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令和3年8月26日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表をさせていただきます。
 具体的な数字を発表する前に、まず1点、宿泊療養の関係について、ご報告を申し上げたいと存じます。
 軽症、無症状の方を受け入れいたします宿泊療養施設につきまして、本県では、これまで徳島市内に3つのホテルと、そして旧海部病院、合わせて4つの施設で運用をして参りました。現在の感染状況に鑑みまして、やはり軽症者、そして無症状者、これが非常に多いということがありますので、宿泊療養、先般から申し上げたように、こちらをやはり増強していく必要があるであろうということで、新たな宿泊療養施設として、徳島ワシントンホテルプラザを借り受けることとし、8月29日日曜日から、運用を開始いたします。
 入所用の部屋としては、124室を確保いたしまして、現在の4施設と合わせて276室と合わせ、5施設400室によって宿泊療養者の皆様方を受入れをさせていただきます。
 これらの施設の運用につきましては、徳島県医師会、徳島県看護協会など医療関係機関の皆様方、また、施設の運営、あるいは消毒・清掃など、様々な皆様方の尽力により成り立っているものでありまして、改めて関係の皆様方に心から感謝を申し上げます。
 今回1つ加わり、5つの施設となりますが、これらを効率的かつ安全に運用することによりまして、今、感染爆発とも全国で言われ、本県でも急増している、特に軽症者、無症状者、こうした皆様方をしっかりとケアをさせていただく、県民の皆様方の安全・安心につながる強固な療養体制を構築いたして参ります。
 それでは、続きまして、新型コロナウイルス感染症の発生について、ご報告を申し上げます。
 昨日8月25日、県内において、64名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名または都道府県名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市40名、鳴門市1名、小松島市4名、阿南市4名、吉野川市5名、石井町1名、松茂町3名、北島町2名、藍住町1名、板野町1名、東京都1名、兵庫県1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が26名、クラスター関連が7名、県外が4名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度などの詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして「とくしまアラート」にかかる5指標7項目について、発表させていただきます。
 まず1番目、直近1週間、これは8月19日から8月25日までの新規感染者数353名となります。
 2番目、感染経路不明割合353分の34、9.6パーセントとなります。
 次に3番目、病床の逼迫具合、1番目の項目は、確保病床の使用率234分の123、52.6パーセントとなります。2番目の項目、入院率436分の123、28.2パーセントとなります。重症者割合25分の1、4.0パーセントとなります。
 次に4番目の項目、療養者数、こちらは436名となります。
 最後に5番目、PCR陽性率は、4,163分の351、8.4パーセントとなります。
 それでは次に、本日発表の2388例目の方につきましては、県立中央病院に勤務する看護師さんとなります。
 なお、当該看護師が勤務をする病棟の職員29名及び入院患者10名につきましては、速やかに抗原定量検査、こちらを実施をし、全て陰性を確認したところであります。
 また、当該看護師の勤務状況などによりまして、院内感染の可能性がないと判断し、救急、外来、入院の受け入れにつきましては、通常どおりの運用、こちらを継続させていただきます。
 続きまして、過去に発生をしたクラスターについて、感染者に動きがありましたので、ご報告を申し上げます。
 まず、「32例目飲食店関連クラスター」について、新たに二次感染1名、これは2396例目の方、三次感染1名、これは2377例目の方、合わせて2名の陽性が確認されましたので、この2名をクラスターに含めることとし、陽性者数、全体で37名となります。ということで、こちらご覧をいただきます。
 
(パネル「32例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 このような形で二次感染が1人、そして三次感染が1人、合わせて37名、非常に大きなクラスターとなって参りました。
 次に、「36例目飲食店関連クラスター」についてでありますが、新たに店員さんが1名、こちらは2425例目の方、陽性が確認されましたので、この1名をクラスターに含めることとし、陽性者は全体で12名となりました。ということで、こちらが「36例目飲食店関連クラスター」
 
