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令和4年7月22日 定例記者会見 フルテキスト版

インターハイ期間中の「高校生によるおもてなし活動」について(説明)

(知事)
 それでは、今日は2部制で行わせていただきたいと思いますので、記者の皆さん方、よろしくお願い申し上げたいと思います。四国インターハイの盛り上げに力を発揮して下さいました3名の高校生の皆さん方とともに、まずは進めさせていただきます。発表事項としては、インターハイ期間中の「高校生によるおもてなし活動」についてであります。
 令和4年全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイ、「躍動の青い力四国総体2022」につきましては、いよいよ明日、7月23日土曜日、徳島で行われるバドミントン競技の開会式を皮切りに、32日間、30競技の熱戦の火蓋が、まさに切って落とされようとしているところであります。ということで、パネルをお願いいたします。
 
(パネル「競技日程」掲示)
 
 本県ではバドミントンのほか、陸上競技、バレーボール女子、サッカー、弓道及びホッケーの全6競技、7月23日土曜日から、8月9日火曜日まで、県内各施設で行われます。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けまして、一部制限を伴いますが、3年ぶりに有観客での開催となりますので、少しでも多くの皆様方に会場に足を運んでいただければと、このように考えております。本日、私とともに会見の席に登壇いただいております高校生3名の皆様方を、私の方から、まずご紹介をさせていただきたいと思います。
 徳島県高校生活動推進委員会の委員長を務めておられます、松島海七美さん。そして、副委員長の青山咲希さん。森下開斗さん。3名の皆さんであります。どうぞよろしくお願いをいたします。令和2年9月から約2年間、四国インターハイを盛り上げる活動に取り組んできていただいたところであります。高校生活動推進委員会に参加する47校の高校生を代表して、インターハイ期間中の「おもてなし活動」3点を、それぞれ発表をいただきます。それでは、松島さんから順にお願いをいたします。よろしくお願いをいたします。

(松島海七美さん)
 皆さん、こんにちは。私は徳島県高校生活動推進委員会委員長の徳島県立海部高等学校3年、松島海七美です。よろしくお願いします。私からは、全国からお越しになる方々に総合開会式や競技種目別大会及び観光等の案内業務を行う総合案内所の設置について発表いたします。
 
(パネル「総合案内所」掲示)
 
 この総合案内所は徳島聴覚支援学校とみなと高等学園の生徒の皆さんに合計3基、制作していただきました。そして、案内業務は県内の高校生が担当し、多くの関係者をおもてなしの心で迎えるとともに、全国の高校生と親睦を深める機会となることを目的に設置いたします。設置場所と設置期間として、1基目は徳島の交通拠点である「JR徳島駅」構内に設置し、明日、7月23日土曜日から、8月9日火曜日までの18日間、城東、城北、城ノ内、徳島市立、徳島文理、生光学園の各校の高校生が、競技会場や競技日程の案内、徳島の名所やグルメを紹介いたします。
 2基目は、県内で一番多くの競技が行われる鳴門市の「鳴門・大塚スポーツパーク」内に設置いたします。競技の行われない8月1日月曜日、2日火曜日はお休みとなりますが、期間は7月24日日曜日から、8月7日日曜日までの13日間、鳴門高校と鳴門渦潮高校の高校生がご案内いたします。
 3基目は、バドミントンとサッカー競技が行われる、吉野川市の「JR鴨島駅」前に設置いたします。期間は7月24日日曜日から、28日木曜日までの5日間、吉野川高校と阿波高校の高校生がご案内いたします。全国から来県される方々だけでなく、県民の皆様も、どうぞ総合案内所にお越しいただき、お気軽にお声掛けください。私からは以上です。

(知事)
 ありがとうございます。それでは次に青山咲希さん、よろしくお願いいたします。

(青山咲希さん)
 続きまして、手作りおもてなしマップの完成について発表いたします。私は、徳島県高校生活動推進委員会副委員長の徳島県立城南高等学校3年、青山咲希と申します。どうぞよろしくお願いします。皆さんのお手元に、手作りおもてなしマップが配布されていると思います。
 
(「手作りおもてなしマップ」掲示)
 
 大会開催にあたり来県する多くの方々に、徳島の豊かな自然や歴史的景観など、多彩な魅力を発信できるよう、観光、食品、文化、特産品などの情報を盛り込んだ、手作りおもてなしマップを作成しました。JR徳島駅やアスティとくしま周辺、鳴門市、阿南市、吉野川市の競技会場周辺のほか、DMVで話題の海陽町周辺のマップとなっております。コンビニ、病院、コインランドリーなどの生活情報のほか、私たち、高校生がおすすめするグルメスポット、観光スポット等の情報を掲載しています。私が通う城南高校や城東高校、徳島市立高校、鳴門渦潮高校、阿南光高校、海部高校、吉野川高校、川島高校の合わせて8校がマップ作りを担当し、それぞれの学校で作成したマップをまとめて、このように冊子にしました。このマップは、選手、監督等の来県者へ配布する歓迎袋の中に入れるほか、先ほど、松島委員長の発表した総合案内所でも配布します。全国からお越しになる方々だけではなく、県民の皆さんにも、是非とも手にとってご覧いただきたいと思いますので、公式ホームページ等でも、マップの配布について情報を発信しています。私からは以上です。

(知事)
 ありがとうございます。それでは、森下開斗さん、よろしくお願いします。

(森下開斗さん)
 続きまして、インターハイ伝統の草花の装飾に関しまして、立体装飾の完成式とプランターの設置について発表いたします。私は徳島県高校生活動推進委員会副委員長、池田高等学校3年、森下開斗です。よろしくお願いします。まず、立体装飾は、総合開会式の会場などに設置し、来県した皆さんをおもてなしするものです。城西高校が中心となって、小松島西高校勝浦校、阿南光高校、吉野川高校、池田高校三好校の5校の高校生が栽培した、赤、白、ピンクのベゴニアと、緑のダイコンドラで、大型装飾台を使い、四国の地図と高体連のマークをかたどった立体装飾を展示いたします。
 
(パネル「立体装飾」掲示)
 
