〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
お願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月9日、県内におきましては、206名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。徳島市79名、鳴門市18名、小松島市12名、阿南市17名、吉野川市11名、阿波市7名、美馬市2名、三好市8名、勝浦町6名、上勝町1名、石井町10名、神山町1名、美波町1名、松茂町7名、北島町8名、藍住町12名、板野町1名、東みよし町5名となります。
また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者86名、クラスター関連15名、県外由来3名となります。
その他、感染者の年代や症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」に関わる指標について、発表させていただきます。
指標は2つ。まず、最大確保病床の使用率263分の81、30.8パーセントとなります。次に、重症者用病床の使用率25分の5、20.0パーセントとなります。
本日の発表の公務員のうち2名は県職員となります。このうち1名は、万代庁舎に勤務しており、感染可能期間に出勤はしておりますが、接触者につきましては、全て特定されております。もう1名は、東部圏域の庁舎に勤務しておりますが、感染可能期間に出勤しておらず、職場において濃厚接触者はおりません。
次に、本日発表の医療機関職員のうち1名は、県立海部病院に勤務する看護師となります。なお、当該職員につきましては、感染可能期間中に勤務しておりましたが、感染対策を徹底した上で勤務をしていたことから、院内に濃厚接触者はいないと判断しております。
また、当該看護師と接触した職員、患者さん72名につきまして、念のため検査を行い、全員の陰性を確認しております。
続けて、本日発表の医療機関職員のうち2名は、地方独立行政法人徳島県鳴門病院に勤務する看護師と医療技術職員となります。このうち看護師につきましては、感染可能期間中に勤務しておりましたが、感染対策を徹底した上で勤務しておりましたことから、院内に濃厚接触者はいないと判断しております。また、当該看護師と接触した職員2名につきまして、念のため検査を行い、全員の陰性を確認しております。そして、医療技術職員につきましては、感染可能期間中に勤務していないことから、院内に濃厚接触者はいないと判断し、病院職員及び患者さんに対する検査を行っておりません。以上のことから、県立海部病院及び徳島県鳴門病院、いずれも院内感染の可能性がないと判断し、救急、外来、入院の受け入れについては、通常通りの運用を継続しております。
続きまして、この度、新たに発生が確認されました2件のクラスターについて、ご説明を申し上げます。
まず、146例目のクラスターにつきまして、これまで発表した4名の感染者に、本日発表の2名を合わせた6名の感染者が、一つの児童等利用施設において確認され、この施設で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、二次感染の4名を合わせた計10名の関連クラスターとして本日、認定する運びとなりました。
次に、147例目のクラスターについて、これまで発表した4名の感染者に、本日発表の1名を合わせた計5名の感染者が、一つの高等学校において確認され、この学校で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、二次感染1名を合わせた計6名の関連クラスターとして本日、認定する運びとなりました。ということで、一覧表こちらをご覧いただきます。
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
「146例目児童等利用施設関連クラスター」、利用者が5名、職員が1名、二次感染4名、合わせて10名。
また、「147例目高等学校関連クラスター」、生徒さん4名、教職員が1名、二次感染1名、合わせて6名、ともに関連クラスターということで、認定をさせていただいております。
それでは、次に、既に発生しているクラスターについて、感染者に動きがございましたので、一覧表でご覧いただければと思います。こちらとなります。今回は5例と。
(パネル「クラスターの状況(2)」を掲示)
まず、「140例目医療機関クラスター」、こちらにつきましては、患者さん6名を加え20名のクラスターに。
