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令和3年8月25日 臨時記者会見 フルテキスト版

第63回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の結果等について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、第63回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」これを行いましたので、その結果などについて、報告をさせていただきます。
 そして、その前に本日の新規感染者の公表についてであります。
 昨日8月24日、県内におきまして、56名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名または都道府県名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市28名、鳴門市1名、小松島市6名、阿南市6名、吉野川市1名、阿波市1名、美馬市1名、三好市1名、美波町2名、松茂町1名、北島町1名、藍住町2名、板野町2名、東みよし町1名、京都府1名、香川県1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が23名、クラスター関係が14名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」5指標7項目について、順次、発表をさせていただきます。
 まず1番目、直近1週間、これは8月18日から(8月)24日まで、新規感染者数341名となります。
 2番目、感染経路不明割合341分の35、10.3パーセントとなります。3番目、病床の逼迫具合、1番目の項目、確保病床の使用率234分の130、55.6パーセントとなります。2番目の項目、入院率406分の130、32.0パーセントとなります。重症者割合25分の1、4.0パーセントとなります。
 4番目の項目、療養者数406名となります。
 5番目の項目、PCR陽性率4,016分の339、8.4パーセントとなります。
 続きまして、この度、新たに発生が確認されました、40例目から43例目の4つのクラスターについて、説明をさせていただきます。なお、1日の発表で4つのクラスターが確認されるのは、県内では初めてのこととなります。
 それでは、まず40例目のクラスターについてでありますが、これまで発表いたしました2158(例目)、2241(例目)、2274(例目)この3名に、本日発表の2320(例目)、2321(例目)、2344(例目)、3名を加えた、計6名の感染が同じ職場から確認がされました。このことから、この6名をクラスターとして認定することといたしました。この度、6名の感染者が発生をした職場について、国から「国の方で公表するため、県も歩調を合わせて公表をしていただきたい」とのお話をいただいております。職場名につきましては、国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所となります。ということで、こちらということになります。
 
(パネル「40例目職場クラスター感染状況」を掲示)
 
 同じ職場において6名、今日は新たにこの3名が加わるということで、全体で6名。我々としては、「40例目職場クラスター」このように呼ばさせていただきます。
 それでは、続きまして、今度は41例目のクラスターについてであります。これまで発表いたしました、2240例目の1名に、本日発表の2358(例目)から2361(例目)までの4名を加えた、計5名の感染者が同じ職場から確認がされました。このことから、この5名をクラスターとして、認定をさせていただきます。ということで、こちら。
 
(パネル「41例目会社クラスター感染状況」を掲示)
 
 41例目会社クラスター感染ということで、こちらにありますように、まずこのお一人から始まり、今日発表のこの4名の方、計5名、「41例目会社クラスター」ということになります。
 それでは、続きまして、今度は42例目のクラスターについてでありますが、これまで発表した2284(例目)、2292(例目)、2295(例目)この3名に、本日発表の2356(例目)、2357(例目)の2名を加えた、計5名の感染が同じ職場から確認され、このことからこの5名をクラスターとして認定をさせていただきます。ということで、こちら。
 
(パネル「42例目会社クラスター感染状況」を掲示)
 
 「42例目会社クラスター」ということで、今日、確認されたのがこちらと、発表ですね。ということで、計5名の会社クラスター42例目ということになります。
 そして、43例目のクラスターについてであります。こちらは、これまで発表した2201例目、そして2245(例目)から2247(例目)この4名に、本日発表の2328例目の1名を加えた、計5名の感染者が同じ職場から確認され、このことから、この5名をクラスターとして認定をさせていただきます。ということで、こちら。
 
(パネル「43例目会社クラスター感染状況」を掲示)
 
 「43例目会社クラスター」ということで、今日ここで発表お一人、合わせて5名ということになります。
 なお、41(例目)から43(例目)の事業所につきましては、保健所による積極的疫学調査その結果、現時点では陽性者と接触した方は全て特定されていることから、事業所名あるいはその所在地につきましては、公表を差し控えさせていただきます。
 本県といたしましては、いずれのクラスターにつきましても、引き続き、保健所による積極的疫学調査、こちらを継続させていただきまして、残りの濃厚接触者などの検査を早急に実施するとともに、健康観察や外出自粛要請を行うことにより、クラスターの早期封じ込めを図って参ります。
 続きまして、過去に発生をしたクラスターについて、感染者に動きがございましたので、ご報告を申し上げます。
 まずは、「32例目飲食店関連クラスター」についてであります。新たに二次感染として3名、2324(例目)、2342(例目)、2343(例目)、3名の陽性が確認されましたので、この3名を関連クラスターに加えることとし、陽性者は全てで35名ということで、
 
