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令和3年8月24日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日8月23日、県内におきましては49名、新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。
 公衆衛生上の観点から、感染がされた方のお住まいの市町村名または都道府県名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市13名、阿南市6名、吉野川市1名、阿波市2名、美馬市1名、石井町1名、牟岐町1名、美波町1名、松茂町3名、北島町2名、藍住町9名、板野町3名、上板町1名、つるぎ町1名、岐阜県1名、京都府1名、香川県2名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が28名、県外が6名、クラスター関連が4例となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 それでは、これを受けまして「とくしまアラート」にかかる5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず1番目、直近1週間、これは8月17日から8月23日までの新規感染者数322名となります。
 2番目、感染経路不明割合322分の40、12.4パーセントとなります。
 次に、3番目の項目、病床の逼迫具合、1番目が確保病床の使用率234分の134、57.3パーセントとなります。次に入院率381分の134、35.2パーセントとなります。うち重症者割合25分の1、4.0パーセント、変わらずです。
 次に4番目、療養者数381名となります。
 最後5番目、PCR陽性率3,692分の320、8.7パーセントとなります。
 続きまして、過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがありましたので、ご説明申し上げます。
 まず、「32例目飲食店関連クラスター」について、新たに三次感染2名、2278(例目)、2279(例目)の陽性が確認されましたので、この2名をクラスターに含めることとし、陽性者数については、全体で32名となりました。ということで、このような形。
 
(パネル「32例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 三次感染で2名加わりまして、32名の大きなクラスターとなっているところであります。
 次に、「36例目飲食店関連クラスター」について、新たに利用客1名、これは2310例目の方の陽性が確認されましたので、この1名をクラスターに含めることとし、陽性者数については全体で10名ということになりました。
 
(パネル「36例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 分かりやすく言えば、はしご酒ということで、そのお方が1人加わったということになります。
 次に今度は、「39例目屋外活動クラスター」につきまして、新たに二次感染1名、これは2319例目の方の陽性が確認されましたので、本日から関連クラスターと呼ばさせていただきますが、この1名をクラスターに加えることとし、陽性者数につきましては、全体で7名ということになりまして、
 
(パネル「39例目屋外活動関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 このように二次感染1名、これによって、屋外活動6名と合わせて、7名という形となります。
 昨日の記者会見におきまして、「38例目屋内イベント関連クラスター」について、その場所と、そして、お店の名前、全体の把握ができないということで、あえて条例に基づいて公表をさせていただきました。徳島市内の「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」において、8月13日、14日、二日間行われた音楽イベント、音楽ライブ、そして特に14日の分については、15日未明まで、深夜まで続いたと。こちらに参加された方につきまして、症状の有無に関わらず、かかりつけ医もしくは受診・相談センターの方に、「クラスターが発生したそのイベントに参加したんだ」という旨を、おっしゃっていただいて、相談をしていただけるように呼びかけを私の方からさせていただきました。
 
(パネル「受診・相談センター」を掲示)
 
