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令和4年7月26日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス陽性者の確認について(説明)

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス陽性者の確認につきまして、発表させていただきます。本日7月25日、本県におきましては472名の新型コロナウイルス陽性者発生が確認されました。これで今月の累計陽性者数7,254人。過去最多であったのが今年の2月、6,175名、これを大幅に更新する見込みとなったところであります。そして、昨日「県保健製薬環境センター」の次世代シーケンサーによりまして、7月5日から7月11日に公表した陽性者から採取した24検体についてゲノム解析を行いました結果、過去最多4検体、17.4パーセントが「オミクロン株」のBA.5系統であると確認がなされました。全国におきましては、昨日の新規陽性者数12万6,576名、月曜日としては過去最多となるなど、BA.5系統の広がりが原因とされる感染拡大が続いているところでありますが、本県も先週21日に739名の新規陽性者数を公表して以来、6日連続で400名を上回っているところでありまして、新規陽性者数が高水準で高止まりをしているということ、今後もBA.5系統への置き換わりが進むとみられることから、本県におきましても明らかに「第7波」が到来をした、このように考えられるところであります。こうした状況の中、県民の皆様方の生命と健康を守るために、あらゆる対策を、先手、先手で行って参ります。現在、本県の病床使用率につきましては、最大確保病床利用率は33.8パーセントに達しているものの、大半が軽症者の皆さんで、また、重症者用病床利用率は8パーセントと、現在のところ、重症化する方の割合は低く抑えられているところであります。しかしながら、今後の感染拡大を見据え、重症化リスクが高いとされる高齢者の方々の取組みを重点的に進める必要がありますことから、まず、高齢者施設などへの検査キットの配布を実施させていただきます。高齢者施設などの職員の方々はこれまでも、濃厚接触者であっても、福祉や医療の提供体制を確保するため、無症状であり、かつ毎日の業務前の抗原定性検査などによりまして陰性が確認されれば、一定の条件のもと、業務に従事することができる、このようにされております。新型コロナウイルス感染症急拡大によりまして、高齢者施設、また医療施設などにおきましても、職員の陽性や濃厚接触者が増加しており、職員の欠勤が重なっていきますと、今後、本県においてもこれらの施設などの維持が困難になる恐れがあります。ということでこちら。
 
(パネル「高齢者施設等への検査キットの配布」掲示)
 
 高齢者施設への検査キットの配布、こちらについてであります。そこで、県におきましては、高齢者施設などにおける業務継続支援、また、施設への持ち込み防止をするため、希望する施設などに対しまして抗原定性検査キット、こちらを配布させていただきまして、濃厚接触者、その業務前検査及び接触者など、感染が不安な職員の皆さん方に速やかな検査を行なっていただく、こうした対策を実施させていただく運びといたしました。本日7月26日から8月1日までの間、申し込みを受け付けておりますので、各施設、医療機関などにおかれましては、是非ご利用いただきますようにお願いを申し上げます。併せて、高齢者の方々が利用される通所施設、また、ショートステイの施設に不織布マスク、こちらを配布させていただきまして、施設の職員から正しいマスクの装着方法を周知していただきますということで。
 
(パネル「高齢者を守る3つのお願い」掲示)
 
