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令和3年4月14日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日4月13日、県内において25名、新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。1日当たり確認をされた感染者数としては、過去3番目に多い数ということになります。ちなみに感染症の内訳、以下、申し上げていきますと、一番多いのが5名という年代、20代、50代、60代、そして40代が4名、30代が3名、80代以上が2名、70代が1名、こういう分布になります。
 また、主な感染経路についてでありますが、クラスター関連が7名、濃厚接触者または接触者が3名、県外由来が1名、このようになります。
 なお、感染者の主な行動歴や症状の程度などにつきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。
 今回から、皆様方にいつも書き取っていただいている大変な作業になられますので、数も多くなってますから、一覧に今回させていただきましたので、参照いただければと思います。
 これを受けまして、「とくしまアラート」にかかる指標、6指標を先に申し上げたいと思います。
 それでは、「とくしまアラート」6指標について、申し上げていきます。
 まず、直近一週間、4月7日から4月13日までの新規報告者数、これは4月6日から9日連続1位更新となる137名となりました。先週3月13日から4月6日まで、ここは89名でありましたので、この対比では、もちろん多いということになります。
 次に、感染経路不明割合、137分の13、9.5パーセントとなります。ちなみに、その13名を申し上げて参ります。637(例目)、640(例目)、647(例目)、655(例目)、669(例目)、681(例目)、689(例目)、692(例目)、694(例目)、698(例目)、710(例目)、711(例目)、712(例目)の13名となります。
 次に、病床の逼迫具合であります。まずは対最大確保数、200分の132、66.0パーセントということで、この数値につきましては、4月12日から3日連続での最高値更新ということになります。うち重症者割合、こちらは25分の3、12パーセント。
 次に、療養者数、こちらは今申し上げた132名の入院者に宿泊療養61名を加えますので、合計193名、この数字は、4月12日から3日連続、最高値更新ということになります。
 そして最後、陽性率でありますが、1,722分の134、7.8パーセント過去最高を更新ということになります。ということで、まずアラート6指標について、ご報告を申し上げました。
 こうした形でそれぞれ数値大きく動きがあるわけでありますが、次に今度はクラスター関連、以下、申し上げて参ります。
 
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」を掲示)
 