 もう一度こちら、今度はもう少し分かりやすく、昨日、電話番号、私の方からは申し上げておりませんでしたので、この「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」において、13(日)、14(日)そして15(日)の深夜未明ですね、開催の音楽ライブに参加した皆様方、ご自分のことであります。受診・相談センター、こちらは24時間対応可能となります。電話番号申し上げますが、0570-200-218、0570-200-218、24時間対応となっております。必ずこの「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」において、あるいは8月13(日)から15(日)開催の音楽ライブに参加をしたんですがと、一言添えていただきたいと思います。
 ちなみに、昨日この場で、ご報告そして呼びかけをさせていただいたところでありまして、本日の午前9時時点で、受診・相談センター、こちらに対して13件のご連絡を既にいただいているところであります。もちろん、かかりつけ医さんの方に言われている部分もあるかもしれません。
 つきましては、本日も改めまして、今、呼びかけをさせていただきましたし、さらに心当たりのある方は、かかりつけ医さん、こちらにもお話をいただく。そして、24時間対応の受診・相談センター、もう一度言いますと、0570-200-218、こちらの方に電話でご相談をいただきたいと思います。
 日頃よく三ッ星店ということを申し上げますが、つくづくこれも実感をさせられるところは、もしこのお店が、このライブにおいて、「とくしまコロナお知らせシステム」こちらを導入いただいて、参加した皆さん方が登録をしていただいておけば、あっという間に100人、100人、参加をした皆様方にすぐ通知がいったであろうと。ということであれば、気づき、今、ご自分のスマホにコロナがということになれば、ぱっと連絡がくる。それが出来ないというと、もうつくづく残念だ、やはり早く気づきを持っていただいて感染を広げない、確かに従来株であれば、そんなに感染力が強いわけじゃないので、しばらく呼びかけをして、是非、こうした形でもいいんですが、今、デルタ株、あっという間に広がってしまう。100人なんていうのはあっという間に広がる、デパ地下見ればお分かりのとおりでありますので、是非、こうした点について、お店においても「とくしまコロナお知らせシステム」、お店で特に大規模イベントをやるときには、是非その導入と呼びかけをお願いいたしたいと思います。
 さて、昨日、確認をされました全国の新規感染者数、こちらは月曜日ということもありまして、2万人には達していないわけでありますが、16,859名となったところであり、非常に高止まり感、あるわけであります。
 また、報道によると、ということでありますが、また、政府基本的対処方針分科会、これが明日にでも開かれるのではないか。
 そして、そこで議されるのは、今、急激に感染急拡大となっている、いわゆる中京圏、愛知県、岐阜県、三重県、この3県は、今、「まん延防止等重点措置」になっているんですが、過去最高ずっと叩き出しているんですね。実は今日も今、データが出てきておりますが、岐阜県が382名、過去最高、前日179名だったんですね。そして愛知県1,617(名)、これも過去最高、昨日は1,059(名)だったんですね。三重県も342(名)、ちょっと前までは400(名)超えていました。ということで、今年は、国体は三重(県)、身障者のスポーツ大会も三重(県)となっていたんですが、その中止の要請が既になされている。今、徳島で四国の実は地区予選、行われているんですが、私も、特にこの土日のうちね、応援に駆けつけたんですが、せっかく出場権を徳島のチーム得ているのに、このままいくとせっかくの国体本体が中止になってしまう。本当に残念な結果になるわけでありますが、そうした形でこの中京圏、大変な今、感染拡大、さらに北海道もなかなかもたない。400(名)をはるかに超えているところで、鈴木知事の方からも「緊急事態宣言」に、「まん延防止(等重点措置)」から格上げをしてくれと。ここ数日、この4道県、強く国に申し入れをしているところですね。ということで、25日、明日にでもその対象に加えられようと、こうした話が寄せられております。
 また、「まん延防止等重点措置」につきましても、既に、宮崎県からは申請が出ているところでありまして、こちらをはじめ適用地域、今、先ほど申し上げた中京圏、北海道、合わせ16の道県、「まん延防止等重点措置」になっているんですが、こちらの追加、これも大幅になされるんではないだろうか、このように言われているほどの、今、引き続き、危機的な状況が続いているところであります。
 また、よそのことばっかり言っているとアレですので、本県におきましても、本日発表の新規感染者数49名となりまして、実は8月まだ下旬ということでありますが、8月に入ってからの累計感染者数が526(名)、つまり500を突破することとなりました。このまま続いていきますと、アルファ株、英国株の猛威、我々3月末から4月、5月の頭にかけて、この影響をもろに受けたわけでありますが、4月773名でありましたので、場合によっては、この数を上回ることも十分あり得るということであります。
 なんといっても四国の状況、本日、既に香川県が95(名)、愛媛県が72(名)、そして高知県また過去最高を更新され88(名)、これぐるっと囲まれているわけでありまして、こうなるとなかなか厳しい、というのは、さらに地続き、高速道路でなっている兵庫県1,079(名)という数にもなっているんですね。ということで、何としても対策を、また、ご理解をいただく形で医療提供体制、これを逼迫をさせない。
 確かに大都市部、東京(都)などでは、医療逼迫どころじゃない。災害医療だ、命のトリアージだ、このように言われているところでありますが、強い危機感を持って、しっかりと対応をいたして参りたいと考えております。
 そこで県民の皆様方には、国における今、「ステージ4・特定警戒」「とくしまアラート」県庁が紫色に染まることとなっておりますので、是非、何度も申し上げておりますが、東京はじめとする「緊急事態宣言」のエリア、あるいは、今、申し上げた愛知県はじめとする中京圏、「まん延防止等重点措置」こうしたところの往来については、慎重にも慎重を期していただきたいと思います。
 また、県外から帰省を予定される皆様方、やむを得ないという場合については、是非こちら。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 事前PCR検査、こちらを是非、ご利用いただきたいと思います。「え、8月31日までだったんじゃないの」、いいえ、「緊急事態宣言」が9月12日まで延びましたので、9月12日までの帰省を対象にし、8月22日までであったものを9月3日まで延長を受付させていただいております。
 さらにこれに、もう間もなく新学期が始まる、場合によっては、クラブ活動で早く戻ってくる、県外に帰省をされた大学生はじめ、専門学校等々、こうした皆さん方につきましても、対象を拡大させていただいておりますので、こちらは学校を通じてお願いをしております。昨日までに、まず県外から帰省をされる皆様方、既にエントリーは7,766(名)、また、県外に帰省をしていて、新学期あるいはクラブ活動で戻って来られる方々、こちらは70名、合わせると7,836(名)ということになりますので、是非、この制度をご活用いただければと思います。
 また、県内企業の皆さん方におかれましても、是非、出張につきましては、やはりそうしたエリアとの往来、慎重にも慎重を期していただくとともに、県外出張されて、あるいは向こうの皆さん方と様々なお仕事、会合などで接した場合には、是非、発地においてPCR検査などを受けていただいて、安心して戻ってきていただくようにお願いをするとともに、逆に東京(都)、大阪(府)など感染拡大地域から人がおいでになられる場合は、できればこの機会にテレビ会議Zoomなどを活用していただければと思います。
 次に、本日発表の新規感染者のうち、飲食店関連の感染が12例、確認されており、8月に入ってからの飲食店関連の感染状況は、このようになっております。
 
