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令和3年10月22日 定例記者会見 フルテキスト版

令和3年度「徳島県文化賞」及び「阿波文化創造賞」の受賞者決定について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、私の方から今日は3点、発表をさせていただきます。
 まず最初は、令和3年度「徳島県文化賞」及び「阿波文化創造賞」の受賞者の決定についてであります。
 徳島県文化賞は、徳島県版文化勲章とも呼ばれ、本県の芸術文化の向上、発展に関し、特に功績の顕著な方、または団体を顕彰するものとして、昭和50年創設以来、昨年度まで46年間で45名と2団体の皆様方に贈呈させていただいております。
 また、阿波文化創造賞につきましては、平成17年度の徳島県文化振興条例の制定を機といたしまして、今後のご活躍と本県の文化振興への貢献が期待される方、特に若手の皆様方を顕彰することとさせていただいております。昨年度までには、16年間で15名と1団体の皆様方にお贈りさせていただいております。
 この度、この2つの賞の本年度受賞者について、県内の有識者の皆様方で構成する徳島県文化賞選考委員会で選考した結果、以下の団体、個人の方にお贈りすることとなりましたので、発表をさせていただきます。
 まず、徳島県文化賞につきましては、人形浄瑠璃の分野におきまして、永きにわたり、ご活躍されておられます、公益財団法人阿波人形浄瑠璃振興会様に、また、阿波文化創造賞につきましては、本県ご出身で盆栽の分野において、国内はもとより、海外においてもご活躍されておられます、平尾成志様に、それぞれ決定いたしたところであります。
 まず、阿波人形浄瑠璃振興会様につきましては、阿波人形浄瑠璃の振興のため、県内の義太夫語り、三味線弾き、人形遣いが集い、昭和22年4月設立されて以降、毎年、阿波人形浄瑠璃大会を開催されますとともに、県立阿波十郎兵衛屋敷の定期公演、特別公演への協力や、2度にわたる国民文化祭の成功に貢献していただくなど、阿波人形浄瑠璃の保存と伝承、普及、発展に大変ご尽力をされ、本県の文化振興、伝統継承に寄与された功績は誠に大きく、この度、徳島県文化賞を贈呈させていただくこととなりました。
 次に、平尾成志様についてであります。新しい世界観、こちらを持った盆栽師として大変注目をされておられまして、文化庁文化交流使として、様々な国で和の文化、日本の文化であるこの盆栽のデモンストレーション、またワークショップ、パフォーマンスなどを行うなど、盆栽を通じた文化交流、こちらを行われるとともに、国内におきましても、盆栽の普及活動に尽力をされ、盆栽といいますと半沢直樹の時にも出てきましたけれど、わりと年齢の高い方の芸術文化というふうに、位置付けられるわけですが、若い世代の皆様方に盆栽を知ってもらうための講演を実施され、また教育にも力を入れていただくなど、盆栽の振興に大きく貢献をされておられ、今後の更なるご活躍も期待をさせていただきまして、阿波文化創造賞を贈呈させていただくこととなりました。
 なお、受賞者の皆様方への贈呈式についてでありますが、まず徳島県文化賞につきましては、11月4日木曜日に、また、阿波文化創造賞につきましては、11月10日水曜日を予定しているところであります。
 また、期間については未定でありますが、徳島県文化賞の受賞を記念されまして、阿波十郎兵衛屋敷において、記念公演を行う予定とさせていただいております。
 今後とも、徳島県文化賞及び阿波文化創造賞を通じまして、県民の皆様方の文化活動を奨励し、徳島における文化芸術の更なる振興を図って参ります。

サイクリング専用バス「サイクルキャビン」の完成について(説明)

 次に、サイクリング専用バス「サイクルキャビン」の完成についてであります。
 サイクリング、今、大変流行っているんですね。年齢や体力、その日の体調に応じて走ることのできる健康づくりのツールとして、健康増進はもとよりのこと、観光また文化の振興など、様々な効果が期待することができることから、徳島県では自転車王国とくしま創造プロジェクトを立ち上げまして、サイクルスポーツの普及促進に取り組んできたところであります。
 このプロジェクトにおきましては、これまでも県内25の自転車王国公式コースをはじめ、自転車王国とくしまGo aroundコースの設定、YouTubeでの動画配信、また、インフルエンサーを活用いたしましたモニターツアーの実施、観光やグルメ、サイクリストの皆様方にやさしい施設情報などを提供する機能、こちらを付加いたしましたサイクリングアプリ自転車たびプラスの制作など、積極的な事業展開を行ってきたところであります。
 この度、この歩みを加速させ、更なるサイクルツーリズムの振興を図っていくため、進めていくために製作いたしましたサイクリング専用の大型観光バス、サイクルキャビンが完成の運びとなりましたので、皆様方に紹介させていただきます。ということでこちら。

