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令和4年3月3日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウィルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日3月2日、県内におきましては、324名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
 公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名及び都道府県名の内訳を公表させていただきます。徳島市142名、鳴門市24名、小松島市17名、阿南市13名、吉野川市11名、阿波市25名、美馬市11名、三好市5名、石井町14名、那賀町3名、松茂町5名、北島町22名、藍住町21名、板野町4名、上板町4名、東みよし町2名、香川県1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が112名、クラスター関連が28名、県外由来2名となります。
 その他、感染者の年代や症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
 それでは、これに基づきまして、「とくしまアラート」指標について、発表させていただきます。
 指標は2つ。まず、最大確保病床の使用率263分の98、37.3パーセントとなります。次に、重症者用病床の使用率25分の3、12パーセントとなります。
 それでは、ここで、本日発表の公務員の中に、県職員が1名含まれておりますので、ご報告させていただきます。この1名につきましては、万代庁舎に勤務する職員であり、感染可能期間に出勤しておらず、もちろん県民の皆さんとの接触もございません。
 次に、本日発表の医療機関職員のうち、1名につきましては、県立三好病院に勤務する医療技術職員となります。
 なお、当該職員につきましては、感染可能期間中に出勤していないことから、院内に濃厚接触者はいないと判断し、病院職員及び入院患者さんに対する検査は行なっておりません。
 また、院内感染の可能性がない、このように判断し、救急、外来、入院の受け入れについては、通常通りの運用を継続させていただいております。
 続きまして、この度、新たに発生が確認された2件のクラスターについて、ご説明を申し上げます。
 まず、135例目のクラスターについてでありますが、これまで発表した8名の感染者について、一つの児童等利用施設において接点があり、施設で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、この8名に二次感染の1名を加えた計9名を関連クラスターとして本日、認定することといたします。
 次に、136例目のクラスターにつきまして、これまで発表した8名の感染者について、1つの、こちらも児童等利用施設において接点があり、この施設で感染が拡大した可能性が高いことが分かりましたので、この8名に二次感染の7名を加えた計15名の関連クラスターとして本日、認定することとなりました。ということで、こちらということですね。
 
(パネル「クラスターの状況(1)」を掲示)
 
 ともに児童等利用施設関連クラスターということで、例えば135例目については利用者1名、職員7名、二次感染1名。136例目の場合には、利用者4名、職員4名、そして、二次感染が7名ということになります。
 それでは、続きまして、これまで発生しておりましたクラスターについて、感染者に動きがございましたので、発表させていただきます。ということで、こちら。ちょっと2ページになりますけれどね。
 
(パネル「クラスターの状況(2)」を掲示)
 
 まずは、今では最大となっておる「111例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらは二次感染1名、同居のご家族加えて113名と。
 また、「119例目小学校関連クラスター」、二次感染、やはり同居のご家族2名を加えて63名に。
 また、「120例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染、同居のご家族1名を加えて28名に。
 そして、「122例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらも二次感染2名、同居のご家を加えて35名の関連クラスターに。
 次に、「123例目高齢者施設関連クラスター」、こちらは別居のご家族1名を加え10名に。
 また、「124例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらは利用者2名、そして二次感染、同居のご家族5名を加え31名の関連クラスターに。
 
(パネル「クラスターの状況(3)」を掲示)
 
 次に2枚目となりますが、今度は、「125例目児童等利用施設関連クラスター」、二次感染、同居のご家族1名を加え9名の関連クラスターに。
 また、「127例目小学校関連クラスター」、教職員1名、二次感染、同居のご家族7名を加え52名の関連クラスターに。
 また、「129例目社会福祉施設関連クラスター」、同居のご家族1名を加え9名の関連クラスターに。
 「132例目児童等利用施設関連クラスター」、こちらは利用者1名、二次感染、同居のご家族2名を加え17名の関連クラスターに。
 そして、「133例目高等学校関連クラスター」、二次感染1名、同居のご家族を加え10名の関連クラスターにということで、今も申し上げたように、二次感染、全部で24名おられる訳でありますが、このうちなんと23名が同居のご家族ということになります。
 さて、本日の発表は324名ということになり、4日ぶりに300人台の新規感染者となりました。引き続き、感染者の高止まりが続いているところでありまして、今もクラスターのところでお聞きになっていたら、なんか同居のご家族ばっかりだな、そのとおりであります。なんと今回1日あたりでの家庭内感染135名、過去最多、こちらを更新することとなりました。ということで、少しこちらの表をご覧いただくと、傾向がはっきりと分かるかと思います。
 
