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令和3年9月13日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表をさせていただきます。
 昨日9月12日、県内におきましては、13名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳をご報告申し上げます。
 徳島市3名、鳴門市1名、小松島市4名、阿南市1名、美馬市1名、板野町3名となります。
 主な感染経路につきましては、濃厚接触者が6名、クラスター関連が3名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、そして症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして、「とくしまアラート」5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず1番目の指標、直近1週間、これは9月6日から9月12日までの新規感染者数は202名となりました。
 感染経路不明割合202分の36、17.8パーセントとなります。
 3番目の項目、病床の逼迫具合、1番目の項目である、確保病床の使用率234分の100、42.7パーセントとなります。入院率275分の100、36.4パーセントとなります。うち確保病床の重症者割合は25分の4、16.0パーセントとなります。
 4番目の指標、療養者数275名。5番目の指標PCR陽性率は3,154分の201、6.4パーセントとなります。
 続きまして、これまで発生をいたしましたクラスターについて、感染者に動きがございましたので、説明をさせていただきます。
 
(パネル「クラスターの状況」を提示)
 
 「55例目児童等利用施設関連クラスター」、利用者に1名、二次感染2名、合わせて3名、合計で20名のクラスターとなりました。
 それでは、最近の動向について、お話を申し上げていきます。
 新規感染者数は13名、4日連続、前日から減少となったところであります。8月16日以来、28日ぶりに1日当たりの新規感染者数が20名を下回ることとなりました。
 一方、昨日の全国の新規感染者数も7,212名となり、引き続き、減少傾向が続いております。本県もこの減少傾向を確実なものにするため、引き続き、高い緊張感を持ってしっかりと臨んで参ります。
 今ほどご報告を申し上げた「55例目児童等利用施設関連クラスター」の二次感染2名、このうち1名は、実は家庭内感染でありまして、全体で二次感染8名のうち、なんと7名が家庭内感染となっているところであります。ちょっとこちらをご覧いただければということで、相関関係。
 
(パネル「55例目児童等利用施設関連クラスター」提示)
 
 今回、この20名いるうちの4家族、こちらがいわゆる家庭内感染ということになっているところでありまして、本日の発表で13名中6名、なんと全体の約半数が家庭内感染ということとなります。そこで、8月以降よく見ていただいている家庭内関連の感染事例の推移ということで、
 
(パネル「8月以降の「家庭内関連」感染事例の推移」提示)
 
 8月1日から9月13日までの表となっておりますが、1日たりとも家庭内感染がない日がない。特に8月19日、ここのところですね。このポンと高い18(名)、これ以降、二桁がかなり続くということで、それまでの低い山と比べると圧倒的に高い山。ここのところ確かにトントントンと少なくなって、今、一桁台となっているところではありますが、8月以降発表されました感染者が1,326名おられるうち、家庭内感染は387(名)、全体の29.2パーセント、全体の約3割を占めることとなります。
 最近の県内の関連事例を見てみますと、喉の痛み、全身倦怠感のような軽い症状から発症が始まる事例も多く見られます。このことから症状が軽度である場合でも、まずは早めにかかりつけ医にご相談をお願いいたします。
 その上で、疑われる方がもし家庭内におられる場合には、よくご覧をいただいているこちら。
 
(パネル「家庭内の感染予防対策」を提示)
 