(パネル「8月の『飲食店関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 ということで、8月7日、1名出てから、ずーっと24日、昨日まで連続で出ております。8月累計は、既に117件となりました。しかも、二つくらいこう棚があるんですね。ここのところは大体3から6までの間で、トーンと上がって、今度は7が一番少ないんですが、二桁がほとんど、22日には18、昨日は12、しかも二次感染がこの時、23日は多かったんですが、今なんと本体でもう10名というのが、今日の特色ということになります。
 是非、そうした点からも県内の皆様方におかれましては、飲食の場、十分にご注意をいただくとともに、「ガイドライン実践店」四角のすだちくんのマーク、また、お店が職員の皆さん方に対しての、定員の皆さん方に対して、定期的にPCR検査、これを行っていただくPCR定期検査店、そして、先ほど残念だと申し上げた、「とくしまコロナお知らせシステム」この三つを兼ね備えた、会食の際には是非、「コロナ対策三ッ星店」を積極的にご利用をいただきたいと思います。
 そこで、飲食店に対する時短の予告を既にさせていただいております。8月19日の徳島県対策本部において、8月25日までに、今、申し上げた三ッ星店のうちの真ん中、定期PCR検査、こちらを申し込んでいただく店舗数が、県内全域で「ガイドライン実践店」が全部で5,000店舗、徳島あるわけですが、その1割をまずは目指していこう500店舗、これは8月18日現在で、既に申し込んでいただいているところが240店舗、実際に検査を行っているところが188店舗、実際の数の約3倍近く、そして、申し込みを倍以上にしていこう、結果として全体の1割、こうした目安で500店舗、こちらをもし(8月)25日水曜日までに達成できない場合には、即27日からの時短に防御ができないということで、踏み込ませていただくと。
 そこで気になるのは、昨日までで何店舗になったのかということですが、541店舗、500(店舗)をクリアいたしました。ということで、これによってまずこれらが実践にうつされていくことを大いに期待をするとともに、一定の防御ライン、これが引かれていくのではないか。まずこの要件については、クリアすることとなりました。
 しかし、今も申し上げたように、この飲食店での感染、これがなかなかやまないということになる。確かにこのピーク(8月)22日の18に比べると落ちてきてはいます。しかし、まだ二桁、高止まりをしている。また、全国的なトレンド、こうしたものもしっかりと踏まえる中で、最終的には、明日、判断をさせていただければと思います。

