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令和3年8月20日 定例記者会見 フルテキスト版

18歳以上の希望する県民5割以上の「新型コロナワクチン」接種完了について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、私の方から3点、今日は発表をさせていただきます。
 まず1番目は、県民の皆さん18歳以上の希望する5割以上の新型コロナワクチン接種完了についてであります。
 本県におきましては、新型コロナのワクチン接種につきまして、3月4日、医療従事者の皆様方の優先接種、4月12日からは高齢者の皆さん方を含む一般接種、6月に入りますと職域接種、さらには「アスティとくしま」で県が主導いたします大規模集団接種、これらを進めてきたところでありまして、当面の目標として取り組んできた、希望される18歳以上の県民の皆様方の5割以上の接種が、今週完了いたしましたので、ここにご報告をさせていただきます。
 実施主体としてワクチン接種の推進に鋭意、取り組んでいただいております市町村の皆様方、一般接種や職域接種、そして、県が主導する大規模集団接種などにご協力をいただいております医療従事者の皆様方、全ての関係各位にこの場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
 
(パネル「18歳以上の新型コロナワクチンの接種状況」を掲示)
 
 そして、こちらが既に2回接種59.1パーセント、363,450名の皆様方、お受けをいただきました。ちなみに県内の18歳以上人口、これは令和2年1月1日時点でありますが、614,838(名)を分母とさせていただいております。
 そして、その分類でありますが、こちらをご覧いただくように、医療従事者の皆様方の優先接種は、2回接種終わったところでありますが、47,696(人)、全国的に見ると6月11日、福井県に次いで2番目に徳島県は終えたところであります。
 また、一般接種こちらは263,759人ということで、また職域接種、こちらについても33,849人。そして、全国で5番目に始めました大規模集団接種、県が主導するものでありますが、「アスティとくしま」を主会場として、こちらが18,146名、これらを合わせ、363,450名の皆様方に2回接種を終えていただいているところであります。ということで、その概要、内訳を今、申し上げたところであります。
 しかも、予防接種法上の接種主体である市町村の皆さん方、特に全国では、国の方から在庫貯めまくっているんじゃないか、なんていう指摘があって、ワクチン供給、その調整を県の方に委ねるということもあったわけでありますが、徳島の場合には、在庫を発生させない効率的かつ迅速なワクチン接種を進めていただいているところであります。
 さらには、職域接種、こちらも厚生労働省、6月21日スタートということでありましたが、実は6月8日からその申し込みを受け入れるとなっていたんですが、6月7日にエントリーしていないと駄目だなんて話が内々きたりして、ここは田村厚生労働大臣に全国知事会長として、それはおかしいんじゃないかと、6月8日受付なんだから、これはオープンの場で申し上げたところであり、その意味では、なるべく早くいかないとこれは積み残されるよ、こうした県からの要請に多くの企業の皆さん、多くの大学、高等教育機関の皆様方が積極的に応じていただいた。そして、多くの皆さん方が2回目を達成し、今もその対応をいただいているところであります。現在のところ18団体において、今、申し上げたように、7万回、これを超える接種を行っていただいております。
 また、ワクチン接種につきましては、先ほど医療従事者の皆様方への感謝、申し上げたところでありますが、県の医師会の皆様方、また郡市医師会、さらには県看護協会、さらには県薬剤師会はじめ多くの皆さん方にご協力をいただいたところであります。
 特にこの「アスティとくしま」主会場として、県が主導して行う大規模集団接種、こちらについては、当初、国の方で7月末までに高齢者の皆さん方の優先接種、これを終えようと、なかなか人口の多いところでは難しいですね。そこで徳島市、阿南市、小松島市、こうしたところを「アスティとくしま」で受入をさせていただいたところでもあります。
 また、この受入で7月末きっちりと終えていただいたところでもありますし、今度はそのシステムを活用して、例えば、保育士さん、幼稚園の先生、小中高の先生方、また、消防団の皆様方、そして、生活衛生同業組合10組合、病院、飲食、さまざま理美容あるわけでありますが、こうした皆様方、多くの大規模集団接種これを受入させていただいているところであります。
 また職域接種、特に昨今は若い皆さん方、30代以下の皆さん方の感染が大体6割から7割、徳島でも全国でも占めるわけでありますが、大学においても、例えば、徳島大学が鳴門教育大学とセットで、四国大学は阿南高専、あるいは徳島工業短期大学こうしたところを合わせて、徳島文理大学ももう間もなくスタートを切るわけでありますが、こうした形で若い皆さん方の接種、これも大変進んでいるところであります。
 昨日も徳島大学で高等教育機関、あるいは関係の皆さん方に対しての、このコロナ対策をはじめ講義をさせていただいたところでありますが、その時も徳島大学からバスでピストンですね、蔵本キャンパスの方まで多くの学生さんたちがワクチン接種、行かれている、その光景も目の当たりにしたところであります。
 ということで、順調に接種体制を充実することができたところであり、当初の計画を上回るワクチン接種が進み、高齢者の皆様方の2回接種、大体8割を目指そうということでありますが、その8割を大きく超えるとともに、目標を2週間前倒しで達成を出来たところであります。
 今後も引き続き、予防接種法上であります(実施)主体である市町村の皆さん、医師会、看護協会、薬剤師会はじめとする関係各位の皆さん方とともに、新型コロナウイルス感染症その対策の切り札とも言われるワクチンの戦略的な接種、推進に取り組み、国が掲げている希望する国民、大体8割と言っておりますが、10月から11月の早い時期での接種完了をしっかりと目指して参ります。