 「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」につきまして、南海病院の入院患者さん7名の方から陽性が確認されましたので、クラスターに含めることによって59名、これまでも52名ということで過去最高のクラスターということでありましたが、今回、こちらにありますように7名が加わること、全て入院患者さん、これによって59名、過去最高更新という形になります。
 次に今度は、毎回水曜日ということになりますと、この話題ということで変異株、このスクリーニング検査について、ご報告を申し上げたいと思います。
 4月12日に徳島県の保健製薬環境センターにおいて、3月下旬以降に発症をされた陽性者を対象として抽出によるスクリーニング検査を実施したところ、23検体中21件、91.3パーセントの県の段階での陽性疑い事例を確認することになりました。
 なお今回、新たに確認された検体21件ですね、こちらにつきましては、国立感染症研究所に検体を送付させていただきまして、ゲノム解析による確定検査、つまり英国株なのか、どこ株なのか、こうしたこともゲノム解析で分かるわけでありますが、その確定検査を依頼させていただいているところであります。全国的にコロナウイルスの感染が、超拡大といったほうがいいかもしれませんね、拡大をする中、昨日ついに大阪府においては、1日当たりの新規感染者数が、1,000の大台を超える1,099人となりました。これを例えば、徳島県にこの事例をもし当てはめて見た場合、1日当たりの感染者数が100人、これと同じことと、このように思っていただければ良い。いかに高い水準というか恐るべき数字といいますか、そうした水準になっている。このように言って過言でないかと思います。
 さらに、お隣、兵庫県も大変な状況になってきております。兵庫県、本日は500人の大台、こちらを突破する507名、新規感染者が確認されているところであります。
 隣接地域において、また全国的な感染拡大、止めることができない今、状況になっておりまして、その多くが変異株。こうした点からみても、この変異株の恐ろしさ、まざまざと我々は、見せつけられているところでありまして、例えば、政府基本的対処方針、これまでは諮問委員会、今「まん延防止等重点措置」の場合には分科会、私メンバーとして出ておりますが、毎度毎度いわゆる感染症の専門家、実はこの感染研の脇田所長さんもメンバーですから申し上げているのは、この変異株の特性といったもの、例えば、どのぐらい従来のものに比べて感染力が強いのか。よく英国株、これはまだ幅もたれているんですね、3割から7割強いとこのようにいわれるんですが、そして若い人だけじゃなくて子どもさんたちまで例外なく感染をする。
 そして、もう一つ好ましくないのは、CT値といって、なかなかウイルス値が落ちないんですね入院しても、ということで結局、病床が逼迫するのが従来株について強いということになりまして、これも併せて病床の逼迫を急速に招くと、今、東京(都)がいや大阪(府)がもう100パーセントに近く、昨日の段階で91.6パーセント、このようにも呼ばれておりましたので、そうした点を考えても、このまさに変異株の恐ろしさ、ここにあるわけであります。
 では、本県に目を転じてみた場合に先ほども6指標は、既に申し上げたところではありますが、本県においては、4月に入ってから確認された新規感染者数、まだ今日は4月14日の段階でありますが、ついに200人、はじめて200という数字を1か月のとこですね、突破する215名となったところでありまして、こうした意味では、引き続き大変厳しい状況、厳しい闘い強いられているところでありまして、一刻も早くこの状況、改善しなければいけない。しかし、感染源であるところ、スーパー感染源が大阪(府)、兵庫(県)と地続きのエリアであると、これも徳島の特徴。もっといいますと、今、あの全国で一番少なかった鳥取(県)、多くのクラスターが出る。
 また、岡山県、そして香川(県)がついに1,000を累積突破しておりますし、愛媛県、徳島県。いわゆる京阪神からのちょうど、今このラインが防波堤になっているということで、島根(県)、広島(県)、高知(県)が、どちらかというとまだ緩やか、そして、この変異株の動きというのは、西へ迫ってくるだけではなくて、同時に東へ進行が続いておりまして、とうとう愛知県、大村知事の方から「まん延防止等重点措置」これの発動をと、また、さらにそれが、東京(都)は既に「まん延防止等重点措置」しかも変異株、当初は3割ぐらい今4割ぐらい、だんだんそれが5割へと、どんどんこの数が増えてくる。
 そして、東京圏といわれる千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、こちらがもう「まん延防止等重点措置」手を挙げざるを得ないのかな。既に埼玉(県)、神奈川(県)、ここからは、そうした話が出ております。ということで、この変異株が京阪神を中心として東西へ伸びてきている。
 また今朝、村井知事とも話をしていたんですが、東北地方も同様になってきた。まずは宮城県そこから山形(県)へ、そして東北一円へと広がりがみせているところでありまして、まさに全国大きな今、転換点、岐路を迎えているといって過言ではないのかと、このように思っております。
 そうした意味で、県民の皆様方への呼びかけということなんですが、是非、今、徳島県としては、国のステージでいうと「ステージ2」に当たる「とくしまアラート・感染拡大注意『漸増』」というね、ちょっと「漸増」という言葉が耳慣れない言葉かもしれませんが、この趣旨を是非、ご理解をいただくということ。
 そして、基本的な感染防止対策、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、そして、うがいの励行、これらをしっかりと、いややっているよといっても、どこかで少し気を抜いたとたんに、そこでうつってしまうというのが、今回の変異株の特徴なんですね、従来だったらそのぐらいでも、例えば、10人集まって誰か陽性の方が1人いたとしても、いいとこ3人ぐらいまでしかうつらなかったものが、今は10人が10人とも陽性になってしまう。
 あるいは、先ほど病院のクラスターの話を申し上げましたが、この皆さん方も既に1回はもう検査を行っている。しかし、療養している間にジュクジュクと出てきてしまうと、これが入所者あるいは入院患者さんの怖いところなんですね。これも今までにはあまりここまでの状況ということはなかった。やはりこれも変異株が入り込むことによって、なかなか粘り強いといいますか、ウイルスとして粘り強いといいますかね、こうしたことが起こりうると。我々としてこの変異株、従来の株とは大きく違う点を学んできているところでありますので、是非、こうした知見をもっともっと専門家の皆さん方にもオーソライズしていただくとともに、分かりやすく国民の皆さん方にお伝えをするようにと、この点は全国知事会長として至る場でこれをお話を申し上げているんですが、どうもまだまだ国の方としては、しっかりとしたエビデンスに基づいて、これが打ち出せていないというのが現状ということでありまして、そうしているうちに、新たな変異株が今度どんどん出てくる。そして、これによってPCR検査をすり抜けるんだとか、あるいはワクチンの効きが悪くなるんだとか、どちらかというと国民の皆さん方の不安を煽るような情報が出てきてしまうということがありますので、我々としてもしっかりと国とともに国民の皆さん方、県民の皆さん方にわかりやすく、そしてその特徴をその対処法をお伝えしていければと思いますので、是非、こうした点、情報発信をさせていただいた点については、自分ごとにしていただくと有難いなと思っております。
 そこで、もう1点申し上げておきたいのは、従来パネルを出していくわけなんですが、「まん延防止等重点措置」が、どんどんどんどん今、増えているということで、月曜日に行った全国知事会でも多くの知事たちから意見が出されたのが、そうしたエリアと本当に都道府県域をまたがる移動、そうしたものを国民の皆さん方に控えていただく、こうした点を求めていくべきではないか。もちろん京阪神は仕事、通学、大阪へということは不可欠、つまり不要不急のということになるわけなんですが、ここは和歌山(県)の仁坂知事、あるいは奈良(県)の荒井知事が、全国知事会の時にも言われたように、なんと通勤電車の中でもらってきてしまうと、こうした話がありました。
 また、奈良(県)だと、奈良の飲食の場でなくて、大阪(府)でどうしても昼、夜食べて帰ってくる。そこでうつっちゃう。そして家族にうつす。こうした状況が出てくるとなりますと、やはり関西全域での対応といったこともこれ求められてくるということで、今「まん延防止等重点措置」特に我々と仕事、通勤、通学こうした関係の深い大阪府、兵庫県、京都府、いわゆる京阪神、あるいは東京(都)、こうしたところについてのいわゆる「まん延防止等重点措置」の区域、それぞれ市町村が定められておりますので、不要不急の往来については、是非、自粛をしていただければ有難いなと。
 是非、自らのお体を守っていただきたいと。我々としてもワクチン接種、ようやく高齢者の皆さん方の優先接種、始まったところでありますが、なんとか国とともに、こうしたものもより効率的に少ない数であったとしても、また全国民を対象とした接種初めてのチャレンジ、非常に試行錯誤も多いわけでありますが、こうしたものが少しでもスムーズに進むように心掛けていきたいと思っておりますので、是非、ご理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(時事通信社)
 幹事社の時事通信(社)から大きく2点お伺いします。まず、南海病院クラスターについてですが、ここまで大きくなった要因について、どうみていらっしゃるのかということと、これまん延しているのは変異ウイルスというふうに捉えてよろしいのかということ、お伺いします。