 リスクが高いといわれる高齢者の皆様方をしっかりとお守りする三つのお願いをここにご用意させていただきました。県民の皆様方におかれましてはこれから夏休みを迎えていく、もう迎えられているわけですが、帰省など、高齢者の方々と接する機会が増える方もおられることと思います。特に高齢者の皆様方と会話をする際はマスクの適切な着用、また、高齢者の皆様方に接する機会が多い方は、是非ワクチン接種の積極的なご検討をお願いいたします。また、高齢者の方々と飲食店を利用する際には「コロナ対策三ッ星店」、ガイドライン実践店はもとよりのこと、職員の皆様方がいわゆる頻回検査をやられている、あるいは「コロナお知らせシステム」を導入されている、この三ッ星店を是非ご利用いただきたいと思います。ということで、この高齢者の皆様方を守る三つのお願いであります。また、ワクチン接種につきましては、重症化リスクの高い高齢者、または障がい者などの方々と接する機会が多い高齢者施設、あるいは障がい者施設の職員の皆様方について、7月22日金曜日に、4回目接種の対象に加えさせていただきました。そこで高齢者施設、また、障がい者施設などの職員の皆様方が4回目接種を速やかに受けていただくことができるよう、県主導の大規模集団接種会場において、8月からでありますが、接種券なしによる特例接種を実施する運びといたしました。高齢者施設、障がい者施設などの職員の皆様方で、4回目接種希望される方は、団体接種による予約受付を行っておりますので、施設を通じてお申し込みをいただければと思います。そして最後に2点、ご報告を申し上げます。
 まず第1点目は、既に報道などでご存知の方も多いかと思いますが、「オミクロン株」の濃厚接触者となられた方の待機期間、7月22日から短縮がなされております。ということでこちら。
 
(パネル「濃厚接触者の待機期間について」掲示)
 
 これまでと、そして今後ということでの、その定義の差、こちらにまとめさせていただいております。従来は濃厚接触者となられた方の待機期間は、感染者との最終接触日を0日、このようにいたしまして、原則7日間、そして8日目に解除。また、抗原定性検査を実施して4日目、5日目に連続で陰性であれば5日目に解除となっておりましたが、この期間が短縮されました。そこで新たな期間というのが、今度はこちらということになります。こちらも感染者との最終接触日を0日、これは同じなんですが、原則、7日間だったものが5日間で、そして6日目に解除。また抗原定性検査を実施し、2日目、3日目に連続で陰性であれば、3日目に解除となります。なお、待機解除後につきましても7日が経過するまで、検温など、ご自身で健康状態を確認していただきますとともに、重症化しやすい方が入院、入所する施設の不要不急の訪問、また、感染リスクの高い場所の利用や会食を避けていただくこと、また、マスクの着用といった感染対策を行っていただくようにお願いいたします。
 そして二つ目、こちらは大変残念なご報告となります。昨日、医療機関より、新型コロナウイルス感染症に感染し、入院をされていた80代以上の方、1名が7月23日にお亡くなりになりました、との報告を受けました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。なお、亡くなられた方の詳細につきましては、ご遺族に配慮をさせていただき、公表を控えさせていただきます。報道に際しましても、お亡くなりになられた方及びご遺族のプライバシーの保護に十分ご配慮をいただきますように、どうぞよろしくお願いを申し上げます。私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス陽性者の確認について(質疑)

(幹事社・読売新聞社)
 それでは、読売新聞から質問をさせていただきます。まず「第7波」に入ったというところで、今日の「オミクロン株」が17.4パーセント、今後、また置き換わりが進めば感染者が拡大する可能性もあると思いますが、そのあたりの今の現状と、今後、どうなり得るかということについてご説明をお願いします。

(知事)
 まず、全国では置き換わりは96パーセント、このように言われているんですね。ただ、徳島の場合には3週、検査をずっと行ってきて24分の1、もちろん2週間のタイムラグ、これが生じるんですけど。今回は23分の4ということにはなってきたということを考えますと、急激に、確かに4という数字、全国から見れば少ないといえば少ない。しかし、これだけ急に増えてくるということは、今、ご質問があったように、これから急激に置き換わりが進んでくる。しかも2週間のタイムラグということを考えると、今の数値が17.4(パーセント)であるとは思えないということになります。ということで、その感染者の数、7月がまだ終わっていませんが、過去最多であった2月、これをはるかに上回る数となっておりますので、これらを併せて考えると、もう徳島も全国と例外なく「第7波」に突入しているといって過言ではないと、このように考えております。以上です。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。今月に入って7,254人、その前が6,175人というのは、これは2月でしたでしょうか。

