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令和3年4月2日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から発表をさせていただきます。
 昨日4月1日、医療機関経由の民間検査機関、県経由の民間検査機関、徳島県立保健製薬環境センター及び保健所の検査によりまして、16名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認をされました。県内では547例目から562例目となります。
 それでは、感染者の概要について、ご説明をさせていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名また都道府県名を公表させていただきます。
 まず、547例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、548例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、549例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員の方であります。
 次に、550例目の方、年代は90代、女性、兵庫県在住の方、徳島保健所管内の医療機関において、陽性が確認をされました。職業は無職の方であります。
 次に、551例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は医療機関職員であります。
 次に、552例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、553例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、554例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に、555例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は学生の方であります。
 続きまして、556例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は学生さんであります。
 次に、557例目の方、年代は40代、女性、吉野川保健所管内、阿波市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、558例目の方、年代は40代、男性、吉野川保健所管内、吉野川市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、559例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、560例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、561例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員であります。
 次に、562例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。
 なお、現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、550(例目)、554例目の2名の方は、既に入院済み、その他14名の方については、入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、以下、ご説明を申し上げて参ります。
 547例目の方、同居のご家族2名、ご友人6名となりますが、同居のご家族2名については、既に全員陰性が確認をされましたが、ご友人6名のうち、5名は、558(例目)から562例目として、陽性が判明しているところです。
 次に、548例目の方、同居のご家族2名、549例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、合わせて2名となりますが、うち別居のご家族1名につきましては、県外在住の方でありますので、居住自治体に調査を依頼済みであります。
 550例目の方、調査中です。
 551例目の方、同居のご家族4名となります。
 552(例目)から556例目の方は、おられません。
 557例目の方、同居のご家族4名、558例目の方、同居のご家族1名、559例目の方は、おられません。
 560例目の方、同居のご家族1名、561例目の方、562例目の方は、おられません。
 なお、現在継続して積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
 本日、発表の547例目及び558例目から562例目までの方、6名に共通する行動歴として、積極的疫学調査の結果、感染可能期間外の3月27日、友人宅において総勢7名で送別会を兼ねての親睦慰労の会が催され、その場を介して感染が広がった可能性があります。
 このことを受けまして、徳島県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にお諮りをさせていただきまして、その結果、この6名に二次感染の557例目の1名を加え、計7名の関連クラスターとして認定をすることとなりましたということで、こちら。
 
(パネル「徳島県職員関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 名前は、「徳島県職員関連クラスター」ということになります。
 そして、こちらにありますように、今の懇談会・懇親会ですね、ここで6名。そして、二次感染の人が1名、合わせて7名という形となります。クラスターとして県内では、第15例目のクラスターとなります。
 本日の発表で、さらに2つの関連クラスターにつきましても、それぞれ感染者の数に動きが出て参りましたので、以下、ご説明を申し上げて参ります。
 まずは、こちらをご覧をいただきます。
 
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」ということで、南海病院こちらの患者さん2名の方が、また、職員の方1名の方が、そしてご家族の方、職員の方のご家族が1名。
 さらに、鳴門山上病院こちらの患者さんが2名ということで、計6名を加え、この関連クラスターは、38名のクラスターとなっております。
 
(パネル「令和3年3月徳島大学関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 次に、今度はこちらですね、「令和3年3月徳島大学関連クラスター」こちらについてでありますが、新たにこちらを1人と、そして二次感染の方が1人、合わせて2名加わることとなり、こちらの関連クラスターにつきましては、合計8名のクラスターということになります。
 昨日、国におきましては、新型コロナウイルス対策といたしまして、「緊急事態宣言」に準じた対応が可能となる全国知事会から政策提言を行い、特別措置法が改正となり、出来上がった「まん延防止等重点措置」を大阪府、兵庫県、宮城県の3府県を対象として、初めて適用することが決定となりました。
 また、昨日は、国内で新たに2,606人の新型コロナウイルス感染者、確認をされたところであり、これで新規感染者数が2,000人を超えるのは、三日連続となり進学、就職、転勤など、まさに日本の民族大移動となる年度替わり、この時期を迎え、感染者数のリバウンド、こちらの様相を呈しているところであります。
 特に、本県と地続きとなっている兵庫県あるいは大阪府など、関西方面で感染が急増しているところであります。
 県民の皆様方には、繰り返しとなりますが、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいの励行など継続した感染防止対策をより一層徹底をしていただきますとともに、特に感染者が多く出ている地域との往来、こちらについては、十分ご注意をいただくようにお願いを申し上げます。ということでこちら。
 
