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令和3年4月8日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、発表事項お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日4月7日、医療機関経由の民間検査機関、また医療機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、15名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では、625(例目)から639例目となります。
 それでは、感染者の概要について、以下、ご説明を申し上げます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず、625例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 次に、626例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 次に、627例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業はパート従業員の方であります。
 次に、628例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業はパート従業員であります。
 次に、629例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に、630例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に、631例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、632例目の方、年代は40代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は会社員であります。
 次に、633例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、634例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 次に、635例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員の方であります。
 次に、636例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は会社員であります。
 次に、637例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、638例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 最後に、639例目の方、年代は60代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は自営業であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
 なお、現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に625例目の方は、既に入院済み、その他14名の方は、調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、625例目の方、ご友人2名となりますが、既に検査でそれぞれが陽性、634例目、635例目の方となりました。
 626例目の方、別居のご家族1名。627例目の方は、おられません。628例目の方、同居のご家族1名。629例目の方、おられません。630例目の方、同居のご家族1名、職場の同僚1名となります。631例目の方は、おられません。632例目の方、同居のご家族1名。633例目の方、同居のご家族1名。634例目の方、おられません。635例目の方、職場の同僚3名となります。636例目の方、ご友人1名。637例目の方、同居のご家族7名となります。638例目の方、友人3名。そして、639例目の方、同居のご家族2名となります。
 なお、現在、継続して積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、ご配慮を是非、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは少し、クラスターの状況について、お話を申し上げて参ります。
 本日の発表でクラスター関連につきまして、感染者に動きがありましたので、ご説明を申し上げて参ります。
 まず、「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」であります。
 
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 だいぶ小さくなってきました。こちらにありますように、鳴門山上病院の入院患者さん1名が新たに加わり、全部で49名の関連クラスターということで、数としては単独2位の多さとなりました。
 次に今度は、「令和3年4月カラオケ喫茶クラスター」についてであります。新たにカラオケ喫茶利用客1名の方から陽性が確認されました。
 
(パネル「令和3年4月カラオケ喫茶クラスター感染状況」を掲示)
 
 ということで、まず原発が経営者の方で、お客さんが4名でありましたが、さらに1名が加わり6名、こうしたクラスター状況となります。
 そして、昨日、申し上げておりましたが、このカラオケ喫茶クラスターについては、感染経路、これを探求を進めていく積極的疫学調査、今、途中です。とにかく、利用客、顧客の特定を進めていき、全員が確認ができ、連絡が取れた場合には、店名の公表を行わない、このような話も申し上げておりました。
 そこで、本日時点で顧客全員の特定に至らないということになり、その上、昨日、新たに1名つまり6名、6番目の方ですね、感染が確認をされました。
 そこで、保健所としては、感染拡大の恐れがあると判断をし、店舗の方のご協力はあったものの、店の利用者すべての特定をすることが困難と判断させていただきまして、感染拡大防止の観点から、店舗名を公表させていただいて、注意喚起をさせていただければと思います。
 このお店については、藍住町内にあります「カラオケ喫茶さゆり」であります。特に、店主の方の感染可能期間などを考慮いたしまして、3月29日から4月1日に、こちらの店舗をご利用された方は、症状があるなしに関わらず、居住地を所管する保健所に速やかにご連絡をいただければと思います。何としても感染拡大、これを防ぐ、感染のリンクを断ち切る。こうした観点から、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
 今回の公表は、感染症拡大防止対策のため、あくまで店舗を利用された方の注意喚起を促すために行うものであります。お店の利用者、関係者の皆様方に対する、いわゆるいわれのない誹謗中傷、心ない発言、間違った対応は、絶対にやめていただきたいと思います。
 昨今の全国、また、本県の感染拡大傾向に鑑みまして、県民の皆様方に正しく恐れていただく。これまで同様に、適切に感染予防対策をとっていただくために、あくまでも予防的な意味合いを込めた注意喚起を行うこととし、本日の午前0時より「とくしまアラート・感染観察『注意』」いわゆる「注意報」こちらを発動させていただいたところであります。
 県民の皆様方におかれましては、今、申し上げたアラートの趣旨を、是非、ご理解をいただきまして、ご自身と大切なご家族の皆様方の生命、そして健康を守るため、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいの励行など、基本的な感染防止対策、より一層徹底をしていただくように、よろしくお願いを申し上げます。
 また、「まん延防止等重点措置区域」への不要不急の往来につきましては、是非、自粛をしていただくということで、
 
(パネル「「とくしまアラート」を掲示)
 
 先ほどの「感染観察・注意」、昨日もご覧をいただきましたが、あくまでもこの注意報を発令させていただいております。
 そして、「もう見飽きたよ」と言われるかもしれませんが、
 
