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令和4年3月7日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日3月6日、県内におきましては、164名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
 公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。徳島市79名、鳴門市11名、小松島市11名、阿南市9名、吉野川市4名、阿波市6名、美馬市2名、三好市2名、勝浦町6名、石井町7名、松茂町4名、北島町5名、藍住町13名、つるぎ町2名、東みよし町3名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が75名、クラスター関連が15名となります。
 その他、感染者の年代や症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
 では、これを受けまして、「とくしまアラート」に関わる指標について、発表させていただきます。
 指標は2つ。まずは、最大確保病床の使用率263分の98、37.3パーセントとなります。次に、重症者用病床の使用率25分の5、20.0パーセントとなります。
 本日発表の公務員のうち3名が県の職員であり、1名は万代庁舎の勤務、残りの2名は、東部圏域の庁舎の勤務となります。3名のうち1名につきましては、感染可能期間に出勤しておらず、所属において濃厚接触者はおりません。
 また、残りの2名につきましては、感染可能期間に出勤しておりますが、同じ所属の職員及び関係者に濃厚接触者はおりません。
 続きまして、新たに発生が確認されました139例目のクラスターについて、ご説明を申し上げます。
 これまで既に発表した4名の感染者に、本日発表の1名を合わせた5名の感染者が、一つの小学校において確認されました。この学校で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、クラスターとして本日、認定する運びとなりました。ということで、こちら。
 
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
 
 「139例目小学校クラスター」、児童が4名、そして教職員が1名、合わせて5名のクラスターということになります。
 続きまして、これまで過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがございましたので、ボードによってご説明を申し上げたいと思います。全体で8つのクラスターに変化がございました。
 まず、「124例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染2名、同居のご家族、これを加えることによって36名の関連クラスターに。
 次に、「127例目小学校関連クラスター」、こちらも二次感染1名、同居のご家族を加えることで62名の関連クラスターに。
 「128例目高齢者施設クラスター」につきましては、職員1名を加え9名のクラスターに。
 次に、「131例目高等学校関連クラスター」、二次感染1名、やはり同居のご家族、加えることで13名の関連クラスターに。
 次に、「132例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染1名、同居のご家族、これを加えることで20名の関連クラスターに。
 次に、「135例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらは利用者1名、そして二次感染1名、同居のご家族、これを加えることで11名の関連クラスターに。
 次に、「137例目高齢者施設クラスター」につきましては、利用者4名を加え29名のクラスターに。
 次に、「138例目高等学校関連クラスター」、教職員2名を加えることで9名の関連クラスターへということとなります。
 ということで、今も申し上げたように、二次感染6名、全て同居のご家族ということになりました。
 さて、先ほども申し上げましたように、本日発表の感染者数新規は164名となり、4日連続の減少となるとともに、10日ぶりに200名を下回ることとなりました。ということで、少しここで、直近2週間の感染の傾向をグラフによって皆さん方に、ご覧いただければと思います。
 
(パネル「直近2週間(2/22~3/7)の新規感染者数」を掲示)
 
 こうした形で、先々週と先週比、こちらは1.19ということで、先々週よりも先週の方が1.19倍多かったということですね。1.19倍。では、先週と今週を比べますと0.93ということで、実は前の週と比べて感染が落ちているということになります。
 実は、この傾向は昨日も同様ということで、そうした意味では昨日が0.96ということですから、2日連続でその前の週を下回っている。さらには前の週と、その前と比べた、その伸び、これに比べても落ちている、いわば鈍化するという訳なんですが、こうした2つの傾向が見て取ることができます。では、それでいいのかとなりますと、一方で、大変危惧されるものが出る。先ほど8つのクラスターの動きを申し上げたところでありますが、二次感染全て同居のご家族からと、家庭内感染については、実は大変厳しい状況が今、見て取れることになります。
 
(パネル「1月以降の家庭内関連感染事例の推移」を掲示)
 
