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令和3年4月18日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、発表事項お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表をさせていただきます。
 昨日4月17日、県内におきまして、38名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されたところであります。
 主な感染経路について、以下、申し上げて参ります。
 まず、濃厚接触者または接触者が13名、クラスター関連が2名、県外こちらが2名となります。特に4月16日からは、徳島県としては初の飲食の皆様方に対して時短要請させていただいている飲食関係では、11名となります。なお、公衆衛生上の観点から、感染された方のお住まいの市町村または都道府県の内訳を公表させていただきます。
 ということで、徳島市が19名、鳴門市が7名、小松島市が1名、阿南市が1名、そして吉野川市が2名、阿波市が1名、石井町が3名、神山町が1名、松茂町が1名、藍住町が1名、香川県が1名となります。
 感染者の年代また主な行動歴、そして症状の程度などにつきましては、記者の皆様方のお手元にお配りをさせていただいている資料をご参照願います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」に関わるいわゆる6指標を申し上げて参ります。
 まず、直近1週間、こちらは4月11日から4月17日でありますが、こちらは210名となります。これは4月6日から13日連続での過去最高更新ということであります。
 次に、先週との対比、この先週は4月4日から4月10日、この数値が107名ということですから、対比はもちろん多いとなります。
 次に、感染経路の不明割合ですが、こちらは210分の34、16.2パーセントとなります。
 次に、医療提供体制の負荷ということで、病床の逼迫具合、病床全体に占める割合ということですが、229分の148ということで64.6パーセントとなります。うち重症者割合、こちらは25分の6、24パーセントとなります。
 次に、療養者数については、今、申し上げた148名に宿泊療養133名これを加えますので、合わせて281名、こちらの数字は、4月12日から7日連続での過去最高更新ということになります。
 そして最後、陽性率につきましては、1,910分の207、10.8パーセント。4月14日から、こちらは5日連続での過去最高そして更新となります。
 それでは次に、今度はクラスターの状況について、お話を申し上げて参ります。既に発表したクラスターの中で、「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」について、こちらであります。
 
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を提示)
 
 南海病院の入院患者さん2名が新たに加わることとなりまして、関連クラスター全体としては70名、過去最高更新ということになります。
 昨日、県内で発生した感染者数38名、この数字の意味ということですが、昨日が44名発表させていただきましたので、これに比べると減少とはなりましたが、過去2番目に多い感染者数ということになります。
 また、直近一週間の新規感染者数は、県内で陽性者が確認をされて以降、初めて200人を超える210人となったところであり、大変厳しい状況が続いているところであります。このため、県立中央病院をはじめ、(新型)コロナウイルス感染症の患者さんを受け入れていただいている医療機関、また診療検査協力医療機関など多数の医療機関におきまして、現在、急激な感染拡大への対応を最優先していただいているところであり、県内医療提供体制に大きな負荷がかかっているところであります。
 そこで、全国の状況を見て、本県のトレンドを考えていく必要があります。昨日の全国感染者数は、4,802名となりまして、4日連続で4,000名を超える感染者が確認されているところであります。一部地域への「緊急事態宣言」三度発令の動きも見られるなど、危機感を持った対応が続いているところであります。
 本県といたしましても、こうした動き、しっかりと注視させていただき、迅速に感染防止対策推進をいたして参ります。
 また、県民の皆様方におかれましては、「まん延防止等重点措置区域」、今までは6都府県でしたが、20日の日からこれに4県、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、そして愛知県が加わり10都府県ということになりますが、これらのエリアとの不要不急の往来については、引き続き自粛をしていただきますとともに、飲食店における営業時間短縮、時短要請の趣旨を是非、ご理解いただきまして、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいの励行など、基本的な感染防止対策の徹底をしていただくとともに、もし体調が悪い、あるいは少しおかしいなという場合には、是非、外出を避けていただく。そして早め早めに、決して家の中で売薬こうしたものを飲んでなんとかしのごう、などと思っていただくのではなく、これはひょっとすると感染したのかな、こうしたやはり気づきをこれまで以上に持っていただく必要がありまして、かかりつけ医の皆様方に、もし、おられないのであれば、保健所で結構でありますので、電話でまずは、ご相談をいただくなど、まずはご自身を、そして大切なご家族またご友人の命と健康をしっかりと守るための行動よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なんといっても若い皆さん方、子どもさんにも感染が広がるという今回のいわゆる変異株ですかね。こうした点について、やはり理解を深めていただきたいと思います。
 そして、最後に1点ですが、残念なご報告を申し上げなければなりません。昨日、新型コロナウイルス感染症で県内医療機関に入院をされておられました80歳代以上の方1名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。
 なお、性別、死因など詳細につきましては、ご遺族に配慮をさせていただきまして、公表を差し控えさせていただきます。
 また、報道に際しましては、お亡くなりになられた方、またご遺族のプライバシー保護に十分ご配慮いただきますように、よろしくお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:NHK)
 幹事社から質問させていただきます。全国で見ましても直近一週間の10万人当たりの感染者が、徳島県6位ということなんですけれども、それについてまず受け止めをお願いできますか。