(パネル「36例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 覚えやすいように、はしご酒などとも呼ばせていただいておりますが、こちらの方ですね。
 最後に、「38例目屋内イベント関連クラスター」についてでありますが、新たに参加者2名、これは2386例目、2398例目、二次感染が2名、2436例目、2437例目、合わせて4名の陽性が確認されます。
 さらに、積極的疫学調査の結果、既に感染が確認されておりました2名の方、2372例目、2373例目の方、この方々を新たにクラスターとの関連が判明をいたしましたので、計6名をクラスターに含めることとし、陽性者は全体で14名という形になりました。こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「38例目屋内イベント関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 このイベントのクラスターですね。そして、こちらにありますように、参加者8名、そして二次感染の方、(参加者)3名、(二次感染)3名ですね、ここが加わる。特に1名、1名、合わせて2名の方につきましては、他で感染が分かっていたわけでありますが、積極的疫学調査の結果、このイベントに関わる方ということになりました。
 特にこの「38例目屋内イベント関連クラスター」につきましては、参加者の皆様方へ呼びかけをさせていただきました結果、二次感染も含め、6名の陽性者の確認に繋がったところであります。引き続き、クラスターの囲い込み図っていきますためにも、再度の呼びかけをさせていただきたいと思います。徳島市内の「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」において、8月13日、14日、特に14日は、15日未明にまでかかる開催をされた音楽ライブイベントに参加された方がおられましたら、症状の有無に関わらず、かかりつけ医の方、あるいは24時間で対応いたしております受診・相談センター、番号申し上げますが、0570-200-218、0570-200-218、電話でご相談をいただければと思います。
 
(パネル「受診・相談センター」を掲示)
 
 ということで、映像でもこのように、「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」において、8月13日、14日そして15日の未明にかけての音楽ライブ参加をされた皆様方、是非、受診・相談センター、24時間対応しております。0570-200-218、0570-200-218、こちらのほうへ是非、情報提供よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 さて現在、「緊急事態宣言」が21都道府県、そして、「まん延防止等重点措置」こちらにつきましては、12県に適用となっておりまして、これらを合わす、つまり強い規制がかけられている都道府県は33都道府県、これを数で見ますと、47分の33、つまり7割を超えて、また人口比率で見ますと、87パーセントを超える都道府県が対象区域となっているところであります。
 そして、昨日、確認されました全国の新規感染者数は24,321(名)、本県の近隣である大阪府2,808(名)、兵庫県1,088(名)過去最多を記録いたしたところであります。また、四国各地につきましても、高知県が111(名)過去最多を記録、愛媛県76(名)、香川県90(名)、大変高止まりがしているところであります。
 こうした全国的な感染爆発、この状況のあおり、いつかは本県にも襲ってくる、対応を強めていきます、このように申し上げておりました。本県の本日発表させていただいた新規感染者数64名、この数字の意味するところ、5月3日、あのアルファ株での感染急増、こちらのあおりを受けました5月3日、60名、これがこれまでの1日当たりの感染者数過去最高の数値となっておりましたが、今回この1日当たりの新規感染者数60名を抜く64名、過去最多、こちらを更新することとなりました。
 これまで、県民の皆様方また事業者の皆様方ご協力のもと、感染拡大その防止に取り組み、このような事態になること、これも視野に入れる中で、国における「ステージ4」に相当する「とくしまアラート」初めて「特定警戒」、こちらを19日から発動をいたしたところであります。
 また、昨日開催をいたしました「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」におきまして、人流を抑制するため、やむを得ない措置として、再びの飲食店に対する営業時間の短縮、いわゆる時短要請することを決定させていただきました。ということで、こちら。
 
(パネル「飲食店における営業時間短縮要請」を掲示)
 