(パネル「32例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 こちらにあるように、こちら二次感染3名が加わり35名、非常に大きなクラスターになってきたところであります。
 次に、「36例目飲食店関連クラスター」について、新たに三次感染1名、2331例目の陽性が確認されましたので、この1名を関連クラスターに加えることとし、全体で11名ということで、こちらにありますように1名加わると。
 
(パネル「36例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 分かりやすく言うと、はしご酒クラスターですね。
 ということで大変多くのクラスターのご説明、申し上げさせていただきました。
 先ほど、第63回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催し、私の方から2点、指示をさせていただきましたので、このことについて、ご説明をさせていただきます。
 まず1点目、飲食店に対する営業時間短縮要請についてであります。
 デルタ株、このもたらす感染拡大、昨日も全国では火曜日として過去最多となる21,570名の感染が確認され、今、我が国では、コロナの感染1日あたり2万人と聞いても驚かない当たり前の状況となった、まさに未曾有の状況ということであります。
 このような中、本日の政府対策本部におきまして、岡山県、広島県など8道県への「緊急事態宣言」その発出、また、高知(県)など4県への「まん延防止等重点措置」の適用が決定をされ、これによって、「緊急事態宣言」は21、また、「まん延防止等重点措置」は8、合わせて33都道府県、数で言うと47都道府県しかありませんので、数の上では7割、人口比でいくともっとすごいことになります。87パーセントを超えるところに、強い措置が適用となる、もう全国に「まん延防止等重点措置」「緊急事態宣言」これらが発動されてもおかしくない状況となっております。
 それでは、本県はどうなっているのか。本県におきましても、感染の急拡大、これを受けまして8月17日には「とくしまアラート」、こちらを「ステージ3」国で言うところですね、「感染拡大注意・急増」、そして、その二日後(8月)19日でありますが、これは国で言うところの「ステージ4」、徳島としては未知の領域、「特定警戒」、本県で初めて発動をさせていただきました。
 こうした状況を踏まえ、私の方から、ちょうど17日の日に、飲食店の皆様方に対しまして、再度の営業時間短縮の要請の可能性について、ご示唆をさせていただくとともに、これまで講じていただいている感染対策に加え、県が提供をさせていただく定期のPCR検査、こちらの積極的な活用を呼びかけさせていただいたところであります。
 そして当初、まず目標とするところ、その当時としては、既に実施をいただいている所が188(店舗)その約3倍を、そして、申し込みをいただいている所は240(店舗)その倍以上をということで、全体で500店舗、こちらに呼びかけをし、もし今日8月25日まで、これが達成できなければ、感染状況如何に関わらず、ここのところは8月27日から時短の要請を掛けさせていただく、店員の皆様方の安全安心、お客の皆様方の安心、これを担保することが難しいのではないか、ということで申し上げさせていただいたところ、今回、目標を大きく上回る651店の皆さん方から申し込みをいただいたところであり、まずは、こうしたご尽力に心から感謝を申し上げたいと思います。
 しかし、そうした状況の中で、今日の感染状況56(名)という数字、先ほど申し上げたように、「第5波」の中では過去最高、そして、全体で見ても5月3日、この時が60(名)過去最高でありましたが、それに次ぐ第2位ということですし、ここのところ52(名)あるいは55(名)、こうした数字がよく出てくるわけでありまして、そうした意味では、8月に入っての例えば、飲食店関連、こちらの感染状況も、これまでずっと見ていただいておりますが、このような形で8月7日、1例目が出てからずっと出続けている。
 
