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令和3年4月7日 臨時記者会見2 フルテキスト版

第44回「徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の結果について(説明)

(幹事社)
 それでは、発表の方よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、私の方から、先ほどの対策本部、その結果を受けての発表させていただきます。
 本日、全国では3,500名にも迫ろうとする新規感染者数、確認がなされたところであります。特に、東京都、こちらは2か月ぶりに555人、500人台、これを記録することとなりましたし、「まん延防止等重点措置」、こちらが適用されている大阪府は878人、兵庫県は328人とともに、過去最高を記録する、いわば緊迫した状態が続いているところであります。
 また、それ以外のエリアにつきましても、例えば、「まん延防止等重点措置」、こちらが発動されている宮城県と隣り合わせ、もっと言うと仙台市と、地続きになっている山形市を抱える山形県。あるいは、ワンボイスという事で有名になりました、東京都を中心としていわゆる1都3県。
 また、同じワンボイスでは、京阪神という言葉で行くと、今回、京都府、こちらが「まん延防止等重点措置」からは外れているわけでありますが、それ以外の2府県、こちらが対象になっている。
 また、四国ということでは愛媛県、こうした形で次に、「まん延防止等重点装置」が検討をされ得ると、国の方からもその俎上に乗っているところが、実はこれだけある所でありました。それ以外についても、過去最高を記録しているところが、続発をしているところであります。
 こうした中で、まず私の方から今日は、2点申し上げたいと思います。
 まずは、1点目、「とくしまアラート・感染観察『注意』」、その発動についてであります。
 本県におきましても、直近の一週間で89人、また、クラスターにつきましても、3月後半から6件発生をする、いわば増加傾向にあるところでありまして、本日発表をさせていただいた、変異株については、12月25日以降、その感染事例から検査を行った、193事例のうち、35.2パーセントの割で変異株が確認をされたこと、確かに神戸の50パーセントを超えるとか、こうしたところから比べると、まだ低いと言えば低いのかもしれませんが、しかしこの数字は、なかなか重いものであるということ。
 また、先ほども申し上げた、「まん延防止等重点措置」、大阪府、兵庫県という隣接エリア、こちらで過去最高の感染者が、しかもこの中で、大阪府は、医療の「緊急事態宣言」が発動をされました。
 こうした点を考えると、県民の皆さん、また事業者の皆さん方にも、一層の注意喚起を促す必要があるんではないかということで、今回の「感染観察・注意」の発動ということにさせていただきます。
 しかし、もう少し本県の感染状況を深掘りをしてみますと、例えば、よく6指標と言われる、それぞれのステージ判断を行う上で一番重要となる感染経路不明割合、こちらにつきましては、県民の皆様方、また医療従事者の皆様方、そして事業者の皆様方のご協力によりまして50パーセントが一つの大きな目安、これを超えていくと市中感染、市中蔓延ということになるわけでありますが、本日は発表した数値については7パーセント、一桁となっているところであります。
 また、今日確かに19名、1日あたりでは過去3位タイの多さということでありますが、この中身を分析してみますと、これまでの発表となった方の濃厚接触者であるとか、あるいはクラスターの皆様方、また、今、異動時期ということもあって県外から持ち込まれたのであろうと、こうした点がかなり明らかとなっている皆様方、これらを除くと感染経路、現在調査中の方は5名、19分の5ということでありまして、一定の囲い込みはできている状況と言って過言でないところであります。
 このことから、県民の皆様方には、正しく恐れていただく、そして、これまで同様、適切に感染予防対策を行っていただくため、予防的な意味合いを込めて、「感染観察・注意」の発動、ということであります。
 その点については、誤解なきようにお願いをしたいと思います。
 また、先ほど専門家会議の皆様方にも、ご意見をいただいたところでありまして、まずは変異株、こちらについては、感染力が非常に強いということ。また、若い皆さん方、自分たちは、なかなかうつりづらい、うつったとしても軽く済むんだ、こうしたことがよくネット上でも流布されているところでありますが、今回のこの変異株、主流となって参りますと、若い皆様方もどんどん感染をしてしまう、しかも無症状のままで、例えば、お友達に広げてしまう、そしてその後、一旦治癒したと思っても、例えば、味覚障害あるいは嗅覚障害がその後も残る。
 あるいは、全身倦怠感がなかなか抜けきれない、なかなか気力が上がらない、こうしたことも後遺症として、たくさん報告されているので、そうした点を若い皆様方をはじめ、県民の皆様方に是非、知らせていただきたい、こうしたご指摘もいただいたところであります。
 また、事業者の皆様方に対しましても、是非その業界のガイドラインの遵守、これを是非、もっともっと呼びかけていただきたい、そして、県が行なっている「ガイドライン実践店ステッカー」、この掲示施設を利用者の皆様方には活用すること、利用することを推奨してもらいたい、こうしたお話もいただきました。
 また、まもなく学校がいわゆる入学式、あるいは始業式を迎えることとなります。その意味では、感染拡大が今、起こっている東京都、あるいは、「まん延防止等重点措置」が図られている、大阪府、兵庫県などと行き来をする皆さん方がかなり帰って来られるんではないか、入って来られるんではないか、そうした場合については、なるべく早め早めの体調、もし優れないということであれば、それぞれの機関のところに電話で連絡をする旨をもっともっと推奨してもらいたい、さらには会社関連クラスター、こちらの中で飛沫感染というだけではなく、1台のパソコンを多くの皆さん方が共同利用をしていた、そこから接触感染で、あっという間にクラスターになった、こうした点も指摘をされているので、この点の注意喚起も是非、行っていただきたい、こうしたお話もいただいたところであります。
 これらを踏まえまして、4月8日、木曜日、午前0時から「とくしまアラート・感染観察『注意』」こちらを発動させていただきます。
 なお、このことによりまして、県民の皆様方、あるいは事業者の皆様方に新たな行動の自粛、こちらをお願いするものでない。この点については、是非ご理解をいただきたいと思います。
 これまでお願いを申し上げてきた感染拡大防止の取り組み、感染予防といったもの、これをこれまで以上にやはり徹底をしていただくと、こうした意味合いがありますので、よろしくお願いを申し上げます、ということで
 