また、「142例目高齢者施設関連クラスター」、こちらは、利用者1名、職員1名、合わせて2名を加え12名の関連クラスターに。
また、「143例目高齢者施設クラスター」については、職員2名を加え10名のクラスターに。
また、「144例目高等学校クラスター」については、生徒1名を加え7名のクラスターに。
そして、「145例目会社関連クラスター」については、二次感染1名、同居のご家族を加え10名の関連クラスターにということとなります。
さて、先ほども申し上げましたが、本日公表の新規感染者数は、206名となりました。4日ぶりに200人台となったところでありまして、直近2週間の新規感染者の状況を見ますと、先週と今週の比率、この対比は0.73ということで、1を下回ると、1週間減少傾向ということになる訳でして、この減少傾向は5日連続で続いております。ということで、こちらをご覧いただければと思います。
(パネル「直近2週間(2/25~3/10)の新規感染者数」を掲示)
これが先々週と先週の対比が1.14、先々週よりも先週の方が少し増えている。そして、その先週と今週を比べた場合は0.73ということで、減少している。しかも0.73であります。そうした意味では、5日連続でこの減少傾向が続いているということになります。
また、曜日別で見た場合にも、これで6日連続で前の週、その曜日を下回っているということで、もし明日、その前の週よりも下回ると、1週間通じて前の週の同じ曜日、減少ということになります。
では、毎日のように言うんですが、安心していいのか、決してそうではないと。また、頭の痛い、これが家庭内感染ということになります。実は本日発表したクラスターも、そういう仕組みになって、これはこの後、申し上げたいところでありますが、今日206名のうち家庭内感染は87名、42.2パーセント高止まりということで、この表をご覧いただきたいと思います。
(パネル「1月以降の家庭内関連感染事例の推移」を掲示)
「第6波」1月になってからの家庭内感染の状況ということですね。1月、27.4パーセントでした。そして、2月、いや家庭内感染高いね、こうしたことで32.4パーセント、やはり3分の1が家庭内感染になると、わあ増えたな、こうした印象が強く。また、クラスターも、ここに関わるものが、たくさん出てきた。じゃあ3月、これが下火になるのか、期待するところなんですが、残念ながら下火どころか、どんどん拡がっている、42.1パーセントということで、これをご覧いただきますと、いかに家庭内感染が拡がりを見せているのか、このままいってしまうと5割なんていうことになると、大変なことになるんですね。
ということで、先ほど発表させていただいた新たなクラスター2つでありますが、いずれも同居のご家族への二次感染、言い換えれば、施設あるいは学校から家庭内へ、感染の連鎖が確認されているところであり、これまでの先発クラスターでは、そこからさらに、例えば高齢者施設、また、障がい者施設、病院、こうしたところへ持ち込まれて、リスクの高い皆さん方に感染が拡がると。そうすることによって、例えば入院が長期化する、重篤化する人が増える、こうしたことが想像に難くないということなんですね。ということで、このような家庭内への連鎖、また、その先である次の場所への家庭内感染からの連鎖、これを断ち切らなければ、なかなか2桁にもっていく、あるいはゼロに持っていくことは、難しいということになるんですね。そこで、本日も、もう見たよと、昨日は動画でしたけれどね。こちらをご覧いただきたいと思います。
(パネル「家庭内での感染予防対策」を掲示)
まず、感染が疑われる方、最近はこれが多いんですよね。ご本人は大丈夫、しかし、ご家族に喉が痛い、咳が出る。あるいは熱っぽい、だるい。こうした人がいると、ご本人、全く無症状でもかかってしまうことがある。今、無症状の方が非常に多い、これもこうしたところにあるんですね。
ということで、体調の悪い、どうも異変がある、こうした人がおられる場合には、是非、部屋を分けをいただきたい。ワンフロアなんです。2m以上のソーシャルディスタンスを是非とっていただきたい。また、お世話をする場合、皆で、そのお気持ちは分かるんですけれどね。やはり、お1人で、しかも防御をきっちりとして、行なっていただく。そして、家の中ですが、全員がマスクをお着けいただく。この3つを是非、お守りいただきたいと思います。これらが守られない場合、家庭内感染は止めようがない、このようにご理解をいただければと思います。