(パネル「8月の『飲食店関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 しかも特にこの中では、17日以降ですね、こちら。6を超えてずーっと高止まり、18という日も。また、二桁の日もたくさんあったところでありまして、なかなか厳しい。そして、累計全体としても21.6パーセントが飲食の場に関わるものということになりました。
 そういうことで、本日発表の分も含めまして、8月に確認された13例のクラスター、このうち5例が飲食店、あるいは飲食を伴うイベントから生まれたものでありまして、特に本日確認された4例、過去最高の1日あたりということですが、そのうちの2例、つまり半分ですね。こちらが飲食の場が関連をしている恐れがあるなど、まさに飲食店関係、その感染の広がりが強く見受けられるところであります。
 こうした状況に鑑みまして、これ以上、感染の拡大を何としても防いでいくためには、県内の人流、特に夜間の人流、これを抑制する必要がありますことから、本県の専門家会議委員の皆様方からのアドバイス、ご意見も踏まえまして、県内全域の飲食店の皆様方に予告をさせていただいたとおり、明後日、8月27日金曜日から全国で「緊急事態宣言」こうしたもの、あるいは「まん延防止等重点措置」その期限とされる9月12日日曜日までの17日間、営業時間の短縮の要請をさせていただくこととなります。ということで、こちらということになります。
 
(パネル「飲食店における営業時間短縮要請」を掲示)
 
 是非、飲食店の皆様方には、この時短の要請の趣旨、ご理解をいただき、最大限のご協力よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 なお、時短のその中身、少し申し上げて参ります。まずは営業の時間、前回4月16日から5月31日まで、初めて県内で掛けさせていただいた時は、午前5時から21時まで、お酒の提供は20時までとさせていただきましたが、「第4波」とは違い、今回「第5波」大変厳しい状況が続いておりますので、これを1時間早めさせていただいて、5時から20時までを営業時間、お酒の提供は19時までとさせていただきます。
 そして、要請のご協力をいただいた飲食店の皆様方には、「ガイドライン実践店」このステッカーを提示いただいていることを条件とさせていただきまして、前回同様、売り上げに応じ1日につき30,000円から75,000円の協力金を支給させていただきます。
 この協力金につきましては、定期PCR検査、こちらにお申込をいただき、その検査をお受けいただき、「コロナ対策三ッ星店」となっていただいた店舗につきましては、そのご尽力、ご努力に対しお応えをするために、協力金の一部、定額25万円、こちらを時短要請の期間満了を待つことなく、前払いをさせていただきます。この一部前払いの受付につきましては、時短要請初日の翌日、8月28日土曜日から開始させていただき、受付後、5日程度で支払い手続きを完了させていただきます。
 また、今回、営業時間短縮によって経営に影響を受ける飲食店との取引関係のある事業者の皆さん、客待ちをされるタクシー事業者の皆さん、代行事業者の皆様方にも、前回同様、支援を行わさせていただきます。
 次に、県民、事業者の皆様方へのお願いについてであります。県民の皆様方には、こちら。
 
(パネル「とくしまアラート・特定警戒」を掲示)
 
 紫色の「特定警戒」ということでね。こちら9月12日までということで、時短のお願いもこちらに書かせていただいておりますし、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」、もう書ききれないぐらい、何と言っても33都道府県でありますので、こことの行き来、最大限にご注意をお願いしたいというものであります。
 少し今の表、解説をさせていただきます。県民の皆様方におかれましては、今回の飲食店の営業時間の短縮、また、昨日から県立施設、また、ご要請をさせていただき、こうしていただいている市町村立の施設、こちらで実施をしている20時以降の原則閉館の趣旨を十分にご理解をいただきまして、人流の抑制、昼に夜に一層のご協力よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 また、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」対象地区、33都道府県にまたがるわけでありますが、そことの往来、これまで以上に慎重にも慎重に、もう一つ慎重に対応をしていただきたいと思います。
 そして、やむを得ず県外からの帰省を予定されている皆様方、そして県外に帰省をされていて新学期を迎え、クラブ活動あるいは授業などで徳島にお戻りをいただく皆様方については、是非、県の事前PCR検査受検制度の活用をよろしくお願いを申し上げます。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 ということで、新たなジャンルが加わっておりますので、もう既に8,000(名)を超える皆様方からお申し込みいただいているところでありますので、どんどんお申し込みをいただきたいと思います。これまで、県外におられる皆さん方も、こういう形で是非しっかりと対応をしていただきたいと思います。
 また、実は県内の高校に在学している高校生の皆さん方についても、同様の制度、既にスタートを切っているところでありまして、この度、夏休み中のPCR、これは公立、私立を問わずということでありますが、8月25日、今日の10時現在ということで127名、先ほどの内数となりますが、既にお申込みをいただいているところであります。
 そして、企業の皆様方にもお願いをさせていただきます。県外の出張、こうした点についても、是非、今回は見送っていただく、やむを得ない出張の場合には、是非、帰県者の皆さん方に、その発地でのPCR検査の実施、あるいは、徳島に着いてすぐ対応、是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。県外からおいでをいただく皆様方には、極力、テレビ会議システム、これを導入していただきたいと思います。
 
