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令和3年6月17日 臨時記者会見 フルテキスト版

第55回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の結果について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、先ほど、第55回となります、徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので、その時の指示事項を発表させていただきます。
 まずは、「とくしまアラート」についてであります。6月2日、徳島県対策本部会議におきまして、国の「ステージ1」にあたります「感染観察・強化」へと引き下げを行ったところであります。
 そして、その後の感染状況については、6月6日から5日連続で新規感染者ゼロ。
 また、5月18日以降で見ると、1か月間に渡り、10名未満の陽性患者さん そして、本日6月17日は、ゼロとなっているところであり、本日時点での「とくしまアラート」の指標につきましては、直近一週間の新規感染者数、こちらが「ステージ1」にあたりますが、それ以外の6項目につきましては、全て国の「ステージ1」、これを下回っている状況となっております。
 さらに、今日9時から開かれました政府基本的対処方針分科会、今日、私は、日程の関係でW E Bで参加させていただきましたが、こちらにおきまして、今まで10出ていた「緊急事態宣言」、こちらが沖縄(県)を除き全てといいますか、9都道府県の枠解除となり、そのうちの7つについては、「まん延防止等重点措置」、岡山(県)、広島(県)以外は、ということになりました。
 そうした意味では、一つの区切りにはなるところでありますが、では、これからの状況、また今日の分科会では、特に感染症の専門家の皆さん方が、東京都が心配である、あるいは、リバウンドは必至、この言葉が多く出されたところであります。
 そうした意味では、今回、「緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」に変わった、京都府、大阪府、あるいは兵庫県、岡山(県)、広島(県)は、そこ解除されたところではありますが、やはり今後、人流、これが増えてくる可能性はやはり高い。
 そうした中、従来の変異株と言われていた英国株。今、これをアルファ株などと呼んでおりますが、これをさらに凌駕をする感染力を持つデルタ株、つまりインド株。これが全国では、クラスターを引き起こすなど、次なる脅威となっているところであります。
 こうしたことから、やはり、県民の皆様方にも、引き続き、しっかりと警戒体制、これを取っていただく必要があるであろうということで、「ステージ1」、つまり「感染観察・強化」のまま据え置きをさせていただきたいと思います。ただ、今後の全国でのリバウンド状況、徳島の状況、こうしたものを踏まえ、全てが「ステージ1」、完全にそうした状況とみなすことができるようになった場合に、アラートの解除、これを考えたいと考えております。
 次に2番目として、「第5波」、これまでは「第4波」と呼んでおりましたが、「第5波・早期警戒期間」の設定についてであります。今後リバウンド、人流が増える中でこれをいかに防止をしていくのか。そのためには、やはり県民の皆さん方にもご注意をいただき、更なる対策を講じていく必要があります。
 そこで、6月21日からお盆を俯瞰をし、8月15日までを「第5波・早期警戒期間」、このように位置付けまして、県内全域でのワクチン接種の加速化、繁華街や主要観光地における人流調査の強化、また、デルタ株、インド株ですね、(インド株)などの早期探知のためのサーベイランスの一層の強化、重点化、そして、戦略的なモニタリング検査といたしまして、「ガイドライン実践点ステッカー」を掲示し、「とくしまコロナお知らせシステム」、こちらを活用していただいている飲食店、あるいは、宿泊施設の従業員の皆様方を対象とした、無料かつ定期のPCR検査の実施、クラスター発生防止のためには、高齢者施設あるいは医療機関への抗原簡易キット、国の方から寄付をされますが、こちらの積極的な活用、また、クラスターを封じ込めるという意味合いで、学校、あるいは事業所など複数の陽性患者が出た場合の全数PCR検査、これは唾液で行うものであります。これらを実施いたして参ります。
 なお、今後対策の緩和をする場合には、段階的に進めていくことができれば、このように考えております。
 次に、ワクチン接種についてであります。ワクチン接種は、予防接種法上、あくまでも市町村が実施主体となっておりますが、今、県民の皆さん方、国民の皆さん方にとっては、新型コロナウイルス感染症のまさに、対策切り札とされているところでありまして、県としては、市町村が行う、あるいは、これからスタートをしていく企業、大学などの職域接種、しっかりとサポートをする必要があるわけでありました。しっかりとこの点、進めるとともに、本県におきましては、今月11日、先行しておりました医療従事者の皆様方の優先接種、福井県に次いで2番目に完了したところでありますし、今、佳境を迎えている高齢者の皆様方の優先接種、「アスティとくしま」における大規模集団接種、これらの会場をどう今後使っていくのか。
 また、市町村が行う集団接種への医療従事者、なかなか打ち手が足りないと言った場合の派遣への協力、こうした取組みを進めてきた結果、全ての市町村において、7月末目標ですね、接種完了の目処が立ったところであります。
 また、職域接種につきましては、既に16団体17会場、申請をいただいておりまして、このうち徳島大学をはじめとする4団体につきましては、来週スタートを切る21日から接種をスタート予定となっておりまして、これらの団体が職域接種、しっかりとできるようにサポートを行いたいと考えております。
 本県におきましては、ワクチン接種、その動きをさらに加速をしていくために、「アスティとくしま」における大規模集団接種については、現在の高齢者の皆さん方、7月15日までとなっておりますので、引き続き、ここで徳島の未来を支えていただく子どもさんと接する機会の多い、例えば保育士さん。また、幼稚園の先生方、小、中、高、特別支援学校などの教職員の皆さん方に対しまして、夏休み中の接種完了を目標に、実施をしたいと考えております。
 特に、この中でも、ワクチンを打つことのできない小さなお子さんを抱き抱えたり接する機会の多い保育士さんにつきましては、真っ先に先行させていただくということで、7月後半から始まる夏休みを待つことなく、早速、今週末19日土曜日、接種を開始したい、このように考えております。
 また、変異株に対しての検査体制、サーベイランスの強化をいたします。6月16日発表されました、国のアドバイザリーボードその報告によりますと、変異株のスクリーニング検査の結果、全国的にアルファ株、いわゆる英国株が約8割に達した、ほぼ置き変わった、このように表現がなされました。アルファ株よりも、さらに感染力の強いインド株、いわゆるデルタ株。こちらで、全国クラスターなども報告がなされているところであります。
 こうしたことを踏まえまして、徳島県としては、国立感染症研究所の方からキット、あるいは、その検査方法など伝授をいただき、6月8日からこのデルタ株、スクリーニングを開始したところでもありまして、その意味では、今までN501Y、アルファ株などですね。それではなく、今度は、いわゆるデルタ株L452Rこちらのみに、ここを集中して、スクリーニングを行いたいと考えております。
 また、学校における感染防止対策その評価についてであります。いよいよ高校の四国総体、この週末からですね、高校の四国総体、そして来月10日、土曜日からは、県の中学校総合体育大会、こちらが開催をされるなど、夏にかけて多くの大会が予定されています。
 こうした大会の場、こちらをやはり感染防止をしっかりしていく。そのためには、県内外の大会、参加をした生徒、教職員の皆様方を対象に事後のPCR検査その実施に加え、新たに県内大会に参加する生徒、また教職員を対象に大会参加前のPCR検査を実施することとしたいと考えております。少し具体的に申し上げますと、検査につきましては、希望者に対して行いますが、県外大会の参加者については、大会の参加後に県内大会参加者については、より一層の感染拡大防止につながりますように大会参加前後どちらかを選択していただいて、検査が実施できるようにしたいと考えております。
 次に、県民、事業者の皆様方に対してのお願いであります。ということでこちらですね。
 
