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令和4年1月23日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日1月22日、県内におきましては、69名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
 公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名および都道府県名の内訳を公表させていただきます。徳島市39名、鳴門市2名、阿南市1名、吉野川市1名、阿波市1名、美馬市4名、勝浦町2名、石井町1名、美波町1名、松茂町4名、北島町2名、藍住町4名、上板町2名、埼玉県1名、大阪府2名、鹿児島県2名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が22名、クラスター関連が18名、県外が4名となります。その他、感染者の年代、主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる指標について、発表させていただきます。
 指標は2つ。まず1番目、最大確保病床の使用率263分の56、21.3パーセントとなります。次に2番目、重症者用病床の使用率ゼロとなります。
 続きまして、この度、新たに発生が確認されました68例目クラスターについて、ご説明を申し上げます。積極的疫学調査を進める中で、これまでに発表いたしました1名、3589例目の感染者と本日発表の5名の感染者が、1つの児童等利用施設において確認され、この施設が感染が拡がったその場である可能性が高いことが分かりました。このことから、この6名をクラスターとして、本日、認定させていただきます。ということでこちら。
 
(パネル「68例目児童等利用施設クラスター感染状況」を掲示)
 
 「68例目児童等利用施設クラスター」ということで、職員の方が2名、そして利用者の方が4名、合わせて6名、新たなクラスターが、ここに発生ということになります。なお、感染者と接触された方は、全て把握されておりますことから、県の条例に基づきまして、現時点での施設の名称や所在地の公表については、差し控えさせていただきます。
 続きまして、過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがございましたので、発表させていただきます。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「クラスターの状況」を掲示)
 
 まずは、「60例目高齢者施設関連クラスター」ということで、利用者の方1名が加わり、34名のクラスターに、「64例目高等学校関連クラスター」については、生徒の方1名が加わり、また二次感染6名が加わり、合わせて66名の関連クラスターに、また、「67例目屋内スポーツ活動関連クラスター」については、二次感染および三次感染5名加えることにより、47名の関連クラスターという形となりました。
 さて、昨日の全国の新規感染者数は54,576人と、5日連続で過去最多を更新し、ついに新規感染者数が5万人台に達することとなりました。また、本県におきましても、過去最多となる80名を記録したことをはじめ、東京都においては11,227人と、初めて1万人台の新規感染者となるなど、全国30都府県で、過去最多を記録したところであります。
 さて、本県の本日公表の新規感染者数69名となりましたが、確かに前日からは減少したこととはなりますが、69名という感染者数は、昨日の80名に次ぐ2番目の多さであり、ここで気を緩める訳にはいかないということになります。
 引き続き、強い緊張感を持って対策に当たって参りますので、県民の皆様方におかれましても、特に、今のような寒い時期、今日も中山間地域では雪になる、雪が降っている訳でありますが、怠りがちである換気を含め、基本的な感染防止対策の徹底に是非、ご協力をいただきますように、よろしくお願いを申し上げます。
 また、県におきましては、感染不安を感じられる無症状の方が、気軽に検査を受けることのできる薬局などでの一般検査、また、帰省される方、県外から本県の大学、短大、高専あるいは専門学校など、こちらへおいでになられる方、いわゆる他の都道府県から本県へ移動される方を対象とした事前のPCR検査など、無料で検査を受けていただける機会をご用意させていただいております。ということで、こちら。
 
(パネル「県が実施している各種検査事業」を掲示)
 
 これまでも何度か、ご覧いただいておりまして、大きく3つに分かれています。県に登録された薬局などで、原則として対面で検査を受ける場合ということで、今申し上げた不安な無症状の方、一般検査いうことですね。また、ワクチン検査パッケージなどの検査促進事業ということで、健康上の理由などによって、ワクチンを受けることのできない無症状の県民の皆様方、また、自宅などにお届けをさせていただく検査キット、こちらを検査機関に送っていただくという、これは帰省者向けの事前PCR検査。また、県外出身の大学生向けの帰県前のPCR検査。あるいは学校における戦略的なモニタリング検査。また各店舗の方に、特に「(コロナ対策)三ッ星店」、感染の「ガイドライン実践店」、あるいは、「とくしまコロナお知らせシステム」を導入いただいている、さらには定期的に従業員の皆様方に抗原簡易検査キットで検査をしていただいているところ、こちらにつきましても、お配り対応させていただいておりますので、是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 私の方からは以上です。よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(徳島新聞社)
 今日もですね。ざっと見てみると、やはり若い世代の割合が多くて、高齢者の方が少ない状況のように見えるんですが、割合としては顕著なものが出ていますでしょうか。

(知事)
 昨日から同じような状況ですが、特に若いという中でも我々が着眼しているのが、大学生までのいわゆる児童、生徒、こうした皆さん方が69分の30、43.5パーセント。少し内訳を申し上げますと、未就学児が7名、小学生が7名、中学生が5名、高校生が2名、大学・専門学校等9名となって、合わせて30名ということになっております。確かに全体に若い方が多いということ、この傾向は変わりません。

