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令和4年3月28日 臨時記者会見 フルテキスト版

第76回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の開催結果について(説明)

(知事)
 それでは、第76回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議その結果につきまして、発表させていただきます。
 まず、「とくしまアラート」についてであります。昨日、27日、全国の新規感染者数4万3,365名でありまして、1か月以上、緩やかな減少が続いているところであります。本県では先週22日、「とくしまアラート」、レベル2「感染警戒・前期」へと引き下げたところでありますが、その後も、県内の新規感染者数、着実に減少しているところであり、本日は64名、2日連続で100名を下回り、12日連続で前週を下回ることとなっております。ただ本日、最大確保病床使用率は16.0パーセントと、8日連続で「とくしまアラート」「2・前期」その基準である20パーセントこちらを下回るとともに、重症者用病床使用率も本日は7日ぶりに1名の重症者が出て、4パーセントとなりましたが、こちらは14日連続で「レベル2・前期」の15%を下回るということで、安定的に前期の水準これを下回ることとなっております。また、自宅療養者数、こちらについても728名、6日連続で1,000名を下回るとともに、10日連続で前日を下回っており医療提供体制への負担、減少しつつあります。
 こうした中、専門家会議からは「レベル2・前期」への引き下げ以降も、新規感染者数や病床の逼迫具合、特に医療の逼迫と言った方がいいかもしれませんね。自宅療養者数、改善基調にあることから「(とくしま)アラート」の「レベル1」への引き下げについては妥当であるとご意見をいただいたところがあります。これを踏まえる形で、本日18時をもちまして68日ぶりとなりますが、「とくしまアラート」「レベル1・感染観察」へと引き下げることといたします。
 次に、2番目。高齢者施設におきましては感染拡大、この抑え込みを図るために、3月7日から25日の間を高齢者施設感染拡大封じ込め対策強化期間といたしまして、入所施設職員への抗原定性検査キットによる週2回、2週間にわたる頻回検査、また感染発生施設への個人防護具、県の方からお出しをするプッシュ支援、さらには、DMAT医師などによります、感染防止対策WEB研修を実施したところであります。こうした取組みの結果、高齢者施設職員の直近1週間の新規感染者数につきましては、対策強化期間開始時の6.0から2.86つまり、半減以下となるなど高齢者施設内での感染拡大防止に一定の効果が見られることとなりました。
 また、新年度に入りますと高齢者施設におきましても新規入職あるいは職場の異動これらが起こりまして、人との入れ替わりですね、みられることから、新たに4月4日月曜日から10日日曜日までの一週間を高齢者施設・春の感染拡大防止対策期間と銘打ちまして、集中的な感染防止対策を実施することになりますということでこちらのパネル、ということですね。
 
(パネル「高齢者施設春の感染拡大防止対策期間」を掲示)
 
 なぜ、これを行うのか言うまでもなく、新年度を迎え高齢者施設における新規入職あるいは職場異動、人の入れ替わりに伴う感染拡大を防ぐんだ、ということで取組内容こちらにあるように、抗原定性検査、こうしたものの実施ということになります。
 少し具体的に申し上げて参りたいと思います。この期間、入職、入所施設職員に対して週2回の頻回検査を実施していただくことといたしまして、本日3月28日月曜日から4月1日金曜日までの間、申込受付をさせていただきます。あわせて、今回の検査にご協力いただいた施設につきましては入所者の皆様方の安全安心に対しまして、職員はもとよりのこと、施設を挙げて対応をされていること、県としてもそれをPRするために、頻回検査協力施設としてホームページにおきまして一覧を公表をさせていただきたいと思います。
 次に3番目、学校における部活動についてであります。現在は他校との練習試合は県内に限り可能、合宿は、県内外を問わず禁止としておりますが、「(とくしま)アラート」の引き下げに伴いまして、練習試合、合宿ともに当該地域の感染状況などを十分に確認をした上で、県内外を問わず実施可能といたしますので、生徒また指導者の皆様方には感染対策は十分に行っていただいた上で、これから始まる春の大会に向けて頑張っていただきたいと思います。
 次に4番目。昨年は、この新年度、迎えるこの時期、人流が増加をすることによりまして、「第4波」、「アルファ株」ですね、これへと繋がった経験を踏まえまして、県民の皆様方におかれましては以下の点について改めてご協力をいただきたいということで、こちらをご覧をいただきたいと思います。
 
(パネル「とくしまアラートレベル1・感染観察」を掲示)
 