では、今度は、日頃からどういった点に注意をすれば良いのか、ということで、5点。よくいう基本的な感染防止対策、手洗いの励行、うがい、こうした点を。また、もうだいぶ暖かくなってきましたから、外気を是非、入れて下さい。換気をこまめに。また、手で触れる共有部分の消毒もお願いいたします。さらには、汚れたシーツ、衣類を洗濯しましょう。最近は非常に晴れの日が多い、おかげで渇水対策本部を開かなければならないんですけれど、しかし、すぐ乾きますので、是非、この点、よろしくお願いいたします。
そして最後、これがポイント、ごみ出しです。必ず口をきっちりと密封して、お捨ていただきたい。もちろん、家庭内感染を防ぐことはもとよりのこと、ごみ収集にあたっていただくエッセンシャルワーカーの皆様方の安全、安心を、是非、お守りをいただきたいと思います。ということで、家庭内感染、よろしくお願いしたいと思います。
そして、最後に今度はワクチン接種について、申し上げたいと思います。小児ワクチンの接種、3月7日からスタートしているところでありますが、5歳から11歳の小児を対象として、今、ワクチン接種を行わさせていただいております。現在、既に5,000名に増やした枠に対しまして、4,697名のお申込みをいただいております。そして、昨日までに493名の方が1回目の接種を終えられたところであります。
本県におきましては、専門の医療機関で丁寧に接種いただいていることによりまして、これまでのところ、アナフィラキシーなど、いわゆる重篤な副反応は報告されておりません。そこで、専門家からのご意見、県医師会感染症対策委員会委員長であります、徳島県小児科医会会長でもある田山正伸先生の方からは、「子どもは、家族にうつさないといった点でワクチン接種するメリットは大きい、特に基礎疾患があり、重症化しやすい子どもさんについては、接種を受けていただきたい」、このようにお話をされておられます。県としては、お住まいの市町村のエリア、場所によっては小児科などの専門の先生がおられないエリアもありますので、お住まいの市町村のエリアに限らず、県内どこの医療機関でも接種できる広域接種とともに、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を有する子どもさんには、徳島大学病院をはじめとする、かかりつけの専門医療機関において、特別枠を設けて接種する体制も構築しているところであります。既に、徳島大学病院、徳島県立中央病院については、その部分について、公表させていただいておりますし、さらにこれに徳島赤十字病院などについても、順次、公表させていただきます。
ということで、是非、保護者の皆さん方には、お子様とご一緒に、ワクチン接種を前向きにご検討いただければ有難いな、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。
(幹事社:四国放送)
公務員の方2人は県の方ですけれども、あとの10人で、もし分かることを教えてもらえますか。
(知事)
今日は多いですよね。では、県庁の職員以外を申し上げていきます。まず、海上自衛隊の方がお2人、それから徳島地方気象台の方がお1人、徳島市役所の方が4名、ただし、この4名については相互関連がございません。次に、鳴門市役所、阿南市役所、美馬市役所となります。以上です。
(徳島新聞社)
高校でクラスターが発生しているんですけれども、こちら公表は出来るんでしょうか。
(知事)
昨日同様、高等学校から出ている訳でありますが、特段、我々の基準からいくと公表しなければいけないということには条例上はなっていないと。よく広域でということで、これは設置者、県ということがありまして、私の方から公表させていただいておりますが、今回特段、設置者の方から公表してくれということはいただいておりませんので、県の条例に基づいて学校名については、伏せさせていただきます。
(徳島新聞社)
昨日も今日も県立学校ではないと。
(知事)
そういうことです。
(四国放送)
10歳未満の方が今日44人、何か割と多いような感じもあるんですけれども、何か特徴的な部分とかあるんでしょうか。
(知事)
例えば、今日クラスターの1つに出ているものとして、児童等利用施設関連クラスターがございますし、また、これまでのクラスター、いわゆる児童等利用施設のそれ以外の部分、ここが結構やっぱり出ているんですね。そうしたことから今言うような形になってきている。あと、小学校も多いです。だから小学校であるとか、あとは今申し上げた児童等利用施設、ちなみに児童等利用施設、19名出ています。もちろんクラスターとかぶる部分があるんですけれどね。16施設から19名ということで、そうしたこともあって児童等利用施設あるいは小学校に対して、今19日までの集中取組を設けて、1回、5日までということで延長させていただいておりますが、こうした形で進めさせていただいております。
(徳島新聞社)
