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令和3年10月20日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナワクチン接種について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、ワクチン接種の目標達成について、発表をさせていただきます。
 本県におきましては、新型コロナワクチンにつきまして、3月4日からは医療従事者等接種、4月12日からは高齢者を含みます、いわゆる一般接種、そして、6月に入りまして職域接種、さらには、「アスティとくしま」での大規模集団接種を進めてきたところでありまして、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会が示した、努力により達成し得る接種率、こちらを10月末までに達成することを、当面の目標として掲げてきたところであります。ということでこちら。
 
(パネル「新型コロナワクチン接種状況」を掲示)
 
 今回、2週間前倒しで達成となったところであります。特に60代以上、40代から50代の人は、その前に達成できていたんですが、20代から30代の皆様方の60パーセントという目標が達成できていなかったんですね。しかし、今回これで60.9パーセント、(10月)18日現在ということで、全ての年代、達成完了と。これによりまして、こちらにもありますように、12歳以上がワクチン打てるわけでありますが、12歳以上の県民の皆様方の2回目接種率77.1パーセントということで、非常に高い数字が今既に出ているところであります。
 ということで、もう一度、振り返ってみますが、本日集計ができているのが(10月)18日現在というもので、今も申し上げたように20代から30代、60.9パーセント、2週間前倒しで達成したところであります。
 そして、今、県内における12歳以上ワクチンの打てる皆様方の2回目接種率77.1パーセント、全国比較をいたしますと、全国は72.4パーセントでありますから、(約)5ポイント上回っているところであります。
 
(パネル「新型コロナワクチン接種率の全国との比較」を掲示)
 
 少し全国との年代別、この表をご覧いただきたいと思います。特に2回目接種率、今、申し上げたところでありますが、例えば、20代から30代については、本県、目標の60(パーセント)これを超えたわけでありますが、全国ではまだ54.4パーセント、5ポイント以上まだ到達していないということですね。40代から50代については、こちら全国平均も71.8パーセントですから、目標の70(パーセント)を少しクリアした。ただ、本県はもう既に75.0パーセント。そして、60歳代以上というところは、目標85(パーセント)に対して、全国も90.0パーセント、本県は90.4パーセントとなっておりまして、目標値そして全国との比較、ご覧をいただいたところであります。
 ということで、県民の皆様方のご理解をいただき、また、医療従事者の皆様方のご協力をいただき、目標を早く達成することができたところでありまして、この場をお借りしまして、厚く感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
 そして、ここまで多くの医療従事者の皆様方にご協力をいただき、市町村における一般接種、また、企業、大学の皆さん方では職域接種、さらには、県における大規模集団接種と、この三位一体によって順調に県民の皆様方の接種を進めてきたところであります。予防接種法上の実施主体、これは言うまでもなく市町村ということでありますが、効率的かつ迅速なワクチン接種を進めていただいたことに加え、職域接種におきましても、各団体の皆さん方から積極的に申請をいただいた、ここはバスに乗り遅れるということが全国多く出たところでもありまして、そうした意味では、この職域接種、あるいは大学は拠点接種などと呼んでおりましたが、これらが大きく実は県民の皆さん方の接種率を引き上げることに貢献をいただいたところでありまして、そうした意味では、現在25の企業、大学において、10万回を超える接種を行っていただいているところであります。
 また、特に県の行う大規模集団接種、会場は「アスティとくしま」でありますが、若い世代の皆さん方の接種を重点的に行う、あるいは、接種推進強化週間を設けたわけでありまして、予約なしOKと。これは非常にやはり20代、30代の皆さん方が参加をいただいたところでありまして、お陰をもちまして、順調にワクチン接種、そして目標の達成ができたところであります。ここで改めて、ご協力いただいた医療従事者の皆様方に、心から感謝の意を表しますとともに、今後、改めて、この感謝を形に表す機会を設けさせていただき、感謝状の贈呈を行わさせていただきたいと思います。
 さて、10月13日から「とくしまアラート」を解除して、本日でちょうど1週間となったところであります。「(とくしま)アラート」を解除して、昨日までの新規感染者数が4日間ゼロとなるなど、現在のところ県内の感染状況は落ち着きを見せているところではあります。しかしながら、お隣の高知県ではステージが一歩上がった。あるいは、全国で一番少なかった島根県が突然17名出る。なんとなく、ちょっと不安な要因も出ているところであります。
 こうした再び感染拡大に転じることを防ぐためには、感染防止対策を講じていくことはもとよりのこと、やはり希望する全ての皆さん方の(ワクチン)接種完了、こちらに向けまして、更なる取組みを進めて参ります。県内では、引き続き、ワクチン接種を受けることができますので、まだ、接種がお済みでない皆様方には、積極的に、また前向きにご検討いただければ幸いです。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナワクチン接種について(質疑)

