろ小ホールをご自分でお造りになっているんですね。牟岐町でも500席のホールがある。小松島にもある、石井にもある、藍住にも、北島にも阿波市にもあると。「なぜ徳島市だけ県が造って差し上げるんですか」ということを、単純に疑問を申し上げまして、最近、いろんな市町村から「いや、本当にそのとおりだよね」と、こういう話でございますので、こういった議論を是非、皆さんにも報道していただきたい。本当のあるべき姿というのは何なのかということですよね。ですが、それによって私がより早く、そしてまたより安く、そして景観ではなく機能を重視したホールというものを目指しております。その安くなった部分で私は、その捻出したお金で、今言ったような市場だとか、さっき言った動物公園跡地だとか、また全県下のいろんな医療関係の支援だとか、ハード、ソフトを含めて、そして子どものスポーツをする場所、サッカー場、野球場、また河川敷の子どもたちが集まる場所に倉庫を造ってあげるとか、そしてまた、ご婦人たちがなかなかトイレに、皆が乗り合いで行くとかではなく、そこに何か衛生的なそういう施設を作ってあげるとか。やっぱり財政というのは限られておりますから、これはもう皆さんが一番、そこを重視して報道していただきたいんですが、限られた財政の中で何をしていくのかということが一番の肝だと思っておりますので。その中でも優先順位は、市場については、私は高いのではないかと思っております。

(四国放送)
 つまり卸市場の改築だけではなくて、ホールであるとか、駅なのか北口なのか、そういう全ての中のことを徳島市と協議すると。卸市場だけではなくて、全体のプランとしてどうしていくのかというのを県と徳島市と話し合っていきたいという。

(知事)
 そうですね。やっぱり県の玄関口って、物理的には松茂の空港だったり鳴門の入り口だったりしますが、やっぱり県都徳島というもので、先ほど申し上げましたビジョンに申し上げたとおりです。よいレガシーなのかどうかという、これがポイントなんですね。20年先に誇れる、我が徳島県民、子どもたちが大人になった時に、また県外からも「これが誇れるんですか」ということをとことん追求していきたいと思います。その中にはホールであったり、そしてまたアリーナであったり、動物公園跡地をどう、もう1回息を吹き返すのかということであったり、商店街をどう活性化するのかということであったり。そして、県民の胃袋の場所、例えば市場なんかは、これはまだ私の個人的な考えですが、そこにまたカフェを作ったり、そこで集えるような場所を作ったり、そんなことも考えていきたいし。この前、豪華ヨットの社長さんも来られて、海から万代埠頭やマリンピアを見ていただきましたが、そういった方々にもいろいろお知恵をいただいたり、そしてまたホテルを誘致するべく、今、いろいろと動いています、我々も水面下で。やっぱりそれが全部複合的に絡み合って、大きな中心市街地という森を示すことが本当の意味での未来に引き継げる政策だと、私は思っています。それに是非、皆さんもご協力いただきたいなと。

(四国放送)
 これはつまり、徳島市との協議というのはいつ頃を想定していて、どういった組織でというお考えでしょうか。

(知事)
 これはまたこれからですね。今段階では申し上げませんが、もうできるだけ速やかにと思っています。

(NHK)
 今、ちょっと全国でマイナンバーカードを巡るトラブルが相次いでいますが、この状況を知事はどのように受け止めていらっしゃるのか、ご見解をお願いします。

(知事)
 このマイナンバー(カード)問題は、一義的には国の施策に対して我々県、もっと言えば市町村、基礎自治体が大変な苦労をしていただいております、そのマイナンバー(カード)の普及についてでございますが。今回、こういったいろいろな問題が生じている中で、その相談窓口をはじめ、いろんな業務が基礎自治体で大変増えているということです。実は、この前も関西広域連合を鳥取でやった時に、私からも「この問題はしっかり国に対応していただかなければいけない」と、三日月関西広域連合会長もその場で「そのとおりだ」ということで。つい先日、国会閉会中審査で総務大臣から、点検作業への国の支援策を検討するとの答弁がありました。昨日の7月6日、全国知事会の平井さんから河野デジタル大臣に対して、業務を担う自治体の負担に配慮するよう要請活動が行われました。まさに、その関西広域連合での議論がしっかりと国に伝わったというのが昨日の状況でございます。引き続き、基礎自治体のご負担、これは本当に大変な「ヒト、モノ、カネ」がかかっておりますが、そこについてはちゃんと対応していきたいと思います。

