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令和3年8月28日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日8月27日、県内におきましては、50名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認をされました。
 公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名または都道府県名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市32名、鳴門市2名、小松島市4名、阿南市3名、美馬市1名、牟岐町1名、海陽町1名、松茂町1名、北島町1名、板野町1名、東みよし町1名、埼玉県1名、愛媛県1名となります。また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が19名、クラスター関連が7名、県外が1名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず、直近1週間、これは、8月21日から8月27日まで新規感染者数は381名となります。
 次に、感染経路不明割合381分の58、15.2パーセントとなります。
 3番目、病床の逼迫具合、1番目の項目、確保病床の使用率234分の139、59.4パーセントとなります。入院率471分の139、29.5パーセントとなります。3番目、重症者割合25分の2、8.0パーセントとなります。
 次に4番目、療養者数471名となります。
 最後5番目、PCR陽性率4,355分の379、8.7パーセントとなります。
 続きまして、この度、新たに発生が確認されました、二つのクラスターについて、ご説明を申し上げます。
 まず、44例目のクラスターについてでありますが、これまで発表した2450(例目)から2452(例目)、2497(例目)の4名に、本日発表の2506例目を加えた、計5名の感染者が同じ職場から確認されましたため、この5名をクラスターとして、認定することといたしました。ということで、こちら。
 
(パネル「44例目会社クラスター感染状況」を掲示)
 
 「44例目会社クラスター」ということで、新たにこちら1名分かりまして、クラスターという判定となりました。
 次に、45例目のクラスターについてでありますが、これまでに発表いたしました2142(例目)、2401(例目)、2415(例目)、2447(例目)、2478(例目)、2487(例目)の6名と、本日発表の2521(例目)、2533(例目)、2549(例目)の3名、合わせて9名が同じ学習関係施設において、確認されました。このことから、この9名をクラスターとして認定することとなりました。ということで、図表はこちら。
 
(パネル「45例目学習関係施設クラスター感染状況」を掲示)
 
 今回の特色それぞれ、連番でなく、ほとんどがバラバラということで、積極的疫学調査によって、その関係が分かるということになります。
 なお、いずれのクラスターにおきましても、保健所による積極的疫学調査の結果、現時点では、陽性者と接触した方は、特定をされておりますことから、事業所名あるいは所在の市町村名、そうしたものについては、公表を差し控えさせていただきます。
 続きまして、過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがありましたので、ご報告を申し上げます。
 まず、「36例目飲食店関連クラスター」については、新たに二次感染者1名、これは、2547例目の陽性が確認されましたので、この1名をクラスターに加えることとし、全体で13名となりました。ということで、こちら。
 
(パネル「36例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 クラスターが大変多くなってきていますので、特色としてよくこう二つの飲食店が並んでいますから、はしご酒クラスターという形ですけれどね。ここに、二次感染の方お一人増えるということになりました。
 次に、「38例目屋内イベント関連クラスター」について、新たに参加者1名、これは2522例目の方の陽性が確認されましたので、この1名をクラスターに含めることとし、陽性者数全体で15名となりました。こちらですね。
 
(パネル「42例目会社関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 ということで、こちら参加者の方1名、これが分かったということになります。
 そして、「42例目会社クラスター」については、新たに二次感染1名、2528例目の陽性が確認されましたので、本日から名前を変えます。関連クラスターこのように呼ばせていただきますが、この1名を加え6名のクラスターということにしたということで、この二次感染の枠、こちらが出来上がるということになります。
 
(パネル「42例目会社関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 さて、昨日確認されました全国の新規感染者数24,200名になったところでありまして、これまでは、2万越えが当たり前、このように言わせていただきましたが、さらにこれが一歩進み25,000人その前後、これが当たり前というまさに感染爆発が一歩、歩みを進めることとなりました。
 そして、本県におきましても、本日発表の新規感染者数50名となりまして、昨年2月25日、第1号感染者確認されてからの累計の感染者数が2,500名を突破することとなりました。
 また、8月に入ってから確認された感染者数は、756名となっており、本県でも既に主流となったデルタ株、昨日公表させていただきましたが、疑い事例12分12がデルタ株、つまり100パーセントの置き換わり、デルタ株の感染力の強さ、まざまざと見せつけられているところであります。
 ちなみに、本県を取り巻く四国他県につきましても、昨日、香川県では84(名)、また愛媛県では54(名)高知県では93名となったところでありました。高止まり、そうした感が否めないところであります。引き続き、強い緊張感を持って対応する必要がございます。
 また、県民の皆様方にもこれを機会に、引き続き、ご協力を是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 ということで、まず、8月に入ってからの飲食店関係、その感染状況については、このような形となっております。
 
