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令和3年8月18日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日8月17日、県内においては、37名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市12名、小松島市2名、阿南市3名、吉野川市2名、阿波市3名、美馬市1名、三好市2名、石井町2名、松茂町2名、北島町3名、藍住町3名、板野町1名、東みよし町1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が12名、クラスター関連が6名、県外が1名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 それでは、これに基づきまして、「とくしまアラート」5指標7項目、発表をさせていただきます。
 まず1番目、直近1週間、これは8月11日から8月17日までの新規感染者数158名となります。
 感染経路不明割合158分の13、8.2パーセントとなります。
 3番目の項目、病床の逼迫具合、1番目の項目が確保病床の使用率234分の105、44.9パーセントとなります。2番目の項目、入院率176分の105、59.7パーセントとなります。次に、重症者割合25分の0、0パーセントになりました。
 次の4番目の指標、療養者数176名となります。最後5番目、PCR陽性率2,586分の158、6.1パーセントとなります。
 本日発表の2002例目の方につきましては、万代庁舎に勤務をする県職員となります。なお、発症後は自宅待機とし、出勤はいたしておりません。また、濃厚接触者である職員2名及び当該職員と職務を通じ接触のあった職員25名、計27名のうち、25名については、昨日の検査で、全て陰性が確認をされ、現在、残り2名について、順次、検査を進めております。
 また、当該職員が勤務をしていた執務室、共用スペースにつきましては、既に消毒済みとなっております。
 続きまして、この度、新たに発生が確認されました35例目のクラスターについて、ご報告を申し上げます。これまで発表した1908例目、1921(例目)、1931(例目)、1932例目の4名に、本日発表の2015例目を合わせた、計5名の感染者が、一つの屋内イベントの場において確認され、この場において感染が広がった可能性が高いことが分かりました。このことにより、この5名をクラスターとして、本日認定をさせていただきます。
 
(パネル「35例目屋内イベントクラスター感染状況」を掲示)
 
 少しシンプルですけれどね、同じ屋内イベントに参加をされていた5名ということで、クラスターとして認定をさせていただきました。
 なお、現時点で陽性者と接触をした方は特定されていることから、会場となった施設名称や所在地の公表については、差し控えさせていただきます。なお、現在も、保健所によります、積極的疫学調査を実施されておりまして、引き続き、感染拡大防止を図って参ります。
 続きまして、過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがありましたので、ご報告を申し上げます。まず、「32例目飲食店関連クラスター」について、新たに利用客2名、三次感染1名の陽性が確認されました。この方々をクラスターに含めることとし、陽性者数につきましては、全体で13名ということになりました。
 
(パネル「32例目飲食店関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 今回は、ここにあるように、利用者の方ですね。そして、三次感染の方、3名を加えて、合わせて13名ということになります。
 次に、「33例目会社関連クラスター」について、新たに職場の同僚1名の陽性が確認されましたので、この方をクラスターに含めることとし、陽性者は全体で10名となりました。ということで、こちらのボード。
 
