文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和3年7月27日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日7月26日、県内におきましては、7名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染をされた方がお住まいの市町村名及び都道府県名、こちらの内訳を公表させていただきます。徳島市4名、阿南市1名、東みよし町1名、京都府1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者2名、県外1名となります。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる5指標7項目、発表させていただきます。
 まずは、直近1週間、これは7月20日から7月26日までの新規感染者数37名となります。
 次に、感染経路不明割合37分の9、24.3パーセントとなります。
 次に3番目、病床の逼迫具合、最初の項目は、確保病床の使用率234分の54、23.1パーセントとなります。
 次に、入院率55分の54、98.2パーセントとなります。うち重症者割合0パーセントであります。
 次に4番目、療養者数については、お一人宿泊療養がおられますので、合わせて55名ということになります。
 そして最後5番目、PCR陽性率1,268分の37、2.9パーセントとなります。
 本日発表した方々を含め、7月に入ってからの累計感染者数92名となりました。先月が25名でありましたから、その約4倍、そして三桁の大台に迫る数字となっており、感染拡大の傾向が顕著となっているところであります。
 また、もう一つの特色として、ここ数日調査中であるものの、感染経路が不明確である事例、こちらが確認されているところであり、より一層の警戒を行う必要があります。少し入ってくる時、今日あまり会見したくないな、こうした気持ち、ふと口から出たところでありますが、今日の全国の状況でありますが、4,600(名)昨日ですね、昨日は4,692名ということでありまして、新規感染者が確認されたところでありますが、このうち東京都におきましては、7日連続で1,000(名)を超える、昨日は1,200(名)いや1,429名、また千葉県では過去最多となる509名、感染者これが確認されているところであります。
 そうした中、今日の状況についてでありますが、少し東京都の状況、オリンピックを終える頃には2,400(名)いやいやいや3,000(名)ぐらいいきそうだ、こうした話があったところでありますが、今、速報値としても2,848(名)、場合によっては3,000(名)いくんじゃないか、こうした話が今、飛び交っているところでもあります。また、沖縄県こちらが前日116(名)であったものが、354(名)過去最高。東京(都)はもう一度言いますと、前日が1,429(名)でありましたから、約倍あるいは倍以上ということになるわけでありまして、こうした点を考えていくと、なかなかこれは厳しい状況に日本が迎えているのではないか、このように思わざるを得ない。ですから「第5波到達」ということは、もうもとよりのこと、それがこれまでの例えば「第3波」が一番大きかったもの、それをはるかに超えるのではないかと言われていたものが、確実に超えている。このように言って過言でないわけでありまして、まさに強い警戒感、危機感をもって対応をせざるを得ないということになるのではないかと思います。
 そこで、県民の皆様方に対してでありますが、現在、徳島県においては、国で定めるところの「ステージ2」「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」、こちらを発動して県庁もオレンジ色になっているところであります。
 そして8月22日、これは「緊急事態宣言」こちらが8月22日まで東京都、沖縄県、出されているところであり、これまでの期間を「第5波・早期警戒期間」として、感染拡大を防ぐための取組みを行っているところであります。