(知事)
 まず今回7名、つまり全数調査はもう検査は終わったんですね、1回。そして実は、今回なぜこの7名が分かったかということなんですが、既に3月27日までで1度の病院内、職員の皆さん、入院患者さん、一斉検査、既に終わっていると。しかし、陰性となった濃厚接触者の皆さん方が、その後、陽性に転じる、パラパラ出るということがありましたので、今、南海病院の方に、県の方からドクター、ナースなどいわゆる現地指揮所、こちらを設けておりまして、現地指揮所と病院との間の協議を持たせていただいて、濃厚接触者の皆さん方が健康観察として、いわゆる療養をしていただいている区画エリア、こちらがあるんですが、そのエリアに対して新たな検査、これをやろうということになりました。
 そこで、ここも優先度、これを決めさせていただいて、まず第1弾で行ったのが、これまでの陽性患者さんと同室であった人、あるいは隣接をしている部屋、昨日の県(立)中(央病院)の話でも接触感染ですか、どうですかというのがあるんですが、ずっと寝たきりの方々の場合には、お互いが接するということはないわけなんですが、少しお元気な方の場合動きますんでね。やはり隣の病室同士、お元気、大丈夫なんていうことで飛沫感染、これもあり得るということで、同室や隣接をする病室に入院をされている方、25名こちらに対して新たな検査を行ったところ、今回の7名が分かったということでありました。こうなると、残る今度は周辺部ですね。周りの病室への検査を進めていくことにしておりまして、そうした意味では、全てこれまで陽性者が確認をされているフロア、こちらの入院患者さんであるということから、いわゆる既陽性の皆様方からもらってしまったものと。つまり新たに持ち込まれたということではないということがいえます。
 ということで、今後の検査、こちらの予定についても、ご報告申し上げておきます。今回25名、1番卑近の皆さん方をやって、7名陽性が出ました。今日、やはり残った同室あるいは周辺の病室7名こちらを行います。そして明日以降、今度は、その区画、療養していただいている区画全体へ広げて、これは19名、合わせて51名の今、養生をしていただいている。療養していただいている患者さんたちに、再びの検査をさせていただくという形を取らせていただきます。
 こうしたことから分かってきた、深掘りと俗に呼んでいるパターンですね。なぜこんなことになってくるのか、これも先般お話を申し上げ、2番目に多かった、いわゆる特養、こうしたところのあの場合には50名、陽性患者が関連クラスター出たんですが、やはり入所施設という場合には、こうしたことはよく起こり得る。ただここまで一旦もう療養、何度か検査をして出ていない。でこれが陽性に一気にボンっと7人出ると、やはりこれは変異株がなせる業であるかなということが、やはりより言えるのではないか。これまでとはこうした点が違う点。そうした意味で検査のあり方、あるいは療養のあり方、こうしたものも、これまでとはやはり一線を画したより深掘りをした対応が求められる。その今回は、新たな事例。こうしたクラスターを1つのケースメソッドとさせていただいて、今後はこうした形を当たり前のこととして迎え撃って、そして数が出るのはやむを得ないですね。怖いのは封じ込めが出来ていない。いったいどこからもらったのか分からない。そしてどんどん広がってくる、全然違うところで。これが強いので、やはりクラスターについては、きっちりと封じ込めをする。これをより進めていきたいと考えています。以上です。

聖火リレーについて(質疑)(その1)

(時事通信社)
 もう1点なんですが、明日からの聖火リレーについて、県民の皆様に沿道には集まらないよう呼び掛けるおつもりはありますか。

(知事)
 もうこれまでルールとしては、極力その密の状態を避けるということは、呼びかけをさせていただいておりますので、こうした点を是非、お守りをいただきたいということ。もちろんその見たいという気持ちもよく分かるところですけれど。
 あとは今のこの感染状況、少し詳細に周辺状況、特にこの関西中心に申し上げたというのは、そうした注意喚起といった意味もありまして、是非、自分ごととして捉えていただくことが、こういうふうに自粛してくれとか、ここでやらないでくれとかいうことではなくて、自分ごととして捉えていただく、こうしたことがやはりこれから求められる。特に若い皆さん方ということでありますので、理解をしていただいて、正しく恐れていただく、正しく行動していただくと。こうした情報提供をしっかりと今後はしていきたいし、ただ、できるだけ専門家のエビデンス、ちゃんと確固たる根拠、論拠これに基づく形で、ここは政府から広報をしてもらいたいなと、繰り返し申し上げているところでもあります。

(毎日新聞社)
 今の聖火リレーに関してなんですけれども、今のお話だと明日に控えていますが、特にそのプログラムも予定どおり実施されるということでよろしいでしょうか。

(知事)
 今日の今の段階では、そのようにさせていただきます。もちろん、刻一刻とこれは状況が変わりますので、何度もこれまで申し上げているように、組織委員会との間では「ステージ4」、つまり「緊急事態宣言」こちらに該当しそうな場合については、当然協議をして、プログラムの変更など求めていくということになるんですが、今の段階で今「ステージ2」。もちろん「(ステージ)3」にかかっている指標もあるわけなんですが、という形で、予定どおり進めさせていただきます。

