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令和3年6月5日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 では、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日6月4日、県内におきましては3名、新型コロナウイルスの感染者発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方のお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。徳島市2名、石井町1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者が2名。なお、再掲となりますが、家庭内感染は1家族2名となります。
 そして、帰省関連、飲食店関連及び小学生、中学生、高校生の感染者は、おられません。
 その他、感染者の年代、主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布をさせていただいている資料をご参照願います。
 それでは、「とくしまアラート」にかかわる指標について、発表させていただきます。
 まず直近一週間、これは5月29日から6月4日、新規感染者数は6名となります。
 次に、感染経路不明割合6分の1、16.7パーセントとなります。
 次に、病床逼迫の3項目でありますが、確保病床の使用率234分の22、9.4パーセントとなります。実は一桁台となったのは、3月23日以来、74日ぶりとなります。
 次に、入院率は引き続き100パーセントとなります。うち重症者割合につきましては、25分の0、0(パーセント)となります。
 次に、療養者数については、22名。
 最後、PCRの陽性率については、1,171分6、0.5パーセントとなります。
 本日発表した感染者3名ということで、新規感染者が3名以上となるのは、実は5月24日以来、12日ぶり。ここからの感染者数の動向については、強い危機感を持って注視をして参りたいと思います。
 一方、昨日は、西村新型コロナウイルス感染症担当大臣と意見交換を全国知事会として、させていただきまして、先日の全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部会議にてとりまとめた緊急提言、こちらを元に「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の延長を踏まえた、感染拡大防止対策やインド株、今ではデルタ株などと呼んでおりますが、こちらをはじめといたします変異株に対応した検査、医療体制及び水際対策の充実強化。
 全国の事業者の皆様方への支援や雇用対策、そしてワクチン接種体制の円滑な実施など、幅広い分野にわたりまして、意見交換をさせていただいたところであります。
 現在もなお、10都道府県におきまして、「緊急事態宣言」が、そして8県において「まん延防止等重点措置」適用されているところであり、全国的には厳しい状況が引き続き、続いているところでありますが、国と密接に連携をしつつ、県民の皆様方の安全安心につながる施策、推進をいたして参ります。
 ここで、スクリーニングの関係、お話をさせていただきます。
 L452R変異株いわゆるインド株、そして昨今ではデルタ株と呼んでいる、スクリーニング検査ご報告をいたします。
 6月から新たに徳島県家畜防疫衛生センターにおきまして、検査キットをこちらを用いたL452R変異のスクリーニングPCR検査、こちらを実施できる体制を整えたところであります。
 そして6月2日、3日にN501Yいわゆるイギリス株、アルファ株なんて今呼んでおりますが、このスクリーニング検査で陰性となった34検体、こちらについてL452R変異のスクリーニング検査を実施いたしたところ、陽性が確認をされたものはございませんでした。
 ということで、インド株、デルタ株は、まだ入っていない今の段階では、ということになります。
 さらに、国立感染症研究所の検査法に準拠した検査につきましても、当初予定では6月下旬とこのように言われていたんですね。先日、全国知事会長として私から直接、分科会の場で脇田国立感染症研究所所長さんに対して、各都道府県において、やはり、知事たち非常に関心が高いと。早急に実施をできるように体制、要望をさせていただきました。
 その結果、国立感染症研究所から前倒しで検査手順や陽性コントロールが、各都道府県に既に示されたところであり、今申し上げたように当初予定は、6月下旬開始予定とされていた検査が、6月8日、火曜日から実施できる体制が整ったところであります。
 このことによりまして、L452R変異を早期に探知をする体制が整い、監視体制の強化が図られたところであります。
 今後とも、変異株における感染拡大の防止に向けて、しっかりと取組みを進めて参ります。
 続いて、残念なご報告を申し上げなければなりません。
 昨日6月4日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院をされていた80代以上の方1名がお亡くなりになりました。慎んで哀悼の意を表したいと思います。
 なお、性別や死因などの詳細につきましては、ご遺族に配慮させていただきまして、公表を差し控えさせていただきます。
 報道に際しましては、亡くなられた方、またご遺族のプライバシーの保護に十分ご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
 最後に1点、ご報告を申し上げたいと存じます。本日午前9時から「アスティとくしま」での大規模集団接種が始まりました。午前中は予定をされていた約700名の接種、滞りなく無事に完了をいたしたところであります。
 本日は、全部で約1,900名の接種を行う予定となっております。ということでこちら、ちょっとパネルをご覧いただければと思います。
 
