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令和3年9月9日 臨時記者会見 フルテキスト版

第64回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の結果について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、第64回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催いたしましたので、その結果についてご報告、そして発表をさせていただきたいと思います。今回、私の方から指示をさせていただいた事項は、1点ということになります。
 飲食店に対します営業時間短縮要請の期間の延長についてであります。
 感染力の強いデルタ株、全国に「第5波」もたらしているところであります。その猛威、振るっているところではありますが、9月6日、久方ぶり1か月ぶりに、実は全国の新規感染者数が1万(人)を割る8,227名となりました。まあでも、これで安心をして良いのかと言いますと、ちょっと状況は違うようでして、いわゆる重症者数、こちらがずっと上がってきた上に、高止まりをしている、これがまさに予断を許さない状況ということになります。
 こうした状況を受けまして、本日、政府対策本部会議、こちらが開催をされまして、「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」、今、33都道府県にかけられ、9月12日までとされておりますが、この延長そして対象地域やや減少、入れ替わり起こるわけでありますが、今回「緊急事態宣言」については19都道府県、また、「まん延防止等重点措置」につきましては8県、合わせて27都道府県に対し、これらの強い措置がかけられ、その期間が9月30日まで延長ということになりました。
 では、本県におけるこれまでの対応を少し振り返ってみたいと思います。本県におきましては、全国知事会が国の方にも再三申し上げてきた、いわゆるお盆、ここをなんとか人が増えてくる、人流が増える、これを抑えることはできないだろうか、非常にデルタ株、置き換わりも進んでくるということで、8月19日には「とくしまアラート」、これまで発動したことのない、いわゆる国のステージで言うところの「ステージ4」「特定警戒」、こちらを先取りという形で指定をさせていただき、しかも国が「緊急事態宣言」などの期間とした9月12日までを「第5波・最大警戒期間」と位置付け、様々な対策を強化させていただいたところであります。
 特にこの中でも、人流の抑制、四国の3県が「まん延防止(等重点措置)」あるいは、広島(県)からずっと大阪(府)、京都(府)、滋賀(県)、岐阜(県)、愛知(県)、三重(県)と、これらが「緊急事態宣言」、徳島が囲まれてしまっているわけでありますね。
 また、こうしたところからおいでになられるであろうということで、8月27日、10日ほどの予告期間を設ける中で、夜の人流を抑えるためのやむを得ない措置として、再びの飲食店における、夜間における営業時間の短縮、いわゆる時短、こちらに踏み切りさせていただいたところであります。
 こうした取り組みによりまして、県内における1日あたりの新規感染者数、8月26日には過去最多となった64(名)、また8月30日には直近1週間の新規感染者数390(名)、こちらも過去最多となったわけでありますが、これらをピークとして減少局面に今、移ってきているところであります。
では、これで喜んでいいのかと言うと、残念なところなんですね。依然として、30名前後という数字が、そして今日、発表の数値は40名、いわゆる高止まりとなっております。
 こうした状況で、またもう一度、周辺を見てみますと、今回、高知(県)と愛媛(県)は「まん延防止等重点措置」、これが解除となりましたが、香川県は引き続き、「まん延防止等重点措置」と、また岡山(県)は「緊急事態宣言」抜けたところでありますが、広島(県)、兵庫(県)、大阪(府)、京都(府)などは、引き続き、「緊急事態宣言」、徳島が囲まれている状況には変わりはないところでありますし、ここからさらに9月後半になりますと、いわゆるシルバーウィーク、行楽シーズン到来、ここも当然のことながら、多くの皆さん方が行き交う。そして、大学が夏休みを終えて、いよいよ授業再開、これらが全て9月の後半に重なってくることとなり、いわゆる本県への人流、再び増えてくる。こうしたことが想像に難くないところであります。
 そこで、これらの人流をいかに防ぐのか、また水際対策どのように展開をしていくのか、大きな再び正念場を迎えることとなります。
 そこで、国の「緊急事態宣言」などの期間の延長を9月30日、これをまさに奇貨といたしまして、「第5波・最大警戒期間」を9月30日木曜日まで延長をすることとし、既に期間延長を決定している県外からの帰省者、また県外帰省をされている学生さんたちが、徳島に授業を再開、クラブ活動などでお戻りになられる時にPCR検査を事前に受けていただく、また従業員の皆様方を守るための宿泊施設、あるいは飲食施設における定期PCR検査、こうしたものについては既に9月30日まで延長をさせていただいておりますが、これに合わせ、県立施設の夜20時閉館、こちらについても9月30日まで延長をさせていただくとともに、市町村の皆様方への要請もさせていただくことといたします。
 また、飲食店に対する時短、こちらにつきまして、20時まで、お酒の提供は19時まで、4月16日から5月31日まで最初に行った時間に比べると1時間前倒し、厳しくなっているわけでありますが、99パーセントを超えるお店が、全県下でこれに応じていただいております。
 また、従業員の皆様方を、そして、そのお客さんたちをコロナから守ろうという定期PCR検査、こちらにつきましても、既に1,247店舗からお申し込みをいただいております。8月18日の段階では、こちらが240(店舗)だったわけでありますから、これから見るとすごく伸びたところであります。
 さらに、申し込みをいただいただけではなく、実際にPCR検査を既に受けていただき、「コロナ対策三ッ星店」となったところが、916店舗となったところであります。
 そして、その成果も既に現われております。実は、これらの店舗のうち6店舗から8名の陽性者が、事前に確認されたところでありました。通常これらの皆さん方が、この検査がなければ見つからなかったということで、その場合には、知らず知らずの間に同僚の方へ、そしてお客さんにコロナを広げてしまう、これによってクラスター、また来たお客さんたちが十分に掴むことができない、そうなりますと、お店の名前の公表ということになるわけでありますが、逆にこうした形で未然にクラスター、あるいはお店の店名公開、こうしたものを防ぐことができたところとなっております。
 こうした形でありますので、今回この時短要請、こちらの関係につきましても、今回の「緊急事態宣言」などの延長に合わせる形を取らせていただきまして、9月30日まで延長をさせていただきたいと思います。
 
