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令和3年4月23日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日4月22日、県内におきまして34名、新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染をされた方のお住まいの市町村名または都道府県名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市16名、鳴門市5名、小松島市1名、阿南市4名、吉野川市3名、石井町1名、松茂町1名、藍住町1名、和歌山県1名、兵庫県1名となります。
 また、主な感染経路についてでありますが、濃厚接触者または接触者が8名、クラスター関連が8名、県外が今、申し上げたように2名。再掲となりますが、飲食店関連が4名。
 そして、変異株による子どもさんや若者の皆さん方への感染力の高さをお示しするために、小学生、中学生、高校生の感染者数をまとめて申し上げますと、小学生が3名、中学生が2名、高校生が3名、合わせて8名となります。
 その他、感染者の年代、主な行動歴、症状の程度、詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照いただければと思います。
 そして、ここで5指標7項目について、発表させていただきます。
 まず、直近1週間、4月16日から4月22日となりますが、新規感染者数247(人)。そして、この数字については4月6日以降、18日連続での新規更新、いわゆる最高値の更新ということになります。
 次に、感染経路不明割合、こちらは247分の42、17.0パーセントとなります。
 次に、病床の逼迫具合としての3項目となります。まず、確保病床の使用率についてですが、239分の180ということで75.3パーセント、これまでの史上最高となります。
 そして入院率、こちらは352分の180ということで51.1パーセント。昨日が48.3パーセントでした。うち重症者割合、これは25分の7、28パーセントとなります。
 次に療養者数、今の入院者数に療養者を加えますと352名ということで、こちらは4月12日から12日連続での過去最高更新となります。
 そして最後、PCRの陽性率、こちらは2,956分の247、8.4パーセントとなります。
 それでは次に、クラスターの状況について、ご説明を申し上げます。
 まず、「鴨島第一中学校クラスター」についてでありますが、新たに生徒さんが2名、1056(例目)、1057例目、同居のご家族1名、1062例目の方々の陽性が確認されましたので、本日からは、ご家族が出たということで関連クラスター、関連をつけさせていただきまして、全体の関連クラスターの総数はこちら、
 
(パネル「鴨島第一中学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 11名となります。ということで、生徒さんが新たに2名、そして生徒さんのご家族が1名ということで、11名の関連クラスターということとなります。
 次に、「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」について、南海病院の入院患者さん5名、こちらは1063(例目)から、1067例目の方から陽性が確認をされましたので、この方々をクラスターに加えることによりまして、全体で84名のクラスター、4月12日から過去最高のクラスター更新ということで、こちらの5名の方ということになります。
 
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 本日発表をさせていただいた感染者の方と合わせまして、4月に入ってからの感染者数、500(名)を突破する522名となりました。この数字は令和2年中、暦年ですね。最初に患者さんの陽性が確認されたのが、2月25日でありましたから、ここから12月31日までの分、合わせて199名であったわけでありますから、その対比2.6倍、しかも4月だけでということとなっております。
 変異株、先般もスクリーニング検査25分の25が疑い事例と申し上げたところでありますが、変異株の脅威、まざまざと目の当たりにしているところであります。
 一方、全国に目を向けてみますと、1日当たりでの新規感染者数、2日連続で5,000人を超えているところであります。また本日、政府におきましては東京都、大阪府、京都府、そして兵庫県の4都府県を対象に3度目となる「緊急事態宣言」の発令。4月25日日曜日から5月11日まで。さらに愛媛県への「まん延防止等重点措置」の適用、やはり5月11日までと、それぞれ決定をされる見込みとなっております。
 引き続き、こうした全国の情勢をもしっかりと注視をし、本県の対策に活かしていければ、このように考えております。
 県民の皆様方におかれましても「とくしまアラート」、国のステージでいうところの3ということでの「感染拡大・急増」となっているところでありまして、是非、県民の皆様方についても、この状況をご理解いただければということでこちら、ということであります。
 
(パネル「とくしまアラート・感染拡大『急増』」を掲示)
 
 今、特に飲食店におきましては、営業時間の短縮お願いをさせていただいておりまして、4月16日から5月5日までということで、お酒の提供は午後8時まで、全体では午後9時までお願いをさせていただいておりますので、お店のご協力はもちろんのこと、利用客の皆さん方がこうした点について、ご理解をいただかなければ、お店の皆さん方も対応が難しいということになりますので、是非、ご理解をいただきたいと思います。
 また、これだけ各都道府県が感染急拡大、特に京阪神ということでありますが、都道府県境をまたぐ移動、慎重にご判断をいただければと思います。
 また、従業員の皆様方の体調の確認、徹底、また体調がお悪い方については、是非、休みを取らせてあげていただきたいと思います。またその意味では、人と人との接触、これらを極力減らしていこうということで、テレワークの推進、一層のご理解とご協力をお願いしたいと思います。
 ということで、こちらにもありますように「まん延防止等重点措置区域」、こちらを一覧に載せさせていただいております。
 また、より一層気を引き締めていただきまして、感染防止対策の徹底をお願いいたしたいと思います。今回のこの変異株については、従来のいわゆる株とは全く様相が違っていて、少しでも気を抜くと感染をしてしまうと、強力な感染力があると、こうした点が特に関西の方では、実証がされているところでありますので、是非、この感染防止対策を行っていただくとともに、お店の利用についても「ガイドライン実践店」、こちらのお店をめがけてご利用をいただければと思います。
 また、発熱など症状のある場合には、すぐかかりつけ医の皆さん方に電話でご連絡をいただきまして、そして診断そのご指示に従っていただきたいと思います。
 次に、本日発表させていただいた感染者につきまして、また傾向が現れてきておりますので、ご説明を申し上げたいと思います。いわゆる家庭内での二次感染、この事例が顕著になってきたということで、今回は7例あるわけでありまして、かねてより飲食店、あるいは職場などで感染された方が家庭内にウイルスを持ち込み、そこからさらに感染が広がる事例が全国的にも指摘をされてきているところであります。その意味でも今回の変異株、非常に感染力が強い。今も申し上げたように、これまでの感染対策、これをより気を引き締め一層徹底をしていかなければ、感染をしてしまう、当然、家庭の中では割とリラックスということになりますので、この家庭内感染が全国でも続々と出てくる。そして、本県においても例外ではないということで、ではどのようにしたらいいのかということで。
 
