令和4年4月22日 臨時記者会見 フルテキスト版

（知事）
 それでは、第77回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催いたしましたので、その結果をご報告させていただきます。
 本県では本日、（4月）22日、新規感染者数は79名、3日ぶりに100名を下回り、直近1週間の新規感染者数、今週と先週との対比、0.71、4日連続で1を下回るなど、再び減少傾向に入っているところであります。アラートの指標、二つのうちの最大確保病床使用率につきましては、昨日（4月）21日、9.5パーセントと、104日ぶりに10パーセントを下回ったものの、本日は10.3パーセント。つまり、レベル1の基準である10パーセント以上、その前後を推移しているところであり、まだ現時点では「とくしまアラート」を全面的に解除する段階ではございません。こうした中、来週（4月）29日からいよいよ、日本で人が大きく動くゴールデンウイークの開始が控えまして、引き続き、高い警戒感を持って対策に取組む必要がありますことから、本日、第77回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催させていただいたところであります。そこでまず1番目、ゴールデンウイークに向けた感染防止対策の呼びかけについてであります。
 
（パネル「とくしまアラート・感染観察」掲示）
 
 こちらをご覧いただきまして、今、申し上げた「とくしまアラート」、一番下の感染観察レベル1になっているところでありまして、やはりゴールデンウイークを迎えまして、やはり基本的な感染防止対策の再確認をお願いしたいと。特に「うつさない」「うつらない行動」、こちらに心がけていただきたいということで、徳島（県）が独自に用いております、例えば帰省前などのPCR検査。あるいは、今、薬局などで無症状の皆さん方に受けていただく一般検査、これらを5月末まで延長させていただきます。また、「混雑を避け、時期を分散」、また、感染リスクの高い行動を控えていただく、ということで、特に飲食、宿泊をなさる場合には、感染対策にご協力をいただいている、徳島（県）が全国のモデルとして発信をした「コロナ対策三ッ星店」、こちらを積極的にご利用いただければと思います。
 また、事業者の皆さん方におかれましては、その意味で、飲食店、宿泊施設向けの抗原検査事業、従業員の皆様方のタイムリーな検査にご協力をいただければと思います。こちらも5月末まで延長させていただきます。また、少しでも症状がある場合は、ご本人はもちろんのこと、ご家族でも同様の場合、やはりご家族で旅行されるのは控えていただきたいと思います。
 また、是非、親しい人にお会いになられる、あるいは高齢の皆さん方の施設を訪ねる、あるいはお会いになるといった場合には、それぞれ、是非お会いになる前に検査をお受けいただきたいということであります。
 こうした形で今回、ゴールデンウイークに向けての対応、是非お願いいたしたいと思います。また、特に帰省をされる皆さん方にお願いがございます。
 
（パネル「帰省される方へ」掲示）
 
 こちらにありますように、それぞれの公共交通機関を活用される。例えば「徳島駅、あったらいいな」、そのお声にお応えしようということで、徳島駅近くに無料で検査を受けられる場所、こちらをご用意させていただいております。ということでこちら、パネルにございますが、木下グループの「新型コロナPCR検査センター徳島店」。年中無休で、朝9時から19時まで、インターネットで事前の予約が必要となります。ということでこうした形、また、徳島阿波おどり空港の方にもご用意させていただいております。
 
（パネル「ターゲティング広告を活用した周知について」掲示）
 
 また、こちらを少しご覧いただきたいんですが、若い皆さん方はもう当たり前のことですが、「Web上でのターゲティング広告を活用した感染防止対策の周知」ということで、全国のニュース、アップトゥデイトで直ちに取ることのできる、例えばアプリ、「SmartNews」、あるいは「Yahoo！（JAPAN）」、「Google」、検索エンジンですね。こうしたものについて、徳島（県）の感染防止対策、皆さん方がご覧になられる、若い人は特にということですので、そのWeb上での広告を、このコロナウイルス対策、こちらを載せさせていただきます。期間としては、予定ですが、4月28日（から）5月中旬頃までということで、まずはゴールデンウイーク期間をすっぽりと、そして、その後もしばらくの間という形で対応をさせていただきます。対象となりますのは、徳島県内のユーザーの皆さん、また、徳島県外のユーザーの皆さんで徳島県に関心をお持ちの皆様方。例えば、過去に徳島県にご来県した、あるいは、徳島県に関連することを検索された方にぽんと飛んでいくという形になります。内容としては先ほどから「もう耳にタコができるよ」といわれるかもしれませんが、基本的な感染防止対策のお願い、こうしたものを広告としてスマホユーザーの皆様方に直接お届をさせていただきます。
 また、さらには、先ほど、（徳島）県内の飲食店「（コロナ対策）三ッ星店」をよろしくと申し上げたところであります。しかし、お客様の中にはお店のご協力要請にすっと答えていただけない、こうした場合も実はあるんですね。ということで、これは（徳島）県からのお願いなんですよといった形で。
 