 3月に入ってから、この家庭内感染の割合、累計で42.1パーセントということで、少しこちら、家庭内感染の推移をご覧いただく訳なんですが、1月では「第6波」最初ですね、1月では27.4パーセントだったんですね。しかし、2月家庭内感染かなり注意をさせていただきました。それもそのはず約3分の1が家庭内感染、32.4パーセントになったんですね。じゃあもうこの2月が最高値かと思いきや、なんと3月に入って4割突破、今や42.1パーセント、当然こうなりますと、それぞれの1日あたりの家庭内感染の割合、つまり全体の感染者に占める家庭内感染、この部分について、今日発表、こちらが過去最高値1位タイ、48.2パーセント。では(1位)タイのもう1つはどこかというと、3月4日なんですね。
 そして、2位はいませんから、3位はいつか。3位46.7パーセント、3月6日ということで、なんと3月4日、そして今日、3月7日、3月6日、これらが1位、1位、3位を占めるということになっていまして、なんとしてもこの家庭内感染を抑えていかなければ、なかなかこの数字は減らないどころか、今日も小学校、こちらのクラスターが出たところでありますが、そうした意味では、小学校あるいは児童等利用施設、今ちょうど感染防止対策集中取組期間に入っている訳でありますが、そうした意味では家庭内感染が、また新たにそこから今度は同じ児童等利用施設あるいは小学校だけではなくて、今度は高齢者施設あるいは医療関係施設、障がい者はじめとする社会福祉施設、いわゆるリスクの高いところへ飛び火をしていくと。そうした意味では、この感染防止対策集中取組期間、児童等利用施設あるいは小学校はじめとする学校の関係ですね。なんとしてもこれを進めていかなければならないということで、「もう見たよ」という方がおられれば、逆に有難い話となる訳でありますが、こちらにありますように、家庭内感染の予防と。
 
(パネル「家庭内での感染予防対策」を掲示)
 
 まずは、感染が疑われている方が家庭内にいる場合のポイントということで、お部屋を分けていただく。お世話をする人は1人。そして、この方が感染防止対策をきっちり行って、看病していただく。あるいは、全員がマスクを着ける。例えば、これまで児童、生徒の場合、本人に症状がある、あるいは発熱がある場合に登園、登校、こうしたものを少し慎重にと。従来は申し上げていた訳でありますが、これだけ同居の家族からということがありますと、その子どもさんは大丈夫であっても同居のご家族が、そうした症状があるといった場合にも、慎重にも慎重を期していただく必要がある。実は、今日の139例目、この小学校クラスター、こちらもその感染のルートを見ると、家庭内感染の可能性が非常に高い。そして、このお子さんよりもご家族の方が先にそうした症状があったと。お子さんは大丈夫だったんですけれどね。そうしたことから、この学校にも拡がると、そのように見ることができる訳であります。
 さらには、家庭内で普段から注意をしていただくポイントが5つ。基本的な感染防止対策である手洗い、うがいの励行、また換気をこまめに。最近だいぶ暖かくなってきましたので、是非、これ実践していただきたいと思います。
 また、手で触れる共有部分の消毒をお願いしたいと思います。
 また、汚れたシーツ、衣類、こまめに洗濯を。晴れの日が多いおかげで最近、渇水になっているんですけれどね、そうした意味では、是非、外に干していただければ、ちょっと花粉症、気になる方もおられるかと思いますが、お願いします。
 また、ごみ、これがポイントです。ごみは必ず密封して、お捨ていただく。ごみを収集していただいているエッセンシャルワーカーの皆様方の安全、安心をお守りいただければと思います。
 それでは次に、今度は新型コロナ対策の切り札と言われているワクチン接種、この状況について、ご報告を申し上げていきます。先週の土曜日、今日にかけて新たな特例接種がスタートしているところでありますので、まとめてお話を申し上げていきたいと思います。
 まず、本県における追加接種、3月6日時点で、203,323名、全人口に占める接種割合は、全国平均が24.8パーセント、これを上回る27.7パーセントとなっております。
 また、県が設置する大規模集団接種会場では、これまで18,209名の方々に接種を実施させていただきまして、まず、3月5日土曜日から特例接種がスタートいたしました妊婦さん、そして今回は同居のご家族OKと、この方々13名。
 また、生活衛生同業組合、ちょうど年度末、年度始めを控えて、ちょうど飲食の場、あるいは理容、美容、こうしたところで多くの皆さん方が行き交うと、10組合の皆さん方236名。
 また、いざという時に安全、安心を守っていただく消防団の皆様方106名、接種をまず実施させていただきました。
 今後も、約2,000名の方々への特例接種を予定させていただいております。
 そして、今日からスタートとなりました5歳から11歳の小児への接種について、本日、県内、今日スタートを切ったのは16医療機関で約190名を対象に接種が今、開始されております。3月分として当初4,500名の枠を用意させていただいたところ、本日分も含め既に4,410名、多くの申込みをいただいているということもありまして、3月5日、会見をさせていただいた時にも申し上げましたが、その当時では4,286名の皆さん方が申し込まれておりましたので、95.1パーセント、もうほぼ満杯になるということもあって、3月5日から枠を更に500増やし、今は5,000名の枠、増枠している訳でありますが、今では5,000名の枠に対して4,410名の予約でありますから、予約率でいきますと88.2パーセントとなっております。今後も、状況に応じまして、この接種枠、増やさせていただきたいと思いますので、これからも、医師会の皆様方はじめ関係機関のご協力の下、接種機会を提供させていただきますので、是非、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 そして、最後に1点、お願いであります。今も申し上げたように、いよいよ3月、4月、年度末、年度始め、人が大きく動く進学、就職また転勤ということになり、徳島県内に県外からおいでになられる皆さん方が多くあります。是非、徳島が全国のモデルとして作っております県外から徳島においでいただく場合の無料での検査、これを是非ご活用いただきまして、そして、ご本人はもちろんのこと、周囲の皆様方にも安全と安心、これをもたらしていただきますように、県といたしましても、しっかりと感染拡大防止を行って参りますので、県民の皆様方にも基本的な感染防止対策、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:四国放送)
 公務員の方6人のうち3人は県の職員の方なんですが、それ以外。

