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令和3年10月15日 定例記者会見 フルテキスト版

#徳島情報発信プロジェクト「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」について(説明)

(幹事社)
 よろしくお願いします。

(知事)
 おはようございます。それでは、今日は私の方からは1点、発表をさせていただければと思います。
 #徳島情報発信プロジェクト、副題がありまして、「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」、こちらについてであります。
長引くコロナ禍を受けまして、20代を対象といたしました昨年9月、民間のネットアンケート調査では、地方での転職を希望する方が、なんと65.8パーセントにも上り、閉塞感に悩む若い世代の皆さん方を中心に、大都市部から地方への回帰、この機運が高まっているところであります。
 そこで、アフターコロナをしっかりと見据え、移住や転職をするなら、是非、徳島へということで、何よりも若い世代の皆様方の主要な情報取得ツールであります、ネットを活用した情報発信がまさに重要となるところでありますが、スマホを通じて、誰もが気軽に発信できる現代は、情報オーバーロード、あるいは情報洪水時代とも言われているところでありまして、ネットに溢れる情報の中から、徳島、こちらをいかに選んでいただくのか、これが大きな課題となっているところであります。
 そのために、まずは若い皆さん方に刺さるコンテンツ、ちょっと表現がきついですけれどね、若い皆様方の心を打つという意味での、若い皆様方に刺さるコンテンツということで、県の若手職員の皆さん方に、地域プロモーションの専門家に加わっていただきまして、プロジェクトチームを組織し、コロナ禍を受け徳島が昨年来、地方創生の中で掲げて参りました「リスタート」、これをテーマといたしまして、若い世代の皆様方が閉塞感からなんとかして抜け出していただきまして、この徳島の地で、再出発、つまり、リスタートしていただく、それをイメージしていただける素材として、9つのコンテンツを選りすぐったところであります。
 さらに、ターゲットとなる若者の皆さん方を意識して、新進気鋭の県内若手クリエイター9名の皆様方のお力をお借りいたしまして、コロナ禍を抜け出し、生活全体が新しくなる、まさに新しい生活様式でありませんけれどね、であれば、悩まず、また胸の鼓動の高まりに沿って進みだしていただけるんではないか、こうした意味を込めて、「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」、こちらを合い言葉に、映像化をさせていただいたところであります。
 発信媒体につきましても、視聴者の多いYouTube、これだけではなく、若者の皆様方に訴求力が高いと言われているTikTok、あるいはインスタグラム、これを加え、9つのコンテンツごとにこの3種類、つまり、かけ算でありますから9×3、27種類の動画を制作いたしまして、複合的な情報発信を展開いたして参ります。
 私が、くどくど説明するよりも、百聞は一見にしかず、ご覧をいただく方が良いのではないかということで、27種類全部をご覧いただくのは少し時間がかかりますから、その中から一つを選ばせていただいて、TikTok動画「アワーケーション」、こちらを15秒ご覧いただきたいと思います。
 
(TikTok動画「アワーケーション」15秒上映)
 
 ということで、今ご覧をいただきましたように、スマホ世代の皆様方にターゲットを絞るということで、15秒いわゆるこの業界では短尺と呼んでおりますが、15秒の短尺、そして普通、動画は横長ですよね、そうじゃなくて、今、スマホの場合にやはり縦長動画、これが見やすいということがありまして、15秒の短尺、そして縦型動画とさせていただいております。
 また、徳島の魅力、こちらの全国的な拡散を狙おう、これも大きな狙いなんですね。そこで、WEB広告を導入し、例えば、北東北、南九州など、どうしても徳島へのなじみが薄いこうした地域に、集中した情報発信を行うことによりまして、総合的な認知度向上、これを図って参りたいと考えております。
 少し具体的に申し上げていきますと、TikTokやインスタグラムに流れるWEB広告をクリックすることによりまして、9つのコンテンツ全てがラインナップされた特設のWEBサイトへ飛ぶこととなっております。
 この特設サイトでは、9つのコンテンツ、それぞれの詳しい説明、27種類全ての動画をラインナップするとともに、それぞれのコンテンツへの興味関心を高めるために、プロジェクト全体のメイン動画を用意することで、徳島の持つ様々な魅力を感じていただく仕組みとさせていただいております。それではもう一度、画面をご覧いただきまして、今度は約1分間のメイン動画、こちらをご覧いただきたいと思います。
 