(パネル「8月の『飲食店関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 8月7日、ここをスタートとして、昨日まで22日連続で出るということになります。全体では、8月累計162例ですから、761分の162、21.3パーセント、5人に1人以上が飲食店関係という陽性の状況となっております。
 昨日からそうした意味で、人流を抑制するため、やむを得ない措置として、飲食店の皆様方には、大変申し訳ないところではありますが、県内全域の飲食店の皆様方に9月12日の日曜日、これは、全国での「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」の期限までの17日間、営業時間を5時から20時まで、お酒の提供は19時までとしていただくことを内容とした、営業時間短縮要請をスタートしたところであります。
 これに合わせ、昨日から県職員と、当該市町村職員による飲食店への夜間の啓発、見回り活動スタートいたしました。昨夜につきましては、県職員15名、徳島市職員3名と美馬市職員1名の計19名が、徳島市、美馬市、阿南市、美波町、そして、阿波市、三好市の5市1町で、19時から21時頃まで巡回を実施いたしました。
 昨夜は、例えば、徳島市内でありますが、繁華街を巡回した職員からの報告では、ほぼ全ての店舗で、営業時間短縮の張り紙を店頭に掲示をし、前回同様、時短にご協力をいただいている。街中には人がほとんどおらず、20時が来ると多くの店では、看板の電気を落としたり、のれんを下げるなどの閉店作業を行い、お客の皆様方も急ぎ家路に向かう、こうした様子が見受けられたとの報告を受けたところであります。私も実際、大体21時ぐらい回ってみたところ、ほとんどの店、営業を停止していただいておりました。
 飲食店の皆様方には、今回の営業時間短縮要請、その趣旨を御理解をいただきたい、「第5波」最大の感染爆発と言われているこの「第5波」、ここで何としても食い止めるために、9月12日月曜日までの間、引き続き、ご協力いただきますように、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 なお、定期PCR検査受けるなど、積極的に感染対策に取り組んでいただいている「コロナ対策三ッ星店」の皆様方には、協力金の一部、定額25万円を前払いさせていただくこととしており、本日からインターネット、eメールまたは郵送での申請受付を開始いたしたところであります。本日から開設をしております、協力金の特設サイトをご覧いただくか、コールセンター、フリーダイヤル0800-222-6728、0800-222-6728、お問い合わせをいただければと思います。ちなみに、9月12日までは毎日9時半から17時半、9月13日以降につきましては、平日月曜から金曜は9時半から17時半、という形にさせていただきます。
 この制度につきまして、県内在住の方、事前のPCR検査の話ですね、こちら。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 もう既にお話を申し上げたように、お盆なので県にどうしても戻らなければいけない、帰省をされる皆さん方を対象に行なって参りましたが、今では県外から帰省後、本県へ帰県をされる、つまり県外に帰省をされていた大学生の皆様たちが、そろそろ新学期あるいは部活動などで、戻られる、その前にも発地において検査を受けていただく、対象を広げさせていただいておりますので、是非、多くの皆様方のご利用をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 ということで、昨日まででは、合計8,255名の皆様方にご活用いただいております。
 そして、県内企業の皆様方にもこの機会では、是非、県外出張、なんといっても33都道府県が、「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」の対象になっておりますので、極力、出張につきましては、テレビ会議システムを使うなど、また、どうしても行かざるを得ない場合には、お帰りになられる際にPCR検査、是非、対応をしていただきたいと思います。
 また、県外からおいでをいただく場合にも、テレビ会議システムなどで対応をよろしくお願いを申し上げます。
 次に、本日、新たに認定をした二つのクラスターにつきましては、同じ施設、そして、同じ会社において、感染が広がった事例となりますが、それぞれ近距離での会話や休憩時間での飲食、これまでソーシャルディスタンスあるいは休憩時間の飲食が危ないと申し上げてきたところなんですが、残念ながらこれが感染の要因、原因となった可能性があります。このような複数の方が集まる場所、特にデルタ株、危ないところでありますので、感染リスク高まる五つの場面、
 