 その意味で、改めてのご協力とご理解をいただければと、まず言うまでもなく夏休み、そして、月が明けますとお盆休み、そうなりますと「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」こちらの対象区域との往来については、是非、慎重にも慎重を期して、ご判断をいただきたいと思います。
 また、それ以外の地域は大丈夫かと言いますと、今やデルタ株、青森県とそして高知県を除く45都道府県において、疑い事例など発見がされているところでありまして、いわばデルタ株が全国に広がっている。もちろん持ち込まれているエリア、徳島をはじめですね、こうしたところもあるわけでありますが、そうした意味では、やはり往来をするにあたって慎重に、またその地域に行ったとしても、より基本的な感染防止対策をきっちりやっていただく必要があるわけであります。
 特に今後、月が変わりますとお盆を迎えるわけでありまして、帰省を検討される方も多くおられるかと思います。是非、ご家族の皆様方からこの夏の帰省については、再検討いただくように呼びかけていただく。そしてどうしてもやはり帰らざるを得ないんだ、こうした皆様方には、既に制度化をされており、今回の「第5波・早期警戒期間」におきまして、前回ゴールデンウィークの時にこの制度創設をいたしまして、779名の皆さん方がご利用いただいた、いわゆる「帰省前PCR受検支援制度」今の段階で既に3,000件を超える皆様方から申し込みをいただいているところでありまして、是非、ご活用をいただきたいと思います。
 また、県内の7月以降の感染者のうち、30代までの若い世代が69パーセント、(約)7割を占めることから、特に、若い皆様方に対しましては、ということで3点。
 1点目は、ご家族の皆さんから、ご自宅、またこの季節増える屋外での飲食、バーベキューなどですね、普段から是非、顔見知りの方と、そしてなるべく長時間にならないように、また、ソーシャルディスタンス、距離をしっかり取っていただいて、マスク着用でとお声掛けをお願いしたいと思います。
 2番目、今、金メダルラッシュになっておりますが、東京オリンピックはご自宅で、そして普段から一緒にいる人とテレビなどでの観戦を、テレビ桟敷を是非、よろしくお願いを申し上げます。
 3番目、感染力が従来の1.95倍とも言われるデルタ株、その特性を理解していただいた上で、ご家庭、職場、学校での感染の拡がりを防いでいただくためにも、3密はもとよりのこと2密、1密についても回避、マスクの着用、咳エチケット、手洗い、手指消毒、うがいの励行、換気もこまめになどの感染対策、改めて徹底をよろしくお願いを申し上げます。
 そして最後に1点、デルタ株の検査結果、今日は月曜(日)の結果が出ておりますので、月曜日の結果ですね、出ておりますので、発表させていただきます。
 昨日7月26日、県の保健製薬環境センターにおきまして、デルタ株の特徴とされるL452R変異のスクリーニング検査を実施した結果、1件の疑い事例が確認されました。今回の検査につきましては、直近の6日間、つまり7月20日から7月25日のうち確認された感染者の皆さんから採取した19検体について、実施したものであります。
 なお、今回、デルタ株の感染が確認された方につきましては、感染経路や濃厚接触者が特定されておりますので、現在のところ、県内での感染拡大確認をされていないところであります。
 なお、報道に際しましては、感染者ご本人やそのご家族のプライバシーの保護には、十分にご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
 今後とも、強い危機感を持ち、デルタ株の感染拡大防止と早期探知にしっかりと努めて参ります。
 どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:徳島新聞社)
 それでは幹事社の徳島新聞から、まずご質問させていただきます。徳島県内でワクチンを2回打たれた方から感染が出たという事例は、これまでありますか。