(パネル「家庭内での感染予防対策」を掲示)
 
 こちらにありますように、家庭内での感染予防対策、家庭内では8つのポイントにご注意をいただきたいと思います。ということで、感染が疑われる方が家庭内におられる場合のポイント、やはり部屋を分ける、個室対応で。また、お世話については限られた方、誰も彼もが行うということではなく、極力お一人で対応をしていただきましょう。またマスク、こうした点についても、「家の中でマスク、えっ」と思われるかもしれませんが、是非、体調がお悪い方がおられる、そうした場合には、全員がマスクをつけてその予防を行っていただきたいと思います。
 またもう1つ、家庭内で普段から注意をする感染予防のポイントということで、先ほども何点かまとめて申し上げたところではありますが、やはり手洗い、手首まで洗う、またうがいの励行を、そしてこまめに換気を行っていただきます。また接触感染、こちらを防ぐためには、手で触れる共用部分、共通部分こうしたものについて、しっかりと消毒をお願いいたします。また、汚れたシーツ、衣類こちらをしっかりと洗濯をしていただく。特に、外から帰ってきた場合などについては、ご注意をいただきたいと思います。またゴミ、ポンと放ればいいではなくて、やはりしっかりと密閉をして捨てていただく、こうすることによって、ゴミの回収をしていただく皆様方の感染を防ぐということにもつながりますので、是非、周りの皆様方への気遣いもよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そして最後に1点、残念なご報告を申し上げさせていただきます。昨日4月22日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院をされていた80代以上の方、2名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。
 なお、性別や死因など詳細につきましては、ご遺族に配慮をさせていただきまして、公表を差し控えさせていただきます。
 報道に際しましては、お亡くなりになられた方、およびそのご遺族のプライバシーの保護に是非、ご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です、どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(時事通信社)
 中学校のクラスターの調査結果についてですが、昨日の時点であと51人残っていましたが、今日はどうでしょうか。

(知事)
 それでは調査の結果、ご報告を申し上げたいと思います。こちらにつきましては、全部で269名、昨日申し上げたところでありまして、既に218名が終わっている、残りが今ご質問のあったように51名ということでありました。そして、既にこの51名、全て検査、終わったところでありまして、このうち内訳は生徒さんが50名、教職員が1名ということでありましたが、生徒さん50名のうち2名から、今日ご報告を申し上げたように陽性者が出たということでありまして、全て調査を終えることとなりました。以上です。

(時事通信社)
 クラスターの規模としては、このくらいで抑えられそうだということでしょうか。

(知事)
 まずとりあえずは、ということですね。ただ、南海病院の関連クラスターでお分かりのように、やはりそれぞれの皆さん方の感染状況、置かれた状況、こうしたところから当然、ここから検査を受けた皆さん方は、健康観察に入って参りますので、当然その間で発症される。ただ当然、今ご質問があったようにこのクラスターとしての封じ込めは、まずさせていただいているということですから、これ以上感染が出ないということではなく、ここから広がるといった点について、囲い込みをしっかりと行なっていくということになります。

