〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(幹事社)
お願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウィルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月8日、県内におきましては、177名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名及び都道府県名の内訳を公表させていただきます。徳島市65名、鳴門市18名、小松島市16名、阿南市6名、吉野川市2名、阿波市10名、美馬市8名、三好市8名、勝浦町3名、石井町2名、美波町1名、松茂町5名、北島町10名、藍住町12名、板野町2名、上板町2名、つるぎ町3名、東みよし町3名、群馬県1名。
また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が69名、クラスター関連25名、県外由来4名となります。
その他、感染者の年代や症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」に関わる指標について、発表させていただきます。
指標は2つ。まず、最大確保病床の使用率263分の82、31.2パーセントとなります。また、重症者用の病床使用率が25分の5、20.0パーセントとなります。
本日発表の公務員のうち1名につきましては、東部圏域庁舎に勤務する県職員となります。
なお、この1名は、感染可能期間中に出勤しておらず、職場におきましては、濃厚接触者はおりません。
続きまして、この度、新たに発生が確認されました4件のクラスターについて、ご説明を申し上げます。
まず、142例目のクラスターにつきましては、これまで発表した3名の感染者に、本日発表の5名を合わせた8名の感染者が、一つの高齢者施設において確認され、この施設で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、二次感染2名を合わせた計10名の関連クラスターとして本日、認定いたします。
次に、143例目のクラスターにつきましては、これまで発表した3名の感染者に本日発表の5名を合わせた8名の感染者が、やはり一つの高齢者施設において確認され、この施設で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、クラスターとして本日、認定する運びとなりました。
続きまして、144例目のクラスターにつきましては、これまで発表した2名の感染者に本日発表の4名を合わせた計6名の感染者が、一つの高等学校において確認され、この学校で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、クラスターとして本日認定することとなりました。
最後に、145例目のクラスターにつきまして、これまで発表した4名の感染者に本日発表の2名を合わせた6名の感染者が、一つの事業所において確認され、この事業所で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、二次感染3名を合わせた計9名の関連クラスターとして本日、認定する運びとなりました。ということで、一覧表こちらとなります。
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
まず、「142例目高齢者施設関連クラスター」、利用者が5名、職員が3名、そして、二次感染が2名、合わせて10名の関連クラスターに。
また、「143例目高齢者施設クラスター」、利用者7名、職員1名、合わせて8名のクラスター。
「144例目高等学校クラスター」、生徒6名。
そして、「145例目会社関連クラスター」、社員6名、二次感染3名、合わせて9名の関連クラスター。実はこの1日で4つクラスターが出るというのは、最多タイということになります。
次に、今度は、既存のクラスターについて、感染者に移動がございましたので、一覧表でご説明させていただきます。
(パネル「クラスターの状況(2)」を掲示)
今日は5つのクラスターに動きがございました。まず、「122例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染、同居のご家族1名を加え40名の関連クラスターに。
「135例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染2名を加え15名の関連クラスター、こちらも同居のご家族。