(徳島新聞社)
 今の関連で16日から時短の要請が始まるんですけれど、そんな中で聖火リレーを実施する妥当性そういった点については、どのようにお考えでしょうか。

(知事)
 この時短の要請というのは、徳島の場合、あまり夜の飲食の場でクラスターが出るということは、これまでなかった。これは実は、昨年の「緊急事態宣言」の時は、なかったんですよね。ということで全国で唯一、休業要請、これは別に飲食にだけじゃなくてですけどね。あるいは時短の要請をかけなかった唯一の県だったんですが、この京阪神の変異株の猛威、それと行き来がありますから、帰ってきてそれでというのもありますし、お客さんが来てということもありますので、そうした中で早め早めの対応ということで、まずは告知をさせていただいて。これ土曜日の時なんですけれどね。この状況が続くようであれば、これはもう躊躇なく時短をかけさせてもらいます、ということを申し上げて、そしてその2日後に、その決定を専門家会議の皆さん方にもお諮りをしてかけさせていただく。数値が改善するどころか、そのまま更新ということになりましたからね。
 ということで我々としては、早め早めの対策をとる。それと同時に、これは単なる業務を控えてくれというだけではなくて、新しい生活様式、これまでも2回にわたって実は支援策、講じてきたんですね。実は、昨年の5月ゴールデンウィークの時に尾身会長はじめとする分科会の皆さん方が、「緊急事態宣言」延長の時に新しい生活様式、これを導入して、そうしたところに、これは別に飲食だけじゃなかったですけれど、そういったところで活動してもらいたい。そして、社会経済活動と感染防止、これを両立させるんだという国から出されたとうことで、徳島は全国の先陣を切って、6月の段階から「新しい生活様式導入応援助成金」10分の10。工事を伴えば、事業所などでも100万円。機械を入れるとか、アクリル板入れるとか、こうした分については50万(円)。システムのデリバリーに対して20万(円)。これをずっとやってきたんですね。
 ただし、今度は年が明けて「緊急事態宣言」が再び11都府県で発動。こうなってくると本県においても、もっともっとしっかりと飲食の場、しかも2度目の「緊急事態宣言」が全部飲食をターゲットということでしたので、ここのところをしっかりとガードする必要があると。より前の新しい生活様式、あるいは業界のガイドラインを遵守して認定という形これをとらせていただいて、1月の臨時議会ここでお認めをいただいて、それをちゃんと出来ている場合には、50万(円)をお出ししようと、こうした2段の形をやってきた。こうしたものがモデルとして、山梨県のグリーンゾーンなどにも進化することになるんですけどね。
 ということで、今回は3度目ということで、いよいよ飲食の場、しっかりとガイドラインを守っていただく。
 さらには、感染防止対策をしっかりし、それを見える化すると、これが重要。それと同時にやはり、夜が刻々と過ぎれば過ぎるほど、お酒が入れば入るほど唾が飛んでしまう、大声を出す、感染のリスクが高くなるということがあって、はじめて、史上初の時短をお願いすると。ただし、この分については、国の制度、しかも延単(一律)でというのが従来だったのが、これは不公平があると。やはり売上規模に応じて変えるべきだろう、ということで先陣を切って3段階、これをもってかけさせていただくということですので、聖火リレーとは、またちょっと種類の違うもの、そして、これを機に確かに感染拡大を抑えると同時に、経済活動を支える一方で、それが感染防止対策になる。こういう形で、もう経済活動の分も感染防止対策本来のものも合わせて感染防止に全部向かっていくと。そうしたことで、今回時短をかけさせていただくということですので、是非こうした点もご理解をいただきたいということです。

(徳島新聞社)
 聖火リレー、先ほども密を避けるようにというような呼びかけの話もありましたけれども、感染防止対策を徹底して実施するというふうに、以前おっしゃっていたと思うんですけれど、具体的にどういったことをされるのかとかいうのは。

(知事)
 これはもう既に、どこでもここでも皆もう既に聖火リレーやっているところと同じなんですけどね。やはり極力、密、屋外でやりますので、なるべくその、みんながどっと出てくるということを避ける、これがやはり1番大きい。
 ただセレブレーションであるとか、そうしたイベントですよね。こうしたところについても、極力もう人が出てこないような形をとっていくと。ただどうしてもスポンサーの皆さん方が車列を作る、これは1つのルールになっていますので、こうした点については、ご理解をいただくと。ただ、これも遠くから見ていただくということが1つかなと。というのは聖火リレーというのは、ほとんどスポンサーの皆さん方のご協力で成り立っている部分ですのでね。こうしたところもご理解いただければと思っています。

変異株のスクリーニング検査について(質疑)

(四国放送)
 変異株について、スクリーニングしたとおっしゃっていたと思うんですけれど、3月下旬以降だったということだったんですけれど、具体的にいつからいつまでの感染の確認をされた方の中で、スクリーニングされたのですか。

(知事)
 例えば、今回の3月30(日)から4月12日検査分というのが、これ3つ出しているんですね。つまりこの3つ、3月22日分までが、国でゲノム解析で確定して17検体確定。次が3月30日、4月5日、4月12日分となるわけですけれど、これは3月23日から4月11日までの分ということなります。

(四国放送)
 合わせて21検体。

(知事)
 21検体、これは今回の4月12日検査分ですね。はい、この検査分が23検体のうち21検体ということになります。

(四国放送)
 4月12日検査分というのは、いつからの感染された方。

(知事)
 こちらについては、3月の先ほど申し上げたように3月下旬から4月11日までですね。

(四国放送)
 下旬というのは、具体的に。

(知事)
 (3月)23(日)ですよね。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(四国放送)
 あとすみません、南海病院のクラスター関連に関してなんですが、入院患者ということだったんですけれど、全員、南海病院の入院患者さん。

(知事)
 そうです。療養されている人たち。

変異株について(質疑)(その1)