(パネル「とくしまアラート・感染観察・強化」を提示)
 
 ここの表題は、残念ながら変わらない、引き続き、県民の皆様方に注意喚起をお願いいたします。「感染観察・強化」、いわゆる国のステージでいうと「ステージ1」ということで、8月15日お盆まで、「第5波・早期警戒期間」こちらを作らさせていただきます。
 ということで、県民の皆様方には、都道府県域またがる移動、特にこちらに書いてありますが、沖縄県、7月11日まで「緊急事態宣言」の対象。
 また、「まん延防止等重点措置」としては、北海道からいわゆる東京圏、千葉(県)、東京(都)、埼玉(県)、神奈川(県)、そして愛知県。京阪神である京都(府)、大阪(府)、兵庫(県)、そして福岡(県)、これらとの間については、できれば移動を控えていただければと思います。
 また、事業者の皆さん方につきましても、特に飲食店でのカラオケの設備、引き続き、利用の自粛をお願いをしたい。
 また、従業員の皆さん方の体調管理、テレワークの推奨など、是非よろしく。
 また、県民の皆様方にとりましては、是非、様々な飲食店、また宿泊施設、利用なさると思いますが、その時の利用の目安として、三ッ星店これを是非、めがけていただきたいと思います。
 では、三ッ星とはいったい何なのかということになりますが、まずはこちら、すだちくんのマークですね。「ガイドライン実践店ステッカー」があること、また、「PCRモニタリングの定期検査協力店ステッカー」、こちらですね。すだちマークですね。そして、「とくしまコロナお知らせシステム」、二次元コードでピッとかざしていただくと、利用期間中にそこでもし陽性者が出た場合に直ちに連絡が行く、この3点セットを加えている「コロナ対策三ッ星店」、是非こちらをご利用いただきたいと思います。
 また、県におきましては、なかなか今回のコロナによって大きな影響を受けている、特に観光業界、こちらについては、6月12日から「みんなで!とくしま応援割」、こちらの取組みを開始しております。
 また、6月21日からは、なくてはならない業と言われている理容、美容、クリーニング、また公衆浴場、この4業種において、共通して利用可能となります、「徳島プレミアム生活衛生クーポン券」、500円券を10枚束にし、5,000円を2,500円でお買い求めをいただける。お一人5セットとさせていただいておりますが、60,000セットご用意をさせていただきます。県下40店舗でお買い求めいただくことができます。こうしたところについては、全て「ガイドライン実践店」、その掲示を条件とさせていただくとともに、二次元コードで読み取る、「とくしまコロナお知らせシステム」こちらへの参加、特に宿泊施設につきましては、PCR定期検査協力ステッカーこちらを貼っていただくこと。それを呼びかけさせていただいているところであります。
 どうぞ、県民の皆様方、事業者の皆様方におかれましても、是非、これからのリバウンド、これを何としても抑え込んでいく。仮に来たとしても、低い山で抑える、こうした点にご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。以上です。

