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令和3年8月2日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日8月1日、県内おきましては、11名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名及び都道府県名の内訳を公表させていただきます。徳島市9名、藍住町1名、兵庫県1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が8名、県外が1名となります。本日の感染者の感染経路につきましては、11名中9名が判明しているところとなります。
 その他、感染者の年代、主な行動歴そして症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願えればと思います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず、直近1週間、これは7月26(日)から8月1日、新規感染者数63名となります。感染経路不明割合63分の14、22.2パーセントとなります。
 次に3番目、病床の逼迫具合3項目、まずは確保病床の使用率234分の77、32.9パーセントとなります。入院率80分の77、96.3パーセントとなります。うち重症者割合25分の1、4.0パーセントとなります。
 次に4番目、療養者数につきましては、入院の77名に宿泊療養が3名、合わせて80名となります。5番目、PCR陽性率については、1,874分の63、3.4パーセントとなります。
 昨日、全国では、新規感染者数が4日連続で1万人を超え、10,177名となりました。1週間前の日曜日における新規感染者数が、5,020名であったことから、わずか1週間で、全国での1日あたりの感染者数が倍を超える、倍増したこととなります。
 本県の感染状況につきましては、6月ひと月の感染者数が25名であったことに対し、7月は137名となるなど、全国的な感染拡大の波が、本県にも迫っている状況でありまして、人流の増加による夏休み本番を控え、今この「第5波」抑え込みに、一刻の猶予も許されない状況であると、このように考えているところであります。
 昨日開催をいたしました、全国知事会議、知事は47名しかいないわけでありますが、44名、本人出席がございまして、多くの知事から全国的な感染急拡大に対し、感染爆発と言っても過言ではない、声が相次いだところであり、変異株による過去最大の危機「第5波」を乗り越えるべく、国に対する緊急提言を取りまとめたところであります。こちらが、そのものということで。
 
(パネル「全国知事会メッセージ」を掲示)
 
 ここにありますように、この夏、変異株による最強の感染の波にさらされています。感染防止を徹底し、みんなで過去最大の危機を乗り越えましょうと、国民の皆様方へのメッセージとさせていただいております。そして、この中では大きく4本柱を立てております。
 まず最初は、現状をなんとか抑えなければならないということでの都道府県境をまたぐ旅行、帰省などは原則中止、延期をということ。また、オリンピックは自宅で応援を。うつさない、うつらない行動を徹底しようということ。さらには、事業者の皆様方へも、ご要請をさせていただいております。ということで、少しその中身お話を申し上げて参ります。
 まず最初の都道府県境をまたぐ旅行、帰省などは、原則中止、延期をについてであります。
 本県におきましても、本日の発表の事例にもありましたとおり、県外から帰省直後に、発症され、その後、実家のご家族、周囲の方への感染が確認されたケース、また、帰省前のPCR検査を受検しないケース、既に2例目、散見をされているところであります。こうしたことから、都道府県境をまたぐ不要不急の旅行、帰省などにつきましては、ご家族やご友人とも慎重に相談をしていただきまして、行かない、呼ばない、延期の選択も是非、考えていただきたいと思います。
 そして、どうしても都道府県域をまたがる移動、必要が生じた場合には、徳島県において実施しております、事前の発地におけるPCR検査を、是非、ご活用いただければと思います。県におきまして、この制度を設けているところでありますが、無償でPCR検査ご受検をいただける制度となっております。既に、この夏4,500人を超える皆様方から、お申し込みをいただいているところであります。こちらがそのPRということで、
 
(パネル「帰省前PCR検査の周知」を掲示)
 