(知事)
 こうした傾向が今、続いてきているところでありまして、やはり京阪神、こちらが変異株、感染急拡大ということで、京阪神いわゆる3府県、こちらが「まん延防止等重点措置」、既になっているところでありますし、お隣といいますと、そのさらに先の東の愛知県、こちらがいよいよ適用と、また東京(都)が既になっているなど、こうした点を考えると、徳島(県)というだけではなくて、いわゆる関西広域連合圏内、奈良県あるいは和歌山県、それで徳島県急拡大ということで、これらと地続きになり経済的にも関係の深いところ同様の傾向となっているところでありますので、今ほども申し上げましたように、しっかりとまずは当面、病床の確保これをしていく。病床の確保も昨日から申し上げているように、それぞれの既往症、それに応じた形でコロナ病床というものを確保。ただ単にオールマイティに確保していくということは、必ずしも既往症を持った方にとってベストではない。例えば、精神疾患をお持ちの方であれば、それに合う形のやはり病床の確保というものが必要となりまして、お気づきだと思いますが、分母が昨日と変わっているんですね。昨日は227分のとなったのが、今日は229分のとなっています。ということで、こちら南海病院の方で、いわゆる精神疾患をお持ちの方、ここは何と言っても、そのスペシャリストな皆さん方がおられますので、そこにレッドゾーンをお作りをいただいて対応するということで、精神疾患専門のいわゆるコロナ病棟といったものを19床、昨日は17床確保だったんですが、19床確保をしていただいたことによって、分母が変わるということになりますように、こうしたそれぞれの患者さんの立場に立って、そして感染拡大をとにかく広げないといったことをしっかりと考えて行う。
 また、昨日も申し上げたように3次救急、こちらを県立中央病院が当面の間、原則控えるということにして、いわゆるコロナでのこれだけの数になりますと重症者、中等症こうしたものが、ダっと増える可能性がある。その時にきっちりと即応できるように、ここの分に余力を残す。そして、そうしたICUもそういったもの専用に変えていく、こうした対策が重要となって参りますので、こうした点については、各医療方面の県医師会をはじめとして、多くの皆様方にご理解とご協力をいただいて、さらなる対策を第2弾、これも打っていければと、このように考えているところでありますので、まずはこの感染急拡大、何としても大阪(府)、兵庫(県)、京都(府)、こうしたところが押さえ込みが図られないと、外周部はどうしても自動的に増えるということになりますので、この点まずは、夜の街での先ほど申し上げたように、やはり38分の11は、今、分かっているだけでも、いわゆる夜の街で感染されているということでありますので、そうした対応をしっかりと時短の要請。
 それから病床の確保。しかもこれも患者さんの属性に合った形での確保と、そして、今後訪れるであろうという中等症、重症化の波、こうしたものにしっかりと対応できるように、やはり先読み先読みをして、その体制を、というのは今日言って明日病床が確保できるからではないからなんですね。やはり、かなり長い時間がかかって、やはり、ご理解とご協力をいただいて、初めてこうしたことが出来上がってくるということですから、やはり、トレンドをしっかりと踏まえて、その対策を早め早めに打っていく、これが重要なものと。そうした意味では、感染急拡大それをしっかりと我々も踏まえる中で、対応を進めて参ります。

「とくしまアラート」等について(質疑)