（パネル「三ッ星店への啓発ポスター等の配布について」掲示）
 
 実は、まずポスター、こうしたものをご用意させていただきました。もともとはこの真ん中、これが「（コロナ対策）三ッ星店」の認証シールということですが、ポスターをご用意させていただくとともに、机の上に三角ポップ、こちらをご用意させていただき、この中には、実は二次元コードをご用意してありますので、着席になられてぱっと読み取っていただく、こうした対応も、特に若い世代の皆様方にはご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 それでは、次に大きな2番目として、「高齢者施設などにおける集中的な検査」についてであります。こちらを少しご覧いただきたいと思います。
 
（パネル「高齢者施設等における集中的な検査」掲示）
 
 重症化リスクが高い方が入所されている、例えば高齢者施設、また、療養病床を有する病院、有床の診療所、精神科病院、障がい者、あるいは障がい児の入所施設。こうしたところ、これまで「第6波」という中で、感染を広げた要因というのは、実は職員の皆さん方が、例えば家庭内感染で無意識のうちに取り込んでしまう、こうした点が多かったということがありましたので、対象施設の職員の皆様方への定期的な抗原定性検査、悉皆検査とも呼びますが、こちらをお願いいたしております。特に、今回のお願いの期間は4月25日、来週の月曜日から、ゴールデンウイーク最終日となる5月8日まで。4月25日まで受付をさせていただいております。そして、希望する施設に抗原定性検査キットを配布させていただきまして、特に小学校3年生以下の子どもさんを有する職員の皆さん方への、週2回、頻回検査をさせていただきます。
 また、取組みの強化といたしまして、こちらはゴールデンウイーク明けということで、5月9日から（5月）22日まで、こちらの受付は4月28日までとなっておりますが、ゴールデンウイーク期間中、当然、職員の皆さん方も、あるいはそのご家族がどこか旅行へ行かれる。そうした場合に、万が一、感染をしてしまった、無症状だ。その施設に持ち込ませないために、希望する施設全員への頻回検査、こちらをお願いいたします。
 ということで、実はここ、5月8日、ゴールデンウイーク期間中については小学校3年生以下の子どもを有する職員。また、ゴールデンウイーク明けについては、ゴールデンウイーク期間中の移動に伴う感染を、やはりチェックしていこうということで行わせていただきます。これは全職員の皆さん方を対象にということであります。
 次に、今度はやはりゴールデンウイーク明け、大学の皆さん方へのお願いであります。
 