 「第5波」、今、徳島県は「警戒強化期間」にさせていただいたところでありまして、県外からどうしてもやむを得ない理由で帰省をされる方に、事前のPCR検査を無料で実施させていただいております。
 そして、この支援対象期間につきましては、8月31日火曜日まで徳島県に帰省をされる方、また、申し込みの期限につきましては、8月22日日曜日までとさせていただいております。また、申し込みの方法につきましては、ホームページなど、またコールセンター、こうしたものをご用意しておりますので、是非、ご覧をいただいて、お申込みをいただければと思います。
 ということで、もう一度少し申し上げて参りますと、全国多くの地域でこれまでにない感染急拡大、やむを得ず、どうしても帰らないといけない、こうした皆様方、是非、ご活用、これはご家族の皆様方、県内におられるご友人の皆さん方にも、そのPRよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 また、本日からでありますが、JR徳島駅など県内の主要交通ターミナルなどにおきまして、県民の皆様方、また、県外から来県をされる皆様方、また、県内の飲食店、宿泊施設などにおいての感染防止の啓発活動を開始いたします。
 早速、本日につきましては、JR徳島駅改札口で県職員が徳島市の職員とともに、今日の17時から18時、もうまもなくスタートですね。降車客の皆様方に感染防止啓発のチラシ、感染防止グッズ、これを配布させていただくことといたしております。
 また、「ガイドライン実践店ステッカー」の掲示店である飲食店、宿泊施設への啓発といたしまして、徳島県職員と委託事業者であります株式会社東武トップツアーズの皆様方が今日の16時ですから、既に行ったところでありますが、スマイルホテル徳島に直接訪問させていただきまして、ガイドライン実践状況の確認、利用者の方に対する感染防止の呼びかけの協力依頼を行ったところであります。
 また、オリンピックは自宅で応援を、この項目でありますが、家でテレビ観戦、視聴率も上がっている、これはよく観られている証拠ではないか、このようなことも言われておりますが、是非、感染拡大招かないように健康を守りながら、応援をよろしくお願い申し上げます。
 また、うつさない、うつらない行動を徹底しましょう、この項目についてでありますが、本県におきましてもL452R変異のスクリーニング検査、デルタ株のスクリーニング検査のことでありますが、既に変異株疑い事例が7検体見つかったところであり、そのうち2検体については、徳島県の保健製薬環境センターで、これまでは国の感染研にお願いしないとゲノム解析できなかったところを、国への提言によりまして、保健製薬環境センターで直接そのゲノム解析、こうしたものができるようにシステム上なってくるところでありまして、2検体がデルタ変異株と確定したところであります。この感染力の強いデルタ株、従来株と比べると1.95倍とも言われる。厳重に警戒していただきまして、不要不急の外出を控えていただきたいということ。
 また、ワクチン接種を終えられた方も含めて、不織布マスクなどを着用していただいて、3密それぞれ一つずつ例えば、密閉、密集、密接、一つずつについても、徹底的に回避をお願いいたします。
 そして、必要な会食どうしても行う場合には、ガイドライン認定店、三ッ星マークなどとも呼んでおりますが、こうしたお店におきましての短時間、また人数も絞っていただいて、マスク飲食など感染防止対策を徹底していただきたいと思います。
デルタ株、恐れすぎる必要はないわけでありますが、基本的な予防対策が最も大切、でも気を抜くとかかってしまう、ここがポイントとなりますので、体調が悪い場合などは、すぐお医者さんの方に電話でご連絡をいただきたいと思います。
 そして、最後の項目、事業者の皆様方へのお願いであります。引き続き、時差出勤、テレワークの推進をお願いいたしますとともに、今日の発表事例にもありましたとおり、症状が軽かったことなどが逆に影響している、つまり熱がなくて咳だけだから大丈夫、こうしたところですね。是非、何らかの症状が出た、別に熱だけではないんですよね。その後に仕事に従事をする事例が確認され、それが広げるきっかけともなりかねない。体調が優れない人が、気軽に休むことのできる環境、これも是非、職場において作り上げていただきたいと思います。県民、事業者の皆様方におかれましては、是非、ご理解ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
 そして最後に1点、「29例目高等学校関連クラスター」について、ご報告を申し上げます。
 海部高等学校におきましては、7月13日火曜日に最初の感染者が確認されて以降、同じ部活動や寮の生徒を中心に感染拡大が見られ、7月29日までに、生徒24名、ご家族1名、合わせて25名の陽性が確認されました。
 そこで、感染拡大を早急に防いでいくために、寮が相部屋2名1室であることから、濃厚接触者に特定をされた寮生、旧海部病院、いわゆる宿泊療養(施設)に今なっておりますが、旧海部病院と海部寮、実は寮が2つある、そのうちの1つ海部寮に分散をさせ、1人1室つまり個室を確保し、さらに看護師さんを配置し、個室で健康観察できる体制を整えるとともに、ご家庭での二次感染、また生徒の皆さんの安全安心のため、行政検査の対象外となった生徒や濃厚接触が確認され、一度はPCR検査で陰性となった自宅待機の生徒に対しましても、重ねてPCR検査を実施、行ったところでありました。希望者146名に対し検査を行いましたところ、昨日8月1日までに全員の陰性が確認されました。
 こうした形で、海部高校におきましては、1人目の陽性確認後、直ちに臨時休業としておりましたが、本日8月2日からは、延期していた三者面談から一部学校活動を再開させていただいたところでありまして、8月5日、6日には、学年を分けて分散登校を行うなど、段階的に学校活動を再開させていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:四国放送)
 海部高校の件ですが、今日から面談を再開ということで、一定の安全が宣言されたという捉え方でよろしいですか。