(時事通信社)
 本日の1日の感染の中だけで、小、中、高とありますが、改めて変異ウイルスについて、若い世代に啓発をお願いします。

(知事)
 実は今日、「緊急事態宣言」4都府県と、それと愛媛県の「まん延防止等重点措置区域」への指定、これを政府の方から諮問を受ける、政府基本的対処方針分科会、こちらが朝7時から開かれたところでありまして、私も全国知事会長として行って参りました。
 そして、実はこの鴨島第一中学校、これからは関連クラスターということですが、この事例についても紹介をさせていただくとともに、昨日、大阪(府)、京都(府)そして兵庫(県)、この3府県、こちらが「緊急事態宣言」を政府に要請をする、したということで、緊急の関西広域連合この協議、こちらが web で行われました。この中で吉村知事、大阪(府)ですね、あるいは関係する政令市の市長さん方からも話があったんですが、やはり今回の変異株、ものすごくこの感染力が強いということが1つ、この中では特に、具体的なエビデンスとして鳥取(県)の平井知事の方からC T値という、どのくらいウイルスを持っているか、その数字が低ければ低いほどを感染力が強い。通例のこのコロナウイルス、だいたい25から30。ところが変異株については11。じゃあこのCT 値11というのは、どういうものなのかということですが、新しい生活様式に則って、例えば、パーテーションこれをつけている、そこで飲み食いをしている人たちがマスクをつけている、しかし、少しでも気を緩めるとそれだけで実は感染してしまうという猛烈な感染。つまり、今回その4月に入って特に4月6日以降でありますが、感染急拡大になった時に申し上げたように、従来だったら10人で、例えば会議をしている、若干何かおやつを食べる、あるいは食事をする。1人陽性者がいた場合、これまでの例では、2、3人濃厚接触者としても、だいたいその程度の感染度合いだったものが、今は10人いたら10人全員が、実は感染をする。これは平井知事が言われた、鳥取(県)で今、解析を行っているというこのCT 値ですね、そのとおりのことに実はなっている。
 こうしたものの共有と、そして大阪府あるいは兵庫県、そしてそれぞれの政令市の市長の皆さん方からこの感染力のお話、そして重症化しやすい、特に50代以下の皆さん方が従来株と比べると、なんと倍以上の重症化、しかも早く重症化をする、こうした点を大阪(府)のこれまでの、連日1,000(人)を超える、今、患者さんが出ているわけですが、そうしたものから汲み取っていただきたいというのが1つ。
 もう1つは、子どもさんから子どもさんへの感染がないと言われていたものが、実際に多く起こっている。こうした点、この報告があって、是非これを政府の分科会の方でも、会長から言ってもらいたいと、そういう要請がありましたので、この点も今日、徳島の事例も含めて申し上げたところであります。
 なんといっても大阪府の急拡大、これは是非みんなで共有を、昨日もさせていただいたんですが、大阪府が「緊急事態宣言」が2度目、解除された2月28日、感染者数は53人だったんですね。しかし、これが4月21日どれだけにこれなったか、大阪府、過去最高の1,242名、23倍になったと。しかもたったこれだけの期間でと、いかにこの変異株が急激に陽性患者を増やすのか、こうした点も今日、各政府のメンバーの皆さん方に申し上げさせていただいて、是非これを例えば、国立感染症研究所、脇田所長さんもおられますので、皆さん方から是非、これをエビデンスを持って国民の皆さん方に、特に若い世代がと、このような話がありますから、自粛自粛と言うのではなくて、これだけの感染力があるよ、早く重症化するよ、若くても。こうした点を発表していただかなければ、所詮、これは関西の出来事だ、このように受け取られているんですね。というのは委員さんの中にもこれは大阪(府)、兵庫(県)が後手を踏んだんじゃないかと、こうした発言があったので、一番最後に私がまとめてお答えをさせていただいたんですがね。この今の数値データを見てどうお考えですか、決して後手とかそういう話ではないんですよ。もっともっとこの変異株といったもの、国民の皆さん方に知らせていないから、あるいはこんなに感染力が強いというのは、具体的な事例で申し上げていないから、こうしたことになるんでしょ。どうしても、この国はマスコミもそうですが、東京中心、東京から出るデータは全国に行き渡る、でも関西で起こっていると、何か関西で感染が急拡大しているみたいですね、それだけですね、そうじゃないと、これは他所ごとではなくて、たまたまその拠点が関西でそれが西の方へ攻めてきて、現にまず最初に愛媛(県)、そして香川(県)、徳島(県)そして岡山(県)、今、鳥取(県)にも入り、ましてや隣接地である、同じ隣接である東側の奈良(県)、和歌山(県)、そしてこれがとうとう愛知(県)をわたって東京(都)へ。そして、東京(都)がいよいよ変異株が今9割になろうとしている。つまり、明日の東京(都)は、これまでの大阪(府)になる、こうした点も強く私の方から申し上げたところであります。
 やはり、この今回の「緊急事態宣言」の性格はどうなんだ、委員の方々からご質問があったので、政府の方から答える前に、私の方から申し上げたのは、大阪(府)、兵庫(県)、京都(府)ここはこれを封じ込める。東京(都)は、これからかどんどん拡大をするのでこれを防御する、それによって千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)に行き渡らせない。そうしなければ止められない。こうした点を強く、今日、申し上げたところでもありました。その後の記者の皆さん方のぶら下がりでも、こうした点を強調させていただいたところです。
 是非、今お話をいただいたように、各マスコミの皆さん方もこうした点、あるいはこの数値的なものですね、これを是非、書いて出していただくことによって、こんなに急拡大しちゃうのか、大阪(府)53(人)だったのに、こうした点が1,242(人)にあっという間になる。こうした点をもっともっと発表していただく必要があるのではないかと思います。ここは、私からのお願いとなります。

(徳島新聞社)
 今、明日の東京(都)は大阪(府)のようになるというお話、徳島にも当てはまる話かなと思って聞いていたのですが、改めて「まん延防止等重点措置」であるとか「緊急事態宣言」に関連して知事の方から要請するようなお考えはないですか。