(パネル「サイクルキャビン」を掲示)

 結構、斬新な感じになっているかと思いますけれどね。これが外側ですね、ラッピング。そして、これが室内、これが模式図ということになります。少しこれをご覧いただきまして、まず、今見ていただいた上段に掲げたバスの全貌ですよね。バスの外観、もうお気づきだと思いますが、徳島県の色である藍色を基調とさせていただきまして、自転車をシンボルとしたスポーティーなデザインとなったところであります。
 そして、中段にありました車内、このバスの一番の特徴となるのが客室部分ということで、ロードバイク普通ですと折りたたんだり、分解して、そして大きな袋の中に入れて持ち込むというのが通例ですが、そうではなくロードバイクを分解することなく、そのまま、ここがポイントですね、そのまま室内に持ち込むことが可能ということとなっております。トランクよりも安心して運ぶことができる、こちらですね。

(パネル「サイクルキャビン」を掲示)

 こういうふうに、こちらが客席となって、こちらに自転車をそのまま分解しなくて置くことができるということになります。気になるのは、乗車定員ということですが、どうしても自転車の部分を広く取りますので、乗車定員については20名、本格的なサイクリストの方にも安心して持ち込んでいただける専用の固定台、こちらは19基を設置しているところであります。
 このサイクルキャビンを活用していただくことで、普段行くことのできない場所や観光地を訪れる広域サイクリングツアーも可能となるところであり、県内外、幅広い層の皆様方に、本県が誇る自然豊かで多様性に富みましたサイクリングコースをお楽しみいただくことができるものと考えております。
 なお、サイクルキャビンのお披露目となりますデビューセレモニーについてでありますが、11月3日水曜日、文化の日に文化の森秋祭り、また、どなたでも参加のできるスポーツ体験イベント、ファミスポカーニバルに合わせ、文化の森総合公園シンボル広場において開催いたしたいと思います。当日、バスを展示し、車内を開放いたしますので、この機会に是非、多くの皆様方にご覧をいただければと思います。
 また、セレモニーの後には、サイクルキャビンの記念すべき第1回目となるサイクリングツアーを実施することといたしております。このサイクリングツアーにつきましては、明後日、10月24日日曜日から募集を開始させていただきます。是非、ご参加をいただきまして、新しいコンセプトのサイクリングを体感していただければと思います。
 今後、このサイクルキャビンを最大限に活用させていただきまして、国内外に向けて自転車王国とくしまを強力に発信することによりまして、スポーツの振興はもとよりのこと、観光誘客や交流人口の拡大にもしっかりと繋げて参ります。

「令和4年度全国高等学校総合体育大会カウントダウンイベント」の開催について(説明)

 そして、最後3番目、「令和4年度全国高等学校総合体育大会カウントダウンイベント」の開催についてであります。
 来年の夏、本県をはじめといたします四国4県で開催する「令和4年度全国高等学校総合体育大会」、大会の愛称は、「躍動の青い力四国総体2022」を県内外へ広くアピールし、開催気運の醸成を図るため、来たる11月6日土曜日となりますが、企画、運営から出演まで、県内の高校生が中心となっていただきまして、「令和4年度全国高等学校総合体育大会カウントダウンイベント」を、イオンモール徳島で開催させていただきます。ということで、こちらがそのチラシといいますか、パンフレット。

(パネル「カウントダウンイベント」を掲示)