 いよいよ明日からとなりますが、明日から全国で今、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が発動されている9月12日までの間ということであります。
 そして、この期間において、食事につきましては、朝5時から20時まで、お酒の提供は19時までとしていただきます。そして、これに応じていただいた皆様方には、三段階に分けて、ここには四段階となっておりますけれどね。四段階に実質上は分ける形で、売上高に応じる形で協力金こちらの支給をさせていただきます。
 少し今、パネルにそって概略を申し上げたところでありますので、少し詳細、以下から申し上げて参ります。
 まず、対象につきましては、県内全域の飲食店となります。また、対象期間については、明日、8月27日金曜日から9月12日日曜日までの17日間。要請内容につきましては、営業時間については、午前5時から午後8時つまり20時まで。お酒の提供は、午後7時、19時までとしていただきます。
 なお、前回は4月16日から2度延長させていただき、5月31日までご協力をいただきました。この時には、営業時間は午前5時から午後9時、21時まで、お酒の提供は午後8時、20時までとしておりましたが、全国的にもこのデルタ株置き換わりがということがありますし、また本県を除く四国3県全てが、「まん延防止等重点措置」に明日から高知県が加わるということになります。近隣の府県の大部分が、「緊急事態宣言」、岡山(県)、広島(県)、兵庫(県)、大阪(府)、京都(府)、滋賀(県)も加わって参ります。
 また、「まん延防止等重点措置」これらにもぐるっと囲まれた徳島ということになりますので、本県の飲食店、多くの県外客の皆さん方が、おいでをいただく危険性が高い、今回、より厳しい対策を取らせていただくことになりますので、是非、この点については、ご理解をいただきたい。「第4波」の時とは、周りの状況が違う、こうした点を是非、ご理解をいただきたいと思います。
 そして、要請にご協力いただいた飲食店の皆様方には、前回同様「ガイドライン実践店」あの四角いすだちくんのステッカーですね。「実践店ステッカー」の掲示を条件といたしまして、1日あたり3万円、4万円から7.5万円つまり7万5,000円、大企業は別となりますが、協力金を支給させていただきます。
 なお、この協力金の単価につきましては、国の基準額少し1番下の所が2万5,000円ということもありますので、ちょっと安すぎるということがありますから、県として最大5,000円を1日当たり上乗せをさせていただきます。そして、3万円ということですね。
 なお、定期PCR検査、こちらにお申し込みいただき、実際に検査をお受けをいただき、結果が判明をした場合には、先ほどの「ガイドライン実践店」そして、今回のこの定期PCR検査、申し込みができるのは、さらにもう一つ「とくしまコロナお知らせシステム」、もし同じ時間帯で誰か陽性者が出た場合、関係する皆様方に連絡がいくというシステムでありますが、この二つのところが申し込むことができる。そして、この定期PCR検査、これを実際に行なっていただき、三ッ星店、こちらになられた場合には、協力金の一部、定額25万円を前払いさせていただきます。
 この結果、一部前払いの申請の受付につきましては、明後日、(8月)28日土曜日から開始をさせていただきまして、受付後5日程度でお支払いをさせていただきます。
 また、通常の実績払い、こちらにつきましても、時短要請の最終日の翌日、つまり9月13日月曜日から申請の受付開始をさせていただきます。こちらも前回、協力金の受給実績がある場合には、受給の実績がある場合には、提出書類を簡素化させていただくなどし、前回の10日程度、こちらよりも速やかに少しでも支払えるよう取り組んで参ります。
 また、飲食店の皆様方からのお問い合わせに対応するため、前回同様コールセンター、こちらを開設することとし、明日8月27日金曜日の午前9時30分から対応をさせていただきます。通話無料、電話番号は0800-222-6728、もう一度申し上げます。0800-222-6728、通話料は無料となります。9月12日までは、毎日9時半から17時半まで。9月13日以降につきましては、平日、月曜から金曜日となりますが、9時半から17時半まで。
 なお、今回の時短要請及び協力金についての詳細、また協力金の具体的な申請方法、営業時間短縮実施を示すチラシの様式、Q&Aについて、その後、17時半から県のホームページに掲載をさせていただきますので、是非、ご参照を願いたいと存じます。
 飲食店の皆様方には、大変申し訳ないところでありますが、再度の営業時間短縮をお願いすることとなりました。今回の要請の趣旨、そして徳島の置かれた状況、是非ご理解をいただきまして、何としても抑えなければならない感染爆発「第5波」、全国で言われておりますが、その感染急拡大、何としてもここで食い止めるための重ねてのご協力どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 また、(8月)24日からは、県立の施設、20時以降の原則休館、実施したところであります。引き続き、打ち出した施策の効果、慎重に見極めながら、打てる手は全て打ち、強い危機感を持って、対策を進めさせていただきます。
 ここで、県民の皆様方に、以下の点について、お願いを申し上げたいと存じます。
 まず8月に入ってからの飲食店関連の感染状況、このようになっております。
 