(NHK)
 昨日も出たと思うんですけれど、「とくしまアラート」についてですが、具体的にこう煮詰まった部分があったりとか、「まん延防止等重点措置」について、徳島県でも検討を進めていくお考えがあるかどうか、お願いします。

(知事)
 昨日もこのご質問が出たところでして、国のいわゆる政府の新型コロナウイルス感染症分科会、こちらの方で、やはりこの変異株、非常に感染力が強い、急拡大が一気に行われるということでありますので、いわゆるステージ指標、この見直しをやろうと。例えば入院率、こうしたものの導入をしていくなど、改訂がなされるということでありますので、徳島県としても、ちょうど「まん延防止等重点措置」、こちらが20日から6(都府県)が10(都府県)に拡大をされるということでありますので、これに合わせる形でステージ指標見直しを行い、そして徳島(県)に適応していく。
 これを受ける形でステージ、今は2としているところでありますが、まずは3といったもの「感染拡大・注意」のいわゆる今は、「漸増」というところになっているものを「急増」というね、こうした形にどうしていくのか。そしてその先にあるものが、もっと強い措置を具体的に導入すべきだと、我々全国知事会が提言をしてできた「まん延防止等重点措置」、これを発動する。もちろん、これが発動したから収まると「緊急事態宣言」とは違いますのでね。
 やはり、これまでいろいろ打てる手、病床の確保であったり、あるいは時短の要請であったり、場合によっては「まん延防止等重点措置」を行えば、カラオケの自粛といったものも、もう既に先例のところされているんですがね。徳島も昼カラオケのクラスターが出たところでもありますので、そうしたものが果たして効果的なのかどうか。その前にやれることは、全て打ったのか。こうした事をしっかりと、今もう既に昨日から検証をしているところでありますので、まずは20日に向けて、20日にはですから、徳島県としてのコロナ対策本部、これを開く予定としておりますので、しっかりとした対応これに進めて参りたいと考えています。

(NHK)
 ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(朝日新聞社)
 2点確認させて下さい。1点目は、お亡くなりになった方が1名ということは、これで計26名になったということ。それとあとですね、もう一つ38分の11名が、飲食店関連、飲食店絡みで感染されたという言い方をされたと思うんですが、夜の街イコール夜の街という理解でよろしいのか。この2点教えて下さい。

(知事)
 まず、お亡くなりになられた方の数ということですが、先ほども申し上げたように、合わせて26名ということになります。
 それから次、この38例報告を申し上げた皆さん方の属性という中で、ここは濃厚接触だとか色々かぶるわけなんですが、4月16日からいわゆる飲食店に時短の要請をかけさせていただいた。その効果測定、これを見る必要もあるということで、あえてそうした数値を今、出させていただいております。今日からということなんですが。今、夜の街ということと飲食関係ということを申し上げましたが、というのは時短の場合は、夜9時以降に営業している皆さん方に9時にしてくれと。例えば、昼間しかやっていない人というのは、対象にならないところなんですね。ということで、時短の要請をかけ、そして夜の街と申し上げた。結果として、ほぼ一致するのですが、飲食関係とこのように申し上げた。少しずつ定義が違う。でもイメージを持っていただく必要がある。そうしたことで申し上げました。

(徳島新聞社)
 飲食関係なんですけれど、これは土地としては、バラバラですか。自治体としては、バラバラなところで発生されている感じですか。

(知事)
 そうですね、どこということは、少し申し上げるあれではないところでありますので、昨日、申し上げたように、今後そうしたものを出したいといった、これは死者の方、亡くなられた方の年代も最初は伏せていたのですが、マスコミの皆さん方からのご要請があって、やはり県民の皆さん方にトレンドを示しておく必要があるのではないか。つまり、若い皆さん方がたくさん亡くなっている、いやいや現役世代なんですと、いやいやそうじゃない、高齢者の皆さんですと。それによって注意をする、ここが変わってくるでしょうと。それは、最もなことだということで、その時以降、いわゆる亡くなられた方の年代分布、これをお話させていただいています。
 今回は、4月16日から時短要請をかけている。特に夜の街ということで、21時以降営業をしていたところに21時までにしてくれと。お酒の提供は20時までにしてくれと。こうしたことをお願いしているところでありますので、やはりその一番の母体となる飲食の場。特に「まん延防止等重点措置」もそうでありますし、「緊急事態宣言」再び発動の時もそうでありますが、今、飲食の場、ここが一番リスクが高いということで、あえて全業種を対象にして、例えば、「緊急事態宣言」で休業要請をかけるということではなく、飲食の場、しかも「緊急事態宣言」の時もそうでしたが、時短の要請という形になっているんですね。こうした形がありますので、ここの部分について、どういった形で陽性患者が出ているのか。あえて年代であるとか、あるいは地域別であるとか、こうしたところではなくて、そうした属性という形で申し上げさせていただいたところでもあります。