「東京行き高速バス」を活用した首都圏での 新たな「阿波ふうど」販売拡大の取組みについて(説明)

 次に2番目、東京行き高速バスを活用した首都圏での新たな阿波ふうど販売拡大の取組みについてであります。
 県、並びに「とくしまブランド推進機構」では、首都圏における本県の食の発信拠点「ターンテーブル」と連携し、県産品の戦略的な販路開拓、展開をいたしているところであります。
 この度、高品質で新鮮な県産食材を求める首都圏の飲食店の皆様方との取引、常に課題となる、少量多品目なんとなくコンビニエンスストアみたいですね、(少量多品目に)対応する輸送対策といたしまして、新たな物流・販売モデルの構築に取り組むことといたしました。
 少し具体的に以下、申し上げて参りますと、東京行きの高速バスを運行していただいております「株式会社海部観光」と、県下最大の産直市を運営する「JA東とくしま」との連携によりまして、産直市「あいさい広場」敷地内に、新たにバス停留所が設置され、来月9月1日水曜日から、同社のバス全便で、あいさい広場経由の運行が始まります。
 この高速バスを活用して、乗客とともに貨物を輸送する、いわゆる貨客混載この実装を図って参ります。産直市の付加価値の高いこだわりの農産品、特に1番の目玉は「朝どれ」ということが並んでいます、あいさい広場にはですね。この農産物を停留所で、バスに積み込むことによりまして、小ロットであっても、鮮度を維持したまま翌朝には、東京渋谷「ターンテーブル」をはじめ、首都圏の店頭に並べられ、スピーディーな物流モデル、これを実現し、首都圏に出荷する機会の拡大につなげて参ろうと考えております。
 特に今、東京(都)、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)あるいは茨城(県)、群馬(県)、栃木(県)等々、今、大変な状況にこの感染がなっていて、なかなか外で食べるということに、慎重になる皆さん方も多くおられるということになると、やはり買い物もデパ地下で、相次いで大規模なクラスターが発生をする。都道府県知事の方から、こうしたデパートなど大規模商業施設の管理者に対して、いわゆる入客制限をする、こうした権限が今回、知事たちに与えられたわけでありますが、こうした買い物にもなかなか、ままならないという皆さん方にとってみますと、こうした産品、特に徳島の新鮮なものがと、それを目掛けていただける絶好の機会ではないか、このように思っております。
 そこで来月の6日月曜日から、「ターンテーブル」、実は食べていただくだけではなく、広いデッキを活用し、しかも隣は、渋谷区の公園となっておりますので、「ターンテーブル」のマルシェ及びレストランにおきまして、高速バスで運ぶ阿波ふうどフェアを開催することとしており、来月の5日日曜日には、このフェア用の商品、初荷として積み込むことといたしております。
 なお、今回は、あいさい広場の商品だけではなく、JAあわ市が運営をするJA夢市場の商品も混載輸送をさせていただきまして、本県の産直市が、そのまま渋谷に出現をするというイメージで、渋谷近隣の消費者、特に自治会の皆様方とは、「ターンテーブル」様々な形で良好な関係を保っておりますし、飲食店のオーナーの皆様方に、阿波ふうどの魅力と価値を強力に発信いたします。加えて、鮮度維持体制の強化によります農産物に加え、畜産物あるいは水産物、加工食品などの輸送、また、複数産地からの混載便による輸送、東京からの逆に帰り便の利用など、活用の幅を更に広げて参ります。
 今後、こうした本県ならではの物流モデルを活用いたしまして、県産品の新たなブランドの価値、これを発掘・創造し、首都圏における個性あふれる阿波ふうど、その認知度の向上と販売拡大にしっかりと繋げて参ります。