 デザインは城西高校の皆さんが考えました。四国の地図は「アスティとくしま」正面玄関で、高体連のマークは「鳴門・大塚スポーツパーク」にあるシンボルタワー横で、7月24日から設置されます。この度、立体装飾の栽培と設置が完了し、お披露目をするため、完成式を「アスティとくしま」で、7月24日日曜日、午後3時45分から実施することとし、飯泉知事がデザインと栽培を担当した城西高校の高校生の皆さんとともに、最後のパーツを大型装飾台に入れ込む作業を行います。なお、このアスティとくしまの立体装飾は、総合開会式終了後、「鳴門・大塚スポーツパーク」に移設し、7月29日金曜日からは2基ともシンボルタワー横に集結します。また、草花装飾プランターは分校を含めて、県内19校にある全ての農業関係高校及び特別支援学校の生徒の皆さんに、春先から育てていただきました。昨年度の試験栽培の経験から、暑さや乾燥に強いマリーゴールド、サルビアなどを、このシーズンに満開となるよう丁寧に栽培していただきました。本日から、合計で700個のプランターを、「JR徳島駅」、「徳島阿波おどり空港」をはじめとする交通拠点や、総合開会式会場、各競技会場に順次、設置していきます。栽培校のメッセージが印刷された、プランターに添えられた立札にもご注目ください。私からは以上です。

(知事)
 ありがとうございます。それぞれすばらしいおもてなし活動、成果を発表いただいたところであります。どうもありがとうございました。全国から徳島に集う高校生アスリートの活躍と、選手たちをもてなし、支える本県の高校生たちの活躍に、是非これからもご注目をいただければと思います。それでは、また競技日程のパネルをお願いいたしたいと思います。
 
(パネル「競技日程」掲示)
 
 会場での応援に参加できない県民の皆様方にはインハイTVのライブ配信で、30競技全試合と、7月28日木曜日、アスティとくしまで行われます総合開会式の模様をご覧いただくことができます。また、総合開会式につきましては総合教育センターのホール大画面において、リアルタイムで放映いたしますとともに、県庁1階の県民ホールのスクリーンでも同時に放映をさせていただきます。徳島県はもとより、全国の高校生の挑戦と活躍を是非、応援いただけますように、よろしくお願いを申し上げます。ということで、高校生の皆様方にもご協力をいただきましたが、いよいよ明日から四国総体スタートとなります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

インターハイ期間中の「高校生によるおもてなし活動」について(質疑)

(幹事社・日本経済新聞社)
 では、幹事社の日経から、3人の方に一言ずつお願いしたいんですが、いよいよ明日からということですが、それぞれご担当された総合案内所ですとかおもてなしマップ、それから草花装飾などで、ここにくるまでで特に苦労された点みたいなものがあれば、たくさんあるとは思いますが、ポイントを教えていただけたらと思います。

(松島海七美さん)
 総合案内所の苦労した点。

(幹事社・日本経済新聞社)
 全体を通しても、まず。

(松島海七美さん)
 今まで約2年間、総合開会式やインターハイを行うために苦労したことは、やはりコロナ禍ということで、オフラインで実際にみんなと会って話を、議論を進めるということがなかなか難しくて、オンラインでの開催になることが何度かあったので、そこで、やはり実際に会わないと情熱感というものが伝わらなかったり、なかなか慣れていないZoomを使っての会議だったので、自分から意見をするのが難しかったりというのがあって、なかなか進まなかったり、自分の思っていることを実際に言えなかったりというのがあったと思うので、そこが苦労した点かなと思います。

(青山咲希さん)
 では、手作りおもてなしマップの苦労した点について。手作りおもてなしマップはもちろん、県内の方々にも見ていただきたいんですが、県外の、特に競技をしに来られるアスリートの方たちに注意して見てもらえるように、コインランドリーとか、選手の生活に必要なところに重点を置くことに苦労しました。あと、徳島の魅力をいかに伝えられるかという点で、各校の、徳島のさまざまな高校に協力していただき、その高校周辺のことをその高校が作ることで、自分たちのよくわかっている魅力というのを、県外の方々にしっかり伝えられるようにすることを頑張りました。

(森下開斗さん)
 立体装飾や草花の装飾についての苦労した点は、やはり1人ではできないことなので、たくさんの高校のみんなが合わさって一つのものを完成させるという点で、やはり一人一人が協力し合ってやっていかないとできないことなので、コロナ禍もあってなかなか会う機会が少なかったんですが、それでも何とか、Zoomやいろいろなものを用いて話し合いをして、みんなでやっていくというのが苦労したところです。

(幹事社・読売新聞社)
 幹事社の読売新聞です。よろしくお願いします。いよいよ明日からインターハイが始まりますが、こうしたおもてなし活動を通して、意気込みを一言、よろしくお願いします。これまでいろんなものを作ってこられたと思いますが、パンフレットとか、この案内を通じてどんなおもてなしをしていきたいのかというのを、それぞれコメントいただけたらありがたいです。

(松島海七美さん)
 全国各地の高校生や、選手団の皆さんや監督の方、たくさんの方が徳島に来られると思いますが、きっと、中には徳島に来ることが初めての方だったり、数回、1、2回しか来たことがないという方もいらっしゃると思いますので、一度、来てみて、地域の方、会場周辺のお店の方と交流というか、お話ししてみて、温かいところだなと思って、また、もう一度来たいなと思ってもらえるように、私たちも総合開会式の中や、会場でもいろいろ役割があるので、みんなで、また来たいなと思ってもらえるように頑張りたいと思います。

(青山咲希さん)
 全国から徳島に集まってもらえる機会というのはなかなかないことだと思うので、徳島の魅力を一気に、ここで、高校生の方々にお伝えして、もう1回来たいなと思ってもらえるぐらい深い印象を持ってもらって、徳島にいい印象を持ってもらえたらいいように、心からおもてなししたいと思います。

(森下開斗さん)
 前の2人とかぶってしまうところもありますが、やはりこの徳島で開催されるということで、たくさんの選手が来られると思いますが、本当に徳島で開催されて、ここで最後のインターハイを戦うことができてよかったなと、選手の皆さんに思ってもらえるようなおもてなしをしたいと思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。高校生の皆さんにお伺いします。先ほど少しふれていただいたんですが、総合開会式でも役割があったり、出演されたりすると思いますが、総合開会式も50年以上ぶりに四国で開催されるということで、その辺の意気込み、どんなことをされるのかというところと、あと、意気込みをそれぞれお願いします。

(松島海七美さん)
 私は、総合開会式ではご挨拶と激励のパフォーマンスに出演させていただきます。そこでは、選手団の皆さんに、やはり徳島の魅力というものを感じていただいて、楽しんでいただけたらと思います。

(青山咲希さん)
 総合開会式で私たちが行う大きなものとして、選手団激励というものがあります。各県から来られた選手の皆さんを私たちの考えた企画で激励し、皆さんに競技に頑張って挑んでもらえるように心から応援するというのが私たちの仕事です。これまで何回も練習を重ねてきて、これからもリハーサルとかランスルーとかがあるので、自分たちの責任を持って、高校生の皆さんを応援できるように頑張っていきたいです。