(パネル「8月の『家庭内関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 次に、非常に悩ましいのが、家庭内感染、全国で広がっているところであります。実は本日の発表で家庭内感染、8家族12例、確認されており、8月の累計で、なんと152(例)、出ているところであり、比率からいきますと25.9パーセント、8月1日から、ない日はない。しかも、特に17日以降については、非常に多い数となっておりますし、特に18日以降、その引き金が県外由来、毎日のようにということになっておりまして、25.9パーセントですから、全体のなんと4分の1を超えるものが、実は家庭内感染が起因するものということになります。
 
(パネル「家庭内感染予防のポイント」を掲示)
 
 そこで、もう見たよとおっしゃるかもしれませんが、家庭内感染、大きく分けると二つ。体調の悪い方がおられる場合の対応、部屋を分ける、お世話をされる方は、お一人、全員が家の中と言えども、そういう方がおられる場合は、マスクを常備していただく。また、家庭内での普段からの対応、手洗い、うがいの励行、換気をこまめに、手で触れる共有部分の消毒、接触感染の防止、また汚れたシーツ、衣類、こうしたものをこまめに洗濯を、ごみ袋については、必ず密閉をして捨てていただきたいと思います。
 そして、事業者の皆様方に、もう一つお願いをしたいと思います。(8月)17日に認定をした会社関連クラスターにおいても、かつても会社関連クラスターであったんですが、OA機器を共有する、あの場では非常に多くの皆さん方が、関連会社の皆さんもそうだったんですが、そのOA機器をみんなが使っていたということであっという間に広がったんですね。是非、これは避けてもらいたいと申し上げたんですが、また同じものが起こったということでありますので、OA機器の共有、これについては是非、防いでいただきたいと思います。
 また、本日から新学期を迎える学校も出て参りました。家庭内感染増えている状況、申し上げましたが、家庭から今度は学校へ感染が広がる事例が増加する恐れがあるということで、県としても、先取り、先取りの対応ということで、「アスティとくしま」における大規模集団(接種)、県主導のものでありますが、8月29日までに教職員5,420名のワクチン接種が終了する予定となっております。
 また、クラスターなどよく出た寮、その寮生の皆さん方についても、公立、私立を問わず254名が、8月29日までに接種が終了する予定となっております。
 さらには、就職や進学に向けて県外との往来が増える高校3年生の皆さん方、8月21日から接種、こちらを開始しているところで、私も視察の方に行かせていただきました。
 今後におきましても、学校内あるいは地域で感染拡大がもし見られた場合には、分散登校を実施する、あるいは1人1台端末が既に出来上がっている徳島でありますので、リモート学習にも万全の備えを行っていくこととしておりまして、加えて、新学期を迎えるにあたり、少しでも体調に異変を感じた教職員の皆さん方が、希望すれば速やかに検査ができるように、抗原簡易キットを各校へ備える準備も進めて参ります。
 高い緊張感を持って、この感染爆発、何としても県内に持ち込ませない、発生させない、そうした対応を進めて参ります。
 どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 今回のクラスターの中ですが、この会社クラスター、4つのクラスターこの会社、職場ですが、同じ仕事場内で発生したクラスターということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。

(読売新聞社)
 特に先ほどOA機器の共有の話をいってらっしゃいましたが、今日のこの4つのクラスターの中で、何かこれまでの聞き取りでわかっていることは何かありますでしょうか。