(パネル「とくしまアラート・特定警戒」を掲示)
 
 ということで、この「特定警戒」、これには変わりはないわけでありますが、こちらにつきましては期間が(8月)12日までを(8月)30日まで、18日間延長をさせていただくことになり、時短につきましても同様の形となります。
 また、都道府県をまたぐ移動の慎重にという対象エリア、「緊急事態宣言」の対象区域あるいは「まん延防止等重点措置」の区域、こちらについても変更がなされる。数的には少し減ることとなります。
 そして、デルタ株に対しての感染防止対策の徹底をと、この三ッ星など、こうした点については、対応が変わりはないところでありますので、是非、この特定警戒、「第5波・最大警戒期間」是非、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なお、時短の要請についてでありますが、感染状況が落ち着きを見せる、こうしたことが客観的に分かる。つまりアラートの基準が変わる、例えば「感染拡大注意・漸増」国のステージで言うと「ステージ2」相当となった際には、9月30日を待つことなく解除させていただき、午後8時までの県立施設の閉館、こちらにつきましても同様とさせていただきます。
 また、「とくしまアラート」がその一つ上、今の特定警戒の一つ下となります「感染拡大注意・急増」「ステージ3」相当となった際には、飲食店の閉店時間、ただ今は20時まで、お酒の提供は19時までとなっている点、こちらを1時間繰り下げる。つまり、21時までの営業、20時までのお酒の提供、いわゆる要請内容の一部緩和を検討させていただきます。
 というのも、実は政府対策本部の中におきまして、「まん延防止等重点措置」こちらにつきましては、お酒の提供あるいは時間も厳しく20時まで、全体がですね。これを確実に下降局面に感染者がなっていると、そのように知事が認めた場合には、1時間繰下げることが可能となっているところでありました。新たな項目が、感染が下降局面になる、このように知事が判断をした場合、この項目が入りましたので、これらをしっかりと、もちろん徳島は「まん延防止等重点措置」のエリアになっているわけではないわけでありますが、こうした国の考え方、こうしたものをよく分析させていただき、咀嚼をして、今の徳島の状況に当てはめさせていただきたい。つまり、知事が下降局面になったと判断する、それは「ステージ4」からまずは「ステージ3」に入るということで、下降局面を迎える、要請内容の一部緩和を進めていきたいと考えております。
 また、時短の要請の延長に関わる協力金の関係についてであります。
 今回の第5期部分、延長期間の部分ですね。こちらにつきましても、今の第4期部分、12日までの部分ですが、同様に売り上げに応じ1日につき3万円から7万5千円の協力金を支給させていただくこととし、検査を受けて「コロナ対策三ッ星店」となっていただいた店舗につきましては、前回は協力金の単価が1日3万円とした場合の総額51万円の一部、定額25万円を前払いすることとしておりましたが、今回は若干増額をさせていただきまして、ちょうど5割となる定額27万円、こちらを時短要請の期間満了を待つことなく前払いとさせていただきます。
 この前払いの受付につきましては、時短要請延長の初日、9月13日月曜日から開始し、受付後、5日程度で支払い手続きを完了することといたします。