(知事)
 はい、こちらについては、今日、この数値の発表を申し上げたところで、医療体制この数値も確保病床の埋まっている率というのが、過去最高になってきている。あるいは、新規感染者数1週間、これが今は4月6日からずっと最高値更新、こうしたことを考えれば当然、まずは「まん延防止等重点措置」、これを打つタイミングというのも当然考える必要がある。
 ただし、気をつけなければいけないのは、「まん延防止等重点措置」、これは休業要請はかけられないんですね。つまり、時短の要請をかけて従っていただけない場合には、これを命令を出し、罰則つまり罰金をかける。ですから、そうした点を考えていくと、それでなくてもできるもの、あるいは政府の方から支援などもある、こうした点をしっかりと理解をしていただいて、やはり、事業者の皆さん方の理解がまず第一だと。それと同時に今、病床の逼迫など、こうした点が当然起こってくる。今も申し上げて、数が病床の数が変わってきているな、ご理解いただいていると思うんですが、やはりそうした点について、まず一般のコロナの病床の確保、さらにはその中で重症化が早いという話、これが今回の変異株の特徴だと、大阪(府)からのエビデンス、それを踏まえると、やはり、中等症以上、その皆さん方を受け入れる病床の拡充といったものをこれもずっと調整を行なってきたんですが、簡単にはできない。しかし、これをいよいよ成案を出していく必要があるであろうということ。
 さらには、療養病床こうしたものをやはり、新たに確保することも必要である。特に今、徳島市内あるいは鳴門(市)、板野郡、こうしたところの患者さんが多いということを考えると、徳島市内に確保しなければ、その患者さんを例え軽症の人であったとしても、海部病院の方まで運んでいる間に、例えば、体調が悪くなるこうしたことも考えられますので、そうした点も考える必要があるだろう。
 県南の人であれば、もちろん海部病院の方に入っていただくと、これも考えられるわけですが、こうしたものの確保、これも確かに重要であろう。
 また、もう1つ有り難いのは、今も申し上げたように、まずはかかりつけ医の皆さん方にご連絡を電話で、そして診断をし、すぐいらっしゃい、しばらくちょっと様子みたらどうですか。そして場合によっては、そちらでPCR検査ではありませんが、抗原の検査受けることもできますし、民間の医療機関で検査機関に出していただく、こうしたこともあるわけでありますので、こうした皆さん方との連携、いわゆるセーフティネットと呼んでおりますが、こうしたことでも当然考えられる部分であろう。これらの対応といったものを今日の徳島県新型コロナウイルス感染症対策協議会、この場でお諮りをさせていただいて、それぞれを稼働させていく。こうした形で臨んでいきたいと。感染を抑えていく部分と、あるいは医療体制の充実といったもの、その両面を同時に、そしてそれぞれの対策がどのようにうまくいっているのか、これをお示しする必要があるので、特に人流の調査、こうしたものについても、しっかりと行わさせていただければと、このように考えているところであります。
 ということで、これまでこの人流の調査どのようにやっていくのかというご質問をいただいておりますので、その成果の一端を今お話を申し上げたいと思います。これは秋田町周辺の滞在人口、18時から29時ということですから、明け方までとその推移ということですが、まずはコロナが流行する前の2019年4月19日から23日まで、これを100とおきます。つまり通例の普通の時の人流ですね。
 そして、次に比較をするのは2020年4月、つまり何があったか、「緊急事態宣言」が4月16日から徳島県はじめ全国に発動になったということで、2020年4月17日から21日までの人流です。こちらは先ほど申し上げた2019年4月と対比して70パーセント、ここまで落ちていた。次に今度は、時短が効果的であったか、なかったかといった点ですが、飲食店の時短の要請前、つまり今年の4月9日から13日までの間、もちろん10日の日にこの傾向が続けば、時短をかけさせていただきますと。実は私の方から申し上げたところで、飲食業界の皆さん方も過敏に反応をしていただいた、機敏に反応していただいたところでありますが、そのまだ時短の前の時で、74パーセントまで実は落ちたんですね。では時短をかけた後はどうなったのか、これは4月16日からでありましたので、今年の4月16日から20日までの間60パーセントとなりました。
 ということで、今のこの人流といったものを時短の要請が昨年の「緊急事態宣言」に比べても10ポイント落ちている、こうした形となっておりますので、多くの皆さん方が、実はご協力をいただいているということがここでわかるかと思いますので、ただこれらの効果が出るのが14日後ということになりますので、それまでの間さらなるご協力と、そして医療体制、こうしたものについての充実を図っていく、様々な工夫を行っていく、こうしたことで、この急局面これを凌いでいくことができれば、このように考えています。以上です。

(徳島新聞社)
 今の人流のお話は何に基づくデータですか。

(知事)
 これは移動体通信の関係ですね。つまりスマホなんかが持っている、あのデータですね。

(徳島新聞社)
 例えば、ソフトバンクとかNTTとか。

(知事)
 そうしたところの関係のものですね。

(危機管理環境部)
 KDDIです。

宿泊療養施設について(質疑)(その1)

(徳島新聞社)
 旧海部病院に運んでしまうと急変の可能性もあるということですが、なかなか療養施設に短時間で入られない方もおられる中で、自宅にいたら急変する危険性は同じだと思うのですが、それでもなお遠くへ運ぶリスクを考慮して旧海部(病院)を開けないのは、どういう理由ですか。

(知事)
 ここのところは、理由が2つあります。1つは、先ほど申し上げたように、長い距離を、例えば板野郡から、あるいは徳島市、あるいは鳴門市の方から運ぶ、そこのリスクですね。
 そしてもう1つは、実はご存知のように海部郡、こちらには大きいホテルがないということがあって、いわゆる県南のいわゆるコロナ対応をしていただいている医療機関、ここの皆様方にそちらでお泊りをいただいていたと、その場合には患者さんが入るとお泊りをいただくわけにはいかなくなる、これは通例なんですよね。ですから、そうした意味での医療従事者の皆様方のいわゆるケアのために使っている。ただ今ご質問があるように、確かにもう、そうも言っていられない。例えば、阿南の皆さん方であるとか小松島市、比較的南部の皆さん方であれば、移動距離が板野郡とか鳴門市に比べると短くなりますから、そうした部分の運用については、当然60室あるわけですから、今後しっかりと対応していきたい。ただ、そうは言っても、先ほど冒頭でも患者さんの各市町村別、申し上げているように、どうしても県東部が多いんですよね。ですからそこについては、今日、日本旅館協会徳島県支部の皆様方、あるいは徳島県旅館ホテル生活衛生同業組合の皆さん方に、彼らからすると非常識と思われるかもしれませんが、ゴールデンウィークの書き入れ時、これをもう目前にする中で、なんとか宿泊療養施設の協力をしてもらえないだろうか、お願いをさせていただいたところでありました。ただ、これに対しては、これまでの様々なお互いで対応、協力をしてこのコロナ禍の中での観光業、その振興をやってきたということで、前向きに協力をしたいと、非常に有り難いお話をいただいたところでありますので、もちろん旧海部病院の方の活用、これはすぐにでも運用できるわけですから、そちらと、あと今、申し上げた新たな宿泊療養施設、こちらを県東部エリア1つか、2つできれば有り難いですけれどね。こちらを対応していくという形をとっていきたいと思っています。療養で対応していきたいと思っています。