(知事)
 今回全体、一日に4つというのは実は初めて、しかも全てが会社関連クラスターということでありまして、この4つで21(名)、陽性者が確認されたということで、例えば、一つずつ少し申し上げていきますと、40例目、こちらについては場所を公表させていただきました。こちらは職場内での会議、あるいは打ち合わせによる接触が確認されており、その場を通じて感染が広がったと考えられます。
 次に43例目、こちらは会社の寮で生活をしている方がおられることから、会社の寮を中心に感染が広がった可能性が認められます。
 次に41(例目)、42(例目)、2つの事案につきましては、現段階ではまだ積極的疫学調査、調査中でありますが、同僚と飲酒を伴う飲食店に行かれた方がおられまして、おそらくここが感染の契機になったのではないか、その可能性、今、深堀りをさせていただいております。またそれ以外にも、先ほども申し上げたように、業務を通じての会話、あるいはOA機器の共有、車での移動、飲食店で昼食を一緒にとるなど、何らかの接触があった方が確認されております。おそらくそれら一つということではなく、複数に絡み合ったものと、積極的な疫学調査、引き続き、対応をさせていただきます。

飲食店への時短要請について(質疑)

(読売新聞社)
 飲食店の営業時間の短縮の関係ですけれども、飲食店の方からは飲食店いじめというか、飲食店だけターゲットを絞るのは、みたいな話もあったと思うんですが、改めてこういった飲食店への営業時間短縮をかける意義をお願いできますでしょうか。

(知事)
 実は本県においても特に後半ですね、飲食店に関わる、ということで先ほども図表を見ていただいたように、この飲食店に纏わる、この今回、クラスター、こうしたものの数、これも申し上げたとおりでありますし、また途中、これは(8月)1日からずっと出たわけではないですが、このような形、(8月)7日からずっと上がり続けて、そして高止まり、なかなか落ちない、ということで、そしてクラスターもどんどん出てくるということがある。今日の4つのうちには、申し上げたように、2つは飲食に纏わるもの、こうしたものも考えられるということがありますので、この三ッ星店への可能性、こうしたものが当初500(店舗)といったものが651(店舗)になった、ここは可とするところですが、やはりここのところ、しっかりと飲食の場、特に夜間の人出、こうしたものを押さえていかなければ、四国3県が全て「まん延防止等重点措置」になり、お酒の提供が全て禁じられるんですね。
 となってくると、四国でお酒を飲みたいんだったら徳島へ行け、あるいはお隣の兵庫(県)、今日も過去最高、大阪(府)同様、ということで、兵庫(県)、大阪(府)、あるいは岡山(県)、広島(県)、これらはみんな「緊急事態宣言」ですので、お酒の提供も全くダメですし、大変行動が規制をされる、であれば、やはり何もかかっていない徳島へ行け、これが合言葉になりかねないということになりますので、やはり我々としても防御をする、もちろんお酒の提供を断る、今の段階ではない、考えているところですが、時間についても全国的なトレンド、「第4波」とは違って、「第5波」、1時間短縮をさせていただく、こうした形で、そしてできれば三ッ星店、店員の皆さん方、実は連日陽性者も出ている。これが事前にチェックを出来ているという証拠になるわけですが、是非、定期PCR検査、これに応じていただいて、今は500(店舗)を超えて651(店舗)になってきたところでありますが、全部で「ガイドライン実践店」、5,000店舗ありますので、出来ればその1割というのではなく、さらにこれを積み重ねていく、例えば2割、1,000店舗、となっていければなと。
 こうした形で店員の皆さん方の危険度も増すわけでありますので、店員の皆さん方が安心して働ける、そうした職場を、そして店員の皆さん方が安心出来るということは、お客さんも安心して使うことが出来る、そうしたお店に三ッ星店になっていただきたい、このように考えています。

時短要請に対する協力金について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 先ほどメリットシステムとして、三ッ星店を対象に協力金の前払いの話もありましたが、これから改めてそういった、PCR、例えば、そういった申し込みをされて、これから後に三ッ星店になったところもそういった対象になる。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 わかりました。他ありましたら、よろしくお願いします。

(朝日新聞社)
 三ッ星店に関しては、28日から受付開始で協力金の前払いを払うということでしたけれども、通常の店舗については、9月12日の期限が終わった後に申請する形。

(知事)
 そうです。前回も同様だったんですが、翌日の13日から受付を開始すると。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(朝日新聞社)
 わかりました。あとすみません、クラスターの関係で40例目の正式名称ですけど、四国整備局の徳島河川国道事務所。

(知事)
 ちょっと正式じゃないですね。もう一度申し上げますと、国土交通省四国地方整備局、そこが抜けていますね、「四国地方整備局徳島河川国道事務所」ということになります。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

時短要請に対する協力金について(質疑)(その2)