 次に、定期PCR、こちらの既に行っていただいているお店の中で、今回の「第5波」、これは6月24日から行なっていただいているわけでありますが、この期間中に昨日でありますが、お一人陽性の方が見つかりました。
 この「第5波」6月24日からの検査の中で、定期PCR検査、陽性が確認されたのは初、この制度が出来上がってゴールデンウィークの時には、お一人やはり、おられたんですけれどね。ということで、このお店については、今回、この方が見つかったということで、実は、昨日のうちに消毒を終えることができて、本日も営業が十分可能と。そして、お客さんには濃厚接触者がいないということが、すぐ判明いたしました。もちろん従業員の方には、接触者認定されておりますので、こちらも速やかに検査に入っているということで、早期探知に大変役立つという、こうした効果が出ておりますので、お店の営業をお客さんたちが楽しみにしているのに、今日は休業ですと、そうしたことを起こさないためにも、また感染拡大を広げない、そうしたためにも是非、PCR定期検査、もっともっとお申し込みをいただき、コロナ対策の三ッ星店、多くのお店がそうなっていただくように、よろしくお願いを申し上げます。ということで、こちらがPCR定期検査ということであります。
 
(パネル「定期PCR検査の申し込み案内」を掲示)
 
 こちらに参加いただけるのは、「ガイドライン実践店」のあの四角のすだちくんのステッカー、また、「とくしまコロナお知らせシステム」に登録済みのその飲食店、つまり二ッ星を取っている所に三ッ星を重ねていただく。
 県民の皆様方には、このマーク、丸いすだちを輪切りにした、このマーク、これらを是非、目印にしていただきたいと思います。
 さらに今度は、県内全域における県立施設の時短についてであります。
 やはり(8月)19日の県対策本部、こちらにおいて県内の人流を極力抑えて行こうということで、本日8月24日火曜日から「緊急事態宣言」などの期間とされている9月12日までの間、県内全域の県立施設を20時以降、原則閉館とさせていただくことといたしております。対応状況についてでありますが、少しパネルもご用意をさせていただきました。
 
(パネル「県立施設の時短について」を掲示)
 
 こちらにありますように、今日から20時以降の原則閉館となる県立施設、それぞれ県東部、県南部、県西部とエリアごとにまとめておりますが、全部で23施設ということになります。
 また、前回同様、市町村の皆様方にも同様の措置をお願いし要請させていただいておりまして、本日時点で市町村の施設、やはり同じ時短をかけていただける施設が、合計543施設となったところでありますので、ご報告を申し上げたいと存じます。
 次に、昨日も触れたところでありますが、非常に頭が痛い、そして全国同様の傾向、これは家庭内感染の広がりです。今日は10家族17例、確認されました。ということで、昨日もご覧いただきましたし、その前もご覧をいただきました。
 
(パネル「8月の『家庭内関連』感染事例の推移」を掲示)
 
 家庭内感染、8月はなんと1日から毎日出ています。しかし、ご覧をいただくと、最初のうちは非常に5という数字もあった、6という数字もあったんですが、比較的16日までは低い感じだったんですね。
 そして、特にこの県外由来、こうしたところが、だんだん見え始めてから、傾向が少し変わってきました。ここ19日以降というか、17日を過ぎて18日以降と言った方がいいかもしれませんが、連日いわゆる県外由来の数が、どんどん増えてくるという形で、最近では非常に高止まり、今日発表が17、昨日発表も17、その前の発表が14、ましてや19日発表は18となっているんですよね。
 ということで、この家庭内感染、今日も全国ネットのニュースで、この点が示されておりました。もう一度おさらいをさせていただきます。8月以降、お子様からご家族に感染が広がった事例が、7家族14例、かつては、子どもさんにうつさないように、このようには言われていたんですね、逆です。今、子どもさんからご家族にうつってくる。
 そして、気をつけないといけないのは、もう間もなく新学期、実は明日から始まるところが、もう県内の学校でも出てくるんですね。新学期を迎えるにあたり、この学校から家庭内に、ますます持ち込まれてしまう。
 
(パネル「家庭内感染予防のポイント」を掲示)
 