「とくしまアラート」について(質疑)(その1)

(徳島新聞社)
 それでは、幹事社の徳島新聞社の方から何点か質問をさせていただきたいと思います。

(知事)
 はいどうぞ。

(徳島新聞社)
 まず、アラートの引き下げについてなんですけれども、ステージ全て完全に「ステージ1」になればというお話があったんですけれども、これは8月15日までの早期警戒期間中であったとしても、ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 その期間中であったとしても、もし、そうしたことであれば一度考えてみる。もちろんこの期間中でありますので、なかなか解除して、片一方で注意してくれというのは、難しいところではありますが、やはり常にアラートの指標といったものについては、きちんと精査をする。こうした形を取りたい。
 ただ、ご質問があったように、確かにお盆の間までは、人の移動が多いということがありますので、様々な対策、これはアラートが出ているから対策をやるということではなく、あくまでアラートというのは現状に対しての注意喚起ということでありますので、少しその点は、分けて考えていただいてもいいのかと思いますが、しかし、なかなかアラートを無くすというのは、確かに難しいかもしれません。

変異株のスクリーニング検査について(質疑)

(徳島新聞社)
 続いてなんですけれど、スクリーニングについて、英国株からインド株へ切り替えるというお話があったんですけれども、インド株の検査体制は、現状どれくらいこれから増えるという、いつ頃どれくらい増えるということなのでしょうか。

(知事)
 今、既にこれについては、対応として保健製薬環境センター、こちらが国立感染症研究所の方からの分と、後は、どのくらいの形でこれ今までは簡易検査キットで行なっていた、家畜防疫衛生センター、これらを合わせて36検体やってきているところでありますので、まず、36(検体)これは、もちろん検体があればですけれどね。そうした対応ができ得る。実は、今までのやり方というのは、N501Yこれで陰性となった分についてやるというやり方を取りましたけれど、今度は正面からということになりますと、まず36(検体)を、そして、この国立感染症研究所からのやり方、これを学ぶ場合に6月2日、3日これ簡易検査キットで、既に家畜防疫衛生センターの方で40検体やることができる体制がありましたので、これを国方式に全部切り替えるのか。あるいは、もし数が多いのであれば、簡易キットを使うということもできる得ると。こうした、ダブルウェイの体制に今のところはなっています。

(徳島新聞社)
 これは、いつからというお話なのでしょうか。

(知事)
 もう既にやっています。ただ検体があまりにも少ない。今度は、正面から全部やる。今までは、あくまでもN501Y陰性を対象にしたということです。

新型コロナワクチン大規模集団接種について(質疑)(その1)

(徳島新聞社)
 続いてなんですけれど、「アスティとくしま」でのワクチン接種なんですけれども、土曜日から保育士対象に優先で始めるというお話だったんですけれども、既に保育士の方に周知して、土曜日から何人来てくれという話は、具体的にしているのかどうかという話と、あと、どれくらいの規模で最初、始まるのでしょうか。