(森下開斗さん)
 総合開会式ではたくさんの選手が来られると思いますが、やはり大会、インターハイということで緊張されていると思うので、そこで、この総合開会式を、選手団激励などで盛り上げることによって、緊張を少しでも和らげてもらえるように、大会前に万全の状態で臨んでもらえるような総合開会式にしたいと思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。知事にお伺いします。今、高校生がいろいろと発表されたいろんな活動を聞いてのご感想と、それから、これから活動していく高校生たちに何かエールを、あれば。

(知事)
 今、高校生活動推進委員会の委員長と副委員長、高校生の皆さん方を代表して意気込みを語っていただいたわけでありますが、ずっと、この立ち上げの時から皆さん方と交流を深めていますので、いろいろな場面、場面、カウントダウンであったり、そうした時にも、実は高校生活動推進委員会の皆様方に主体となって動いていただいんたんですね。ということで、その企画力、実行力、こうした点については凄いなと、正直、感嘆させられているところでありました。やはり高校生の大会であれば、同じ目線の高校生の皆さん方がおもてなしをしていく、あるいはさまざま運営をしていく、こうしたものが非常に自然だなと。今、それぞれの皆さん方からもお話があったように、例えば初めて徳島に来る人、あるいは1回、2回ぐらいしか来たことがない、でも、もう一度来たくなる。そして高校生ですから、これから大学生となり、あるいは社会人となり、家庭を持ったり、さまざまな局面で「徳島に行こう」と、「徳島良かった」、「あの高校生の時のインターハイで本当にすばらしいもてなしを受けたよ」、こうした思い出って一生残るんですよね。一番、感受性が強い、また、多感な時期というのが高校生。私も、高校時代を思い出すとそうなんですけどね。そうした意味では、高校生の目線に立って、そして心からおもてなしを行っていただく、この皆様方、本当に心強く思うと同時に、やはり徳島の宝だなと。この皆さん方とともに、まずは51年ぶり、徳島県が幹事県、主幹事となる今回の四国総体、何としても成功裏に、そして多くの皆さん方に「徳島に行ってよかった」と、こうした印象をお持ち帰りいただけるように、ともに頑張って参りたい、このように考えています。

(幹事社・日本経済新聞社)
 質問はよろしいですか。それでは、写真撮影の方を。

(県担当者)
 では、高校生が退席いたします。

(知事)
 それでは、ありがとうございました。明日からよろしくお願いします。

「名代富士そば」と連携した首都圏での「旬の徳島フェア」の開催について(説明)

 それでは第2部スタートさせていただきます。それでは次に、「名代富士そば」と連携をいたしました首都圏での「旬の徳島フェア」の開催についてであります。本県はこれまで、首都圏において、ターンテーブルを中心に徳島ゆかりの飲食店と連携し、高品質な徳島の食「阿波ふうど」の魅力発信や販売拡大に取組んできたところであります。
 一方で全国的な変異株再拡大など、長引くコロナ禍によりまして、外食産業における消費は大変減退しているところであります。そこで「アフターコロナ」をしっかりと見据え、反転攻勢として、首都圏の消費者の皆様方により一層、徳島の食を体感いただき、その価値を知っていただくことが重要である、このように考えております。こうした中、今年度に入りまして、首都圏において広く展開をされている「名代富士そば」を管理するダイタンホールディングス株式会社から、販路拡大やネットワーク形成機能を担うターンテーブルを通じまして、富士そば各店舗において、新鮮で高品質な県産食材を活用させていただきたいとご相談をいただいたところであります。そこで、本県といたしましては、このような現場主義に沿った新たな企画を、県産食材、その需要喚起や認知度拡大につなげる絶好の好機と捉えまして、去る6月議会において計上した「首都圏で展開旬の県産食材体感、販売拡大事業」、こちらによりまして、首都圏の皆様方に長く愛され続けている富士そばと連携を図らせていただきまして、新鮮で高品質な県産食材、すだちやなると金時を使用した新たなメニュー、合計10万食を提供する「旬の徳島フェア」を開催いたして参ります。少し以下、具体的に申し上げさせていただきます。
 「旬の徳島フェア」、まず第1弾といたしまして、来る8月1日月曜日から、9月1日木曜日までの1か月間、徳島を代表する夏の食材すだちを使ったメニュー、すだちおろしそば、こちらを5万食以上を目指しまして、首都圏全115店舗で一斉に提供をいたして参ります。メニュー開発におきましては、通常であれば4分の1個、または2分の1個しか使われないところ、今回は2分の1個の約3倍となる1.5個、すだちをふんだんにということで、こちらに出ています。
 すだちのさわやかな香りと酸味が、濃い醤油ベースのつゆと絶妙に合わさり、富士そば史上最高の爽快感を感じられるメニューが完成をしたと、このようにお聞きをいたしております。暑い夏が続く中、是非、首都圏の皆様方に、本県が誇るすだちをご賞味いただき、各ご家庭でもさまざまな料理にすだちをご活用いただければと考えております。
 ちなみに四国、あるいは関西圏、西日本と違って、首都圏ですだち、実は高級食材となっているんですね。だから、すだち、皆さん方あまり見たことがない、食べたことがない。そうした皆さん方に、逆に身近に感じていただく絶好の機会とわれわれは捉えております。また、「旬の徳島フェア」、今度は、第2弾では、現在、開発中ではありますが、なると金時のおいしさ、こちらを引き出す徳島ならではのプレミアムメニューを、旬を迎える11月頃に、こちらも首都圏、全115店舗において約5万食提供できるよう、関係の皆様方と協力をしながら、今、準備を進めているところでありますので、詳細が決まり次第、改めて発表をさせていただきます。
 さらにこの度のフェア開催におきましては、駅が近く人通りの多い富士そば全115店舗、これが、実は富士そばの一つの特色なんですね。駅の真ん前に、また多くの人が行き交う、そこに富士そばありと。徳島を全面に打ち出した提供メニューや阿波おどりのポスターを掲示いただきますとともに、各店舗への観光パンフレット、また、すだちのレシピ、こちらの提供など、首都圏の皆様方に食をはじめ、観光、文化、徳島の魅力を効果的に発信させていただきます。今後とも首都圏での、徳島の食を体感いただく機会、これを通じ、阿波ふうどの魅力発信や販売拡大を図り、新たな徳島ファン獲得に、積極的に取組みを進めて参ります。