(幹事社:時事通信社)
 幹事社の時事通信(社)から質問させていただきます。先ほどお話の中に全ての接種完了、全ての県民の皆さんにワクチン接種完了してほしいというようなお話がありましたが、これから若い層がまだ目標達成できたとはいえ、まだ6割と、残りの4割の方々に打ってもらうためには、どのような施策だとか、そういった取組みが必要だと考えられておりますか。

(知事)
 今、状況からご覧をいただいて、
 
(パネル「新型コロナワクチン接種率の全国との比較」を掲示)
 
 さっき1回目接種率、ここはあまり申し上げなかったんですが、実は1回目をもう既に打たれた皆さん方、20代、30代、もう71.0(パーセント)、全国まだ68.4(パーセント)ですけれどね。結果として、これが一番最近で1回目を打たれた人。後4週間後には、この人たちが、いわゆる2回目接種ということになりますので、そうした点を考えると11月を待つことなく71パーセントの皆さん方、20代、30代も2回目接種を終えるということになるんですよね。
 ということで、実は国においての分科会、先ほど申し上げた努力して達成してもらいたい、この目標は既に徳島は約2週間早く達成することができたことになるんですね。ただもう一つ理想とするといいますかね。こうした目標というものも分科会、実は掲げているところなんですね。それでこの理想とする部分、その数値といいますかね、こうした点、こちらにつきましては60歳代以上が90パーセント。40から50代が80パーセント。そして、今ご質問の若い人たちという20代から30代は75パーセント。これが国の分科会が言う理想的な接種率ということで、これを11月までにさあどうするか、というのが国が二つ基準を出している。先ほどの部分を少しご覧いただきますと、
 
(パネル「新型コロナワクチン接種率の全国との比較」を掲示)
 
 例えば、60代以上理想は90パーセントもう既に達成している、90.4パーセント。あと40代から50代が80パーセント。確かに2回目接種(率)、徳島は75.0パーセントですが、こちら1回目接種を終えた40代、50代の人は82パーセントということですから、既に理想の数値を超えることが確定と。そして、あとポイントとなるのが、20代、30代は75パーセントが理想ということですから、あと4パーセントの皆さん方が1回目接種、終えていただければ、75パーセントこちらを達成する。つまり理想とするところですから、何も100パーセントまでいくべきだと言っているわけでは国もないんですよね。ですからあと4パーセントの皆さん方に何とか打っていただきたいということで、先ほど、より積極的にご検討いただきたいと、このように申し上げたところですので、今、市町村でも打てる状況にもなっておりますから、是非、こうした点、前向きにお考えをいただきたいなと、こういうことになります。

(幹事社:時事通信社)
 ちなみに「アスティとくしま」で予約不要でワクチンを打てるような大々的な取組みをされたと思うんですけれども、この形があって例えば20、30代の方が気軽に打つことができたと。じゃあその方たちが1か月経って2回目を打つときに改めて予約、ちょっと何というんでしょう。すごい悪い言い方をすれば、ちょっと面倒くさいなとか、ちょっと予約手間だなと思って、止まってしまう心配があると、ちょっとだけ私としては考えていて、なので今後そういった予約不要のワクチン接種会場、もう一度設けるような取組みとかも積極的に考えてらっしゃるのかというところは。