(パネル「8月の『飲食店関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 8月6日まではなかったんですが、7日に出てからずっと毎日、昨日まで20日連続、しかも、最初は低い段階がストーンとあるテーブル、台になりまして、そこから非常に高止まり、高くなっている。昨日は、ちょうど22日同様、18(例)という、これ今月最高の数値、8月の全体の感染者から見ますと、651分の148、22.7パーセントが飲食店関連ということになります。
 先ほども申し上げましたように、夜の人流、こちらをなんとか抑制をさせていただきまして、飲食店の皆様方、その意味でもご協力をいただく。そして、明日からの時短の要請、是非、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 次に、「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」、こうした対象区域との往来、是非、慎重にも慎重そして慎重を期していただきたいと思います。
 また今後、県外からの帰省を予定されている皆様方に対しては、ご家族の皆様方から再度の延期、これを検討を促していただきたいと思います。そうは言ってもやむを得ない、こうした場合には、県がご用意させていただいている帰省前PCR検査、その受検支援制度、活用を積極的にお願いをいたしたいと存じます。ということで、このように。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 さらに、これは今、(1)のところを申し上げましたが、もう一つ、新設としてスタートしているのが、県内に在留をされておられる、大学生あるいは専修学校、また各種学校、こうしたところに在籍をされている学生の方、あるいは高校生の皆さん方が、県外への帰省後、いよいよ夏休みを終えて新たな学期、あるいはクラブ活動で少し、新たな学期が始まる前に本県へ帰県をされる場合にも、この(2)にあるように検査の対象として加えさせていただきました。昨日までで、全体で8,141名、こちらにありますね、8,141名の皆様方にお申し込みをいただいております。
 なお、昨日、帰省前PCR検査、また、飲食店の定期PCR検査の結果、陽性者がそれぞれ1人ずつ、計2名、確認されたところであります。このような形で、感染を事前に探知することができる。
 そして、家族の皆さん方はもとより、お店の場合であれば同僚の皆さん、あるいは、お客さんたちに安全と安心を届けることができますので、是非これらの制度、奮ってご活用いただきますように、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 また、県内企業の皆さん方におかれましても、できるだけ県外出張、こうしたものについては、テレビ会議システムなどをお使いいただく。あるいは、もし、やむを得ず出張された場合には、帰県される場合、PCR検査の事前検査、こうしたものについても是非ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 また、県外からどうしても人を招かなければならない、そうした場合には、やはりテレビ会議、この対応を是非お願いをいたしたいと存じます。
 次に、本日の発表でも実は止まらない、あるいは全国的なトレンドでもあるんですが、家庭内感染10家族13例、確認されております。家庭内感染については、8月に入っては1日からずっと、しかし、当初は割と数が少なかったところですね。
 
(パネル「8月の『家庭内関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 しかし、これをご覧いただきますと、ちょうど(8月)18日、この赤のところが県外どなたか帰省されて、そこまで家族、家庭内感染という例ですが、このような形で(8月)18日からずっと高い、そして、昨今ではもう二桁、これが当たり前の状況となったところであります。こちらの8月の累計を見ますと、651分の165、25.3パーセント、4分の1以上が家庭内感染、これがデルタ株の一つの特色、強い感染力を持つということでありまして、こうしたものが、学校や職場にも逆流をしていくということがありますので、何度も何度もご覧をいただいておりますが、家庭内での感染予防対策、大きく二つに分けております。もし感染が疑われる方がおられる場合には、こちら。
 