(YouTubeメイン動画1分上映)
 
 1分で少し長く感じますよね、先ほどの15秒と比べてみると。今回のプロジェクトを通じまして、「vs東京」以降、全国の先陣を切って、地域情報の発信に取り組んで参りました本県のポテンシャルを最大限に活用することで、若い世代の皆様方の心に響く、ここ徳島にしかない希望に溢れる未来像を発信いたして参りますので、どうか記者の皆様方には、是非、皆様方の発信、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そして、ご質問を受ける前に最後に1点、私の方から申し上げたいと存じます。
 先週のここ記者会見におきまして、発達障がい全般にも及びかねない不適切な発言、こちらに対し既に文書では当日、撤回及び関係者の皆様方に深くお詫びを申し上げたところではありますが、改めて、記者会見の場に置きまして、深くお詫びを申し上げたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。
 今後一層、発達障がい関係者の皆様方にしっかりと寄り添い、障がいの有無に関わらず、全ての県民の皆様方が、互いに人格や個性を尊重し、活躍することのできる徳島づくり、全力を傾注して参る所存でありますので、どうかご理解と、そしてご協力をいただければと思います。以上です。

#徳島情報発信プロジェクト「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」について(質疑)(その1)

(幹事社:時事通信社)
 幹事社の時事通信社からの質問させていただきます。WEB広告をリリースするとのことですが、こちら確認ですが北東北、南九州などの一部のエリアのTikTokユーザーだとか、インスタグラムを使っているユーザーに表示されるようにするということでお間違いこざいませんか。それとも全国的に。

(知事)
 ターゲットとしては今おっしゃるように、そこを中心にということで。狙いは全国これは考えています。ただ、どこを集中的にやるか。つまり、漫然とやってしまうと手薄になるので、だからどこを厚くやるかというのが、今おっしゃっていただいたとおり。

(幹事社:時事通信社)
 つまり広告が表示される可能性があるのは、そのインスタグラムやTikTokなど、SNSを使っている全てのユーザーが対象になるということですか。

(知事)
 そうです。

(幹事社:時事通信社)
 ありがとうございます。あとちなみに、県内の新規のクリエイターということですが、何かその有名な方だとか全国的に活動されている方だとか、そういった有名な方とかいらっしゃったりするんですか。

(知事)
 今回プロポーザルということで、やらせていただいたところでありまして、この中では県内各市町村の事業であるとか、あるいはイベント、こうしたものに実績があり、また良い企画もされてきている、株式会社ツクレボの皆さん方に受託をさせていただいているところですが、先ほどご質問のあった、この地域プロモーションの専門家ですね。ここは、株式会社ツクレボの皆さん方からのご提案、これをいただきまして、これもさっき「vs東京」の阿波おどりの動画も出てきたかとは思うんですけどね。あれを作成していただいた株式会社ドローイングアンドマニュアルのスタッフに参画をいただいています。
 ということで、あれはちょうど地方創生ですから、平成26年9月9日から発信させていただいた。あの「vs東京」、衝撃的だということでね、だいたい1週間で10万再生回数ということになった。あの元々を作った、尖った表現という、当時話題になりましたけれど、あれを作っていただいたのが、株式会社ドローイングアンドマニュアルと本県の若手、タスクフォースの皆さんということで、こうした実績あるいはその後の様々な関係、こうしたものを受けて、株式会社ツクレボの皆さん方とドローイングアンドマニュアルの皆さん方との連携という形になっております。

(幹事社:時事通信社)
 ありがとうございました。では、他の社から質問があればお願いいたします。

都道府県の魅力度ランキングについて(質疑)

(NHK)
 この情報発信に関してお伺いするんですが、先日、都道府県の魅力度ランキングが発表されて、徳島県42位ということだったんですが、率直にですね、これまで情報発信で積極的に取り組んでこられた中での42位ということで、どういうふうに受け止めてらっしゃるか。
 また、いつもこれ話題にはなり、今年は何か法的措置を検討するという知事がいたり、逆に下位であることを逆手に取ってPRするようなところもありますが、そもそもこのランキングどれほど意識されていますか。また42位という結果、どう受け止めてらっしゃいますか。