(知事)
 2月です。

(朝日新聞社)
 今日も入れて7,254人で。

(知事)
 そうです。

(朝日新聞社)
 超えたのはいつになりますか。

(県担当者)
 7月24日です。

(朝日新聞社)
 7月24日に。

(県担当者)
 はい。

(朝日新聞社)
 月当たりの最多を超えていると。

(県担当者)
 そうです。

(朝日新聞社)
 新たな措置として、児童等利用施設、あと、高齢者施設に抗原検査キットを配ると。これは当然、無料で配るということですね。

(知事)
 そうです。今までは、例えば高齢者施設、児童等利用施設、それから夏休みに入る前の小学校から高等学校、特別支援学校まで、職員の皆さん方には週2回の頻回検査、これをお願いしていたんですね。しかし、そうしたことよりももう、かかったかなと思えば、あるいは不安だなと思えば直ちに検査をしていただける、その施設の中で、ということでお配りをさせていただきました。

(四国放送)
 四国放送です。これからBA.5が増えてきて、おっしゃるように感染が増えてくる可能性が高い中で、県民に対してはどういう行動とか、感染対策を含めてどういうことを求めますか。

(知事)
 これは、これまでも毎度、発表させていただいているように、政府の専門家の皆さん方も言われているように、基本的な感染防止対策、これを再徹底していく、これはもとよりのことなんですね。それで、あとこれに加えさせていただいているのは、特にBA.5、この特徴というのがだいぶわかってきている。飛沫感染がかなり強いということがありますので、従来は、例えば空調をかける時、締め切って空調をかけて、そして「こまめに換気をして下さい」と、このように申し上げました。しかし、これだと締め切っている間に、逆に空調で飛沫をどんどん、どんどん部屋中に充満させてしまうんですね。傾向的に見るとご家族、あるいは同じ場所にいた人たちが全滅をすると。実は、こうしたことが徳島はもとより、全国で多発しているんですね。とういことで、ここ数回の会見で常に申し上げているのは、窓を開けながらの空調にしてほしいと。こうすることによって、空調で空気を回す、その時に窓の方から飛沫が抜けていく。こうすることによって感染リスク、これを減らしていこうと、これが従来と違う点。確かに今、暑いですし、電気代も高いですから効率よく空調したい、このお気持ちもわかるんですが、やはり全員がかかってしまっては元も子もありませんので、是非、こうした点をご注意。それからやはり、体調不良者がいた場合には全体が気をつける、これが大変重要な点です。もうほとんど、各、例えば病院、あるいは高齢者施設、学校、こうしたところで職員の皆さん方が感染をする。その感染経路はほとんどご家族。しかもお子さんからうつってきているんですね。こうした点を考えると、今、夏休みになったといった点で、そうした点、これもよくよく考えていただいて、賢く、そして正しく対応していただければありがたいな、このように考えています。

(四国放送)
 これから、今も阿波おどりの実行委員会とかもやっていますが、いろいろお祭りであるとかイベントも、お盆もありますが、それに対してはどのようなメッセージ。

(知事)
 これも屋内と、今、インターハイもされていますが、屋内と屋外でやはり対応が違う。屋外の場合、確かに屋内に比べるとリスクが少ない。しかも、屋内の場合も暑いですから空調をかける。先ほど申し上げたように、イベントを行う場合でも可能な限り窓などを、換気をしながらの空調にしていただきたいと、こうした点が非常に大きいポイントだと。それからやはり、例えば屋内であっても、屋外でもそうなんですが、更衣室ってありますね。更衣室というのが、実は感染拡大をする大きな場所の一つと言われているんですね。ですから、着替える時に例えば時間差を設けるとか、あるいはもう家で着替えるとか、そうしたそれぞれの工夫、例えばゴルフ場の場合、コロナで結構、ゴルフ場、オープンなものですからいいと。ただ、やはり更衣室が危ないということがあって、もうそのまま帰られるとか、お風呂に入らず帰られる、こうした場合も多いんですね。ですから更衣室というところは、是非、気をつけていただきたい、いろんなイベントでも。これはスポーツだけじゃなくて、イベント必ずありますので、こうした点もお願いをいたしたいと思います。

(幹事社・読売新聞社)
 その他ございますでしょうか。それでは、これで終わらせていただきます。

(知事)
 よろしくお願いいたします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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