 大きく2つですね。疑われる方がおられる場合、家庭内での看病の仕方についてポイントは3つ。まず、その方、なるべく個室にする、部屋を分けるということ。2つ目、その方のお世話をする人は、なるべく限りを。つまり、極力1人で担当していただき、この方は、しっかりと防御態勢を取っていただく。またそれ以外の皆さん方も全員がマスクを着ける。自分はあまり接触しないから大丈夫だ、なんてことを絶対に思わないでいただきたいということです。
 そして、疑われる方がいるいない関わりなく、家庭内で普段から注意する感染予防のポイントは5つ。まず手洗い、うがいの励行、こまめな換気、接触感染を防ぐための手で触れる共有部分をこまめに消毒をしていただきます。
 さらには、汚れたシーツ、衣類、こまめにこちらも洗濯をお願いいたします。
 また、ごみの出し方、こちらは必ず口を縛っていただく、密閉をして捨てていただく。この5点、守っていただきたいと思います。
 最後に、ワクチン接種についてご報告を申し上げたいと思います。
 県では「アスティとくしま」におきまして、モデルナのワクチン、大規模集団接種会場、ずっと高齢者の皆様方の優先接種、この時には徳島市、阿南市、小松島(市)の皆様方からお預かりをしたファイザーを打たせていただきましたが、それ以外の大半の部分はモデルナ、こちらは国の方から供給をいただき打っているところでありますが、今回9月1日から受け付けをさせていただき、9月9日から行っている接種は、妊婦の方またそのパートナー、ここは400(名)の別枠を用意しております。
 また、12歳から59歳の皆様方、今、ワクチンが打てるのは12歳以上と定められておりますが、この皆様方、あるいは大規模じゃなく職域接種あるいは大学の拠点接種、1回は受けたんだけど、2回目体調が悪くてどうしても受けられなかったなど、2回目が打ててない。実は日本の国でこの皆さん方を救う手立てが今までなかったんですね。
 そこで、河野大臣からの要請を受け、こちらにつきまして、今回の「アスティとくしま」での県の大規模集団接種で、2度目難民といわれる皆様方も対象とさせていただいております。これらで6,400名の皆様。
 また、昨日発表させていただきましたが徳島商工会議所、徳島県商工会連合会、さらには徳島県中小企業団体中央会、いわゆる商工3団体が職域接種を中小企業の皆様方、また、その関係者に対して行っておりますが、地域貢献を是非、行いたいということで、実は接種機会を一般県民の皆様方にも広く提供するご協力の申し入れをいただいているところであります。
 また、もう1つのジャンルとして3番目に日本でワクチン接種が認められたワクチン、アストラゼネカ、こちらにつきましては、いわゆるmRNA方式で作りましたファイザー、モデルナ、これらにつきましては、ポリエチレングリコールが含まれている。このポリエチレングリコールにアレルギーのある方々は、この2つのワクチン受けられない。そうしたアレルギー対応として、アストラゼネカ、こちらを今200ご用意をさせていただいております。
 
(パネル「県が主導するワクチン接種」を提示)
 
 それを今申し上げたのを一覧にするとこのような形。右側にモデルナ、左側にアストラゼネカ。書いておりますが、もう一度、復唱いたしますと、モデルナ、こちらについて「アスティとくしま」で打つのは、妊婦の方及びそのパートナー、特別枠400(名)、12歳から59歳の方々、職域接種、大学の拠点接種で2回目が受けられなかった方、これらを「アスティとくしま」で。また、商工3団体の社会貢献、こちらは県立の工業技術センターで12歳以上の方であればどなたもと。それぞれ既に9月9日、接種は終えておりますので、9月13(日)から15(日)、26(日)から30(日)が「アスティとくしま」で。2度目はモデルナですので、4週間後となります。また、県立の工業技術センターでは、9月16日からということで19日、21日から22(日)、そして24(日)となっております。合わせて6,400(名)と1000(名)、7,400名の方を対象にしております。
 もう一つの左側にあるアストラゼネカ、こちらですね。アレルギーがあってファイザー、モデルナを打てない方、既に海外でメイド・イン・イングランドでありますので、アストラゼネカ打ったんですが、日本では認められていなかった、こういう皆様方。また、ファイザー、モデルナは12歳以上でありますが、血栓など海外でそうした事例があるということで、日本で認められたのは40歳以上、こうした皆さん方。接種日につきましては、箇所が2か所。1つは、徳島市内の民間医療機関は第2、第4火曜日、徳島県総合健診センター、蔵本ですね。こちらは毎週水曜日、合わせて200名の方々を対象といたします。
 そして、こちらにありますように、
 