 今日の18時から、「レベル1・感染観察」に移行いたします。しかし、人の移動が多くなる年度始め是非、感染防止対策をお願いをしますということで、リバウンド抑制のために、特に、ということで家庭内での感染防止対策にご協力をいただきますということで全体的には基本的な感染防止対策の再確認をお願いをいたします。ということで基本的な感染防止対策の徹底、マスクの適切な着用、こまめな換気、手洗い、手指消毒、うがいをお願いいたします。また、家庭内から感染を拡げないためにということで、ご自分だけではなく家庭内で少しでも体調の悪い方がおられる場合には、通勤、通学、通園を控えて、医療機関に連絡の上、受診をしていただきたいと思います。また、人の入れ替わりに警戒をということで、新規入職あるいは職場の異動などによって、人が入れ替わるこの時期、職員の皆さんの検査受検、是非ご協力をいただきたいと思います。また、職員の皆さん方がワクチンの追加接種、早期に受けられるよう休暇の取得など職場からもサポートをお願いいたします。
 また、県民の皆様方、感染防止対策の徹底された店舗の利用を是非、お願いをいたします。この中では、制度の活用状況などをまずご確認をいただきます。「コロナ対策三ッ星店」、是非積極的にご活用いただきたいと思います。また、店舗や主催者の取組みにご協力をいただきます。検温、飛沫防止パーテーションなどの感染防止、呼びかけや取組みにはご理解をお願いいたします。
 また各種の制度、ご用意をしておりますので、積極的にご活用いただきたいと思います。一つはワクチン接種のご検討をということで、「アスティとくしま」などで行なっております県主導の大規模集団接種会場、追加接種をお早めにお願いをしたいと思います。また、既に始まっている5歳から11歳のお子様への接種、前向きにご検討いただくとともに、今回新たにスタートをしました12歳から17歳への追加接種についても、早期の接種をお願いをいたします。また、「コロナ対策三ッ星店」の積極的利用、そしてポイントはこちら。各種検査事業をご用意をさせていただいておりまして、その無料検査、これだけを少し抜き出してまとめさせていただいております。
 
(パネル「無料検査のお知らせ」を掲示)
 
 ということで、無料検査お知らせであります。各事業、4月の末まで延長をさせていただいております。まずは、当然県外から徳島においでになられる皆様方、例えば、帰省者向けの事前PCR検査、受検、また県外の出身大学生向け、帰省前のPCR、これも同じですね。また、学校における戦略的モニタリング検査をお願いいたします。また、感染に不安があるこうした皆様方薬局などの一般検査、これは無症状の方がお受けになられますのでお願いをいたします。さらに、会食・イベントなどに参加される、ワクチン検査パッケージあるいは対象者全員の検査にご協力をお願いいたします。また、飲食店、宿泊施設の従業員の皆様方については、是非、抗原定性検査キット、これにご協力をいただき、それによって「コロナ(対策)三ッ星店」になるということになりますので、この無料の検査、是非よろしくお願いをいたします。
 次に、「みんなで!とくしま応援割」についてであります。「みんなで!とくしま応援割」につきましては、1月20日以降、県内及び隣接県全てで、新規予約受付停止となっております。しかし本日の18時をもって、(とくしま)アラート「レベル1」に引き下げることに伴いまして、まずは県民の皆様方を対象として運用を再開することとし、予約受付につきましては明日29日から。また、対象期間につきましては4月1日から4月28日宿泊分までを実施する運びといたします。また、対象範囲については観光庁の制度改正によりまして、これまでの県内及び隣接県から地域ブロックへと拡大されることとなりますので、各県との調整が取れ次第順次対象範囲を拡大いたして参ります。今後利用者の皆様方あるいは宿泊施設はじめ関係事業者の皆様方に速やかに周知を図りますと共に、徹底した感染防止対策のもと、県内の観光需要早期喚起を努めて参ります。
 また、合わせて先週23日に岸田総理と公明党山口代表との間で追加の経済対策こちらの検討に入るとなっているところでありますので、これはしっかりとアンテナを高くいたしまして、もし、これらが例えば国補正予算などで対策がうたれるということになりましたら、当然その受け皿、速やかに整備をし、県内の皆さん方に直ちに活用いただけるようにそのアンテナを高くする。あるいは体制整備を進める。こうした点で、地域経済しっかりとお守りをさせていただければと考えております。私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

第76回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の開催結果について(質疑)

(幹事社・四国放送)
 それでは幹事社四国放送から質問いたします。今、県内で「オミクロン株」のBA.2の確認というのは今のところはないのでしょうか。

(知事)
 今のところ報告事例は聞いておりません。

(幹事社・四国放送)
 二つ目、3連休とか割と体感的に人が動いているなという印象があるんですが、その中でも減少傾向が継続しているというのは、例えばワクチンの接種であるとか、そういう効果というふうに見られていますか。