(徳島新聞社)
 変異株なんですけれど、全て21検体は全て英国型ですか。

(知事)
 まだ、それを解析するのが国立感染症研究所、我々は陽性であると。つまり変異株、陽性という形でお持ちをする。ただ、それも確実にどうかというのは、分からない。これをゲノム解析をして、英国型だとか、なんとかだっていう型が分かると同時に、確定を打たれるということになるということです。

(徳島新聞社)
 今の話に関連しまして、21検体、現時点で発表出来るかどうか分からないんですけれども、関西方面もしくは県外との往来があった方の検体ということでしょうか。

(知事)
 ちょっと今回、数がまだ多いので、これまで申し上げているのは、向こうへ送って国立感染研(究所)へ送って確定されたものが、例えば何々株であるか。そして、由来が全部関西方面、このように言わしていただいておりますので、向こうから帰ってきてからの方が、いいんではないかと思いますが、傾向としては、やはり関西圏が多いということになるかと思います。

(徳島新聞社)
 変異株、先ほど発表されたのは、スクリーニングの結果だと思うんですが、確定分も発表があるのかなと思うんですが、これはどれくらい。

(知事)
 鋭いですね。従来は今日は国の確定分が来るので、合わせて少し前からトレンドを知っていただく意味で県の分もお出ししてきたんですね。従来は確定分だけ出していたんですが、実は今回、返ってきませんでした。ということで、やはり今、手いっぱいになっている部分もあるかと思うんですね。
 ということで今回、我々のスクリーニングの分だけ申し上げます。ちなみにそれだけだと記者の皆さん方もちょっとね、消化不良の部分があると思いますので、我々のちょっと分析の部分、申し上げたいと思います。
 例えば、確定分と今回、この3つの3週分のいわゆるスクリーニング、一体どれだけ乖離があるかこれちょっと申し上げたいと思います。これまでは2月19日の分から、対象は12月25(日)、3月21日陽性分までなんですけれどね。全部で145検体。そして変異株、この確定事例が17検体ということなんですね。こうした意味でその陽性率といった観点からいくと、11.7パーセントだったんです。
 しかし、その後の3週、つまり3月30日分、4月5日分、4月12日分ということで、その後ですから当然3月23日から4月11日までということになるんですが、この分については、88.7パーセント。71分の63、あくまでもスクリーニングですけれどね。88.7パーセントの陽性率、いかに変わってきたか。如実にお分かりをいただけるんじゃないかということで、全部押しなべてしまいますと薄まっちゃうんで、その傾向が大きく分岐をした。
 つまり、3月22日分までは、例えば変異株、このスクリーニングでは、24分の3、最終確定は2になるんですけれどね。3だったんです。それが私が発表した3月30日分から24分の22なんです。そして20になって今回に23分の21。そして、この3つを押しなべると88.7(パーセント)、いかに差が出ているか、お分かりいただけるかと思いました。
 非常にこの変異株、猛威を振るっている。その多くが変異株に変わってしまったと。このように思っていただいて良いかと思います。

(徳島新聞社)
 従来株に置き換わったということですか。

(知事)
 そういうことです。88.7(パーセント)、あくまでも、県のまだサーベイランスですけれどね、確定はしていません。

聖火リレーについて(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 聖火リレーの話に戻るんですけども、明日からということで楽しみにしてらっしゃる方もいらっしゃるかと思うんですが、もちろん国のガイドラインに沿ってということになると思うんですが、知事としては沿道での観戦について、自粛して下さいということなのか、それとも感染対策をほどこしておいて、どうぞということなのか、どういった。

(知事)
 ここのところは、もちろんガイドラインを変えるということの何か、徳島県においての状況ということではありませんので、当然しっかりと基本的な感染防止対策、これを講じていただく、つまり3密の回避などですね。こうした形でご覧いただければ、対応していただければと考えています。
 ただ、何度も申し上げるように状況の変化というのはあり得ますので、しかも大阪(府)、兵庫(県)のあの急拡大、これが徳島で起こらないとも限らないことでありますので、そうした点も条件付きの上で今の段階ではと、このように申し上げたいと思います。

変異株について(質疑)(その2)

(NHK)
 あの変異株の話ですが、現在71検体中63(検体)が変異株疑いということでよろしいでしょうか。

(知事)
 そうです。疑い事例と呼んでいます。

飲食店での感染疑い事例について(質疑)

(徳島新聞社)
 すみません、16日からですね、時短要請するようになるんですけれども、この5店舗にまたがった飲食店のクラスターというのがインパクトが強いのですが、他にですね、例えば、3月に入ってからとか最近の事例で飲食店で飲食をしたことによる感染、原因ではないかと思われる事例ってどのくらいあるか把握されていますか。

(知事)
 数として出しているわけでありませんが、その時、その時の行動履歴、その時に確か徳島駅前でとかですね、こうしたことは申し上げてきたと思うんですね。特に今、集計ということまでは取っていませんが、ただ、なぜ特異点をということを申し上げたと思うんですが、複数のお店が関わる、場合によっては1店舗5人以上と言う。そうしたクラスター的なものが初めて、しかも複層しているクラスター。今までと全く局面が違う散発をしていたものとは違うということがあって、注意喚起、これも申し上げたところなんですね。ということで、グルグル1つのお店を、いくつかのお店を回っていくということが、やはりいかに恐ろしいか。これを防ぐためには、やっぱり時短、これが効果的なんですね。

変異株について(質疑)(その3)

(徳島新聞社)
 変異株の件なんですが、スクリーニングで88.7パーセントであると。従来株に置き換わっているというお話でしたけれど、現状、県内で変異型が主流になっているという考えでよろしいでしょうか。