(毎日新聞社)
 時短のことに関連してですけれども、一般のお店が9月13日から受付を開始する協力金の対象についてですけれども、これはお金が振り込まれるのは、大体申し込みから5日後くらいになるのでしょうか。

(知事)
 前回の時は5月31日までということで、3期に分かれて実は、振り込みをさせていただきました。つまり2度延長しましたので。そして第1期、第2期の時は大体10日、こちらで出させていただいて、第3期については、少し期間が長くなっていたものですから、少し審査に時間がかかるということですが、全国なかなか時短に応じていただけない、この理由というのが東京(都)、大阪(府)ですと、だいたい申請をしてから4か月かかる、これだったら店潰れるから、だったらやる、罰則が50万払うんだったら払う、こうした状況だったんですね。こうした声がありましたので、なるべく徳島の場合は早く、しかも99.4パーセント、全県下のお店で従っていただいた。そのご尽力に対しては、しっかりお応えをしましょうということで、第1期、第2期については10日、これを目指してやる。
 ただ今回、生活衛生同業組合、特に飲食の場の3組合、そして全体の連絡協議会の会長、森浦会長さん、皆さん方においでをいただいて、時短要請に対しては協力をする、ただし、この支援金について、協力金については極力早く出してもらいたいという、こういうご要請をいただいたんですね。ということで、前回は1期、2期目分については10日、3期分については、もうちょっとかかったんですけれど、その10日よりは極力早くしたいと、まず考えています。
 そして新たな制度として、この三ッ星、特にこの三ッ星にチャレンジできるのは、「ガイドライン実践店」、全県下で5,000店舗、さらにこの中で「とくしまコロナお知らせシステム」を導入している、この2つがあるところで、定期PCR検査に応募いただいて、1回でもやっていただく、ただ応募だけではちょっと足りないですね、やっていただく。そうすると、これで正式に三ッ星店になる、こうした皆さん方については、ご申請をいただいた場合、25万円、つまり例えば最低のランク、売上のランクでいきますと、3万円かける17で51万円になるんですね。その場合、25万ということは約その半分、こちらを定額として、全ての皆さん方に、まずはお支払いをしようということになります。
 ということで、この前渡しというのは初めての制度、業界の皆さん方にPCR、特にこれを協力いただいて、県外から来られた場合に、当然そういうことは想定されますので、そこの場合に店員さんが怖いと思われないように、そして店員さんたちの安心をしっかりと確保、そしてそれによって、そのお店だったら店員さんがPCR検査、1週間に1回はやっている、だったら安心して使えるんじゃないか。県民の皆さん方にも安心感を与えていただく、そのご尽力をいただいている、その部分についてのメリットシステムを今回、導入させていただくということです。

(毎日新聞社)
 時短要請で事業者の方に向けて問い合わせ先は、どちらになるのでしょうか。

(知事)
 これは県の機関、また、そうした点については、例えば、コールセンターとか、番号をご用意、それまでの間にさせていただきます。

宿泊療養施設について(質疑)

(徳島新聞社)
 宿泊療養者数がだいぶ増えてきているんですけれども、療養施設を増やす方針を示してらっしゃったと思うのですが、いつ頃どのくらい目処はたっているのでしょうか。

(知事)
 規模感は、既に最初にお聞きになられた時に答えを申し上げていて、出来たら三桁、100ぐらいを目指していきたいと申し上げました。
 そして、時期については、なるべく早く対応ということで、出来れば今月末か、来月の頭、こうしたところで対応できるようにしていきたいと。今、最終調整段階とお考えをいただければと思います。

(徳島新聞社)
 100くらいというのは、達成できそうでしょうか。

(知事)
 頑張ります。

(徳島新聞社)
 出来ると。

(知事)
 いや、頑張ります。

自宅健康観察者について(質疑)

(徳島新聞社)
 自宅健康観察者が44名ということで、日々増えているように見えるんですけれども、この方、ご自分でご希望されて、自宅でおられるということですか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 現段階でもそういう認識でよろしいですか。

(知事)
 いや認識って、事実がそうなっている。

(徳島新聞社)
 わかりました。

(知事)
 今回、昨日から比べると11名増えて44名となっていますが、全てまずはご本人の事情、また症状、療養環境、これを入院調整本部のドクター、医師が確認させていただいて、ドクターの判断をこれに加えて、そして自宅療養という形になっています。
 そこで、どうしてこんなに増えてくるのかということですが、先ほど相関関係と申し上げている家庭内感染が非常に増えてきていますよ、鰻登りに、お見せをさせていただいたかと思います。もう一度念のためにご覧いただきたいんですが。
 