(パネル「年度初め新型コロナウイルス対策」を掲示)
 
 この年度初めということになりましたので、今回発動となった「まん延防止等重点措置区域」への対応、令和3年4月5日から5月5日までということでありますが、今回発動となった宮城県、そして、大阪府、兵庫県、そして、それぞれの知事さんたちが、それぞれの市区町村を指定をして参ります。
 今、言われているのは、宮城県は仙台市、大阪府は大阪市、兵庫県は神戸市から大阪市に至る神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市の4つの市ですね。こうしたところが、最終的に指定になると、このようにお聞きをしておりますが、これらの都市との間の不要不急の往来を自粛していただければと思います。
 また、先に「緊急事態宣言」が発動され、解除をされた栃木県から福岡県までの3都府県、こちらにつきましても訪問する際には、それぞれのホームページなどで情報を確認していただきまして当該都府県の知事、あるいは保健所からの要請に沿った行動をしていただきたいと思います。
 なお、あれっと思われる方がおられるかもしれませんが、大阪府と兵庫県は両方に入っているじゃないですかと、そのとおりです。つまり、「まん延防止等重点措置」については、それぞれ知事が定める都市、こちらを定めますので、それ以外の例えば大阪府、それ以外の兵庫県については、こちらのホームページなどを活用していただいて、それぞれの指示に従っていただくということになりますので、この点については、是非よろしくお願いを申し上げます。
 また、さらに飲食の場の話が、いろいろなところで出てくるわけでありますが、昨日の諮問会議、この場合、分科会と呼んでおりますが、その場でも今回のこのリバウンド、今回、「緊急事態宣言」2度目の発動、これを数字的には、前回、昨年5月25日に比べると高い位置で解除としたところでありました。
 これも例えば東京都、時短の要請で午後8時までと言われても、これを正面から破り、そして深夜営業するところに行列が出来る。このままでは、日本で一番強い措置である「緊急事態宣言」が、結果として空振りになっちゃう。そうした点もあって解除となったところで、もちろん病院の逼迫などについては、これが解消されたという理由もあるわけですが、ということで今後、発生はある程度それを捉えることとして、いかに感染経路を見つけ、そのリンクを断つ。また、クラスターについても封じ込めを図る。
 そして、飲食の場についても、新しい生活様式をきっちりと入れていただく。また、そうしたところに支援を行って、そして飲食を行っていただこうと。いわば、発生をすることは、ある程度、覚悟の上で社会経済といったものも維持しなければ、なかなか厳しいのが今の状況。ただ単に、自粛を自粛を、もうこれは若い世代をはじめとして、もう厳しいというのが昨日の分科会の中でも多くなされたところでありますので、私の方からも例えば変異株、その特性であったりあるいは対処法、また後遺症が残る若い人たちでも、そうした点をエビデンス、証拠を含めて政府広報をしっかりしていただいて自粛をしなさいということよりは、あなたの体のためですよ、また大切な皆様方を守るためですよと、いわゆる北風政策から太陽政策に切り替えていかないと、なかなか厳しい。社会経済の方も本当に厳しくなってきているところでありますので、徳島は全国にも先んじる形で新しい生活様式。この今回ある、すだちくんのステッカー。
 こうした点をお出しをして、支援をさせていただいておりますので、こうしたお店をまずは選んでいただく。また、お店の皆さん方もきっちりと対応をしていただいて利用者の皆様方に、安全安心な環境のもとで飲食をとっていただく。こうした点について、お願いをいたしたいと思います。
 ということで、以上、私の方からは報告をまずは、させていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:NHK)
 幹事社からお伺いします。