(徳島新聞社)
 もともと旧海部(病院)は、軽症、無症状者用ということで、小さくないお金をかけて建てたと記憶しているのですが、医療従事者の方がいるからというのは、ちょっとおかしいかと思うのですが。

(知事)
 というよりも、施設を改修する時に申し上げたのは、県西部については高速道路があるんですね。ところが、県南部は高速道路がないということで、例えば、海部郡あるいは阿南市、こうしたところで、そういう療養する必要のある人たちを徳島市内まで連れてくると、それだったら県南の海部郡にということだったんですが、例えば、海部郡の患者さんご存知のように圧倒的に少ないですよね。こうしたその地域バランス。例えば、県西部の場合には、これまでも東みよし町以外は、出ていないということもこれある、ということがありますので、そうした地域バランス、これはどうなるかというのは、整備をした時には当然、想定がしづらい話でありましたので、県南部で高速道路がない中、例えば、海陽町から牟岐町から美波町から、この徳島市内、こちらまで搬送する、これはきつかろうと。やはり、地元でしっかりとケアしていただこう。そうした形で用意をした、ということでしたので。かといって患者さんが出ないから使わないというのは、もったいない。ここは医療従事者の皆様方に率先してお使いをいただいた。しかし、こうなってくれば、当然のことながら、なるべくケア、これも私があんたこっちへ行きなさいというわけじゃなくて、入院調整のドクターたちが判断をしていただくことになるんですが、そうした形での運用、これもしっかりとしていく。ただし先ほど、今日の患者さんの市町村別申し上げたとおり、やはり県東部が非常に多いということがあるので、新たな宿泊療養の施設、その確保にも踏み切るということにさせていただきます。

(毎日新聞社)
 先ほど、日本旅館協会との面会のお話があったのですが、面会の後に、協会の方から、2つのホテルでコロナ病床110床を用意したとのお話が出たんですが、これについて正しいのかということと、知事が今、おっしゃった新たな宿泊療養施設を東部に1つ用意するという。

(知事)
 1つか、できれば2つ。

(毎日新聞社)
 1つか2つ用意する方針という段階で。

(知事)
 要請をさせていただいている。それに対して先ほど、私はまだ回答は聞いていないところですが、その後、そうした方向でやっていこうという決意をおっしゃっていただけたのではないか。私も今、お聞きしてその1つじゃなくて2つということだったので、非常に有り難いなと。
 ただ、そうしたものについては、この後19時から行う予定である徳島県新型コロナウイルス感染症対策協議会、こうした場で全部をそろえ、先ほどの例えば、中等症以上の病床の確保であるとか、あるいは通常オールマイティーに使える病床の確保であるとか、こうしたものも合わせて、これはお諮りをさせていただいて、そして、それはそのまま進めたらいいんじゃないか。こういった点、問題があるんじゃないか。こうしたご意見もプロの皆さん方からいただきますので、まずそこでということで、私も結果は聞いておりませんでした。もし2つということであれば、心強いなと思っています。しかも110(室)ですか、その数字はちょっと初めてお聞きしましたけれど、そこまで出してくれているのかということで本当に有り難い、頭が下がる思いです。

(徳島新聞社)
 病床の話ですが、先ほど数字が変わっているとおっしゃったのですが、それは南海病院がプラスされたということですか、5床プラスされているということですか。

(知事)
 そういうことです。

死亡者数について(質疑)

(徳島新聞社)
 やはり、死者が増えるスピードが加速しているといいますか、非常に多くなっていますが、受け止めといいますか、知事、県民の命と生活を守るとおっしゃっていますが、責任も含めてどういうふうに受け止めているか、お願いします。

(知事)
 今、今日の発表で2名加わって31名の方が、いわゆる新型コロナウイルス感染症、こちらに起因をする形でお亡くなりになられた、統計上の話ともなっているところであります。
 そこで、これまでも何度も申し上げているように、やはり高齢者の皆様方、また既往症をお持ちの皆さん方がリスクが高い、今までの話ですよ。今後、変異株になってくると、もっと年齢の低い人も重篤化が進むというのが、大阪(府)から報告をされているわけでありますが、これまでの部分としてはそのような形。
 実はこれまでの感染者のうち、いわゆるリスクが高いといわれる70代以上の皆さん方、全体の23.5パーセント。非常に高いですね。ということで、当然のことながら死者の方々が増えてきてしまうということになりますので、これまでも例えば、高齢者の入所施設であるとか、高齢者の皆様方が入院をされている病院であるとか、様々な形で高齢者の皆さん方に是非、そうしたコロナウイルス感染症を持ち込まないでほしいと申し上げてきたところでもあるわけですが、非常に残念な結果となっているところであります。
 ただ、こうした点については、これは医療を司るトップでもありますし、県民の皆さん方のお命を守るトップでもありますので、先ほどから申し上げているように、ご冥福をお祈りするだけではなくて、深くこちらについては、責任を実感させられているところでもあります。
 そこで何としても、これからもおそらく感染拡大という中で、お亡くなりになられる方が出てくると。こうした点、避けられない部分もあるわけではありますが、なんとかお一人でも二人でもお救いできる命というものをお救いをできる、そうした意味での医療体制、今日もお諮りをさせていただきますが、多くの皆様方のご協力をいただくなかで、そして限りある資源であるこの医療体制といったもの、少しでも向上をさせていくことができれば。このように考えています。

医療体制の現状について(質疑)