新型コロナウイルス感染症・変異株スクリーニング検査の状況について(説明)

 次に3番目、デルタ株の検査の結果についてであります。デルタ株の検査の結果、以下、申し上げて参ります。
 昨日8月19日、県家畜防疫衛生センターにおきまして、デルタ株の特徴とされるL452R変異のスクリーニング検査を実施いたしました結果、11件、疑い事例が確認されました。今回の検査は、直近3日間、8月15日から17日に確認された感染者の方から採取をした、12検体について、実施いたしたものであります。
 次に、デルタ変異株の遺伝子解析、ゲノム解析ですね、その結果についてであります。
 これまで実施したL452R変異のスクリーニング検査において、変異株疑い事例となった検体について、ゲノム解析、従来は東京の国立感染症研究所、こちらでゲノム解析お願いをしていたわけでありますが、あまりにも数が多くなり、対応ができなくなってきている、であれば、その手法を地方の、いわゆる衛生研究所、こちらの方に渡していただいて、徳島はじめ各都道府県で独自にすることができる、このように脇田国立感染研の所長さんに申し上げたところ、快く対応していただきまして、そのシステムを丸ごと今、徳島県で活用することができております。
 そして、ゲノム解析を実施いたした結果、新たに9検体がデルタ変異株として、確定いたしました。デルタ株については、8月17日、行われた政府の基本的対処方針分科会におきまして、全国で置き換わりが進んでいるとの認識が示されたところであり、私もWEBで参加しておりましたが、日本全国で起きている、この感染爆発の主な原因とみなされているデルタ株、今回のスクリーニング検査でも12検体のうち11検体が疑い事例、割合にすると92パーセント、9割超え、全国同様、急速な置き換わりが確認されることとなりました。
 このデルタ株、何度も申し上げておりますが、感染力が従来株に比べて1.95倍、また、かかった人が発していくウイルス量、従来株の(約)1,000倍、これが強力な感染力その証明となっているところでありますが、基本的な感染防止対策、これを緩めなければ、効果があるということは実証されております。
 徳島県でも今、「特定警戒」、これまでに発動したことのない「レベル4」発動させていただいておりますが、ここ数日の急激な感染者の増加、また、その主なものが外からの持ち込みといった点、ここにもはっきりと立証がされているところであります。
 何としても県内で感染爆発、これを起こさせないためにも、県民の皆様方また事業者の皆様方にも、是非、こうした状況ご理解をいただきまして、基本的な感染防止対策、気を緩めることなく、その徹底を是非、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

18歳以上の希望する県民5割以上の「新型コロナワクチン」接種完了について(質疑)

(幹事社:四国放送)
では、幹事社の方から発表項目について、お伺いさせていただきます。
まず18歳以上の希望する県民の5割以上に接種完了したということですけれども、すみません、うち大規模接種がですね18,000件と少ない数にはなっていると思うんですが、知事としてはこの数どのようにとらえていますか。