(知事)
 言っていただいて、間違いありません。

(徳島新聞社)
 最近の感染、県内での感染拡大もやはり変異型によるものであるということでよろしいですか。

(知事)
 先ほど申し上げたように、4月6日から直近一週間、アラートで最初に申し上げる、これが連日、9日連日で更新と、そして4月がまだこれ半ばですよね。半ばで200(人)を超えると215(人)、これまで一番多かった187(人)あっという間に月半ばに超える。これは、尋常じゃないわけですよ。だからそれまでの様子と全く変わっちゃった。それをもっと、エビデンス、具体的な証拠に基づいてということがあったので、この変異株のスクリーニングの部分、疑い事例の部分で皆さん方に申し上げたと、皆さん方に申し上げることによって、県民の皆さんに伝わっていきますので、それであえて我々の分析をそちらに重点化をかけた。もちろん先ほど、ご質問いただいた夜の街の発生のことですね、こうした点についても、より分析、積極的疫学調査をして、片方だけじゃなくて、最初の時は1人の方がいくつかにまつわってという話、申し上げたんですが、その相手方にも確認する。実はそこだけじゃないと、こうこうこう回ってきて5店舗でまるまる1つと。こうしたことも分析をして、我々としては、トレンドとして先々をとらえていく。そこに対して強い措置を打つというのは、徳島にとって史上初の時短要請かける。あの「緊急事態宣言」でも時短かけなかったですからね。
 だからこうしたことについて、いかに尋常ならざる状況が今、日本で起こっているのか。そして、その一番の震源地が大阪(府)、兵庫(県)、そして京都(府)含むいわゆる京阪神。そしてそれが今、西へ東へ。そしてもう既に愛知(県)が火がつき、そして東京(都)から1都3県へと広がり、既に東北は宮城(県)、沖縄(県)は、ずっとでしたけどね、沖縄へと。そういう状況になっているということですので、トレンドをしっかりと分析をして、今あるものを追っかけていくだけでは、間に合わないです。その意味では、保健所の皆さんが今、深夜まで不眠不休でやってくれている積極的疫学調査の深掘り、これが非常に大きい。あの夜の街クラスターの複合といったものをそれでわかったところですので、我々として、しっかりとそうした点について、保健所の皆さん方から(積極的)疫学調査ご協力をと言われた時には、もうとにかく包み隠さず、決してそれを外へ出すということではなくて、関連を見て、そしてリンクを断ち切る。そして、不幸にしてクラスターが出来たら封じ込める。その中で拡大するのは、やむを得ない部分があるんですが、そこから外へ出さない、これがポイントですので、我々全国知事会で言って、感染症法2月13日改正までしてもらって、罰則規定を作ったとこれもそういうことで。
 しかし、罰則を行使することが目的ではないんです。保健所の皆さん方の積極的疫学調査に協力をするための、その皆さん方が罰則あるしな、もう言うよ。こうした気持ちも、もし持っていただければ有り難いな。
 そして、何としてもこれ今の段階で防がなかったら、先ほど大阪(府)の事例申し上げたように、今、起こっている大阪(府)の事例、昨日までですよ。徳島にあてはめるんだったら1日100人ですよ。今大変だっていう状況で今日発表分、25例ですから今の4倍、これ想像もできない状況ですよね。だからそうなってしまっては、もうだめ、ということがありますので、この時点で何とか封じ込める。是非、ご協力をお願いしたいと思います。

(時事通信社)
 よろしいでしょうか。それでは、知事会見を終了します。ありがとうございました。

(知事)
 それでは、ありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その3)

(時事通信社)
 引き続き、部長会見を行いますので、よろしくお願いします。

(保健福祉部長)
 引き続きよろしくお願いします。
 概要について読み上げるのもあれですので、お手持ちの資料の中で、ご質問がある点について承っていこうと思います。

(時事通信社)
 739例目の方の感染経路、県外とありますが、これはどちらになりますか。

(保健福祉部長)
 関西方面です。

(時事通信社)
 大阪ですか。

(保健福祉部長)
 感染可能期間外となりますので、そこは特定しないということにいたします。

(毎日新聞社)
 742例目と743例目、746例目が団体職員ですが、どういったお仕事なのかということと、皆さん全員、同じ職場の方なのでしょうか。

(保健福祉部長)
 742例目の方、743例目の方は、同じ職場です。746例目の方は、別の職場です。
 その上で742例目の方、743例目の方ですが、詳細は申し上げませんが、いわゆる屋内作業に従事されるもので、接触者については、概ね特定されていますので、現在、詳細について調査しているところです。そういった状態なので、これ以上、詳細は申し上げません。

(毎日新聞社)
 746例目の方は。

(保健福祉部長)
 746例目の方も742例目、743例目の方と別のご職業になります。同じように屋内作業に従事されていますが、その際には、一応マスクをしながら仕事をされているというふうに聞いています。
 746例目の方は、屋内作業されている際に濃厚接触がありましたので、職場の同僚3名の方が濃厚接触者に認定されている形になっています。

(徳島新聞社)
 今の話に関連して、742例目と743例目は同僚同士ですか。

(保健福祉部長)
 職場の同僚ということになります。

(徳島新聞社)
 資料提供の補足という、いただいた紙を見ますと、2人とも調査中となっていますが、お互いがお互いの濃厚接触者にはなっていない。

(保健福祉部長)
 お互いの濃厚接触者には、該当していません。

(徳島新聞社)
 そうしましたら、お互い感染経路としては、違うところから感染したということですか。

(保健福祉部長)
 お互いに別々に医療機関を受診されてPCR検査で陽性となっていますので、どちらかの接触者、濃厚接触者という形が経緯となって検査を受けているのではないということが確認されています。