(NHK)
 続けてなんですが、この今の状況から今後、県民にどんな影響が考えられて、それを防ぐために知事としてどのように働きかけていくのか教えてください。

(知事)
 やっぱりマイナンバーカードによる利便性というものは明らかに、やはりあると私は思っております。それは、いわゆる薬剤の投与をはじめ、特に医療の関係でいうと重複受診とか、医療の多剤投与の防止とか、こういったものが実は県民の健康を守るものなんですよと、こういうことで、それ以外にもいろんな、ペーパーレス、DX、県民の皆様の利便性向上というものはしっかりと、国とも連携してお伝えしていきたいと思います。

(NHK)
 今のトラブルについては県知事として何か対応とか、国への働きかけとかはどうですか。

(知事)
 今、申し上げましたように、結局、現場が、基礎自治体が一番大変なわけですから、それに対する対応に追われるわけでありますので。その基礎自治体の皆さんのために、広域行政である都道府県、関西広域連合でしっかり国に、その点については支援体制を求めていこうということで決議をして、それを昨日、平井知事が国に要請したと、こういうことをやらせていただいております。

(読売新聞社)
 広域行政という関連で、ごみ処理施設の問題もやっていくというような話があったと思いますけれども、その辺りに関しては、現状、どういうふうに。

(知事)
 それも、さっき言った森の中でいろいろ話を聞いてみたいと思っております。

(読売新聞社)
 今後、そういうことも含めて話をしていく。

(知事)
 聞くところによると、やはりその場所も含めて、相当な金額がかかるように聞いています。そういった財政負担というのは大丈夫なのかなと。また利用者負担、これがどうなんだろうかと、こういったこともちゃんと、しっかり話を伺いたいと思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。ホールの話なんですけれども、議会の方で見直しの検討をまとめて、議会との議論とかをしていきたいとおっしゃっていましたけれども、具体的なスケジュールについてどうお考えでしょうか。

(知事)
 これについては、もうできるだけ速やかにということです。

(徳島新聞社)
 例えば9月議会に何か出てきたりする、案を出したりする予定でしょうか。

(知事)
 できるだけ速やかにやるということです。

(徳島新聞社)
 先ほど、都市計画から議論したいとおっしゃっていましたが、そういうことはこのスケジュールに影響したりしますでしょうか。

(知事)
 いや、やっぱりやるべきことは、都市計画なくして各論ってできないじゃないですか。全体計画がないものの中でぼこぼこ造っていったら、それは未来に引き継げると思いますか。思いませんよね。私はそう思っていますので、それはやらなければいけないプロセスだと思っています。どう有機的に県都徳島がいろんな施設、ハード、ソフト含めて機能していくかというのは、これはホールやアリーナの在り方とか位置だとか、こういったものが結局、商店街や街並みに全部影響してくるんですよね。そこが大事だということを是非、皆様方にも発信していただきたいと、こう思っています。各論だけだと、それしか見えなくなってしまうと、本当にまちづくりというものが言葉だけで終わっていますよね。「まちづくりが大事だ」と言いながら各論ばかり報道されると、これは違ったメッセージを与えてしまいますから、県民の皆様に。やっぱり、まずはまちづくりありきだと思っていますし、47都道府県の県庁所在地の中でも、徳島市さんはその中心市街地の都市計画というものの策定が遅れていらっしゃったという話も、これは事実として聞いておりますので。そこは私どもがお手伝いをさせていただきながら、一緒にやっていかなければ20年先の絵は描けないのではないかと。20年先の子どもたちに説明できるという、私はその未来志向がなければだめだと思っております。その場、その場のことをただただあれするのではなくて、未来に説明できる、こういうレガシーを作ると、これが私の基本的な考え方です。

(徳島新聞社)
 その場合は、ホールの見直しの前に都市計画の、ある程度、議論を進めるという感じになりますか。都市計画のそういう議論をホール見直しと同時並行で進めていくのか、まず都市計画の、ある程度、絵が見えてきてからホールの見直しの議論に入っていくのかという。