(徳島新聞社)
 今、医療体制の向上が必要とのお話だったんですが、現状の医療体制を知事は、どのように認識していますか。

(知事)
 ここは実は、打ち出の小槌があるわけではない、医療体制というのは。つまり、既存の医療体制を役割分担して、今はコロナが急拡大をしているのでそちらに向ける。典型的なのが3次救急。これをまず県立中央病院、あるいは徳島大学病院、徳島赤十字病院、これらが原則大きく担っているんですね。
 しかし、ここについてまず県立中央病院、重症化に対応するためのICU、これを陰圧にしてコロナ用に空けておくとなると、3次救急できた皆さん方を受け入れることができなくなったんですね。そこでこれを日赤の皆さん方にお願いをして、日赤の方に集中をする。
 また、3次(救急)までいかない2次救急については、極力2次救急の病院の方で頑張っていただく。つまり、既存医療のしわ寄せ、こうした点が必ず起こるんです。つまり、余裕があるものはどこにもない。もちろん、宿泊療養の施設を新たに作る、これは新しい概念になるんですが、こちらも全く突然泡のように出るものではなくて、その中には看護師さんに常駐をしていただきますし、ドクターにオンコールで体勢をとっていただく必要があるので、当然従来のケアといったものが、どこかでやはり少し我慢していただいて、こちらに振り向けていただくということになるということですから、全国でも起こっているように、手術の時期が遅れるとか、あるいは救急こうしたもので、たらい回しに合ってしまって死者が出るとか、コロナで直接ではなくて、それ以外のところで助かる命が助けられなくなる。
 しかし、このコロナの特に変異株の急拡大、こうしたことを考えると、その棲み分け、これは本当に冷徹な判断が求められる、その意味で先ほど申し訳ないと申し上げたのは、そこでしてね。結局その判断は、知事がすることになりますから。本来だったら、3次救急で日赤でも県(立)中(央病院)でも徳島大学でも受付けて助ける命を助ける。しかし、そうしたものが助からない可能性も起こりうる。あるいは、手術で通常の手術をして本来は、すぐにもうしなきゃというところが、コロナ病床でそうしたものが空かないということになると遅れてしまう。ただ今、急場としては、やはりコロナ対応をしなければいけない。それも決断しなければいけない、ということは当然そうしたものについての分化、場合によっては、しわ寄せと捉えられる人もいると思うんですけれどね、その責任は全て知事にあるということですので、そこについては、大変申し訳なく思う、ただご理解をいただきたいです。

(徳島新聞社)
 通常の医療に、しわ寄せがもう出ているという認識ですか。

(知事)
 現に3次救急については、今、日赤に全てご負担をお願いして、実は徳島大学病院もやっていただいているんですが、徳島大学病院はより重症者、こちらを持っていただくと。例えば、ECMOを使って本当にもう最後の回復措置を行うとなってくると、こちらも3次救急はもうなかなか厳しい状況になりますので、となると日赤に集中する、位置関係ドクターヘリを使うというのがあるんですけれど。ただ3拠点あったものが1拠点になった、まだそれで亡くなったという方は、聞いてはいないわけですが、しかし、そうしたことは当然起こりうるということですので。

(徳島新聞社)
 実際救えるはずの命が救えない状態になったという大阪(府)のような状況が、徳島ではまだそれは起こっていない。

(知事)
 救急としては、徳島では起こっていない。

(徳島新聞社)
 知事の責任として申し訳ないと思うというのは、どの点に対して。

(知事)
 当然、今申し上げたようにそうなる可能性があるということ、もちろん死者が出るということについては、こちらは不可抗力ということもあるかもしれないですが、やはり、どうしてもそうした点で、ご遺族の皆さん方からしてみますと、そうした施設にどうして入っちゃったんだとか、ウイルスが持ち込まれるとか様々な要因がこれありますので、そうしたものについて、十分に防ぎきれない。当然、様々な手立てがこれはありうるわけで、もちろんそれが不可抗力なのか、あるいは力が及んでいないのか、そうした点は、後々実証されてくることと思います。
 今、目の前の中でこれだけの方々が亡くなっているということに対しては、当然、知事としての責任があると、そういうご質問だったと思いますので。ただ、今の医療体制が余裕があって、そしてコロナに振り向けるということではない。何かを我慢し、何かをしわ寄せをし、そしてコロナに全精力をかけていく、こうしたことになる。ともすると医療機関にお願いすればいいんじゃないかと、確かに感染症法第16条の第2項、奈良県はかけましたね。そして、民間病院からコロナ病室をたたき出してくる。しかし、必ずしもそれで十分対応できるだろうか、あるいは得意な餅は餅屋でということで、徳島では、それをやり方としては後方支援の協力を今、お願いをしていて、今日それも諮っていく。つまり、これによってケアがないから退院ができないという方々を引き受けていただくことによって、ベッドが空くんですね。そうすると結局回転が良くなってくる。こういうやり方、もちろん正面から奈良県のようにご協力いただく、これももちろんあるわけですが、我々としてはやはり民間病院として得意とする分野で頑張っていただく。
 そして、今、コロナ病床などで頑張っていただいているところに、何とかこう工夫をしていただくという形でそれぞれの餅は餅屋のところで頑張っていただく、どこまでこれを続けられるかということはあるわけです。
 その意味で今日、いよいよ三度の「緊急事態宣言」が、この急拡大をしている京阪神3府県、東京(都)にかけられて25日間、これまででは最短の「緊急事態宣言」をかける、2日後ですからね。こうしたことで、とにかく封じ込めをする。今回は3度目にして、一番きつい措置が取られる。例えば、デパートは休業ですからね。あるいは、デパートだけではなく1,000平米以上の商業施設に休業をかける。
 とにかく人と人との出会い、また列車も終電を早める、あるいは間引く、こうしたことも躊躇なくやると。これまでにない対応ですので、なんとかゴールデンウィーク明け11日までには、これらのものが数値が下がる、これはひいては周辺、今日、分科会の中で、専門家の感染症のドクターたちが言われたのは、この京阪神いわゆる3府県からその周りに既に浸潤が進んでいる、ガンでよく言うね転移というか染み出してきている。まさにそういうことなんだという話があったので、そこの部分をとにかく封じ込める。いよいよそうした緊急対策が発動と、なんとか持ちこたえなければ、こういうことになります。