(パネル「家庭内感染予防のポイント」を掲示)
 
 まず、部屋をお分けをいただく。また、お世話をする人は、お一人。さらには、部屋の中、家の中じゃないかとお思いかもしれませんが、全員がマスク着用よろしくお願いいたします。そして、また家庭内では、手洗い、うがいの励行、あるいは換気まめに、また手が触れる共有部分の消毒、汚れたシーツ、衣類、洗濯を。ゴミは密閉をして、お捨てを願いたいと存じます。是非、早め早めの対応よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

モデルナワクチンの異物混入について(質疑)(その1)

(四国放送)
 今日、モデルナワクチンの異物が混入したロットの問題が出ているんですけれども、徳島県内に入っている状況をちょっと教えていただけますか。

(知事)
 今回モデルナのワクチンに異物が混入ということで、特に関東、東京(都)、埼玉(県)、茨城(県)そして中京地区、愛知(県)さらには岐阜(県)と、5都県そして8施設でそれが発見されたということで、全国にそうした事例がないか徳島(県)において、こちらも調べさせていただいたところであります。
 実は、「アスティとくしま」の大規模集団接種会場に該当する三つの番号があるわけなんですが、該当するワクチンの配分がございました。全部で3,000回分配分されておりましたが、まだ接種にはこれを用いておりませんでした。ということで、我々としては、その分についてはまず使わずに、そして厚生労働省などからの指示、こうしたところも待とうかと思っております。以上です。

(四国放送)
 職域接種とかで県内に入っている情報というのは、県に入っていませんか。

(知事)
 そして、今のは大規模集団接種の話を申し上げましたが、職域接種、こちらもモデルナとなっているところでありまして、こちらは県を通さず、厚生労働省からそれぞれの職域接種実施団体の方に直接連絡が行くという形になっております。それぞれの団体におかれましては、国あるいは武田薬品工業からの連絡、是非、注意を払っていただきたいと思います。

(四国放送)
 「アスティとくしま」の3,000回分のワクチンが回収されることで、接種スケジュール等に変更というのは、出てきそうでしょうか。

(知事)
 「アスティとくしま」での今、接種これを計画的に進めているところでありますが、今、確保しているこれらの3,000回分を除いた分で、今、予定している分あるいは予約をされている分には、影響がございません。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(四国放送)
 次に、今日、いつもですけれども高校生、中学生とか小学生とかの方が多いんですが、特に学校で、例えば休校にするとか、そういった措置をとってらっしゃるようなことは、ございますでしょうか。

(感染症対策課)
 学校につきましては、何例か、感染可能期間中に登校されている症例がございます。

(知事)
 学校関係につきましては、今ご質問をいただいたように全部で12例、出ているところであります。このうち学校などについて、あるいは感染可能期間中に登校し、そして影響のある部分について、以下、申し上げて参ります。
 まずは2411例目の方、8月22日登校されているということがありまして、こちらにつきましては、この学校について8月27日まで立ち入り禁止、そして臨時休業となっております。
 次に2437例目の方、8月23日登校が確認されておりまして、8月27日まで立ち入り禁止となっております。
 そしてさらに2380例目の方、8月21日登校が確認されております。そして8月27日まで立ち入り禁止、ということで3校について、そうした状況が生じております。以上です。

(四国放送)
 ありがとうございます。2439例目の20代男性、公務員とありますが、この方はどこの公務員の方ですか。

(知事)
 2439例目の方は、徳島県警、警察官であります。鳴門警察署勤務の警察官、また警察本部の方から話があるかと思いますので、お聞きいただければと思います。

モデルナワクチンの異物混入について(質疑)(その2)