(知事)
 それはもちろん全てにおいて、もう既に話を、私どもの研究を進めております。

(NHK)
 先週、観光庁から宿泊旅行統計の年間結果が出まして、昨年、徳島県は再び最下位という結果になったんですが、この結果はどのように受け止めていらっしゃいますか。

(知事)
 昨年の結果が半年遅れで出てきているわけですけれども、これは私が問題意識としてずっと持っていたものですから。以前、国会議員時代、ジェットスターさんとも成田便、もう締結寸前だったんですが、なかなか徳島さんが、県が動かなかったということで、「もう高知に先に行かせてください」という、もうそれは、僕は目の前でそれを言われた経験からすれば本当に悔しい思いをしたんですが。とはいえ、今、こういう、知事という立場になったものですから、先ほども申し上げたように成田便、そして海外便、こういったものを早く、動線を確保していきたいと思いますし、先ほど「森を見て木を見よう」という都市計画の中でも、やっぱりホテルが圧倒的に足りないんですよね。こういったことも、実はもう既に、いろんなところとの交渉を始めております。もちろん徳島だけではなくて、鳴門をはじめ、観光、またビジネス、こういったもので、ビジネスホテル的なものはちらほら建っていますが、なかなか家族連れだとか複数という、そういった部屋がないと、こういった話も聞いておりますので、そういった点も今、水面下で進めておりますし、種をもう植えているところでございます。これは「ローマは1日にしてならず」ですから、ですから相当、私は、さっき申し上げたように、地方創生戦国時代、もう重箱の隅をつつくような話をしていてもしょうがないので、「もっと大きな話を、スピード感を持ってやろうよ」ということを、さっきも庁議で部長さんたちにも申し上げました。もうスピードありきですから。そういう意味で、この50日間、いろんな仕込みをしてきましたので、そういったものに水をやって、光を当てて、アウトプットを出していきたい、成果を出していきたいと思います。まだ50日でございますので。

(NHK)
 早速、対策、もう既に取組まれているということですが、そもそも、この最下位という今回の結果は何が原因だと考えていらっしゃいますか。

(知事)
 やっぱり今、申し上げた動線というものへの未来志向の戦略的投資に遅れたのだろうと、こう思っています。東南アジア便につきましても、じゃあ、高松や愛媛、もう既にやっております。ジェットスターもさっき言った高知。冒頭に申し上げましたが、コピーアンドインプルメント、冒頭、こっちでは言っていない。さっきも庁議で申し上げたんですが「よい事例をコピーして、改良して学ぶことにはばかることはやめましょう」と申し上げたんですね。だから、いい事例を学んでいくということは少なくともやらなければいけなかったんだと思います、この4年間。もちろんコロナがあったというのは、これは全部、ほかの県も同じですから。そういう中で仕込みをさせていただいた。私は、実はベトナム大使にお話があって、ベトジェットという会社を実は徳島にと思ったんですが、なかなか徳島が、東南アジアに余り関心がなかったようで、相談を受けたので、「じゃあ、四国で」というので愛媛の知事をご紹介したんです、当時、国会議員時代。そうしたら、もう就航しています。だから、そういうスピード感、そして未来志向、こういったものがいかに大事かという、そういうことだと思います。やはり、あとは動線とインフラ。こういったものも、もう早急に。これ、本当に今から取り掛かってもやっぱり数年後だと思っています、それは。だって、ホテルなんかそんな簡単にできませんからね。ですが、この10年戦国時代、地方創生戦国時代で負けてはならないという中で、今すぐに始めなければいけないと、こういう思いでやっております。

(読売新聞社)
 読売新聞です。いろんな重要課題で徳島市との協議が凄く重要だなというのを、こちらも凄く聞いていて感じるんですが、時期とか、なかなか調整、難しい、今、はっきりと明言するのは難しいと思いますが、昨日のぶら下がりの時に「内藤市長に限らず基礎自治体の皆さんと、概算要求の時期、来月ぐらいからいろんな議論が始まってくるので、それに合わせてちょっと議論をやっていきたいみたい」な話も出ていましたけど、内藤市長ともそういう形での議論にはなってくるのでしょうか。そこら辺はどうでしょうか。