(知事)
これは2回接種終わったのが18,000(人)ということで、1回接種終わった人は26,531(人)。大規模接種6月21日からスタートであります。1番遅いものですよね。ですからどうしても間、モデルナですから4週間あけなきゃならないということがあるので、決して少ない数とは思っていません。
ただ、あえてその少ない、本来だったらもっと多かったはずというのは、実はここでやっているのは、申請が認められ承認を受け、実際にモデルナのワクチンが届いた皆さんですね。実はもう一グループありまして、これは申請が認められたんですが、まだ承認を受けていない。というのは、当初、菅総理が100万回1日接種を進めるんだ。多くの皆さん方が本当にできるのかな。しかしその後、大規模集団接種、これも東京(都)、大阪(府)は自衛隊が中心となって国主導で行った。
そこで、河野大臣と協議をさせていただいて、都道府県が主導する大規模集団接種、是非、これをモデルナでさせてくれ、是非、それはお願いしたいということで、「アスティとくしま」を主会場とする県主導とする大規模接種、徳島県では、全国5番目にスタートといったところであります。まずは7月末までの高齢者の皆さん方の優先接種で、なかなか人口が多くて難しいといわれた徳島市、阿南市、そして小松島市、こうした皆さん方を引き受けさせていただきました。
もちろん、ここはファイザーのワクチンが各地に配られていますから、それを持ち込んでいただいて行ったということでありましてね。こうした形、様々な形で対応してきているわけですが、今、申し上げたようにそうしたものがどんどん、あるいは職域接種、ここも最初国の方針は1,000名を超える大企業、そして産業医がいる、つまり打ち手が確保されているということ。
あるいは大学の拠点接種、これも1,000名を超える大学、そして打ち手のいるところ。例えば医学部とか看護学部を持っているところですね。こうしたところが中心、ここも全国知事会として言わせていただいて、地方の例えば大学、あるいは企業、1社で1,000名を超えるってなかなかないですよね。つまり99.9パーセントが中小企業であり、商工団体が取りまとめる、あるいは何とか共同組合、そうしたところが取りまとめる。こうしたものも是非、職域接種、あるいは大学拠点接種として認めてもらいたい。
そこで、先ほど申し上げたように、各企業が集まって、あるいは大学がカップリングをして、そして行う。徳島の場合には、とにかくこれは一気に申し込みが殺到するだろう、つまり若い皆さん方、中堅の皆さん方が接種券が来なくても名簿で受けることができるんですよね。当時、まだまだ接種券が配られていない。高齢者の皆さん方の優先接種で精一杯の時でしたからね。ということで、おそらくワクチン足りなくなるんじゃないかと。そこでとにかく急いでくれと。
そこで多くのところが承認、ワクチンまでいただいた。しかし、予想どおり全国で150万回を超えた段階で、ワクチン供給が間に合わなくなってストップ、職域接種、大規模集団接種、そうなっちゃったんですね。香川県は3万人による大規模集団接種止められている。浜田知事さんが会見で非常に怒っておられましたよね。ということで、実は徳島県でも急いでいただいたんですが、少しワンテンポ遅れたというところが、承認は申請を受けたんだけれど、承認がまだなされていないのでワクチンがもらえない。しかし今、順次、これがスタートを切っている。
そして、全国ではさらに申請を受け付けてもらっていないところがたくさんある。ここも今後、全国知事会からも河野大臣、あるいは国の方に強く言わせていただいて、とにかく今、感染爆発、逃れていくにはまず目の前の対策をすると同時にワクチン接種をとにかく進めていくしかない。
確かに総理の言われる10月から11月、最初は11月中、今では11月の早い段階、こうした話もありますので、是非それを達成するためにも職域接種、これから申請をするところもどんどん受け付けてもらいたい。大規模集団接種、これもしっかりと対応してもらいたい。
あるいは、ようやく予防接種の対象と認められたアストラゼネカ。国の方針としては、最初に「緊急事態宣言」「第5波」で指定を受けた東京(都)、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、大阪(府)、沖縄(県)、こうしたところを中心にということになっていたんですが、そうではなく、これもう全国、そして場合によっては交差接種という、1回目をアストラゼネカ、2回目をファイザーあるいはモデルナ。こうしたものも海外ではこれをやった方がより抑止力が強くなる証明がされておりますので、そうしたものもどんどん。まだ日本では交差接種認められていないんですね。これをしっかりと今、求めているところであり、先ほど申し上げた政府基本的対処方針分科会、この場でも私の方から強く、西村あるいは田村両大臣が出席しておりますので、申し上げているところでもあります。
ということで、本来でしたらね、もっと進んでいる。ワクチンが潤沢に供給されていれば、ということで今、感覚として少し少ないんじゃないですか、そうした印象を与えてしまっているのではないかと、このように思っております。以上です。