 なお、この金額につきましては、時短要請の延長期間、すなわち9月13日から(9月)30日までの18日間で総額54万円、ちょうど5割となりますが、今後、例えば、感染状況が好転をいたしまして、9月30日を待つことなく解除となった場合、27万円最初にお渡しする部分については、結果として5割を超える割合となりますので、是非、飲食店の皆様方のご努力、こうした点にお応えができるように、皆さん方にもご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 是非、まだ「コロナ(対策)三ッ星店」になられていない皆さん方につきましては、この機会に定期PCR検査、ご活用いただくようによろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そこで、県民の皆様方におかれましても、この今回の飲食店での営業時間短縮、また県立施設、こちらの20時以降の原則閉館、趣旨を十分ご理解をいただきまして、人流の抑制に一層のご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 続いて、ワクチン接種、こちらについて状況をご報告申し上げたいと思います。
 県内では、医療関係者をはじめといたしまして、市町村が元々は接種主体、そして、職域接種を行う企業、大学など、関係各位のご尽力によりまして、
 
(パネル「ワクチンの接種状況」を掲示)
 
 6月議会で目標として掲げた県内の18歳以上人口の5割を8月末までに、これを8月18日前倒し達成をし、そして、こちらにもありますように、8月末までには、397,995名、約40万人の皆さん方が、お打ちをいただき、62.3パーセントとなったところであります。
 そして、その接種の内訳、こちらに一覧を書いておりますが、医療従事者の皆様方、これ全て2回接種を終えた方々でありますが、47,696名一般接種の方は286,476名、職域接種の方々は38,974名、県が主導する大規模集団接種、「アスティとくしま」で行ったものが24,849名、合わせて約40万人の皆様方が、2度目の接種、8月末までに終えていただいております。
 「アスティとくしま」の大規模集団接種、こちらの少し内訳も申し上げておきますと、やはり、子どもさんたち、12歳未満の皆さん方はワクチンを打つことができない。そして、この皆さん方と日頃接する、そうした皆さん方については、やはり県の方で早く打って差し上げたいということで、特に保育士さん、幼稚園の教諭の皆さん、小学校、中学校、高等学校までいくわけでありますが、学校の教職員の皆様方のグループ、また集団生活ということで寮生活の皆さん方でクラスターがよく出ましたので、公私を問わず学生寮の皆様方、また、就職や進学に向けて、県外との往来が増える高校3年生の皆様方、また、人との接触機会が多い生活衛生同業組合、全部で10組合、この皆様方、また、災害の時に最前線に立ち、避難所対応を含め、地域の安全安心を守っていただく消防団員の皆様方、またこれに加えまして、職域接種を活用した大学など高等機関の皆様方、また安全安心、日々立ち向かっていただいている警察職員の皆様方、これらの皆様方で計23,118名、集中的に行わさせていただき、今後も14,247名の皆様方に、早期の接種を行っていきたいと思います。
 次に、本県における年代別、この皆様方の対応ということであります。
 65歳以上の高齢者の皆様方、そして、60歳から64歳の皆様方、この皆様方のそれぞれの接種割合、こちらをご覧いただきますが、このような形となっております。
 