(知事)
 まず1回目は予約フリーで打っていただいたんですね、モデルナ。しかし、その次というのは4週間後と決まっていますから、それはもう予約というか、そこで自動予約になっておりますから、よほどのことがない限りは、おいでをいただけるであろうということがあります。ただ何らかのご都合で来れない、それはご相談に乗ることになるんですけれどね。ただ今11月2日まで、とりあえず2度目の部分これを打ってもらうために、「アスティとくしま」を開いて用意しているんですけれど、既に1回目接種の部分は、あの強化週間ということで終えているところですので、そしてもう既に71.0(パーセント)というところまで来ているということですから、あとは例えば近くの市町村であるとか、こうしたところで打つことも1回目出来ますので、我々としても場合によって何かそうしたまたご意見、どうしてもという場合であれば市町村の方とも連携をとっていくということがあるのかなと。市町村の方に今ファイザー、かなり余っている部分がありますから、こうしたところを是非、主体がどうしても市町村ということになりますので。あとはそうした形で、あと残り4ポイント達成できればいいなと。ただもちろん、国が理想的だと言っているのが75.0(パーセント)ですので、別に75.0(パーセント)に限る必要はありませんので、打ちたいという方がおられるのであれば、なるべくそうした皆さん方、受けやすい環境。主体である市町村、接種法上は市町村ということになっておりますので、連携をとらせていただければと思っています。

(幹事社:時事通信社)
 ありがとうございました。

(毎日新聞社)
 ワクチン接種ですけれども、国から3回目接種との方針が示されていますが、徳島県としても大規模接種会場となっている「アスティとくしま」で、3回目接種に向けて準備を進めるとか、そういったお考えはあるんでしょうか。

(知事)
 今ご質問をいただいたように、いわゆる3回目接種、ブースター接種などとも呼んでいるんですが、しばらく厚生労働省におきまして、検討がなされてきました。さあ、やるのか。WHOなどは先進国で3度目を打つ前に、やはり発展途上国の方にワクチンを回して欲しいという話も出たりはしたんですが、既にヨーロッパなどではもう打ち始めているんですよね、3回目、イスラエルとか。
 ということで、実は3度目の部分について、国の方から方針が9月22日にまず出されました。これは3度目のブースター接種必要であると、まず方向性が。そしてもう一つ、じゃあ、どのくらい2度目打ってから期間を空ければいいのか、という点ですね。これは8週間という数字も出されました。失礼、8か月以上後ということでして、もう一つは1回目、2回目に用いたワクチンと同一のワクチン。例えば1回目ファイザーだったら3回目もファイザー。1回目モデルナだったら3度目もモデルナ。1回目アストラゼネカであれば3度目もアストラゼネカと、そうした方針が示されたと。
 そして今度10月に入りまして、10月15日、この3回目接種。本県では12月また1月というのが該当してくるんですけれど、本県分として42,120回分、箱数で言うと36箱でファイザー。配分、こちらが示されたところですね。
 ということで、この8か月ということを考えると、本県の場合は6月11日に全国2番目に早く医療従事者の皆さん方の接種が終わっているということで、医療従事者の皆さん方を中心に12月と1月、対象が約35,000人おられますので、この皆様方に対して対応していこうというふうに考えております。
 まずは、主体が市町村ということにもなってきますので、市町村と連携をしながら12月の接種、その開始に向けまして、例えば接種券、こうしたものの発送とか、あとワクチンの発送も当然ありますので、接種医療機関の調整など、まずは実施体制を整えていきたいと、このように考えています。

(毎日新聞社)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 記者からは以上です。他に何か質問がある方、いらっしゃいますでしょうか。

(徳島新聞社)
 2回目の接種達成が2週間前倒しということですけれども、これは全国で何番目に早いとかそういうことは分かりますか。

(知事)
 ちょっと全国ランキングのところはまだ、こちらでは掴んでいないので、また分かればご報告したいと思います。

(幹事社)
 他に大丈夫でしょうか。では、以上で会見を終わります。ありがとうございました。

(知事)
 はい、それではよろしくお願いします。

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