「138例目高等学校関連クラスター」、二次感染、同居のご家族1名を加え10名の関連クラスターに。
「140例目医療機関クラスター」、こちらは患者さん2名を加え14名のクラスターに。
次に、「141例目カラオケ関連クラスター」、二次感染3名、同居のご家族を加え11名の関連クラスターにということで、今日は二次感染、全部で7名、全てが同居のご家族、家庭内感染ということになります。
さて、先ほども申し上げましたとおり、本日公表の新規感染者数177名となりました。3日連続で100人台となるのは、2月13日から15日以来、22日ぶりとなります。さらに、直近2週間の新規感染者の状況、これを比べてみますと、先週と今週との比率は0.84、つまり1を下回ると減少と。4日連続で1を下回ることとなり、引き続き、減少傾向がみえることとなります。ということで、まず、こちらをご覧いただきます。
(パネル「直近2週間(2/24~3/9)の新規感染者数」を掲示)
直近2週間、それぞれの対比ということで、まず、先々週と先週との対比、先週は先々週と比べて1.04ですから、やや数が多い、しかし、もう間もなく1に近づこうとしているんですね。
そして、次にその先週と今週比を比べると0.84、1を下回っておりますので、4日連続で実は減少ということですから、これは減少傾向が、かなり見え始めていると。
そして、先々週と先週も、もう間もなく1に近づこうとしているところでありますので、こうしたことからいくと、より減少傾向といったものが色濃く見え始めていると言って過言でないと。じゃあ安心かと言うと、そうじゃないんですね。ここが辛いところ。
(パネル「1月以降の家庭内関連感染事例の推移」を掲示)
実は家庭内感染、先ほどもクラスター5つ、動きがありましたと言って、二次感染7名、全部同居のご家族ということで、こちらを見ていだきますと、実は今日、家庭内感染177のうち71、4割超えているんですね。ということで、ちょうど「第6波」の1月の時、家庭内感染は27.4パーセント。しかし、2月、ものすごく増えたなという実感があったんですが、32.4パーセント。ところが3月に入ったらそれどころじゃないんですね、42.1パーセントと。20パーセント台の1月、30パーセント台の2月、そして、40パーセント台の3月ということで、どんどん増えている。家庭内感染を抑えないと、今日も4つ新たなクラスター、しかも1日で4つクラスターが出るというのは、過去最多タイということなんですね。これはちょっと気をつけないと、いつ何時リバウンドするかわからない。そこが非常に怖いところとなります。
ということで、今、徳島県職員、今日も1名出た訳なんですが、県職員の感染防止対策取組の今、期間に入っておりまして、小学校4年生までの児童、生徒が、ご家庭で養育されている、その職員の皆さん方は、出来る限りテレワーク、場合によっては出勤を自粛するという形を取らせていただいております。では、どんな形で感染が広まったのか、こうした点の分析も進んで参りました。
(パネル「職員の主な感染事案」を掲示)
この図を見ると、「あれどっかで見たことあるな」とお思いになるかと思いますが、典型的なパターンということになります。県職員の主な感染事案ということで、学校あるいは児童等利用施設、保育所、認定こども園、あるいは幼稚園、放課後児童クラブ、障がい児などの通所施設、こうしたところでの感染を受けて、これを家庭内に持ち込んで家庭内感染、たいてい県の職員の場合、子どもさんから家族にうつってしまうと、このパターンがほとんどということで、今日の方も実は感染可能期間に出勤していないというのは、子どもさんが陽性になった。そうした場合に、当然、出勤を自粛しますので、その結果、本人も後に陽性と分かるということになる。
そして、さらに都合が悪いのは、そこから飛び火していくんですね。こちら、別居の家族の感染と書いておりますが、子どもさんから持ち込まれて、そして県職員である親御さんがうつってしまうと。何かと世話をしなければいけない、例えば子どものとなると、当然、お父様、お母様、あるいは、その県職員の兄弟、こうした皆さん方がサポートに来てくれるんですね。例えば、子どもさんの送迎であるとか、元気になった後ですね。あるいは家族での食事、こうしたところで、今度はそちらの家庭にうつってしまうと。そこから例えば高齢者施設、あるいは医療施設、こうしたところに飛び火しているんですね。ということで、我々としてやはり気をつけないといけないのは、重篤化しやすい、いわゆる高齢者施設、あるいは障がい者施設、あるいは入院、ベッドのある病院にそれを拡げるということなんですね。