(パネル「とくしまアラート・感染監察『注意』」を掲示)
 
 「とくしまアラート・感染観察『注意』」、4月8日午前0時から発動と、これがいわゆる「とくしまアラート」の5段階と言うことでありますが、ちょうどここ、白抜きのところ、まず第一歩のところであると、この点について、ご理解をいただきたいと思います。
 また、次に2番目といたしまして、県民、事業者の皆様方への感染拡大防止、その呼びかけについてであります。
 
(パネル「年度初め新型コロナウイルス対策」を掲示)
 
 ということで、新型コロナウイルス感染症の会見の時には、この表を見ていただいているところでありますが、こちらに新たに、とくしまアラートの感染観察注意発動中というものが加わったところであります。
 ということで、繰り返しとなるところでありますが、「まん延防止等重点措置区域」、こちらについては、宮城県の仙台市、大阪府の大阪市、兵庫県の神戸市、西宮市、尼崎市、そして芦屋市と、これらの6都市との間の不要不急の往来については、是非、自粛をいただきたいと思います。
 また、「緊急事態宣言」が解除された区域への対応ということで、北は栃木県から南は福岡県までの11都府県との間、こちらの往来につきましては、それぞれの都府県が出しております、いわゆるメッセージ、これらをホームページなどで確認をしていただいて、是非それに従っていただきたいと思います。
 そして、気を引き締めての感染防止対策の徹底をということで、3密の回避をはじめとする基本的な感染予防対策を徹底していただくということ、また、店舗の皆様方におかれましても、それぞれのガイドライン、その実践をということで、その実践を認められたところについては、このステッカーが貼られておりますので、そちらを利用する皆様方については、是非ご利用をいただきたいと思います。
 