（パネル「GW明け！『大学等感染拡大防止支援期間』」掲示）
 
 実施期間、やはりゴールデンウイーク明けの5月9日から5月22日日曜日まで。「GW明け！大学等感染拡大防止支援期間」と定めさせていただきました。対象機関は県内の大学、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校ということになります。当然、ゴールデンウイーク、さまざまな活動がなされる。その終了後、感染拡大防止の取組みを支援させていただきます。
 取組みの内容としては、帰省先から戻る際の事前のPCR検査。また、感染を心配される方の薬局などにおける一般検査、こちらを推奨させていただきます。これらも、5月末まで期間を延長させていただいております。また、大学などの職域接種、県の大規模集団接種、武田/モデルナ社ワクチン接種センターによるワクチンの接種、こちらも3回目の接種、是非よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 次に、今度は学校などにおける感染防止対策についてであります。4月に入り、高等学校の運動部活動に起因するクラスターが複数発生をいたしましたことから、4月12日から（4月）25日までを「運動部活動感染対策徹底期間」と称して、徳島県教育委員会の事務局職員で編成した学校訪問チームが、県立高校28校を訪問し、そして、対策を再確認させていただきました。当該期間における感染の拡大は一定程度抑えられたものの、対策の期間中、新たに3件のクラスターの確認がなされ、また、7月のインターハイに向け、来月下旬からは県予選が本格的にスタートすることから、（4月）25日までと定めていた「運動部活動感染対策徹底期間」を、ゴールデンウイーク終了の5月5日まで、こちらは延長させていただきます。
 加えて、感染拡大未然防止に向けまして、運動部活動の部員などに陽性者が確認された場合、また、部活動の途中で体調不良になった場合、あるいは、県立学校の運動部活動、文化部活動の生徒が県外大会などに参加をする際、また、県外の実家などに帰省する寮生の皆さん方が、再び寮や下宿に戻る際に、保護者の同意の下、抗原定性検査を実施させていただきます。さらにはゴールデンウイーク中、部活動に限らず、児童、生徒の皆さん方が感染対策の取組み状況を確認することができるよう、「家庭用感染防止対策チェックリスト」、この度、こちらを作らせていただいたところであります、ということでこちらですね。
 
（パネル「家庭用『感染防止対策チェックリスト』」掲示）
 
 「GWも感染防止対策を続けましょう！」ということで、家庭用の、毎日のチェックリストをご用意させていただきましたので、是非、生徒の皆さん方はもちろんのこと、保護者の皆様方、このチェックリストのご活用を、よろしくお願い申し上げたいと存じます。
 それでは次に、今度はワクチン接種に移りたいと存じます。県主導の大規模集団接種、5月の追加日程が確定いたしましたので発表させていただきます。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
（パネル「県主導の大規模集団接種」掲示）
 
 「アスティとくしま」におきましては5月7日、14日、21日、28日、こちらが土。そして平日は木曜日です。（5月）12日、19日、26日。こちらは夜間の部をご用意させていただいております。また、県南につきましては2カ所、「小松島ショッピングプラザルピア」、5月14日の土曜日。また、「阿南市スポーツ総合センター」、5月21日の土曜日。そして県西部については、「県（立）西部防災館」、5月28日の土曜日。もちろん、これから先となる4月のうちも、（4月）23日、24日、27日、28日、30日の「アスティとくしま」、ご用意させていただいております。ということで、是非皆様方におかれましては、この接種の機会を逃すことなく、また、各会場におきましては、アクセスをしやすくさせていただくため、引き続き無料のシャトルバスを運行させていただければと思います。
 なお、今申し上げた追加日程の予約の受付につきましては、明日、4月23日、午前8時半より開始をさせていただきまして、予約方法につきましては、どの会場におきましても同じで二通り、コールセンターにかけていただくものと、Webサイトにアクセスいただければと思います。県内在住で3回目の接種券を持っておられる方は、どちらの会場でもワクチン接種を受けることが可能となっておりますので、是非、早めの接種をお願いいたしたいと思います。また、この機会に合わせて、5歳から11歳、小児接種についてもご報告をさせていただきます。本県では現在、3月と4月分を合わせて、6,884名の方に、既にご予約をいただくなど、大変前向きにご検討をいただいております。そこで、5月分につきましても接種枠を、さらに3,400名分上積みをさせていただきます。こちらは小児科医をはじめ、どの医療機関であっても、予約申し込みにつきましては統一したコールセンターとWebサイトからとなります、ということで、こちらをご覧いただきます。
 
（パネル「5歳～11歳新型コロナワクチンの接種」掲示）
 
 5歳～11歳、新型コロナワクチンの接種ということで、県内在住で接種券をお持ちの5歳から11歳の方。コールセンター、フリーダイヤル0120-003-820、受付は朝の8時半から夜の20時まで。土日、祝日も受付をいたしております。また、二次元コードもご用意させていただいております。Webサイトからも申し込み可能ということであります。
 それでは、6番目として「みんなで！とくしま応援割」についてであります。今日の朝の定例会見の中でも、記者の皆さん方からのご質問にお答えをさせていただきました。「みんなで！とくしま応援割」、この度、令和4年4月28日までとなっておりましたが、国の方からゴールデンウイークの期間、これを除く5月9日から5月31日まで、実施期間延長ということになりましたので、徳島県におきましても、これに合わせる形で延長とさせていただきます。また、（徳島）県内はもとよりのこと、隣接する香川県、愛媛県、高知県、そして中国地方の山口県、これまで使えたわけですが、これに加えて、5月9日からは和歌山県在住の方を新たに対象とさせていただきます、ということで、こちら側から和歌山県にも行って、同じ扱い。旅行代金の2分の1、上限は5,000円の助成。あるいは2,000円のクーポン、これらについてはこれまでと同様ということになります。
 そして最後、7番目、「徳島県事業継続応援金」についてであります。こちらをご覧いただきます。
 