(徳島新聞社)
 すみません、濃厚接触者とのだぶりはありますか。

(知事)
 あります。もちろん、先ほど申し上げたように。ですから先ほど濃厚接触者、クラスター、県外、こうしたイメージ申し上げたところなんですが、こうしたものと当然かぶってくるということになります。
 つまり、再掲ということですね。ちなみにこの中身を、今ご質問もありましたので、あえて分析として申し上げておきますと、いわゆるお店側の方、店主であったり、あるいは店員さん、こちらが7例、お客さん3例、そしてこれに関わる関係者、この方々1例、合計11例ということになりますので、これは逆にトレンドとして、ご理解をいただければと思います。以上です。

(徳島新聞社)
 これまでの感染者の中でも38分の11というのは、結構高い比率なんですか。

(知事)
 これは、非常に高いです。

(徳島新聞社)
 昨日、検査段階で38分の11までいったのは、過去最大くらいですか。

(知事)
 38(名)というのは、過去に2番目しかないですからね。だから3分の約1ということですよね。というのは、これまで夜の街でのクラスターというのは、発生して来なかったんですね。ただ、時短をかけるかもしれない、このトレンドでと申し上げた翌日に、5つのお店が輻輳したクラスター、これを公表させていただきました。これまではそういった関係、夜の街というのではなくて、昼カラオケ、こうしたところは2つあったところなんですけれどね。夜の街あるいはその飲食が輻輳するという、こうした大規模なクラスターというのは、その時短をかけさせていただくかもしれないと言った翌日というよりも、そうしたトレンドが出てきておりましたので、まだその時には5つのお店が輻輳するというところまでは、積極的疫学調査いかなくて、ある方を中心にしてどうも広がりがあると。しかし、双方向で見ると、これがなんと5つのお店同士が輻輳をしていたと。これはいかんということで、2日後にかけさせていただくという形を取らせていただき、その4日後から時短スタート。こうしたことからいきますと、これまでにない、ということで、あえてこれからはこの部分、発表出来るだけのものがあれば発表させていただく。そして、時短をかけることの意義、そしてその効果、効果測定の指標に使いたいと思っています。

(徳島新聞社)
 これから減っていけば、時短の効果として指標になると思うんですけれど、もう1回確認なんですけれど、この1日あたり11人の飲食店関係の感染者が判明するというのは、過去最大ですか。

(知事)
 最大ですね。

感染者のシミュレーションについて(質疑)

(徳島新聞社)
 全然ちょっと違う質問なんですけれど、大阪(府)なんかは、よくやっているのを見るんですけれど、今すごい30人規模の感染者が4日連続くらいで出ている中、例えば、今後の感染者のシミュレーションみたいなのは、県としてご用意はされていないのですか。

(知事)
 というか大阪(府)の場合とか東京(都)は、シミュレーションが作りやすいんですね。つまり、発生源とよく言われるからですね。我々は、そこから波及効果を受けるということがあって、当然、大阪(府)が例えば、ゼロになるということになれば、全く様相が変わってくるんですね。
 ただし、これも1日で変わるわけじゃない、じわっとくる。だいたい1週間から2週間後にその効果、成果が、あるいは影響が出てくる。大阪(府)はこれ、「緊急事態宣言」再びから始まって、一旦開けて、そして「まん延防止等重点措置」、こうした波があるんですよね。ですから、なかなか我々というのは、シミュレーションを作りづらい。だから申し上げているように、いわゆる京阪神、東京(都)、こうしたところのトレンドをしっかりと見ながら対策を打たなければいけない。
 つまり、そうした波が、必ず遅れてくるということなんですね。ということで、初めてのことでしたが、時短の要請かけさせていただいた。ただもちろん、通告をさせていただいて、事前予告やっぱりしておかないと仕入れの関係とか色々ありますのでね。そうしたダメージをお店に与えるということが、目的ではないわけでありますので、事前通告をし、そしてそれに踏み切って、さらに4日間、時間を取って、対策これをスタートしたということでありますので、我々の場合やはり他の要素、要因これが非常に大きいのが辛いところ。徳島(県)が対策を何かやればそれでいいというのでは、ないということですね。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その3)

