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令和4年3月5日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日3月4日、県内におきましては、235名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
 公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。徳島市108名、鳴門市16名、小松島市16名、阿南市13名、吉野川市8名、阿波市10名、美馬市8名、三好市3名、石井町10名、神山町1名、那賀町2名、美波町1名、松茂町6名、北島町7名、藍住町15名、板野町2名、上板町3名、東みよし町6名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が117名、クラスター関連が19名、県外由来1名となります。
 その他、感染者の年代、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいております資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」に関わる指標について、発表させていただきます。
 指標は2つ。まず、最大確保病床の使用率263分の94、35.7パーセントとなります。次に、重症者用病床の使用率25分の5、20.0パーセントとなります。
 それでは、本日発表の公務員のうち2名につきましては、東部圏域の庁舎に勤務する県職員となっております。この2名につきましては、いずれも感染可能期間に出勤しておりますが、接触者については全て特定されており、県民の方との接触はございません。
 次に、本日発表の医療機関職員のうち1名につきましては、県立三好病院に勤務する医療技術職員となります。
 なお、当該職員につきましては、感染可能期間中に勤務していないことから、院内に濃厚接触者はいないと判断し、病院職員及び入院患者さんに対する検査は行なっておりません。ちなみに、この方は家庭内感染であります。
 また、院内感染の可能性がないと判断いたしまして、救急、外来、入院の受け入れについては、通常通りの運用を継続いたします。
 続きまして、この度、新たに発生が確認されました138例目のクラスターについて、ご説明を申し上げます。
 これまで発表した2名の感染者に本日発表の3名を合わせた5名の感染者が、1つの高等学校において確認され、この学校で感染が拡大した可能性が高いことが分かりました。このことから、この5名に二次感染により感染が拡がった1名を合わせ、計6名の関連クラスターとして本日、認定する運びとなりました。
 なお、県民の皆様方への注意喚起をさせていただく意味で、学校名を公表させていただきます。徳島県立池田高等学校辻校となります。ということで、こちらクラスター表ですね。
 
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
 
 ということで、このような形で「138例目高等学校関連クラスター」、教職員が5名、そして二次感染1名、合わせて6名の関連クラスターということになります。
 また、来週8日火曜日、9日水曜日、高校入試の一般選抜が行われますが、辻校につきましては、入試会場としては使用しておらず、辻校の志願者の皆さんも池田高校本校で受検することとなっております。池田高校における入試は、予定どおり実施いたしますので、是非、辻校を受けられる中学生の皆さん方も引き続き、自らの健康管理にしっかりと努めていただくとともに、安心して受検に臨んでいただきたいと思います。
 それでは続きまして、過去に発生したクラスターに、感染者に移動がございましたので、今日は7つのクラスター、こちらをご説明させていただきます。
 
(パネル「クラスターの状況(2)」を掲示)
 
 まず、「119例目小学校関連クラスター」については、二次感染、同居のご家族1名を加え64名の関連クラスターに。
 「122例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらも二次感染2名、同居のご家族、これを加え37名の関連クラスターに。
 「123例目高齢者施設関連クラスター」こちらは、職員2名を加え12名の関連クラスターに。
 「124例目児童等利用施設関連クラスター」、利用者1名、そして二次感染1名、こちらも同居のご家族、2名を加え33名の関連クラスターに。
 「127例目小学校関連クラスター」、二次感染2名、やはり同居のご家族、これを加え61名の関連クラスターに。
 また、「134例目高等学校関連クラスター」につきましては、二次感染2名、やはり同居のご家族、これを加え14名の関連クラスターに。
 「137例目高齢者施設クラスター」については、利用者3名、職員が2名、この5名を加え23名のクラスターへと大きくなっているところであります。
 さて、先ほども申し上げましたが、本日発表の新規感染者数235名、2日連続で減少とはなっておりますが、引き続き、200名を超えている日が続いております。ここで少し、2月以降の年代別の推移を総括してみたいと思います。
 
(パネル「年代別割合の推移」を掲示)
 