(四国放送)
8月末までに18歳以上の県民の5割以上とした接種目標達成する中で、現在、感染の方が増えていることに関しましては、いかが受け止めでしょうか。

(知事)
つまり先ほども申し上げたように、全国、徳島もそうでありますが全国の傾向は、30代以下の皆さん方が、その患者さんの6割から7割、そして逆に65歳以上は既に全国も多くのところが接種終わっているんですね、2回目。60代、分布では60代以上とこうなっていますから、60代以上の人は大体5パーセント前後ということですから、明らかに接種効果、これは出ているところですから、そうした意味ではやはりこの職域接種、あるいは大規模集団接種、今、市町村の方でも既往症のある方々の優先接種はじめ、一般接種が順次始まっていますけれどね。
ただ接種の進んでいるところが第13クールという8月30日から9月13日まで、実は徳島もそのグループに入っているんですが、ぼーんと供給をね、落とされちゃっているんですよね。ここは先般、これ河野大臣にも全国知事会長として苦言を呈させていただいたんですけれどね。一生懸命進めているところ進んでいるから、進んでいないところに重点配備する、国策としてわからないではないんですが、やはりもう大都市部は、感染対応にもう医療従事者が皆とられる。
つまり、たくさんのワクチンを供給したとしても、打ち手の皆さん方がどんどん減っていくと、そうした状況になりますから、やはり、まだまだ感染がといっても、今やもう徳島はじめ、ほんの一部しか二桁のところがなくて、昨日もほとんどのところが三桁、四桁ということですからね。九州全域、三桁ですから、そうした中で地方部、感染もう医療逼迫も始まっているところがたくさんあるので、本当はその前の段階で前回の分科会でも申し上げたんですが、打ち手がまだ十分ある、医療状態が逼迫していない地方こそ優先すべきじゃないかと。
そして、これからどんどん大都市部からデルタ株が流入してくる。徳島でも今回92パーセントの置き換わりですからね。そうしたものに対処すべきではないかと申し上げたんですが、もう既にそれから1週間もたっていないわけですが、この状況になっちゃった。少し残念な気がするんですけれどね。しかし、とにかくワクチンなんとか広げていかなければならないということで、今日も午後は全国知事会、47人中46名出て緊急対策本部会議を開催いたしますが、多くの皆さん方からご意見出るんではないかと。そしてそれをしっかりと国の方にお伝えをして参りたい。そしてその具現化を図って参りたいと考えています。以上です。

(読売新聞社)
ワクチンの接種完了についてですけれど、全国的には5割以上というのは、どのくらいの速さで達成しているんですか。

(知事)
ここのところ毎日のように各市もね、どのくらいワクチン接種、打っているということですが、各都道府県別のデータというのは、まだ出されているわけではないので、場合によっては、あそこのアクセス権がVRSの限られていますからね、ようやく我々都道府県にも、徳島の分について見れるようになりましたけれど。そこのところは、我々としてまだ確認はさせていただいておりませんが、おそらく国の方から順次発表がなされていくのではないかと思います。

(幹事社)
各社様、発表項目について何か。

(NHK)
ワクチンに関連してですけれども、当初7月に高齢者の接種を完了する予定だったと思うんですけれども、県内では達成できているのかといった点、伺ってもいいでしょうか。

(知事)
達成ができている、こう考えています。

(幹事社)
発表項目に関しては、よろしいでしょうか。では、その他に関しまして質問のある記者の方は、お願いします。

新学期の対応について(質疑)

(毎日新聞社)
 1点お伺いしたいんですけれども、新型コロナの関連でそろそろ新学期が始まると思うんですけれど、他県では9月12日まで分散登校させるというところもありまして、徳島(県)でも新学期の対応、分散登校とかオンライン授業の推進とか何か対応というのはお考えでしょうか。

(知事)
 現段階として分散登校あるいはWEBで授業すると、こうした方針を教育委員会が出しているとは、聞いていないところです。

知事のワクチン接種について(質疑)

(徳島新聞社)
 知事自身のことについてお伺いするんですけれど、知事はもうワクチンの接種を受けてらっしゃるんですか。

(知事)
 私は、接種券はいただいたんですが、その後ちょうど停止になってしまいましたので、当然まだ受けていません。ということで最大の防御態勢を取ってなんとか頑張っています。

(徳島新聞社)
 わかりました。

大規模集団接種について(質疑)

(毎日新聞社)
 「アスティとくしま」での大規模接種ですけれども、今までいろんな職種の方の接種してきたと思うんですけれど、今後はどういった方を対象に進めていきたいとか、そういう考えはあるのでしょうか。