(徳島新聞社)
 医療に関係しまして、これからのワクチン接種も本格化する中で、非常に医療資源がさらに逼迫してくると思うんですが、おっしゃるように療養施設を増やせば、医療従事者もその分いるわけですし、これまで徳島県は知事会だったり、広域連合を通して看護師さんや保健師さんを派遣してきましたが、逆に県外からその方々の派遣をお願いする考えはないのでしょうか。

(知事)
 確かに今ご質問のように、今回、宮城県がだいぶ収束をしてきている、これは徳島県をはじめ全国知事会の方から看護師さん、あるいは保健師さんこれを大量に派遣をした。こういったことが功を奏した、これは明らかですね。
 しかし今、とうとう全国の陽性患者が5,000人を突破をすることになったんですね。つまり、どこも余裕がなくなってきてしまっている、だから、さすがに大阪府あの状況になっても、これまでは、吉村知事は何とか重症病床、稼働できない。全国知事会頼む、関西広域連合頼む、こうしたことで送ってきたんですね、徳島からも行きました。
 しかし、今回、吉村知事あれだけ逼迫していてもその一言が出なかったというのは、いかに全国特に今、関西広域連合のうち大阪(府)、兵庫(県)その隣接地というのは、大変な状況になっている。ということで、一つ飛ばした滋賀(県)にお願いをしたということがあるんですが、実は関西広域連合の中でも滋賀県がやはり一番と言っていいくらい医療体制というのは、そう強くはないということがあるので、しかし、ここは三日月知事も判断をされて、なんとか協力できる部分は協力をする。しかし、なかなかどこもここも厳しいし、いつ何時、滋賀(県)が。今回、京都(府)が「緊急事態宣言」に入ってきましたので、どうなるか分からないということですので、もちろん余裕のあるところがあれば、ということはありますが、今の徳島(県)の状況としては、何とか自分の持ち前戦力でもって徳島の中で頑張っていくということになる。つまり、よそから求めるということをしないことが逆に、協力をしているということになるのかなと、このような状況になっていると判断しています。

(徳島新聞社)
 今夜の調整会議ですが、そこで決まったことは、どのようにお伝えいただけるのでしょうか。

(知事)
 そうですね、その後また発表があると思いますので。

(徳島新聞社)
 今日中に発表があるということですか。

(知事)
 今日中にさせていただきます。それはもちろん、そうしなかったら意味がないので。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。それでは、記者会見を終了します。ありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(NHK)
 中等症の2人、40代の方の症状、肺炎の症状でよかったでしょうか。

(保健福祉部長)
 お二人とも肺炎のみです。

「とくしまアラート」にかかる指標について(質疑)

(毎日新聞社)
 念のための確認ですが、アラートにかかる指標ですが、県内過去最多になったのは直近1週間の感染者247人と確保病床の使用率75.3パーセントと療養者数の352人、この3つが県内過去最多ということで。

(保健福祉部長)
 そうですね。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その3)

(読売新聞社)
 知事がおっしゃっていた中で、家庭内での二次感染7名というのは、単純に今日発表のあった34人のうち7人が家庭内感染ということでよろしいでしょうか。

(保健福祉部長)
 そうですね。

(徳島新聞社)
 中学校のクラスターについてですが、新たに中学校では生徒さん2人が陽性になっていますが、この方々、他の陽性者とどういった接触の仕方をしたのでしょうか。

(保健福祉部長)
 他の生徒さんとの接触で特徴的な接触については、確認します。生徒さんですよね。

(徳島新聞社)
 といいますか、昨日、8名の方が部活動であったり、授業であったりで接触したと聞いていたんですが、同じように考えていいのでしょうか。

(保健福祉部長)
 生徒さん同士の中では、特段接触はございません。同じクラスの生徒でもないですし、同じ部活の生徒でもありません。

(徳島新聞社)
 先生の方と接触があったということですか。

(保健福祉部長)
 そうですね。

(読売新聞社)
 中学校のクラスターですが、今回、家族での1062例目の方ですが、これは兄弟ということでよろしいでしょうか。

(保健福祉部長)
 おっしゃるとおりです。

(徳島新聞社)
 生徒さん、先生とどういう接触があったんですか。授業でしょうか。

(保健福祉部長)
 先生の授業を受けられていたと聞いています。

(徳島新聞社)
 感染がわかった教諭の授業を受けていた2人ということでいいですか。

(保健福祉部長)
 そうです。

(毎日新聞社)
 念のための確認で、死者の累計は31名でよろしかったでしょうか。

(保健福祉部長)
 そうですね、31名です。

(徳島新聞社)
 県外の方、和歌山県と兵庫県の方いらっしゃったのですが、それぞれこちらに滞在中だったということですか。

(保健福祉部長)
 そうですね、1人の方は大阪府に住まわれていて、こちらに帰県されていた、大阪府ですね1048例目の方。

(徳島新聞社)
 1048(例目)、徳島市になっているんですが。

(保健福祉部長)
 すみません、居住地はあれですけれど、大阪に行かれていて、徳島に戻られていた。

(徳島新聞社)
 大阪で住んでらっしゃるということですか。

(保健福祉部長)
 大阪に出られていて戻られた。

(徳島新聞社)
 徳島市に住んでいて、戻ってきた。和歌山(県)と兵庫(県)の方は。

(保健福祉部長)
 兵庫(県)は、私の言い間違いです。あとは和歌山(県)が。

(徳島新聞社)
 1063例目の方が、居住市町村が兵庫県となっているんですが。

(保健福祉部長)
 これは、南海病院に入院されている方です。

(徳島新聞社)
 失礼しました。1053例目の方は、和歌山(県)。

(保健福祉部長)
 そうですね。和歌山県に居住されていて、私用でこちらに来県されていて滞在していたと聞いております。

宿泊療養施設について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 宿泊療養施設ですが、226室あって172室使っているということですが、空いているのが54室で、海部病院の60室は使っていないということですか。