(朝日新聞社)
 先ほどの38分の11の数字について、もう2点教えて下さい。11人が飲食店で感染したと言ってしまっていいのか、もしくは飲食店に関係して感染したというような少しぼやかした方がいいのかというのが1つと、それと11人まだ調査中というのが、まだ何人かいらっしゃるので、つまりはもっとこれはミニマムの数だという理解でよろしいのかというところです。

(知事)
 こちらについては、飲食店でということではありません。あくまでも飲食店の例えば、経営者の方であるとか、お店の方、この方が陽性になったという事実を申し上げて。それからお客さんは、確かにそのままですよね。それからお客さんなり、あるいはお店サイドの人から接触者、濃厚接触者としてうつった人、こうしたカテゴリーをあえて申し上げたということです。その方が分かりやすい。
 それから、2つ目の質問ですよね。これについては、もちろんそうではない、ということですね。

(朝日新聞社)
 ミニマムの数ではない。

(知事)
 ええ。そうではないというのは、当然これでマックスということではなくて、ミニマムというか、これ以上と。当然のことですね。

(朝日新聞社)
 分かりました。11人は飲食店の職員、関係者、お客さんということですね。

(知事)
 ですから先ほどのカテゴリーで申し上げたのは、お店サイドの方が7例、お客さんが3例で、これらの関係者が1例、こういう3つのカテゴリーで分けさせていただきました。

(徳島新聞社)
 すみません、確認ですけれど、この11人、このお店関係、飲食店関係で11人。この飲食店は、時短要請にかかっている飲食店という意味ではなくて、当然それ以外も含む飲食店関係で11人ということでよろしいですか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 そうすると、時短要請の効果を測定する指標というところと、その関係性がどうなのかなというところが疑問に思うのですが、もう少し補足していただけたらと思うのですが。

(知事)
 あえて今の質問を細かく分析をするとね、時短の要請かかっていないのが、イートインだけですよね。あるいは昼間のお店あるんだけれど。でもその意味からいくと、それをあえて分けるというのは意味がない。あえて言うと、イートインと分けるかということなんですが、これもあまり意味がなくて、やはり飲食、つまり飲食の免許を取っていただいているそうしたお店。もちろんこの中の細かいところにいくと、いやこれはもうイートインは別ですよとかね。そういったことも、やろうと思えばできるんだけれど、それよりも、そういったところのお店の人、あるいはお客さん、あるいはそこに関わる濃厚接触者とか接触者、こうした人ですというトレンド、これを示すということが一番重要だと、こう考えています。

(朝日新聞社)
 すみません、3つ目のカテゴリーの関係者というのは、具体的には仕入れの業者さんとかですか。それは言えない感じ。

(知事)
 それは、関係者と申し上げたように、接触者であったり、あるいは濃厚接触者という人たちをこの中に。

(朝日新聞社)
 店員が7人ですよね、お客さんが3人。

(知事)
 店員というかお店側サイド。

(朝日新聞社)
 お店側サイドが7人と、お客さんが3人と、その関係者というのは、そのご家族とかそういうことですか。

(知事)
 全部含めてですね。だからもう3つのカテゴリーに分けたと思って下さい。

病床の確保について(質疑)

(徳島新聞社)
 病床について、お伺いしたいんですけれど、昨日から今日にかけて、早くも2床増えてですね、今後も必要に応じて病床を確保していくのか。もっというと療養者施設、ホテルなんかの数も増やしていく考えはあるのか、教えて下さい。