(パネル「県職員の感染防止対策取組事例」を掲示)
ということで、県職員の方での感染防止対策の取組事例を取りまとめ、今、横展開しております。我々としては、今日こうして発表させていただいて、県職員、県を1つの事業所と見立てて、この対策を市町村、あるいは各事業所、今日も事業で1つクラスターが出ておりますが、そうしたところに横展開していただけると有難いなということで、発表させていただいております。
まずは、一般的な感染防止対策の徹底ということであります。例えば、庁内システム、パソコンを開けると、家庭内あるいは職場内の感染防止にかかる注意喚起メッセージが常に出てくる。もう勘弁してというぐらい出てくると。また、エレベーターでの会話の禁止をエレベーターの中につける。
また、「家庭でできる新型コロナ対策」動画の作成ということで、基本編と感染疑いの方がおられるそうしたバージョンと、それぞれ二次元コードをご用意させていただいておりますので、できればこの感染疑い編を記者の皆さん方にも、ご覧いただきたいと思います。
(動画「家庭でできる新型コロナ対策(感染疑い編)」上映)
やはり動画で見ていただくと分かりやすいかな、ということなんですね。ということで、あとエッセンシャルワーカーとしての自覚の呼びかけ、あるいは経営戦略部長の方から全職員にメールを配信しています。ここは、新型コロナウイルス感染対策の再徹底についてということで、庁内外ともに可能な限り、会議などはリモート開催、リモート参加でと呼びかけております。ということで、これは一般的な感染対策、県庁としてはですね。
ここにさらに、感染防止対策集中取組の期間でありますので、先ほど少し申し上げましたが、児童等利用施設、学校、こうしたところが、今、感染防止対策集中取組期間中、19日までとなっておりますので、これに合わせて子どもさんからの家庭内感染を職場に持ち込ませないため、小学校4年生までの子どもさん、つまり中学年まで養育する職員について、重点的にテレワーク、また休暇の取得による出勤抑制を行っております。また、職場に持ち込ませないための取組みということで、保健所の指導以上に前広かつ自主的な検査及び出勤の自粛を行っております。
さらには、庁舎内での感染防止対策の強化ということで、よく昼食が終わったお昼休み、洗面所では多くの人たちが予防歯科ということで、歯みがきを励行しているんですね。しかし、この歯磨きタイム、密になってしまうということがありますので、こうした点につきましては、このような張り紙を貼らせていただいております。
(パネル「歯みがきタイムの感染予防対策」を掲示)
歯磨きタイムの感染予防対策、一斉にみんな来るのではなくて、時間帯をずらしていただいて、密を避けていただく。また、歯みがき中、楽しくこう「午後どうする」なんて話になるんですけれど、会話は禁止。そして、どうしても口を開いて歯みがきしますよね。口を閉じてなるべくみがいていただくと。また、うがいは少量の水で、つまり大量の水でやってしまいますと、飛び跳ねますので、こうした点についても、低い姿勢でゆっくりと吐き出す、こうした基本的なことが、やはり感染拡大を防ぐということに非常に効果的となります。
(パネル「県職員の感染防止対策取組事例」を掲示)
またさらにはお昼時、食堂、11階ですね、テーブルごとに黙食のステッカーそれぞれ、食事も対面ではなくてはす向かい、そしてその隣同士には黙食というステッカーといいますか、これを張り紙してあります。そして、換気につきましても、2時間おきに庁内アナウンスで換気の徹底を行っているところでありますので、是非、市町村の皆様方あるいは事業所の皆様方も、こうした点をご参考にしていただいて、そして対応していただければと。先ほどの歯みがきタイムの点などにつきましては、ポータルサイトの方にも載せさせていただいておりますので、もし「これいいな」とお思いでしたら、ダウンロードして、お使いいただければと思います。
次に今度は、ワクチン接種の話に移りたいと存じます。まさにこの新型コロナウイルス感染症対策の切り札となるワクチン接種について、2点、発表させていただきます。まず、本日から県主導の大規模集団接種会場におきまして、児童等利用施設を利用するお子様の同居のご家族の皆様方への接種券なしでの特例接種を開始いたしました。各施設、市町村を通じてお申込みを受け付けたところ、これまでに1,624名の方からお申し込みがあり、本日は49名の方が接種される予定となっております。