 全体的にやっぱり、青いね、躍動の青い力ということですから、こうしてブルーが基調ということで、カウントダウン259日前ということで、これをさせていただければと思います。11月6日、イオンモール徳島ということであります。
少しイベントの中身ご紹介をさせていただきます。イベントは、2部構成とさせていただきまして、第1部では、カウントダウンセレモニーを実施いたします。
 第1部の主な内容につきましては、オープニングでは国府支援学校の生徒さんによります和太鼓演奏、競技種目別ポスター原画表彰式では、県内の高校生の皆様方から280点の応募をいただいたところであり、本県開催6競技のポスター原画の中から最優秀作品に選ばれました6名の制作者の皆様方へ表彰させていただきます。カウントダウンボード除幕式では、カウントダウンボードを製作いただきました徳島科学技術高校、阿南光高校、つるぎ高校の高校生の皆様方とともに除幕をさせていただき、お披露目させていただきます。
 また、友情の花の種、伝達式は今年度の開催地、福井県の高校生からインターハイの大会会場を彩りました草花の種が、ビデオメッセージとともに四国を代表して、徳島県の高校生の皆様方へ届けられることとなっております。
 次に、第2部アトラクションですが、名西高校の皆様方による書道パフォーマンスで、まずスタートを切ります。
インターハイの総合開会式にも出演されます国府支援学校和太鼓、徳島市立高校のダンス、徳島商業高校のチアリーディング、そして、鳴門高校の阿波おどりなど、様々なパフォーマンスをご披露させていただきます。
 コロナ禍によりまして、文化祭などが中止、縮小となった学校も多くあるところでありまして、日頃の練習の成果を発表する場が限られている、こうした状況でもありましたので、これらの思い、これを一掃していただく、そして精一杯この場で、パフォーマンスをご披露いただければと考えております。
高校生への応援メッセージとしては、本県出身でリオデジャネイロオリンピック、バドミントン競技、女子ダブルスで金メダルに輝かれました松友美佐紀選手と、インターハイでの優秀選手に選出され、現在は、J1徳島ヴォルティスに所属されております渡井理己選手、そして、鈴木徳真選手からのメッセージ、こちらは映像でご覧いただきます。
 さらに、スタンプラリー、高校生への応援メッセージ記入コーナーなど、高校生が企画されました、様々なブースなどを展開する予定としております。
 なお、このカウントダウンイベントの模様につきましては、YouTubeの徳島県実行委員会公式チャンネルで、ライブ配信させていただきます。
 また、10月23日土曜日には、ポカリスエットスタジアムでの徳島ヴォルティス、いよいよJ1残留をかけた大分トリニータを迎えての試合となりますが、この(徳島)ヴォルティスのホームゲームにおいて、高校生が広報活動を行なっていただきます。
 来年夏の開幕に向けまして、こうしたスポーツイベントへの参加、テレビ、ラジオなどへの出演、SNSでの情報発信など、今後も積極的に広報活動を行わさせていただきまして、四国インターハイ、しっかりとPRをさせていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 

サイクリング専用バス「サイクルキャビン」の完成について(質疑)

(幹事社:時事通信社)
 幹事社の時事通信(社)から質問させていただきます。サイクルキャビンにつきまして、2点質問があります。一つ目が、こちらの取組みは全国的にも珍しいと思うのですが、全国初だとか四国初だとかそういったことがあるのか。
 あともう1点が、今後の運用につきまして、例えば県外から発信をして、徳島県内にそのまま自転車を分解することなく来てもらえるような観光促進の取組みだとか。そういった予定はあるのかということをお聞きします。

(知事)
 まず全国初であるのか、ということでありますが、先ほども申し上げたように、バスの中に自転車を分解する。あるいは折り畳み式自転車ということですね。ポタリングなんかに使う、そうしたものをバスで運ぶ、こうしたものは今までもあったところでもあるんですが、自転車を分解せず、手荷物としてそのまま持ち込むことができるものは、実はこれまでに1例だけあります。これは令和3年7月福島県の郡山中央交通と郡中トラベル、共同で発表をされたもの、これだけということになります。
 また今後、県外からもそのバスに乗ってと、まずは今回県内でのこの取組み、また、これはモニター的な要素も込めておりますので、サイクリストの皆様方のご意見をしっかりとお伺いする中で、いや、これだったら全国から招いたらいいんじゃないかということであれば、しっかりとそうした取組みにも、まずはしっかりと県内でのイベントそしてPR。
 さらには、サイクリストの皆様方のご意見、こうしたものをしっかりといただいた上で、さらなる改善、こうしたものを進めて、今おっしゃるような全国から人を呼べるそうした形、これも当然視野に入れていきたいと、このように考えています。以上です。

(幹事社:毎日新聞社)
 幹事社の毎日新聞(社)です。サイクルキャビンについて、2点確認ですが、当面の間、1台のみということですよね。

(知事)
 そうです。

(幹事社:毎日新聞社)
 今、全国的に見て1例過去にあったということですけれど、それはその自転車を丸ごと乗せて、乗客も一緒に乗っていくというのが、過去に1例あったということ。