(パネル「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン実践店ステッカー」を掲示)
 
 ということで、こちらが「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン実践店ステッカー」となります。もう既に、お馴染みのものであります。
 ということで、今日私の方からはこの2点、県民の皆様方、また事業者の皆様方にお願いをさせていただきます。
 私の方からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

「とくしまアラート」について(質疑)

(幹事社:NHK)
 幹事社の方から2点お伺いをします。
 まず1点なんですが、この「とくしまアラート」が発動されことによって、県庁のライトアップとか何か変わるのかというのが1点です。
 もう1点は、「感染観察・注意」ということですが、「感染観察・強化」でも充分いいくらいの数字なのかなと思うのですが、改めて「感染観察・注意」とした理由を教えてください。

(知事)
 まず、ライトアップ、こちらについては、今これを見ていただくとお分かりのように、色がついていないということでありますので、当然ライトアップは、ブルーのままということになります。
 そして実は、そもそも昔はこの注意というのは、なかったものなんですね。いわゆる「感染観察・強化」から入るということだったんですが、これは本県の専門家会議の皆さん方が、つまり、この黄色、ましてやオレンジ、赤、紫こうしたものにいかないように。国のステージでは、この「強化」がいわば「ステージ1」ですね、そして漸増」が「ステージ2」、「急増」が「ステージ3」、つまり今回ですと「まん延防止等重点措置」こうしたものを考えるきっかけになるところと。
 そして特定警戒、これは「緊急事態宣言」ですね。「ステージ4」これを考えるに当たる、ということになるんですね。ということで、かつてはアラートに入れないという考えもあったんですが、ここに行かないようにということでの注意喚起ということで、何か行動規制を求めるものではない、ということになります。
 そして今、その指標との関係なんですが、先ほどもやはり一番注意をしていかなければいけないのは、感染経路不明割合。つまり、これを50パーセントが一つのメルクマール、基準となっているところでありますが、今日公表した時にもこれが7パーセント。確かに19人という数字は、多いところになるんですが、これも中身を分析すると、やはり、いわゆる新発の可能性のあるところ、こちらは5(人)ということになりますので、やはり今まで取り組んできている、このクラスター対策、つまり封じ込め、そこから広げない。
 もちろん、クラスターの中で、病院のクラスターとか会社クラスターとか、こうしたところはその中で、その今まで検査をして陰性だった人が陽性に転じる、健康観察期間中ですね。これは起こり得る。
 ただ、それは封じ込めているということになりますので、我々としては、こうした点については、今の段階では大丈夫であろうと。
 そしてもう1つ心配になるのが、大阪府のような医療の「緊急事態宣言」となる、病床の逼迫。特にこの場合には、重症者の割合といった点が大変気になる。つまり、命に関わってくるといった点ですが、こちらも今25分3という形になっているところであります。
 また、一般病床の割合についても、今50パーセントには、いっていないという形になっているところでありますので、我々として特に地方部と都市とでは、少し差があるんですが、大都市部はやはり病床の逼迫度合い、ここを重点に、ただ地方部はやはりどの位の数が出るのか、その中身がどうなのか。そして、市中感染などにつながっていく感染経路不明割合、こちらを重点化する。ということでありますので、現段階としては、感染観察、これを呼びかける注意。こちら、いわゆる注意報というところですね、警報ではなく。
 こうしたした形で、まずは県民、事業者の皆様方に、注意喚起を促すという形をとらせていただきます。以上です。