(パネル「年度初め新型コロナウイルス対策」を掲示)
 
 こちらですね、「まん延防止等重点措置区域」、こちら宮城県仙台市、大阪府大阪市、兵庫県の神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市、不要不急の往来を自粛していただきたいと思います。
 特に今日、大阪府は、とうとう900(名)を突破したところでもあります。
 また、「緊急事態宣言」が解除された、北は栃木県から南は福岡県までの11都府県、こちらを訪問される場合、あるいは、おいでをいただく場合には、それぞれの都府県の知事、あるいは、保健所からの要請について、しっかりとそれに沿う形での行動をお願いいたします。
 また、飲食店など、ご利用いただく場合には、それぞれのガイドライン、これをしっかりと認定を受け守っている、また対策がとれている、この「ガイドライン実践店」、こちらのこのステッカーですね。こちらのあるお店を是非、ご活用をいただきたいと思います。
 そして最後に1点、残念なお知らせを申し上げなければなりません。昨日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院をされていた80代以上の方1名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。
 なお、性別や死因などの詳細につきましては、ご遺族に配慮をさせていただき、公表を差し控えさせていただきます。
 また、報道に際しましては、お亡くなりになられた方、またご遺族のプライバシーの保護に十分ご配慮をいただきますようにお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(時事通信社)
 症状について、中等症や重症の方は、いらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 今回は15名全員が軽症となります。

(時事通信社)
 カラオケクラスターのお店の名前について、「さゆり」というのは。

(知事)
 ひらがなで「さゆり」、3文字です。

(時事通信社)
 お客さん5名は、同じタイミングでお店にいた方なのでしょうか。

(感染症対策課)
 保健所が現在調査を進めておりますけれども、先ほどご説明させていただきました3月29日から4月1日まで、ご利用された方がほとんどです。きちんと確定されておらず、今調査を進めているところです。詳細な聞き取りということで、保健所がきっちりと調査している状況ということです。

(時事通信社)
 大学生の方についてですが、この大学生は、クラスターにならないという判断でしょうか。

(知事)
 それは、分かりません。

(時事通信社)
 今のところ599例目、573例目、あとこの2人、それと634例目、635例目がつながっているということなのですが、これはまだクラスターという認定には、ならないということでしょうか。

(知事)
 そうですね。

(時事通信社)
 この方たちは、全て同じ大学の方たち、ということでしょうか。

(知事)
 とは、決まっていません。

(時事通信社)
 635例目の方の肩書きが会社員となっていますが、3月に卒業されて、4月に会社員になられたということでしょうか。

(知事)
 卒業かどうか分かりませんが、今の時点で会社員ということですね。

(時事通信社)
 他の方たちとは、友人同士ということですか。

(知事)
 はい、そういうことです。この方だけ大学生ではない。

(時事通信社)
 625例目の方の家に集まったということですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 625例目の大学生の家に、今日発表となった634例目、635例目、626例目、全員が集まっていた。その前の599例目、573例目も同じように集まっていると。

(知事)
 というか、最初に599例目の方の625例目の方が濃厚接触、626例目もそうなんですが、今、申し上げた、その前にご質問があった4名、625例目、626例目、そして634例目、635例目、それぞれが4月4日に集まったということになります。625例目のお宅に集まった。

(四国放送)
 599例目の方も集まっているのですか。

(知事)
 ここはそうではなくて、この4名です。

(四国放送)
 今回はこの4名だけが集まった。友人ということですね。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 今日の4人は、599例目、573例目の方とは、友人関係ですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 全て友人のつながりがあると。

(読売新聞社)
 カラオケ喫茶の関係なんですが、昨日の段階で名簿があって、利用者全て連絡先などがわかっているという話が、名簿があるという話だったと思うのですが、その辺りもう少し今の状況をお願いします。

(知事)
 昨日の段階で、実は全部で39名特定をしておりまして、そのうち昨日は27名、こちらの調査を進めています。あと12名調査をやる、名簿の確定をすると申し上げてきたところ、実はそのうちの6名が分からないということになりました。
 つまり、それ以外の6名、5名については、検査の結果が出ましたし、あと1名は今、検査中。残り6名が確かに名簿に名前があるんですが、そこで連絡が取れないということがありますので、これはもう待つことができないということがあって、保健所の判断も加える中で、これはまず公表して、そして名乗り出ていただくと。そして期間についても先ほど申し上げたように3月29日から4月1日、この期間に限定して、いわゆる申し出をしていただこうと、こうした形を取らせていただきました。。