「徳島県ものづくり新技術展示商談会inマツダ」の開催及び出展企業の募集について(説明)

 次に、合計では3番目となりますが、「徳島県ものづくり新技術展示商談会inマツダ」の開催及び出展企業の募集についてであります。本県では県内ものづくり企業の皆様方の、新たな販路開拓を積極的に後押しし、本県製造業の発展、ひいては本県経済の飛躍へとつなげて行くため、県外の大手企業の皆様方に県内企業の優れた新技術、新製品、こちらを直接PRする「徳島県ものづくり新技術展示商談会」を、平成19年度、この時にはトヨタ本社に乗り込んでいきました、から実施をして参りました。これまでトヨタ自動車株式会社や株式会社神戸製鋼所、デンソー株式会社など、県内中小企業が単独ではなかなか営業をかけることが難しい、日本を代表する大手メーカーとの貴重な商談の機会を創出し、出展をいただいた県内企業の皆様方には、大変ご好評をいただいているところであります。今回、第14回目となるわけですが、SUVをはじめ、乗用車の分野における国内有数のメーカーであるマツダ株式会社との間で、平成26年度に続き、今回2度目となる「徳島県ものづくり新技術展示商談会inマツダ」を、今回はリアルでなくWeb上の特設展示会サイトで開催する運びとなりました。
 マツダ株式会社、いうまでもなく自動車業界を取り巻く事業環境の変化に素早く対応していくため、優れた燃費性能と力強い走行性能を兼ね備えた独自の新型エンジンの実用化を筆頭に、カーボンニュートラルに向けた電動化、インターネットとつなげることで安全性、快適性を向上させるコネクティッドサービスなど、類を見ない技術、商品の開発を進められておりまして、ここに県内企業の、さらに磨きのかかった新技術、新製品をご提案させていただくことで、実りの多い展示商談会として参りたいと考えております。ついては、本日、7月22日金曜日から、8月26日金曜日までの間、出展企業の募集を行わせていただきますので、県内企業の皆様方には、自社の製品や技術、そしてアイデアを売り込む絶好の機会として、是非、積極的にご参加いただくよう、お願い申し上げるところであります。今回の展示商談会が、出展企業の皆様方にとりまして、このコロナ禍、大変な状況であるわけですが、まさに新たなビジネスチャンスとなり、「アフターコロナ」の県内ものづくり産業、さらには本県経済活性化につながる、より実効性のあるものとなりますよう、しっかりと取組んで参りたいと考えています。
 最後に、報告事項を1点、「とくしまグルメプレミアム食事券」の再募集についてであります。「とくしまグルメプレミアム食事券」についてでありますが、本日、7月22日金曜日が実は申し込み締切日。本日の朝8時現在で18万305冊の申し込みをいただいているところであります。今回、お申し込みをいただいている皆様方に対しましては、7月26日火曜日から、予約券を発送させていただきます。というのは、抽選をする必要がないからということですね。県民の皆様方には基本的感染防止対策の再徹底にご留意いただきまして、安全、安心な徳島グルメをご堪能いただければと思います。また、40万冊を用意させていただいている中で、当然のことながら残数がありますので、翌週、7月25日月曜日から直ちに再募集を始めさせていただきます。そこで、再募集に当たりましては、飲食店の皆様方、また県民の皆様方からいただいているご意見、また、新型コロナ感染症の動向を踏まえまして、県民の皆様方の多様なニーズへの対応と利便性の向上を図るため、以下2点、制度の変更をさせていただきます。
 まず第1点目、予約券による食事券の購入期限、実はこれまでは1か月半で、ということで9月16日を提示しておりましたが、こちらだと「ちょっと急いているのではないか」、あるいは「もう少しじっくり様子を見たい」、こうしたご意見もありましたので、この度、発送分も含めさせていただいて、食事券の利用期限となる12月31日まで延長をさせていただきます。ですから、その時に引き換えをしていただければということであります。
 次に2番目、食事券の購入上限につきましては、現状と同じく、お一人1回当たり5冊とさせていただきますが、他県で同様の制度を行っている、つまりお店の登録制度ですね、これを参考にさせていただきまして、回数制限を設けない。つまり、はがきで何度申し込んでいただいてもいい。ただ1回の申し込みは5冊までと、回数制限を設けないこととさせていただきます。
 以上の2点の変更を図りまして、今申し上げた、来週の7月25日月曜日から11月末までの間、申し込み冊数が40万冊に達するまで、随時募集をさせていただきます。そこで、7月22日までお店の登録を延ばしていたところでありますが、当然、そうなりますと、参加飲食店の申し込み期限につきましてもしばらくの間、追加募集を受けさせていただき、より魅力のある、そうした「とくしまグルメプレミアム食事券」となればと。そして、大変な状況の中、何とかお店を続けていこうと頑張る飲食店の皆様方を、何とか応援をさせていただきたい、このように考えておりますので、是非、県民の皆様方にもこのご趣旨をご理解をいただきまして、「この店、いつもひいきにしているんだよね」、「長く続いてほしい」。あるいは友人から、あるいは会社、あるいは団体などで「あの店いい、そこいっぺん行ってみよう」、そうした形で是非、飲食店の方をお支えをいただければと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。以上です。

発表事項について(質疑)

(幹事社・日本経済新聞社)
 では、幹事、日経からまず伺います。最後、今、説明がありましたグルメ食事券について、確認ですが、これは後ほど資料のようなものは、リリースは出てきますか。

(知事)
 はい、ご用意させていただきます。

(幹事社・日本経済新聞社)
 もう一度、2点を改良するということですが、それは今回、40万冊予定していたものが18万冊にとどまった、そこでの反省というか、足りなかった点などを補うという意味はわかるんですが、改めて、なぜ最初の募集で上まで、40万冊まで届かなかったのか、その原因みたいな点について、もう一度改めて。