(知事)
 はいどうぞ。

(NHK)
 まずですね、今日16人の皆さんの症状の程度とですね、今回、新たに発生したクラスターについて詳しく、どのような経路だったんだとかその辺りの説明をお願いします。

(知事)
 まず、16名の症状でありますが、大きく3つの類型となります。順次申し上げて参ります。
 547例目の方は軽症。548例目の方も軽症。そして549例目の方も軽症。そして550例目の方は中等症。551例目の方は軽症。552例目の方も軽症。553例目の方も軽症。554例目の方は中等症。555例目の方、軽症。556例目の方、軽症。そして557例目の方、無症状。558例目の方、無症状。559例目の方、軽症。560例目の方、無症状。561例目の方、軽症。562例目の方、軽症ということになります。
 それでは、「徳島県職員関連クラスター」の関係について、以下、お話を申し上げて参ります。
 まず、この経緯としてでありますが、4月1日の午前中547例目の方、この発生を受けまして、この方が保健所に31日まで勤務をしていたということがありましたので、まずはその体勢、関係をする皆様方をなるべく広く検査を行っていこうという形で検査を行いますとともに、もちろん濃厚接触者、ご家族などもあったわけでありますが、職場の関係についてというのは、ちょうど年度をまたがって、その旧年度3月31日までは徳島保健所。そして、4月1日からは万代庁舎勤務と、こうなったところでありますので、当然2つの職場に関わってくると。こういう形で例えば、特にコロナ関係のヘッドクォーターである徳島保健所。ここについては、まず職員64名ここをまず検査を行っていくと。関係者合わせ73名の検査をまず終了をしたところでありました。実はこの中で新たに6名、陽性者が確認をされるということになります。
 またさらに、残りの検査対象、徳島保健所などですね。あるいは、万代庁舎などもあるわけですが、まだ徳島保健所としては、あと30名が残っております。これを今、速やかに検査を行っているところであります。
 そして、新たに発生をした6名。今度は、こちらの職場の関係がありますので、こちらも積極的疫学調査、これを早急に行っておりまして、実は、この6名の中にも3月31日までと4月1日からで人事異動した人が複数含まれているということもありまして、それらについての対応、これをまず積極的に行ってきたということとなります。
 そして、先ほども申し上げましたように、当然のことながら、この547例目の方の積極的疫学調査これをやったところ、感染可能期間の外ではあるわけなんですが、先ほども少し申し上げたところでありますが、3月27日、全部で県職員が6名、そしてそれ以外の方1名、7名での送別会を兼ねた懇親会といいますかね、こうしたものがなされた。こういうことが分かったということになりました。そうなりますと、その場、これはそのご友人宅で行われた。飲食店じゃなくてですね。いうことでありますので、その場に集まった県職員、この皆さん方、このご友人は、今検査中でありますので、とりあえず今の段階として「徳島県職員関連クラスター」。関連というのは、徳島保健所3月31日までで勤務をしていた方、この方、濃厚接触者ではなかったんですが、保健所全部を検査しますのでね。その中でも1人出た。だからこの方は、会食に加わっていないんだけど、出たということで先ほど関連クラスターということで認定をされ、全体としては7名のクラスターという形になりました。以上です。

(時事通信社)
 「徳島大学関連のクラスター」についてお伺いしたいのですが、本日の2人は、飲み会に参加していらっしゃった方になるのでしょうか。

(知事)
 はい、少し先ほどご覧をいただいたように、飲み会に参加をした人と、そうでない人と両方です。
 
(パネル「令和3年3月徳島大学関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 もう1度こちらを見ていただくと、飲食の場に、ここお一人、この方が飲食の場。それからその関連をする形、この場には一緒にはいなかったんですが、こちらにありますように、二次感染としてなった人がこちら。という形でお一人お一人、という形ですね。