(徳島新聞社)
 ありがとうございます。これまでの感染状況を踏まえた上で、やっぱり高齢の方に対して感染が拡がっていないのかなという気がするんですが、その辺どう分析されていますか。

(知事)
 今も申し上げたように、大抵だいたい30代までが7割というのが一般の、だいたいおしなべるとそんな形になっているんですね。ただ60例目の高齢者施設関連クラスター、こういう形で高齢者施設に持ち込まれるといった場合には、一気に高齢者の方が増えるということがありますので、決して安心をしてはいけない。つまり、それぞれの職員の皆様方、若い方が当然、多い訳でありますので、そうしたところからの持ち込みということは、当然、考えられる。あるいは、医療機関などでもその職員の方がということになると、入院されている人たち、もちろんここは年齢は必ずしも高齢者ではないんですが、やはり高齢者の皆様方が、かかる可能性があるということで、やはりそうした点を考えると、今日、実は入院されたのが11名、そのうち高齢者が今回6名おられるんですね。少し今回、多いといった点がありました。昨日は4名入院で、このうち3名が高齢者だったということですから、やはりこうした点は、我々としても常に気をつけて色々な点でPRといいますか、これを申し上げているところでもあります。

(徳島新聞社)
 新たに発生したクラスターについてなんですが、この施設、感染対策の状況は。

(知事)
 今回発生いたしました68例目、こちらは児童等利用施設クラスターということで、児童の皆様方が利用される施設ということで、当然、感染防止対策は徹底されているところではありますが、当然、未就学児対象となって参りますので、そうなりますとマスクを着用ということ、これは厚生労働省の通知によりますと、子どもさんお1人お1人の発達の状況を踏まえる必要があるということで、一律にマスクの着用というものを求めておりませんし、またWHOについては、5歳以下の子どもへのマスクの着用を必ずしも必要ない、このような形で言われているところでありますので、施設としての対応、あるいは職員の方々の対応というのは、できているんですが、どうしてもマスクを子どもさんたちに着けさせる訳には、なかなかいかない部分がどうしてもあるということで、感染が出てしまう、持ち込まれるんですね。そうしたことがあります。

(徳島新聞社)
 今後の検査体制といいますか、何人くらい検査の方が。

(知事)
 まず、行政検査ということでありますが、利用者121名、職員32名、合わせて153名、このうち昨日までに54名が終わっておりまして、残り99名、本日以降、行わさせていただきます。

(幹事社)
 各社さん、何かあれば。

無料検査の活用について(質疑)

(読売新聞社)
 先ほど改めてPCR検査の活用を呼びかけていらっしゃいましたけれども、その辺の意図も含めて改めてお願いできますでしょうか。

(知事)
 やはり、今回の「オミクロン株」の場合には非常に感染力が強い、また軽症者、無症状者が多いということがありますので、やはり少し何か不安だなと思われた方々は、症状がないとしても積極的にお受けをいただく、あるいは徳島県から外へ出られて帰ってこられる、あるいは徳島に帰省をされる、あるいは出張で来られる、また学生さんたちが徐々に徳島県の方に帰省先から戻って来られる。そうした場合は、やはり無料でのPCR検査、それぞれのさっき申し上げた3つのカテゴリーで無料の検査、ご用意をさせていただいております。
 今では、無症状の方で不安だなと思う、その検査、一般検査は全都道府県で受けることができますので、例えば徳島に来られる前にそういう、それぞれの発地の都道府県でお受けをいただくと、これも必要ですし、場合によっては、そうじゃなくて親戚だというのであれば、親戚の徳島におられる方から紹介をいただいて、徳島のキット、これをお届けするということもこれできると、帰省ということであればですね。あるいは学生さんたちであれば、発地、帰省地から戻るときには、これやはり受けておいていただきたいなと。
 こうすることによって、実際、保健所などで濃厚接触者だとか、接触者として行政検査としてお受けをいただくと。そうすると保健所のやはり負担が大きくなってくる。これだけの数増えてきますと、確かに保健所、通常体制は42名で6保健所、対応しているんですが、徐々にアラートの段階に応じる形で、それぞれ120(名)、あるいは146(名)、そして今、最大値の180(名)で迎えうっている。今の「(とくしま)アラート」からいくと2段階高い数値で、しかし最大の感染者80名を出したということで、本日から180名体制、これによって積極的疫学調査、あるいは様々な検査、これにあたると。あるいは入院調整でのサポート、こうした点もしていただいているところでありますので、その最大戦力で迎えうっているところではある訳ですが、やはり極力そうした負担、これを軽減して、なんとか積極的疫学調査も、ただ単に濃厚接触者、接触者だけをやるのではなくて、深掘りをすることによって、これまでクラスターが見出された。
 そして、クラスターを早く封じ込めると、これが重要となることですので、もう既に東京(都)、大阪(府)をはじめ、東京圏、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、そうしたことがなかなか難しくなる。あるいは大阪(府)を中心として難しくなる。このように言われ、今、地方部でも、もう毎日のように3桁、これが当たり前にもうなってきているところですので、保健所の対応がもう追いつかないと。これは、どの知事たちからもその話が出ているところで、場合によってはもう検査しないで、診断で即いくという話も出ているぐらいですので、極力、何かそうした移動が絡んでくる場合には、無料の検査、これをお受けいただいて、もちろんそこで陽性ということになった場合は、必ず連絡がくることになっておりますし、抗原定性の場合には、すぐに結果が出るんですが、もう一度させていただくということで、そこでまた場合によっては陰性ということになる場合もありますので、是非、最寄りの色々なシステムを、確かに徳島(県)は他よりは手厚くなってはいますが、47都道府県全て、今、無症状の方の検査、これを受けられるようになっておりますので、こうしたものを県内外で是非、お受けいただきたい。
 これによって早期発見、早期対応が可能ということになりますので、是非、これだけ全国で感染者が未曾有の数になっているところですので、ご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。