(パネル「新型コロナワクチン大規模集団接種についてのお知らせ」を掲示)
 
 ということで、今日から始まったのは、徳島市にお住まいの65歳以上の皆様方へということで、まだ予約には空きがあるということで、実際には23,000人の枠ご用意をして、今入っているのが10,000人弱となっておりますから、十分余裕があります。
 7月末までの2回接種間に合いますから、是非、ご検討をいただきたいということで、こちら予約の方法は2つ。
 専用の予約サイト、インターネットですね。こちらには、この予約システム、ピっとスマホでやっていただいたらすぐわかります。
 またコールセンター、電話ですね。こちらは、徳島県が設けたフリーダイヤル0120-158-202、0120-158-202。そして、徳島市さんが設けられている088で始まる621-5495、621-5495と678-8707、678-8707。
 こちらの受付時間については、午前8時30分から午後8時まで毎日受付。インターネットは、24時間対応可能となっております。
 そして、接種会場については、「アスティとくしま」。期間につきましては、6月5日、今日から7月15日、木曜まで。
 ファイザー社のワクチンこちらを使用をいたします。つまり、3週間後にもう一度受けていただくということになりまして、1回目の接種については6月5日、本日から6月24日、木曜日までの間に実施をいたします。
 ということで、エントリーは6月5日から6月24日までと。先ほど申し上げた7月の日程は、その3週間後の2度目の日程ということになります。
 ちなみに、受付できる曜日こちらは、火(曜日)、水(曜日)、木(曜日)、そして土曜日と日曜日。月(曜日)、金(曜日)が抜けておりますので、この点は、ご注意をいただきたいと思います。
 ちなみに、徳島駅前と「アスティとくしま」との間、無料のシャトルバスご用意をさせていただいております。
 なお、徳島市さんの方からは、6月10日、木曜日までの予約枠については、既に埋まっていると聞いておりますが、6月12日の土曜日以降については、先ほども申し上げたように、まだ予約枠、余裕があるようでありますので、予約まだされていない方、是非、ご検討をいただければと思います。
 もちろん、徳島市さん今6月20日までの分が埋まっているんですが、その後21日からのかかりつけ医さんなどで受けられる分、個別接種ですね。もう間もなく募集がされるということがありますので、それと見比べていただく。これもあるのかなとは思いますので、是非、こうした点について、ご検討いただければと思います。
 また、大規模集団接種会場でのワクチン接種の流れ、これを是非ご理解をいただくための動画、既に作成をしておりますので、記者の皆様方、またYouTube「徳島県チャンネル」ご覧の皆様方、少し動画をご覧いただきたいと思います。
 
(動画「大規模集団接種~新型コロナワクチン接種の流れ~」を再生)
 
 ということで、ただ今ご覧をいただいた動画につきましては、この会見終了後YouTube「徳島県チャンネル」でご確認をいただけるようにさせていただきます。
 ということで、この映像、今6月21日から大規模な職域接種あるいは大学などでと、既に加藤官房長官からも発表になっておりますが、そうしたときの参考にということも考えてお作りをさせていただいておりますので、企業、大学など職域大規模接種される皆様方、是非YouTube「徳島県チャンネル」などでご確認いただくとともに、個別にお話をいただく、これもお受けさせていただきます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

動画「大規模集団接種~新型コロナワクチン接種の流れ~」について(質疑)