(パネル「1月以降の家庭内関連感染事例の推移」を掲示)
 
 ということで、「第6波」1月からということで、家庭内感染の状況でありますが、もうずっとこんな感じですよね。1月では27.4パーセントだったものが、あの凄い数6,000名を超えた2月、32.4パーセントなんですね。2月がピークかな、このように本当は思ったところなんですが、実は3月に入ってこの家庭内感染が止まらないんですね。なんと3月に入って38.1パーセント、このままいくと40パーセント超えは必死ということになっておりまして、いかにこの家庭での感染防止対策が重要か、この表を見ただけでも、また先ほどのこれまでのクラスターがいかに増えてきているのか。この多くが家庭内感染を、その上積みをしてきているということをご理解いただけるのではないか、このように思うところであります。
では、家庭内感染が、どういうところから持ち込まれてくるのか、それが先ほどクラスターでほとんどが児童等利用施設、あるいは小学校、こうしたところなんですね。ということで、実はこの2つに対して、今集中の取組期間ということで、集中な取組みを行っていただいております。2月21日から3月5日土曜日までということで、この感染防止対策集中取組期間、ぼちぼちその期限が迫ろうとしているところでありまして、もちろんこの対象は保育所、幼稚園などの児童等利用施設、じゃあまず幼稚園などで、どんな取組み、また今、要請に対して、どのような反応をしていただいているのか、こちらを少しご覧いただきたいと思います。
 
(パネル「感染防止対策集中取組期間公立幼稚園の取組状況」を掲示)
 
 集中取組期間のレビューということになります。実は、公立のこれは幼稚園の事例ということでありますが、全77園15市町に分かれておりますが、こちらに教育委員会から依頼をさせていただきました。その結果、例えば室内での運動などという感染リスクの高い行事、原則禁止は100パーセント。また、大きなクラスターになっている、それが外部講師を招いたことによって、これが引き金となって一気にということもありましたので、外部講師などの出入り原則禁止、これも100パーセント行っていただいております。
 ただ1番問題となるのは、家庭で保育が可能な方の登園自粛、例えば、お父様、お母様、それぞれがもし働いておられた場合、テレワークが推奨されておりますので、テレワークを行うということであれば、家庭内で保育することが可能と。あるいは、濃厚接触者となられて家庭内でおられる、こうした場合もあるんですね。ということで、この家庭で保育が可能となった場合の登園自粛、どのくらいご協力いただいているのか。協力してくれているご家庭が、その園でありますというところは、実はここ、3月2日時点で75パーセント、58園に上っているんですが、実は2月25日、まだスタートを切ってまなしの頃、これは難しいということで、この段階では半分ぐらい、56パーセントとなる43園だけが、こうした状況があったものが、さすがにこの感染状況ということもあって、ご理解とご協力がかなり得られてきている、具体的な事例が、ここに現れているところであります。ということで、これまず幼稚園の関係ということなんですね。
 次に、この感染防止集中取組期間として、さらにパワーアップしていく必要が、これからも色々あるんではないだろうかということで、今なかなか止まらないということがありますので、この取組みを更に加速するために、取組期間、3月5日までだったものを2週間延長し、3月19日の土曜日までとして、引き続き、取組みを進めさせていただくとともに、特に、未就学児が利用する施設におきましては、これまで、あれだけクラスターが出てきているところでありますので、それを分析しようということを申し上げて参りました。その発生事例を踏まえた対策、これを今回、追加させていただきまして、施設が感染拡大の場、今、現になっている訳なんですが、それを少しでも抑えることができないであろうか、という意味でも、新たな感染防止対策を加えさせていただくことといたしました。
 では、何を加えたのかということなんですね。実は5つ、ポイントがございます。
 
(パネル「児童等利用施設感染防止対策集中取組期間」を掲示)
 
 こちらということですね。今申し上げたように3月19日まで2週間延ばさせていただきます。こちらにもありますように、これまでの継続の部分は、当然のことながらある訳なんですが、クラスター発生事例を踏まえた対策といたしまして、これを新たに加えさせていただく。
 では、それは一体、何なのかといったものですね。今申し上げたように、大きく5つありますと申し上げたところであります。
 