(知事)
 毎年このブランド総研が出される各都道府県魅力度ランキング。だいたい1位北海道、2位京都(府)、3位沖縄(県)は不動の1(位)、2(位)、3(位)このように言われるわけでしてね。関心は一体、下位がどうなってくるのかという。今のJ1みたいな感じですけれどね。
 ということで、かつては不動の最下位、茨城県このように言われ、大井川知事さんになられてから、これはおかしいということと同時に、多くの茨城県出身の俳優さんたちに活躍をいただいて、最下位を脱出したと。そして今度は、栃木県が最下位になったので、福田知事さんの方が調査のやり方がおかしいということで、昨年は知事さん自らがブランド総研に乗り込みまして、調査方法を変えてくれ、ということで調査対数を増やすという形で今回の調査になった。ということでこれらの動き、茨城県、今度47位最下位に戻られた。逆に栃木県は41位に上がった。そして、今ご質問のあった法的措置を講ずる、こう言われたのは群馬県ですよね。群馬県こちらの方からは、法的措置も考えるんだという話が出たところでありました。ただこれお気づきになるかと思うんですが、茨城県、栃木県そして群馬県、全て北関東の県。茨城県を北関東に入れるかどうかというのは少し難しいですが、北関東自動車道というのが茨城県通っていますから、そういった意味では北関東。かつてからブランド総研の魅力度ランキング、北関東が非常に下位にあったというのが一つのテーマといいますかね、話題になっていたということもあって、北関東諸県にとってみると、これはどう脱却すればいいのか、こうした点が注目されていたものですね。
 こうした中で、ある時突然、徳島(県)が46位になったということで、話題性を呼び、今回46位が今度は佐賀県になったんですよね。この46位はどこに持ってくるのかというのも、もちろん調査の結果はあるんでしょうけれど、「えっ」という意外性をもって逆にそこが奮起をする。あるいはそれが話題性になる。こうした点も一つあるのかなという感じがするんですね。
 ということで今回、徳島県42位。実は42位もう一つありまして、あの長州ですね。総理をあれだけ出している山口県と徳島県が42位並んだということになります。もちろん42位というのは、下位というふうに位置づけられておりますから、決して徳島(県)の魅力が大幅にアップしたということにはならない。しかも今、この#徳島情報発信プロジェクトでも申し上げたように、このコロナ禍で、特に東京(都)、大阪(府)など大都市部の若者が65.8パーセント地方に離転職したい、地方回帰が進む中からいうと当然順位が上がってしかるべき。大都市部が落ちてもしょうがない。だいたいこういうふうに思われるところですけれどね。そうした点からいうと42位、必ずしも大幅に上がったということには、ならないのではないか。だいたい中位ぐらいでもいい徳島(県)というふうに感じているところでありますので、実はそうした意味もあって、今回のブランド総研の順位が何位になるかを想定してやったわけではないんですが、ちょうど若い皆さん方が地方に離転職したい、その希望をしっかりと叶えていく。そのためには、もっともっと徳島この二文字を認知していただく。