(保健福祉部長)
 海部病院については、現時点ではまだ使われておりません。今もう受け入れ準備は済んでいますが、旧海部病院に入るかどうかについては、医師の判断になりますので、現時点では入られている方は、いないです。

(徳島新聞社)
 もう準備はできていて、入れるということですか。

(保健福祉部長)
 今日、準備を今まさにやっているところ、現時点では入るという方は、いらっしゃらない。

(徳島新聞社)
 226室の中の60室は、旧海部病院だと思うんですが、残りが54室しかないということになると、既に6室使われている計算になるんですが、どういうカラクリですか。

(保健福祉部長)
 カラクリというか、現在まだどちらかというと入所されていらっしゃらなくて、家庭のご事情とかでなかなか動きづらいという方がいらっしゃるというのは聞いております。そうした方がまだ自宅におられると聞いております。

(徳島新聞社)
 6室分は入る予定だから、海部病院の分を抜いているということですか。

(保健福祉部長)
 まだそういった方、家庭のご事情等で動けない方がいらっしゃる、その方については、入居先は決まっていないということになっています。

(徳島新聞社)
 つまり、226(室)引く172(室)で54(室)になるんですが、旧海部病院まだ使っていない、60(室)以上空いていないとおかしいと計算上、どうなっていますか。

(保健福祉部長)
 旧海部病院60室は、使われておりません。

(徳島新聞社)
 残りが54室になっているんですが、どこで6室は捻出されていますか。

(保健福祉部長)
 具体的な数字は、まだ確認できていませんが、6人以上の方が家庭のご事情等で入居の目処が立っていない、入居できる状態ではないので自宅におられると聞いております。

(徳島新聞社)
 稼働していない部屋もあるということですか。172の部屋は使ってなく172という計算ではないですか。

(保健福祉部長)
 176人の方、全てが今、宿泊療養施設にたちまち現時点で入っているわけではないです。どちらかというと、夜の12時時点の数字になっているので、夕方の5時時点でどうなっているかは、数字は私の手元に来ていないので。

(徳島新聞社)
 いや、この数字を出されている時点の話ですけれど。どんな事情で入居できないということがあるんですか。

(保健福祉部長)
 要は入所の予定、すぐに入所されている方というのはいらっしゃいます。あとは、入所の予定が立っていなくて待っている方も当然、入所先として決まっていて入所の予定が立っていない方も当然いらっしゃいます。あとは、なかなか入所がご本人のご事情で入所が困難であったり、ご本人の希望ですぐに入所したくない方もかなりおられますので、そういった方については、医師の診断で症状に問題がなければ自宅にいらっしゃるという状態になっております。

(徳島新聞社)
 既に、旧海部病院に複数入る予定になっているという数字になってしまいますが、それでいいですか。

(保健福祉部長)
 入所先については、我々の方で決めているわけでなくて一人一人、何人が空いているか旧海部病院に入るか決まっているわけではありませんので。医師が旧海部病院に入った方がいいと判断されれば、その方が旧海部病院に入りますし、そういう方が今のところいらっしゃらないので旧海部病院に入っている方は、おられない。

(徳島新聞社)
 いや、数が合わないんですが、その点はどう説明されますか。

(保健福祉部長)
 先ほどから申し上げているとおり、まだ自宅にいらっしゃるという方がいます。

(徳島新聞社)
 じゃあ、172人のうち今、実際に入っているのは、何人ですか。東横インに。

(保健福祉部長)
 今のところ、私の手元に資料がない。

(徳島新聞社)
 後で教えていただけますか。

(保健福祉部長)
 わかりました。

(徳島新聞社)
 東横インは、何室入っているんですか。

(保健福祉部長)
 今のところ、手元に数字がない。

(徳島新聞社)
 後で教えて下さい。昨日の数字も179だったんですけれど、数字が合わなくてですね。用意している部屋数と入っている部屋数が、海部病院の部屋がまだ稼働されていないと言われていたので、60を引くと上回ってしまうんですよ、その部屋数。それは例えば1室に2人入っているような計算になるような数字になったんですが。

(保健福祉部長)
 これ数日前にも、151(人)になった時に一度ご説明したと思うんですが、1室に2人入っている例も当然ございます。

(徳島新聞社)
 わかりました。昨日179人ですが、その方は、全員入っている人でいいですか。

(保健福祉部長)
 全員ではありません。

(徳島新聞社)
 この数字、出されている数字は、何の数字ですか。この宿泊療養施設稼働率。稼働しているからここに入っていると思うんですが、まだ入ってない人がいるんだったら、そもそも稼働率で出すのは、おかしいと思うんですよ。入っていないのに稼働しているという形で172人。

(保健福祉部長)
 その点については、数字を。

(徳島新聞社)
 数字が合わなくて、せっかくその6指標で、アラートの基準になる割と重要な数字で、ちょっと意味がわからないので、これが何の数字なのかと、実際にこの数字を出した時に172人のうちに何人が東横インに入っているのかを教えて下さい。まだ入っていない方がいるとおっしゃっていたので、実際に入っている方の数字が知りたいので、後から教えて下さい。

(保健福祉部長)
 確認します。

(幹事社)
 他ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、会見を終了します。ありがとうございました。

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