(知事)
 今年の7月ですけれどね、発表されています。

(幹事社:毎日新聞社)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 発表事項について、質問のある方いらっしゃいますか。

(朝日新聞社)
 今のサイクルキャビンについてですが、過去に1例あるのは、郡山中央交通とトラベル会社が共同で開発したということでしたが、今回は県とどこかが共同開発されたものでしょうか。

(知事)
 はい、実は今回このサイクルイベントで、かつてはサイクルトレインとか、色々徳島県としてもやってきたんですけれどね。やはりバスで乗客の方と、そしてロードバイクをそのまま乗せることができる。そうしたものが出来ればいいだろうな。しかし、そうした実例が最近でなかった。先ほどの例も今年7月に発表されたということでありますので、そうした意味では、いわゆる実証業務の企画、これを募集させていただきました。
 そして、この中で海部観光株式会社の皆様方に、ご製作いただいたものが、やはり優れているということでお願いをしたものでありまして、県としては、このバスでらくらくサイクリングプロジェクト実証業務ということで募集をさせていただいたんですけれどね。今回、海部観光の皆様方、素晴らしい作品を出していただきましたので、選考委員の皆様方からも非常に高い評価をいただいたということで、今回製作をお願いし、いよいよこれを使うという運びになりました。

(朝日新聞社)
 では、これは海部観光さんのバスということでしょうか。

(知事)
 そうです。海部観光の皆さん方が所有権を当然持っておられて、そのバスを県の方でお金を出させていただいて、そしてこういうイメージ、先ほどを見ていただいたね。
 
(パネル「サイクルキャビン」提示)
 
 こういうデザインであったり、この中であったり、こうしたものを工夫いただいて、審査委員会の皆さん方に点を入れていただいて、そして非常に高い評価を得たということで、海部観光株式会社の皆様方にお願いをしたというものになります。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

(時事通信社)
 もう1点質問ですけれども、今の企画の募集と決定が、それぞれ何月頃だったのか教えていただけますか

(知事)
 また、細かいその点は、後で提供させていただきます。

(幹事社)
 発表事項については、よろしいでしょうか。発表事項以外で質問のある方、よろしくお願いします。

新型コロナにかかる制限の緩和について(質疑)

(徳島新聞社)
 ここ数日は、コロナ新規患者ゼロという日が続いていると思うんですけれども、全国的にGoToトラベルであるとか、大会とかそういったタイミングについて議論がされていると思うんですが、知事として、そういった活動、いつごろ再開が望ましいかというお考えをお持ちかということと、あと忘年会や新年会を積極的にやろうと呼びかけるような自治体も出てきたりしているんですけれども、知事はどういった情報発信を考えてらっしゃいますか。