(パネル「徳島県ワクチン接種予約受付コールセンター」提示)
 
 予約につきましては、フリーダイヤル0120、「コロナこない」と覚えていただければ。「コロナこない」567-571、567-571。朝の8時半から20時まで、土日祝日も受付をさせていただいておりますし、インターネット、こちらはモデルナの場合には、インターネットでの申し込み、こちらは「アスティとくしま」の会場と県立工業技術センターの会場、二次元コードなども用意をさせていただいております。
 さらにモデルナの場合には、県のホームページからもエントリーすることが出来るようになっているところであります。現在3,311名の方々から、お申し込みをいただいております。
 
(パネル「ワクチン接種の申込状況」提示)
 
 昨日は、3,205名ですから106名、1日で増えているところでありまして、こちらにありますように妊婦さん及びそのパートナー400(名)の枠に対して、今91名が。また50代以下の皆さん方、特に30代以下が2,431(名)、50代以下全体としては3,148(名)、そして2回目が未接種の方72(名)、合わせて3,311名。6,400(名)に対しての充足率は51.7パーセント。これ以外にあと1,000(名)の工業技術センターで打つ商工3団体の地域貢献枠がございますし、アストラゼネカ、こちらは明日14日の日から接種開始となりますが、なかなか申し込み、まだまだ少ないということがありますので、デモンストレーションもありますので、私がその1号接種、明日、受けさせていただきますので、是非、多くの皆さん方もこちらお受けをいただければと思います。
 特にお願いをしたいのは、感染率といった点を考えると、7月以降の感染として、今だいたい30代以下の皆様方が非常に多く感染をされておられまして、その比率65.6パーセント。40代から50代の皆さん方が25.9パーセント。60代以上の皆様方は8.6パーセントということですから、これを見ても明らかなように、やはり50代から下の皆さん方については、是非、ワクチン接種を受けていただく。60代以上の皆さん方、特に高齢者といわれる65歳以上の皆さん方、徳島県では2回接種された方は88パーセントを超えておりますし、60(歳)から64歳の方々も60パーセントをはるかに超えている。
 しかし、特に30代から下の皆様方は20パーセントにまだ到達をしていないということがありますので、是非、奮って接種を行っていただければと思います。また、妊婦さんたちを守るためにも、パートナーの方、是非、この方々も積極的に。特に28週以降の皆さん方、早産をする危険が高くなりますので、是非パートナーの方、また妊婦さんについてもお受けをいただければと思います。「アスティとくしま」での大規模集団接種会場では特に妊婦さん、そのパートナーの皆さん方の特別の受付コーナー、あるいは問診も産婦人科の先生に行っていただく。こうした対応も行っておりますので、その時に何かご不明な点、不安な点ありましたら、是非、お聞きをいただければと思います。
 私の方からは以上です。よろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 本日感染が確認された人数が13人ということで、28日ぶりに20人下回っているというお話でしたけれども、これまで20人後半から40人くらいと高止まりが続いているような感じであったと思いますが、今回の感染者の確認の数は、ちょっとそれに比べると新しいフェーズかなという感じもしますが、知事のご見解をお聞かせ下さい。