(知事)
 やはり、これはコロナの状況といったものも当然、ある部分でありますし、お店登録というのは実は初めてということで、最初にもうこれだけのお店が、がーんとあって申し込むのであればいいんですが、ひいきのお店がない。その場合にはお店に「申し込んでよ」、こうしたことをお客さんの方からも、いっていくということになるんですね。だからどうしても、この発表の時にも申し上げたように、よく「Go To Eat」であったり、あるいはこれまでの二つのプレミアム、例えば「(とくしまプレミアム)交通券」、あるいは「(徳島プレミアム)生活衛生(クーポン)」、こうしたものがスタートを切っているわけですが、募集、抽選をしなければならなくなる。確かにこの場合には、それぞれ金券として使っていると使いやすい、県民の皆様方にとっては非常に使いやすい。しかし、お店にとってみると、期待をして、例えばいろいろな、例えば美容院であればパーマのいろんな液とか用意していたところ、思ったほど、常連以外の人は来なかったとか、そうしたことがあり得るんですね。つまり、お店側が各自PRしなければならないということも、これ、あるわけでして。今回の場合、飲食の場合には本当に傷んでいると。これはもう全国的にそうなんですが、そうしたところから見て、逆に飲食の場に、どちらかというと軸足を置いた、今回は制度にさせていただいた。「Go To Eat」はどちらかというと利用する人に軸足を置いているということなんですね。ということで、ここはご理解をいただきたいといった点を何度か申し上げた。ただ、そうしたものの中で、実は今回もご意見をいただいているということがあって、ネットを中心に、これやっていたんですね。しかし、その中では、コールセンターにも問い合わせがあったんですが、「いや、お店がネットじゃないとわからない」、確かにいろんなところに置いてはあるんですが。それが「非常に使いづらい、申し込みづらいじゃないか」と。その場合、実はコールセンターにお聞きをいただければ、「じゃあ、板野郡のこういうところ」、そうしたら、ぱぱっとあるんですが、それでご理解をいただいたわけですが、しかし、それも「そこへ頼めばいいじゃないかといったものをチラシに書いていないじゃないか」と、こうした点もありまして、今回、そうした点、まだまだ初めて行ってみた制度だということでもありますので、改良点、これはお店の皆さん方と、あるいは県民の皆さん方とともに作り上げていく制度だと。
 しかし、あくまでもこれはお店を支えるための制度であると、こうした点をご理解いただいて、どんどんひいきのお店に、まだエントリーされていないということであれば「是非エントリーしてよ」、「あったら自分は買って行くのに」、あるいは「知り合いにも広められるのに」、こうして、逆にお店も広がっていくと。そうすると、より多くの皆さん方が応援をできる体制になっていく。それともう一つは、やはり5冊までということに対して「ちょっと少ないのではないか」、「自分たちの行くところって、単価もうちょっと高いよ」、こうしたお声も実はあるんですよね。ただ、まずは広く薄く、多くの皆さん方にこの制度を知ってもらう、これも実は大きな目標。
 ということで、二つのプレミアム券に比べて、二つは11月30日までなんですが、やはり年末需要というものもありますから、12月31日までという形にさせていただいているということもありますので、是非、これまで以上に、より多くのお店がエントリーをされ、そして、それによって多くの県民の皆さん方がひいきとするお店を、さらには「あそこいいな」、「行ってみたいな」、「支えてみたいな」、そうしたお店がより増えていく、結果として、今回の「とくしまグルメプレミアム食事券」がより魅力のあるものに進化できるように、この点についてはお店の側、あるいは利用いただく県民の皆様方にご協力をいただければと思います。以上です。

(毎日新聞社)
 毎日新聞です。私も5冊、申し込んでいますけども、個人的に。

(知事)
 ありがとうございます。

(毎日新聞社)
 それを店に伝えたら「結構、プレッシャーだ」と、「店をずっと続けないといけない」。店を限定するという、店が潰れたら使えなくなるという、そういうプレッシャーというのは、この18万冊にとどまったという原因としては考えられないのでしょうか。

(知事)
 それは、逆にお店を支えるという気持ちを今、おっしゃっていただいたように。お店もそれがプレッシャーになる、それだけ期待度。今、いろんなお店に行くと、実は人気投票のような、自分のお店に一体、どれだけの人が申し込んでくれるか、そこが楽しみでもあり、不安でもあるんだ。だからいろんな、ひいきの常連客に「是非頼む」ということもいわれていることですので、今回のこの目的というのは、やはり県民の皆様方の軸足、ここは何とかということで、プレミアム率を「Go To Eat」と比べてその倍の50パーセントにさせていただいている。そして、今もおっしゃるように、お店が何とかここまで頑張ってきていただいて、ここで心が折れてやめてしまうということがないように、ここはひいきの皆さん方がお支えをいただく。あるいは、そのひいきの皆さん方がより「あそこの店いいよ」、そうすることによってお店もよりおいしい、よりいいものを提供していこうと欲がわいてくる。こうした制度にさせていただくということなんですね。ただ、確かに、ご指摘があった、今回はちゃんと書かせていただいていますが、もし、お店が休業しちゃった、あるいは潰れた場合には、そこはオウンリスクになってしまいますと。そこで、実は9月16日までが交換、そりゃ、お店にとってみると早い方がいいんです。しかし、ここもそうしたご意見を入れ、よりリスクを少なくするために、もう、使える使用期限の12月31日まで、今回の分も含めて、交換はその時まで待っていただいて大丈夫ですよと。つまり、行った時に交換すれば大丈夫、こういう形に今回、改善もさせていただいています。是非、お店を支えていただく。そして、お店の皆さん方の心が折れないようにエールを送っていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。食事券ですが、現在、今日の朝8時時点で18万305冊、申し込みがあったということで、残り22万冊ほどだと思いますが、その40万冊に達するまで、随時募集というのは、また募集をかけて、一定で締め切りをまた設け、そこで抽選、また、余ったら募集をかけて抽選という、そういう形になるのでしょうか。

(知事)
 そこで、1回、1発目、つまり(7月)22日までの部分で、例えば他の二つのプレミアム券のようにかなり多い、抽選させていただいたんですが、まず22日、まだ18万冊から増えると思いますが、今日の朝8時時点、例えば郵便だったら、まだまだ明日とか明後日届きますので。あと、残った約20万冊、これについては、随時というのは、まずさっき申し上げたように、第2弾として25日から、チラシもちょっと変えさせていただいて、今申し上げたように変更点がありますので。それと、コールセンターのところ、ネットでわからない場合、どうぞコールセンターにお気軽に、こうした点も書かせていただきますので。それを25日から再募集をかける。随時というのは、もうそこからずっとかけていって、そろそろ合計40万冊になりそうだといった時点で、そこで、そろそろということをいわせていただく。だから、例えば25日に募集をかけてその日だけ、というのではなくて、25日からずっと、また募集をかけていきます。そして、合計40万冊に達しようとなったところで「いっぱいになります」と。だから、ここからは早い者勝ち。つまり、抽選をするということは、よほどのことがない限り、例えば、最後の1日、そこまで、まだ締め切るといわないときに、どっと10万冊きちゃったと。その場合はやむを得ないと思いますが、そこのところは工夫を、なるべく申し込んだ人たちが、まずはゲットできるという形を取らせてもらう、こう考えています。