(幹事社:徳島新聞社)
 幹事社から2点、まず先ほど流していただいた動画なんですけれど、これはいつまで公開される予定ですか。

(知事)
 そうですね、しばらくずっと流させていただく。というのは職域の接種、あるいは一般接種がそう遠くなく始まってくることとなりますので、多くの皆様方にご覧をいただく、これはそれを主催する皆さん方も、あるいは大規模接種受けられる皆さん方も、「あ、こういう流れなんだ、なるほど」と、両方の皆さん方にご理解をいただくために作らさせていただきました。

変異株(インド変異株・L452R)の検査について(質疑)(その1)

(幹事社:徳島新聞社)
 もし、今日より以前に質問が出ていたら非常に申し訳ないんですけれど、L452R変異株に関する早期探知する環境が先ほど整ったと。6月8日から実施ということなのですが、これは徳島でも同様に6月8日から。

(知事)
 いや、これは徳島の例です、まだ全国はされていない。今お話があるように、実は、今週の水曜日これがこれまでのいわゆるスクリーニング検査。その徳島県でのいわゆる疑い事例、この発表をさせていただき、その時に実は発表させていただきました。
 今、大体水曜日あたりで36検体。これは徳島県保健製薬環境センターと家保、両方でやって36検体。そこで全て陽性の場合には、これはL452R。つまり、デルタ株、インド株の可能性はないということで、その場合には調べない。
 しかし、逆にN501Yいわゆるアルファ株などですね、イギリス株など、こちらで陰性となった場合には、L452Rの可能性があるということで、こちらを検査する。ということで今回、検査キットを使ってやった結果、陽性が認められなかったと。
 しかし、これからは国立感染症研究所の検査方法、あるいはキット、こうしたものを活用して国基準でのスクリーニング、これが6月8日から導入が可能になる。
 これは徳島だけではなく、全都道府県やるつもりになれば可能になるということになります。

県主導の大規模集団接種について(質疑)

(毎日新聞社)
 今日から始まった大規模接種ですけれど、人数はお伺いしたんですが、その中でお耳に入っている中で、副反応が出たケースとか、救急車で運ばれたケースとか、そういう例はありましたでしょうか。

(知事)
 はい。今のところは、そういう例は確認をされていません。

変異株(インド変異株・L452R)の検査について(質疑)(その2)

(毎日新聞社)
 インド株の関係なんですけれど、火曜日からどのくらいのペース、規模で検査が可能になるかわかりますでしょうか。

(知事)
 はい、これはですから申し上げたように、いわゆるイギリス株と言いますか、N501Yこうしたもののいわゆる陰性になったもの、こうしたものの検査する部分と、そしてもう一つは、国立感染症研究所この対応。これの形を6月8日以降は、スクリーニング検査これに基づいてやっていくということになりまして、大体週1回、これはやっていければ。もちろんその検体がさっき申し上げたように、ない場合どうにもならないということになるんです。
 実はですね、今、徳島の感染がぐっと減っているものですから、陽性検体の数が圧倒的に少ない。今までは、毎水曜日発表で36検体。保健製薬環境センターが24(検体)、そして、家畜防疫衛生センターが12(検体)、36(検体)とやっていたのですが、今とても36検体がないということで、当面、保健製薬環境センターでは、N501Y変異株、これ前、月曜日に検査をして発表は水曜日にさせていただいておりますが、これを最大従来どおり24検体まで。場合によっては、そこまで足りないこともあります。
 それと今ご質問のあったL452R変異株こちらは、翌日の火曜日にさせていただければと。ただし、ここについてもN501Y変異がなかったもの、つまり陰性のものを使うと。だから全部陽性だったらないということになります。以上です。

今後、感染が急拡大した場合の対応について(質疑)