(幹事社:NHK)
 ありがとうございます。

(読売新聞社)
 おっしゃられた注意喚起の中で1番、その表というか、県民に呼びかける表、ポスターというか、中でも1番上に「まん延防止等重点措置地域」への対応と掲げていらっしゃいますけれど、やはり冒頭いってらっしゃったように、過去最高の感染者を今出している大阪(府)であったり、兵庫(県)であったり、そういった所との往来とかに今、特に注意を払ってほしいという想いもあって、こういう形にしていらっしゃるのですか。

(知事)
 これはもうずっと、「まん延防止等重点措置」が発動されるといった段階から、このポスターでもって県民の皆さん方に呼びかけをさせていただいている。
 しかも、民族大移動と言われる年度末、年度始めを迎えるということもあったので、より喚起をと。そして今では、年度末が終わり年度初め、そして学校のいよいよ始業式を8日に控えるということになりましたので、そういった点も含めて感染観察、あえて注意、いわゆる注意報を出させていただいたということであります。

(読売新聞社)
 先ほどの、あの発言の確認ということでいけば、新規、いわゆる感染経路不明者が、まだ現状では少ないというところとかを配慮したということで、正しく恐れるということをいってらっしゃったと思うのですが、県内の実情というのを踏まえたということでよろしいでしょうか。

(知事)
 ここのところについては、やはり地方部とそれから大都市部では、少しこの6指標の捉え方、これが違うということは、尾身会長をはじめとする新型コロナウイルス感染症の分科会の皆さん方も、ご理解をいただいているところで、これは、我々全国知事会から申し上げた。
 分科会の皆さん方は、6指標を同じベタに、実は評価をしようとされていたんですね。
 しかし、そうではなくて、やはり地方は少しでも感染者が多くなると、これは大変なことだ、非常に敏感に反応する。大都市部の場合には、少々、過去最高となれば、また別なんですけどね、少々の場合は、やはりそこに関心があるというよりも、やはり病床の逼迫。特にその中でも重症者の割合ですね、ここのところは、やはり対応を強くしなければいけない。いわゆる医療崩壊を招くということになりますので、そうした意味では、我々としては、まずやはり1日当たりの感染者、あるいは1日というアドホックなものではなくて、その直近1週間、この割合。今回だと89(名)という数字ですね。確かにこれは多い。過去1番多いということもありますので、そうした点については、しっかりとその中身、これを見る必要がある。
 ということで、今日の19(名)という数字の分析、これも報告をさせていただきました。それから先ほどの感染経路不明割合7パーセントという数字ですね。それから病床の逼迫については、確かに軽いものではないものであります。
 というのは、徳島の場合には、全国でも1番手厚く、つまり感染をされた場合には、必ず医師の診断を受けていただいて、カルテを作り、そしてお医者さんの判断で入院措置をする。
 あるいは、いわゆる無症状とかいう場合がありますので、そうした場合には、やはり宿泊療養こうした形をとっていく。こうした対応をしているんですね。
 ですからそうした意味では、確かにこの病床、これだけの数上がってくるというのは、東京(都)であるとか、あるいは1都3県、大阪(府)、兵庫(県)などに比べると手厚い措置をしている。そうした形であって決して同じ、確かに指標という意味では、同じ何パーセントと出てくるんですけれどね、そこのところはだいぶ違う。
 これはよく、和歌山(県)の仁坂知事であるとか、鳥取(県)の平井知事、こうした皆さん方がよく言われる点ということでありますので、我々としては、医療従事者の皆様方のご理解を最大にいただく中で、何とかそれぞれの皆様方の医療的な対応といったものを手厚くさせていただくと。
 まだ、その状況であるということを、申し添えさせていただきます。

(毎日新聞社)
 3点ばかり教えてください。今回、注意の発動ということですが、これは発動期間というのは、いつまでというようなことを考えていらっしゃいますか。もしですね、注意がなくなってアラートがなくなるのが理想だと思うのですが、どのくらいのスパンで、もう一度見直しをしていくということなのか。
 また、見直しをするときは、また専門家会議を開いて検討するのか、この3点について教えてください。