(パネル「33例目会社関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 会社の関係で8人目が、この方ですね。そして、全体としては10名ということになります。
 次に、「34例目中学校高等学校クラスター」につきまして、新たに二次感染1名、陽性が確認されましたので、本日から関連クラスターと呼ばせていただきますが、この方をクラスターに含めることとし、陽性者につきましては、全体で8名ということになりました。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「34例目中学校高等学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 これまで中学校高等学校で出ておりましたが、二次感染としてこちらですね。ということで、合わせて8名ということになります。
 さて、昨日、全国で確認されました新規感染者数19,955名ということで、再び2万人に迫る勢いとなったところでありますし、都道府県別でみますと、18府県におきまして、新規感染者数が過去最多を更新、危機的な状況が、引き続き、続いているところであります。
 また、本県におきましても、本日発表の感染者数37名ということで、本日発表分を含め、昨年の2月25日、県内初の感染者が確認されてからの累計感染者数が2,000名を超えることとなりました。
 例えば、昨日、今も申し上げたように、18府県で過去最高ということでありまして、徳島(県)も36名という数だったんですが、四国の中では、この数がなんと一番少ない、全国でも5番目に少ない数ということで、いかに全国が増えているのか、ご理解をいただけるのではないかと思うところであります。
 本県でもこのような形で、感染者数高止まりが続いている、このような状況を県民の皆様方と共有をさせていただきまして、何としても医療提供体制その逼迫、こちらを避けるために、昨日の18時から「とくしまアラート」一つ進めさせていただきまして、国が言うところの「ステージ3」、「感染拡大注意・急増」、県庁が昨日の18時から赤く染まると、引き上げたところであります。引き続き、高い、また強い緊張感を持って、対策に取り組んで参ります。
 また、人流の調査につきましても、お盆の期間となります、8月13日の金曜日のデータでは、徳島駅周辺と富田町、秋田町周辺におきまして、まず徳島駅周辺が228パーセント、このベースは、あのアルファ株が猛威を振るった3月22日から4月4日まで、この平均を100として、その対比ということですが、徳島駅周辺が228パーセント、つまり2倍以上ということですね、2.3倍。また、富田町、秋田町周辺が347パーセント、約3.5倍。実は、調査開始以来、最高の数値となっているところであります。引き続き、人流の増加による感染拡大に最大限の警戒をお願いいたしたいと思います。
 さて、本日発表の事例について、中を分析いたしますと、県外から帰省をされた方から、ご家族やご友人に感染が広がった事例や、家庭内において感染が拡大をした事例、そして、飲食の場で感染が広がった事例でてきております。
 県民の皆様方には、以下の点について、是非、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 まずは、昨日の政府対策本部会議において、「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の追加と期間の延長が決定をされました。8月20日から新たにということで、同じ四国から、香川県と愛媛県が、「まん延防止等重点措置」の対象エリアに、また、県境を越える移動につきましては、訪問先の自治体、感染状況をよくご確認の上、慎重にも慎重にご検討いただき、できる限りお控えをいただければ幸いです。と言いますのも、今回、「緊急事態宣言」の対象13都府県、「まん延防止等(重点措置)」は16道県、つまり、これを足すと29都道府県が重点以上のエリア62パーセント、徳島をはじめ残った18県につきましても、大変厳しい状況が今、続いているところであり、今日の感染状況も大変厳しいものが今、出ているところでもあります。そうした意味で、是非、どうしても都道府県域をまたがる移動、これをせざる得ないんだ、そうした皆さん方には、何度もお示しをしております。
 
(パネル「事前PCR検査」を掲示)
 
 県で事前のPCR検査、無料でお勧めをしております。そして実は、昨日と今日のボード、よくご覧をいただく方は、あれ数字変わってるな、お思いかもしれません。そうです。対象期間、また、その申し込みの締め切り期間、ともに延長となりました。よくご覧をいただきたいと思います。というのは「緊急事態宣言」が9月12日まで延長、8月31日からですね、これに合わせさせていただきます。ということで今回、支援の対象期間、従来は8月31日までであったものを、9月12日日曜日までに徳島県に帰省をされる方、対象を拡大延長しております。また、申し込みの期間、こちらも8月の確か22日までとしておりましたが、こちらを9月3日金曜日にまでということで、延長させていただいておりますので、是非、ご活用を。昨日までに申し込みをいただいている方々は、こちらにあるように、7,321名の方にお申し込みをいただいておりますので、是非、どうしても帰らなければならない、こういう方には、県内からもその推奨、是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 次に、家庭内感染が多い、この点も申し上げたところであります。今回、家庭内感染、実は、ご家族7例、今回の対象になっているところでありまして、毎回増えてきている、こうしたことを実感されることと思います。ということで、こちらのボード、大きく二つに分けています。
 
(パネル「家庭内感染予防のポイント」を掲示)
 