(知事)
 はい、ここのところはもちろんモデルナを主に行っているところでありまして、先ほども申し上げているように、まず最初は高齢者の優先接種、なかなか7月末までに難しいというところ。それから、やはり若い人たちで、でも子どもさんたちはワクチン打てませんので、そういったところに接する保育士さんとか、幼稚園の先生方とか、こういう皆様方ですね、小、中、高の先生方。
 そして、やはり消防団の皆さん方で、常備消防の場合、割と救急対応とかいうことで優先的に打つんですが、そうでない消防団の皆さん方、これから災害発生の時期になりますので、この皆さん方。
 そして、昨今では特に飲食の場、ここが大変だということがありますので、生活衛生同業組合。全部で例えば社交飲食だとか寿司、あるいは旅館あるいは理美容、クリーニング、あるいは公衆浴場と全部で10組合あるんですけれどね。約2,000名の皆さん方、こうした皆さん方、既に2,000(名)を超える皆さん方が1回目終えていただいているんですが、こうした形で今、進めているところでありますので、あとは一般接種も進んできています、これは市町村。あるいは学生さんたち、企業での大学拠点接種あるいは職域接種、これも先ほど申し上げたように既に進んできているし、今、少し承認が待たされているところも、もう既にそれが解除されてきたところもちらほら出てきています。おそらく一気に解除されてきますので、そうしたものも見ながら対応していければ、こう考えています。

次期衆議院選挙出馬について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 以前も県議会の代表質問とか定例記者会見でも出た質問ですけれど、ご自身の次期衆議院選挙の出馬意欲、改めていかがでしょうか。

(知事)
 さすがにね、今の状況ですから、まだ全国知事会長もありますし、今日も知事会やる。さらにもう一つこの時期というのは今、長雨。全国知事会としては、東日本大震災の発災の時に制度として作り上げた緊急広域災害対策本部、ずっと今、対策本部、ちょうど静岡県の熱海市、土砂災害ありましたね。
 そして隣の神奈川県の平塚(市)、ここの時からずっと対策本部立ち上げていまして、そして、その後鳥取(県)、島根(県)、あるいは南九州、こうしたところの災害、今、佐賀(県)が今かなり厳しい状況になっておりまして、場合によっては国とともに支援をしなければいけない状況も、この雨如何によってはある。あるいはそれ以外のところもかなりずっと晒される。甲子園、今日は晴れているようですけれどね、甲子園があれだけ順延になっているわけですから、この長雨で思わぬところで災害が起きる、こうした点もあり、いわば臨戦態勢。
 そして、九州一円で今、全て三桁の感染者が毎日出ている。これも避難所で、この詳しい状況は、まだ報告を受けていないですが、大体想像できるのは、避難所に皆さん方行かれますから、感染防止対策、これは行われる部分はあるんですが、どうしても密になってしまう。そうしたところが引き金になって、なんせブロックで見て、でも殆どのところそうかな。東北、中国あるいは関東で山梨(県)だけ、あるいは北陸ですね、それと四国はでも徳島(県)、高知(県)ぐらいですよね、あと、みんな三桁。
 だからこうしたことを考えると、やはりこのコロナの緊急事態的な状況と災害の対応というのは、密接不可分、ことになって2つの対策本部、その本部長でもありますので、まずはしっかりとこうした点について対応する。それ以外ないということです。

新型コロナワクチン接種について(質疑)

(徳島新聞社)
 発表事項に戻って恐縮ですが、ワクチンの接種についてですが、今回18歳以上の人口に対する割合が出ていますが、徳島県の全人口に対する割合がわかれば教えていただきたいのと、今回5割という目標を達成しましたが、次の目標をどのように設定されているのかというのをお伺いできますか。

(知事)
 まず、全人口の部分は、全世代人口として今、持っているものは742,505(名)ということになります。全人口でいいんですよね。それと国の目標、今、言われた二つ目の質問は。

(徳島新聞社)
 県として、今回は県民の18歳以上の5割以上を達成したわけですけれど、その後、例えば9月末であるとか10月末の段階でどれぐらいの接種率になっているというふうに設定しているのかということ。

(知事)
 設定というか今のファクト、今どうなっているかを少し申し上げていきます。我々としても特にその部分について、目標というか、国が言っている部分を我々としてもまず達成する。高齢者の優先接種と同じ考えでやっていますので、今お話がありましたように、国が掲げている8月中に国は4割の方が2回接種と言っているんですね、国は。これについて徳島県は、それをはるかに超える48.9パーセント、まずそういう形になっております。それでよろしいですか。