(四国放送)
 さっきのモデルナワクチンの件ですけれども、その県の中にあった3,000回の未接種の分というのは、いわゆる異物が混入している、混入はしていない分ということですよね。可能性があるから回収するものの一つですよね。

(知事)
 そうですね、今回全部で番号で言うと3種類のモデルナワクチンが異物混入の疑いがある。製造過程でということですので、そうしたものについて該当する、そして3,000回分それがあるということでありますし、まだ接種をしていないということでありますので、当然そのまま使わない形を取り、今後、国の指示などを待つということになります。

新学期に向けての学校の対応について(質疑)

(読売新聞社)
 今回もですね、若い方10代の方、20代の方の感染が多いですけれども、もうすぐ新学期が学校の新学期が始まりますが、現時点の対応から、対応を厳しくされるですとか、始業式を遅らせるですとか、そういったことをお考えでしょうか。

(知事)
 この点については、既に教育委員会の方からも発表をさせていただいております。まず、この夏季休業について、日本全体の話、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会、こちらが8月25日の日でありましたが、尾身会長さんの方から、私も出ておりましたが、全国一斉の休校、否定的な考え方が示されたところでありまして、学校が始まる時期を延ばすことを各自治体の判断、つまり感染状況に応じて検討してもらいたい、こうした意見が出たということで夏季休業の延長についてやろうか、こうした声もあるところであります。
 そこで、ご質問の本県においてはということでありますが、既にシミュレーションをさせていただいております。例えば、学校で複数の感染が確認をされた場合には、その学校において分散登校あるいは時差登校これを行います。
 また、地域の複数の学校で複数の感染者が確認をされるなど、いわゆる感染拡大がその地域で見られる、その場合には、その地域においての分散登校、あるいは時差登校の実施、こうした方針を既に立て、8月23日には各県立学校へ通知をいたしますとともに、市町村の教育委員会へも要請をさせていただいたことであります。
 現時点、こうした方針のもと、今後ともウイルスを持ち込ませない、発生させない、こうした点を徹底して、学校における感染拡大、防いで参りたいと考えております。以上です。

「まん延防止等重点措置」の要請について(質疑)

(読売新聞社)
 ありがとうございます、もう1点お伺いします。今日、感染者が最多になりましたけれども「まん延防止等重点措置」の要請ですとか、そういったことを現時点でお考えでしょうか。
 また、現時点で考えてらっしゃらない場合は、今後どれくらい感染が拡大したら、そういった措置に踏み切られるのか、見通しをお願いいたします。

(知事)
 今、全国的に傾向として見られるつまり何を防御するのかといった点について、いわゆる医療逼迫、確かに今「第5波」となり、前回の「第4波」アルファ株に比べるとこのデルタ株、大変感染力が強いそして急激に数が増えている、感染爆発と。こうした状況になるわけでありますが、一つは前回の「第4波」と大きく違うのは非常にリスクの高い、いわゆる高齢者の皆さん方、ここにワクチン接種がほぼ終わっているということで、非常に高齢者の皆さん方の感染その割合が低いということですね。
 例えば、7月以降で徳島県における60代以降、ここが6.6パーセントです。そして逆に若い皆さん方、つまり30歳代以下が67.4パーセントと圧倒的ということがありまして、その症状こちらにつきましても、例えば、今日過去最高の64名出たわけでありますが、その64名の皆さん方の症状は、軽症が51例、そして無症状が13例、つまり中等症、重症がいない。また累計として今、入院をされている皆さ様方の中で重症の方は1名ということでありまして、あのアルファ株の時と情勢とはかなり違う、そしてまた病床の確保につきましても、昨日、今日発表数値が234分の123、52.6パーセントということで、逆に軽症者あるいは無症状者が大半ということでありますので、宿泊療養のケア、あるいは家庭内感染、帰省をされて家族が全滅する、こうした事例が多発していることもあって、ご家族全体でもう自宅療養をさせていただきたい、こうしたお申し出が非常に多く来ているんですね。こうしたところのケアをしっかりし、もし症状が急変した場合に直ちに入院措置をとる、あるいは一気に中等症あるいは重症対応、こうしたものを取れるそうした余力については、十分にあるのが今の徳島の状況ということになっておりますので、「まん延防止等重点措置」こうした点については、今後の病床の状況をしっかり見ると同時に、常にそのいつでもこれが受けられるようにといった場合には、「まん延防止等重点措置」これを適用する前提というのが一つあります。
 これが飲食の場における、いわゆる20時までの時短の要請ということになり、実際に「まん延防止等重点措置」になりますと「第5波」の場合には、お酒の提供を禁止されるわけでありますが、今、徳島は「まん延防止等重点措置」ではありませんので、19時までのお酒の提供はさせていただきますが、時短の要請、前回よりも1時間早く切り上げていただく、こうした形をとり「まん延防止等重点措置」いつでも要請をできる、そうしたいわゆる環境を整えておく、こうした形をとらせていただきます。以上です。