(知事)
 今、下準備はずっと進めてきて、そして、ようやく、その体制が、特に実はどのワクチンを打つかという問題が大きかったんですね。今「アスティとくしま」では、高齢者の皆さん方の優先接種、これを7月15日までやっている。これは全て、原則、徳島市の皆さん方についてはということですが、ファイザー、これでやっている。
 しかし、今後行っていく保育士さん、あるいは幼稚園の教諭の皆さん、小、中、高、特別支援学校の教職員の皆さん方には、県が直接いただくモデルナ、これを活用していこうと。そうなると、ファイザーとモデルナが同一会場で打つ、これは国が嫌うんですね、つまり間違ってしまう可能性が高いということで、まず、同時並行となってくる保育士さん、今、対象としては、やはりMAX5,000人を考えておりますが、この皆さん方については、アスティ(とくしま)の中でも別会場を設ける。今、予定では、3階の特別会議室、こちらで接種行う予定としておりまして、入口、ここを開けまして、案内員による配置を行うなど、いわゆる動線、これを綺麗に分けて対応していきたい、このように考えております。
 今、準備としては、6月19日、土曜日、ここの部分については、マスコミの皆様方にも、公開をさせていただければ、このように考えておりますので、また、ご協力方よろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

(徳島新聞社)
 既にこれまでに、保育士の方から希望を募ったりとかいう作業をされて来られているということなんですか。

(知事)
 そうです、調整をね。ただ、ご存知のように各市町村において、キャンセルが高齢者の皆さん出た場合に、保育士さんを打つとか、あるいは教職員の皆さん方を打つという、そうした事例があるのは、ご存知のとおりと思いますので。

(共同通信社)
 数点あるんですけれども、まず関連して、大規模接種会場について、今後、職域接種ということで、他の職域での利用のお考えがあるのかどうか。また、64歳以下の利用も含めて会場を継続していく予定があるのか。まずその2点お願いします。

(知事)
 まず、他の職種ということなんですが、この保育士さん、あるいは、教諭、教職員。先ほど保育士さんの数はどのくらい、5,000人MAXと申し上げたところなんですが、実は、教諭の皆さん方の数は、9,000人、合わせると14,000人を想定しているところでありますので、まず7月末まで夏休み期間ということを考えると、これで、ほぼいっぱいになってくるかなというふうに考えています。ただ、もちろん、余裕があるということになれば、直ちに行けるように。また更なる職域接種、こうしたものを今、準備は進めております。ただ、まだ調整中ということになります。
 それから64歳以下、こちらは優先接種の対象ということで、既往症のある皆様方、ただこの皆様方は自己申告になりますので、その枠だけ設けていると本当に何人来るか分からないということがありますから、こちらは同時並行でやっていく、まずは市町村の方でやっていただくということを考え、そうしたものの中で、例えば、やっぱり県の方でバックアップして欲しいということになれば、今回の徳島市さん、阿南市さん、あるいは小松島市さんのような形で引き受ける、そうしたことも考えられます。

「とくしまアラート」について(質疑)(その2)

(共同通信社) 
 あと1点だけ、今回、確か20日まで飲食店におけるカラオケ設備の利用の自粛要請が出ていたと思うんですけれど、今回これが20日までだった予定が、20日以降も継続という理解でよろしいでしょうか。

(知事) 
 というのは、全国的にやはり、カラオケ、ここが感染の場になるということは、今もって変わっていないということで、注意喚起がなされておりますので、それを引き継ぐ、このようにお考えいただければと思います。

(共同通信社)
 ありがとうございます。

(四国放送)
 徳島市の阿波おどりなんですが、阿波おどり開催の基準というのが、「感染観察・強化」ですと、屋外の開催を取りやめるとなっているのですね、(この質問は)徳島市に聞くんですかね。屋外、このままでいくと取りやめになるんですけれども、そのような流れになるということでいいのでしょうか。

(知事)
 最初のご質問とかぶる話だと思うんですが、今回の早期警戒の期間、これがまず8月15日。これは、阿波おどりというよりもお盆、つまり、人が多く行き交う期間ということがあって、その警戒のためです。ただし、だから「ステージ1」にするということでは、必ずしもないということで、それまでの期間中にアラートの変更あり得るのかというご質問があったので、当然、全ての指標、今は7つ項目があるうち、直近一週間の新規感染者数は、既に1なんですね。ということは、パーフェクトではない。だから、当然それを総合的に判断して、いや「ステージ0」とみなすこともできるし、「ステージ1」とみなすこともできる。そして今、「ステージ1」とした、注意喚起のためにも。
 ただ、昨日にもずっとこれやってきましたから、そうした意味では、例えば全部が完璧にゼロとなったと。そして、アラート上は、もう下げてもやむを得ないんじゃない。その代わり、早期警戒期間というのは、阿波おどり人が多く動くので注意しましょうということですから、当然のことながら、例えば7月末、あるいは、そこまでいかなくても、「ステージ0」、感染観察、例えば、注意にするか、全く出さないか。こうしたこともあり得るということですから、今の時点で、それが決定したということではない。このようにご理解をいただきたいと思います。