(知事)
 また、データ、バックデータ、後で調べさせていただきます。

(徳島新聞社)
 1743例目の方ですけども、鳥取県と大阪府の方に出られていたということですが、普段、関西方面であるとか中国地方といったような発表が多い中で、今回こういうふうな発表の形、説明になっているのは、どういう理由でしょうか。

(知事)
 これはルール化をしておりまして、いわゆる感染可能期間内に移動した場合には、どこということを書く。そして、感染可能期間の外の場合には、どこどこ方面という言い方をするという形をとらせていただいています。

(徳島新聞社)
 そうしますと、7月25日の発症ということで2日以内に両県、両県に行かれていたということですね。

(知事)
 そういうことです。

変異株スクリーニング検査について(質疑)

(NHK)
 変異株のスクリーニングの結果、陽性の方が1人出たということで、改めて期間、いつからいつの方ですか。

(知事)
 先ほども少し触れさせていただきましたが、今回の19検体、こちらについては7月20日から7月25日の陽性分ということになります。
 そして、陽性が出たといった点については、正確に申し上げると疑い事例、最終的には国立の感染症研究所、こちらの方でゲノム解析を行って確定が打たれる、こういう手順になります。

(NHK)
 7月20日から7月25日までに発表ではなくて確認されたということ。

(知事)
 そういうことです。

(NHK)
 これで県内では、合わせて3例目。

(知事)
 3例目。疑い事例。

(徳島新聞社)
 すみません、変異株の件で、まず先に2検体で疑い株が出ていたんですけれど、これの確定検査が行われているのか、既に結果が返ってきているのかというところとですね、今回お一人の方、新たに疑い株陽性になったんですけれど、この方、県外の方と接触があったり、行ったりしていたのかという2点お願いします。

(知事)
 まず先の2例の疑い事例については、既にこれは国立感染症研究所の方にゲノム解析依頼済ということです。ただ確定の報告は、まだいただいていないということになります。
 そして今回のお一人、先ほど全体をまとめてこの2例も含めての3例のトレンド、傾向を申し上げたところですが、いわゆる県外からの持ち込みと、感染経路がわかっておりますので、そういう形を申し上げたと思いますが、今回についても県外からの持ち込み、積極的疫学的調査の結果、そのように判明はしております。

(徳島新聞社)
 つまり、県外に行っていたか、県外の方と接触があったというのがわかっているということでしょうか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 今のデルタ株の質問に関連してですけれども、今回の疑い事例については、先週発表があったお二方との関連はあるのでしょうか。

(知事)
 というよりも、7月20日から25(日)までの間の19検体のうちの1つがそうなった、こういうことです。だから個別の誰とどう接触とか、これは申し上げておりません。

(徳島新聞社)
 もう1点、先週ですね、お二人疑い事例が出たという発表があった時に、週に月曜日と木曜日に発表していくという話があったと思うんですけれど、この場合、祝祭日を除いていくということでしょうか。

(知事)
 そうですね。先週というか。

(感染症対策課)
 23日についても、発表させていただいております。22日しております。

(知事)
 ということは、あれ以降は週2回やっている。陽性の発表がなかったんですよね。

(徳島新聞社)
 そうすると3日か4日毎に陽性が出た方を対象にされるのかとか、今回6日間が対象というお話だったんですけれども、6日間対象になっている理由は何かあるんですか。

(知事)
 それまでの間でやったもの、そしてその間でという形になりますから、例えば月曜(日)と今、木曜(日)でやるという形をとっているところですけれど、そこの部分ですかね。

(感染症対策課)
 県が保有している検体でということでございますので、そのタイミングであったりとか、そういうふうな諸事情にございまして、それによってですね、期間について20日から25日という形で、そこで検査していただくという形になりますので、それについてはセレクトというか、そこについては、専門的に判断させていただいてとか、基本は、県が保有している検体ということで、させていただいているところでございます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 すみません、その1743(例目)の方、鳥取(県)と大阪府に行かれていたということですけれども、出張か何かでしょうか。具体的に何日に両県というか、大阪(府)と鳥取(県)に行ったのか。

(知事)
 またそれ、ご確認いただければ、後で。ただ感染可能期間中に行っていたということを今、申し上げました。

(徳島新聞社)
 前二日に行っていたと言うことですよね。用件は、観光だったのか。

(知事)
 聞いていただければ。

変異株について(質疑)

(NHK)
 すみません、先ほど変異ウイルスで、県内での感染拡大がないという判断されたのは、もともとの感染経路が特定されていて、濃厚接触者とかも特定されているので、県内での感染拡大は見られないという考え方。

(知事)
 もう少し話をしますと、この最初の2例が発表になった時に申し上げたと思うんですが、まずお一人が持ち込まれた。そして、その濃厚接触者、接触者がもうお一人であったということで感染経路がわかっている。だから今回の場合も、そういった形で県外に行かれていたということがわかっている。そして、そこからの広がりがないということで申し上げた、県外持ち込みである。あるいはその接触者。

(NHK)
 感染経路が県外というのがわかっていて、他にそもそもデルタ株そのものというよりは、コロナウイルスの感染が周りに確認されていないので、感染もすなわちないですよということですね。わかりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 他に質問ございませんか。なければ以上で終わります。ありがとうございました。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議