(知事)
 まず期間についてということですが、これはもちろん今回の場合には、徳島のというのもあるんですが、やはり周辺エリアですね。
 特に大阪(府)、兵庫(県)、こうしたところが「まん延防止等重点措置」、しかも過去最高の陽性患者を出している。大阪(府)は、医療の「緊急事態宣言」を出している。こうしたことから、特に往来の注意喚起、現にそうしたものが由来となって、本県で感染者が増えるという部分もありますので。
 また、年度始めいよいよ入学式、あるいは始業式を迎えると。これもあって注意をさせていただいておりますので、この場合、例えば1週間、2週間ということよりも、そうした状況に対して気を付けていただきたいという注意喚起でありますので、その状況が続く間は出しておくと。
 ただ、その間に本県の数値が上がってくるということになれば、躊躇なくその次の段階、いわゆるイエローへ、そしてオレンジへと、そして上げていくことも当然あり得るということになります。
 ということで、見直しの期間といった点についても、まだこれ注意報ということで、正確に言うとアラート、警報ではないところでありますので、これがいったいいつ頃ぐらいやるかとか、そういった定めは特にない。
 ただし、今回も専門家会議の皆様方にご相談をさせていただいて、どんな点を呼びかけるのか。先ほども少し何点か申し上げましたけれど、そうした点は、いただく必要があるので、例えば注意報を止めるといってもこんな点はでも、フェードアウトにあたって必要なんだと。これは当然、ご意見をいただくという形をとらせていただきます。

(毎日新聞社)
 ありがとうございます。

(徳島新聞社)
 昨日の知事の会見では、不明割合がまだ8パーセントで低いというところで、アラートを出す段階ではない、という認識を示されていました。
 今日は、それを7パーセントと改善していますけれども、その状況でアラートを出すようになったのは、やはり関西の状況が大きいのですか。

(知事)
 実は先ほど大阪(府)、兵庫(県)が過去最高と。そして大阪(府)は、いよいよ医療の「緊急事態宣言」を出された吉村知事さんが。しかも実は今日、京都(府)の西脇知事さんが、いわゆる京阪神、今まではワンボイスということで、3府県は一体でというのがあったんですね。今日「まん延防止等重点措置」、その検討始めるという表明があったんですね。これで京阪神。
 そして、小池都知事さんの方からも、今日の555(名)これを受けまして、東京都として、やはり「まん延防止等重点措置」、その発動を求めることの検討を始める。
となりますと、ワンボイス1都3県、千葉(県)、神奈川(県)、埼玉(県)、こうした所の動きも気になるところでありますし、また国の方では、愛媛県、あるいは山形県、こうしたところを注視するという話ももう既に出されているんですよね。もちろんそれぞれの知事さん方から、それを求めるという声は、今の段階ではないところなんですがね。
 ということになりますと、これはちょっと今までとは様相が違う。しかも、まだ年度始めのところで、始業式前ということでありますから、まだまだ人の行き来が止まっていない、ということがありますから、一段と今までの注意喚起されている点について、注意喚起を強くしようということで警報ということではなく、そこに至らないように、是非、対応を一層深めていただきたいという意味で、注意報を出させていただいたということになります。つまり、客観的な情勢がということですね。

(徳島新聞社)
 注意報、注意ということなんですが、県庁のライトアップも特に色がないということで、しないということなんですけれども、どういうふうに県民の方に啓発、注意が出ていますということ、より気を付けてくださいということをどういうふうに啓発、伝えていこうと思っていらっしゃいますか。

(知事)
 例えば、今日の場もそうでありますし、あるいは、おそらくこれからコロナの新規陽性者、その皆さん方の発表の会見ですね。そうした場でも、先ほど見ていただいた、こちらの表、これを常にお出しをすると。
 
(パネル「とくしまアラート・感染監察・注意」を掲示)
 