(徳島新聞社)
 今回は、8月末に5割以上を達成しましたけれども徳島県として。その後の徳島県としての目標みたいなものは、今の段階では特には。

(知事)
 今の段階としては、国の掲げているそうした目標をなるべく早く達成をする。ただ先ほど申し上げたように、感染拡大というのは必至という状況でしたので、早い段階で我々としては、まずは国の目標というのは、高齢者の皆さん方が7月末までに優先接種希望の方、大体8割、徳島は86(パーセント)、2回終えた人は86パーセント以上ありますよね。そうしたことを、これは国の目標を前倒し。
 それから次に、県独自のものとして、やはり若い人たちの感染拡大が多いので、ここは18歳以上、ちょうどモデルナなどが18歳以上ということに当時なっていましたのでね、その人口その5割、というのはまず5割とよく尾身先生が言われるんですけどね。まず全人口の、全人口というか、その対象になる5割、そして、できれば6割、7割、これによって集団免疫を順次獲得をしていこう。
 実はまだ集団免疫がどのくらいで、できるのかというのは、WHOも大体7割と、あるいはアメリカのCDCも大体7割ということを言われていますので、そこのところをどう達成していくのかなというのもあり、その意味の一つのマイルストーンとして8月末までに、その18歳以上全人口の5割達成をまず目指してそれをクリアする。
 ということで、なるべく早く国の目指している、今度モデルナ12歳まで、ファイザーと同じになりましたので、そうした形からなんとか集団免疫、定義がまだ定かになっていませんが、こうしたものを獲得していければ、こう考えています。

県庁での転落事故について(質疑)

(徳島新聞社)
 先日、県庁で職員の方が転落するという事案がありましたが、どうしてこういう事案が発生したか県として検証されていますか。

(知事)
 ここのところは今、県警の方で現場検証、ずっと続けていただいておりますので、まずはその検証、これにご協力を最大限させていただくという形で対応しています。

(徳島新聞社)
 職員の方がどういう背景があったかとか、県として今考えていることがあったら。

(知事)
 というよりも、今回のものが転落事故なのか、あるいはそれ以外なのか。これを警察がしっかりと検証するということですので、まずは様々なデータであったり、あるいは扉の状況ですね、もちろん15センチしか両側から開けられないというような形にこう本来なら、というわけですので、そうした点であるとか。それを協力させていただいて、まずはそれがどういう事故なのかどうなのか、そこがまず最優先とこう考えています。

次期衆議院選挙出馬について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 先ほど衆院選の話が出たんですけれども、全国の状況をおっしゃっていただいたんですけれども、知事が今後どうされるかということについて、県内のコロナの感染状況というのは、ご決心に影響はするのでしょうか。

(知事)
 というのは、やはり知事として何を最優先でやるか、その時その時によって課題は変わってくるわけでありますので、今おそらく県民の皆さん方の最大の関心事というのは、このコロナ、これを抑えきれるのかどうなのか、こうしたことということになりますから、当然のことながら今は全国知事会長ですし、そして徳島県知事としても、しっかりと、まずはこのことに対応していく、そこで先ほどご質問があったように、国の方で定めた目標ではないんですが、県独自のものとして8月中には18歳以上全人口の5割接種を目指すと、これが約6割達成できたわけでありますので、次なる目標としては、やはり国が掲げる10月から11月に菅総理は希望される皆さん方の、今は12歳以上となると思うんですけれど、大体8割と言われていますが、こうした皆さん方へ予防接種をしていくんだ。これが抑止力につながってくる。
 つまり、予防接種をしたからうつらない、感染しないということではないので、もちろん感染も低くなりますが、何よりも重篤化しない。今の徳島の感染状況、ここでも重症者がゼロという状況になっていますから、これは明らかなところですので、しっかりとこの感染状況を抑えていく。これは知事としてもやはり一番今重要。ただ、先ほども少しご質問があってお答えしたように、今、災害対応といったものも、この時期、地球温暖化がなせるものかどうかわからないですが、前線がこんな感じで居座るというのも、今までにないことでありますので、まずは、こうした点についてもしっかりと対応していきたいとこのように考えております。

(総合政策課)
 先ほど転落した方のことですが、職員かどうかは、県としてお答えしておりません。

阿波おどりの開催について(質疑)