(徳島新聞社)
 1点だけすみません。6月1日から飲食店の通常営業始まって、その後も大きな感染者が出ることもなく推移はしてきているんですが、冒頭に知事おっしゃられたように、久しぶりに12日ぶりに3人、感染者が確認されて、強い危機感もって注視するとおっしゃられた中で、仮定の話で申し訳ないのですが、今後、感染の急拡大、ワクチン接種が広がる前に急拡大した場合ですね、再度、時短要請なんか行った上で、しかも協力金も支給されていくお考えがあるのかどうか、それを教えてください。

(知事)
 はい。絶対ということはこれない、ということで、今まだ6月20日まで全国では、10都道府県が「緊急事態宣言」、8県が「まん延防止等重点措置」。また、感染の数も決して下がってきていないということがありますので、徳島県では6月1日から6月20日までを感染拡大抑止「集中取組期間」、このように位置づけをさせていただいて、人流が増えるこの前提の下で大きく3つ対策を進めています。
 例えば、この近場の「緊急事態宣言」出ているところ5つあります。つまり京阪神、京都(府)、大阪(府)、兵庫(県)そして岡山(県)、広島(県)。この5つから徳島駅前、また富田町、秋田町こちらに来ている皆さん方の人流調査これを週に2回行った。
 そして、これまでの中で、ここが徳島、4月のあの感染拡大の契機になったのであろうという3月22日から4月4日までの1日あたりの、これらのエリアに来ていた、この5府県の皆様方のそれぞれの数これを100として、その8割にもし人流が達した場合は、ホームページなどで警告を出させていただく。
 また、事業者の皆様方にも警告をお知らせさせていただくという形を、まず人流調査といった点でさせていただきます。
 次に今度は、防御といった意味で各飲食店、特に「ガイドライン実践店」の皆様方で希望されるお店に対しては、従業員の皆様方の週1回の無料PCR検査こちらをさせていただきます。
 またもう一つは、もし万が一、そこで陽性が出たとなったら、利用していただいている皆様方に直ちにお知らせのいく、これまでは徳島県立施設のみで入れていた「とくしまコロナお知らせシステム」、二次元コード、スマホでぱっと読んでいただくと登録できる。このシステムも入れていただく。こうした形で防御をしていこうと。既に6月1日から、この今、セットにしている分については、4日までの間で59店舗から申し込みいただいているところでもあります。
 またもう一つは、帰省客が帰省をしたいという皆さん方、実はゴールデンウィークの時にさせていただきました。あの時には799件申し込みがあって全て陰性だったのですが、今回は6月1日から申込受付をさせていただいて、4日までの間で既に179件申し込みをいただいております。
 こうした形で防御システム、今とらせていただいているところであります。
 「もっと!とくしま応援割」これを導入していくホテル、旅館、あるいは日帰りツアー、こうしたものに参加をしていただく皆様方にも、「とくしまコロナお知らせシステム」であるとか。
 あるいは、「ガイドライン実践店」、そうしたホテル、旅館こうしたところに対して、希望される人はPCR検査。この飲食店と同じシステムをそちらにも入れ込んでいくという形でワクチン接種、特に集団免疫が出来上がるまでの間は、ワクチン接種、戦略的なワクチン接種と。そしてこの防御態勢、しっかりと噛み合わせて、そして対応していく。
 ただ、不幸にして今ご質問があったように、飲食の場で、あるいは宿泊などでクラスターが多発する。あるいは、多くの数の陽性者が複数の機関出る。そうした場合には、端緒、様子を見て警告といいますか予告をさせていただき、そしてアラートも見ながら、もちろん時短の要請は躊躇なくさせていただくと。こういう形でヒットアンドアウェイ。あまり長く強い措置を行うことなく、しかし、躊躇なく強い措置を打つ。こうした形で感染の拡大を抑えていきたいと、このように考えています。

(徳島新聞社)
 同様に協力金なんかもやっぱり。

(知事)
 もちろんです。

(幹事社)
 他ありませんでしょうか。ありがとうございます。

(知事)
 ありがとうございました。

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徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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