(知事)
 実は、昨日発表した数が26(名)だったんですね。ここは、いわゆる新たなクラスターが発生して、特に未就学児の皆さん方が利用する施設。そして一気に実はこれは危ないということがあって、全数検査、これをさせていただいたという中で、一気に10名見つかったわけでして、昨日はね。だから本来は、こうした不規則的なクラスター、これが起きていなければ、トレンドからいくと16名、そして今日が13(名)ということですから、いわゆる10台に20台から入ってきていたと。そのトレンドと。ただ昨日は、不規則の部分、10(名)加わったものですから、そうした意味では26(名)となっていたということで、全国的な傾向と同じかなと。
 というのは、実は徳島(県)、ずっと少なかったわけですよね。「第4波」終わった以降、「第5波」も。ただ四国3県が「まん延防止(等重点措置)」そして対岸の中国(地方)、近畿(地方)、広島(県)から岡山(県)、兵庫(県)、大阪(府)、京都(府)、滋賀(県)、岐阜(県)、愛知(県)、三重(県)に「緊急事態宣言」9月12日まで。ですから陸路は全部、実は徳島(県)囲まれてしまっていたんですね。これらのところ例えば、香川(県)は高知(県)が毎日のように100名を超えていたと。当然、行き交うわけであるわけですから、これはやはり、どうしても増えてきてしまうと。これはやむを得ない部分があった。
 そういった意味で、水際でこれを食い止めようということで、例えば帰省をされる。あるいは、帰省をされていて大学、高校などで授業が始まる、クラブ活動が始まるので戻ってくる、そうした皆様方には、県の方からPCR(検査)、唾液で取る検査キットお送りさせていただいて、水際で防ごうと。
 また、これらのところについては、実はお酒を出したらダメということになっていたので、お酒飲むためには、徳島(県)に来るしかないですよね。そうした意味で、お店の店員さんたちを守るということで、いわゆる三ッ星店ということ。1週間に1度、唾液によるPCR検査、これを受けていただく。こうしたPCR定期検査、これを完成すると三ッ星店になるわけでして、こうしたところも8月18日の段階でやっているところは188(店舗)、実際申し込んでいただいているところが240(店舗)。これを8月27日からの時短要請、これをするにあたって最初はこれらが500(店舗)いって、飲食の場での感染が抑えられていれば(8月)27日からの時短を見送る。しかし、数が非常に増えてきたということがあって、500(店舗)超えたんですけれど、21日から時短をかけさせていただく。
 しかも、もっともっとやはりPCR(検査)を定期的に行っていただく。このお店を増やしていこうということで、いわゆる北風政策ではなく、太陽政策ということで、この9月12日までの間、17日間あるわけですけれども、その分について約半分弱でしたけれどね、その分を前渡し。しかも申請をいただいてから5日間、この三ッ星店になった場合はということで、定期PCR(検査)、そのお店をどんどん増やしていったところ、今では1,000(店舗)をはるかに超え、1,271店舗にも及ぶこととなったところであります。
 こうした水際対策、あるいは時短要請を実施させていただいて、何とか防いでいこうと。その一方で、やはり感染率が高い30代以下、こうした皆さん方への9月1日から予約を受け付けた「アスティとくしま」での県主導の大規模集団接種、こうしたものを導入。そして、40(代)、50(代)の皆さん方も自分たちも受けたい、まだまだ受けられていない。確かに6割に全然達していないということがありますので、1,500(回)から妊婦さんの400(回)あったので、1,900(回)からさらにこれを6,400(回)に増やすことができましたので、ここの部分については、50代以下の皆さん方を対象にさせていただいて、経済3団体の皆さん方もご協力をいただき、7,400(回)モデルナ、これを打たせていただく。またアストラゼネカ、今200(人)、ただまだ4分の1ぐらいしか申し込みが来ていませんので、であればデモンストレーションとして、私がまずは打たせていただいて、じゃあ打ってみようかと思う方々も出てきていただければ。
 こういう形で、とにかくワクチン接種を進めていく、この両様。これによってなんとか抑え込みを図り、そして今、全国知事会の方からも私の方からも意見を言っているように、是非、「第6波」これが来ないように。つまり、田村厚生労働大臣が延長した9月30日で「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」全て解除、このままいけば出来るんじゃないか。このように言われているように、仮にそうなったとしても「第6波」が来てしまったら意味がない。というのは、行動制限の緩和、これが今、大きな出口戦略として議論になっておりますので、その意味では「第6波」が仮に兆しとして見えた場合には、そこを強力に封じ込める。「第4波」の時には、大阪(府)、兵庫(県)を封じ込める手立てがなかった。徳島(県)もろにかぶった。そして「第5波」、東京を封じ込める手立てがなかった。千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)が大変な状況になって、そして全国が大変な状況になった。これはやはりロックダウン的手法、これが取れれば、これを直ちに封じ込める。ただし、私がいつも申し上げているには3要素。短期間、地域限定、そして強い措置、この三つを兼ね備えたロックダウン的手法をとる場合には、やはり現行法の特措法であるとか、感染症法の改正がこれは必至となりますので、ここは立法府の皆さん方に、是非、もし仮に9月30日全て解除になったとしても、次の「第6波」を防ぐために、何としても法改正をしていただいて、ロックダウン的手法を持ちながら、「第6波」のもし兆しが出たら直ちに発動すると。こうした形で、これからはおそらく11月頭で希望される全ての国民の皆さん方のワクチン接種が終わるでありましょうから。確かにこれからブレイクスルー感染であるとか、その意味でのいわゆるブースター、3度目のワクチンを打つとかですね。こうしたものも考えていかなければならないんですが、まずは希望する全国民の皆さん方にワクチン接種、これが行えれるように。そして「第6波」、これをなんとしても起こさせない。こうした対応が必要となる、このように考えています。以上です。