(時事通信社)
 中等症のお二人の症状を教えてください。

(知事)
 それでは中等症お二人の症状を少し解説をさせていただきます。
 まず、550例目の方でありますが、肺炎の所見がありまして、酸素吸入ありという状況であります。
 次に、554例目の方、肺炎の所見があり、こちらも酸素吸入がありと。こうした状況となります、以上です。

(読売新聞社)
 3月27日に送別会に参加された職員の方なのですが、それは徳島保健所ではない73(人)のなんというか64(人)ではない、だから徳島保健所ではない73(人)の中に含まれているということですか。

(知事)
 最初に発現をした547例目の方は、この中に加えられ、ちょっともう一度じゃあ表をご覧いただきたいと思うんですが。
 
(パネル「徳島県職員関連クラスター感染状況」を提示)
 
 こちらですね。ということで、このような構図になっています。この方が、まず最初に見つかったということで、全体を調べていた。この方は、3月31日まで徳島保健所で勤務。
 そして、その徳島保健所のことで濃厚接触者というよりも保健所、先ほど申し上げたとおり一斉にやりましたので、その中で、もうお一人出た。ただこの方は、その送別会の場には、出ておられない。あとこの皆さん方は、徳島保健所には勤務をしておった人ではない。別の職場ということになります。

(読売新聞社)
 その感染は、73人の検査の中で判明して、調査をしたら、そのうち6人が一緒の場にいたということですか。

(知事)
 そうです。そういうことです。まずお一人が見つかって、これの関係で徳島保健所をはじめとして関係者も含めやったところ、これだけ出た。
 そして今、引き続き今日も行っております。つまり、この皆さん方との関連の人たちを検査しなきゃいけませんし、さらにこのお二人は今、万代庁舎におられますので、当然、万代庁舎の方も、やらなきゃならないという形となります。

(読売新聞社)
 徳島保健所管内で64人されて、あと30人残っているということなのですが、これは全数されるということなのでしょうか。

(知事)
 全数というか関わるところは極力行っていくという形となります。少しその分を申し上げていきます。
 既に定例会見の時でも申し上げた73名。これを既にもうやって、その中でこれは結果出たんですね。いわゆる陽性がさらに6名出たということです。
 そして、さらに今後、今日検査に回っているのが全部で68(名)。大きいのが万代庁舎ここが31(名)。それと保健所が追加でさらに30(名)、あとそれ以外。ですから今のところでの調査、検査については、全部で141(名)ということになります。

(朝日新聞社)
 141(名)というのは、保健所も万代庁舎もいれて検査中ですか。

(知事)
 いやいや、もう既に73(名)は、そのうち終わって結果が出て。ですから、あと73(名)に追加となったのが68(名)。そのうち大きいものとして、万代庁舎が31(名)、保健所が30(名)。あとご家族とかもいますのでね。それで全体で141(名)、今、回っているということになります。もちろんその後68(名)のですね。

(読売新聞社)
 徳島保健所に関しては、機能維持のため応援職員を派遣しているということですが。

(知事)
 10名。

(読売新聞社)
 それ以外で支障が出ているところというのは、あったりするのでしょうか。

(知事)
 はい。実は今回の部分については、徳島保健所こちらと、もう一つは、大きな塊となるのが食肉衛生検査所、こちら。こちらについては、4名の兼務発令をいたしております。
 それから、西部家畜保健衛生所、こちらについての、これはバックアップ体制、電話とかそんな形でのバックアップ体制、これをさせていただいております。

(読売新聞社)
 何らか業務は、継続できる形の体制は、取っているということでしょうか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 飲み会をしたのは、県職員ではない友人のお家ということでしょうか。
(知事)
 そうです。