(四国放送)
 分かりました。

(朝日新聞社)
 飲食店や宿泊施設ですとか、学校の部活動の現場のPCR検査は、8月15日までという期間と思っていればよろしいでしょうか。

(知事)
 とりあえず、この早期警戒期間、ここのところでしっかりとやっていくということになります。

(朝日新聞社)
 あともう1つ、その学校の部活動の大会というのは、スポーツ大会と思えば、文化系の総文祭みたいなものもありますけれど。

(知事) 
 今、当面、先ほど大会日程を申し上げたように、もういよいよ始まる高校総体、来月から始まる中学総体、これが目の前にありますので、まずは、そうした運動部関係が中心になってくる。ただ、今おっしゃるように、文化部といっても同じ大きな大会が出てきますので、当然、運動部と文化部を分けるということにもならないと思いますので、また、ここは教育委員会の方でその辺り判断をしてくると思います。

(朝日新聞社)
 では、当面は運動部のスポーツ大会で、今後、文化系についても判断をしていく。

(知事)
 はい、つまり今月、来月。ちょうどこの警戒期間中にありますので、ということになります。

(朝日新聞社)
 あと、四国高校総体とか、県の中学総体とか、他に民間が主催するような大会とかも対象なのでしょうか、どんなものを他に。

(知事)
 あくまでもこれは、いわゆる中学生、高校生、この皆さん方、つまり学校におけるクラスター、これを防御するといった意味がありますので、あくまでも学校行事。

(朝日新聞社)
 学校の生徒が参加するけれども、県が主催じゃない大会も対象に入るのでしょうか、今のところはまだ。

(知事)
 今のところ考えているのは、いわゆる教育委員会あるいは4県の教育委員会、こうしたところが主催をしていくもの。もちろん、民間の部分で大きい大会でたくさんの皆さん方が参加をし、場合によっては、そこでクラスターが出てくるといったような場合について、対象にするということは、当然あり得る。
 ただ、今のところは、先ほどから申し上げているように、もう今月、来月、そして教育委員会それぞれ、徳島が、あるいは四国4県が行うものについて、まず適用をしてみようと、当然それは、それだけということではなくて、これは、なかなか良い結果を生んだということであれば、それを応用していくということはあります。もちろん予算が先立つものですけどね。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

(読売新聞社)
 早期警戒期間が8月15日までということで、沖縄(県)が、とりあえず7月11日までという形になって、これまでの流れでいうと7月11日までで一旦締めて、また、その後検討するみたいな形だったと思うんですけれど、今回8月15日まで設定された想いなどありましたら。

(知事)
 やはり、お盆ですね。というのは、一回気分を緩めてしまうと、なかなかそこのところをまたというのが難しい。確かにやれやれということも必要で、やれやれの後にまた、キュッと締めると。これもあるんですけど、そしたら意味では「緊急事態宣言」であるとか、「まん延防止等重点措置」であれば、私は逆に1回開放して、そして、また上がってくる兆候があったら叩く。
 ただ、今回の場合には、いわゆる注意しましょう。そして、そこへ集中的に対策を打っていくから、協力してくださいね、こういう呼びかけ。たまたま今、アラート、1つだけ7つのうち1がありますから、じゃあ「ステージ1」にしておこうということで、もし、これがパーフェクトに全てゼロということになった場合には、当然、アラートは下げる。
 ただ、集中早期警戒期間は変えないということは、考えておりますので、そのところについては、ちょっとこれまでとは違うというのは、専門家の皆さん方は確実にリバウンドをする。そして、東京(都)が危ない。これは、かなり言われていましたんでね。そこまで専門家が言っているわけですから、確かに、徳島は今、全国でもあれだけ4月そして5月と大変な状況になりましたけれど、今は全国で少ない方から6番目のところへ戻してきているところでありますのでね。
 しかし、また、あの悪夢のような4月を迎えることがないように、我々としても県民の皆さんとともに、いわゆる「緊急事態宣言」、「まん延防止等重点措置」という、そうしたところで何とか抑えるのではなくて、例えば、人流調査であったり、あるいはサーベイランス、インド株対応ですね。あるいはモニタリング、積極的に検査をやって、そして症状のある皆さん方を引っ張り出してくると。そして、クラスターの防止、あるいはクラスターの封じ込め、こうしたものを行う。これによって何とか人流が増えても何とかできるように、その間に今度は、ワクチン接種を。この今決められてるものよりも、さらに前へ前へと、前倒しで進めていく、こうした形でいわゆる集団免疫、これを持っていただいて、少しでも安心をして生活していただけるように、しっかりと取組みを進めて参ります。