次に、先ほどの議会閉会時にも、閉会時の報告を私の方からさせていただきましたが、改めまして県主導の大規模集団接種会場の3月中の日程、追加分について、お話を申し上げます。具体的に申し上げますと、これは県南会場ということで、当初の見込み2,000人分をご用意しておりましたが、それを上回るご予約をいただきました。ということで、追加日程2つ、3月19日、「小松島ショッピングプラザ・ルピア」、2月は「(小松島ショッピングプラザ)ルピア」、3月は「阿南市スポーツ総合センター」と言っておりましたが、3月19日、「(小松島ショッピングプラザ)ルピア」復活となります。3月26日、「阿南市スポーツ総合センター」、接種日程を追加し、これで1,000人分を増やす、合計3,000人分で対応させていただきます。予約につきましては、こちら。
(パネル「徳島県ワクチン接種予約受付コールセンター」を掲示)
コールセンターですね。フリーダイヤル0120-567-571、コロナこない、朝8時半から夜20時、土日、祝日も受け付けております。また、インターネットの場合には、24時間対応可能ということになっておりますので、明日8時30分からということになりますので、積極的にご活用をよろしくお願い申し上げます。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いします。
(幹事社:四国放送)
幹事社、四国放送からお伺いいたします。公務員の方が7名で、1人が県の職員の方なんですが、他の6名の方、分かる範囲で教えて下さい。
(知事)
申し上げます。まず、徳島市の方1名、鳴門市の方1名、小松島市の方1名、吉野川市の方1名、藍住町の方1名、東みよし町の方1名、そして県の職員合わせて7名ということになります。
(四国放送)
いずれも徳島市役所とか、鳴門市役所のという意味の。
(知事)
そうです。
(四国放送)
あと重症の方、お1人いらっしゃるんですが、この方の症状とか年代とか。
(知事)
実はこの方、20代の男性の方、ICUに入っておられます。ただ、この方の場合には少し他の方と違っておりまして、重い基礎疾患、こちらが非常に重いということであります。
(四国放送)
本日のクラスター4つありますけれど、例えば、施設名とか学校名とか公表するようなところは、特にないでしょうか。
(知事)
これまでの条例に従えば、どれも発表する対象にならない。つまり、全部把握がなされているというものになります。
(四国放送)
もし感染予防の観点で、例えばこうで、どういう感じで感染が拡がったとか、会社関連だとどういう感じか。
(知事)
以下、申し上げていきます。全部で4つの事例がありますので、先ほども申し上げたように、我々、高齢者施設、特に入所施設については、これはケアすると申し上げた。しかしそのうち2つ、今日実は出ているんですね。
まず142例目の「高齢者施設関連クラスター」、これは高齢者の入所施設ということになります。では感染のメカニズムといいますか、この部分についてですが、3月4日、職員1名の感染が確認され、そして他に症状があった職員1名、こちらも合わせてPCR検査を行ったところ、陽性が分かったということで、これはちょっといかん、ということがありまして、そしてこの検査、これに入るということになりました。その結果、今申し上げたような形でのクラスターになるとともに、職員の同居のご家族2名、こちらも感染が確認されて計10名の関連クラスターということになりました。
次に、もう1つの高齢者施設のこちらはクラスター、関連でないクラスターですね。こちらにつきましても、同様の経緯なんですが、実は3月4日、こちらは職員、感染が確認されたことを受け、当該職員が介護を行った利用者、あるいは全職員、PCR検査、これを行ったところ、利用者2名、そして残りの利用者15名のPCR検査を行ったところ、5名陽性者が確認されたということで、合わせて8名の感染が確認されたと。こちらは今の段階では二次感染がございませんので、関連クラスターにはなっておりません。
次に144例目は「高等学校クラスター」ということになります。こちらにつきましては、一つの学年からクラスターが出るということで、生徒さんから発見がされて、そして同じクラスの皆さん方、クラスを検査したところ、これだけがクラスターとして陽性者が出たと。ちなみに、ここについては生徒32名、クラスメイト全員、それから教職員1名、33名検査をさせていただき、今の結果ということになっております。ちなみに部分休業としてクラスの部分、3月9日まで休業ということになっております。