(読売新聞社)
 申し出の先の確認なんですが、かかりつけ医ではなくて保健所にもう直接ということ。

(知事)
 そうです。もう即。

(徳島新聞社)
 検査、全部で39名確定というのは、(3月)29日から(4月)1日までに来店したお客さんということで良いですか。

(知事)
 そうです、利用客です。

(徳島新聞社)
 昨日の時点で6名と連絡がつかなくて、現在も6名は変わらず、連絡がつかないので公表という形になったと。

(知事)
 もう少し言いますと、昨日の段階で検査を行ったのが27名、残りが12名、そのうち6名が今日まで連絡が取れない。6名は、今、検査結果が5名出て、1名が検査中。こういう状況でありますので、この6名については、いわゆる公表して名乗り出ていただければ有り難いということになります。

(徳島新聞社)
 大学生の話に戻るんですけれども、525例目の時に友人2人が濃厚接触者で、634例目、635例目というお話だったのですが、626例目は599例目の濃厚接触者ということで525例目、526例目、599例目が先にやっていたということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 その後に、625(例目)と635(例目)と634(例目)が。そういう流れですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 今の関連で、同時に居合わせた人で感染したのは、今のところ合計4名なので、クラスターの認定には現時点では至らないということでよろしいですか。

(知事)
 そういうことです。

(時事通信社)
 638例目の大学生は、また全然別の関係の無い方ですか。

(知事)
 そういうことです。関係がありません。現段階では。

(徳島新聞社)
 カラオケ喫茶なんですけれども、昨日も感染防止状況については、ご説明いただいたのですが、ガイドラインは遵守されていたということで良いのでしょうか。

(知事)
 1番のポイントというのは、カラオケを歌う舞台と客席との間をいわゆる遮蔽するという、いわゆるスクリーンなどですね、こうしたものをされている。
 あと、もう1つは、歌うとき、本当であればマスクをつけていただいてフェイスシールドをする、これは本来のガイドライン。ここについては、まずお店の方からマスクの着用を促すということ、そして検温を行うということ。こうしたことがなされている。あとはお客さんがしっかりそれを守るというのが重要なんですね。
 お店の場合には、絶対それを羽交い絞めして、それをさせるという訳にはいきませんので、しっかりとそれを励行する、促すと、これがガイドライン。
 ただし、守らないお客さんもいた場合の対策もしなければいけないということで、舞台と客席の間をスクリーンで途絶をする、そうした対策がなされていたということになります。

(徳島新聞社)
 対策がなされていた中で、クラスターの発生ということに至ったんですが、なぜクラスターが発生したのかというところ、どのようにお考えでしょうか。

(知事)
 それはやはり、本来お客さんの側もマスクをして、そしてフェイスシールドする。これがガイドラインですね。
 しかし中には、当然、マスクを外して歌う人もいる、こうした点があるんですね。
 ですから、今後、今言われているのは、確かに全国でもこの昼カラオケが、またまた今、非常にクラスターを生んでいるんですね。非常に感染力が変異株など強くなっているということで、従来はスクリーンで防御ができる、あるいはマスクか、あるいはフェイスシールドをすることで防ぐことができるということになっていましたが、やはり換気といった点にもきっちりしていかないとエアロゾルが漂う。
 しかも感染力が強いということで、もしマスクを外してしまったら、その途端にそれを吸い込むのは自明の理となりますので、昼カラオケをもしされるのであれば、やはりご自分を守る、広げないという観点からは、是非マスクをする。それを出来ないのであれば、やはり利用をしないという形、やらないという形をとらないと感染リスクを減らすということは、なかなか難しいのではないか。これは全国の傾向ということになります。
 よく今、合唱などでも合唱に合う形のマスクというよりも、ここをこう布などでおしゃれに被ってやるというのが励行されていますが、そうした形で感染力が強くなってきている、こうした状況に鑑みて、慎重に利用する方も対応を是非お願いをしたい。
 そうしなければ、逆に言うと、カラオケ喫茶全体が、これは国の方からもそうしたところの利用を控える、あるいは休業要請をかけるべきだという話が、例えば専門家委員会の分科会こうしたところから出かねないということもありますので、是非しっかりと励行していただいて、賢く恐れ、そして正しく対応を楽しんでいただければと思います。

(徳島新聞社)
 今わかっている範囲で、感染されたお客さんたちは、マスクをつけずに歌っていたのが、わかっているのですか。

(知事)
 つけていない方もおられると聞いています。

(四国放送)
 638例目の大学生は、625例目、626例目の大学生とは関係ないですね。

(知事)
 そうです。あくまでも今の段階では。積極的疫学調査をして、どこかでリンクがつながることはあり得るので、今の段階で、そこは確実にわからない、分かるということではない限りは、限定をさせていただく。現段階では、関係ないです。