(パネル「クラスターが発生した児童等利用施設への調査から見えた感染が広がったと考えられる5つの場面と改善例」を掲示)
 
 例えば、やっぱり1番多かったのは給食や、おやつの時、楽しいですよね。どうしても食べる時に距離が近くなって、そして飛沫が飛びやすくなって、もろに感染してしまうと。じゃあそうした場合に、職員と子どもさんたちの食事時間をずらすと。あるいは、子どもさん同士が対面で食事を取らない。大人では既に行なっているお店などではですね、こうしたものも導入していただこうというもの。
 また、多かったのがマスクの適正な着用、これができていないということがありました。例えば従来、この場合には職員が全員マスクをする。また、子どもさんは可能な範囲でマスクの着用、このようにお願いしておりました。
 しかし、特に低年齢児マスクの着用が困難ということで、感染リスクがどうしても高くなってしまうということで、マスクができない子どもさんを守るために、大人はマスクの着用をより徹底、不織布マスク、これをということなんですね、こうした形。
 またさらには、合同保育、従来では消毒、換気、その対策を行って、間隔を空けてリズム室などの広い場所で実施としておりましたが、よりこれを高める。感染者が発生した場合、感染拡大の可能性が非常に合同保育は高いんですね。ということで、大人数での行事を中止していただき、クラス単位で行うというようなことですね。
 また行事、先ほど外部の講師、こうしたものを制限ということを言って参りましたが、更に施設外からウイルスが持ち込まれる可能性があるということでありまして、感染リスクの高い室内での運動、こうしたものはもちろんのことながら、参加者、保護者の皆さん方が参加する行事の日時の分散、あるいは時間短縮などを行っていただくと。
 また、さらには保護者の皆さん方への働きがけ、これまでについては家庭内で風邪の症状、発熱と咳ですね。あるいは、濃厚接触者となった方がいる場合、登園の自粛をお願いしておりました。
 しかし、家庭、家族などの感染が判明した後に、報告される事例があった、結果としてクラスターに繋がってしまうということがありましたので、やはり、この子どもさんへの感染力が強いというのが特徴ということでありますので、こうした点について、とにかく保護者の皆さん方に根気よく説明していただき、登園の自粛、先ほど幼稚園では、だいぶ理解が深まったということも申し上げましたが、まずは保護者の皆さん方に、この点をご理解いただくことが1番のポイントということで、児童等利用施設につきましては、今回、これまでのクラスター発生、具体的なファクト、事実から説き起こしたものを分かりやすく付け加えさせていただきます。
 そしてもう1つ、実は今日、小学校で50名で出ているんですね。ということで、この小学校における感染防止対策も集中取組期間、3月5日まで同時に行っていただいておりますが、こちらにつきましても、やはり同じく3月19日土曜日まで延長をお願いいたしたいと思います。
 
(パネル「小学校感染防止対策集中取組期間」を掲示)
 