次に、「145例目会社関連クラスター」ということであります。こちらにつきましては、事業所職員の方1名から症状が出て、検査ということで、その事業所の中、こちらの検査、これを行わさせていただきました。全部で社員12名検査をした結果、6名出る。まだ残り6名おられますが、こうした形でそのメカニズムとしてはこの職場内、長時間にわたって共有する空間での業務に従事していたということで、おそらく会話あるいは休憩時間、何らかの接触があったということから、同じ職場で6名、そして二次感染は同居のご家族3名、あとお1人、同居でない方がお2人おられますが、計9名の関連クラスターという形になっております。内容は以上となります。
(幹事社)
各社さん、お願いします。
(徳島新聞社)
20代の方が重症になっているということなんですけれども、こういう若年世代がですね、その感染発覚時に重症になるというのは、これまであったんでしょうか。
(知事)
これまで30代の方が1人おられましたが、やはりともに、どちらかというと、コロナというよりも、今日も申し上げた基礎疾患がありますというだけではなくて、重篤、重い基礎疾患があって、もともとそういう対応しなければいけなかったといった点がある。たまたまコロナでもあったという、こうお考えいただいた方がいいかと思います。
(徳島新聞社)
20代の方が重症になるというのは、初めてということですか。
(知事)
初めてです。これまで1番若い方が30代の方、この方も基礎疾患、この方はと言った方がいいですね、基礎疾患。今回の方は重い基礎疾患。
(徳島新聞社)
今の部分なんですけれど、従来からそういう対応をしなくてはいけなかったというのは、もともとICUに入っていたという訳ではない。
(知事)
では、ないです。
(徳島新聞社)
入院はされていたんですか。
(知事)
いや、ではないです。
(徳島新聞社)
コロナにかかって入院、ICUということに。
(知事)
どっちが先かというのも、あるかと思うんですけれどね。入院する場合には、必ず検査しますからね。
(徳島新聞社)
その検査で発覚したと。
(知事)
はい。
(徳島新聞社)
今日も高齢者施設、2施設でクラスターが出ているんですけれども、もしちょっと把握されていましたら、この「第6波」、今年に入ってから、高齢者施設でのクラスターが何例目かを教えて下さい。何例あったかを教えて下さい。
(知事)
これまで2例だったのが、今回で8例になっていますね。今日、議会の挨拶でも申し上げましたが、少し申し上げていきますと、1月以降の「第6波」で、高齢者施設のクラスターは全部13(例)ということになります。1月に2つ、そして先ほど議会の挨拶で申し上げた確定値の2月が8(例)ということで、4倍に増えましたと議会の閉会挨拶で申し上げました。そして、3月の分がこの2を加えて3つありまして、合わせて13(例)ということになります。
(徳島新聞社)
高校のクラスター、今回、名称は発表しないということだったんですが、従来、高校はですね、広域から生徒さんが来ているので、啓発のために発表しますというパターンがあったと思うんですけれど、今回、何が違うんですか。
(知事)
今回の場合、設置の主体の関係もありますし、例えば県立高校の場合には設置主体が県ということがありますので、どちらかというと原則、広域的なところで、注意喚起ということで申し上げさせていただいているということになります。だから、逆に県立高校の場合は敢えて言っていると、このようにご理解いただければと思います。
(朝日新聞社)
20代の方が重症になったのは初めてという、これ「第6波」でという。
(知事)
これまで「第6波」ですね。
(感染症対策課)
今までないです。
(朝日新聞社)
1番最初から
(知事)
初めてですね。
(四国放送)
全体的なことなんですけれど、徳島、ちょっとここ数日減少している一方で、香川(県)はまだすごく、お隣が増えていますよね。徳島が減っている要因は何か、なかなか難しいと思うんですけれど。
(知事)
いや、今、実は香川(県)だけでなくて高知(県)もそうですし、愛媛(県)もそうだし、もっと言うと東北地方ですね。岩手(県)、秋田(県)、山形(県)というのは少なかったんですね。山形(県)は「まん延防止(重点措置)」かかったんですけれど、岩手(県)がやはりかなり。今日の時点で岩手(県)に徳島が抜かれまして、累積で今1番少ないのが鳥取(県)、島根(県)、秋田(県)、そして徳島(県)、岩手(県)、こういう順に今なりました。今日の時点で逆転ですね。それと、やはり少なかったのが福井(県)、福井(県)が500(人)をもう既に突破するんですね、毎日。