(知事)
 まずGoToトラベルなど国の事業、こうした点についてですが、GoToトラベルなどをやっていくというのは、やはり感染状況が落ち着いたらということで、実は先般も全国知事会から国土交通大臣の方になるべくタイミングを見て、そして早期に再開してもらいたいと。
 また、様々な交通事業者、あるいはトラベル会社の皆様方も、その後、国土交通大臣同様の提言をなされているという形で。
 今としては、ワクチン接種かなり進んできたと、本県の場合も12歳以上で77パーセントを既に超えている。大体、集団免疫と言いますかね、これがWTOなどでは、あるいは米CDCなどでは7割が一つの目安と。それを日本も超えてきたということがあり、昨今、東京が50名を下回る、徳島においては6日間ゼロという形にもなってきているところでありました。全国的に非常に数が減ってきている。
 そうした意味では、GoToトラベルなどについても全国知事会からも出したように、なるべくタイミングを見て、そして再開をしていただく。ただその意味で、ワクチン検査パッケージ、こちらの実証事業、こちらも国が選定をする形で既に9月13日段階で「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」その指定のあったところが先に選ばれていき、そして9月末に全都道府県も応募可能ということで、今、本県も四つ出させていただいて、既に「秋の阿波おどり」、「健康を考える県民のつどい」この二つが選定され、国のホームページの方にも載せられているところとなっておりますが、そうした意味では、こうした実証事業、これはもちろん国としてJリーグだとか、あるいはプロ野球だとか、まさに大規模イベント、これらも一緒に実証事業として行われているところでもありますので、そうしたものもしっかりと見ながら、そしてタイムリーに再開をしていく。これが一つの方向ではないか、国もそのように考えているのではないかと思っております。
 次に忘年会あるいは新年会こうしたところ、ガンガンやったらというのが、千葉県知事さんであるとか、埼玉県知事さんが実はこの間、記者発表されておられたんですね。確かに東京(都)を中心として、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、長らく「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」。今年はほとんど規制をかかっていたのではないか。
 また、その終わった後もすぐに解除をすることなく時短、こうしたものがかかってきた。かなりストレスと、また飲食などにおいての経営がもう本当に大変な状況になってきている。こうしたことから、少しでも状況が改善をするのであれば、やはり先が見える形で希望を持っていただく。その意味で人数制限なく、また忘年会についても積極的にやってもらいたい。こうしたご意見につながったものと、このように考えております。
 一方、徳島(県)の場合には「第5波」、例えば四国3県が「まん延防止等重点措置」になる。対岸の広島(県)からずっと滋賀(県)、また岐阜(県)、愛知(県)を経由して三重(県)までが「緊急事態宣言」。こうなった時にも実は何もそうした意味でかかっていなかった。もちろん、徳島県としては、初の国で言うレベル4「特定警戒」、こちらを発令させていただき、事業者の皆様方にも時短、大変厳しいものにご協力をいただきましたし、また県内で観光することのできる「とくしま応援割」、一連のものについてもストップということで、県内の事業者の皆さん方にもご苦労おかけをした。
 こうしたことで、「とくしまアラート」、10月13日から全面解除させていただいているわけでありますが、やはり、ここのところは県民の皆さん方も非常に注意をされる。また、感染防止対策をしっかりされる。こうした行動で事業者の皆さん方にお聞きすると「少し出足が鈍ってるよね」といういう話もあるんですが、徳島(県)としては、やはり県民の皆さん方にも全面解除になったから完全に気を緩めるのではなく、基本的な感染防止対策、特に今日もあえて目立つように不織布マスク、これを必ず着けてもらいたいということを呼びかけておりますので、今日も見える形でしておりますけれど。こういう基本的な感染防止対策、これをしっかりと努めていただく。
 また一方で、事業者の皆さん方もできれば三ッ星ですね。こうしたものをしっかり取っていただいて、安全で安心にお客さんをお迎えすることができる体制、こうしたお店がどんどん増えていただく。県としてもPRをさせていただく。全国的にもそうしたお店を利用して下さいと政府広報でも出ておりますし、各県もそれぞれの認証制度を持っておりますので、そうした認証を取ることの推奨と、そのお店の利用の推奨。これらをやっているところでありますので、これまでの対応といったもの、これについては徳島(県)としては、特段何を変えるということではなく、注意をしながらもしっかりとご利用いただき、ストレス解消していただければと、このように考えております。

(徳島新聞社)
 もう1点追加ですけれども、大阪ももうすぐ時短営業が終わるという話もあるんですが、徳島(県)の場合は関西圏からの観光客が多いと思うんですけれど、県外から観光客を積極的に呼び込むような時期というのは、県としてはお考えでしょうか。

(知事)
 県としてというよりも先ほどのご質問を1番目にいただいたGoToトラベル。これがまさに全国からお客さんを呼ぼうと国策として行うものでありますので、当然、そうした時期に合わせていく。今の「とくしま応援割」というのは、あくまでも県民の皆さん方が県内施設をご利用いただく。こうした制度になっておりますので、当然、国の制度がスタートすれば、どんどんどんどんそれは我々もPRをしたい、このように考えております。

(徳島新聞社)
 タイミングについては、国に合わせるということ。

(知事)
 でも、GoToトラベル再開できないと意味があまりないですから、そこをターゲットにしたいと。

季節性インフルエンザとの同時流行について(質疑)

(徳島新聞社)
 関連しまして、昨年ですね、この時期に季節性インフルエンザとの同時流行が非常に懸念されていて、県としてもワクチン接種、高齢者に対する補助など行っていたんですけれども、今年は同時流行に対してどういうふうに考えているのかと、あと何か支援策を考えているならそれも合わせてお願いします。