(四国放送)
 先ほどの阿波おどりの質問に関してなんですけれど、アラートの引き下げもあり得るということだったんですけれど、徳島市の方、今月の下旬までに開催の状況を判断されるということなんですが、知事としては開催の判断、現状では今日「ステージ1」ということで現状では、開催は無いということですけれど、阿波おどりの開催について、知事としては何かご意見はありますか。

(知事) 
 ここは分けて考える必要があって、我々としては県下の状況、これを見て今、専門家の皆さん方がリバウンド必至といっている中で、やはり慎重に対応を図っていくということで、7つ項目、大きくいうと5指標7項目あるんですが、やはりそのうちの1つでもこうした形、もちろんその中には、数は少ないと50パーセント跳ねてしまう、感染経路不明割合なんていうのもあるんですけれどね。そういう特異なものでないもので、やはり「ステージ1」かかっているといった場合は、なかなか下げづらい。
 しかし、全部がゼロになったら、ということであってまで、あえて「ステージ1」を守らなければならない、こうしたことでもないだろう。そして、そのために、逆に8月15日までアラートとは別に、やはりこの人の行き来という他の地域との、そういった意味での早期警戒期間というものを新たに作ったということですから、二重でブロックしている。意識の面ではアラート、制度の面で、この早期警戒期間ということですから、そこのところはしっかりと判断をさせていただいて、アラートを下げ、しかし早期警戒だということで対策は強めて先ほど申し上げたようなものをやって行く。場合によっては、よりそれを広げるということで防御していくということもあり得る。
 そして、ワクチン接種をどんどん進めて、これも防御することになりますので、アラートにつきましては、そのように判断をしっかりしていきたいと、こう考えております。

(四国放送)
 阿波おどりの開催については、何か現時点での知事のお考えは。

(知事)
 我々としては、まず、アラートこれを正しく判断をし、そして、先読みをしながらどうアラートをするか。そして、徳島市さんは阿波おどり主体の皆さんですから、そのアラートを見てご判断いただくと、こうした形になると思います。

(四国放送)
 ありがとうございます。

新型コロナワクチン大規模集団接種について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 ワクチン接種についてなんですけれど、先ほど対象者が、保育士が5,000人、教職員が9,000人、幼稚園から高校まで特別支援学校も。これは国公、私立の区別はあるのですか。

(知事)
 全部含めてです。もちろんです。

(徳島新聞社)
 私立も含めて。

(知事)
 もちろんです。

(徳島新聞社)
 夏休みの終了までに全員の2回目の接種を終えるという。

(知事)
 希望者は。だから、この14,000(人)というのは、最大、もちろん、おそらくアレルギーがあって打てない方、あるいは打ちたくないという方も当然おられると思いますので、我々としては、常にMAXを想定して、そして、もしこれが、例えば12,000(人)で、2,000余るということになれば、次の用意を今、調整しているところを前倒ししていく。そして、どんどんとにかく打っていく。
 そして、集団免疫、今、大体6割から7割、まだエビデンス出てないですよね。アメリカでしか出ていないですけれど、まずはそこを目指していこうということになります。

(徳島新聞社)
 まずは、6月19日に保育士から始めて、教職員が始まるのは、いつぐらいからですか。

(知事)
 この終わり具合もありますけれど、そこのところはね。ただ、夏休みという一つの彼ら、彼女たちが打ちやすい時期がありますから、そこは、皆様方と相談してやれる範囲で、そして前倒しでやっていくということになります。

(徳島新聞社)
 終了は、8月31日までにという理解で良いですか。

(知事)
 いや、必ずしも8月31日ということではなく、やれる範囲でやっていって、さっき申し上げたように、早く終わるのであれば、次の皆さん方、そうした職域接種に対しての協力をしていきたい。
 だから、スタートを決めるけれど、尻を決めるというのではなくて、さっき申し上げたのは、高齢者の皆さん方の大規模集団接種が7月15日が最後、ここは決まっていますということです。

(四国放送)
 ワクチンの副作用のことなんですが、僕、前も保健福祉部長にお聞きしましたけれど、これまでのところ、重篤な副反応のようなものは、県内ではまだ起こってはいませんでしょうか。

(知事)
 はい。確認はされていません。

(四国放送)
 私感じるのは、周りでもワクチンを打っている高齢者の親族とかいるんですけれど、やっぱり39度の熱が出たとかですね。割とそういうケースがあるんですけれども、もう少しそのワクチンの副反応についての情報がですね、若干少ないのかなと、分かっていれば大分打ちやすさも変わってくると思うんですけれど。