ですから、これ今ご質問があるように、非常に難しい。やれることをとにかくやらないといけない。そして、じゃあ今減っている鳥取(県)、島根(県)、徳島(県)そう減っているとも思わないんですけれど、確かに他と比べると少ない。これは学校、あるいは保育の場、これに対して集中取組。島根県も200(人)近くあったものを2桁に抑え込んだのに1週間かかったんですが、県内の小学校全部止めたんですね、知事で。止める権限がないんだけれど、止めたんですね。これに合わせて鳥取(県)も徳島に合わせて200(人)を超えていたんですが、ここも県の教育委員会が市町村教(育)委(員会)に乗り込んでいって、止めたんです。ただ、ここは1週間まで止めないで1日とか。もちろんそれは、陽性者が出た場合なんですけれどね。
だからやはり強硬な策を打たないとなかなか厳しいというのが。徳島の場合には、それに比べると緩いと言われれば緩いんですが、しかし市町村教(育)委(員会)あるいは県立学校、こうしたところで、例えば県立学校の場合には分散登校してみると。それから市町村教(育)委(員会)を含め、今はとにかく集中取組期間ということで、少しでも症状が、例えば喉が痛いとか、あるいはご家族にそうした人がいるといった場合には、小学校あるいは保育の場、ここのところについては登園自粛。最初は確かにね、マスコミの皆さん方を通じて「知事とんでもないじゃないか」と言われたんですが、あれだけ数が増え、あれだけクラスターが出る。何と言ったって、このクラスターのうち、小学校と保育の場だけで約6割ですからね。これは止めないことにはどうにもならない。
しかも家庭を通じて、今、今度は高齢者施設に拡がっている。今、ご質問いただいたとおりですね。1月2(例)しかなかった。ところがもうこれだけ今日、増えてきている。そして今度は当然、重篤化しやすい、こういう悪い循環になっていきますので、それともう1つは高校で3連発。部活、運動部の部活動、体育の野外での実践、これでクラスターが出た、ということで部活動を申し訳ないですけれど、禁止させていただきました。
また、体育の授業についても、いわゆる座学にした。だから、そうしたやはり感染源が分かった場合、メカニズムが分かった場合には、とりうる対策をとにかくとる。
それともう1つは、やはりワクチン接種。全国の先陣を切って、いわゆる特例接種。接種券が来ていなくても6か月を超えていた場合、県の大規模集団接種、その会場でとにかく打っていくと。こうする形によって、また、特に保育の場などで、ようやく3月7日から、5歳から11歳のお子様を打つことができるようになりましたが、5歳未満の方は今も打てないんですよね。となると、当然、保育士さんであるとか幼稚園の先生、でもこれだけでは足りない。つまり、家庭内感染がどんどん進む訳なんで、その同居のご家族も打たせていただいている。
あるいは、妊婦さんとそのパートナーというのは、昨年も県として打たせていただきました。国からの要請を受けて。ただ、今年に入って妊婦さん、3倍増ですね、感染者。それもほとんどが家庭内感染、妊婦さん外、出歩きませんから。じゃあ、もう同居のご家族もセットで打とうということでさせていただいて、とにかくそうした症状、状況が出る、メカニズムが分かればすぐに対応する。今やり方は2つしかないんですけれどね。ワクチンの特例接種、これで対応するのか、あとは様々な場に対して少し強い措置をうつと。
しかし、これもたまたま今そうなっている、というのも他所、そうじゃないんですよね。だから前と同じ現象です。つまり鳥取(県)、島根(県)、徳島(県)、秋田(県)、岩手(県)、ここが少なくて、それ以外が皆増えた。
しかし、今度はいずれ我々も引っ張っていかれて、そして今度、東京(都)、大阪(府)が減り始めたのに、今いう少なかったところは、波ですからね。いきなりゼロになる訳でないので、結果的に高くなる。一時期、今言ったところが全部真っ赤になったことがあったんですよね。つまり過去最高値を同時に、今言った5つが叩き出した。ですから、そうしたこういう波がある。少し我々遅れていく対策、あるいは少し早くピークアウトする。しかしまた周りが増えていくと、これから年度末、年度始めの人の交流が始まりますし、また国の水際対策、今5,000人、7,000人に増やすと言っていましたが、なんと5月までに15万人滞留している海外の留学生を全部入れるとなってくれば、事実上水際対策はほとんど無いに等しくなってくる訳ですから、当然それに対して感染は拡大する可能性があると。ただ世界、ワールドワイドとしては、もうそういう状況ですから、これを受け入れる中で、どう対応していくのか、ここが今後のポイントになるかと思います。
(幹事社)
では以上です。
(知事)
はい、ありがとうございます。