 例えば徳島(県)、阿波おどりがあるじゃないか、と言うんですが全国にいってみて驚くんですが、阿波おどりというと徳島(県)の踊りとは思ってもらえない、こうした点もあるんですね。特に、かつてvs東京の映像を作った、そうした頃、東京(都)高円寺、阿波おどり有名ですが、そこで徳島の有名連が行くと、徳島、本場徳島から何々有名連が友情出演していただきましたというアナウンスにも関わらず、「徳島(県)でも阿波おどりやっているんだから頑張れ」、有名連の方々が帰ってきて私に、「とんでもないですよ」と、「ちゃんと発信して下さい」、こうした話にもなる。ということがありまして、やっぱり「阿波」、例えば今、「青天を衝け」、大河ドラマをやっていて、冒頭から藍が出てきましたよね。おそらく県民の皆さん方からすると、「あれ、舞台徳島?」こうお思いだったかも知れないんですが、これそうじゃなくて埼玉県、武州藍ですね。ただ、あそこで渋沢栄一のお父さんが言いますね。「せめて阿波藍に勝てれば」という。江戸時代、阿波藍が日本でダントツに1位だったということをあそこに表しているところでありまして、そうした意味ではこの阿波藍、これについてもジャパンブルーと言われる。ただ徳島との繋がり、いわゆるタグ付けというね。そこがなかなか、阿波と徳島がつながらずに、それは「阿波」藍でしょということになる。徳島(県)でもあるんですか、みたいなことになっちゃう。
 ということで、ここ数年、この徳島と阿波、これをタグ付けしていこうと。つまり阿波といえば徳島、徳島といえば阿波。こうしたことをネット上で、どんどん発信していこうという。そうした意味でも今回の#徳島というのが、徳島(県)を、あらゆる面で売り出していく。ネット上ではタグ付けなどと呼んでおりますけれどね、これをしっかりとやっていく。
 そして、それぞれの通信媒体、例えば少し長尺であればYouTubeを。そうでなく、ぱっと見るのであればTikTokであるとか。よく写真でね、インスタ映えするというインスタグラム。それぞれの場面、場面、あるいは尺の長さに応じて若い皆さん方が見やすい、そして自分のものとしたい。拡散をしてみたい。そうした形を今回取らせていただいて、9名の皆様方にそれぞれ一つずつですから、3種類ですね。同じ一つのテーマに対して、それぞれの映像を作っていただくので、9×3、27という形で。徳島ならではといったものをこの機会にタグ付けをしていこうと、このように考えておりまして、そうした意味では、確かに42位、決してそれは満足するわけではなくて、本来、徳島の魅力でいえばベスト10に入ってもおかしくない。
 例えば、ブロードバンド環境、今のサテライトオフィス、発祥地は徳島。今はワーケーションまで言われているところですので、また5G、こうした点でも日本初の5Gを4K伝送した遠隔診断、医療というのも徳島の県立病院、中央病院と海部病院の間、今NHKの皆さん方が開発した人間の目を超える8K、この内視鏡、その実証も当然5G伝送を活用して、今度は県立中央病院と三好病院と。日本の中でまさに5G、その最先端の医療、遠隔医療といえば徳島(県)と。ただ、こうした点も少し難しいという点がありますので、分かりやすく、例えばスマート農林水産業のように、農薬散布レンコン畑ドローンでGPSぱっとやってしまうとかですね。こうしたわかりやすい映像、これを例えば短尺、TikTok、インスタグラムであれば15秒。そして少し説明が要るものであればYouTube1分でと、こうした形で、やはり通信をあるいは情報を受けていただく、選択をしていただく、その皆さん方にしっかりと寄り添う形、こうしたPR、これをもっともっとしていく。そして皆さん方が、じゃあ徳島に行ってみよう、徳島で働いてみよう、徳島に移り住もうと。こうした機運を今こそ作るべきだと、このように考えていますので、ご質問の42位、まだまだこれからと。ようやく動き始めたと、このようにお考えいただければと思います。

