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令和3年9月26日 臨時記者会見 フルテキスト版

第66回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の結果等について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、第66回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」その結果について、ご報告を申し上げたいと思います。
 その前に、本日の新規感染者数、ご報告をさせていただきます。
 昨日9月25日、県内におきましては、4名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。と言っても、徳島市4名ということになります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者2名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず1番目の指標、直近1週間、これは9月19日から9月25日までの新規感染者数44名となりました。
 次に2番目の指標、感染経路不明割合44分の9、20.5パーセントとなります。
 3番目の指標、病床の逼迫具合、まず1番目の項目、確保病床の使用率234分の48、20.5パーセントとなります。2番目の項目、入院率70分の48、68.6パーセントとなります。3番目の項目、確保病床の重症者使用割合25分の2、8.0パーセントとなります。
 次に4番目の指標、療養者数70名となります。
 最後5番目、PCR陽性率1,364分の44、3.2パーセントとなります。
 それでは、先ほど第66回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催し、私の方から以下のとおり指示を行いましたので、公表させていただきます。
 まず1番目は、「とくしまアラート」の引き下げについてであります。7月の中旬以降、全国まさに未曾有の危機をもたらした、非常に感染力が強い、従来株の1.95倍、デルタ株、感染拡大の「第5波」、8月の中下旬では連日2万人超え、大変な状況となりました。
 そして、この傾向もピークを過ぎ、9月21日には7月12日以来71日ぶりとなる1,000人台、1,766名となり、昨日25日におきましても2,674(名)、減少傾向が続いているところであります。
 こうした状況を捕まえて、政府におきましては、明後日9月28日、政府対策本部会議、これを開こうと、そして今出ている「緊急事態宣言」全ての解除、これを行う見通しと報道がなされております。
 本県におきましても、この「第5波」、四国3県が「まん延防止等重点措置」、対岸の中国、近畿、中部、ほとんどが「緊急事態宣言」、周囲を取り囲まれてしまった。ということで、徳島の守りだけではやはり厳しい、人の流れがということで、8月、過去最多となる954名となったところでありまして、これを何としても迎え打たなければならない、まずは水際ということで、PCRモニタリング検査、これを様々な方面にさせていただきました。感染の早期探知と封じ込め、戦略的なPCRの検査、またさらには、県民の皆さん方に是非、注意喚起をより強くということで、今まで一度も発動したことのない「ステージ4」「特定警戒」、こちらを8月19日から発動させていただきました。
 また、(8月)27日からは、人流を抑制しなければならない、それはそのはず、今回、「まん延防止等重点措置」は、お酒の提供ができない。四国3県でお酒を飲みたければ徳島へ、また対岸、中国、近畿、中部の皆さん方も、お酒を飲みたかったら徳島、あるいは和歌山(県)、奈良(県)へと。こうした状況になったところでありますので、これを防御しなければならないということで、2度目のやむを得ない措置ということで、8月27日からは、飲食店での、しかも前回よりは、より厳しい1時間前倒し営業は20時まで、そして、お酒の提供は19時まで、営業時間の短縮要請をさせていただきました。
 こうした取組みが効を奏し、人の出、これが減る。あるいは飲食の場での陽性患者数、これが場合によってはゼロになっていく。9月に入ってからは、これらを受け、5指標7項目、こちらが非常にいい方向に転じ、9月19日には、「(とくしま)アラート」「ステージ3」「感染拡大注意・急増」へと下げさせていただきました。
 また、飲食店の営業につきましても、「ガイドライン実践店」に限るということではありますが、緩和をさせていただき、「ガイドライン実践店」につきましては、営業時間を1時間繰り下げていただいて21時、お酒の提供を20時まで、これを選択できる、もちろん1時間前の今の状況でも構わない、選択をしていただくこととさせていただきました。その後、ちょうど今日で1週間後となるわけでありまして、各指標につきましても、この1週間、順調に改善をしてきたところであり、例えば本日時点、先ほど5指標7項目、発表をさせていただきましたが、確保病床の使用率以外は全て「ステージ2」以下となったところであり、じゃあこの病床の確保使用率はどうなったか。実は20パーセント以上が「ステージ2」または「(ステージ)3」という、2と3にまたがる指標になっているんですね。20.5パーセントということですから、ギリギリのところの「ステージ2」となったところでありました。そうした意味では、「ステージ1」ももう目前になったと言って過言でない状況であります。
 そこで、専門家会議の皆様方にもお諮りをさせていただいた結果、「とくしまアラート」本日18時をもちまして、「ステージ2」「感染拡大注意・漸増」1段階引き下げをさせていただきますということで、こちら。
 
(パネル「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」を掲示)
 