 感染が疑われる方が家庭内にいる場合のポイント三つ。一つは、その方と部屋を分ける。できればその方を個室で対応していただきたい。また二つ目として、お世話をする人は、極力1人、また全員がマスクを着けていただく。あまり恐れすぎることはないわけでして、きっちりと基本的な感染防止対策をお願いいたします。
 そして、今度は家庭内で普段から注意をする、感染予防のポイントとして五つ。一つは言うまでもなく、基本的な感染防止対策となる、手洗い、うがいの励行、飛沫感染防止ということでの換気をこまめ、さらには、接触感染、これを防ぐ意味での手で触れる共用部分、共有部分をこまめに消毒をしていただきたいと思います。さらには、汚れたシーツ、衣類、こまめに洗濯をお願いいたします。そして最後、ゴミの処理、こちらは口を開けずに必ず密閉をして、そして、お捨てをいただきたいということであります。
 また、お店を利用する場合には、「ガイドライン実践店」あの四角のすだちくんのステッカー、そして職員の皆さん方が1週間に1回、定期的にPCR検査、県の方がお出ししているものを受けていただいている、すだちくんの丸いマークですね。さらには、コロナが発生した場合に、直ちにその時、共有をした皆様方に連絡のいく「とくしまコロナお知らせシステム」、この三つを兼ね備えたお店、是非、目印として利用をお願いいたしたいと思います。
 そして最後に、もし体調に異変を感じた場合には、かかりつけ医の方に電話で、まずはご連絡をいただき、その指示に従っていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 ちなみに、今までの間で、先ほども申し上げましたが、続々と感染の状況、出てきているわけでありますが、同じ四国でまた最多更新、高知県が昨日40名で過去最高だったんですが、64名、愛媛県、過去最多タイ91名と、同じ四国でもこういう状況。さらに隣の兵庫県、初の1,000人超えとなる1,088(名)、大阪(府)も2,000(名)超え初のということになっておりまして、徳島の近隣なかなか厳しい、岡山(県)も実は307(名)過去最多となっておりまして、ぐるっと囲まれている、こうした状況でありますので、徳島もそう遠くなく過去最高を打ち出すことも、これも想像に難くないということでありますので、是非、県民の皆さん方ともども、しっかりと感染防止対策を行うことができればと考えております。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(四国放送)
 35例目の屋内イベントクラスターですが、特定されているということですが、注意喚起のために、どういった関連のイベントなのか、例えば、歌うのか踊るのか。

(知事)
 そういうイベントではなくて、ある一定の人数の方が集まって、お話をしたり食事をしたりそういうイベントということです。

(四国放送)
 話をしたり、食事があるということですね。飲食を伴うイベント。そこで感染対策としては、ちょっと不十分だった点がある。

(知事)
 それは(対策を)取られていたわけですが、どうしても食事をする時に黙食という形には、楽しいイベントですから、マスクを外してしゃべってしまう、それである一定の時間共有をしますので、当然エアロゾル感染、これは想像に難くないということになります。

飲食店への時短要請等について(質疑)

(四国放送)
 とくしまアラートの指標で、昨日も36名で、今日も37名ということで、一気に直近1週間とか、いろいろな部分で「ステージ4」に近づいてきているんですけど、昨日、知事が「「ステージ4」に近づき差し掛かるくらいになれば、飲食店への時短等検討しなければ」とおっしゃっていましたけれど、今日の時点ではそこまではというところですか。

(知事)
 そうですね。それともう一つ気を付けなくてはいけないのは、確かに前回のときに比べると、感染防止対策をかなりやってきていただいている。あるいは、お店で定期的なPCRの検査を受けるお店が実は増えてきている、昨今。こうした各事業者の皆さんのご努力、それから飲食の場でのクラスター、先ほどからずっと過去からの申し上げていますけれど、一つだけですよね、今のところ。これが例えば、ボコボコでてくるとか、しかも、そのお店の名前を公表して求めなければいけない、こうした状況にはない。いうことがありますので、こうした防御といったものもメリットシステムとして、ただ単にもう止めるんだ、止めるんだだけではなくて、防御していただいている努力これも評価をしながら状況を見極めていきたい。
 もちろんそれと同時に「ステージ4」に差し掛かってくると、それとは別に「まん延防止等重点措置」、もう今では、愛媛(県)、香川(県)、岡山(県)、広島(県)をはじめ、16道県にかかっているところですので、今度はそこをどうしていくのか、そして今、実は全国でこれだけ広げた理由の一つとして、今までクラスターが出ていなかった所で出ているんですね。典型的なのはデパ地下、これは大都市部、ここが止められない。一発で50(名)を超えるとか、100(名)に近くなるとか。ですから天井が低い場所、多くの皆さん方が密になる場所、こうした所を気を付ける。
 だからイメージとして持っていていただく必要があるんじゃないかな。実は鳥取(県)が500(名)台であったのが、一気に1,000(名)を突破したそのきっかけが、ライブハウス。県下のバンドが一堂に介して、ライブハウスでこれを行って、あっという間に100(名)近く感染者が出てきた。ライブハウスというのは、やはり臨場感を高めるために天井が低い。そして、密にして演奏する。デパ地下も割とそんな感じがしますよね。他のデパートのフロアに比べて天井が低い。そして割と密になる、場合によっては、試食するときにマスクを外す。こうした点が、やはり感染の引き金になっているということがありますので、今回、昨日の政府の基本的対処方針分科会、この中でも政府から示されたものの中に、「まん延防止等重点措置」あるいは「緊急事態宣言」、これがかけられた所では、そうした大規模商業施設に対してのいわゆる人の入り込み、これを管理者に知事が制限をかける、これが可能となる。新たなデパ地下対策、あるいはライブハウスなどでのイベントですね。こうしたことを想定して、昨今ではなかなかなかったもの、ライブハウスは大阪でかつて大規模なクラスターが出ましたけれど、そうしたものに対して、我々としても類型、同じような似たような所に対して気を付けなくてはいけない。もちろん我々は、まだ「まん延防止等重点措置」の対象ではありませんので、私の方から管理者にそれを要請することは、できないんですけれどね。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)