(知事)
 二つあるかと。一つは今お話のあったワクチンの追加接種。これが確かに全国平均よりも進んでいる。それともう一つはただ進むだけというのではなくて、効果的な皆さん方に打っていただいている。何度も申し上げてきたように、家庭内感染、これが止まらない。しかもその中でもクラスターが多発したのが児童等利用施設。ということで、児童等利用施設に行っている児童、こうした皆さん方のご家族に接種券なしでのいわゆる特例接種、これを打たせていただいた。あるいは小学校でも多発したということで、その先生方。さらには妊婦さんたちがこれまた増えたんですね。ということで、かつては一度二度目の接種についてパートナーとセットでと言っていたんですが、パートナーだけではなくて、同居のご家族の皆さん方にも、これさせていただいたということで、いわゆる家庭内感染、こうしたものを想定して、クラスターなど多発したところについてはご家族まるごと特例接種、これをやらせていただくと。
 そうした形と、あとさらに県で打つ大規模集団接種。その会場を「アスティ(とくしま)」だけではなくて、県央はもう1か所、「アミコ東館」、あるいは県南、県西と。しかもそれぞれ、その地域の人がそこだけということではなく、どこでも選べると、こうした体制もとらせていただいた。ということで、ピンポイントで効果の大きいところに接種を進めることができた。これも一つ大きかったのではないか。それからクラスターの発生をした、そうした一番多かったのが児童等利用施設、あるいは小学校、そして高齢者施設、あるいは療養病床を抱えた病院など、後半は会社なども多かったんですけどね。
 そうしたところに対しての正しい対策、これも功を奏したのではないか、このように思っておりまして、ただ、「オミクロン株」の場合には発症が早いということがありますから、かつてのように2週間待たないと分からないということはないのかもしれませんが、まだ3連休があったことの結果といったものが、今すぐ出ているということでもないかと思いますので、さっき申し上げたように、年度末年度始め、人が大きく入れ替わると。昨年は「第4波」で本当に痛い目に遭いましたので、こうした点についてもしっかりと。今回クラスターなどがたくさん出たところ、あるいは一旦その施設内にコロナの菌(ウイルス)が持ち込まれると、非常に重篤化する方が出る可能性の高い施設、高齢者施設であるとか、あるいは療養型の病床を持つ病院、そうした所に対しての職員の皆さん方への対策、これもうたせていただく。しかも、特に高齢者施設、ここについては前回協力を多くしていただいたのですが、さらに県としては協力をしていただいた所というのは入所者の皆さん方の安全安心を施設全体で取り組んでいると。これを県としても積極的にPRしようではないかということで、その施設名を公表させていただいて、ホームページなどでも広く周知を図る。こうした点も今回パワーアップをさせていただいております。以上です。

(幹事社・四国放送)
 あと、先ほどの会議でも4回目接種に向けてアンテナをということで、我々、「4回目ってもう?」ちょっとと思うんですが、具体的に何か準備の方って進められて、スタートされているんですか。

(知事)
 ただ、まだこれ、国の方の厚生科学審議会で審議で結果が出た訳ではありませんので、まずそこは出た場合に当然市町村と連携をしなければなりませんから、出る場合、あるいは出そうだというそこの体制に対してのアンテナを高く上げる。そしてそれを使ったのであれば、すぐさま市町村と連携を図る。こうした形を進めようということです。

(幹事社)
 幹事社から以上です。各社お願いします。

(読売新聞社)
 「(とくしま)応援割」再開の関係でなんですけど、言っていらっしゃるように年度末、年度はじめの人流増加みたいなところと、こういった経済対策の両立というか、その辺りでのどういう形で向かっていくのかという。

(知事)
 先ほども申し上げたように、まずは県内、県民の皆さんを中心にスタートを切っていき、その隣接県、あるいはブロック、こうしたところについてはそれぞれの相互主義という形で順次進めていくと。それから「(とくしま)応援割」の利用にあたっては、やはり感染防止対策、これをしっかりやっていただこうということで、先ほども申し上げたワクチン接種証明であったり、あるいはPCR検査での陰性証明、こうしたもののパッケージ、これを助成要件ということで、感染防止対策、こうしたものをしっかりと行いながらも、特にダメージの大きい観光、ここの底上げをしっかりと図って参るという形で進めて参ります。

(徳島新聞社)
 「(とくしま)応援割」について重ねてなんですけども、近隣県、今回地域ブロックを含めると10県が対象になるというふうなことなんですけども、これは10県では同じような支援制度と言いますか、再開しているんでしょうか。

(知事)
 いや、これからですね、皆。ということで、さっき申し上げたように、それぞれ相互主義になりますので関係する10県と順次それぞれ協議を進めていくということになります。

(徳島新聞社)
 その10県では、10県内であるとか、徳島県とではまだなんでしょうけど再開しているところもあるんですか。

(知事)
 まだあるとは聞いてないです。

(幹事社)
 ないですかね。じゃあ、終わります。

(知事)
 よろしくお願いいたします。

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電話番号:088-621-2015
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