令和3年9月29日 臨時記者会見 フルテキスト版

（幹事社）
 お願いします。

（知事）
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表をさせていただきます。
 昨日9月28日、県内におきまして、12名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市2名、小松島市3名、三好市7名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者8名、県外1名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、また症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる指標につきましては、次のとおりとなりますので、お話を申し上げて参ります。
 まず、1番目の指標、直近1週間、これは9月22日から9月28日までの新規感染者数42名となります。
 次に、感染経路不明割合42分の6、14.3パーセントとなります。
 次に、3番目の指標、病床の逼迫具合、1番目の項目は、確保病床の使用率234分の43、18.4パーセントとなります。次に2番目の項目、入院率61分の43、70.5パーセントとなります。次に3番目、確保病床のうち重症者割合25分の2、8.0パーセント。
 次に4番目の指標、療養者数61名となります。最後5番目、PCR陽性率1,451分の42、2.9パーセントとなります。
 本日、9月23日以降、6日ぶりの二桁となる12名の感染者を発表することとなりました。実は、このうち家庭内感染が3家族10例となるところでありまして、少しこちらをご覧いただければと思います。
 
（パネル「家庭内感染の状況」を掲示）
 
 6名のご家族全員、あるいは4名のご家族、そして3名のご家族という形で、この3家族、出たところでありまして、表の中にも書かせていただきましたように、9月の感染者数549例のうち家庭内感染は199例、比率に直しますと36.2パーセントとなります。しかも、家族全員が感染をしたご家庭、これ2人家族を除く場合でありますが、本日公表の2家族を含め、18家族71名となります。
 ということで、非常にこの家庭内感染、出ているところであります。そして、今も申し上げたように家庭内感染につきましては、9月1日以降、199例、中でも同居のご家族全員が感染をした事例が、本日公表の2家族を含め、18家族71例が確認されました。ひとたび家庭内にウイルスが入り込めば、あっという間に、ご家族に感染が拡がってしまうその恐ろしさを、まざまざと見せつけられた状況となっております。
 このような家庭内感染これを防ぎ、パートナーやお子様を守るためにも、県民の皆様方におかれましては、今一度、基本的な感染防止対策を徹底いただければと思います。特に、少しでも喉の痛み、あるいは微熱など体調不良を感じられた場合には、かかりつけ医さん、あるいは受診相談センターへ電話でご相談をいただきまして、早め早めの検査を受けていただきますように、よろしくお願いを申し上げます。
 加えて、本日公表の家庭内感染の3家族10名は、いずれもワクチン未接種の方の感染を契機としたものとなっております。県内でもワクチン接種により、一定の発症予防効果、感染予防効果が確認されておりますので、ご家族、特にワクチン接種ができていないお子様を守るためにも、ワクチン接種を積極的にご検討いただければと思います。
 県では、昨日発表させていただきましたとおり、本日から1週間を「ワクチン接種推進ウィーク」として、「アスティとくしま」での大規模集団接種において、予約なし接種を実施しているところであります。こちらということになります。
 
（パネル「予約なし接種」を掲示）
 
 期間限定、これが9月29日水曜日から10月5日火曜日までということで、平日については、午後と夜間。また、土日については午前の部、朝の9時から11時半、こちらが加わり、そして、平日、土日とも午後は14時から16時半、夜間については19時から20時半と三つの区分、平日は二つの区分、そして、ワクチンの種類については武田モデルナ、「アスティとくしま」で行いまして、当日、接種券、あるいは本人確認の書類、予診票、これらをお持ちいただければ、どなたでも受けることができますので、是非、この機会にワクチンの接種、是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なお、定員の枠、十分にご用意はさせていただいておりますが、予約をしていただければ、お待ち時間なく接種することができますので、可能であれば、事前の予約をお願いしたいと思います。
 初日の本日、今日からということですが、多くの新たな予約をいただき、そして受診いただいております。予約ある方が165名、ない方が、現段階で45名、合わせて210名の皆様方がお受けをいただく予定、また、夜間の部につきましては、まだ何人来られるかわからないので、210名を超える皆さん方が受けられる予定となっております。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

