〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
お願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウィルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月7日、県内におきまして、187名の新規感染者の発生が確認されました。
公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名及び都道府県名の内訳を発表させていただきます。徳島市81名、鳴門市12名、小松島市7名、阿南市17名、吉野川市4名、阿波市6名、美馬市6名、三好市2名、勝浦町2名、石井町9名、神山町1名、松茂町8名、北島町9名、藍住町9名、板野町4名、上板町1名、つるぎ町1名、東みよし町5名、東京都1名、兵庫県1名、福岡県1名となります。
また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が77名、クラスター関連が22名、県外由来が5名となります。
その他、感染者の年代や症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」に関わる指標について、発表させていただきます。
指標は2つ。まず、最大確保病床の使用率263分の84、31.9パーセントとなります。重症者用病床の使用率25分の5、20パーセントとなります。
それでは、続きまして、今度は新たなクラスターが今回は2件、確認されておりますので、以下、ご説明を申し上げます。
まず、140例目クラスターにつきましては、これまで発表した4名の感染者に、本日発表の8名を合わせた12名の感染者が、一つの医療機関において確認され、この医療機関で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、クラスターとして本日、認定する運びとなりました。
2つ目は、141例目クラスター、これまでに発表した5名の感染者に、本日発表の2名を合わせた7名の感染者が、グループでカラオケ店を利用しており、この場を契機として感染が拡大したことが分かりましたので、この7名をクラスターとして本日、認定する運びとなりました。ということで、こちらご覧いただきます。
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
まず、「140例目医療機関クラスター」、患者さんが10名、職員が2名、合わせて12名のクラスター。
「141例目カラオケクラスター」については、参加者7名ということで、カラオケ店でのクラスターというのは、昨年の4月以来ということになります。
それでは、次に既存のクラスターに感染者、動きがございましたので、発表をさせていただきます。こちらを、ご覧いただきたいと思います。
(パネル「クラスターの状況(2)」を掲示)
今日は、全部で6つのクラスター。まず、「122例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染1名、同居のご家族を加え39名の関連クラスターに。
「124例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらも二次感染1名、同居のご家族を加え37名の関連クラスターに。
「127例目小学校関連クラスター」、二次感染2名、同居のご家族を加え64名の関連クラスターに。
次に、「135例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染1名、同居のご家族を加え13名の関連クラスターに。
次に、「137例目高齢者施設クラスター」、利用者2名を加え、31名のクラスターに。
最後は、「139例目小学校関連クラスター」、児童3名、二次感染2名、同居のご家族、この5名を加え11名の関連クラスターにということで、今日もこの二次感染全部で7名おられますが、全て同居のご家族、家庭内感染、冷めやらぬといっても過言でないかと思います。
さて、今も申し上げましたように、本日公表の新規感染者数187名となりまして、これで4日連続で先週の同じ曜日の人数を下回ることとなりました。さらに、直近2週間の感染者の状況、その対比を少しご覧いただきたいと思います。
(パネル「直近2週間(2/23~3/8)の新規感染者数」を掲示)
ということで、前の週と、その前の週の対比、こちらは1.20パーセントということで、当然、先週の方が、その前の週に比べると感染が拡大している。
しかし、先週と今週のこの1週間の対比、比べると0.84ということで減少しております。しかもこれが1を割るというのは、これで3日連続ということになりまして、そうした意味では、確かに感染、これは拡大が鈍化ということではなく、減少に向かって進んでいるという形を見て取ることができます。では、安心できるのかと言うと、ちょっと厳しい、というのが今申し上げたように、一方で家庭内感染、こちらについては今日も82例ということで、感染者全体に占める割合は43.9パーセント、高い比率が続いております。
(パネル「1月以降の家庭内関連感染事例の推移」を掲示)
ということで、また「第6波」に入っての分析ということで、1月では家庭内感染は27.4パーセントでした。2月に入って32.4パーセント、急拡大、大変だと言っていたんですが、なんと3月に入ってもう今日、8日になる訳でありますが、42.3パーセント、20代、30代、40代という形で、なかなか留まるところを知らない。この山を見ていただいてもお分かりいただけるかと思いますね。