(毎日新聞社)
 徳島市の阿波おどりのことで、1点お伺いしたいんですけれども、今回、連員さんのモチベーションをつなぎ留められたという声がある一方で、コロナ禍での開催に疑問を抱かれる声もあったんですけれども、こういったことも踏まえて、阿波おどり開催に対する知事の受け止めをお願いします。

(知事)
 阿波おどりというのは、多くの皆さん方が、徳島の伝統芸能であり、また一つのエネルギーの源とこのように言われる。また県外の皆さん方からも、「徳島といえば阿波おどりだよね」このように言われるわけでありますので、その伝統の灯、これを消すわけにはいかないだろう。おそらくこのことは、県民の皆さん方、あるいは県外の皆さん方もそうですが、総意だと思います。
 そこでやめてしまう、これも一つの選択肢であるわけですが、何らかの形でやはりチャレンジをしていく。今あらゆるイベントがそうですよね。例えば、プロ野球にしてもJリーグにしても、それぞれの地域の感染状況に応じて、そして、どのぐらいの観客入れるのか、あるいは無観客でやるのか、オリンピックなんかも同じですけれどね。そうした様々な工夫、あるいは、リアルとバーチャル、オンラインも含めてですけれどね。これを合わせてハイブリットあるいはトリブリッドでやっていく。様々なチャレンジが日本はもとより世界中で行われているんですよね。
 ということで、今回、徳島市が主体となってやられたわけでありますが、やはり徳島市として、この阿波おどり、伝統の灯を消さない。そして何よりもご質問にあったように踊り子の皆さん方、絆あるいは心を折ってしまう、折れてしまう。こうしたことを防いでいかなければ、いくら伝統の灯といっても演じてくれる人たちが、いなくなってしまう。これではとてもとてもそれを守ることはできないということですから、様々なチャレンジ、どんな感染状況だったらどうしようと非常に試行錯誤も繰り返されたと思うんですけれどね。そうした形では、なんとか頑張って、そして開催をされ、そして確かに全ての踊り子さんの皆さん方が参加できるわけではない。あくまでも県内連だけ、観客も県内の人たちだけ、限定があるんですけれど、阿波おどりの伝統の灯、これを守ることができたのではないのかな。このように思っております。

妊婦の感染者受入体制等について(質疑)

(徳島新聞社)
 千葉県でですね、妊婦さん、陽性となった妊婦さんの搬送先が見つからずに赤ちゃんが死亡してしまったということがあったんですけれども、県内でこれまで妊婦さんの感染がどれくらいあったのかというのと、その陽性となった妊婦さんの受入体制はどうなっているのかという2点お願いします。

(知事)
 この点は、昨日から多く報道されておりますが、千葉県の柏市において、コロナに感染された妊婦さんが自宅療養余儀なくされた。そして早産、ただ受入先の病院がなかなかみつからない。保健所あるいは病院関係の千葉県の皆さん方が出て言われておりましたが、そうしたコロナに感染した妊婦さん、この分娩の対応、いつでもどうぞという態勢がとれていなかった。こうしたことが、今回の要因になったと。
 非常に大きな反省材料、これを突きつけられたものと、このように思っております。
 今、徳島の場合には、そうした形で受入ができないという形というのは、まずはお聞きをしていないというのが一つと、ただデータとして何人の妊婦さんが感染をされたかといった点について、手元のところにないということがありますので、もし公表をできるということであれば、また別途、保健福祉部の方から対応させていただきます。

(徳島新聞社)
 わかりました。現在、妊婦さんは基本的に入院という形がとられていると考えていいのでしょうか。

(知事)
 さすがに自宅療養をしているのは、今12名おられますけれども、全て昨日も発表したように、ご希望に応じてさせていただくのと、ただ入院調整のドクターの判断が必ず入りますけれどね。ということで、妊婦さんが今、自宅療養を希望されてもおられるという形は聞いておりません。

(徳島新聞社)
 つまり、ホテル、宿泊療養ではなくて、病院に入っていると考えていいのでしょうか。

(知事)
 そこのところも、宿泊療養で入られているということも聞いてはないですけれどね。

(幹事社)
 他いかがでしょうか、よろしいでしょうか。それでは、知事ありがとうございます。

(知事)
 はい。よろしくお願いいたします。

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