(知事)
 そういうことです。

帰省前PCR検査について(質疑)(その1)

(四国放送)
 今日発表の1798(例目)から1801(例目)というのは昨日の1792例目の東京から帰省された方、あと1796例目の方も兵庫県から帰省された方ということで、今、県として危惧されているのは、帰省されている方の検査を徹底してほしいという。

(知事)
 はい。これまでは、実は先ほど申し上げたように、多くの皆さん方が事前のPCR検査申し込んでいただいているんですが、先ほど申し上げたように、(1792例目、1796例目の方は)残念ながらお受けをいただいていなかった。
 そして、結局は陽性となり、そして、ご家族あるいは関係者に広げてしまった。ですから今、全国知事会でも昨日申し上げたように、まずは、これ原則ですけれどね。そうしたことをロックダウンが日本は今の段階でできるものではありませんから、原則、割ときつい表現に見えるんですが、所詮は自粛を強くお願いをする。こうしたことになるわけですが、やはりその場合でも、どうしても戻らなければならない場合には、このPCR検査、是非、発地で。徳島県のほうに申し込んでいただいて、そして、安全を確認の後にお越しをいただきたい。是非、これを励行ということになります。 

(四国放送)
 確認ですけれども、昨日の東京から帰省された方1792例目と、今日の1796例目、兵庫県の方、いずれも事前PCRは受けてらっしゃらないということですか。

(知事)
 はい。

県内の感染状況について(質疑)

(読売新聞社)
 県内の感染状況について、もう一度お伺いしたいんですけれども、先ほど「第5波」の拡大の波が県にも来ているということだったんですが、病床使用率も少しずつ増えてきていますし、もう少し具体的に、県内の状況について、教えて下さい。

(知事)
 はい。特に6月と、そして、ついこの間その数字が出た7月、 その対比を先ほど申し上げたところであります。 なんと言っても2か月前である6月、 25名、ひと月で。 ところがついこの間の7月、 137名ということで、なんと約5倍以上と。たったひと月の差でこのようになっている。
 つまり、これはまさに「第5波」。 なんと言っても周辺凄い状況に今なって過去最高という、あるいは1万人を突破して4日連続、こうしたことを考えると、やはり今、「第5波」が、ひしひしと徳島にも押し寄せている。 確かに、ここ二日、全国47都道府県全て陽性者が確認されて2日連続、徳島の数というのは、日本で2番目に少ない数ではあったわけですが、しかし、今日もこうして昨日の数字ですけれど二桁、11(名)これが出ているんですよね。 
 だから、こうしたことを考えると、やはりこの都道府県域をまたがる移動といったもの、 なんせ東京(都) ここのところ4,000(名)あるいは3,000(名)、 今日は3,000(名)を切ったようではありますけどね。すごい数字。また、神奈川(県)にしても1,400(名)とか、埼玉(県)も1,000(名)を超える、 大阪(府)も1,000(名)を超える、 千葉(県)も過去最高、こうしたことを考えてくると、やはりしっかりとした対策。
 そして、できれば今回は、都道府県域をまたがる移動、どうしても帰られる場合は、事前に是非PCR検査、そうした制度も用意させていただいておりますので、利用していただいて、お戻りをいただきたい。 こうした状況だということになります。 

(読売新聞社)
 ありがとうございます。

「とくしまアラート」にかかる指標について(質疑)

(朝日新聞社)
 病床使用率3割を超えたのは、かなり久しぶりのような気もするのですが、何日ぶりかということと、新規報告者数の「ステージ2」の30(名)の倍の60(名)を超えたんですけれども、これは60(名)超えがいつから以来か分かるようなら教えて下さい。

(知事)
 はい。申し上げます。 まず、確保病床使用率、今回の発表が32.9パーセント。 30パーセントを超えたのは、5月26日以来、68日ぶり、これがいわゆる30パーセント台ということですね。
 それから二つ目の質問。 今度は新規感染者数、直近1週間の60(名)超え、これは5月19日以来、75日ぶりの60人台ということになります。 

帰省前PCR検査について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 先ほど帰省前のPCR検査、4,500人が持ち込まれたというお話があったんですけれども、かなりもう受けられている方がいらっしゃると思うのですが、陽性が出た方というのは、いらっしゃるのでしょうか。

(知事)
 今のところは、まだ出ておりません。

(幹事社)
 各社さん、よろしいでしょうか。それでは、これで記者会見を終わります。ありがとうございました。

(知事)
 はい。それでは、よろしくお願いいたします。

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