(毎日新聞社)
 亡くなられた方についての確認ですが、昨日の時点で80代以上の患者さん1名が亡くなられたということで、累計は21名でよろしかったでしょうか。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 直近一週間の感染者は、93人となって過去最多を3日連続で更新するということですか。

(知事)
 はい、おっしゃるとおりです。

(徳島新聞社)
 3月後半から6件のクラスターが発生して、感染の様相が変わってきたと考えられるケースとして、パソコンの共有をしていた、ということを挙げられていたと思うのですが、それ以外にも今までなかったような感染の仕方、こういうところに気をつけたほうがいいよ、ということはありますか。

(知事)
 例えば、今もこのカラオケ喫茶ですね、かつて、昨年の時にも、カラオケ喫茶でのクラスターが出たというのがあるんですが、このやった人たちの中で多くがというのは、なかなか見られない。おそらくこの方々、その日にちというのもこれから調べていっているわけなんですが、一堂に会する人たちが、今いろんな場でもそうなんですが、例えば若者が集まって全員が陽性になるとか、今、全国的に起こっているのは、普通はある程度、例えば、10人くらいの集団の場合、1人か2人なんですよね、かかるのが。今は8人、9人、10人、場合によっては、全員がかかってしまう。非常にここが感染力が強い。
 もう1つは、よく昨年まで言われたのは、若い人は、なかなか、かからないよという話がありました。実は、県内でも全ての患者さんたちの年代別をとっているんですが、圧倒的に多いのが今20代の方、639人中124人、19.4パーセント。約2割が20代の方なんですよね。
 そして、次に多いのは、80代以上の方なんですが、3番目に多いのが10代、こちらが84名、13.1パーセント。
 10代と20代を合わせると、なんと32.5パーセント。3分の1が10代、20代ということで、非常に若い人たちに感染が広がっている。これは実は徳島だけではなくて、全国の傾向なんですね。
 また、その特色というのは、確かに無症状、最近、無症状の方が発表の時多い、お気づきだと思うんですが、やはり若い人が多いんですね。
 ということで、今回この変異株は、若い人たちにも十分にうつるし、無症状あるいは軽症の中でも本当に軽いということで自覚症状なく、うつし広げてしまう。
 そしてあと、その後遺症ですね、これは今までの分もそうだったんですが、やはりその後に全身倦怠感、あるいは新型コロナウイルス感染症の1番の特徴といわれる嗅覚障害、あるいは味覚障害、これがどういうわけか残る、これが既に多く発表されているんですね。
 ということで、専門家の皆さん方が集まる、いわゆる基本的対処方針、これまでは諮問委員会、今では「分科会」と呼んでいますが、そこでも私の方から専門家の皆さん方が集まっている会でもありますので、もっともっとエビデンスでこういうことになる、例えば英国株、今7割ぐらい感染が強いと言われているんですね、「ぐらい」というのですよね、「こうだ」というのをエビデンス、証拠に基づいてわかりやすく。
 「若い人たちがどんどんかかりますよ、そしてあと怖いのは、後遺症が残りますよ」、こうしたことをもっともっと政府広報、つまり自粛をしなさい、自粛をしなさいでは、もうもたないというのが、今回「緊急事態宣言」をわりと高い位置で解除した。
 もちろん、医療逼迫が軽減したというのはあるんですよ。それが1つあって、「まん延防止等重点措置」、これを我々全国知事会が言って法改正になって発動になっているんですけれどね。
 だから、こうした点を考えると、やはりそうした「自分を守るために若い人たちも気をつけましょう」こうした呼びかけをしていかないと、これを抑えることができない。今の大阪の状況を見ると、ご理解いただけると思うんですけれどね。
 それで、今、既に東京都が、京都府が「まん延防止等重点措置」を、これを政府に依頼するという方向を両知事が打ち出しを今、しているところでもありますよね。そうしたことを考えると、今回のその変異株に大きく変わってきた、感染力が非常に強い、若い人も例外ではない、後遺症もあり得るよ。
 こうした点をもっともっとわかりやすく、それと感染が早いんです、ということで、昨日も19名出たわけなんですが、そうした場合に、とにかく感染の濃厚接触者だ、接触者だ、関係者だと分けていたんですね、あまりこういう分け方に時間をかけるよりは、一網打尽にして、全員もう検査を受けていただく。こういう形の方が、まん延を防いでいく。
 いち早くリンクを断ち、そして感染拡大を抑える、この手でやろうという形で、今させていただいていて、お気づきだと思うんですが、関係者全員にやるというのが多くなっていますよね。
 そこで、国においても今、例えば「緊急事態宣言」を明けたところについては、そうしたモニタリング検査、これは国が10分の10でやると言うんですが、今、全国知事会からも決して「緊急事態宣言」が明けたところではなくて、全国でそういう感染リスクが高いと思われるところは、容赦無くちゃんと徹底的にやる。そのためには、国が10分の10出すべきだ。今、国と地方で折半で徳島の場合やっているんですよね。だからそうした点も今、改善点、申し上げているところでもありました。
 とにかく封じ込めていくためには、何としてもこのモニタリング検査を、これどんどんやっていかないと、そして積極的疫学調査、こちらに最大限ご協力をいただいて、感染のリンクを断ち切る、クラスターが一旦出たら封じ込める。これをもっともっとやっていかないと、これは日本中が大変なことになる。
 徳島は、今日も申し上げたように昨日同様、実際にクラスター関係であるとか、あるいは濃厚接触者、また、ちょうど感染の多い所から来られた、そうした人を除くと15名発表はさせていただきましたが、3人なんですよね。だからそうした意味では、一定の封じ込めができているところではあるのですが、やはり、これからしっかりとこうした対策を全国で、また国と地方が協力してやっていかないと、これは抑えらない。そういう状況に今なっています。