(四国放送)
 「まん延防止等重点措置」への検討は、どれぐらいのレベルになるとご検討されますか。

(知事)
 やはり、4月の段階でさせていただきましたけれど、その前にもちろん4月16日から時短、あの時には4月8日おかしいということで、アラート、これは注意報だったんですが、これを出させていただいて、2日後となる10日に実は、予告をさせていただいたんですね。つまり、昨日と同じ状況です。このままいくと全国で唯一休業要請、時短をかけていない徳島(県)としても、初めての時短、これをかけさせていただくかもしれない。またその時は、間髪入れずさせていただくのでよろしくと。そして、12日にアラートを2段階引き上げると同時に16日から時短要請、これを行うということを決めた。そして5月5日まで、次に11日、31日と2度延長をさせていただいた。この間、特に4月26日から「まん延防止等重点措置」の要請を行うというか協議をはじめる。そして5月6日、過去最高、60(名)、これが出た時に申請、こうした手順だったと思うんですが、ただその時と様相が違うのは、例えば、宿泊療養、こうしたところの対応、数を増やしていく、あるいは、あの時に課題となったいわゆるペストコントロール、消毒、こうしたものに対しての態勢、あるいは、そのかける期間、こうしたものを改善をさせていく。そうした形で、受け入れ態勢であったり、対応といったものを強化していっているということがありますので、またそれぞれの感染防止といった観点でかなりのお店、当時はまだPCRをお店にやっていただいてはいませんでしたし、様々な対策を行っておりますので、そうしたものが、どこまで効くのか、これも見ながら、でも対応する場合には、もちろん予告も既にさせていただいておりますが、対応をさせていただくということもあり得るということです。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(読売新聞社)
 屋内イベントクラスターに関して、5人とも利用者でいいということですか。

(知事)
 そうです

(読売新聞社)
 接触者特定できているということですが、スタッフの方というか全体でどれぐらいいて、検査状況などお願いできますでしょうか。

(知事)
 今の検査状況を申し上げたいと思います。スタッフ、参加者、全部合わせて実は80名になります。そして、このうち実は県外から参加をしていた人たちが9名、スタッフや参加者おられますので、それを除いて71名の皆さん方、全て検査が終わったということで、今のところ5名陽性が出たということで、県内における囲い込みは終わっている。
 ただ、この9名の方は県外ですので、それぞれの自治体の方に依頼をさせていただいています。

(読売新聞社)
 1999例目の高齢者施設の職員ということですが、施設への影響、検査などはどうなんでしょうか。

(知事)
 1999例目の方については、高齢者施設に勤務をする職員の方。ただこの方、感染可能期間である発症前、発症の2日前、これは8月12日に当たりますが、それ以降、実は業務に従事されていない、というのは、8月9日以降、休暇を取られていて、出勤をしていないということでありますので、当然この施設に対して、普通は高齢者施設1人出ると全数検査を行うのですが、これは行わないという形をとらせていただきます。