(知事)
 実は、そこが一番重要なポイントの1つということになります。これだけ感染拡大、日本全体が。しかも、徳島と地続き、経済的にも関係の深い京阪神、全てが「まん延防止等重点措置」。また、特にこの中でも、大阪(府)、兵庫(県)、過去最高ずっと更新し続けている。しかもその規模たるや、大阪(府)は、東京(都)の約倍に近い感染者ということでありますので、そうしたことを考えると、当面、対策もちろん時短要請もかけたんですが、病床をしっかりと確保して、かかったとしても重症化を防ぎ、そして退院をしていただくと。こうしたことに全力を尽くしていくということで、今、病床の確保、実はこうしたことを読んでオールマイティに使えるところは10床、また特に患者さんの特性に応じるところで、今日の時点で19床確保させていただいているんですが、さらにもちろん今おっしゃるように、これを拡大していく病床をですね、この必要があります。
 さらには、もう1つは療養の部分、ここも今、ものすごい数が療養の病床といいますかね、療養していただいているわけでありますので、そうしたものの新たな確保、そうしたものが当然必要となってくるということで、今、医療機関の皆様方、あるいは医師会、関係団体の皆様方、この代表で構成をしております徳島県新型コロナウイルス感染症対策協議会、最終的には、ここにお諮りをさせていただいて、今、申し上げた大胆な措置、これを打っていかなければいけないということで、4月23日の金曜日Webで開催させていただいて、昨今の感染急拡大、これに対応する迎え撃っていく医療提供体制の整備について、ご教示いただく運びとしております。
 なんとか、県民の皆様方の安全安心というところで、守っていくことができれば、このように考えています。以上です。

(徳島新聞社)
 具体的にいうとですね、大幅に病床数を増やされる可能性もあるのですか。

(知事)
 大幅というのは、なかなか難しいですよね。今もここまでで29床増やしたところなんですが、これもそう簡単にできたわけではないです。かなりの期間をかけてやってきた。ですから、やり方として新たに病床を確保するやり方、あるいは、もう既に症状が回復される軽快された皆様方を、しかし医療のケアがいる。そうした場合に、これを後方支援病院と言っているわけですが、そちらに移っていただく。もちろん療養という形もあるんですがね。こうしたものをしっかりと対応することで、様々な実はカテゴリー、手段を用いて医療の逼迫、つまりピークカットをしていくということが重要ということになりますので、要素としては、今、申し上げたようなものを総合的に対応していくと。
 ただ、これに重要なのは、箱ができたとしても、そこで対応していただく医療従事者の皆さん方の手当てができなければ、昨日、申し上げた大阪(府)が重症者を迎え撃つ、その皆さん方を受け入れなければならないということで、中等症以上の病床を臨時に作ったんですね。せっかく確保したそのうちの半分も稼働しなかった。そこで、全国知事会に要請があって、徳島はじめ、ベテランの看護師さんたちをお送りさせていただいた。なぜベテランかといったら中等症以上は、ICU、ここの対応ができる人でないと出来ないんです。ということで、そうした、確保していくというのも時間と、そしてマンパワーが必要となりますので、十分に関係機関の皆さん方に、ご協力とご理解がないと、結局、箱だけ確保して稼働しないということになってしまいます。
 本県としては、この徳島県新型コロナウイルス感染症対策協議会、これまでもこうした皆様方と協力、お諮りをして、そして様々な対応させていただいておりますので、いよいよ23日金曜日でありますが、ここにお諮りをして、これまでと違う対応をしっかりとさせていただければと、このように考えています。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。

(知事)
 はい。ありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)(その2)

(保健福祉部長)
 引き続き、皆様にお配りしている資料は、本日の13時時点で調査が判明している個別の内容を記載させていただいておりますが、この記者会見までに新たに判明したものが2例ありますので、その内容について、ご説明させていただきたいというふうに思います。
 まず、878例目の方、こちら年齢が10歳未満の方でございます。居住地が石井町で、症状の程度は無症状となっております。発症日は、4月17日になります。感染経路についてですが、796例目の同居のご家族ということになります。濃厚接触者等については、現在、詳細を調査中でございます。発症2日前の行動歴で特段、言及させていただきたい行動歴としては、4月15日から17日にかけて学校に登校されているというものがございます。
 続いて889例目でございます。こちら10歳未満の男性、小学生の方ですが、松茂町在住の方でございます。症状は無症状。発症日は4月17日になります。感染経路についてですが、853例目の知人ということでございます。ただ、この知人の方との接触は、感染可能期間外ということになっております。なお、濃厚接触者については、同居のご家族2名が該当しております。特に言及が必要な行動歴についてですが、4月15日に学校に登校されているということでございます。
 以上、2例が新たに調査の結果判明しましたので、ご説明させていただきました。よろしくお願いします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その4)