 こうしたことが大変気になるところでありますので、何度もこれもお示しをしておりますが、是非、ポータルサイトなどから、家の冷蔵庫などに貼っといてもらいたいわけでありますが、感染が疑われる方が、もしいた場合には、部屋を分ける、また距離をとる、あるいは、お世話をする場合には、お一人、さらには全員が家庭の中でマスクを着ける、「え、家庭内でマスク」とお思いかもしれませんが、これは必要なこととなります。
 また、日頃の家庭内感染、防いでいく対応がこちらの五つ。手洗い、うがいの励行よろしくお願いします。換気をこまめに、空調をかけていても窓を少し開ける。また、手で触れる共有部分、消毒をこまめに、接触感染を防ぐということになります。また汚れたシーツ、衣類、これはもちろん洗濯をこまめにしていただきたいと思います。そして、ごみ、どうしても、ごみいっぱいになった、口開けてポンと出す。これは困る、しっかりとゴミ袋の口、これは固く閉じていただいて、ごみを収集する皆様方の安全、これも守っていただきたいと思います。
 特にこの家庭内感染の今、予防、申し上げたところでありますが、「いやそうは言っても小さい子どもいるのよ、マスクは」必ずこの話は出て参ります。そこで特に、小さなお子様がおられて、そのお世話をする場合ということで、国立成育医療研究センターの方から出されています。2歳未満のお子様へのマスクの着用、これはやめること、抱っこ、添い寝、または体を拭いたり、場合によっては、お漏らしをしちゃった場合の排泄物の処理をする際には、大丈夫なんて思わずに、可能な限りマスクを着けていただく、また、使い捨てのエプロン、そして重要は手袋ですね、こちらを着用していただいて対応していただく、また、汚物を捨てる場合には、二重に密閉をして捨てていただく対策がポイントとなるということであります。是非、これらの点についても、ご注意をいただくように、大丈夫こう思ったところが、過信になり今どんどん家庭内感染、子どもさんから広がっていくということになりますので、是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そして、少しでも体調に異変を感じた場合には、かかりつけ医の方々へ電話で、そして、その指示に速やかに従っていただきたいと思います。
 そして、最後に1点、デルタ株の検査結果について、ご報告を申し上げます。
 昨日8月23日、徳島県保健製薬環境センターにおきまして、デルタ株、その特徴とされるL452R変異のスクリーニング検査、実施をした結果、22件、疑い事例が確認されました。
 今回の検査は直近3日間、8月18日から20日のうちに、確認をされた感染者から採取した24検体について、実施をいたしました。検査した検体の約9割、デルタ株の疑いということになり、本県においても、ほぼデルタ株に置き換わった、その状態となりました。
 おさらいですが、デルタ株、従来株と比べると1.95倍の感染力、かかった方が吐き出すウイルス量、従来株の(約)1,000倍、狭い空間では、あっという間に感染が広がる、そのエビデンス、なるわけでありますが、しかし、恐れすぎる必要はありません。先ほども家庭内感染で申し上げたように、基本的な感染防止対策、特にマスクですね、あるいは接触感染の防止、これをしっかりと行なっていただければ大丈夫ということであります。
 なんとか県内で感染爆発、これを引き起こすことがないように、県民の皆様方あるいは事業者の皆様方のご理解とご協力よろしくお願いを申し上げます。
 今日は長くなりましたが、私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

飲食店への時短要請について(質疑)(その1)

(読売新聞)
 終了時刻、予定時刻を過ぎているので、とりあえず1点ですが、時短要請についてですが、これまで一番のキーというか、してらっしゃった、定期PCRの申し込みがクリアできているということで、他の要素も含めてということですけれども、例えば専門家会議に諮るだとか、どういったあたりを他、考慮されるかお願いできますか。