 そしてもう1つ県民の皆さん方に注意喚起、事業者の皆様方とさせていただく、こちらの表ですね。
 
(パネル「年度初め新型コロナウイルス対策」を提示)
 
 こちらにも、ここへこれが出てくるということになりますので、今の段階としては、色ということよりは、視覚として訴えかける。様々な点で注意喚起をする。こうした段階になるのかな、このように思います。
 つまり、正しく恐れていただくということがありまして、先般もともとこの注意報というのは、徳島県のアラートにはなかったんですよね。専門家会議の皆さん方からの提言を受けて、アラートに至るというのは、やはり県内経済、雇用やはり影響が大きい。そこに至る、至らないようにする注意報というのが、いるんだ。このように最初の時に申し上げたのですが、結果として、これ注意報が出たら、行動規範、つまり行動規範を変えなきゃいけない。つまり行動変容しなきゃいけない、強いメッセージで前回出てしまったという点もあるんですね。
 ということで、今申し上げたように、あくまでも今やっていただいていることを徹底してください。それから周りの状況、特に「まん延防止等重点措置」これが出されている所、こことの不要不急の往来は、自粛をしていただきたい、逆にこうしたメッセージというものを、より知っていただこうと、こうした点が主眼ということになります。

(毎日新聞社)
 ちょっと事務的な確認なんですけれど、「感染観察・注意」なんですけれど、「とくしまアラート」の5段階のうちの1番下に当たるものという認識で間違いないですか。

(知事)
 そうです。

(毎日新聞社)
 あと、(とくしま)アラートの発令なんですけれど、昨年の9月18日ぶりということで、よろしかったでしょうか。

(知事)
 そうです。もう1点、今ので申し上げておきますと、ここのところアラートに入れるのか、入れないのかという話が、よく記者の皆さんも分かりやすくしてくれと。ということで、元々のところとしては、アラートは4段階。つまり色のついているところ、ということになるんですね。
 ただし、これをアラートを出さないための注意ということで言ってはいるんですが、それだと今ご質問いただいたように、わかりづらいと。どういうふうに県民の皆さん方に知らせるんだ、ということがあるので、一応アラートの一環として、ただし本来でいうところのアラートにいかないための注意喚起です、という呼び方をさせていただいています。

(毎日新聞社)
 アラートには、入っているということ。

(知事)
 広義としては入る。そして、厳密な意味では、入らないとこういうことです。

(徳島新聞社)
 一応確認ですけれど、去年の夏は7月30日に初めて注意。これはアラートに含まれるということですね。それが9月18日に解除された。途中で基準が変わっていると思うんですけれど、最大で漸増までいったのは2回目。

(知事)
 そうです。その上のいわゆる「ステージ3」であるとか、「ステージ4」には、いっていない。俗にいう「ステージ2」、そこまでだったと。
 つまり、今回の注意は、国の基準でいうとない、「ステージ0」ということになります。

(NHK)
 知事にちょっと確認するのも、あれなんですけれど、感染観察というのは、この表の中にありますけれども、存在していないと考えていいということですか。

(知事)
 いえいえ。
 
(パネル「とくしまアラート・感染監察『注意』」を掲示)
 
 もう1度見ていただくと、元々は感染観察と、この感染拡大。

(NHK)
 こっち見ると、感染観察シンプル、感染観察注意、感染観察強化という3つになっているような。

(知事)
 そうです。というか感染観察の注意と強化なんですね。

(NHK)
 1番下でいいんですよね。

(知事)
 もちろんです。こちらです。国のステージでいうと1、2、3、4。これはゼロ、無いと。
 そこで厳密な意味でいうと、アラートというのは、この強化以上ですよと言ったのは、国の基準だとそうだと、これは徳島のスタンダードということなんですね。

(幹事社)
 それでは、よろしいでしょうか。ありがとうございました。

(知事)
 はい。遅くまでありがとうございました。

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