「とくしまアラート」について(質疑)

(読売新聞社)
 もう1点お伺いします。この人数ぐらいの感染状況が続けば、「ステージ4」の1週間当たりの直近170人を下回ることも考えられると思うんですけれども、そうなった場合は、アラートを引き下げて、飲食店の時短要請を緩和するということもお考えでしょうか。

(知事)
 これは既に発表させていただいておりますが、まず「ステージ3」。実は今日の指標を見ても、「ステージ4」に乗っているのは、直近1週間の新規感染者数と、それに伴う療養者数、この二つ、全部で7項目のうちですね。あと「ステージ3」になっているのが確保病床の使用率、入院率、そしてPCRの陽性率、3項目ですね。全く無印といったものが感染経路不明割合、あるいは重症者の使用割合、こういう2項目。これは全くの無印ということですから、「ステージ3」、これはもう射程圏内に入ってきているということで、もし「ステージ3」になった場合には、今、時短要請、営業は20時、お酒の提供が19時までになっているんですが、国の方において9月13日からの「まん延防止等重点措置」、トレンドが下げ基調であるということを知事が認めた場合、このお酒の提供をまずカットする。あるいは、時間を少し遅くする。こうしたことが打ち出されておりますので、当然、今「ステージ4」、それが「ステージ3」になる、アラートを一つ下げるということになれば、徳島(県)においても例えば営業時間を21時まで、お酒の提供を20時まで、いわゆる緩和をする、これを既に発表させていただいています。
 それからもう一つ、今9月30日まで時短の要請を延長させていただきましたが、「ステージ2」に差し掛かった場合には、30日を待つことなく解除をさせていただく、時短をですね。こうした形で今、目安、アラートと、いわゆる飲食の場の制限、こうしたもの、もちろんこれは今20時以降の県立施設、またご協力をいただいている市町村立施設、こちらが休館とさせていただいているんですけれどね。こうしたものについても緩和させていただく。やはりアラートが一つの分かりやすい基準となっています。
 ただ今は、国の方では特にこの5指標7項目の中で、今「ステージ4」に差し掛かっている、この直近1週間の新規感染者数、場合によってはこの倍でいいのではないか。例えば今「ステージ4」は170人以上となっておりますが、これを340(人)でもいいのではないか。その代わり病床の逼迫具合のところを厳しく見ていく必要があるんじゃないか。このようなことも実は、それぞれの分科会の方で検討として、これは表向いて検討されていると。
 つまり、今回、ワクチン接種がどんどん進む中で、重症者が減っているんですね。感染はするんですけれど重症しない、重症化しないというのであれば、少しこのアラート、今までとは違う。「第4波」とはね。そうすることによって病床の逼迫、これが防ぎ得る。あるいは病院ではなくて、宿泊療養でも十分可能である。今、徳島(県)は、そういう対応していますけれどね。
 こういう形で今「第5波」というものに対峙しながらワクチン接種が進む中で、この病床の逼迫をどう抑え、そして新たな行動規制の緩和、これを目指していくのか、そうした過渡期に入っているところでもありますので、こうした動向もしっかりと見ながら、対応をしていければとこう考えております。