(知事)
 もちろんそうしたご意見もいただくということになりますし、あと今、政府全体で、これは全国知事会から申し上げたように、いわゆる強い措置をとって、そして人の流れを止める、一つとして全国一斉に「緊急事態宣言」。しかし、あの東京といえども、23区と小笠原、ここは、やはり状況が全然違う。だからそうしたことを延べ単でかける。だから逆に効果がないじゃないか、このように言われて、いわゆる「緊急事態宣言」慣れ、人がどんどん出てしまう。そうではなくて、全域に「まん延防止等重点措置」これをかけることによって、どこにかけるかを知事が判断でき、そして大丈夫なところは何もかけない。
 そしてただし、対策を、「緊急事態宣言」並みのものを「まん延防止等重点措置」でもかけられるようにする。そして、できればロックダウン効果、これを出していく。確かに日本ではロックダウン、なじまない、あるいはなかなか難しいんじゃないかとよく言われるんですが、今の特措法、感染症法を活用し、もう既に全国知事会、先週の金曜日でありますが、提言をまとめた中には、一つ、ロードプライシング、これはいったい何か。かつて麻生内閣の時に、高速道路、どこまで行ってもつながれば、1,000円。安くできるのであれば、では首都高速、貨物は別として、これを3倍にする、さすがにこれだと行楽行きづらいよね。あるいは山手線、京浜東北(線)、あるいは東武東上線とか、ああいう私鉄ですね、西武(線)、こうしたものの料金を3倍にする、いやこれはやはりちょっと家族で行くのは大変だね、こうした、価格による対応というものは、できないわけじゃない。
 こうした点をやはり国としてはしっかりと考えていただきたい。そうでもしなければ止めようがない。こうなるともう東京で言われているのが医療崩壊を超え、命のトリアージとなる災害医療だと。こうなってくると、どうにもならなくなる。ということでありますので、やはりきっちりとこうした人流を止める。また理解をしていただいて、なるほど、感染を拡大したところを抑えるんだな。そうでない市町村については、そうしないんだな。こうしたものが目で見える形を制度でとれる、「まん延防止等重点措置」である、これがあるわけですから、さあ明日、この基本的対処方針分科会、「緊急事態宣言」の拡大、「まん延防止等重点措置」の拡大だけになるのか、あるいは報道されているように、全国知事会から言われている、例えば、全国へ「まん延防止等重点措置」をかける、あるいはロックダウン的な手法を導入していく、こうしたものが諮られるとか、また東京都と厚生労働省、田村大臣と小池都知事が感染症法、これに基づいて、これまで例えば、奈良県、あるいは茨城県、大阪府などであった、病床を叩き出す、この要請、これもかかってくるという話はあったんですが、そうしたいたちごっこ、これも確かに応急処置としてはあるんですが、根本の原因をカットしていかないことには、どんどんどんどんいたちごっこになって、もうもたない、こうなってしまうわけですので、やはり根本要因、原因、これを封じ込めなければならない。
 さあ明日どんな形になるのか、しっかりとここに向き合いたい。ちょうどその日と今回の時短要請、この判断が同じ日になるということになりますので、もし全国に「まん延防止等重点措置」をかけるということになれば、そのエリア、例えば徳島市だけにするのか、あるいはその周辺をやるのか、あるいは全県下に、今「まん延防止等重点措置」は、全市町村にはかけられないんです。ここを前回、これをかけられるようにすべきではないか、こうした意見も強く出されているところでありますので、こうしたものもしっかりと見極めながら、明日中に、27日から導入をするかしないか、それを判断させていただきたいと思います。
 ただし、先ほどのPCR定期検査、こちらの500(店舗)、これはクリアしたことをここでご報告を申し上げます。

(四国放送)
 今のお話と同じですけれど、541店舗でクリアはしたんですけれども、感染状況とか見ながら明日判断するということで。

(知事)
 そうです。これから万が一、国の方で全国に「まん延防止等重点措置」をかけるということになれば、これは自動的に、当然、時短がかかってくる20時まで。この場合には、前回は我々21時までとして、「まん延防止等重点措置」かかりませんでしたので、そして20時までのお酒の提供をしたんですね。しかし今は厳しくなっていて、20時まで、そしてお酒の提供はダメということになっておりますので、そうした点も含めてしっかり判断をしていきたいと考えています。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(四国放送)
 「HIGHLOUNGE(ハイラウンジ)」の件で、受診・相談センターに連絡のあった13人というのは、皆さん参加者の方でよかったですか。家族とかではなくて、参加者で。

(感染症対策課)
 ご家族の方もいらっしゃいます。

(四国放送)
 家族もいらっしゃる。参加者とその家族という感じですか。

(感染症対策課)
 はい。

飲食店への時短要請について(質疑)(その2)

(読売新聞社)
 1点だけ補足で、時短の関係ですけれど、定期的PCRの申し込みは、クリアできているけれども、さっき言っていらっしゃったように飲食店関連の感染がすごく多いと、県内の、3日連続ですよね、直近1週間の感染者が過去最多を更新したり、そういった県内の感染状況が高止まりしている、そういったこともあってということでよろしいのでしょうか。

(知事)
 はい。最初からそれは申し上げているところで、まずこの定期PCR検査、これが500(店舗)に満たなければ即刻もうこれは(かける)。それから感染状況、ここはしっかり見極める必要がある。例えば、500店舗を超えたとしても、感染急拡大ということであれば、これは抑え込まなければいけない。
 そして、もう一つの要素、全国に「まん延防止等重点措置」が掛かれば、これは自動的になるということになります。

事前PCR検査について(質疑)