(パネル「年代別ワクチン接種率と感染者割合」を掲示)
 
 高齢者の皆様方、既にもう88パーセントを超える皆さん方が、2回目接種を終えておられるんですね。60代の皆様方も63.6(パーセント)ということで、60代以上の皆様方の7月以降の累積感染割合は7.5パーセント、ワクチン効果がここに、はっきりと現れています。
 しかし、その一方で、年代を追うごとに接種率が低くなっています。50代の皆さん方が2回目終えているのが41.8(パーセント)、40代の皆様方は27.7(パーセント)、そして、30代以下、今12歳以上となっておりますが、18.5(パーセント)、そして感染割合は、この接種の割合と反比例する形となり、40代、50代では26.0(パーセント)、そして、30代以下の皆様方は、なんと58.5パーセントとなっております。
 如何に50代以下、特に30代以下の皆さん方にワクチン接種受けていただく必要がある、ここによくお分かりをいただけるのではないか、ということで、県では、「アスティとくしま」におきまして、モデルナのワクチンによる大規模集団接種会場、ずっと設置しているところでありまして、全市町村の皆様方を対象として、本日9月9日から妊婦の方、ここは特にパートナーの方を含め、400(名)の特別枠を設けております。
 また12歳から59歳までの皆様方の接種を開始し、今日、午前そして夕刻の部、合わせて1,400名の方々が接種を受けられているところでありまして、私も先ほどちょうど19時からの夕刻の部、こちらを見させていただいたところでありました。様々な年代の方、また妊婦さんの方、さらには、そのパートナーの方等など、多くの皆さん方が受けにおいでをいただいております。
 また、特に妊婦さんの皆さん方には、安心して受けていただくために、特別受付の所にも妊婦さんコーナーを、またさらには、問診をするドクター、こちらも産婦人科のドクター、こうした皆さん方にもお越しをいただいておりまして、様々な不安解消にも努めさせていただいております。
 現在2,700名、9月1日から受け付けておりますが、2,700名の皆様方にお申し込みをいただいておりますが、定員に対しては、まだまだ余裕があるところでありまして、こちらをご覧いただきますが、
 
(パネル「県主導ワクチン接種の申し込み状況」を掲示)
 