(毎日新聞社)
 35例目のクラスターは、徳島市の阿波おどりとは全く無関係ということでよろしいですか。

(知事)
 徳島の阿波おどり、食事出ませんもんね。

(毎日新聞社)
 関係ないということですね。もう1点ですが、35例目の施設は、県内の屋内施設ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。

(毎日新聞社)
 4日連続で新たなクラスターが認定されていると思うんですけれど、この数は県内では初めてですか。

(知事)
 初めてですね。それも全部種別が違う。だから前回も申し上げたと思うんですけど、やっぱり今、感染が様々な場で多様化しているということがあるので、どこでも少しでも油断をすると、発生をしてしまう。こういう類型だから大丈夫なんだとか、これだったらいいとか、そういうことではない。やはり少しでも油断をする。特に県外から、また感染が非常に拡大しているエリアから来られた人が1人、あるいは数人おられるということになると、やはり今の段階では危険が高くなる。だから、みんなでちゃんと感染防止対策をしなければいけない、そうしたまさに典型だということになります。

(徳島新聞社)
 2011(例目)と2030(例目)の方、公務員とあるんですが、所属をお伺いできますか。

(知事)
 まず2011(例目)でありますが、こちらは実は、県の消防学校の入校の方です。それから2030(例目)の方は、徳島市の職員の方です。

(徳島新聞社)
 2011(例目)の方は入校ということですが、消防本部で消防士という肩書をお持ちということですか。

(知事)
 そうです。消防職員の方で、消防学校に入校して、訓練を受けておられたということになります。

(徳島新聞社)
 屋内イベントクラスターの件でお伺いしたいんですけれども、一つのスペース内で数十人が一堂に食事をしていたというイメージでよろしいですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 参加された方、スタッフの方は、それぞれ何人くらいいますか。

(知事)
 先ほども申し上げたように、全部で80名。

(徳島新聞社)
 参加者の方は、何人いらっしゃいますか。

(知事)
 スタッフが20(名)、だから(参加者)60(名)、(スタッフ)20(名)と思って下さい。

(四国放送)
 2015(例目)の方は利用者、スタッフでなくてお客さんの方ですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 71人の検査が終了していて、今回5人以外は全て陰性ということがわかっている。

(知事)
 何度も申し上げるように、それ以外の9名は、県外在住の方ですから、県外の保健所の方にお願いをしている。自治体へ。

(徳島新聞社)
 県内の感染者数累計が2,000(名)を超えたんですけれど、この時期の2,000人超えというのは想定内だったのか、どういうふうに受け止めているのかというところと、改めまして「第5波」の、直近の、増え始めているんですけれど、特徴についてお願いします。