ということですから、この家庭内感染、これ何とか抑えないと、やはり厳しいものがあるということで、また今日もこちらをご覧いただきたいと思います。これが収まるまで何度でもお話をさせていただきます。
(パネル「家庭内での感染予防対策」を掲示)
まずは、今は注意しないといけないのは、ご自分のことだけ体調管理していても駄目なんですね。やはり同居のご家族、先ほど6つのクラスター、そのうち、なんと二次感染、全て同居のご家族ということでも、お分かりいただけるように、誰か症状がある、場合によっては無症状で持ち込むということもあるんですね。
ということですから、どうしても症状が、どうもおかしい、喉がいがらっぽい、こうした場合も特に今回、喉がいがらっぽいというのが結構、定番になってきているんですね。そうした方がおられる場合は、個室に移っていただく。あるいは、ワンフロアであれば、ソーシャルディスタンスを保っていただく。また、お世話は極力お1人でお願いする。また、全員がしっかりとマスクを着けていただく、大変重要なこととなります。
さらに、普段、家庭でご注意いただく点が5ポイント。まずは、基本的な感染防止対策という手洗い、うがいの励行。また、最近だいぶ暖かくなって参りましたので、思い切って換気をしていただきたいと思います。また、手で触れる共有部分の消毒。また、汚れたシーツ、衣類、こまめに洗濯を。今は大変よく乾きますよ。それにごみ、必ず口を密封して、お捨てをいただくということで、こちらは家庭内を守るだけではなくて、ごみの収集をしていただくエッセンシャルワーカーの皆様方の安全、安心のためにも、是非、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
そして、最後に1点、この感染の連鎖を断ち切るために、大きな役割を示していただくのが、やはりワクチン接種ということになります。
昨日から、5歳から11歳の方を対象とする、小児ワクチン接種が開始されまして、県内16の医療機関で183名の小児の方々が接種を受けられました。多くの皆さん方が、気にされておりましたアナフィラキシーなど、いわゆる重篤な副反応、これがどうだったか。こちらについては、1件も確認がなされておりません。
また、この小児ワクチンの接種につきましては、県として、特に慢性呼吸器疾患など、いわゆる基礎疾患を有する小児の方々に対して、接種を勧めさせていただいております。
そこで、県医師会の感染症対策委員会委員長でもあります田山正伸先生の方から、「専門の医療機関にかかっている小児には特別な対応が必要」と、ご助言をいただいたところであり、直ちにこのご助言を実践にうつしたいと思います。
ということで、徳島大学病院をはじめとする専門医療機関に、特別枠を設けることといたしましたので、今日公表させていただきます。
少し具体的に申し上げていきますと、3月14日、徳島大学病院、そして、3月24日、県立中央病院におきまして、かかりつけの小児を対象とした、特別枠による接種を開始いたします。
また、今後、この病院を拡大させていただきます。まず、徳島赤十字病院、さらには、阿南医療センターにおきましても、順次、同様のことを実施させていただきます。
また、県主導の大規模集団接種会場において実施している18歳以上の追加接種につきましても、予定では4万人を予定しているところでありますが、既に56.5パーセントにあたる22,606名のお申込みをいただいているなど、順次、進めさせていただいております。
(パネル「徳島県ワクチン接種予約受付コールセンター」を掲示)
ということで、県主導の大規模集団接種を通じまして、接種の機会をしっかりと確保して参りますので、こちらにありますように、徳島県ワクチン接種予約受付コールセンター、フリーダイヤル0120‐567-571、コロナこない、このように覚えていただきまして、朝8時半から夜20時まで。土日、祝日も受付を行っております。
なお、インターネットのお申し込みにつきましては、こちら2次元コードをご用意させていただいておりますので、こちらは24時間対応可能となっております。是非、接種の方、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
私の方からは以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事者:四国放送)
まず、中等症の方お1人ということですが、この方何歳代で、どんな症状か教えて下さい。
(知事)
はい、分かりました。今日は中等症の方が、お1人おられます。この方は100代、女性の方でありまして、その症状につきましては、酸素吸入と肺炎の所見がございます。
(幹事者:四国放送)
あと今日クラスターで、まず医療機関140例目なんですが、病院に関しては名前を公表するおつもりがあるのか、あと病院の状況を教えて下さい。
(知事)
こちらも従来の病院と同じで、入院患者さん対応でありますので把握がなされている、検査も進んでいるということでありますので、現時点で公表する予定はございません。
(幹事者:四国放送)
この病院は、現在はどういう対応を。
(知事)
この病院については、救急はされていないんですが、いわゆる入退院を今、停止されておられます。
(幹事者:四国放送)
入退院を停止。
(知事)
入退院を休止しているということです。
(幹事者:四国放送)
時期的なものは。
(知事)
時期は3月2日からですね。患者さんの出た、その日からということです。
(幹事者:四国放送)
141例目のカラオケなんですけれど、これは「カラオケ店」ですか。
(知事)
いえ、「カラオケボックス」ですね。
(幹事者:四国放送)
ちょうどその7人が、フルメンバーということですか。