(徳島新聞社)
 25日からの第2弾というのは、先着順ということですか。

(知事)
 今同様にずっと申し込んでいただいて届いて、その合計が例えば、まだ40万冊に行っていないという場合だったら、随時、発送していけばいいなと思っていますが、少しそのあたりの制度構築、また25日に発表する前にお話できればと思います。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。関連して、購入期限を延長しましたが、使い切れなかった部分が、お店の休廃業等で利用できなくなった場合のリスクは残ります。ここのリスクを保障するというような制度の変更は考えていないでしょうか。

(知事)
 それはどこもやっていないですね、先発のところ。それから、商工会議所でやられた時にもそれはないという部分ですから、お店の廃業の、かかる分に対して何かということではなくて、廃業しないように、そこを応援するという制度で、あえて金券でない形を取らせていただいた。そして、何度も申し上げているように、金券の場合には、お店としては、最初に料理を作るための材料を仕入れ、お金を使って、そして来ていただいたお客さんに提供してチケットをもらって、後日交換と。つまり、その間に休廃業になる可能性が逆に高いわけですよね。今回の場合は先にお金がゲットできる。場合によっては、その日の内に全部、7,500円が使われてしまうかもしれませんが。残った場合に、今、おっしゃるリスクになるわけですが、そのリスクも逆に、お客さん側にとって一番少なくする。そうした意味で、いわばプレミアム率を、今までの「Go To Eat」の場合には8,000円で1万円、つまり25パーセントだったものを、5,000円を払っていただいて7,500円、つまりプレミアム率を50パーセントにした。つまり2,500円をこちら側から提供させていただいている。いわばそこが、保険の率が高くなる。例えば7,500円の券を持っていて、5,000円を食べちゃったらリスクはないわけでしょう。残り2,500円に入ってきたらこちらのリスクなわけですから、実は、それをわれわれはリスクとはいいたくはない。しかし、結果としてそれが保険になる。「Go To Eat」は確かに、使ってリスクゼロですが、そこのところは是非、ご理解をいただきたい。そこでプレミアム率を50パーセントにさせていただいた場合に、ということですので、今回はあくまでもお店を支える。そして、先にお金が入ることが、お店がより継続できると、こうしたことにつながって、より期待度が増して、そして頑張ろう、そうしたエールを。そして、お客さんたちにとってみて、7,500円のうち、まず5,000円を使っていただければノーリスク、こうした点で、そこの部分はわれわれが、より利用しやすいという形で50パーセントプレミアム率とさせていただいたということになります。

(四国放送)
 四国放送です。食事券ですが、もし、紙ベースがあれば質問がすごくしやすいんですが。

(知事)
 今日はちょっと、そんな予備がなかったので。ご用意、またさせていただきます。

(四国放送)
 ちょっと聞き逃していたら、1回当たり1人5冊が今の制度でしたね。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 要するに何冊も買えなかったというのを、次は回数制限を設けないというのは、1人5冊、1店舗から買って、また再度、同じ店から買っていいし、別の店で買ってもいいという。

(知事)
 今回、変える点というのは、例えば私が申し込むとしますね。例えば、じゃあ、ハガキで。じゃあ、ハガキ1枚、今回、期限までで1回しか申し込めない。この中には5冊分ですから、一つの、5店舗1冊ずつということもあるし、冊数が違う場合も。それで、1回で終わりです。ところが一度、これで約20万冊。まだ半分あるわけですから、もっともっと応援したい。ただ、ご意見として確かにあったんです。「うち行ったら1回で7,500円では足りない」、そういう人たちの対応。あるいは「家族で行ったら足りない」ということがあるので。じゃあ、1回の申し込みはあくまでも今と一緒、5冊のみ。しかし、ハガキを、いろんなところに置いてありますから、じゃあ、3枚出します、というと、結局15冊買うことができる。「手間がかかる、もういいじゃない」、でも申し訳ないけどそこは手間をかけていただくと。そうすることによって冊数上限が事実上は、当面の間なくなるということになります。確かに「ちょっと5冊では足りない」という声が結構あるんですね。

発表事項以外について(質疑)

(幹事社・日本経済新聞社)
 では、その他でどうぞ。

(NHK)
 NHKです。改めてですが、昨日からまだ新たな、変わりはないとは思いますが、新型コロナの感染急拡大について、県民に対してまた一つ呼びかけをお願いしたいのと、あともう一つですが、(7月)28日に総合開会式に出席される、秋篠宮ご夫妻の出席というのは通常どおり、予定どおりにいかれるのかというのを教えてください。

(知事)
 まず昨日もコロナ会見、県民の皆様方に、基本的な感染防止対策の再徹底、これをお願いする一方で、政府においても、あるいは政府の専門家の皆さん方も、現段階としては行動制限をかける必要はないという、こういった話がありましたので、それを踏襲させていただく。しかし、基本的な感染防止対策は是非、よろしくお願いをするということと、特に換気ですね。何度も申し上げているように、今回の「第6波」から「第7波」、BA. 5については、6波も同じかもしれませんね、「オミクロン株」、この場合にはエアロゾル感染、これが非常に強力だということなので、ずっと換気、室内を閉じておいて、たまに、こまめに換気をする、ではなくて、開けながら空調をかけてもらいたい。このようにお願いをしているところであります。そして、今日もまた、1時になりましたら発表させていただきますが、昨日「第7波」、ここは多くのご質問をいただいたところなんですが、ほとんどは3連休ということで、検査の積残し、これがどっと出てくるということで、想定の範囲内ではあった。でも、今日が例えば600人、700人いくということになってくると、火曜日のゲノム解析を待つことなく、これはやはり、もう完全に徳島も、置き換わりという言葉が使えるかどうかちょっとまだわかりませんが、「第7波」突入ということを申し上げることになりますと申し上げたんですが、今、速報ですが600人を割っております。だからいいということでは全然ないですけどね。ただ、昨日も、あの過去最多739人、徳島県内では衝撃を持って受け止められているんですが、実は昨日、18万人を超えた日本の中で、1,000人を割ったところは七つしかないんです。徳島の739人は少ない方から三つ目、鳥取、山形、山形とは僅差だったんですが、そして徳島、こういう順になっている。そういった形から見ると、もうあとは全部1,000人以上、万というところですので、この差を見てくると、確かに置き換わりがどこまでいっているのかなというところはあるんですね。しかし、置き換わり6割といった鳥取をうちは上回っている、久方ぶりに。こうしたことを考えると、確かに置き換わりがかなり進んでいるのかなと、まだ推測の域ですが、こうしたものはあるところですが、まだ現段階としては少し。今日発表数値が、もう確実に例えば700人突破したと、これはもう入っていますと申し上げるところですが、速報値では今のところ600人いっていない、割ったということでありますので、もう少し、そこのあたりは見る必要があるかな、このようには思っております。ということで、県民の皆様方には引き続き、基本的な感染防止対策、この再徹底、特にエアロゾル感染、これについては、大変、今、電気代が高くなって申し訳ないですが、窓を開けながらの空調といった点に心がけていただければ。これはお店も同様。あるいは、これからスポーツもそうなってくるんですが、こうした点をお願いしたいと思います。
 そして二つ目の質問、28日の総合開会式、今のところは予定どおり実施をさせていただくということと、宮内庁の方から秋篠宮皇嗣同妃殿下、お越しにならないとか、あるいはWebであるとか、こうした話は今の段階ではいただいておりません、としか申し上げられないところですが、以上です。