(知事)
 そうですね。そのタイミングが大体、恒例になっているようなんですよね。ただ、それを今回、もうちょっと早めて、議会や県民の皆様にもいろんな形で、早くお示ししたいと思っていますので。ただ、その各論をお示しする前に、先ほどから申し上げているとおり、全体の森をしっかり県民や市民の皆様と共有したうえでやりたいなと、こう思っています。やっぱりホールの問題について、じゃあ、「スポーツ施設を作ってください」という声もたくさんあるんですよね。子どもたち、そして親御さんたち。そういった声にも私どもは応えなければいけないですし、皆さんもその声を報道するべきだと思うんですね。だから、ホールありきという話ではなくて、やっぱり皆さんも含めて、私もそうですが、県民が一体何を望んでいて、今、徳島県、自由になる財源はいくらなんだと、これがやっぱり大事な点だと思います、ここは。ない袖は振れないというところだってあるんですよね。ただ、私はできるだけ安く、できるだけ早く、そして機能も維持する。これを指示しています、ホールについては。そして、できるだけ安くなったものを、今、言ったスポーツや、また立場の弱い方や、ハード、ソフト、そして未来への投資、アリーナ、徳島北口、そして先ほどもお話があった各観光資源のブラッシュアップ、磨き上げ。全県下のそういった要望にも予算を使いたいんですよ。ですから、それはもう民主主義の代弁者である皆さんも同じだと思っていますので、是非、お汲み取りいただきたいと、こう思っています。

(読売新聞社)
 併せて、市長との面会は個人的なものになるのか、それとも県民とか、我々にもオープンなものになるのか。どういう感じなんでしょうか。

(知事)
 ちょっと皆さん、その県市の話になると政治的な何か、ご関心の方が高いようですけど、私はあくまでも政策を、私と市長のみならず、もう現場サイドでいろんな詰めをしていただくということが大事だと思っておりますので、いつだとか、誰だとか、オープンだとかそういうことではなくて、実のある議論を進めていって、そして然るべきタイミングには皆様にはもちろん発表したいと思っています。

(読売新聞社)
 その話し合いの結果はいろんな、多岐なトピックにわたると思うんですけれども、何らかの都市計画案とか、そういう、まとめた形で公表される方針ではある。

(知事)
 まだそこも含めて、それは相手のあることですから。私は別に、基礎自治体というその主権というものも尊重していますから、基礎自治体と広域行政の間で私どもができること、こういったものも寄り添っていきたいと、こう思っていまして、前向きな、明るい議論にしたいと思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。トップセールスに行かれるということなんですけれども、具体的にどんなところへ知事自身が行かれて、どんなものを売り込もうとしているのかというのは、台湾に。

(知事)
 先ほど言ったように、もう今日はこの足で夕方、帝国ホテルに行って、徳島県産材を使ってくださる方の前で御礼かたがたアピールもさせていただくとか、台湾、昨日の議会でも申し上げました、潤泰グループといって、「潤う」に泰平の「泰」と書きますが、そこの幹部の方とももう面会して、またいろんなアピールもさせていただきたいと、このように思っております。それ以外でも、まだちょっと表、相手がいるものですからオープンにできませんが、東京の某民鉄の関係者、民鉄沿いのいろんなスーパーへの売り込みだとか、あとは北海道、また福島の某大手スーパー、こういったものも計画しております。忙しくて、ちょっと予定がまだ立たないんですが、これも、もうスピード感、先手必勝でございますので、早くしなければいけないと、こう思っています。夏、北海道の便ができますよね。あれを利用して北海道の方にはいろんな形で表敬したいと思っています。

(徳島新聞社)
 台湾の関係なんですけれども、どんなメンバーで行かれる予定になっているんでしょうか。

(知事)
 どんなメンバーだったかな。ちょっと分からないんですけど。また担当部局に聞いていただければ。間違いなくそれは観光や物産の担当だと思います。

(徳島新聞社)
 このトップセールスに関してはどれだけ開通するとか目標、可能性があるだけどんどんやっていくということでよろしいですか。

(知事)
 やっぱりバットを振らないと当たらないと思うんですよ。だから、いろんな球を投げてバットを振っていくということだと思います。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。副知事人事について質問です。この度、伊藤大輔理事を副知事に任命されましたが、これまで、6月1日から伊藤理事が務められていた雇用創出、マッチング、あと、働き方の担当というのは後任の方が務められるということになるのでしょうか。あるいは、伊藤副知事が引き続き務められるということになるのでしょうか。