(パネル「感染リスクの高まる5つの場面」を掲示)
 
 既にこれは、ホームページなどでもリンクさせていただいております。アップさせていただいておりますが、飲食を伴う懇親会、あるいは大人数、長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間で共同生活、居場所の切り替わり、こうした5つの場面、ご注意いただくように、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 そして、これまでもを申し上げて参りましたが、本日の発表でも家庭内感染9家族13例、出ております。
 
(パネル「8月の『家庭内関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 ということで、こちらは8月に入って実は、毎日、家庭内感染出ているんですね、特にこの中でも、図表を見ていただきますと、大体真ん中ぐらいですよね、15(日)あるいは17(日)この辺りから、ちょうどここ15(日)、17(日)、ずーっと高止まり感があるんですね。特に、この22日からは全て二桁ということになっております。
 また、全体に占める割合761分の195ということで25.6パーセント、こちらは飲食の場に比べると、さらに進んでいる、4分の1を超えて実は家庭内感染、今では、子どもさんからうつってしまう。帰省をされた方々、うつってしまう。実は、こうした事例が多く見られ、そこから今度は学校へまた、あるいは、職場へと、そうした感染の広がり、メカニズムとなっているところでありますので、是非、家庭内感染でのポイントこちら。
 
(パネル「家庭内感染予防のポイント」を掲示)
 
 もし感染が疑われる方がお一人でもおられるのであれば、部屋を分ける。お世話をする人はお一人、また全員がマスクを着けて対応していただく。また一般的な家庭内での注意点については、5つ。まずは手洗い、うがい励行です。換気こまめにお願いいたします。手で触れる共有部分、消毒をこまめに、接触感染防止ですね。さらには、汚れたシーツ、衣類は、是非、洗濯をこれもこまめ。そして、ごみ、こちらは口を密閉して、捨てていただきたいと思います。
 また、家庭内感染ということでは、もし妊婦さんがおられる場合は、より注意をしていただきたいと思います。8月17日、千葉県の柏市において、千葉県は今、医療逼迫をしているということもあり、中等症の妊婦さんが自宅療養を余儀なくされていた。28週を過ぎるとコロナにかかった皆さんは、早産のリスクがあるんですね。ということで、この方も早産をされ、そして救急搬送される中で、なかなか受入病院がなかったということで、新生児が亡くなる大変痛ましいことが起きました。
 ということで、この妊婦さんたちへのワクチン接種、こうした点について、早急に対応しようということで、国の検討委員会が急遽、開かれまして、その中で、やはりきっちりとその影響と言ったもの、あるいはディスク、これは、ワクチンを打たないリスクといった点、これを方針を出されまして、県内でもこれを受ける形での産科医などで構成をする、県の周産期医療協議会あるいは徳島産科婦人科学会並びに徳島県産婦人科医会におきましても、妊婦の方々に対する積極的な新型コロナワクチン接種を呼びかけているところであります。ということでこちら。
 
(パネル「妊婦の方々へ」を掲示)
 
