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令和3年7月29日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日7月28日、県内において、7名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。徳島市4名、鳴門市1名、阿南市1名、東みよし町1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が5名となりまして、本日の感染者の感染経路につきましては、7名中、5名が判明しております。
 その他、感染者の年代、主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいております資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」5指標7項目、以下、発表をさせていただきます。
 まず、直近1週間、これは7月22日から7月28日の新規感染者数41名となります。
 2番目、感染経路不明割合41分の9、22.0パーセントとなります。
 次に3番目、病床の逼迫具合3項目、まず、確保病床の使用率234分の55、23.5パーセントとなります。入院率については100パーセント。うち重症者割合は0パーセント。
 次に、療養者数については、宿泊療養がおりませんので、このまま55名となります。
 そして5番目、PCRの陽性率1,453分の41、2.8パーセントとなります。
 徳島市民病院におきまして、一昨日、職員1名の陽性が判明をしたことから、直ちに全ての職員及び委託業者合わせて830名への抗原定量検査を実施いたしました。本日、830名全員の検査が終了し、うち829名が陰性、委託業者1名の陽性が確認されました。この1名の方については、先ほど発表をした1762人例目の方となります。
 なお、現在、休止をしていた外来診療、新規入院、そして救急受入につきましては、全て検査が終了したことから、明日から再開をされる運びとお伺いしております。
 本日発表した方々を含め、7月に入ってからの累計の感染者数106名となりまして、ついに三桁の大台に乗ることとなりました。また、昨日、全国では過去最多となる8,000人台を通り越し、9,000人台、9,583名の新規感染者が確認されました。特に首都圏の1都3県、全てで過去最多記録をするなど、感染の爆発的とも言える急拡大が続いているところであります。
 さらに、デルタ株につきましては、1県だけまだ未確認でありました高知県でも確認がなされ、47全都道府県において、疑い事例を含め確認がなされたところとなります。
 一方で、昨日発表分の都道府県別感染者数において、新規感染者一桁台、ここが5つあるわけでありますが、青森県の8名、秋田県の4名、山形県の3名、島根県の7名、そして徳島県の7名、5県のみということになりました。一見、全国と比較すると本県は、感染拡大の瀬戸際、そこにあるのではないか、思われるかもしれませんが、少しでも気を緩めれば47全ての都道府県で疑い事例を含め、デルタ株が確認をされているわけでありますので、一気に感染が拡大をする恐れがある、何としてもこれ以上の感染拡大を防ぐため、強い危機感を持って対応していくことが必要となります。
 そこで県民の皆様方におかれましては、是非、次の点ご注意をお願いしたいと思います。ということで、いつも見ているよと言われるかもしれませんが、こちら。
 
(パネル「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」を掲示)
 
 国のステージで言うと「ステージ2」、「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」に今、徳島県はあります。
 そして特に、東京(都)、沖縄(県)などで「緊急事態宣言」が出されている8月22日までを「第5波・早期警戒期間」と徳島では定め、対策を強化しているわけであります。
 また、これは全国知事会からも国民の皆さん方にお願いをいたしておりますが、東京オリンピック、確かに毎日のように金メダルラッシュとなっておりますが、是非、東京オリンピックはご自宅で、しかも普段から一緒におられる方とテレビなどでの観戦をお願いしたいと思います。
 また、夏休み、月が変わるとお盆、先ほどデルタ株のお話も申し上げました。都道府県をまたぐ移動につきましては、一層慎重に対応していただければと思います。かといってデルタ株、恐れすぎるということは、ちょっと違っているところでありまして、あくまでも基本的な感染防止対策、これをしっかりとやっておれば、これは防ぐことのできるということになりますので、県民の皆様方、特に若い方の感染が急拡大をしている、全体の7割近くが30代までとなっているところであります。是非、若い皆様方には、注意を怠らないようにしていただくとともに、3密の場面だけではなく、2密、1密についても是非、回避を、そして繰り返しとなりますが、基本的な感染防止対策、例えば、マスクの着用、咳エチケット、うがいの励行、手洗い、手指消毒、こうした点について、是非、徹底をしていただきたいと思います。
 そして、もし飲食店あるいは宿泊施設を利用する場合には、3つ対策を行っていただいている「コロナ対策三ッ星店」、例えば、このすだちくんのマークですね、「ガイドライン実践店ステッカー」が貼られているお店を、また定期的に従業員の方に唾液によるPCR検査、これをお受けをいただく。その協力店のステッカー、この丸いすだちを輪切りにしたマークですね。さらには、もし同じ時間帯、陽性者が出た場合、直ちにその連絡が行く「とくしまコロナお知らせシステム」、二次元コードですね、この3つを兼ね備えているお店、あるいは宿泊施設をご利用いただければと思います。
 また、事業者の皆様方には特に、京阪神からの人流、徳島駅前、あるいは秋田町そして富田町、このいわゆる繁華街2拠点、3月22から4月4日までの人流、これを100として、そして、その8割を超えた場合ご注意を。昨今では、過去最高の数字となってきています。是非こうしたものを参考にしていただくということ。
 また、カラオケ設備のあるお店は、是非、その利用の自粛、これは繰り返し繰り返しでありますが、使うとほとんどの場合に感染をしている、これが全国の事例となっておりますので、それをご理解いただきたいということ。また、従業員の皆さん方の体調管理、テレワークなど、こちらも合わせてお願いをしたいと思います。
 ということで、これからいよいよお盆も近づいてくることとなります。県外から帰省をされる、そうした場合については、その計画をもう一度検討いただく、でもどうしてもやはり帰省せざるを得ない、その場合には、県がご用意をさせていただいております帰省前の事前のPCR検査、是非、ご活用いただければと思います。
 こうした形で、強い対策、徳島県としては取らせていただいているところではありますが、全国の状況これを考えると、徳島で感染急拡大、それも決して遠い話ではないのではないか、このように思うところでありますので、是非、ご理解とご協力よろしくお願いを申し上げます。
 ここで2点発表をさせていただきます。まずは、県立の総合看護学校、7月15日、生徒さん1名、7月18日、生徒さん2名の感染が確認されました。当該3名にかかる行政検査の対象とならなかった生徒、教員、外部講師など328名に対し、7月22日及び27日、2日間でモニタリング検査を実施したところ、全員の陰性が確認されました。総(合)看(護学校)では7月15日、一人目の陽性確認後、直ちに休校とさせていただき、26日からは自宅での遠隔授業を行っているところでありますが、今後、新たな感染者発生がもしなければ、8月2日月曜日から全学科、通常授業の再開を予定しているところであります。
 次に本日、徳島県消防協会の皆様方がお越しになられ、消防団員の皆様方へのワクチン接種についての緊急要望をいただきました。消防団員の皆様方は、言うまでもなく火事、あるいは地震、風水害、さらには大規模災害発生時の救助活動、あるいは避難誘導など、日頃から地域住民の皆様方の生命、財産を守るために、昼夜を問わず365日、地域防災力の要として第一線でご活躍をいただいております。
 一方、消防団員の皆様方へのワクチン接種の現状については、非常備消防の町村や離島に限り、医療従事者等としての優先接種、これを受けていただいておりますが、徳島市あるいは阿南市など複数の自治体では、消防団員での接種が進んでいない状況となっております。これからの時期、もう既に台風が史上初、宮城県に上陸などという形で、もう台風がこれから続々と押し寄せてくる。また先般の静岡県熱海、神奈川県、鳥取県、島根県あるいは九州南部を襲いました梅雨前線による集中豪雨、こうした災害で消防団の活動の機会、おそらくこれからどんどん増えてくるのではないか、消防団活動に支障をきたさない、そのためにはやはり対策を講じていく必要があります。
 このため、「アスティとくしま」で県の方が主導して行なっております大規模集団接種の活用を指示させていただいたところであります。消防団員へのワクチン接種、早期に進めることによりまして、消防団員の皆様方の安全、こちらをしっかりと確保し、地域防災力その要として、しっかりとこの力の維持・確保、ひいては、地域住民の皆様方の安全安心につなげて参りたいと考えております。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(徳島新聞社)
 本日、60代、70代の方の感染者が見受けられていると思うのですが、この2人については、ワクチンの接種はされていたのでしょうか