 こちらにつきましても、特に強化する内容ということで、こちらですね。これまでのものは当然のことながら、やはり食事の時ですね。給食時の取組、あるいはこちらも一緒、正しいマスクの着用の徹底。そして、実は小学校で多発したこのクラスター、共通して出てくる、それ以外の学校もそうなんですが、実は熱にとらわれるんですね。熱がなかったら大丈夫。ところが、どういう訳か喉の痛みというのが今回の「オミクロン株」共通しているんですね。喉の痛みはあったけれど、熱がなかったから来ちゃった、その後でクラスター。学校の多くの事例となっております。ということで、熱、熱ではなくて喉の痛みとか、倦怠感とか、咳とか、そうした違和感を感じたら、もう登校を控えていただきたい、この「オミクロン株」の特性を捉えた形、あるいはクラスターの検証からということで、こちらに対して、しっかりと取組み依頼をしていきたいと、このように考えております。
 ということで、この対策についても取りまとめただけでは意味がないということとなりますので、明日、この児童等利用施設、あるいは小学校における対策につきましては、各担当部局、教育委員会はじめ、市町村担当課あるいは市町村教育委員会教育長さんたちとオンライン会議を開催し、しっかりと共有することで、なんとか感染を抑えていかなければと、ご理解を深めていただければと考えております。
 また、これに合わせて、実は県の職員、今日も1人発生しておりましたが、県職員の感染防止対策の集中取組、こちらにつきましても、やはり同じく集中取組期間、3月5日までとなっておりましたが、19日まで延長させていただきまして、その中からまずは発生のメカニズム、あるいは家庭内感染になった場合、そこの対策といったものを1つの事例集として取りまとめて、同じ公共団体である市町村であるとか、あるいは事業所、そうしたところに参考としていただければと、このように考えております。
 そして、最後に1点、ご報告を申し上げたいと思います。とくしまプレミアム交通券についてであります。新型コロナウイルス感染症の関係で、とにかく公共交通機関、大打撃となっておりまして、今タクシーでも、もう既に東京の事業者が値上げをと。あるいは、JRなどについても、もう便数を減らしていく、路線を場合によっては切る、多くの話が全国で言われているんですね。こうした中、なんとかこの公共交通機関を使っていただいて、そして維持して行こうと、とくしまプレミアム交通券、第4弾、2月28日月曜日から過去最大となる10万セットの購入受付を開始したところ、わずか2日で発行数に達したために、3月1日火曜日18時をもちまして、受付を終了させていただきました。今回、過去最速のペースで発行数に達した要因でありますが、これまで第3弾やってきたんですね。その都度やはり県民の皆さん方から発行の仕方、PRの仕方、もっともっと変えたらどうだ、ご提案をいただきまして、実はそれを取り込まさせていただきました。これまでは、申し込みはネット、WEB、あるいは往復はがきだけだったんですね。これに加えて、新たに「電話の申し込み入れたらどうですか」、あるいは「ハガキ付きの折り込みチラシを事前に配ったらどうですか」、こうしたお話をいただき、これを実施したところ、過去最速で達成と。もちろん、これまで3回行ってきたと、そうした点で県民の皆さん方に身近な感覚、これも思っていただけたのではないか、このようにも思っております。3月、4月については、様々な移動の期間でもありますし、あるいは、ちょっとしたお買い物などでもお使いいただくと。
 そして更に今回もうけたのは、少しこの第1弾、第2弾、第3弾、3月10日までだったんですね、延長はさせていただいたんですが、もう少し延ばしてもらうことはできないだろうか、こうしたご意見も多くいただきましたので、第4弾を過去まだ使っていないものを振り返ることができるということで、3月11日金曜日からいよいよ引き換え開始と。こうした点も今回早くに到達した、その要因になったのではないか、このように思うところであります。是非、多くの皆さん方にご利用いただきまして、この今、非常に苦境に立っている公共交通機関をお支えいただきたいと思います。私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。

 (幹事社)
 質問のある社の方、いらっしゃいますか。質問のある方、お願いします。

指標について(質疑)

(徳島新聞社)
 本日、指標で過去最多になったものはありますか。

(知事)
 それでは、今日、指標の中で過去最多となったもの、こちらについて、以下、ご説明を申し上げていきます。今日、過去最多となった指標につきましては、まず直近1週間の新規感染者数2,018(名)。療養者数2,235(名)、そして自宅療養者数1,949(名)、この3つとなります。

とくしまマラソン開催の可否について(質疑)

(徳島新聞社)
 本日、病床使用率が37パーセントを再び超えたというような状況だと思うんですけれども、3月上旬に、とくしまマラソンの開催の可否を判断するというふうにお伺いしておりまして、条件として「レベル1」の「感染観察」以下というのが条件になっている、事実上、短期間でここまで下がるのは難しいかなというふうに感じるんですけれども、その辺りはどうですか。

(知事)
 これは既に県議会の皆さん方からご質問を委員会などでいただいておりまして、3月7日、総会を開いて、実行委員会を開いて、そこで決定するということにさせていただいておりますので、もちろんその時点の状況、あるいは直近のマラソンをどんな形でやっているのか。こうしたものもその時には資料として提出させていただいて、ご判断いただこうと、このように考えています。

(徳島新聞社)
 必ずしも「レベル1」に、こだわらないということでしょうか。

(知事)
 ただ、これは昨年の1番直近の総会の時で、どういう条件の場合に開催をするのかといった時に今ご質問いただいたように、この「とくしまアラート」「感染観察」、いわゆる「レベル1」これになっていることが、まず条件ということを申し上げているところでありますので、当然それがまずベースと。ただ様々な皆様方からご意見はいただくことと思いますが、まずそれは1つの大きなベースになると。
 1番のポイントというのは、やはり「レベル1」でないと医療の皆さん方のご協力がいただけないのではないだろうか。あるいはボランティアの皆さん方がご協力いただけないのではないだろうか。こうしたことから「感染観察」「レベル1」ということを1つの条件、これにさせていただいているというのが今の状況です。もちろん、この実行委員会総会で決めるということですから、様々なご意見は、いただくことになることとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 事実上、4日間で37パーセントが10パーセント以下になるのは、かなり難しいと思うんですが、その辺りどうですか。