（読売新聞社）
 家庭内感染の状況の中で、今回3家族10人いずれもワクチン未接種の方が契機だったということですが、それは10人の方皆さん、この3家族全員が誰もワクチンを受けたことがないということなのか、その辺りわかりますでしょうか。

（知事）
 これについては、持ち込んだ、これは積極的疫学調査でわかる持ち込みというのが、まず6人のグループ、この方、ワクチン接種されておりません。それからあと2名のグループですね。ほんとは3名、1人陰性の方ということになっております。それともう一つ実はあるのは、症状が実は出てから長らく病院に行かなかった、ということもあるところでして、やはりワクチンの接種あるいは症状があって、そして病院に行かれていない。こうした点については、是非、ご注意をいただきたいと思います。
 先ほど9月の例を申し上げたんですが、家庭内感染の比率ですね。つまり9月の感染者549例のうち199例、36.2パーセントが家庭内感染。じゃあ8月がどうだったのか、対比をする意味でも、ここは911例で236例、25.9パーセント。だからそれから見ると、9月は非常に増えているということですね。8月から9月をおしなべると1,460分の435、29.8パーセント、約3割となりますが、それを見ても9月は4割近くということですので、是非、家庭内に持ち込む、そして持ち込んだその3家族のうち2例は、ワクチン接種をされていない方が持ち込んでしまう、是非、ご注意をいただきたいと思います。

（読売新聞社）
 6日ぶりの二桁ということで、明日で警戒期間が終了するわけですけれども、その中で気の緩みも起こるかもしれませんが、そのへん踏まえて県民の方への呼びかけを。

（知事）
 ちょうど明日で9月30日、9月最終日となるわけでありまして、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」、これもすべて明日をもって解除されるということになります。要は10月1日からは、どちらかというと行動規制緩和、こうした方向になってくる。
 しかし、その一方で既に政府の専門家会議といいますか、分科会の方から指摘されているのは、秋、冬には「第6波」、これが襲ってくるであろう。特に、空気が乾燥してくれば感染症は広がる。そうしたことが言われておりまして、例えば、東京都の専門家会議では、大体年末、東京都、これまでの「第5波」では5,000人というのが出ていたわけですが、その倍となる1万人出るんじゃないか、こうしたことも言われているところであります。そうした意味では、どうやって「第6波」、早く探知をし、封じ込めていくのか。
 その一方で、行動規制が緩和される。どのような形でこれを行っていくのか、こうした両方、両面あるわけですので、是非、感染対策といったもの、これまでにも増して、やはり気を緩めるのではなく、しっかりと基本的な感染防止対策を行っていただきたいと思います。以上です。

（毎日新聞社）
 予約なし接種のことで、1点お伺いしたいんですけれど、県外では会場に行列ができて、大変混乱したというのがあったみたいですけれど、今日、「アスティとくしま」では、そうした混乱はなかったでしょうか。

（知事）
 今日、予約いただいた皆さん方が、さっき申し上げたように165名、そして予約をしていただいた場合には速やかにということで、逆に予約なし接種は45名。今日は午前中がありませんので、午後の部ですね。先ほども申し上げたように、夜間はまだちょっと何名来られるかわからないですが、この分が入ってこられる。既に48名の方は、夜間の部で予約されておりますので、やはり予約なし接種といえども予約制と合わせておくことによって、混乱を防ぐことができる。それが実証されています。

（毎日新聞社）
 あともう1点ですけれど、今日の感染者の方で、3248例目の方、公務員となっていますけれど、どちらの公務員ですか。

（知事）
 この方は、国家公務員です。海上自衛隊小松島航空基地の海上自衛官となります。

（幹事社）
 他、ありますでしょうか。

（徳島新聞社）
 3239例目の方で、お伺いしたいんですけれども、この方、9月19日に県外を訪問して。

（秘書課）
 すみません。個別は、また後で。

（徳島新聞社）
 分かりました。

（幹事社）
 他には、ありますでしょうか。では、これで終わりたいと思います。

（知事）
 それでは、よろしくお願いします。