(四国放送)
 この友人は、まだこれから検査でしょうか。

(知事)
 検査しているんです。まだ結果が出ていない。

(四国放送)
 徳大の大学関連(クラスター)は、2人とも徳島大学の学生ということでしょうか。

(知事)
 もちろん、(徳島大学の)学生です。

(朝日新聞社)
 間違いがないように、飲み会に参加したのは、547例目。

(知事)
 こちらを見ていただければ。
 
(パネル「徳島県職員関連クラスター感染状況」を提示)
 
(徳島新聞社)
 知事いつも出していただけるんですけど、番号が見えにくくて。

(知事)
 ちょっと復唱しましょうか。

(徳島新聞社)
 もしくは、紙を手元にこれからいただけると大変有り難いです。

(知事)
 手元にこれからお配りしますけど、今、一旦ご質問があるのでお答えしますね。

(朝日新聞社)
 547(例目)と558(例目)。

(知事)
 いや(54)7が先に入ります。飲み会に参加した人。

(朝日新聞社)
 飲み会に参加したのは。

(知事)
 送別会に入った人は547(例目)、558(例目)から562(例目)まで、ここ連番になってます。

(朝日新聞社)
 562(例目)は、友人なんですよね。

(知事)
 いやいや。違います。

(朝日新聞社)
 562(例目)も飲み会で公務員の方。

(知事)
 県職員です。

(朝日新聞社)
 557(例目)は保健所の方で、飲み会には参加していないと。

(知事)
 そうです。職場で。

(朝日新聞社)
 分かりました。付け加えでご質問なんですけど、基本的なその防疫措置を県民に呼び掛けている中で、県職員がこのような、みんな慰労はしたいものですけれども、このような形でクラスターを発生させたことについては、どう受け止めていらっしゃいますか。

(知事)
 やはり県民の皆さん方に、あるいは、これ県職員も同様なんですが、やはり送別会シーズンや何かがあって全国知事会でもそれを止めてくれとは言っていないわけなんですが、そうした場というのは、やはり感染リスクがあるということで気をつけてくれと。5つの場面というのが、よく出てくるところですけどね。そうしたことを呼びかけている。
 だから特に、例えばなるべく、スペースが狭いというような場合であれば、食べる時とか飲む時は、マスクを外すんですけど、喋る時はマスク着けとくとかですね。
 あるいは、換気に気をつけるとか。基本的な感染対策これをやはりやって楽しむ。出来ればあまり長い時間でなくやってもらう。こうしたことが求められる。これは、全国知事会でも徳島県でもそのように申し上げているところでありますが、結果としてこうした形で、そこの場に出た7名のうち6名が、もう1名どうなるかこれからですけれど、感染になったということついては、やはりしっかりとした感染対策が出来ていなかった。誰が持ち込んだかというのは、また別の話になってくるのですが、そうした点は、やはりしっかりと対応してもらわないと困るんだということになります。

(朝日新聞社)
 困るというのは、職員に対して反省を促すというか、あの責任者でもおありと思うんですけれども、どういう立場で今おっしゃっていますか。

(知事)
 これについては、感染の拡大を抑えるという立場から、それについては当然、県庁職員も県民の皆さんでもありますからね。それはしっかりと対応してもらわないと。県民の皆さん方に呼びかけてるわけですから、当然それを真摯に受け止めて対応していただかないと困るなというふうに思います。

(NHK)
 今回ですね、ちまたでは例えば、厚(生)労(働)省の方々が、いっぱい飲まれたりとかですね、問題になったさなかで、危機感が薄かったのではないかと思うんですが、その点について改めてどうお考えになるのかというのと、この方々が、例えばどういうふうに集まったか分からないのですが、例えば今後処分だったりとか検討はあるのでしょうか。