 徳島県庁あるいは鷲の門が今の赤から、今度はオレンジ色へとなるところであります。
 そして、実は時短要請について、これをかけるにあたって一つ申し上げたことがありました。「ステージ2」になった場合、9月30日を待たなくして時短の要請を解除することもあり得ると、このように申し上げたところであります。
 しかし、今なお、例えば四国であれば香川県が「まん延防止等重点措置」、対岸は広島県、「緊急事態(宣言)」、岡山(県)「まん延防止(等重点措置)」、兵庫(県)、大阪(府)、京都(府)、滋賀(県)等など三重(県)まで、これらが「緊急事態宣言」になっているわけでありまして、9月30日まで厳しい状況であることは変わりがないということでありますので、ここでもし時短を徳島がやめてしまうと、どっと夜、人流がここに起こってしまうということがありますので、大変申し訳ないところではありますが、この営業時間の短縮要請、9月30日まで続けさせていただきます。ご了解をいただければと思います。
 そして今度は、「ステージ2」になると、できることが一つ出て参ります。これは、県民の皆様方が県内の宿泊施設、こちらに泊まっていただく場合に応援をする「みんなで!とくしま応援割」、去る8月22日、運用をステージがアラート上がったということで停止しておりましたが、非常に観光事業者の皆さん、お土産屋さん等など、交通事業者、多くの観光に関わる皆さん方、本当に崖っぷち、追い込まれてしまっているところでありますので、ここのところについては、「ステージ2」に今日の6時から、18時からなるということがありまして、これを再開させていただきます。
 しかし、もちろん再開するにあたって、今、言われてすぐというわけにはなかなかいかない、準備もいることとなりますので、まず10月の先ほどの会議ではなるべく早くと言っておりましたが、一番早いのは、やはり1日ということですので、10月1日から運用再開、これを行わさせていただき、しかもその準備として期間がある程度いりますので、9月28日から受付再開、このようにさせていただければと思います。
 このように「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」「ステージ2」となったわけでありますが、全国的に本当に良くなったというところまでは、まだ一歩ありますので、引き続き、デルタ株100パーセントの状況となっておりますので、感染防止対策については、きっちりと対応していただきたいと思います。
 最後に学校の関係について、1点ご報告を申し上げます。今、部活動につきましては、平日は2時間以内、あるいは、休日は3時間以内とさせていただいておりましたが、「ステージ2」へ(とくしま)アラートを下げる、これに伴いまして、平日につきましては2時間程度、また休日については3時間程度に緩和をさせていただきます。
 また、県内外他校との練習試合は、中止させていただいておりましたが、特に県内他校との練習試合については、実施を可能とさせていただきます。
 また、修学旅行、遠足の時期ともなっておりますが、こちらも緩和をさせていただき、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の対象地域は、引き続き、禁止させていただきますが、それ以外の地域につきましては、それぞれ感染状況をしっかりとリサーチの上、実施可能とさせていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

「みんなで!とくしま応援割」の再開について(質疑)

(読売新聞社)
 まず事務的なところで「(みんなで!)とくしま応援割」の再開、口頭で言われたので確認ですが、受付再開が9月28日から。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 そして、実際の割引適用の開始が10月1日から。

(知事)
 はい。

飲食店の時短要請について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 分かりました。飲食店の時短要請ですが、(9月)30日までということだったんですが、これは前段階として、「緊急事態宣言」が(9月)30日で解除されるという前提の場合ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 というよりも我々の場合、専門家会議の皆さん方も「緊急事態宣言」が、例えば再延長されるという場合でも、徳島の今の状況、これから判断すると9月30日をもって時短要請は解除と。こういうアドバイスをいただいておりますので、実は前回もそうだったんですね。全国少し「緊急事態宣言」延びたんですが、徳島の場合にはそこで打ち切った。というのは2度あの時は延長した。今回は1度延長しておりますので、そのようにさせていただければと思います。

今後の感染者数について(質疑)

(読売新聞社)
 分かりました。いわゆる減少傾向を受けてというところもあると思うんですけれど、シルバーウィーク、人手がかなり増加している。県内では、そんなに増加傾向は見られないと思うんですけれども、その辺りどう見てらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 今ご質問のように、確かに県内人流ずっとリサーチさせていただいておりますが、ずっと減っている状況。ただ、シルバーウィーク、その2週間後に結果が出て参りますので、やはりきっちりとその辺りはモニタリング、これをしていく必要があると考えておりますので、このPCR検査、こうしたものをしっかりと戦略的に用いて、そして少しでも増えそうだな、端緒が出た場合、あるいはクラスターが出そうだな、出たといった場合には、封じ込め、速やかに図りたいと考えております。

(読売新聞社)
 県外からの人出のモニタリング検査というか、そういった調査をずっとこれまで継続してらっしゃったと思うんですが、これは30日以降というか10月以降も続けるご予定でしょうか。