(毎日新聞社)
 878例目の方なんですけれど、症状が軽症。

(保健福祉部長)
 すみません、それは記載ミスで無症状です。

(朝日新聞社)
 お二人とも小学校に行かれていたということですけれども、これによって、その学校において消毒等の措置があったのか、これからの授業等に影響があるのかどうか。部活とかも含めて何か影響があるのか教えて下さい。

(保健福祉部長)
 まず、878例目の方について、申し上げます。878例目の方ですが、本日は立ち入り禁止ということになっております。日曜日なので当然、休校されている状態ですが、学校自体は立ち入り禁止ということになっております。明日については、臨時休校の予定となっております。その上で、保健所の指導のもと、明日、学校の施設内の消毒を実施するという予定となっております。よろしいですか。

(朝日新聞社)
 その後、明日、臨機休校だけで終わるのか、続くのでしょうか。

(保健福祉部長)
 一応、現時点では、保健所の消毒が済み次第、おそらくそこで、明日以降、引き続きずっと休校になるということにはならないと思いますけれども、まだ調査中ということです。

(朝日新聞社)
 見込みとしては、火曜日から再開出来るのではないかと。

(保健福祉部長)
 そこは、消毒の状態とか調査の状況によりますので、まだ一概には言えませんが、基本的には、明日のみ臨時休校というのが決定しているという状態でございます。
 次が、889例目の方でございます。こちらも4月18日、本日、当然休校でございますが、立ち入り禁止というふうになっております。その上で、既に消毒は済んでおりますので、積極的疫学調査を今、保健所で行っておりますので、その調査結果を待って、明日についても、休校するかどうかは、決定すると。まだ決定はされていないというふうに聞いております。

(朝日新聞社)
 消毒は、してあるわけですね。

(保健福祉部長)
 消毒は、済んでいると聞いております。

(毎日新聞社)
 職業についてなんですけれども、885例目の方と903例目の方が、団体職員となっているんですけれど、これは不特定多数の人と接するような仕事なのでしょうか。

(保健福祉部長)
 885例目ですね。どちらの方も現時点では、屋内作業というふうに聞いておりますが、まだその接触者の調査等を続けておりますので、申し訳ありませんが、現時点で確定するという状況では、ございません。

(毎日新聞社)
 すみません、もう1点。892例目の方が医療機関職員となっているんですけれど、これは医療従事者ということになるのでしょうか。

(保健福祉部長)
 はい。ご指摘のとおりでございます。医療従事者でございます。

(毎日新聞社)
 これは、今まで感染事例があった病院とは、関係がないということで。

(保健福祉部長)
 はい、別の医療機関でございます。こちらについては、必要な接触者等の特定が済んでおりまして、検査の方も順次、進んで参りますので、特段今のところ、公表する必要性がある状況ではございません。