 全部でモデルナ、妊婦の方400(名)の特別枠を、また一般接種12歳から59歳までの方、また職域接種などで1回は受けたけれど2度目が受けられなかった。そして、どこへ行ってもそれが受けられない。こうした2回目のみ、つまり2回目難民とも全国で言われる皆様方、合わせて6,000(名)、妊婦さんと入れると6,400(名)の枠を用意しておりまして、合計、今申し込みをいただいている皆さん方は2,700名ということですから、まだまだその意味では余裕があります。
 また、アストラゼネカ、こちらにつきましても、新たに第3番目のワクチンとして日本で認められました。
 最初100(名)、ご用意をしたところでありますが、一気に66名まで申し込みがきたものですから、200(名)に増やしていただいたんですが、その後、かかりつけ医の方にお聞きをされて、例えばポリエチレングリコールの関係の、いわゆるmRNA、ファイザー、モデルナ、こうしたものに実はアレルギーがある、そうした皆さん方が、アストラゼネカ打たれるということも期待されたわけでありますが、かかりつけ医の方にお聞きをすると「大丈夫ですよ」という方が減ってしまう。また、血栓、これが海外でも指摘をされる。本当に確率的には低いんですけれどね。ということで、40歳以上とされておりますが、そうした意味で今47名ということがありましたので、これはやはりそれが安全であるかどうかといった点、あるかと思いますので、(9月)14日の日、接種ということになるわけでありますが、私が最初にこちらも受けさせていただいて、皆様方にもご理解をいただく、今こうした体制も取らせていただければと思います。
 そして、これらのワクチン接種につきましては、コールセンター電話番号としては、フリーダイヤル0120、「コロナこない」と覚えていただく、567-571、567-571、午前8時半から午後8時まで、土日も含めて受付を行っております。
 なお、モデルナのワクチンにつきましては、県のホームページからも申し込んでいただくことができます。
 また、県主導のワクチン接種だけではなく、徳島商工会議所など、商工3団体の皆様方が、地域貢献のために接種機会を多くの県民の皆様方にも提供したい、ご協力の申し出をいただいております。多様な接種機会をご用意させていただいておりますので、是非、県民の皆様方には、この機会にワクチン接種、ご検討をいただければと思います。
 そして、最後に1点、分散登校の状況についてであります。
 
(パネル「公立学校における分散登校の実施状況について」を掲示)
 
 こちらにありますように、分散登校の実施状況ということで、既に複数の感染が確認された県立学校など、また、予防的分散登校の実施ということで、決して陽性者が出たということではなく、受験など就職試験などを控えた生徒が多く存在をする場合の予防的な措置として、分散登校、これを行っているところなど、既に実施が行われておりますので、こうした点についても、発表させていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

「とくしまアラート」について(質疑)

(四国放送)
 9月30日時点で、さらにその期間を延長する可能性があるかどうかという判断は、先ほどおっしゃっていた「ステージ2」になっていなかった場合、延長する可能性はあるのでしょうか。

(知事)
 全国的な傾向トレンドというのは、今、政府の分科会の中でも、より医療の逼迫状況、こちらに今回の「第5波」、いわゆるデルタ株については考えていこうと。というのはワクチン接種が進んで、いわゆる重篤化が少なくなる一方で、やはり自宅などに待機をして重篤化をしてしまうというのが大都市部を中心に多く出ている。ですから新規感染者がたくさん出たからといって、いわゆるアラートのステージを高くするというよりは、重症者の数であるとか、あるいは、どのくらいが自宅に対応しているのかとか、さまざまなそうしたどちらかというと病床の逼迫、そして重症者の割合を減らしていこうと、こうした方向へシフトしています。当然、客観的な情勢が変わってきているところですのでね。
 こうした意見が今、交わされているところでありますので、こうした点もしっかりと見ながら、そしてアラートの基準を変えていくということも今、言われているところでありますので、現行のものをというだけではなく、やはり国の最新の知見、これに合わせる形で、そして今おっしゃられるような一つの目処として「アラート2」ですね、「感染拡大注意・漸増」、まずはここをしっかりと目指していきたい、このように考えています。

(四国放送)
 つまり、アラートの基準を変更する可能性もあるということですか。

(知事)
 これはあくまでも県が勝手にやるということではなくて、国の今、言ったように新規感染者数に重点を置くというよりは重症者、あるいは、そうしたものになり得るといった点について、見ていくということを今、言われております。おそらく早晩にそのあたりが変わってくるであろう、こうした新しい基準に則った上で、しかし、ご質問があったように「ステージ2」、ここをまずは目掛けていくと、このように考えています。

ワクチン接種について(質疑)

(朝日新聞社)
 最初の感染の年代を見ていると明らかだったんですけれども、これ非常に、またわかりやすい数字として出たんですけれども、ワクチン接種に向けて県民にこの数字を見せて改めておっしゃりたいこと、メッセージはありますでしょうか。