 妊婦の方々へと、妊娠中は時期を問わず、新型コロナワクチンの接種をどうぞ。また、妊娠中、授乳中の方々もワクチン接種を受けることができます。また、日本で承認されてるワクチン、様々な場面、悪影響を及ぼすという報告は出ておりません。家族で感染対策、特に夫またはパートナーの方、同居のご家族も、それぞれ接種をお願いいたします。このような呼びかけが、今、申し上げた産婦人科のドクターたちのそれぞれ3つの組織と県、4者での共通の呼びかけとさせていただいております。
 ということで、ただ呼びかけだけでは足りない部分となりますので、具体的に妊婦の皆様方またパートナーの皆様方を合わせた予防接種、こちらを進めたいと考えまして、国の方からの要請もあり、まず各市町村の方に国の通知、基づく要請を行いますとともに、県が保有しております武田モデルナ、このワクチンを活用し9月9日からアスティとくしまにおきまして、現在確保できている400人分これをまずスタートとして、妊婦またそのパートナーへの接種、実施をいたしますので、是非、ご検討をお願いをいたしたいと存じます。
 なお、モデルナについては、異物混入の話があって、実は徳島県の保有する3,000回分、これが未使用で国に返すことになりましたので、こちらについても昨日、河野ワクチン担当大臣と全国知事会長として協議をさせていただく場がありましたので、速やかに全国でそうした使えなくなった分については、交換をしていただく、そして、この3,000回分、河野大臣の方も、すぐさまこの対応をしていこうというお話をいただきましたので、これが届き次第、その対象人数も増やしていく、こうしたことを考えているところであります。
 また、アストラゼネカ社、こちらについてのワクチン接種、こちらにつきましても、ファイザー社、あるいは武田モデルナ、mRNAで作られるものでありますが、これに対してともにポリエチレングリコール使っているところですから、これに対するアレルギーをお持ちの皆さん方は、この両ワクチンが打てないとなると、他のワクチンがということになります。
 そこで、こうした皆様方への対応として、9月のこちらは14日から県内の医療機関、アストラゼネカ社のワクチン接種を行って参りますので、こちらも是非、ご検討をお願いいたしたいと存じます。
 ということで、この「アスティとくしま」で行う、まずは妊婦さんへの接種、また、パートナーの皆さん方との接種、さらには、アストラゼネカのワクチン接種、ともに予約受付、9月1日水曜日から、コールセンターの電話番号フリーダイヤル0120-567-571、コロナコナイと覚えていただきたいんですが、0120-567-571、午前8時30分から午後8時まで、土曜、日曜も受付を行っているところであります。
 そして、今、申し上げたように、河野大臣に提言をさせていただき、極力早くこの交換を行っていこうというご回答もいただきましたので、この3,000回分が徳島県に届くということになり次第、「アスティとくしま」での接種の対象、こちらを広げさせていただきまして、接種機会がなかなか回ってこない、このように言われる30代以下の若い世代、今、感染的には非常に多くなっているところですね。
 また、2回目難民という言葉が、今、出ておりまして、職域接種あるいは大学の拠点接種などで、モデルナを打った4週間後決められた日に体調が悪い、あるいは様々な事情で受けられなかった。しかし、職域接種の会場、もう閉じてしまうということで、その後チャンスが与えられなくて、どこでどうやったらいいんだろうか。いやいや東京(都)、大阪(府)の自衛隊のやっている大規模集団接種があるじゃないか。しかしここは、1回目、2回目打つ、つまり2回目だけを打つということが規定をされていないんですね。ということで、どこにも行けない2回目難民、実は、昨日、河野大臣の方からは、逆にこれの要請をいただいたところでありまして、徳島におきましても、この3,000回分、こちらが届き次第、この2回目難民と言われる2度目の接種が滞っている皆様方に対しても受付をさせていただきます。そして、国の掲げる10月から11月なるべく早く、希望される全県民の皆さん方の接種を終えたいと思います。
 最後に1点、新たな宿泊施設の確保についてであります。
 今の「第5波」、特に徳島県での状況、確かに数が多い。しかし、そのほとんどが、無症状者あるいは軽症者ということがありまして、しっかりとしたケアを行う宿泊施設、今、これを対応しているところであり、それによって病床、こちらの余裕を少しでも持つことによって、宿泊施設あるいは個人的な理由、特に今は家庭内感染、家族全体がアウトということで、自宅療養を希望されるこうした方も多いんですね。こうした皆様方が、もし病状が悪化を急にした、そうした場合、直ちに受付をする、受け入れる。そうした意味で病床の余裕を持たせておく必要がある。
 しかし、今、これだけ感染が増える。特にお盆、この辺りを中心、そこまでの間、多くの皆さん方が県外から帰って来られる。特に東京(都)、大阪(府)などでは、症状が出る、あるいは陽性になっても自宅でずっといてください、こうした場合が多い。であれば、おじいちゃん、おばあちゃんもワクチン(接種)終わった。お母さん、お父さんも終わった、どうぞ帰って来い。こうした人たちもおられる。これはやむを得ないかな、つまり症状を持ったまま戻られる。そして、徳島のお医者さんに行って陽性と出るということで、県外在住の方々、出てまいるわけでありますが、こうした県人の皆様方、しっかり受けることも重要ではないか、考えているところであります。
 この度、宿泊療養施設、明日からでありますが、徳島ワシントンホテルプラザについて、いよいよ運用開始させていただきます。今回の部屋数としては124室、これが新たに加わることとなりまして、現在、運用している徳島市内の3つのホテルと旧海部病院4施設276室と124室、合わせることによって、明日からは5施設400室によって宿泊療養者を受入させていただきます。
 この短期間に5つ目の宿泊療養施設が速やかに決まりましたこと、この開設にご尽力ご協力をいただいたホテル関係の皆様方、そして、対応していただく医療関係の皆様方に、深く感謝を申し上げたいと存じます。この5施設、しっかりと運用させていただきまして、この感染爆発、全国的に起こっているもの、何としても県内では、それを封じ込めていく、こうした対応を進めて参ります。
 どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:読売新聞社)
 幹事社の読売新聞(社)から伺わせていただきます。45例目の学習関係施設のクラスターですが、これはいわゆる学習塾といわれるようなものなのでしょうか。