ワクチン接種の申し込み状況について(質疑)

(NHK)
 先ほどアストラゼネカ社製のワクチンのことで申し上げましたが、現時点で何人が申し込んでいるんですか。

(知事)
 今、申し込みのデータは、またあとで。昨日までのところは48(名)だったんですけれどね。今日の正午時点、また更新した数字、お伝えします。

(徳島新聞社)
 ワクチンの接種の申し込み状況ですけれども、まだ余裕があるというか、ちょっと伸び悩んでいるかなという感じですが、どういった原因だったり、理由があるというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 それは、全体の話ということで、よろしいですか。

(徳島新聞社)
 はい。

(知事)
 今、3,311(名)、特にこれは「アスティとくしま」で受けるモデルナの部分。全体で6,400(回)ですから、充足率として51.7パーセントとなっています。伸び悩んでいるという感じではないかなという感じがしまして、昨日と今回の正午現在と比べて106名、実は増えているわけでありますので、そういった意味では30代以下の皆さん方、また40代、50代の皆さん方に大変関心を持っていただいている。このような印象を今、持っております。

(徳島新聞社)
 順調に増えているという認識ということでしょうか。

(知事)
 そうですね。実はそれ以外にも、例えば、徳島市さんの方でも妊婦さん、この皆さん方をファイザーで打ちましょう、ということが打ち出されていますし、様々なところで、まずファイザーで打てるというところもありますから、ファイザーがいいのか、あるいはモデルナがいいのか、あるいは、いよいよ明日から始まるアストラゼネカがいいのか。それぞれを選ぶことができるようになっていますので、我々としては、この県の部分だけでやっているわけではありませんので、我々はあくまでも市区町村、市町村の皆さん方がやっていただいているもの、あるいは職域接種、大学での拠点接種これをサポートしていく。そこから例えば、今回の部分では漏れてしまった、でも早く打ちたい。そうした皆さん方を県の方で、そのご希望に沿えるようにということで、あくまでもサポートということですから、サポートとして見た場合、やはりそうした意味では、増えているのではないのかなと、このように思っています。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
3103(例目)の方、高齢者施設の職員さんということですけれども、感染経路は調査中ということですが、この施設、今、対応どのようになっているのか教えて下さい。

(知事)
3103(例目)の方でありますが、この施設については、9月12日日曜日、昨日ですね。(9月12日)からサービスの提供を休止されております。

(徳島新聞社)
この施設への検査状況を教えて下さい。

(知事)
ここについては今、検査、その対象が全部で23人となっておりまして、こちらについては、全員既に陰性が確定しております。

(徳島新聞社)
23名というのは、職員さんと利用者の方を含むということでしょうか。

(知事)
そうです。全職員、全利用者、合わせて23名ということになります。

(徳島新聞社)
この施設で陽性となったのは、この方1人でしょうか。

(知事)
はい。

(徳島新聞社)
3109(例目)の方が児童等利用施設のクラスター関連の方で、医療機関の職員の方ですけれども、この医療機関は、何か対応をされているのでしょうか。

(知事)
3109(例目)の方、この方については、今、入退院を停止されておられます。

(徳島新聞社)
検査状況も教えて下さい。

(知事)
こちらにつきましては、接触のあった職員、入院患者、合わせて102名、こちらを検査させていただいておりまして、現在、PCR(検査)実施中であります。

(幹事社)
もう大丈夫ですか。では、これで終わります。ありがとうございました。

(知事)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

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