(パネル「8月の『家庭内関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 このような形に今なっています。8月1日からずっと出ているんですが、全く前半と後半で様相が変わっているんですね。非常に後半は増えてきている。しかも県外由来、つまり帰省した人たちが入ってどんと増える。つまりこうなると何が起こるかということですが、ご家族全体、例えば帰ってきた方が1名、ご家族5名、だったら合わせて6名が全員感染しちゃう、となると、もう家で一緒にいたい、その代わりケアを我々としては、しっかりかかりつけ医、あるいはサポート医、これは県の医師会の皆さん方が、あの4月の「第4波」、大変な1か月で773名でた時に、ご考案をいただいた、このシステムをスムーズに活用させていただく。もちろんそれ以外にも食物アレルギーの方も多くおられて、いわゆる療養食を食べられない、こうした方がおられます。
ということで、今、申し上げたように、このグラフをご理解いただければ、答えは一目瞭然ということになります。

入院等の基準について(質疑)

(徳島新聞社)
 数週間前までは、感染者の方がすごく少ない状況が続いていまして、無症状の方も含めて全員入院という状況がしばらくあったかと思うんですけれども、状況が変わってきて、ドクターの判断の基準というの少しずつ変わってきているんだろうとは思うんですけれども、現時点で入院されている方とか、宿泊療養の施設に入られている方はどういった、例えば軽症、症状がある方は全部入院しているのか、軽症の方も一部宿泊療養に入ってもらっていて、中等症以上から入院とか、どういった判断の基準、現在入院されているのは。

(知事)
 最終的にはドクターが判断するんですが、つまり余裕が病床にある場合であれば、無症状の人ももちろん、徳島の方針としては入っていただく。しかし、若い人たちが増えてきた、というのは、今回でもこれ7月に入ってからの感染状況ということでありますが、大体30代以下、若い皆さん方と呼んでいるんですが、66.8パーセント、全体の感染の中で、7月以降ですね。ということになると、やはりこの宿泊療養、それで多くが今も無症状か軽症ですね。ということで、重症もお一人ということでありますので、その軽症のところが一つの判断のメルクマールになって、そうした方々で、もし病変しそう、まあここはドクターの判断でしかないわけですよね。どんな基準だというのは、あるわけではありませんので、そうした軽症者の中の判断をしていくということになるかと思います。

(徳島新聞社)
 宿泊療養か入院かの境目は、軽症の中にある。

(知事)
 そうです。徳島の場合はね。

(徳島新聞社)
 今の話に関連しまして、埼玉(県)とか神奈川(県)とか、症状を点数化して、基準を作っているところもあるんですが、徳島県は現時点でそういうような、症状を点数化して振り分けていくというような基準はないということでしょうか。

(知事)
 基準がないというよりも、点数化をしなければいけないというのは、まさに命のトリアージ、つまり医療崩壊を超えて災害医療、こうしたものをとにかくテキパキやらないと規模的に間に合わない。本来はそれぞれの、いわゆる患者さんの状況、もちろん症状の聞き取りをしっかりする。あるいはアレルギーがあるのかどうか、既往症があるのかどうか、あるいは家庭内環境がどうなのか、こうしたところまで患者さんに寄り添って、そして聞き取りをドクターがして、判断をしていく。ですから無症状であっても入院する人がいるし、あるいは軽症であっても、もちろん宿泊療養、メインは宿泊療養に入っているんですけれどね、こういうところに入る。それぞれドクターが患者さん一人ひとりに寄り添って、いわゆるきめ細やかにやれる、これが出来なくなった段階で医療崩壊が始まり、そして点数化をして、最終的には災害医療、命のトリアージに移っていく。東京(都)、神奈川(県)、千葉(県)、埼玉(県)、今の感染状況からすると、まさに医療崩壊、このように言われ、災害医療だ、こうしたのが今の形というふうにご理解をいただければと思います。

(幹事社)
 そろそろ時間を過ぎていますが、よろしいでしょうか。では、これで終わりたいと思います。ありがとうございます。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。

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徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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