(知事)
 そうですね、この辺りについては、まず、もうしばらくすると当然、国の対策を受ける形でこの対策本部、徳島としてもまた再びやることになりますので、その時ぐらいには、さあその後、つまり例えば国が9月30日をもって「緊急事態宣言」解除となると、いわゆる行動規制緩和、これがどんと前面に出てくる。となると、今のデルタ株の心配だけではなく、今度、新たなラムダ株。この「第6波」。つまり年末に向けて、ここへの対応といったものも考えていかなければならない。もう我々としては、「第4波」でえらい目にあった。これは関西から出たということで「第5波」を食い止めるために、7月の4連休ここは、なんとか強い措置をと。ここは知事会長として、総理はじめ関係閣僚に申し上げたんですが、やっぱりオリンピックを目前として、そこまでは出来ない。もし「緊急事態宣言」出すのであれば、その要件を満たした時に出していく。こうした形だったんですね。
 しかし怖いのは、今だからすぐではなくて、2週間後に出てくる。これがコロナの恐ろしいところで、結果として後出し後出しということで、ここまで増えてしまった。「緊急事態宣言」、「まん延防止等重点措置」が。そして徳島、四国で唯一、「まん延防止等重点措置」かからなかったわけですが、最初はもちろん数値良かったんですが、周りがその状況ですから、ドドドドドっと。高知(県)、香川(県)で100(名)を連日超える。これは徳島において防ぎようがなくなってくる。ということで、その後、数値が上がってきた。そして、過去月別最高の954(名)を叩き出してしまう。
 こうしたことがありましたので、我々としても、この鉄は絶対に踏みたくない。国に対しても「第6波」これをね、やはり必至とも実は言われているわけですので、何としてもこれを食い止めるためには、今ご質問いただいたような水際対策であったり、さらにカンフル(剤)を打つ必要があるのかどうか。こうした点もしっかりと、国が様々な対策、これは出してくるとも考えておりますので、そうしたものも参考にさせていただきながら、対応を打ち出したいと考えています。

飲食店の時短要請について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 時短についてですが、9月30日までは現状、先日19日に示された現行の時短体制続けられるとのことですが、これ言い換えるとですね、10月1日に全面解除すると言っても大丈夫でしょうか。

(知事)
 今のところでは、そういう専門家会議の方でも、そのようなアドバイスいただいておりますので、そのようにいきたい。というのは、これ、早め早めに言わないと仕入れとか準備がありますのでね。我々徳島県としては、仮に「緊急事態宣言」が仮に延びたとして、今、恐らく解除と言われていますけれどね。延びたとしても今の徳島の状況からいくと10月1日から全面解除、これで臨みたいと考えております。

部活動の活動時間について(質疑)

(徳島新聞社)
 あと部活に関してですけれども、違いが分からないんですけれど、「以内」と「程度」の違いは。

(知事)
 例えば、平日は今2時間以内としている場合には、2時間を超えてはいけないということですが、程度となると、例えば、2時間半これは程度の範囲内ということになるかと思います。ちなみに休日は3時間程度、まあ3時間半、だいたい4時間。こうしたところが、その程度の範囲内に入るのかな。このように考えております。

「とくしまアラート」について(質疑)

(徳島新聞社)
 確認のようで申し訳ないですが、今回ステージを引き下げる最たる要因としては、5指標7項目で病床使用率を除く指標がほとんど「(ステージ)2」を下回っている、「(ステージ)2」の範囲もしくは「(ステージ)1」の範囲になったから。

(知事)
 正確に言いますと、今「ステージ2」以上となっているのは、直近1週間、その新規感染者数が「ステージ2」というのが、これ30(人)以上、「ステージ3」が100人以上ですね。これが44(人)。つまり、「ステージ2」ということ。
 それからもう一つは、この確保病床の使用率、これは実はステージがまたがっているんですね。「ステージ2」、「(ステージ)3」というのが、20パーセント以上。そして「ステージ3」の個別具体的な数字がなくて、「ステージ4」が50パーセント以上。じゃあ徳島、今どのくらい。20.5パーセントということですから、事実上は「ステージ2」も一番その「(ステージ)1」に近いところということになっておりますので、これはもう「ステージ2」下手をすると、下手というか、このままの傾向でいくと、あっという間に「ステージ1」の中に突入していくと。そのちょうど際ということですので、ここで「ステージ2」にさせていただくということです。

県独自の経済対策について(質疑)

(徳島新聞社)
 現段階で何もまだ決まっていないかも知れないですけれど、一応、「(みんなで!とくしま)応援割」の再開となるということで、喜ばれる県民の方も多いと思うんですが、例えば、時短が完全に解除された10月1日以降、さらなる県独自の経済対策なんかをご検討されたりしているのでしょうか。

(知事)
 そうですね、今ちょうど9月の定例県議会真っ最中、そして10月1日までとなっておりますので、今回の補正予算、この中にも一部経済対策入れ込んでいるところでありますので、まずはこうしたものをどんどん執行して、さらにカンフル(剤)が必要だということであれば危機管理調整費、こちらがありますので、こうしたものを議会にもお諮りをする中で、活用させていただければと。
 そしてもう一つは、国が先ほども申し上げたように、行動規制緩和、これをどんどんやってくる。ただし、例えばワクチンパスポートであったり、あるいは陰性証明、こうしたものをどうこれに絡ませていくのか、こうした点もあるかと思いますので、単なる経済対策というよりも、規制緩和と、そして感染拡大早期防止、これを合わせる対策、ここがポイントになってくる、このように考えております。

(幹事社)
 他、ありますでしょうか。では、これで終わりたいと思います。ありがとうございます。

(知事)
 はい、ありがとうございます。

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