(知事)
 仮にその数値がこれ10パーセントですから、一気にこの病床使用率が例えば1桁台になる。それはなり得ないということはないですから、今の段階でどうだこうだ、というのは私としては、私は皆さん方のご意見を会長として、とりまとめる立場でもありますので、今の段階で予断を持っていただくというのは、いかがなものかな。その時の状況、そして例えば類似のマラソンの状況、こうしたものをご説明させていただいて、そして、ご意見をいただいてとりまとめる。こうした形にさせていただければと考えています。

家庭内感染について(質疑)

(徳島新聞社)
 別の話なんですけれども、家庭内感染についてなんですけれども、先日も少しちょっとご指摘させていただいた点ではあるんですが、感染経路、本日も182人調査中になっておりまして、事実上142人中135人が家庭内感染ということではないのかなと思うんですけれども、そういう95パーセントぐらいになっているという情報発信の方がより正確なことではないですか。

(知事)
 より正確というか、場合によってはそれ以外の人たちが、今のとくしまマラソンの場合もそうなんですが、家庭内感染でないという可能性もありますから、あくまでも今そのように申し上げているところで、前回も確か同じように申し上げたと思いますので、やはり分かっている数値、全体の数字というのも分かっているところでありますので、今の段階としてはこういうことだと。
 しかし、今分かっているだけでもこの数というのは過去最多ということは間違いないということですから、まずそうした点を注意喚起をさせていただいたところです。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(徳島新聞社)
 もう1点すみません。クラスターについてなんですけれども、本日、新規のクラスター2つなんですが、本日というか3月2日検査分で分かったのは何名ですか。

(知事)
 クラスターですよね、2つ。

(徳島新聞社)
 この3月2日検査分で増えたのは何名ですか。

(知事)
 先ほど少し発表の時にも申し上げさせていただいたところなんですが、もう1度、増えた分を申し上げたいと思います。まだすみません。いつもあるんですが、ちょっと今追い込んでいるところなので、また追って分かり次第お話をさせていただきます。

(徳島新聞社)
 本日時点での休校数を教えて下さい。

(知事)
 それでは本日中の休校数、それぞれ分けて申し上げます。まず全体、こちらについては36校全て公立の学校となります。それではその内訳、まず小学校こちらが23校、中学校が5校、高等学校が8校、以上となります。

県職員における感染防止対策集中取組について(質疑)

(徳島新聞社)
 分かりました。児童等利用施設などで感染が拡がっているということで、出来る人には登園自粛をお願いしているということなんですけれども、県庁内で、そういう小さいお子さんがいらっしゃる職員の方に対して、テレワークを推奨しているというのがあるのかというのと、その登園自粛をさせるためにテレワークをしている方がいらっしゃったら、大体どのくらいいるのか、というのをお願いします。

(知事)
 先ほども申し上げたように幼稚園あるいは小学校、ここに集中取組をお願いしているということで、「隗より始めよ」、県庁でもそれを事業所として、やってみたらどうだろうかということで、実は今、県庁におきましても、小学校4年生よりも小さい、以下ですね。それよりも小さい子どもさんたちがいるご家庭、そこに対してテレワークなど、これを出来るところからやってもらおうということで進めておりまして、3月2日、昨日の段階で実施率が52.7パーセントで、対象者数が436名となります。ちなみに対象については、もう少し厳密に言いますと、まずは小学校4年生までの子どもさんを養育している職員。ただし、ここから少し引かせていただいているものがあります。コロナ対応、そして今これだけ多く児童等利用施設が増えておりますので、そうしたものも含め、児童相談所あるいは県民の皆さんの生命財産に著しく影響があるために業務の縮小あるいは中断が困難な業務に従事する職員は、除かせていただいておりまして、対象は436名ということになりまして、3月2日の段階で52.7パーセント、原則テレワークあるいは休暇取得して出勤抑制という形をとっています。以上です。