(NHK)
 先ほど出張やお仕事で県外訪れた方もPCR(検査)受けてほしいということですけれども、無料のPCR検査の枠を拡大するとか、そういったお考えは。

(知事)
 会社の場合は、やはりビジネスとしてやっていただいておりますので、ここはもう既に会社でそうしたことをどんどんやる、あるいは従業員の方が自主的にやられている、先行事例がありますので、そこのところについては、会社の皆さん方主体でお願いしたい。ただ学生さんたち、こちらについては、やはり我々としてしっかりと支援をする必要がある。あるいは、県人の方で帰省をどうしてもしなければいけない、そうした皆様方にも安心して帰省をしていただく。そうした意味で今回、四次にわたって、というか、PCRの方ですね、支援をさせていただいている。特に新学期がもう目前になりますので、既に県外へ帰省をしていて、戻って来られる大学生、専門学校、専修学校、こうした皆さん方に対しても対象に加え、既に70名の皆さん方が申し込みをしていただいているということになります。

(朝日新聞社)
 個別の話になるので、もしかしたら後で。

(秘書課)
 個別は後で。

(朝日新聞社)
 わかりました。

ワクチン接種について(質疑)

(徳島新聞社)
 ワクチンについて、お伺いします。全国でアストラゼネカ社の接種を始めた自治体があるんですけれども、徳島県として同社のワクチンを使って接種を始めるご予定は、ございますでしょうか。

(知事)
 今は感染急拡大、特に最初に「第5波」で「緊急事態宣言」の対象となった埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、沖縄県、このいわゆる6都府県、こちらの方に既に厚生労働省から、8月3日、事務連絡が出されて、そしてこちらに優先的に配ると。そして、それ以外の道府県については順次発送と。このような形になっているんですね。
 ということで、本県におきましても、今、国と調整をさせていただいて、その接種体制の構築に向けて、準備を進めております。そして詳細が決まり次第、発表をさせていただく予定としておりますが、目処としてでありますが、9月上旬に、なるべく早くですが、募集開始を予定しているところです。

(徳島新聞社)
 アストラゼネカ社が対象としている40歳代以上で希望者をということになるんですか。

(知事)
 おっしゃるとおりです。それといわゆる、ファイザー、モデルナ、mRNA、これにアレルギーのある方、特にこうした人で、アストラゼネカ、これを使える、mRNAの手法でありませんので、そうした意味で、あるいは海外でアストラゼネカを打った、そうした方を対象とするという形で今、考えているところでもあります。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 先ほど定期PCRで陽性が確認されたというお話の中で、本日、営業できているということですけれども、この従業員の方は接触がある、検査中というお話もあったのですが、それは営業しても大丈夫ですか。

(知事)
 当然、その人たちは出てこない。

(徳島新聞社)
 では、接触のあった方は少なかった。

(知事)
 つまり、接触者になっていますから、出て来られないですね。

家庭内感染について(質疑)

(毎日新聞社)
 家庭内感染、お伺いしたいんですけれども、8月になってから、子どもから家族への感染が何家族何例とおっしゃいましたか。

(知事)
 はい。もう一度おさらいとなるところでありますが、この家庭内感染、8月以降は7家族14例。お子様からご家族に広がってくる。8月ですね。

(毎日新聞社)
 あと8月を抜いて140例とあるんですが、これは月別で最多とか、そういうのはありますか。

(知事)
 というか、今まで家庭内感染、そこまでとってはなかったんですけれどね。ただ今回140例ということになりまして、昨日、この大体どのくらいの比率なのかといったことを既に申し上げたところでありまして、そうした意味からいくと、昨日の段階で、この数が25パーセント、ちょっと超えて25.8パーセント、ところが今回はこれ既に26パーセント、これを超えたところとなっておりまして、そうした意味では、やはり家庭内感染の比率といったもの、全体の8月に占める陽性者、その数の比率からいうと、非常にまたトレンドとして、増えてきているということになりますので、こうした点、しっかりと注意を促しています。
 もう一度おさらいで言いますと、昨日の時点では25.8パーセント、これは今日の時点、発表時点では26.6パーセント、上がってきていますよね。4分の1以上と昨日申し上げたんですが、常にそれを段々超えてきている。このままいくと30パーセントになるのは、そう遠くないということですので、是非、注意喚起をさせていただきます。

(毎日新聞社)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 では、これで終わりたいと思います。ありがとうございます。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。 

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