(知事)
 これ、私もよく聞かれるんですね。私が申し上げると、そういうことっていわれるので、もっともっとP Rしないといけないと思うんですけれど、まずこれは、ファイザーとモデルナに共通するもの。
 つまり、今回のすぐさま1年間かけて作るのではなくて、様々な遺伝子組み換えなど、こうしたもので作った、これが共通しているんですね。この2つのワクチンは、非常に壊れやすい。普通、筋肉注射をすると、後で腕が痛くなるので、揉んでくださいと言われるんですよね。でも揉んだらいけないんです。壊れちゃうから。ワクチン接種した意味がなくなるので、揉まないでください。
 その結果、皆さんがいわれるのが、当然腕が上がらなくなる。それはそういうことなんですよね、だから、これは当然の症状なので、あまり気には、なさらないでいていただきたいということです。つまり、揉まなかった、ワクチンが壊れていない証拠です。
 そして、次に2度目、ファイザーだったら3週間後、モデルナは4週間後ですが、その時におそらく多くの皆さん方は、発熱します。先ほど39度はちょっと高いんですけれどね。だいたい微熱が出ます。これ大変だ、多くの人がいわれるんですね。これは何かというと、抗体ができた証拠なんですね。つまり微熱があったら万歳、つまり抗体ができているので、また同じウイルスが直接来るわけじゃないですが、その物体が来た時に攻撃を仕掛ける。そうなると、当然そこで戦が起こりますから、これが発熱と。こうした点も、少し高ければ、お薬をいただいて、それで下ろすことができるということですから、逆にそうした意味で出たことによって効いているなということになる。
 このお話をすると皆さん、なんだこんなこと早く言ってちょうだいと、こういわれるんですが、それぞれのワクチンに、例えば、今後、アストラゼネカ、これが例えば、もう認められてやってくると。台湾にも多く提供しましたけれどね。
 あるいは、ジョンソンエンドジョンソン、これ1回。それぞれ作り方が違うものですから、必ずそうだということにならないので、あの時こういったけれどこれ違うじゃないかということが出てくるので、あまりこう言われない。ただ揉まないで下さいと、その打った瞬間こういう、発熱があったらいってください。何か蕁麻疹が出た、これは少しアナフィラキシーに近いですけどね。その場合は言って、そして見てもらう、こういう体制をとっております。
 あまり事前に情報が行き過ぎても、全てのワクチンに同じだということには、これならない。そこもあって、あまりいいすぎないということなんだと思いますので、そこはご理解よろしくお願いします。

(四国放送)
 SNSとかでね、どうしてもこう本当かどうか分からない情報が流れちゃうので、ある程度は出したほうが何となく受けやすいんじゃないかと。

(知事)
 そうですね。ですから今申し上げたこの2つ、ファイザーとモデルナについては、ほぼ同じ症状が出ますので、今申し上げた点、1回目と、そして2回目と、そういうことであると。それ以外の症状が出た場合には、すぐにそれはお話をいただければと思います。

人流調査について(質疑)

(徳島新聞社)
 人流調査のことなんですけれど、今現在は、京阪神と岡山(県)、広島(県)の府県からの人の流れを見ていると思うのですが、この対象は変えますか。

(知事)
 今回、広島(県)と岡山(県)が実は、「まん延防止等重点措置」からも外れたんですね。だから普通で行くと「まん延防止等重点措置」になった京都(府)、大阪(府)、兵庫(県)、この3府県ということになるのですが、先ほど早期警戒期間を設けましたので、しばらくは、やはり岡山(県)、広島(県)も対象にしたい。
 現に実は、かの地に行かれた、かの地から来た人を仕事で対応した。それで陽性になった人は、出ているんです。だから、これを考えるとやはり2週間ぐらいは警戒しないと。今だからもういい、というわけにはいかない点でありますので、しばらくの間は、この5府県変わらず調査をしたいと、このように考えています。

新型コロナワクチンの職域接種について(質疑)

(徳島新聞社)
 ワクチンの職域接種のことでちょっと細かい点を確認させていただきたいのですが、先ほど16団体17会場というふうなお話があったと思うんですけれども、これいつ時点かというのと。これ企業と大学ということでいいかという点をお願いします。

(知事)
 まず、いつ時点かというのは、現段階とお考えをいただければと。そして、これは全て企業と大学ということになります。

(徳島新聞社)
 現段階というのは、今日時点ということで。

(知事)
 そうですね。今日時点と言っていいかもしれませんね、登録を。

(ワクチン・入院調整課)
 今日時点で。

(知事)
 いいですね。記事ありますもんね。

学校における「感染拡大防止対策」について(質疑)