(四国放送)
 四国放送です。先ほど、コロナで600人を、今日は下回る可能性があるという中でいうと、昨日の知事の言葉でいうと、600人、700人よりは低いわけですよね。ということで、ちょっと「第7波」というのはまだ、ちょっと表明するのは難しいというのが知事のお考えでしょうか。

(知事)
 というのは、例えば700人になったからといって、どのぐらい置き換わりが進んだかというのはわからなくて、あくまでも推測なんですね。火曜日発表で、これが出てくるので、この段階では確実にわかる。しかし、県民の皆さん方には早め早めに、やはり今回のアラートを一つ上げたというのも、実際上は二つの指標のアンドで判断するものが、重症化、ここのところが実はまだレベル2にいっていない、「前期」には。だけど、あえて予防的な措置として、これは本県の専門家会議の皆さんも「前回もやったように予防的に注意をしてもらいたい」、「基本的な感染防止対策、再度チェックを」、そうした意味で、この段階で上げるべきではないかと。でも、ゲノム解析はやはり24分の1だったんですね。3回連続で、実は24分の1と。だから、こうやって見ると、確かに徳島は全然、置き換わりが進んでいない。従来どおりBA.2なんですよね。ただ、間違ってはいけないのは、BA.2も実は感染力が強い。確かにBA.5は1.27倍強い、こうは言われるんですが。だから、BA.2でも置き換わりでBA.5と戦をやっている中で、頑張っちゃっているのかもしれないですね。だから、何をもって「第7波」と言うか。でも、全国的には置き換わりを言うんですね。今、実は、政府が言っているのは日本では96パーセント置き換わりが進んだと言っている。ただ、徳島の解析の結果ではまだ。だから逆に、そうした意味で、先ほど申し上げたように、確かに数が増えてはいるんだけど、全国的に見ると非常に低い位置にあるということが言える。しかし、BA.2とBA.5とで、実はもう一つ、最近、だいぶBA.5の特性がわかってきたんですね。それに、やはり置き換わっているのであれば、BA.2への対応からBA.5への対応に変えないと、今度は止められなくなりますので。実はBA.5、これは今までBA.2の時は上気道といって、肺に下りない、肺で増殖しないということだった。いわゆる風邪だったんですね。ところが、今回は肺で増殖する。そして、実は入院期間が長くなる、こうした話がありまして、いわゆる、この症状というと、BA.2と、いわゆる「デルタ株」とのハイブリット、こんなイメージがだいぶ出てきているんですよね。まだこれをエビデンスをもって確定といってはくれていない。ただ、われわれは端緒でもって県民の皆さん方に、あるいは増えそうなところに対してどう抑えるか。今回の児童等利用施設、ここを「第6波」で積極的疫学調査の結果、見出した。先に、全国より先んじてそこを抑えた。ご本人たちだけじゃなくて家族も危ない。家族に症状があったら、ほとんどご本人にもあると思ったほうが、熱がなくてもということで、登園、これを自粛してもらうということを強く申し上げたところ、と同時に、あと職員の皆さん方の頻回検査、これを入れさせていただいた。結果として6波の時にも全国でいち早く二桁に押さえることができた。そして、全国がそれをやるようになって終息。ただ、今回はもうとにかく感染拡大が非常に早い。そして、よそでは置き換わりが本当に早いということから見ると、我々としても、そろそろそうしたものに対しての準備、あるいはもうすぐにやるということも考えられますが、そこのところをしっかりと。国の方からも早くそのエビデンスを出してもらいたいと。

(四国放送)
 ちょっと場所はいいませんが、一部の病院で非常に救急が増えて、阿南の方がやっていないというのはあるでしょうけども、非常に医療が逼迫というか、厳しい状況だという声もありますが、県内全体のコロナの医療、もしくは通常医療に対してというのは、今のところ、どういう状況だとお考えでしょうか。

(知事)
 今の段階として、例えば救急のお話が出たので、いわゆる困難事例ということで、全国では非常にそれが増えているんですが、本県の場合には実情、本当の意味で厳しかったというのはまだ、連絡はないところなんですね。そして今、一部の救急で大変というのは、これは全国も同じ傾向なんですが、これは実は、救急が逼迫しているのではなくて、特に夜間、体調が悪くなった、「ひょっとしたらコロナではないか」、自分で動けない、そこで救急に入れてしまうんですね。そこで、救急が行く時には、コロナかもしれないということで防御しなければいけないので、普通のお腹が痛いとかそういう人とは違う対応をしていきますので。もちろん、そういう装備で対応していますが。そういった中で、結果、非常に逼迫している。だから今、全国ではどんなアナウンスが出されているかというと、コロナかなと思って救急を呼ぶのではなくて、「かかりつけ医」であるとか、あるいはいろんな相談コーナーがありますから、そうしたところへまずやっていただきたい。でも、心情としてはどうしても「調子が悪い、これコロナだ、救急」、こうなっちゃうんですが、そうしないと、本当の意味で救急で助けなければならない人を助けられない。実は沖縄とか東京でこれがもう起こり始めている。NHKの方でこの間、東京のある区の救急センター、やっていたんですが、もたない。その半分が実はコロナの救急。だから、本当の意味で助けなければならない人が助からない。そこでさっき、エビデンスを早く出してもらいたいというのは、今までのBA.2であればほとんど、既往症があれば別ですよ、ほとんどの人が無症状か軽症なんですね。で、あれば「一晩、少し様子を見てください」というのもありなんですね。それよりも本当に助けなければならない、例えば事故だとか、本当に、例えば内臓がおかしくなった、既往症が悪化した、そういう人たちは救急で助けなきゃいけない。だから、そこのところはなるべく控えていただきたいというアナウンスを出せるんですが、BA.5は、しかし、時に肺炎を引き起こす。こうしたことになってくると、これはそういうアナウンスだとまずいんですね。一晩、家で我慢していたら翌日大変な、危篤状態になる。これも考えられるので。だから、そこのところをしっかりと国が、早くエビデンスを出す。これだけの数、症例が出ているんですからね。そこをまずは急いでやっていただきたいなと、期待して。