(読売新聞社)
 ありがとうございます。

職員の体制強化について(質疑)

(徳島新聞社)
 過去最多ということで、かなり感染者数も増えていて、保健所の方でありますとか、入院調整の方々でありますとか、非常に積極的疫学調査なり調整なりで負担が大きくなってきていると思うんですけども、人員を増やしたりとか、その辺の体制強化する予定はあるんでしょうか。

(知事)
 実はこうしたことも想定をして、3度にわたり体制強化をし、特に令和3年度に入りまして徳島版CDC、いよいよこれをフルセットで対応させていただいておりますので、現段階として非常にその点が逼迫している、手一杯になっている、こうした状況には今なっていないところです。
 しかし、確かに保健所にかかる負荷、これはかなりのものがあるところでありますので、現場の状況も見ながらタイムリーに場合によっては補強、こうした点もでき得るところから速やかにやっていきたいと考えています。

(徳島新聞社)
 今のお話ですと、人員体制はまだ逼迫しておらず、現段階で余裕とまではいかなくても大丈夫だという認識ということで間違いないでしょうか

(知事)
 現段階としては、対応ができているということになります。もちろん積極的疫学調査、こうしたところに支障をきたすということになれば、そうした今、申し上げたような人員の増強ということもあり得る、その場合には速やかに対応をいたします。

(徳島新聞社)
 資料を拝見しますと、調査中という項目もかなり出てきているんですけれども、積極的疫学調査に現段階で支障は出ていないということでしょうか。

(知事)
 もちろんこれだけの数ということと、「第4波」の時に一つの形を作り上げておりまして、あまり深夜にかかって、例えば、陽性の方に聞き取りを行う、陽性の方々も疲れている、精神的なショックもあるわけでありますので、そういった点について一旦切り上げ、翌日また対応する、こうしたことによって保健所の職員の疲弊も防いでいく。
 一つの「第4波」あの4月、1か月間で773(名)、大変な経験をみんながしたわけでありますが、こうしたものが活かされると同時に4月から体制強化、そして、そのいわゆる「第4波」を乗り越えた経験、こうしたものがあるものですから、今の対応、こうしたものについては、前、作り上げたシステムが機能しているものと、このように考えています。
 というのは、一つの具体的な事例として、今日ライブハウスでの感染拡大、ここのところについても積極的疫学調査、これをじっくりと行った結果、別の形で既に陽性が確認されていた人2名、この2名がライブハウス関連クラスター、ここの人である、関わりがあるということも今日わかって、発表させていただいておりますので、積極的疫学調査については、現段階としては、きっちりと機能している、このように考えています。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 2388例目の中央病院の医療従事者の方について伺います。院内感染の可能性はないのではないかということをおっしゃっていたと思うんですけども、その理由としては、抗原定量検査で皆さん陰性だったから、という理解でよろしいでしょうか。

(知事)
 ここのところについては、患者さん、あるいは同僚の皆様方、先ほども申し上げたように、それぞれ抗原定量検査こうしたものでしっかりと検査をさせていただいて、その結果、問題がないという形で今回一次止める、という形は取らなかったということになります。