(徳島新聞社)
 今おっしゃった生命財産に、県民の生命財産に影響があるというのは、例えば、県立病院の職員の方とかでしょうか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 そういう方々を除いて、この436名というのは、職員さん全体のうちで対象になるのが436人ということですか

(知事)
 小学校4年生以下の養育をしていて、今ご理解いただいた人たちを除いた数ということですね。

(徳島新聞社)
 分かりました。

妊婦の新型コロナワクチン接種について(質疑)

(NHK)
 5日からですね、話変わるんですけれども、5日から妊婦さんと妊婦さんの家族のワクチン接種が開始になると思うんですけれども、呼びかけみたいなものを1つお願いしたいんですけれども。

(知事)
 5日からは妊婦さんの皆さん方、ワクチン接種をさせていただく訳なんですが、前回、県の方で大規模集団接種として妊婦さんたちに行ったときは、今回と少し条件が変わっていたんですね。それは何かと言いますと、前回の場合には妊婦さん、やはりパートナーの人も打たないとパートナーから感染をすることがあるだろうということで、実は妊婦さんとパートナーの方、一緒にどうぞ打って下さいと申し上げました。
 しかし、今回はファクト、事実として実はパートナー、あるいは同居のご家族から妊婦さんたちが非常に今、感染急拡大している。こうしたことから妊婦さん、パートナー、そして同居のご家族もセットで接種券なしの特例接種。もちろん6か月は2度目から経過しないといけないんですが、県の大規模集団接種で対応させていただく。じゃあそのファクト、実は前回発表したようにまた増えているんですね。ということで「第5波」、つまり12月末までの全部で妊婦さんの感染者は19名しかいなかった。ところが1月以降で、なんと69名、今日時点で感染されているんですね。なんと3.6倍ということになっておりますので、こういうことを考えると、やはりこれは妊婦さんはもとよりのことなんですが、同居のご家族こちらも積極的に打っていただかないと、妊婦さんは外に、出歩かない方が多い。だから同居のご家族からうつされているんですね。もちろんパートナーも含めて。
 ですからその点は是非、将来の生命を育んでいただく妊婦さんを守るといった観点から妊婦さんはもとよりのことなんですが、その同居のご家族も是非、大規模集団接種を打っていただきたい、よろしくお願いしたい。

(NHK)
 ありがとうございます。

小学校感染防止対策集中取組期間について(質疑)

(徳島新聞社)
 小学校の感染防止対策集中取組期間の中に、喉の痛みというのを入れられたということなんですけれども、小学校でどういう状況になったら登園を控えて下さいという、何か共通のガイドラインみたいなのはあるんですか。

(知事)
 ガイドラインというよりも、今までどういった場合には登園をということで、例えば熱があるとか、あるいはそうした症状があるというのが、これまでのパターンですね、先ほども申し上げたとおり。

(徳島新聞社)
 それは各小学校で、それぞれやっているということですか。県が、共通に示したものではないということですか。

(知事)
 小学校だけじゃなくて、学校全部。小学校だけじゃなくて学校全体で。高校であろうが。

(徳島新聞社)
 各学校が、それぞれ定めているということですか。

(知事)
 というか全体にそうですね。各学校で、そのガイドラインというか、ひな形的なものは県の教育委員会の方からお示しをして。

(徳島新聞社)
 その中に熱というのはあっても喉の痛みというのは、その中にも入っていないということですか。

(知事)
 体調不良というガバっとした話ですね。

(徳島新聞社)
 具体的な例が入っている訳ではないということですか。

(知事)
 そうですね。咳などという、咳ぐらいは入っていたと思いますけれどね。

(徳島新聞社)
 喉の痛みというのはないので、注意を促していると。

(知事)
 それが今回、実は共通しているということなんです。クラスターに出てくる。喉の痛み、熱はないんだけれど、喉の痛みはあったと。その人が実は陽性で初発になったと、結果ですよ、積極的疫学調査で。実は、先般の高等学校のクラススターもみんな一緒です。

(徳島新聞社)
 分かりました。特にその共通のものではなくて、そこに喉の痛みというのは書かれていないので、今回このように共通にしたということですか。

(知事)
 強調させていただくということです。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(幹事社)
 その他ありますでしょうか。大丈夫ですか。ありがとうございました。

(知事)
 はい、それでは、よろしくお願いいたします。

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