(徳島新聞社)
 追加でお伺いしたいんですけれども、高校総体と中学校総体の前後のPCR検査についてなんですけれども、県外の場合は参加後に受けていただくというお話だった、県内の場合は前後選ぶという話だったんですけれど、対応を県内と県外で分けている理由というのは、どういうことなのでしょうか。

(知事)
 原則は事後検査、行ってきてみると。ただ実は、高知県で県内でバレーボールの大会があって、ある1校で陽性者がいて、そして、全部に広げたという事例がありましたよね。こうしたことがあったので、まず県内でやる場合に、事前に検査をすることによって、県内での大きなクラスターの発生、これを封じようということです。
 そして、県外に行っての場合には、徳島の今の感染状況から見ると、事前に検査をしてから行くというよりは、帰ってきてもらう可能性、こちらの方が高い。だからその場合について、きっちりとやる。
 ただ、徳島の状況が良くなくなってくるということになれば、当然、発地としてやっていくということもあり得る。今の段階としては、帰ってきてやらせていただく。

(徳島新聞社)
 県内で感染状況、以前と比べると収まってきていると思うんですけれど、県内の学生が県内でうつす可能性と、県内の学生が県外でうつす可能性というのは、そんなに変わらないのかなと思うんですけれど、それは違うんですか。

(知事)
 つまり、県内から行く場合、つまり、徳島よりも感染状況がより良好な所というと、今のところ5つしかないわけですから、おそらく、もらってくる確率の方が高い。だったら帰ってきた時に調べる。
 ただ、県内の場合には、別にいい状況だったらやらなくていいということになっちゃうんですね。そうじゃなくて、それは逆に、事前に事後にやってもあまり意味がない。逆に、事前にやって、もし、何か体調の悪い、あるいは陽性の方がおられるのをチェックして、県内で例えばクラスターが発生するのを未然に防ごうと、こういうことです。

(徳島新聞社)
 もう1点、今、総体に関係してなんですけれど、事前にというのは、以前のように民間に委託して郵送して送るという手法だと、間に合わないかなと思うのですが、それは間に合うような手続きがあるのですか。

(知事)
 だから、それは早めにやる。大会の日程は決まっていますから、間に合うようにキットを送るということになります。
 

「コロナ対策三ッ星店」について(質疑)

(徳島新聞社)
 別の点でもう1点、お伺いしたいんですけれども、先ほど三ッ星店という話があったんですけれども、モニタリング検査の協力店というところなんですけれども、これまで予算計上されているのは、それほど県内全域をカバーするような予算ではなかったような記憶があるんですけれども、これは希望がどんどんくると、どんどん予算を追加していくということになるのでしょうか。

(知事)
 ここのところについては、これまでもだいたい飲食店の場、それに今度、宿泊など、あるいは今後、プレミアムチケットのところまでは、おそらく考えていないと思うんですけれど、宿泊とそれから飲食。だから今までに比べると、少し飲食の場が広がるということ。そして、ホテル、旅館が加わるということになりますので、その分については、まず当面の持てる部分で対応していこうと。
 そして、当然、足りなくなれば追加、危機管理調整費などを使って対応すると。まずは、しっかりと今、以上に体制を強化していこうと。

(徳島新聞社)
 「(コロナ対策)三ッ星店」といった呼び方についてなんですけれども、これまで対策というの結構、行政からお願いベースで、民間にさせて、協力していただいているという格好だったと思うんですけれども、「(コロナ対策)三ッ星店」というと、格付けというか、星を与えるという権威主義的なちょっと違和感を感じるんですけれど、その辺は、知事は好ましい表現という認識でいいのですか。

(知事)
 好ましい表現というよりも、分かりやすい表現というふうに、こちらが付与するということではなく、各その飲食店であるとか、あるいはホテル、旅館といったところ、ここは割と「(コロナ対策)三ッ星店」というのがあるじゃないですか。逆にしっかりとできていますよということを、示していただくと。示す材料をお渡しする。
決してこちらが与えるとかとこういうものではなくて、そうしたものをお店、ホテル、旅館の方が「うちはちゃんと出来てますよ、そうしたお墨付きを持ってますよ」ということを、いわゆる利用客その皆さん方に分かりやすくお示しをする。今までよく分からないじゃないか、ということが多かったんですよね。どこが安全で、どこが安全でないのか、そうしたものをよりわかりやすくしていく。
 そして、飲食店でもミシュランの三ッ星だとか、ホテル、旅館も接遇や何かでの三ッ星だ、四ッ星だと。逆にいうと分かりやすい、そうした業界でもありますので、そうしたところにならったということになります。

(徳島新聞社)
 その他、質問ございませんでしょうか。なければ以上で、ありがとうございました。

(知事)
 はい。よろしくお願いいたします。

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