#徳島情報発信プロジェクト「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 先ほど「vs東京」の動画が1週間で10万回再生されたというのをおっしゃったんですけれど、今回媒体、様々なところにかかっているんですけれども、例えば、同じYouTubeで目標の再生回数というのは、どれくらい想定されているんでしょうか。

(知事)
 我々としては、なるべく多ければ多いほどいいと思っているんですが、今回、例えばYouTubeだけとか、あるいはTikTokだけとか、あるいはインスタグラムだけ、ということじゃなくて、この3セットという考えでおりますので、この三つの媒体、期間中、数十万回数これをまずは目指していきたいということでターゲットを定めさせていただいています。ということで三つ合わせてとお考えをいただければと思います。

(徳島新聞社)
三つ合わせて数十万回数を目指すということでしょうか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(毎日新聞社)
 「Follow your Heartbeat.(フォロー・ユアー・ハートビート)」のプロジェクトですけれど、動画の公開期間とか、そういうのは決まっているんでしょうか。

(知事)
 公開期間?

(毎日新聞社)
 いつまで、期間限定で公開するか、それとも。

(知事)
 今回については当面、今もちょっとご質問がありましたけれど、目標のこの期間、ここに定めてやっていくということで。

(とくしまぐらし応援課)
 年度内事業なので、当面、まず年度内、運営して参ります。

(知事)
 予算との関係で単年度でということでの制約。

(読売新聞社)
 今回選択された9つのコンテンツですけれども、選ばれた基準とか、どういうところを基準にしてというのを教えて下さい。

(知事)
 これ一覧、記者の皆さん方にお手元届けさせていただいて、ただYouTubeをご覧の皆さんの方にはちょっと分かっていないところがありますので、少しここ説明をさせていただきたいと思います。
 今回の9つのコンテンツ、今からずらっと申し上げていくと、お気づきになられるかとは思うんですが、まず最初のものは、「あなたらしく生きる、自由に生きる」ということで、ゼロ・ウェイストの町、上勝(町)。当然ゴミゼロ。あるいは今2050年カーボンニュートラル、こうした話もありますので、その気づきをと。
 また、2番目としては、ここ「Earthship MIMA」ということで、オフグリッドな非日常、宿泊できるオフグリッドハウスEarthship MIMAということでの、まさに新しいイメージの建築様式、こうしたもの。このオフグリッドハウス、元々はこれアメリカ発想の建築方式ですけれどね。ここも倉科智子さんが初めて徳島の美馬で展開をする。是非、こうした新たな建築様式といったものを美馬の大自然と共に体感をしてもらおうと。
 また、3番目は珈琲好きの現役大学生2人がコロナ禍に起業、業を起こすということですね。学びの場所は大学だけじゃない!というまさにアントレプレナー、若い皆さん方のコロナ禍に起業というのが一つの掴みになっています。
 また、4番目としては、「生きる力」を育む森のようちえん・花咲みという形になっておりまして、これは三好市の里山にある森のようちえん、こっちをオルタナティブ、こうした形での対応ということで、週末のデイキャンプ、ワークショップ参画をしてみませんかという、お問いかけですね。
 また、5番目としては、「離島マニアのみぞ知る!徳島県にある出羽島の魅力を詰め込んでみた!」という、この有人離島出羽島、アートの場所としても一躍有名になっているところでありますし、特にここでは、やはり建築様式ですが、江戸時代後期から昭和の初めにまで建てられたこの集落景観、国の重(要)伝(統的)建(造物群保存地区)に選ばれたんですが、当然、風が強い台風の時大変ということで、普段は縁側に使われ、それがカンと立て込むと、これが雨戸の強化になる。こうした様式なども、是非、この機会に知っていただきたい。
 そして6番目は、「新しい妄想世界」ということで、全ての人がこの人今何か考えている、妄想しているんだということで、いわゆるコロナ禍の中で、非常に生活が屈折をしてきている。こうした中で、やはり最終的には大都市の皆さん方が、そうした状態から解放され、川や海の美しいそうした徳島に来ないかという提案ですね。
 7番目は、「古民家で働いて、海で遊んで。徳島で無人島ワーケーションやってみた!」ということで、まさにワーケーションの素晴らしさ、できる社会人、そうした皆さん方は、働く場所を選ばない。これがサテライトオフィスからワーケーションへ進化し、その働く場所こそ徳島ではないかというご提案ですね。
 そして8番目、いうまでもなく、「おへんろ~私が変わるキッカケを探す旅~」ということでね。やはりこのお遍路旅、かつては、首相を辞められた方がお遍路旅に来られたといったこともあったわけでありますが、多くの皆様方の様々な悩みに寄り添う方。空海さんが必ず横に沿っていただけると。同行二人関係あるわけでありますが、こうした徳島ならではのものを出させていただいております。
 そして最後、ここの9番目ですが「新常識!阿波おどりって何でも踊れる!」ということですね。実はこの「BORDERLESS AWA ODORI」という副題もつけさせていただいているんですが、二拍子のビート、乗りやすいヨーロッパに行っても、ドイツでもフランスでも多くの皆さん方が、あのぞめきのリズムを聴くと、自然に踊りの輪に入っていただける。私もそれを目の当たりにしたところでもあるわけですが、この阿波おどりがいかに万能であるのか、実はこれを知っていただこうと。非常に惜しまれながら亡くなられた阿波おどりの名手、四宮生重郎さん。実はマイケルジャクソンのスリラーで阿波おどりを踊ってしまうとか。あるいは今、ヤクルトが快進撃、マジックついているんですけれどね、東京音頭、これで阿波おどりを踊ってしまうとか。実はあらゆる音楽で踊れる踊り、これは阿波おどりなんだということで、「BORDERLESS AWA ODORI」。私も生重郎さんがカセットでスリラーが出たり東京音頭が出たり、びっくりするんですけれどね。全てにおいて完璧に踊るんです。だから時には、二拍子でない場合もあるわけでしてね。そうした点を是非、日本の若者の皆さん方、出来れば(インター)ネットは世界にも飛んでいきますので、世界中の皆さん方にもこの阿波おどりの本当の魅力、こうした点も、あるいは新たな魅力と言った方がいいかもしれませんが、知っていただくと有り難いな。
 こうした9つのコンテンツとなっておりまして、やはり、それぞれにそれぞれの魅力。また、それぞれの作り手の皆さん方の感性を集約させていただいているものでありますので、まずはこの9つ、そして3種類ですから27通りのもの、これをご覧いただいて、当然これに対して様々なご意見、若い皆さん方は返してこられますので、それも受けさせていただいて、しっかりと咀嚼をさせていただければ。そしてまた更なる進化をと。予算の制約があって今年度ということになっておりますが、是非また更なる形をとっていくことが出来ればと、このように考えています。