(四国放送)
 すみません、ちょっと数字を確認させてもらいたいんですけど。

(保健福祉部長)
 こちらでいいですか。

(四国放送)
 濃厚接触者もしくは接触者関連が今日は13人、飲食店関連が11人、調査中は22人でよかったですかね。

(保健福祉部長)
 調査中が21(人)ですか。

(四国放送)
 21(人)でいいですか。

(保健福祉部長)
 はい21(人)です。

(四国放送)
 それで直近1週間は、210人。

(保健福祉部長)
 そうですね。

(四国放送)
 それで200に乗るのは初めて。

(保健福祉部長)
 そうです。

(四国放送)
 宿泊療養者と入院患者、合わせた数は281人。

(保健福祉部長)
 はい。

(四国放送)
 PCRの陽性率は、10.8パーセント。

(保健福祉部長)
 ちょっと待って下さいね。10.8パーセントでいいです。

(四国放送)
 ありがとうございます。それで今月は、357人でよかったですか。

(保健福祉部長)
 はい。そうですね357人。

(徳島新聞社)
 小学校なんですけれど、それぞれ居住市町村内にある小学校に通っていたということで、大丈夫ですか。

(保健福祉部長)
 詳細は差し控えますが、県内の小学校であることは確かです。

(徳島新聞社)
 当たり前かも知れないんですけれど、別々の小学校。

(保健福祉部長)
 そうですね。

(徳島新聞社)
 同じ小学校ではない。

(保健福祉部長)
 そうですね、申し訳ない。先ほどご説明させていただいたように、対応が違うという点からも明らかなように、別々の小学校でございます。

(朝日新聞社)
 よろしいですか、ちょっと違う質問になりますけれど、飲食店の数のとこがちょっとまだ頭にすんなり入ってこなくて、11人というのは、飲食店関係で感染したといい切ってしまっていいのか。感染した人が飲食店に関係していたといった方がいいのか。もしくは、もっと別の表現があるのか。

(保健福祉部長)
 先ほどご指摘いただいたように、後者の方が正しくて、実は、積極的疫学調査をしている最中ですので、因果関係までは申し訳ありません。特定が出来ていない状態です。
 ですので、飲食店に関わる、飲食店を経営されていたり、従業員の方。もしくは明らかにその、こちら因果関係ある程度特定できますが、飲食店での飲食がきっかけとなって濃厚接触者、もしくは接触者となりPCR検査を受けていただいた方。
 さらに、この最初の2つのカテゴリーに関係する濃厚接触者、もしくは接触者として検査を受けて陽性になった方ということですので、全てを包括する言い方であるとすると、飲食に関係されている方ということが、一番正しいということになります。すみません、その詳細な因果関係を全て特定するのが現時点では難しいので、概ねの傾向として、これは先ほど知事にご質問していただいた方もいらっしゃいましたが、そのガイドラインの実践店かどうかとか、夜の街の営業店かどうか、といったところまで、業態まで細かくチェックをしているわけではなくて、概ねこういうところというのが分かった情報を今、傾向としてお伝えしているところでございます。そこは、不精緻な数値というわけではありませんので、その点は、ご理解を賜ればと思っています。

(毎日新聞社)
 今の話の関連で、飲食店の人だからというので飲食店関係者にまとめるのは、ちょっと暴論かなと思っていまして、飲食店で感染した可能性のある人は、客の3人の方ということなんですか。

(保健福祉部長)
 その飲食店のオーナーの方とか、従業員の方が、どういった形かというのが、今の時では確かにはっきりと申し上げられないのですが、傾向としてその飲食店の関係の方が増えてきているというのは、事実でございますので、その傾向を申し上げたかったと。なので、どの方が飲食店関係かとかという特定は、さすがに差し控えさせていただきたいというふうに思っております。
 それは、おっしゃっていただいているように、完全にそれが原因だというのは、暴論だと思いますので、その点、慎重を期して、申し訳ありませんが、特定だけは差し控えさせていただきたいというふうに思います。

(毎日新聞社)
 ありがとうございます。

(徳島新聞社)
 今日段階の人口10万人当たりの新規陽性者数、これは何人になりますか。

(保健福祉部長)
 人口10万人当たりの新規陽性者数ですね。人口10万人当たりの直近一週間の新規陽性者数は、28.85(人)。

(徳島新聞社)
 昨日段階の数字は、分かりますか。

(保健福祉部長)
 昨日の段階、ちょっとお待ちくださいね。今、計算します。22.66人になります。

(徳島新聞社)
 昨日発表分では22.66(人)が、今日になって28.85(人)になったと。要するに初めて国の指針の「ステージ4」に突入したということになるんですか。

(保健福祉部長)
 そうですね。外形的には、そういうことになります。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。

(保健福祉部長)
 引き続き今後も、そちらのお渡ししている資料から一定程度、調査中で明らかになったものがあれば、この記者会見の際にお伝えすることにしたいと思いますので、よろしくお願い、ご協力のほどよろしくお願い出来ればと思います。それではすみません、失礼します。

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