(徳島新聞社)
 偶然というか、たまたま同じ職場で同時期に、お二人陽性になったということですか。

(保健福祉部長)
 その点については、実はまだ積極的疫学調査をやっていますので、聞き取り調査であったり、立ち入り調査を今後する可能性がありまして、その中でどういった経緯があったのかというのを、さらに詳細を確認していきたいと思います。
 ただ、先ほどから申し上げているように、別々に受診されて検査を受けられておりますので、どちらかが因果関係があったというわけではない、現時点では。

(徳島新聞社)
 この2人が勤められている職場で他に陽性が確認されている方はいますか。

(保健福祉部長)
 現時点では、確認されていません。

(四国放送)
 739例目と740例目はご夫婦ですか。

(保健福祉部長)
 そうですね、同居のご夫婦です。

(徳島新聞社)
 753例目、754例目、それぞれ濃厚接触者と接触者ですが、間柄を教えてください。

(保健福祉部長)
 753例目につきましては、714例目の濃厚接触者で同居の家族、親子です。
 754例目の方は、693例目の接触者、特定の間柄があるわけではありませんが、いわゆる知人です。

(徳島新聞社)
 南海病院のクラスター関連の話ですが、先ほど知事ご説明されていたのですが、25人に改めて検査をしてというところを、もう一度、詳しくご説明いただきたいのですが、その方々が今回陽性と発覚した経緯をもう一度、詳しくお願いします。

(保健福祉部長)
 今回の陽性と発覚した経緯ですけれども、もともとは、こちらの方々、1回のPCR 検査で陰性というのが確認されております。確認された日にちですが、3月26日に皆さんPCR検査で陰性が確認されています。
 その後ですが、この病棟の中の一つの病床の中で陽性者が確認されたので、念のため医師の判断で周辺の病室について、いらっしゃる方25人について、まず接触があった可能性があるということで、PCR検査を実施したところ、今回7名陽性が判明したというところです。
 この病棟のエリアですけれども、他に26名いらっしゃいますので、そちらについては、まず7名の検査を現在、実施しているところです。残り19名についても、今後実施する必要があるか検討している状況です。

(徳島新聞社)
 7名の方は、病棟の中の一つの病床で陽性が確認された方と同じ病棟にいる方ですか。

(保健福祉部長)
 そうですね。同じ病棟というか、同じ封鎖されたエリアと言ったら良いんでしょうか。封鎖された一区画ですので、そのみなさんが確実に動けないような病状の方ではなかったので、念のため、医師の方で判断されてPCR検査を受けていただいて、その結果が先ほどの7名の陽性、なのでどちらかというと25名まとめて1回にやったものですから、7名が一気に症状がある方、ないか方に関わらず、判明している状態です。

(読売新聞社)
 先ほどは知事の説明では、25名は同じ部屋か隣接している部屋、それでよろしいでしょうか。

(保健福祉部長)
 はい、周囲ということです。先ほど説明させていただいたとおり、1つの区画、閉鎖というと言い過ぎなんですけれど、ある程度切り分けられた区画の中で複数の病室がありまして、陽性者の方が出られた病室及びその周辺の病室25名ということになります。
 また、そこに少し距離が離れますけれど、同じ区画内に他にもいらっしゃいますので、他の病室につきましても、検査を順次実施していくということになっています。

(徳島新聞社)
 先ほど区画にあと26名の方がいて、うち7名を検査しますということで、あと19名については、お医者さんの判断で今後決めますということですか。

(保健福祉部長)
 距離の問題といったらいいでしょうか、距離の近い順に25名、次に7名、19名については、必要があるか医師の判断で順次判断していただいてやっていくと考えています。

(徳島新聞社)
 今日の感染者の方で、入院済みの方はいますか。

(保健福祉部長)
 今のところは入院済みの方は、いません。

(徳島新聞社)
 全員、調整中ですか。

(保健福祉部長)
 全員調整中です。すいません、1人だけ747例目の方だけ入院済みです。

(徳島新聞社)
 細かい話なんですが、飲食店を利用されている方がいらっしゃるのですが、この中で時短要請がかかるということで、飲食店が感染源だと思われるケースは、現時点でありますか。

(保健福祉部長)
 現時点では、飲食店が確実に関係するケースはございません。
 どちらかというと、飲食店を引き続き利用されて行動履歴に載っている方はいらっしゃいますが、飲食店が確実に感染経路になっていると断定できるケースは、現時点では把握できていません。

(徳島新聞社)
 変異株ですが、発表されたもの、たくさん数字が出てきたので確認させてください。
 23分の21というのは、県のスクリーニング検査で23検体を調べたところ、21検体が陽性だったということで91.3パーセント、それと87.7パーセントとおっしゃっていたのはいつか。

(保健福祉部長)
 では1つずつ、もう一度ご説明させていただくと、まず4月5日、23検体検査しました。
 そのうち21検体が、すみません、4月12日です。4月12日に検査したものが23検体ございまして、そのうち21検体が、変異株の疑いがあるということで、陽性反応が出ております。これが91.3パーセントということになっています。
 それ以外に過去2回、3月30日、4月5日に検査している分で、知事からもお話がありましたが、非常に特異な事例が出てきているので、ご説明させていただいているところです。
 3月30日検査、4月5日検査、4月12日検査の3回分の検査、検体が全部で71検体となります。その71検体のうち、疑い事例というのが63検体、こちらが88パーセントという数字ですので、過去2回分を加えた数字が88パーセントという形です。