(四国放送)
 このエビデンスが出て、初めて2類であるとか、5類であるとかということも、やはり検討していくべきだという考えでしょうか。

(知事)
 いや、これはもう既に後藤厚生労働大臣がアナウンスを出して、「第7波」を終息すると、これを2類から5類に落とす、その準備に入る、このようにもう既に会見で言われておりますので、われわれも「そうか」と、このようには。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。昨今、旧統一教会と政治との関わりがいろいろ取りざたされて、知事の中でも、「実は私も」というお声がちらちら出ているものですから、念のために飯泉知事、お心当たりがないかどうかだけ。

(知事)
 例えば、先の知事選であるとか、それまでの知事選で、旧統一教会の皆さん方から支援といったものは一度もお受けをしていない。それから、あともう一つ聞かれるのが、じゃあ、例えば何か大会がある時にメッセージを送るとか、そうしたことについてもまずご要請がないものですから、当然、そうしたものに対しては一度も出したことはないということです。

(徳島新聞社)
 関連なのかどうかわかりませんが、安倍元総理の国葬が先ほど閣議決定されたわけですが、これについて、賛否両論あると思いますが、この国葬を、ということの是非について、知事はどうお考えになりますか。

(知事)
 これまで日本の総理で、国葬が行われたのは吉田茂総理だけということですね。しかも、吉田総理の場合には現職で亡くなったわけではない。今回の場合には、まず安倍元総理は8年8か月、現職といいますか、歴代の総理の中で一番長い。その長さが、ただ長いだけだということではなかった。つまり、外交上の成果といった意味では、今回の海外からの弔意、これまでにない弔意が外務省に寄せられている。こうしたこともあって、岸田総理、まず大きな意味としては、海外の皆さん方へのアナウンス、その弔意にお応えをする場として国葬をと、このようにも聞いているところなんですね。ですから、まず歴代総理として史上最長であるということ。そして、さまざまな成果を挙げられた。そして、海外からは国内以上に評価が高い。それもそうなんですね。例えば安倍総理が、第1次内閣として、そして退陣をされた。それ以降、総理はほとんど1年で代わっているんですね。あの当時、もちろん自民党政権から民主党政権になった時、そんな感じだったんですが、その時に何と海外からいわれたか。「日本の総理の名前が覚えられない」、毎年代わる。そうなると、約束ごとが履行できなくなるんですね。いわれてすぐにできるわけではありませんので。そうなると結局は、日本の信用が地に落ちる。ところが再び総理になられて、そして通算で8年8か月、この間、外交、どれだけ日本の信用が高まったか。そして、これは日本人が口でいうよりも、海外の人たちが行動で示してくれているわけですよね。ということで、それに対して、国葬という場をもって海外の皆様方をお迎えする。これは日本として、いわば答礼として、まずあるべき姿だと。それから、歴代総理の中で長かった、一番長いというだけではなく、やはり現職の国会議員が凶弾に倒れたという、このことに対してどう政府としてアナウンスを出すのか。よく、皆さん方も、あるいはあらゆる政党の皆さん方が「政治を、言論を、暴力で、銃弾で、それを黙らせる。こうしたことは絶対に許されない」と、これはもうどの人たちもいわれているわけなんです。ということを考えると、このアナウンスを国民の皆さん方、あるいは世界も見ているわけだから、どのように出していくのか。その答えが国葬という形を取るのか、あるいはそれ以外のものでやるのか。当然、これは国民の皆さん、あるいは特に海外の皆さん方もよく見ている。
 日本というのは政治を、言論を凶弾で倒す。こんなことに対して腰が引けていると、こうしたことは断じてあってはいけない。絶対に許さないと、やはり、こうした意味も今回あるいのではないか。もちろん、私自身ということからいけば、安倍総理には当然、忘れもしない平成30年、現職総理として徳島県庁に入っていただいたというのは安倍さん、唯一ですから。そしてその安倍総理が(消費者庁)新未来創造戦略本部となる当時の消費者行政新未来創造オフィスを視察いただいて、「非常に順調にいっている」と、「これはいい」といっていただいたことが、結果として、明治開闢以来初となる、霞ヶ関の本庁機能が地方へ行く、徳島県庁の10階にある、これに結びついたわけでありますので。さらには、今度は知事会長として、このコロナ、全く羅針盤のないそのコロナを最初に、ともに戦ってきた、その総理が安倍総理だったわけでして。特に忘れもしないのが令和2年3月10日、ちょうど県議会が終わって、すぐ官邸へ赴いたわけですが、地方6団体とこのコロナについて話し合う「国(と)地方(の)協議の場」、その場で、徳島県がゼロゼロ融資という国が作ったその制度に、お金がもうからない中でお金を借りる、リーマンとは違うといった点で融資連動型の補助金10パーセント、100万円のキャッシュを、この話を安倍総理にさせていただいて、「そうだね、直ちにやろう」といって持続化給付金が出来上がったんですね。
 さらには、やはりコロナ、各都道府県、市区町村、様相が違う。そこに対してきめ細やかに、すぐに対応できるスピード感を、そのための財源が必要だと、地方創生臨時交付金1兆円、マスコミの皆さん方、「そんなのできるわけない」って皆さんにいわれたんです。これも安倍総理が「直ちにやろう」。そして、結果として、今では累積16兆円になって、コロナの感染拡大、あるいは社会経済活動をあげていく。今回の三つのプレミアム券も、全て財源は地方創生臨時交付金。こうしたことが直ちにできる。キットを買う、こうしたことも直ちにできる。
 そうした点の機微、もとより、地方創生という言葉は、安倍総理が平成26年9月3日に出してくれたわけでして。そうした点を考えると、われわれ地方を預かるものとしては、やはり歴代総理の中でも一番ありがたかったかな、ありがたいな、そうした方でありますので、当然、国葬を閣議決定された、先ほど申し上げた大きな二つの理由、これはあるんですが、心情的には国葬、よかったなと、そのように思っています。以上です。

(幹事社・日本経済新聞社)
 よろしいですか。では、こちらからは終わります。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。先ほどの資料、また後ほど。

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