 10代以下、そして、20代から30代を合わせて6割を占める、こちらですね。この図の見方につきましては、この1番下から年代が若い人から上にあがって参ります。ピンクのところが10代以下、また、柿色のところが20代から30代、大体この辺りが児童等利用施設、あるいは小学校、また、その関係での家庭内感染、ご家族ですね、こうした形が大体見て取れる部分となります。
 そして、重篤化、大変気になっております、この高齢者、特に60代以上については、とにかく20パーセントを超えるのをなんとしても止めなければならない。そうした20(パーセント)を超えた、この80パーセントより下にくると20(パーセント)を超えることになるんですが、そうした日もあった訳でありますが、大体2月1日から(3月)5日までの分、全部ならした場合、累計として、10代以下が30パーセント、20代から30代がやはり30パーセント、合わせて6割。そして、さあ2割に留めることができたのかどうか、60代以上は17パーセント。特に、ここのところ6日連続で2割を割っている、そうした形となっているところであります。
 そこで、今も申し上げた10代以下、そして20代、30代、この6割の部分、一般には若い世代とこのように呼ばれておりますが、この皆さん方の感染を抑え込んで行かなければ、なかなか徳島県内の感染を低くしていく、これは、なかなか難しいこととなります。
 このことから、徳島県におきましては、若者世代、中でも今年1月以降、多数のクラスターが発生している児童等利用施設、また小学校において、感染の封じ込めを一層徹底するために、3月19日まで延長して、今、実施している感染防止対策集中取組期間において、各施設への取組みを強力にお願いしているところであります。
 このことにつきましては、各学校や施設から積極的なご協力をいただいているところでありまして、その状況も取りまとめてみました。こちらということですね。ただし、これは3月3日時点での状況と。
 
(パネル「「感染防止対策集中取組期間」取組状況」」を掲示)
 