(知事)
 というよりも、学習関係のあくまでも施設ということになります。

(読売新聞社)
 今回の感染者は、その職員と利用者ということですが、9人の皆さん、そういう職員か利用者ということでしょうか。

(知事)
 そういうことです。

(読売新聞社)
 先ほど積極的な疫学調査で判明したということですが、1日違いとは言え同じ施設でクラスターの認定になるような人数が昨日、1日前段階ですかね、確認できていて、例えば、そのイベント関連だとか、コロナお知らせシステムみたいな形で情報が共有、感染者の情報共有が出来たりすると思うんですが、その辺り、感染者、感染拡大状況というか、そういった把握の面で何か教訓になるようなことは、あったのでしょうか。

(知事)
 「とくしまコロナお知らせシステム」、もともとは県立施設、美術館であるとか博物館、こうしたところで来ていただいてそれで誰か陽性が出た場合には、県の責任としてこれをお知らせする必要があるだろう。しかし、名簿を書いてもらうとか、というのはどうかなということがあって、そしてそのシステムを導入した。
 ただ、感染が非常に拡大していく中で、やはり今回、「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」の事例もありましたけれど、なかなか名簿を取っておられないそうしたイベント関係ですね。場合によっては、名簿を取っていたとしても、書かない、あるいは十分に書ききっていない、そうした方も見受けられるわけですので、そうした場合には「とくしまコロナお知らせシステム」、事前に主催者の方々に利用していただくと効果を発揮する。
 あるいは、飲食店などについても不特定多数の方々が入って来られ、特に県外から来られる方、顔なじみでない一見さんも入って来られるということであれば、やはり「とくしまコロナお知らせシステム」が非常に有効に働いてくるであろうということがあって、こうした場面あるいはそうした施設のところでお願いをしているんですが、今回の例えば仕事の職場で今回のクラスター出ていますが、あるいはこうした施設関係、一般に不特定多数が入ってくるというところでない場面については、実は「とくしまコロナお知らせシステム」つまり顔の見える関係であれば意味がない。つまり名簿あるいは職員録があるわけでありますのでね。だからそうしたものは、お勧めをしていないということになります。

(読売新聞社)
 施設側では、なかなかそういった把握というか(把握する)のは、難しい状況だったりするんでしょうか。

(知事)
 ですから、どういう人が来ているというのは、大体会社にしても、施設にしても分かる部分があるんですが、しかしどの人がどう行動したかとか、そこのところは、なかなか分からない部分があったり、あれ今日はお休みかなというのもあるわけですね、体調が悪くて。ですからそうした点について、なかなか全体の統一的な把握が出来づらい。ただ、積極的疫学調査を保健所の方で、その日だけではなくて、丁寧にやっていくものですから、そうしたうちに個々の関係、最初は点であったものが線になる、線が面になる。そしてクラスターが認定出来る。こうしたことが出来ているんですね。
 今、全国でこの感染爆発という中で、今は保健所の積極的疫学調査、これはほとんどの都道府県で、もう出来ないということになってしまっている。そういう中では、徳島(県)では保健所の皆さん方、不眠不休でもあるわけですが、非常によく頑張っていただいています。また4月の経験であったり、あるいは昨年8月の経験、こうしたものを経てきましたので、かなりシステマティックに行っている。
 ただ、昨今の傾向として、医療機関から行政情報が送られると。ただこれは大体、夜遅くになってくる。その時間から深夜にかけて、かつてはやっていたんですけれどね。その患者さんに対して、陽性者に対していろいろ聞く。ただ、向こうもショックを受けているわけです、陽性になって。それを夜中まで追うというのは、やはり聞く側も聞かれる側も大変負担が大きいということがあって、翌朝にしっかりやっていこうということをさせていただいて、保健所でも一定の休みをその時間、深夜取れるように。あるいは、陽性者の方も少しリラックスしていただこうと。こうした形で翌日に作るということがあって、今日発表の場でも十分にその経路の部分がわからないというものもある程度ある。それはそうしたシステムに応じて、そして陽性者の方に寄り添う形で、そしてなるべくお話をしていただきやすい環境を作る。保健所の方でもそうした工夫をしていただいておりますので、是非、そうした点もご理解をいただければと思います。