（パネル「徳島県事業継続応援金」掲示）
 
 こちらにつきましては、県としては、今年の1月、または2月、いずれかの月の売上が、平成31年1月以降の同じ月と比較して30パーセント以上減少している事業者の皆さん、個人事業主の場合と、あるいは法人の場合に分けさせていただいておりました。法人は40万（円）、そして個人は20万（円）を上限とさせていただいておりました。申請期間は2月24日から5月31日までと。そして、全国知事会からの提言の結果、再び出来上がりました、国の「事業復活支援金」、これとの併給が可能となっておりますので、個人事業主の場合、もし売上50パーセント以上減少であれば最大70万円。また、1億円以下の売上の法人の場合には140万円、併給可能となっているところであります。
 ちなみに、昨日（4月）21日の時点で8,384件、申請額は21億5,446万2,555円。当初予定をしております予算額の7割、73.8パーセントの申請をいただいているところであります。大体10日でお出しをさせていただいておりますので、審査を終えた7,139件、18億4,513万1,633円、予算額に直すと63.2パーセントを本日までに給付させていただいております。
 なお、国の「事業復活支援金」との併給、95パーセントの皆さん方が併給の活用となっているところでありますので、是非、5月末まで受付をさせていただいておりますので、どしどしとお申し込みをいただければと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

（幹事社・毎日新聞社）
 幹事社の毎日（新聞社）です。大規模集団接種の件についてお伺いしますが、5月の日程を先ほどご説明いただきましたが、その内、「アスティ（とくしま）」、これは4月までの現状と比べると、曜日とか時間帯も含めて、ざっと3分の1ぐらいの規模に縮小されるようですが、これはやはり利用が低調とか、あるいは、ある程度、接種が進んだということでしょうか。

（知事）
 そうですね。ある程度、県の方、進んでいると。大体、予定対象の1割を目処とさせていただいておりますので、結果、このような形になっているということになります。ちなみに、今回の接種枠をご理解いただくために少し申し上げておければと思いますが、今回の5月日程の追加でどのぐらいを対象にしているのか。まず、「アスティとくしま」は4,100名。そして「（小松島ショッピングプラザ）ルピア」が650名、また「阿南市スポーツ総合センター」も650名。そして「（徳島）県（立）西部防災館」で600名。合わせて、枠としては6,000名を予定させていただいております。ただ、もしこれ以上においでいただけるといった場合でも、最大8,000人分をご用意させていただこうと。ただ、その場合、2,000枠を用意しなければならない。これは全て「アスティとくしま」で吸収をさせていただきます。ですから、その場合は「アスティとくしま」が6,100名ということになります。

（幹事社・毎日新聞社）
 ちなみに、この曜日、土曜日とか、それから木曜日の夜というこの設定については、やはり現状、木曜（日）、土曜日とかは利用が多いということでしょうか。

（知事）
 これまで、実は大きく二つ分けて、土日、この場合は午前の部と午後の部。そして、木曜日はお勤めで、どうしても土日お勤めの人もおられるので、木曜（日）の夜に設定をしてあるんですね。ということでこれまでのパターン、割とそれが良いということですので、今回も踏襲をさせていただいていると。ちなみに、4月の接種枠、これは1万3,000（人）でしたので、今回6,000（人）ですから、そうした意味で今、ご質問があるように、何か4月に比べて少ないように、今、半分以下の予定になっている。ただし、さっき申し上げたように8,000（人）まで増やすことができるということになっています。

（幹事社・毎日新聞社）
 あと、発表事項で質問があれば。ないでしょうか。では、ありがとうございました。

（知事）
 よろしくお願いします。それでは、ありがとうございました。