感染者の入院について(質疑)

(読売新聞社)
 分かりました。先ほどの認識の確認なんですけれども、今日入院された11人のうちで高齢者6人ということで、やはりそういった高齢者の入院していらっしゃる割合が、やっぱり最近増えているという理解でよろしいんでしょうか。

(知事)
 いや、というよりも、例えば昨日は80名のうち、ドクターの判断で4名、今日は69名のうち11名ということですから、「アルファ株」だとか、「デルタ株」の時に比べると、確かに無症状者、軽症者が多い。ただ高齢者の方であるとか、あるいは既往症がある方というのは、そうは言っても重篤化する可能性が高いということで、ドクターの判断で入院ということになっているところですから、極力その施設内に持ち込ませない、これが重要ですし、高齢者の方々と接する人たちというのは、できれば無料の検査を受けて、そして対応される。それが、ご自分も安心できますし、あるいは高齢者の方々を守る、あるいは既往症がある方々を守ることにも繋がりますので、そこで先ほど検査、これをお勧めさせていただいたということです。

宿泊療養について(質疑)

(NHK)
 現在、宿泊療養されていらっしゃる方、235名ということなんですけれど、現在の最大数というのは何室だったでしょうか。

(知事)
 確保の分ですね。450(室)です。

宿泊療養と自宅療養について(質疑)

(NHK)
 余裕がある中で、宿泊療養の方と自宅健康の観察の方で分ける、何か基準というか、どこで分けているのか。

(知事)
 原則は、入院調整のドクターが全て、入院あるいは宿泊療養、そして自宅療養と、3つに分けるんですね。原則、自宅療養の場合は、普通は宿泊療養ということになるんですが、例えば今回23日の時点で、自宅療養が136名おられるんですね。この方々の内訳、これを申し上げると、12歳以下、つまり1人で12歳以下の子どもさんたちを例えば宿泊療養させる訳にいかないんですよね。
 あるいは、子どもさんの看護のためということで、75名がこの理由になります。シェア率からいうと55パーセント。次に多いのが、ご本人の希望ということなんですが、これは中高生の方、やはり1人で宿泊療養するのは少し不安という方、つまり学校で今、たくさん出ていますので、そうした皆さん方、あるいは1人暮らしなんだと自分は。比較的若い方々が多いんですが、そうした方々、これが33名、比率でいうと24パーセント。
 今申し上げた2つで実は、全体の約8割、79パーセントになりますので、やはりこうしたやむを得ないご事情、この場合には宿泊療養をドクターもお勧めをする。じゃあ、宿泊療養をしたから、じゃあ質的に落ちるのかということになりますと、ここについては保健所の方の健康観察、あるいは徳島県独自で徳島県医師会、齋藤会長さんたちが、お考えをいただいた、かかりつけ医、あるいはサポート医などとのマッチングということで、常にドクターのケアをいただける。また、パルスオキシメーターを指にはめて、血中酸素濃度を出す訳ですね。あるいは生活支援物資、これらをお送りさせていただく。そうした形で必要な支援、サポートを常にさせていただいておりますので、こうしたご事情、やむなしということでドクターが判断され、そして自宅ケアという形をさせていただいております。

(NHK)
 ありがとうございます。

(徳島新聞社)
 追加で、宿泊療養についてお伺いしたいんですが、無症状者で、宿泊療養施設に入所するというケースもあるんですか。

(知事)
 あります。

(徳島新聞社)
 これは、あくまで今後、症状が出てくるかもしれないという恐れからなのか。

(知事)
 いや、感染をさせるから。もちろん、ご本人のケアということはあるんですけれど、感染をさせるということで、本来は入院か宿泊療養と。もちろん自宅療養もそういう、例えば12歳未満の子どもさん、1人で宿泊療養させられませんので、そういった事情もということで、そこは特別の場合と、徳島(県)では、カテゴリーにさせていただいて、ドクターが判断して、無症状だから自宅療養だということではないですね。

(幹事社)
 ないですか。ありがとうございました。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。

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