モデルナ社製のワクチン接種について(質疑)

 (読売新聞社)
 モデルナの2回目接種の関係ですけれども、先ほど県内の医療機関と言っていらっしゃったと思うんですが、「アスティ(とくしま)」ではなくて、場所は会場はまた違うところ。

(知事)
 モデルナは「アスティ(とくしま)」。アストラゼネカ(が違うところ)。

(読売新聞社)
 2回目難民とかいう方の接種も「アスティ(とくしま)」。

(知事)
 ただ、まだ受付はできてなくて、今回ともにモデルナ、大規模集団接種、妊婦さん対応、パートナー対応というのも、あるいは今回のアストラゼネカ、予約の受付は9月1日から、これは共通、同じ(電話)番号。もう一度、昨日発表させておりましたが、こちらですね。
 
(「徳島県ワクチン接種予約受付コールセンター」提示)
 
 徳島県ワクチン接種9月1日からですが予約のコールセンター0120-567-571、コロナコナイ。土日祝日関係なく8時半から20時まで受付けて予約をとっていただく。そして、3,000回分ですね異物混入の。これを昨日、河野大臣にも提言をし、すぐ対応していきましょう、これが送られて来次第、今度は妊婦さんの分も今回400(人分)という枠なのですが、これを広げていくと同時に今度は2回目難民の方、ここは河野大臣から要請も受けましたので、それと30代以下の皆さん方、非常に感染が高い、あるいは受ける機会がなかなかない。もちろん職域接種、大学での拠点接種こうしたところはあるんですけれどね。まだまだ足りない。実は東京、昨日あまり来ないだろうと思っていたら、もう本当は10時半かそのぐらいに受付開始の予定が7時半で、もう予定の200(人分)という数をはるかにオーバーしちゃった。でも若い人たち皆言っていましたね、「信じられない」ってね。あまりにも東京(都)もう少し、いやこんなに来ると思っていない。しかし、そこは来るでしょう。あの東京(都)の状況からすればね。いや200(人分)と聞いたときに2,000(人分)の間違いかなと思ったんですけれどね。
 そういった形で我々としても、まず妊婦さん、パートナーの方、モデルナは400(人分)、今、持てるものを全て出す。しかし3,000(人分)が来れば、当然そうした皆さん方の枠も広げますし、2回目難民の方々も受け付けさせていただく。あるいは30代以下、ここの部分については、その後、追加をさせていただきますので、まずモデルナ、県の「アスティ(とくしま)」での大規模集団接種は、まず妊婦さん。そして、そのパートナーの方からスタートということになります。

(NHK)
 言い方迷われたからだと思うんですが、学習関係施設ってちょっとイメージが湧かなくて、問題ない範囲というか、もうちょっと何かイメージが湧く、啓発の時に何と言ったら、塾じゃない。

(知事)
 教育関係、かつてからそういう実は、お気づきの方はお気づきだと思うんですけれど、かつてから全て同じ言い方、今回初めてそうしたわけではないんですね。

(NHK)
 教育関連施設とか。

(知事)
 (教育)関係施設という形で、今までも実は、記者の皆さん方との間で、だいぶイメージが沸くように、じゃあこのような感じでしょうかという形で今になっている。

(NHK)
 あんまり一般的に使う言葉じゃないので何でしょう。これ以外に(言い方は)ないということですよね。

(知事)
 そういうことです。

(NHK)
 分かりました。

(知事)
 おそらく報道される時には、わかると思いますけれど、イメージが。過去もありました。

(幹事社)
 他ありますでしょうか。では、これで終わりたいと思います。ありがとうございます。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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