(徳島新聞社)
 後遺症の話があったんですけれども、県内感染者の後遺症の実態を調査したり、今後する考えはありますか。

(知事)
 県内で調べるというよりも、これは全国調査の方が。つまり、徳島の場合には、現段階ですけれど、いわゆる陽性患者が累積では4番目に少ないということですので、やはり非常に多い、あるいは、徳島以上に若い人たちがものすごくかかっている大都市部、こうしたところのエビデンスを集めた方が、より精緻に出ると思います。数が少ないと、やはり特異な事例が出てしまうということがありますので、これはですから国の会議で常に私が尾身会長はじめ、皆さんに申し上げています。

(徳島新聞社)
 先に出た感染者の濃厚接触者や、クラスター関連の方を除いて調査中の方が何名かいらっしゃるのですが、この中で現段階で感染経路がわかっている方は、いらっしゃいますか。

(知事)
 分からない人を申し上げたほうが良くて、この方は3名ということになります。

(徳島新聞社)
 念のため、何例目か、お願いします。

(知事)
 まず申し上げていきたいと思います。630例目の方、637例目の方、639例目の方の3名ということです。また、現段階で感染経路不明ということではなく、積極的疫学調査を引き続き進めて参ります。

(徳島新聞社)
 632例目が546例目の濃厚接触者なんですが、どういった間柄ですか。

(知事)
 同居の家族。

(徳島新聞社)
 同居の家族、すみません、続柄をお願いします。

(知事)
 632例目の方についてでありますが、この方は、同居のご家族で親子となります。

(徳島新聞社)
 カラオケ喫茶に関連して、エアロゾルの話をされていたのですが、カラオケ喫茶の換気の状況は、どういった具合だったのでしょうか。

(知事)
 ここについては、対応がなされているとは聞いているんですが、その程度がどのくらいであるかといったところまでは、私のところでは掴んでいないところです。

「とくしまアラート」に係る6指標について(質疑)

(幹事社)
 他ございますでしょうか。それでは6指標をお願いします。

(知事)
 はい、それでは6指標の方を報告して参ります。
 まず、直近一週間、これは4月1日から4月7日ということでありますが93名。先ほどご質問をいただいたように、これまでで1番多い数ということになります。
 そして、その前の週、先週は3月25日から3月31日までは48名ということで、今週は先週より多いとなります。
 次に、感染経路不明割合は、93分の9、9.7パーセントとなります。ちなみにこの9名、申し上げて参ります。568(例目)、573(例目)、577(例目)、581(例目)、586(例目)、594(例目)、595(例目)、597(例目)、そして604例目の方であります。
 次に、病床の逼迫具合でありますが、対最大確保数200分の96。48パーセントとなります。次に、うち重症者割合25分の3、12パーセントとなります。
 次に、療養者数については、先ほどの96(名)、こちらに加え宿泊療養が48(名)、合わせて144名。これは過去最高となります。
 次に、陽性率こちらは、1,623分の93、5.7パーセントとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 昨日、発表された方々の行動歴が調査中というふうになっていたんですけれども、これは改めて発表は、されるのでしょうか。

(感染症対策課)
 事務方のほうで、ご対応します。

(徳島新聞社)
 わかりました。

(幹事社)
 それでは、会見を終了します。ありがとうございました。

(知事)
 それでは、ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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