 認可保育所あるいは認定こども園、全部で県下216施設あります。特に要請している感染リスクの高い行動、例えば屋内での運動活動ですね。これについては211施設、97.7パーセントが原則禁止。また、これもクラスターを招いた外部講師の入構を原則禁止、こちらは、より多く214施設、99.1パーセントが実施していただいております。
 また、大きなポイントとなる感染状況を踏まえた登園自粛、つまり、ご本人が熱があるとか、あるいは喉が痛い症状だけではなくて、ご家族でそうした人がいる場合にも登園の自粛をお願いする。最初のころは、なかなかそれは難しいですよ、こうしたことがよくあったんですが、今では173施設、80.1パーセントが、ご協力いただいております。
 また、もう1つのカテゴリーである放課後児童クラブについては、179施設ある訳でありますが、やはりこの感染リスクの高い行事などを原則禁止、176施設、98.3パーセント。
 また、外部講師などの入構原則禁止、177施設、98.9パーセント。
 そして、感染状況を踏まえた登園自粛への協力、139施設、77.7パーセントとなっているところであります。
 こうした形で、ご協力いただいている訳でありますが、更にこれを徹底していただこうということで、昨日、児童等利用施設を所管する市町村担当課長さんとのWEB会議を実施させていただきまして、これまでの取組み継続、徹底はもとよりのこと、新たなクラスター発生事例を踏まえた対策といたしまして、職員と利用児童との食事場面の分離、クラスごとの園庭、お庭ですね、園庭利用時間の調整など、感染拡大が起こった場面で必要であったと考えられるリスクの高い場面や、その改善策、対策ですね、こちらについて、更なる徹底が図られるよう、強く呼びかけを行ったところであります。これらは全てクラスターが起こった、そして、その分析、その結果を横展開する、こうした趣旨で行わさせていただいております。
 また、小学校におきましても同様に、昨日、市町村教育委員会教育長さんとのWEB会議を開催し、集中取組期間の延長とともに、今回、特に強化する取組内容として、給食の時間における黙食の徹底、また、場面の切り替わり時における正しいマスク着用の徹底、どうしても鼻マスクとか、顎マスクになってしまって楽しく話してしまう、そこで、感染が、クラスターがということになります。
 そして、ここもポイント、少しでも喉の痛みなどを感じた場合は、登校を控える。慎重な健康観察の実施を要請しているところであります。
合わせて県立の学校長、また、市町村教育委員会教育長さんとのWEB会議においても、3月6日から19日までの期間、先ほどの児童等利用施設と同じですね。この期間を新たに、運動部活動等集中対策期間として設定させていただきまして、運動部活動を原則禁止とし、ただし、1か月以内に公式大会がある場合、あるいは、既に全国大会出場が決定している場合のみ、例外的に可能といたします。こちらも高等学校で3つ連続でクラスターが出て、その全てが部活動、運動部のですね。それと体育の授業、これによって起こった。まず早くこれを叩かなければならない、その結果から導き出されたものであります。
 また、体育の授業につきましては、やめるということではなく、基本的に座学とさせていただき、出来るだけ運動を伴わない活動とすることなど、感染防止対策の更なる強化策、強く求めて参ります。
 次に、県内の感染状況を改善する、その切り札として期待されるワクチン接種、今、進んでいるところであります。
 本県における追加接種は、3月3日時点で、190,916人、全人口に対する接種率は、全国平均が22.9パーセントに対し、本県は26.0パーセント、県が設置する大規模接種会場では、本日から妊婦さんや、その同居のご家族、また、生活衛生同業組合10組合、飲食、宿泊、理容、美容、クリーニング、あるいは公衆浴場など、その方々への接種券なしでの特例接種を開始いたします。
 さらに明後日、3月7日月曜日から、5歳から11歳の小児への接種が開始されますが、3月分として用意した枠4,500人、これに対し既に95.1パーセントとなる4,281名の申込みをいただいている。つまり、もういっぱいになる直前と。このため、3月中の接種枠を5,000人に引き上げをさせていただきます。
 今後も、医師会をはじめ、関係機関のご協力のもと、接種機会を広げて参りますので、是非、早期の接種のご検討、そして接種をお願いいたします。
 それでは、年度末に向けた感染対策のお願いに移りたいと思います。
 現在、全国各地で新規感染者数が高止まりする中で、これからいよいよ年度末、年度始め、進学、就職、転勤などで多くの人々が移動する時期を迎えます。実はもう1度、昨年を思い返していただきたいんですが、昨年この時期に京阪神から本県への人流が非常に増えた。そして、何が引き起こされたのか。あの「アルファ株」、関西からという「第4波」感染拡大の大きな原因となった訳でありまして、もう1度、あれを思い返していただきたい。
 この時期における感染対策をより徹底することを改めてお願いしたい。「第4波」も厳しかった、より「第5波」、厳しい。ただ、今回の「第6波」、感染拡大といった点では、異次元のものになっているところでありますので、あの昨年を思い返していただいて、あれと同じことをやってしまうと取り返しがつかない、こうしたことになりますので、是非まず徹底した感染防止対策をお願いしたいと思います。
 そして、何よりもやはり重要となってくるのが、ワクチンの追加接種、3度目の接種ですね、重要となりますので、県主導の大規模集団接種、是非ご利用いただく。それとともに、例えば熱があったら控える、これはもう皆さん徹底されていると思うんですが、今回の「オミクロン株」まさに風邪の症状と言われておりまして、喉の痛み、熱はないんですが、なんか喉がいがらっぽい、アウトという場合が実は多いんですよね。児童等利用施設、小学校での感染拡大も熱を測った、朝なかった。でも喉はなんか痛かったと後で、そして、ばっと拡がったということがありますので、少しでも体調が悪い方は、もちろんのこと、ここがポイントです。今、家庭内感染がもう本当に多くなっているところでありますので、または同居のご家族がおられて、同様の症状がある場合は、出勤、通学、通園、移動など、こうした点については、慎重に判断していただいて、早めに医療機関へ電話にて診察、あるいは検査をお受けいただければと思います。ということで、もう1度これ、年末に向けた対応の状況ですね。
 
(パネル「年度末に向けて、改めて基本的な感染対策を!」を掲示)
 