(読売新聞社)
 71分の63の「71」は、いつからいつまでですか。

(保健福祉部長)
 3月23日から4月11日までの陽性が判明された方の中から、スクリーニングをかけたということです。

(読売新聞社)
 期間は全て同じということ、3月23日から4月11日。

(保健福祉部長)
 そうですね、それぞれその時点で検査しておりますけれど。

(読売新聞社)
 4月12日の検査は、直近一週間とかではなくて3月23日から。

(保健福祉部長)
 一部関連しているものとかで、そこは関連しているものがあった場合には、合わせて検査、こちらも関連しているのではないかとなったら、入れる形になっていますので。
 申し訳ありません、もう1点は、詳しくあまり時期を言い過ぎると、どの時期か、わかってしまうということがありますので、その点については差し控えさせていただきます。ただ、4月12日検査分の中に4月5日から4月11日までのものしかないということではないです。

(読売新聞社)
 母数の71(検体)、疑いのある63(検体)は、全て確定判断は出ていないということですね。

(保健福祉部長)
 63検体については、全て感染研に送っているのですが、感染研の方で検査数が増加していまして、我々、今週、確定事例がいただけると思ったのですが、まだ、いただけていない状態です。

(時事通信社)
 それぞれの濃厚接触者は、いますか。

(保健福祉部長)
 手元の資料を見ながらで構いませんか。737例目の方、濃厚接触者、友人3名になります。こちらは4月10日に飲食店や商業施設を一緒にご利用された方ということになっています。
 続いて738例目の方ですが、同居の家族2名が濃厚接触者となっています。
 続いて739例目の方ですが、同居の家族3名が濃厚接触者に認定されています。
 740例目の方、739例目の方と同居のご家族いわゆる夫婦ですので、ある意味では、濃厚接触者は一緒になります。
 741例目の方ですが、同居のご家族3名、別居のご家族2名が濃厚接触者に認定されています。別居のご家族ですが、こちらの資料にありますとおり、4月10日に陽性が判明された方の家に訪問されたということになっています。
 742例目の方ですが、こちらは知人1名が濃厚接触者として認定されています。こちらは、お手元の資料の屋内施設Aと飲食店Aを一緒に利用されていることが確認されています。
 743例目の方については、同居のご家族3名が濃厚接触者となっています。
 744例目の方、濃厚接触者14人いらっしゃいます。同居のご家族が4名。4月9日から13日に744例目の方の自宅に訪問された別居のご家族1名と、4月10日に飲食店を利用された際に同席された友人9名、こちらが濃厚接触者に認定されています。
 745例目の方ですが、同居のご家族2名、それと4月11日に飲食店を利用された際にご一緒された友人1名。4月10日に仕事に従事されていますが、こちらの際に濃厚接触のあった同僚2名、こちらの計5名が濃厚接触者として認定されております。
 746例目でございます。濃厚接触者は全部で7名いらっしゃいます。同居のご家族が1名、仕事に従事されていますが、そちらの仕事の同僚の方3名、また別の同僚の方と4月9日に飲食店をご一緒されていました、その1名、職場の同僚は全部で4名。その他に4月10日に746例目の自宅を訪問されておりますが、こちらの知人2名、こちらの計7名が濃厚接触者です。
 747例目については、同居の友人の方1名が濃厚接触者となっております。
 748例目ですが、こちらは複数人にわたっておりますが、仕事をされた時の職場の同僚の方1名が濃厚接触者となっております。
 749例目の方は、同居のご家族3名が濃厚接触者です。
 750例目の方は、濃厚接触者は、おられません。
 751例目ですが、同居のご家族2名については濃厚接触者、それ以外には4月11日、屋内施設Bを利用されていますが、この際に飲食を共にされた友人2名が濃厚接触者、計4名が濃厚接触者に該当しています。
 752例目の方、同居のご家族1名が濃厚接触者に該当します。
 753例目の方は、濃厚接触者いらっしゃいません。
 754例目の方ですが、こちらは同居のご家族3名の方が濃厚接触者に該当しています。
 最後、755例目の方から761名の方については、南海病院の入院患者の方ですので、行動歴がございませんので、濃厚接触者はいらっしゃいません。
 以上でございます。

(徳島新聞社)
 16日から時短要請が始まるんですが、初日に見回りをするとか情報発信をされた行動は、ありますか。

(危機管理環境部危機事象統括監)
 巡回の件ですかね、巡回は予定していますが、今の時点で、具体的にどの地区をどうこうという話ありません。

(徳島新聞社)
 初日から巡回をする予定。

(危機管理環境部危機事象統括監)
 もちろんです。

(徳島新聞社)
 同行して取材は、可能ですか。

(危機管理環境部危機事象統括監)
 そこは検討ですね、今の時点で、時短要請は我々がかけていますが、給付は別のタイミングになります。今の時点で、どこが時短要請に応じていただけるのか把握できてはいませんので、あくまでも広く時短要請をかけるというのが、今の現状ですので。

(徳島新聞社)
 そうしますと初日に巡回するのは、啓発のためですか。

(危機管理環境部危機事象統括監)
 そうですね、啓発も含めて状況、初日から、昨日ホームページに載せていますが、提出をしていただきます、「時短要請をしていますよ」というのを提出していただきますので、その状況確認をさせていただくということになります。ただ、意思決定をどこの事業者さんがされているのかは、その時点で我々が全部把握しているわけではありませんので、そういう状況です。

(幹事社)
 よろしいでしょうか。会見を終了します。ありがとうございました。

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