(徳島新聞社)
 すみません、ちなみにこの方は、医療機関職員となっているんですが、患者さんに対応する職種の方ということで、よろしいでしょうか。

(知事)
 結構です。

(徳島新聞社)
 わかりました。

コロナ感染爆発下における自民党総裁選について(質疑)

(朝日新聞社)
 今日の状況についての質問ではないんですけれど、今コロナが猖獗(しょうけつ)を極める中で、自民党の総裁選が本格的に始まりつつあります。県知事として、もしくは全国知事会の会長として、どういう論戦を望まれる、というものはありますでしょうか。

(知事)
 総裁の任期というものがあるわけですから、これがまず9月30日までとお聞きしておりますので、当然そうしたものについて新たな対応をしていく、制度に則って新たな総裁を選んでいく、もちろん菅総裁が引き続きということもあるわけでありますが、是非、この点については、我々全国知事会、常に申し上げているわけでありますが、今回の「第5波」、我々としても今まで経験したことのない感染爆発でありますので、是非、このコロナ対策について期間限定で、そしてエリアも限定する中で、今「緊急事態宣言」が1番強い措置、このように言われておりますが、まだまだ打てる手があるわけであります。
 例えば、わかりやすい事例で言いますとロックダウン的な手法、これは実は特措法の中で、あるいは感染症法の中で、「緊急事態宣言」になった場合には、使える権限がたくさんある訳ですね。ですからこうしたものをもっと使った方がいいのではないか。事実上それがロックダウン的な効果をきたす、ですからこうした点についても是非、総裁が首相になられるわけでありますので、是非、我々、現場を預かっている知事たちの声をしっかりとお聞きをいただいて、先取り先取りの対策、状況が起こって「緊急事態宣言」をかぶせる「まん延防止等重点措置」をかぶせる、ということではなくて、やはりこのままトレンドを引いていくと、あと1週間後、2週間後には、これらのエリアは「緊急事態宣言」になる「まん延防止等重点措置」には確実になる、そうしたところを先取りしてかける。もちろんその知事さんは、場合によっては、うちはそれだと経済がと言われる方がおられるわけでありますが、やはり国としてしっかりと専門家会議をいろいろ抱えているわけでありますので、そのエビデンスに則って、知事たちの背中を後ろから押していただく、こういう表現を私いたしますが、そうした対応を是非やっていただきたい。
 また、今、野党の皆さん方も政治休戦、こうしたお話がでているんですね。実は全国知事会が全国に「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」こうしたものをかける、これも一つの手法じゃないか、あるいは日本では現行法制度上は取れないロックダウン、こうしたものについても法改正を行っていき、憲法上の解釈、これも出てくるわけでありますが、そうしたものの中で、これを政治休戦という中で、一つの方向を打ち出していただく。もちろん今の現行法、政令などを含めてその運用改善、こうしたもので対応する。こうした点もあるわけでありますので、今、与野党ともに「第5波」、大変な状況であるということは、十分ご理解をいただいているところでありますので、ここは自民党の総裁として、与党はもとより野党の皆さん方にも呼びかけていただいて、そして何としても今燃え盛っているこの「第5波」という感染爆発の大火事、これを速やかに消す。そうした方法ですね、これをすぐさま作り出し、それを実践に移す。こうしたことを是非、行っていただきたい、そうした点が論戦の主にまずはなっていただきたいと思います。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その3)

(徳島新聞社)
 中央病院の看護師さんですけれども、ワクチンは接種されていたんでしょうか。

(知事)
 この方は、既に2回終わっております。

(徳島新聞社)
 鳴門署の警察署員は、どうだったのでしょうか。

(知事)
 そこのところは、警察の本部の方からお聞きいただければと思います。

(幹事社)
 大丈夫ですか、では終わります。ありがとうございました

(知事)
 ありがとうございます。

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