 この「第6波」、これはもう今までの、赤が今の状況ですね、人の移動、来県者の数。ブルーが昨年の状況なんですね、これからここを迎えてくると。年度末、年度始め、ちょうどやっぱり3月中旬から4月頭、非常に人の出入りが多くなるんですね。進学、就職、転勤と、こうしたことがありますので、是非、よろしくということと、全国知事会でも昨日、申し合わせを行ったものなんですが、その対策として、ワクチンの追加接種を早めにとか、あるいはワクチン3度目打ってもかかることが当然ありますので、基本的な感染対策の徹底、こちらをお願いする。
 また、本人、家庭内で咳、発熱、あるいは喉の痛みですね。体調が悪い方については、通勤、通学、通園、慎重にご判断と、ここまでは全国共通なんですね。徳島バージョンが2つ加えさせていただいております。1つは、帰省などで県外から県内に移動される場合に、既に制度化されている徳島県の事前での検査、これを是非、無料になっておりますので、お受けいただきたいということ。
 また、飲食、宿泊の場合には、安全、安心、その代表例と言われる「コロナ対策三ツ星店」、このマークですね、是非、そうしたお店、ホテル、旅館を選んでいただければということであります。
 そして、最後に1点、ご報告を申し上げたいと思います。
 徳島県保健製薬環境センターにおいて、次世代シーケンサーによって実施している、ゲノム解析の体制強化についてであります。
 これまでは、全国は大体そういうところが多い訳なんですが、国の国立感染症研究所の方にゲノム解析をお願いしていて1か月ぐらいかかる。それではなかなか新しい株への置き換わりを注意喚起できないということがありましたので、県としては次世代シーケンサーを導入して、県独自で解析を1週間で行う、こうした体制を今、取っているところであります。
 ということで、現在、「オミクロン株」のゲノム解析1月上旬の検査開始以降、これまで128検体の解析をさせていただきまして、解析可能となった114検体全て「オミクロン株」、まず確定しております。
 また今、「ステルスオミクロン」ということで、特にヨーロッパでBA.2という、亜種というか、株がわりと言いますか、この「ステルスオミクロン」、このBA.2についても実は、ヨーロッパではできない、できないというのがあるんですが、日本というか徳島の場合には、これを十分できます。
 ということで、BA.2についても、実はもう既に解析を行っております。これまで本県で確認された「オミクロン株」は、全て国内で発生している「オミクロン株」の主流BA.1、確認となっております。
 しかしながら、3月2日開催された厚生労働省のアドバイザリーボード、こちらにおいては4月1日、未来予測なんですが、東京の感染者のうち7割以上がBA.2、占める可能性があるとの試算が報告されています。既に東京などではBA.2が発見されているんですね。
 本県においても、このBA.2感染拡大により、更なる感染拡大が起こる可能性がございます。
 そこで、これまで週16検体、実施していたゲノム解析を1.5倍、5割増しとして、週24検体に増やす。そしてBA.2はじめとする新たな変異株の流入を早期に、的確的に抑えて、その対策を取らせていただきます。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「ゲノム解析の実施体制について」を掲示)
 
 ということで、今回なぜ5割増しにする必要があるのか。やはりこの亜種と言われるBA.2、こちらを含む新たな変異、早期に監視する約1週間で結果が出ますので、これによって、これまでの形を変え、週16(検体)を24検体として、BA.2はじめとする亜種、これについての早期発見、早期対策を打たせていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

ゲノム解析の実施体制について(質疑)

(幹事社:日本経済新聞社)
 まず3点伺います。最後に出ましたゲノム解析について伺います。これはこの資料には、今後とありますけれど、事実上、既に着手しているということですか。

(知事)
 BA.2の体制はやっている訳なんですが、これからもう24検体の対応で、やっている。もうやっていると言っても結構です。

(幹事社:日本経済新聞社)
 この時点で、これまで「オミクロン株」の場合には、先ほど説明ありました、1週間程度、時間がかかるということでした。この亜種についても1週間程度で済むのか、さらにもう少し時間がかかるのか、そこの見立ては、いかがでしょうか。

(知事)
 同じです。

5歳~11歳の新型コロナワクチン接種について(質疑)

(幹事社:日本経済新聞社)
 同じですか、1週間で済むということで、分かりました。
 話は変わります。昨日以前に質問が出ていたらすみません。途中であったワクチン接種について、5歳から11歳の子どもに対するワクチン接種についてですけれども4,500人分をまず用意していましたと、それがもうほぼほぼいっぱいになっているので、5,000人を追加して用意しますということです。これによって児童の対象人数の何パーセントくらいをカバーできるようになるんでしょうか。

(知事)
 今、全体として約4万人。4万人が大体対象と、こう思われているところですので。

(ワクチン・入院調整課)
 すみません、4,500(人)の枠を5,000(人)に上げる、500(人分)プラス。

(幹事社:日本経済新聞社)
 ごめんなさい、500(人分)プラスですね。4,500(人分)プラス5,000(人分)。

(知事)
 違います。4,500(人)の枠だったものが、95.1パーセント埋まってしまっているので予約で、これをまずは5,000(人)に、これ3月分ですから。

重症者割合について(質疑)

(幹事社:日本経済新聞社)
 5,000(人分)に引き上げるということですね、失礼しました。
 全体的なことで、もう1点伺います。重症者割合なんですけれども、先ほど60歳以上の感染者の方について、なんとか2割ここのところ水準で抑えられていますということで、その一方で、重症者、今日の数字見ますと5人、20パーセント、ジワリジワリと僅かではありますけれど、高まっている印象があります。この点についても、改めてお考えをお伺いできますか。
 