(幹事社)
 他に質問のある社はいますでしょうか。

「注意欠陥多動性障がい」にかかる発言について(質疑)

(四国放送)
 1点だけ。先ほど、ご自身の前回の発言撤回され謝罪されましたけれども、実際に県民の方であったり、関係者の方からご意見いただいたりとか、そういったものはありましたか。

(知事)
 先週ちょうど記者会見が8日の日にありましたので、昨日までで県、主には県庁ですが、電話、メール、目安箱などもあるわけですが、全部で県内外合わせて15件のご意見をいただいたところです。しっかりとこれら、咀嚼をさせていただいて、今後の発達障がいだけの話ではなく、まさに条例にも定めた形でのボーダーレス、それからダイバーシティ、こうしたものをしっかりと進めていければと、このように考えています。

(四国放送)
 ご自身の発言が15件、こういったご意見等寄せられる形になったわけですけれども、改めて何かありますでしょうか。

(知事)
 しっかりと咀嚼をさせていただいて先ほども申し上げたように、やはりしっかりと発達障がいの皆様方、寄り添う、これはもとよりのことでありますけれどね。障がい、福祉行政、こうした点に対して、これまで以上に力を尽くしていきたいと、このように考えております。

(徳島新聞社)
 今の質問にちょっと関連しまして、この15件というのは、どのような内容だったんでしょうか。

(知事)
 はい、やはりここの点については、障がいを持つ人たちに対してあまりにも理解がないじゃないか。それと、もっともっとそうした点について、理解を深めていくべきだと、こうした点が多かったですね。

(徳島新聞社)
 抗議だったり批判だったりの内容だったということでしょうか。

(知事)
 抗議、批判というよりも、そうしたものに対してあまりにも理解が乏しいのではないか。もっともっと理解して、行政をしなければいけないのではないか。それと、そうした皆さん方へのお気持ち、こうしたものにしっかりと寄り添うべきだと、こうしたお話ですね。

(徳島新聞社)
 それは、批判とか抗議ではないんでしょうか。そういうふうには、捉えてらっしゃらない。

(知事)
 批判、抗議はもとよりのこと、それだけで終わるわけではなくて、さらに行政として認識それを舵をとる人間としての認識の問題であるとか。あるいは行政としてそうしたものをしっかりと活かしていくんだ、そうしたものも込められている。単なる非難だけでなく、もう少し重いものだと、こう捉えています。

(徳島新聞社)
 前回の会見の中では、撤回だったりとかせずにその後、2時間半後くらいに紙で謝罪のコメントを出されたんですけれど、そのお気持ちが変わったきっかけである理由であるとか、その場では撤回せずに後で撤回したということに対する経緯を教えて下さい。

(知事)
 その撤回の部分については、実は最後のご質問の中で、撤回しないんですかということに対して、そのようにしますと申し上げたところです。ただ、そこのところがはっきりと分かっていないというお話がありましたので、これはしっかりと謝罪の部分と撤回の部分を申し上げておかなければいけない。そういった形で、逆に言うと記者クラブの皆さん方、全体にそれを申し上げたということ。

(徳島新聞社)
 全国的にも報道されたりしまして、ちょっと波紋というか、非常に大きな問題になったんですけれども、その辺りについては、どういうふうにお考えでしょうか。

(知事)
 これはもう今も申し上げたように、やはり発達障がいをはじめ、今、障がい者福祉、行政といった点については、国連全体でのSDGsこの中でのダイバーシティ、ここの大きなテーマの一つになっているわけですから、そうした点について、やはり関心が高いというのは当然のこと。だからそうした点についての発言といったものは、注意に注意をしなければいけないし、そもそもそういった発言に至るといった点についての未熟さといったね、こうした点をやはりしっかりと自戒をしていかなければいけない。このようなに捉えています。

(幹事社)
 他に何か質問ございますでしょうか。では、以上で会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

(知事)
 はい、ありがとうございます。

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