(知事)
 まず1756例目の方、それから1761例目の方ですね。 この2人ということになります。 この2人、接種について、これあれでしたっけ。

(感染症対策課)
 接種については、まだ調査中でございますので。

(徳島新聞社)
 続いて、1760例目の高校生の男性の方なんですけれども、感染可能期間中に学校に登校されていたということなのですが、学校内ではどのような接触がありましたでしょうか。

(知事)
 ちょうど夏休みの補講授業、これを受けておられたというふうに聞いております。ということで、保健所の方の検査対象として、今、生徒そして教職員28名、この皆様方を対象として、本日全て検査は終了、あとは結果待ちということになります。 

消防団員へのワクチン接種について(質疑)

(毎日新聞社)
 消防団員への集団接種のことでちょっとお伺いしたいんですけれども、今のところ何人を想定しているのかというのと、いつ頃から接種を始めるのかというのと、いつまでに接種を終わらせる見込みなのかというのを教えて下さい。

(知事)
 まず、対象の人員ということになります。まず、県内の消防団員の皆様方、総数で約1万人おられます。しかし、 例えば、もう既に医療従事者等として受けた、あるいは高齢者の皆さん方の優先接種で受けた方、あるいはそれ以外の地域における接種、受けた方もおられますので、それを終えていない方々が約1,200名。これがまず母数ということになります。あと職域接種もありますね。そういった形で、できれば早くということを申し上げたところでありますので、第 1回目を8月早々にもやっていければなと、このように考えています。まだ詳細の、いつというピンポイントのところは、少し詰めさせていただきます。

(毎日新聞社)
 約1,200人の県内の消防団員の方が対象ということですか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 関連しまして、1,200人というのは、希望されている方ということでしょうか。それとも、希望されている方が約1,200人。

(知事)
 対象、今、申し上げたように、約1万人いて、約9,000人近い人たちが今いった形で打っているということですから、終えていない消防団員、これが1,200(人)ということで。 希望、全員なのかどうかというのは、おそらくその中で聞いていくこととなると思いますので、マックス1,200(人)と思っていてください。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 わかりました。1762例目の方がですね、(徳島)市民病院の委託業者の方というふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、経路は調査中となっているのですが、この方は、先に感染がわかった看護師さんとの接触はなかったということでしょうか。

(知事)
 はい。(接触は)ないとお考えください。 

(徳島新聞社)
 わかりました。

(NHK)
 徳島市民病院の検査の数を確認したいのですが、出入りの業者であったりだとか、職員さんであったりで、合わせて830人、で829人の方は既に陰性が確認されていて、明日から徳島市民病院は、外来診療ですとか入院の受入れを再開すると。

(知事)
 そういうことになります。 

(NHK)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 他ありませんか。それでは、ありがとうございました。

(知事)
 はい。それでは、よろしくお願いします。 

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電話番号:088-621-2015
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