(知事)
 先ほど、庁議でも副知事2人、政策監の担務、これは形式的な意思決定プロセスでありますが、これを決めさせていただきました。それはやっぱり副知事が2人、はんこを押すとかそういうことではなくて、ちゃんとそれは働き方改革で、それこそ担務を決めたわけでありますが、ただ重要なテーマ、もちろんその骨太の方針だとか、今言ったような行政改革、働き方改革、こういったものは誰が責任者だとかそういうことではなくて、それはもう皆でしっかり決めていきたいと、こう思っています。

(徳島新聞社)
 すると、新たに伊藤さんが務めていた担当理事を置くとかではなくて、副知事も含めて、全体的に考えるという。

(知事)
 そうですね。まだちょっと、そこら辺は形式的なものじゃなくて実務的な話でありますので、そこはまた任せたいと思っています。

(徳島新聞社)
 もう一つ、四国新幹線、岡山ルートについての質問なんですが、こちらの方、先般、岡山知事が慎重姿勢を示されました。そのことに対しての受け止めというのを一言いただければ。

(知事)
 慎重姿勢というのは今までどおりの回答ということなんですね。改めてということではあっても今までと変わらない、慎重なという。慎重ということは、やるのか、やらないのか、いろいろお悩みになっていると、こういうことだと思っています。ですから、そこは我々の方にボールがあって、まずは四国がまとまること。そして、JR四国のもう赤字体質、年間100億(円)以上の赤字、いわゆる国からの補填でないと自立できていないという現状。これを、やはり4県知事がまとまってJR四国、そしてまた国交省と交渉するパワーにするということが、まず、僕は先決だと思っています。そのうえで、今、国土交通省鉄道予算も、全国のいろんな路線が落ち着いてきた中で、しっかり我々の四国新幹線ルートを主張するということは大事だし、もちろん主張しながらも、在来線維持が大事なんだということで、国交省のJR四国への支援を、これをちゃんと勝ち取るという、こういうしたたかな戦略も当然あると思っております。ご承知のとおり、我々、新幹線の研究をしていた時に、淡路ルートというのは、これはもう2.5倍ぐらいの事業費がかかるんですね。そして、大鳴門橋はいわゆるすれ違いの自重に耐えられないんですね、構造的に、物理的に。そして大事なのは、必ず財務省、国交省が言うB/Cという、費用対効果。これは、岡山ルートは1を越えていますが、淡路ルートはもうはるかに、0.3とかそんな数字だったと思います。ですから、これはもう常識的にそういったデータを皆さん、もう知っていらっしゃると思いますが、必要であれば県土整備部に行っていただければそういう情報が得られると思いますし、もう一つは、これはもう造るとなると、じゃあ紀淡ルートというのは、これ、兵庫県と和歌山県と大阪なんですね。じゃあ、この3県が徳島のために何百億(円)も負担してくれますかと、こういう現実的な話になるとこれは現実的じゃなくなる事業という、これは面白いあれなんですね。現実性が出てくると現実性がなくなってしまうという。でも皆、現実性がないから言うだけはどうぞという感じなんでしょうね、ほかの県の人は。ただ岡山は、まとまって岡山と交渉するということですから、非常に現実性が高まっているということなんですよ。もちろん徳島、近いからこっちだろうという理屈はありますよ。ただ、それは徳島のエゴなんですよ。ほかの3県からしたら自分も遠いじゃないかと、こういう話ですから。四国は一つ一つじゃなくて、こういう時は四国は一つになって、いわゆるJR四国の在来線維持、そして四国の経済、産業、これを中四国と関西、いわゆる中四国で1,000万人、そして関西を入れて3,000万人ですね。こういった経済圏を築いていくということが未来のレガシーだと私は思っています。

(幹事社・毎日新聞社)
 ほか、特にないでしょうか。では、ありがとうございます。

(知事)
 じゃあ、ありがとうございました。

 
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