医療機関の方、(県立)海部(病院)と県鳴門病院の方が感染されているんですけれども、この方々の中で、コロナの感染者に対応していた方は、いらっしゃいますか。
(知事)
これは、いると聞いていません。お1人出ていない、出勤していない方もおられましたけれど。
(徳島新聞社)
入院患者とか発熱外来などの対応はしていなかったと。
(知事)
はい。
(四国放送)
ちょっと体調が悪いと感じたら休むであるとか、家庭内で気を付けるとかというのが必要と思うんですね。今までの傾向で、例えば最初どういう症状、僕の周りだと喉がちょっとおかしかったというのが割と多いんですけれど、そういう方が多いんでしょうか。
(知事)
これはちょっと今までのコロナをレビューさせていただいて、昨年の例えば3月、4月の「第4波」「アルファ株」。それから8月前後、9月ぐらいまでの「第5波」これは「デルタ株」。これはもう判で押したように味覚障害あるいは嗅覚障害、こうしたものがある。あるいは発熱というのが多かったですね。無症状の人が、いない訳ではないんですけれども、割とそういういう有症状の人が多い。もちろん咳であったり、全身倦怠感をさらにかぶせるというのがあるんですね。今回の場合、非常に無症状の方が多いということと、あと症状も割と軽い。特に今、花粉症の時期ということで例えば、くしゃみだとか、ちょっと咳込んであったりとか。ただこの中で、特色的なのが今おっしゃっていただいた、どういう訳か喉の痛みという、あるいは喉の異変が多いんですね。これが今回の実は「オミクロン株」の1つの特徴と思っていただいて、もちろん、花粉症かも知れませんし、たまたま声を使いすぎて、えへん虫にやられちゃった、なんてね、テレビの宣伝ではありませんけれど、そうしたこともありますので。しかし、喉の痛みがどうも変だと、例年のこの時期のものと違うという方は、是非、お医者さんに電話で聞いてみて下さい。そして場合によっては、ちょっとおいでいただいて診断と検査しましょうと言われることがありますので。もちろん無料の薬局に行っての検査、これもあるんですけれどね。症状がある場合には、それ行けませんので、無症状の場合だけが出来ますから、やはり、かかりつけ医さんであるとか、あるいは検査などを行っていただく診療検査・医療機関、こうしたところ電話をしていただいて、そして診断していただくと。そうすることが非常に感染拡大を防ぐことになる。というのは家庭内でそういう人たちがいて、ご自分は平気だと思っていてもかかっていることがあるんですね。無症状で拡げるという事例が結構多いですから今。ですから是非その点、もしご家族で喉がいがらっぽいんだよね、といったら電話かけて、ちょっと行きましょうと。車で送る場合ちゃんとマスクして、あるいは、その時からご家族みんなマスクして、これが皆さん方を守るということになります。
(徳島新聞社)
高校のクラスターで、生徒さん5名いらっしゃるんですけれども、クラスが一緒とか、部活が一緒とか、どういう共通点があるんですか。
(知事)
実は合同授業をやっていました。学年は違うんですけれど、しかもそれが体育の授業です。ちなみに部活動、運動部の部活動あるいは体育を座学にということの通知、これを通知を行ったのが3月4日だったんですが、この合同授業をやられたのは3月3日だったんですね。それから場合によっては、そこから同じクラスでうつってしまうということもこれあったと。その両方が要因となっています。
(徳島新聞社)
ちなみにこれ屋内でされていたんですか。
(知事)
屋外です。
(徳島新聞社)
屋外ですか。マスクは着用していたんですか。
(知事)
なかなか出来ていなかったのではないかと思いますけれどね。
(徳島新聞社)
この学校のですね、検査の状況とか、休校の状況を教えて下さい。
(知事)
まず検査の状況を申し上げたいと思います。生徒27名、教職員3名、合わせて30名。今5名が終わり5名ともが陽性、そして残り25名が検査中、今日ということになります。
(徳島新聞社)
休校の状況を教えて下さい。
(知事)
学校の関係、休校の関係なんですが、こちらにつきましては、ちょっとお待ち下さい。今3月11日金曜日から3月13日日曜日まで、こちらについて臨時休業ということになっています。
(徳島新聞社)
お分かりでしたら児童等利用施設のクラスターの数、1月入ってから何か所目か教えて下さい。
(知事)
児童等利用施設、そのクラスターの状況ですね。個別でいくと全部で30(か所)なんですが、1月が5(か所)、2月が21(か所)、3月が4(か所)、今回の入れて、合わせて30(か所)となります。
(幹事社)
では、終わります。ありがとうございます。
(知事)
ありがとうございました。