(知事)
 まず今回2,000(名)を超えたということで、実は2,000(名)を超えて全国的にどうなのかということですが、実は徳島の今の累計患者数は、全国では4番目に少ない数ということになります。ですから徳島がその2,000(名)を超える、つまり、いかに今、全国的に数が増えているのか、そのことの象徴といってもいい。というのは、昨日、政府基本的対処方針分科会、この場でも明らかになりましたように、今、感染症のプロの方々から、実は大都市部はもう今、災害医療だ、医療崩壊を越えている、それをもっと国民の皆さん方に知ってもらうべきだ、そして、それ以外の地方部においても感染が急拡大している。大変な状況だということで、「まん延防止等重点措置」あるいは「緊急事態宣言」が29都道府県、全体の62パーセント。それ以外の18(県)、ここも大変な状況となっている。
 しかし、その一方で、感染拡大が抑えられている所も三つあるという中に、徳島(県)、秋田(県)、島根(県)、この三つが名前が出た。これに鳥取(県)を加えると、数の少ない方から数えた四つということになるんですけれど、しかし、これらにおいて、もう今では、島根(県)以外は、全て1,000(名)を超える四桁となっているところです。島根(県)も、もうそう遠くなく四桁になってきそうと。
 ですから今回、今2番目の質問のお答えになりますが、アルファ株をはるかに超える感染力、アルファ株の時には、従来株に比べて1.4倍の感染力、そこで徳島、それまで3月末まででは546(名)、全国でやはり4番目に少なかった。しかし、大阪(府)、兵庫(県)が震源地でしたから、その影響をモロに受けて、ちょうど「緊急事態宣言」明け、3月22日から2週間後、4月5日、発表は4月6日ですが、20日連続で直近1週間の新規感染者数、過去最高を更新。4月1か月で773名の陽性を出すということになったんですね。そこで様々な対策を考え、講じることになるわけですけれどね。
 それを考えると、今回のデルタ株、実はこのアルファ株のさらにまた5割り増し強いということで、従来株の1.95倍、しかも人にうつす部分については、従来株はウイルスを持っている量は、(約)1,000倍といわれているんですね。つまり立ちどころに空間を共有し、ちょっと基本的感染防止対策を怠ったら、うつっちゃう、ということで今日も家庭内感染があれだけ出ておりますし、同じ空間を利用して毎日のように違った形のクラスターが出ている。こうしたことを考えると、やはりデルタ株、きっちりと基本的な感染防止対策、また少しでも県外から来られた方と時間を共有した場合には、少しあそこで油断したかなという場合には、家庭内でも自分ひょっとしたらかかっているかも、他の家族にもうつすかもしれない、こうした点も注意をしていただく。
 そこで、毎日のように家庭内での対処、ご注意を申し上げているところですが、やはりそのくらいの強烈な数、しかも東京などでは、もう8割から9割、デルタ株に変わっている。徳島は毎週ご報告申し上げていますが、今だいたい6割から7割、こういった感じになっていますけれども、それでもこの状況ということですから、徳島としても置き換わり、これから更に増えてくるということが考えられますから、やはり基本的な対処、基本的な感染防止対策またお店においても今まで以上に、また従業員の皆様方へお願いしている1週間に1回、唾液でのPCR検査にご協力をいただく、こうした点をもっともっとご協力をいただかなければ、先ほど申し上げているように、前回のような時短要請をかけざるを得ない、もちろんクラスターが飲食の場でいくつか出てくる、あるいは感染経路を追えない、こうした場合ということになりますけどね。是非こうした点、ご理解とご協力を。
 そして、若い皆さん方にも申し上げておきたいのは、今回も若い皆さん方がすごく多いんですよね。確かに高齢者の皆さん方は、ワクチン接種が進んできている、今シェアとしても、徳島(県)でだいたい6割から7割が30代以下、そして60代以上の皆さん方は、だいたい5パーセントちょっと。これは全国の傾向とほぼ一緒ですが、是非、若い皆さん方もワクチン接種、今、大学などでの拠点接種、あるいは従業員としての職域接種、こうした点も徳島(県)は積極的に行わさせていただいておりますので、こうしたものをどんどん対応していただいて、でも大丈夫だと思うのではなく、基本的な感染防止対策をしっかりととっていただく。「若いから大丈夫だ」今、尾身先生たちにもお願いをして、若い皆さんこそ後遺症が重い、もっともっと専門家の皆さん方が言っていただかないと、私が言っただけではみんな、なかなか理解ができませんよ、昨今では尾身会長がテレビに出て、そうした点も説明いただいたり、感染症のプロの皆さん方が、特に若い皆さん方、いつまでも例えば倦怠感が拭えない、あるいは味覚障害、摂食障害、こうしたものが取れない。おかげで大学にも、あるいは職場にも行くことができない、こうしたことがテレビを通じて、ようやく専門家の皆さんが若い皆さん方に語りかけていただける、そのようになってきたんですけれどね。これは決して絵空事でも何でもありませんので、是非、ご自分のこととして、まずはご自分の健康、安全、そして、ご家族ご友人にうつすことのないように、何といってもウイルス量が従来株の(約)1,000倍なんですから。
 こうした点、もし路上飲みなんかしようものなら、誰か1人陽性者がいれば全員アウト。もう今、東京(都)、神奈川(県)などでは、積極的疫学調査もままならない。リンクを追えない。次のフェーズに移る、こうした話ももう現実になっているところでありますので、なんとかそういうことにならないよう、保健所の積極的疫学調査これがきっちりと効いて、そして感染のリンクを断ち切り、クラスターを囲い込みをする。もっと言うと、クラスターを出さないことがいいんですけれどね、こうした点について、ご理解ご協力をお願いしたいと思います。以上です。

(幹事社)
 ありがとうございました。

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