(知事)
3月1日に一堂に会してされて、その7人、検査もありますけれど全てがアウトと。
(幹事者:四国放送)
言えるかどうかあれですけれど、感染対策ができていたんでしょうか。
(知事)
カラオケのガイドラインというのは、実は、カラオケする人にとってみたら非現実的と言われるのかもしれませんが、原則というか、マスクを着けて歌う、あるいは、このマイクお1人お1人変わる度にアルコール消毒する、できればフェイスシールドを、というのがガイドラインですね。
しかし、はっきり申し上げて歌唱時にマスク、ほとんど着けておられなかったということがありまして、今の「オミクロン株」は100パーセント感染してしまう、その典型的な事例ということで、これまで本当に出ていなかったんですけれどね。
(幹事者:四国放送)
ということは、このカラオケ店の場合は7名の参加者しかいないので、それ以上の広がりは。
(知事)
というか個室ですから。
(幹事者:四国放送)
先ほどのワクチン接種の特別枠の件なんですが、これは特別な対応が必要な基礎疾患のあるお子さんをまず優先した枠という理解でいいですか。
(知事)
そういうことです。しかもそのお子さんたちが通っている病院で。ということで、まず徳島大学病院が3月14日から。そして県立中央病院、3月24日から。その後、徳島赤十字病院、あるいは阿南医療センター、こうしたところで始めていきます、ということです。
(幹事者:四国放送)
通っている病院というのは、徳島大学病院にかかっている方ということですね。
(知事)
そういうことです。
(幹事者:四国放送)
そこの方に特別に接種を県の方で提供すると。数的なものは、まだ分からない。
(知事)
今、大体、徳島大学病院が50名程度、それから県立中央病院が20名程度を予定しています。
(幹事者:四国放送)
これは慢性呼吸器疾患。
(知事)
(慢性呼吸器疾患)はじめとして、それが代表的な症状ということですね。
(幹事者:四国放送)
基礎疾患を有している方ということですね、分かりました。
各社さん、お願いします。
(徳島新聞社)
先ほど、クラスターの関係で、カラオケ店でクラスターが発生したのは昨年4月以来ということですが、つまりカラオケ施設がある店でクラスターが発生したということでよろしいですか。
(知事)
それでいくと実は、初めての事例です。つまり、これまでのクラスターが出たのは、いわゆるカラオケ店、例えばカラオケ喫茶とかいうところが2例あるんですね。今回は、カラオケボックスということで、いわゆる個室でこの本人たちが集まってやる、こういう事例ということですから、これまでの事例と少しそこが違う。前の場合は昼カラオケとかそうした、いわゆるカラオケ喫茶というところが本県の場合はありましたね。
(徳島新聞社)
つまり、カラオケを楽しむ設備があるお店という言い方をしたら、昨年4月からということですかね。
(知事)
そういうことです。ただ同じ形態ですかというと、形態は初めての(カラオケ)ボックス。ということで、例えばあの時にも公表するかしないかという話でかなりあったギリギリの基準があったんですけれども、今回の場合は個室に入ってやっていますので、その全員は捕捉して、そして検査した結果、全員アウトということですから他に波及がない。もちろん店員さんたちは、しっかりと対応されていると、こういうことになります。
(朝日新聞社)
基礎疾患の小児ワクチンのことで2点よろしいでしょうか。3月14日が徳島大学、24日が県立中央病院ということですが、そこから始まる理解でいいのか。
(知事)
そうです。
(朝日新聞社)
申し込みは主治医を通じてという形なのか、どういう形なのか。
(知事)
そういう枠を始めるということですので、今日発表させていただいておりますから、おそらく主治医の方から、どうぞという話になってくるのではないか。
(朝日新聞社)
いわゆる、0120-567-571、コロナこないに電話するというよりは、病院を通じてということに。
(知事)
そういうことです。もともと通院されている方ですからね。
(徳島新聞社)
医療機関のクラスターですが、(3月)2日から入院の受け入れを停止しているということですが、今日8日でだいぶ時間が経っているんですけれども、その経緯を教えていただきたいのと、検査はもう終了しているのか、というところをお願いします。
(知事)
まず全体の経緯、今申し上げたように最初に3月2日、お1人職員の方が陽性が分かったということで、その日から入退院の停止、休止ということになると同時に、そして一斉検査、職員、それから患者さん、ここの部分をされたところです。
そして、その後、保健所の立ち入りなども行って、そして今日に至っているということになります。検査につきましては全職員46名、それから全入院患者107名、あわせて153名すでに検査が終わっております。
(徳島新聞社)
先ほどおっしゃったかもしれないんですが、カラオケ店では、この7名の方は同じマイクを使って消毒などはせずに使っていたということでしょうか。
(知事)
1番は、カラオケボックスの場合、マイクは1本とは限らないと思うんですが、1番は歌唱する時にマスクをきっちりやっていなかったというのが1番のポイントになります。
(徳島新聞社)
人数分はないと思うんですけれども、同じマイクを使っていたということでよろしいですか。
(知事)
それも可能性はありますね。
(感染症対策課)
マイクカバーの取り替えは、されていたみたいです。
(知事)
1番は、やはりマスクをあまりせずに、そして一つの空間でカラオケを4時間から5時間されたと聞いておりますので、これはなかなか厳しいなと。
(幹事社:四国放送)
では、よろしいですか。ありがとうございました。
(知事)
ありがとうございました。