(知事)
 やはり今、ご覧をいただいている部分でありますが、年代、つまり65歳以上の皆さん方については、2度目を終えている方々が88パーセント、全国的に徳島(県)高い部類、しかもこの皆さん方が7月末までに終えているということで、7月以降のそれぞれの年代別の感染者割合は、60歳以上でなんと7.5パーセント、ここには65歳以上ではない60(歳)から64歳の方々も実は入っておられるわけでして、ここも実は63パーセントを超えているわけです。
 しかし、問題はそこから下、50代あるいは40代。特にポイントとなるのが30代以下。ここが58.5パーセント感染されている。そしてワクチン接種、こちらも10パーセント台、低いということがありますので、やはりワクチン効果、これは明らか。
 もちろん、ワクチンを打ったからといって、かからないというわけではなく、かかることもある。ブレークスルー感染などとも呼んでいますけれどね。しかしほとんど重篤化をしない。もちろんこれも100パーセントじゃなくて、でも、じゃあどんな人が重篤化するかというと、例えば、肺がんであるとか、非常に重い基礎疾患、ただ基礎疾患があるのではなく、重い基礎疾患を持った人、こうした方は例外ですが、それ以外の皆さん方は、ほとんど重症化しないという、これが全国で実証されておりますので、極力打てる方々は打っていただきたい。その意味で今回、今日9月9日からいわゆる50歳代以下、つまり59歳以下、12歳以上の皆様方、各市町村どこということはなく、全県下を対象として「アスティとくしま」において、モデルナによっての一般接種的なものも行わせていただく。
 また、特に妊婦さん、これは千葉県の柏市で大変ショッキングなことが起きましたので、ここは厚生労働省からの要請、これを受けまして、そして400(人)の特別の枠、特に先ほど実は「アスティとくしま」に行って、妊婦さんたち、第1、第2のレーンのところは妊婦さんがそこに入っていただくんですが、そこにはちゃんと産婦人科のドクターが問診などに対応していただくと。この機会に様々な不安の解消これも行っていければと。そして、何か容態に変化があった場合にも、すぐ対応できるよう、このようにさせていただいております。
 ここでもお話が出たのが、妊婦さんが直接、陽性になるというよりは、やはりパートナーの方が持ち込む。妊婦さんは特に(妊娠)後半は家におられますから、その持ち込むので、パートナーの方は確実に受けてもらいたい。これが産婦人科医あるいはドクターの皆さん方からのお話。私も直接お聞きしましたので、是非、パートナーの方と一緒にお越しをいただく。あるいは夜はちょっと足元が不用意といいますかね、段差が少しありますので、なるべく明るい午前の部に妊婦さんがお越しをいただいて、そして夜には、仕事から帰られた帰りに今度はパートナーの方が受けるとか、そうしたパターンもあるかと思いますので、是非、お受けをいただきたい、このように考えております。

(朝日新聞社)
 ワクチン効果が明らかなので、この数字をみて是非、打つことを考えていただきたいと。

(知事)
 もちろん様々なアレルギーがありますのでね、そこのところは、かかりつけ医さん、あるいはドクターたち、あるいは電話で、コールセンターご用意しておりますので。予約受付の部分と、それからどうだろうかという問い合わせを別途用意してありますので、気軽にお問い合わせをいただければと思います。

部活動の対応について(質疑)

(徳島新聞社)
 部活動の対応も9月30日まで延長するというお話ですが、今後どのような対応をするのか、改めて教えて下さい。

(知事)
 こちらも例えば、平日ですと1時間以内、あるいは土日ですと2時間以内という形で今、対応しているところであります。もちろん対外試合などについては、この期間は見送っていただく。ただし、全国大会などに行く、こういった場合は、また別ということになっています。

(徳島新聞社)
 (9月)12日までだったのが中身を変えずにそのまま延長。

(知事)
 そうです。スライドです。

(徳島新聞社)
 中学校、高校が対象。

(知事)
 そうですね。

(幹事社)
 他社さん、ありませんか。では終わります。

(知事)
 ありがとうございます。

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