(知事)
 それ以外の方々を申し上げていきます。お1人は陸上自衛隊の方、もうお1人は海上自衛隊の方、もうお1人は徳島市の方となります。

(幹事社:四国放送)
 陸自も海自も徳島県内の。

(知事)
 そうです。おそらく発表があると思います。

(幹事社:四国放送)
 あと、医療機関の方2人という感染がありますけれど、公的な病院とかで、救急への影響などありますか。

(知事)
 まず、病院の関係でお2人ということでありまして、こちらにつきましては、そうですね、公的な病院の方はおられませんので、救急、そうした点についてはありませんし、また通常診療も続けておられますので大丈夫です。

(幹事社:四国放送)
 あと公表できる町議会議員の方とは、どちらの方かというのは出してましたか。

(知事)
 これは勝浦町の方です。

(幹事社:四国放送)
 「とくしまアラート」の指標の中で、特に最高値を記録したような数字は今のところは。

(知事)
 ありません。

(幹事社:四国放送)
 幹事社から以上です。各社さんお願いします。

(NHk)
 中等症の方、2名とあるんですけれど、この方々の性別と年代を教えて下さい。

(知事)
 分かりました。まず、お1人が90代の女性の方、それから、もうお1人が70代の男性の方、お2人ということであります。

5歳~11歳の新型コロナワクチン接種について(質疑)

(読売新聞社)
 先ほどの小児へのワクチン接種の関係なんですけれども、例えば自分がワクチンの副反応で高熱が出たから子どもに受けさせるのは不安だとか、そう感じていらっしゃる親御さんも結構いらっしゃるのかなと思うんですけれど、そういった方への呼びかけというかありますか。

(知事)
 今回、ファイザーの小児用のワクチンということで、その接種の分量も3分の1ということで、子どもさんに合わせた形でということ。そして、抗体もきっちりとできるということも、既にエビデンスがなされている。
 また、特に小児科学会の方から推奨されている。中でも既往症のある小児の皆さん方には、是非、打ってもらいたい、こうした話が出ているところでありますので、もちろん、ご家族の方で今お話があったように、ご本人が打たれて、そして熱が出た。子どもにも同じ思いをさせたくない、ましてや小さい子は。こうした点も分からないではないところではありますが、前向きに接種の方、ご家庭の方で、また、もしご不安があれば、かかりつけの小児科の先生が必ずおられると思いますので、小児科の先生にも電話で聞いていただいて、「どうでしょうか、うちの子の場合」「う~ん、打った方がいいんじゃない」このように言われれば、是非、前向きに接種をしていただければと思います。

(四国放送)
 中等症の方、先ほどおっしゃっていた方は、どういう状況、酸素吸入とか。

(知事)
 症状ですね。では、申し上げます。90代の女性の方が肺炎の所見、それから70代男性の方は、今おっしゃる酸素吸入ということになります。

(幹事社)
 はい、よろしいですかね。以上です。ありがとうございます。

(知事)
 はい、ありがとうございました。

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