(パネル「年代別割合の推移」を掲示)

(知事)
 やはりこれまでの間で、先ほど6日続けて2割を割っている、こうしたお話を申し上げた、こちらの表ですね。ここにあるように、この80を下の側に行きますと、20、21とかこういう訳なんですが、ちょうど今、6日連続で20を割っているんですが、その前に高いところがあるんですね。ということになると、当然こうした方々で最初入られた時は軽症だった。しかし、その後に重症化してくるということがある。これを我々は1番恐れている。だから高齢者の皆さん方を極力2割を下回るようにと。
 それと多くの方々、もちろん施設内に入所されていて、そして感染が、クラスターが起こってということもあるんですが、家庭内で三世代同居、徳島多いんですよね。そこでうつっちゃう。
 1番まずいのが、これまでは、例えば児童等利用施設、保育園だとか認定こども園、幼稚園に行っている子どもさんは、「第5波」まであまりかからなかったんですよね。
 ところが、今、そこからかかっちゃっていると。園でもらってくる。そしておじいちゃん、おばあちゃんって抱きつかれて「あーかわいいね」といった途端に感染しちゃうんですね。
 そして、子どもさんたちは、ほとんど多くの皆さん方が軽症状であっという間に治っちゃうんです。ところが高齢者の方々は、そこで寝込んでしまうんですね。それで場合によって既往症があるということになると重症化する。今回も1人増えた方も既往症がある方なんですけれどね。
 だから高齢者で、なおかつ既往症のある方は注意していただかなければならない。というのも我々として、そうならないような対策、例えば家庭内感染者の防止であるとか、あるいは児童等利用施設、また小学校、こうしたところでの感染防止対策の集中取組期間、2月21日から3月5日としておりましたが、まだまだこれが収まらない。また、ご協力いただけるところが、あまり芳しくなかったということもあって、それでクラスターはどんどん増えると。そうありましたので今回、3月19日まで延長させていただいた。
 そうしたところ先ほど、どんな今、協力状況かというのを3月3日時点ですけれど、申し上げたところ、もうかなりのところが協力してくれるようになった。やはり、これだけ感染が拡大、しかも児童等利用施設、小学校がメインということになりますと、やはりそういう対策をしなければ、こうしたことで協力いただけているということですので、とにかく徹底した対策を行い、それによって高齢者施設であるとか、三世代同居の高齢者の方々にうつさないような形、もちろん3度目の接種もお願いしているところですけれどね、これを進めていきたいと思っています。以上です。

(幹事社)
 では、各社さんどうぞ。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(徳島新聞社)
 池田高校のクラスターで、これ教職員だけ、生徒には、まだうつっていないということなんですけれど、いわゆる職員室内で感染が拡がった可能性があるということでしょうか。

(知事)
 これ実は感染の状況、まず少し手順でいきますと、検査、今まだ生徒にはというご質問がありましたので、実はこれ関係のある人たち教職員22名、生徒8名、合わせて30名の検査を行っております。
 その結果、もう既に14名の結果が出ている。生徒さんはここで8名、全て結果が出て、全て陰性。教職員まだ16名残っているんですけれど。では、なんで先生方、検査の数も多いのかということで、感染のメカニズムを少しご説明したいと思います。
 実は2つの流れで先生方が感染拡がったと。1つは同じ部活、これは屋外競技、その指導を行っておられて、複数名の先生方がかかっちゃった。
 もう1つは、より大きいものとして、当然、この年度末に必ず行われる1番大きい学校行事、つまり卒業式、その準備作業を共同で行ったということで、先ほど検査の数も申し上げたところなんですが、生徒さんは8名、だけど教職員22名、これでお分かりいただけるかと思うんですが、この2つの流れで実は感染が拡大したということで、対象となる生徒さん8名、既に陰性が確認されています。

(徳島新聞社)
 この教職員22名というのは、感染された5人を除く全ての教職員。

(知事)
 これは5人も入っています。

(徳島新聞社)
 5人入れて22人ですけれど、ただ全教職員に一応は。

(知事)
 全部ではないと思います。

(幹事社)
 他いかがでしょうか。よろしいですか。

(知事)
 はい、ありがとうございました。

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