(知事)
 まず我々としては、77.1パーセント、これが10月18日現在の12歳以上、ワクチンの打てる全県民の皆さん方の接種率となっているところで、全国平均が72.4(パーセント)ですから、大きくこれを上回っているという形になります。
 しかし、我々として、ここまだおそらく希望される人が全て打ったとは思っていないんですね。ですから先般の目標達成、つまり国の分科会の方で努力して達成をすべき目標という65歳以上については85パーセント。そして50代、40代の皆さん方が、こちらは70パーセント。そして20代30代の皆さん方が60パーセント。これを11月中に達成してもらいたいと出されたもの、徳島の場合にはワクチン接種進んでおりますので、これを10月末までに達成しようと、実はこのように目標を立てました。そして、約2週間早く18日の段階でまだ達成を出来ていなかった20代、30代、この皆さん方がついに60パーセントを超えられたということで、達成したことをご報告申し上げたところであります。ただその時にも申し上げたように、かと言って希望される人が全てこれで打ったかというと必ずしもそうではないんじゃないか。まだまだ打ちたいと思っていても悩まれているとか、あるいは打つタイミングがうまく合わなかったという方もおられますので、まずは市町村の方でも今、ワクチン接種、門戸を開いておりますので、その接種、これをしっかりと受けていただきたい。
 また1回目これを既に終えて、モデルナ、アスティ(とくしま)ですね。また2回目11月2日までやっていきますので、ここの部分もありますので、しっかりとそれまでの間にきっちりと打っていただく。これによってより比率は高まっていくと、このように考えております。
 しかし、問題となるのは、この新型というかコロナワクチンに対してのワクチンを打ってすぐに例えば季節性のインフルエンザのワクチンが打てるかというと、一定の期間を空けなければならないということになっているんですね。
 そこでご質問があるように、どっちが先かということもこれあるんですが、ここは国においても、やはり我々徳島県においても、まずはコロナのワクチンを先に打っていただこうと。こちらの推奨を市町村つまり予防接種法上の接種主体である市町村の皆さん方としっかり行っていければと、まずこのように考えております。
 そして当然、季節性のインフルエンザ、ここも巷で聞くと皆さん方しっかり受けようというお話も聞いております。ここについてどういったタイミングで推奨していくのか。推奨するということになれば支援ということも当然、考えられるわけでありますので、この点についてはまず当面、我々として新型コロナウイルス感染症このワクチン接種、これをどんどん進めていければと、こう考えています。

(徳島新聞社)
 インフルエンザワクチンを推奨するかどうかについては、今後、検討するということでしょうか。

(知事)
 というよりも、本来は推奨していくべきということだと思うんですが、実は昨年を見ていても、このコロナ対策をしっかりやっていただくことによって、いわゆるインフルエンザ、季節性のインフルエンザにかかる人が本当に減ったという報告もいただいているところですから、基本的な感染防止対策を引き続きお願いをすると言ったのは、そういった意味も、これまでの成功事例ですね。こうした点にも踏まえているとお考えをいただければと思います。

徳島文化芸術ホール(仮称)について(質疑)

(徳島新聞社)
 最後1点だけすみません。衆議院選挙の中で、徳島一区の候補が県のホールが高すぎるんじゃないかという情報発信をされているんですけれど、それに関してご所見お伺いできますか。

(知事)
 ここのところは、公開コンペでさせていただきまして、予算としては約230億円。実際入ったのが205億(円)ちょっとということになっておりますので、まあ高すぎるということには、まずならないんじゃないだろうか。そしてやはり、様々な機能を附置させていただいておりますし、様々な皆さん方のご意見をいただく中で、やはりせっかく造るのであれば、また県立で造るのであれば単なる音楽ホールを造るというだけではなくて、様々な機能を持たせる。あるいは未来志向というコンセプト、そして場所がちょうど、鷲の門、徳島城の続きのところで遺構もたくさんある。埋蔵文化の調査もそうした意味ではしっかりとさせていただいて、また全国的にも注目されておりますので、そうしたことからいうとやはりこのランドマーク性といったものもしっかり持たせる必要があるであろうと。
 そうしたことをコンセプトとして出して、そして一級建築士であれば誰でも応募できるという全国的にも珍しい公募をし、そして二段階として、さらにそこから選ばれた中で、先般も公開コンペさせていただいたということですから、様々な角度から、また全体的な経費があまり高くならないようにというのも審査項目の中に入っておりますので、また世界的な建築家の皆さん方もたくさん委員の中に。また文化ホールの専門家の方も入っておられますから、我々としては、そうしたご指摘ではないんじゃないのかなと、このようには思っております。

(幹事社)
 他よろしいでしょうか。では、ありがとうございました。

(知事)
 それではよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

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徳島県 知事戦略公室
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