(知事)
 処分という話よりも、やはり今の場合には、感染拡大を抑えていかなければならない。
 特にこの年末、年度末年度初めというのは、様々なそういう機会がある。もちろん「緊急事態宣言」が発動されているとか、今回の「まん延防止等重点措置」が発動されるということになったら、極力そうしたものは控えてくれということにもなるわけなんですが、徳島をはじめ全国そうではないエリア、こうしたところについては、やはりそうした会については、極力注意をして、例えば基本的な感染対策であるとか、あるいは5つの事項ですね。
 こうしたものをしっかりと遵守をして対応していただきたいと、こうしたことを全国知事会も徳島県も呼びかけてきているということでありますので、やはり、そうしたものが結果ということにもなるんですけどね。結果として、感染が出てしまって、しかも今それぞれの組織にも大きな迷惑がかかっている部分がありますので、そうしたところについて、しっかりと自覚を持って行動をしていただきたいなと、こう考えております。

(毎日新聞社)
 すみません。毎日新聞です。2点お伺いします。547(例目)と557例目が、徳島保健所職員の方ですか。

(知事)
 いや違います。だから今の時点では違う。

(毎日新聞社)
 3月31日までだった、ということですか。

(知事)
 間違えないでください。

(毎日新聞社)
 徳島保健所の職員だった、ということですけれど、コロナ感染者と関わるような業務をしていたのか、という点と、あと飲み会というのは、何時間くらいされていて、感染対策は取られていたのですか。

(知事)
 まず、お二人の徳島保健所における3月31日までの勤務は、コロナ対応の職場ではありません。お二人とも。
 それから次に、この送別会を兼ねた懇親会、ご友人宅でですね。これについては、19時から23時までやられたと、このように聞いております。
 また、感染対策ここのところについても、日頃、私が申し上げているようなことについて、つまり特にマスクですよね。こうした物について十分対応が出来ていなかったと、このようにも聞いております。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。547例目の方と557例目の方なんですが、例えばデスクが近かったとか、どういうような接触をされていたのですか。

(知事)
 実は、デスクが近いわけではないんです。ただ、お互いが3月30日にお話を、もちろんマスク越しでなんですけどね、打ち合わせや何かでお話をされていた。こういうこともあって、特に557例目の方も受けていただくということになっています。

(徳島新聞社)
 お話というのは、どれくらいの時間されていたのですか。

(知事)
 これは、あまり長くないと聞いてます。5分から10分程度。しかし、直接マスク越しとはいえ、お話をされたということが分かっておるんですね。

(朝日新聞社)
 飲み会、この懇親会は、お酒が入っている形ですか。

(知事)
 はい。入っていたと聞いています。

(朝日新聞社)
 特に歌ったりとかいう感じではなかった。

(知事)
 それは、ないようですね。

(朝日新聞社)
 分かりました。それで、あと懇親会こういう送別会は、県職員は控えるように、もしくは、やめなさいというようなことは、特段、知事の方からは言ってはいない。

(知事)
 知事というよりも、人事サイドの方から会食の禁止ということは言っておりません。

(朝日新聞社)
 人事サイド。

(知事)
 はい。

(朝日新聞社)
 会食の禁止は、言っている。破ったということになるわけですか。

(知事)
 ならないです。禁止ということは言っていない。

(朝日新聞社)
 言っていない。

(知事)
 通知とか出していない。ただし、先ほど言うように一般論として、行政サービスの提供に支障が出ないようにということもありますから、そういう感染防止対策であるとか、こうしたものは、しっかりやってくださいね。こういうことになる。

(朝日新聞社)
 言い換えれば、ちゃんと対策を取っていれば、飲み会とか送別会もやっても構わないと。

(知事)
 そうです。禁止はしていない。ただやる場合、そういう機会が多いでしょうから、そうした場合は、きっちりと基本的な感染防止対策こうしたものをやってくれ。こういう形で県民の皆様方と同じ呼びかけをしているということになります。

(毎日新聞社)
 141人が検査の、今回の県職員関連で検査の対象になったと思うんですけれど、この方々は、もう4月1日から基本的に自宅にずっと待機されている。出勤はされていないですよね。

(知事)
 いやまだ今、検査中ですから。

(毎日新聞社)
 本日の検査結果が分かったあとも、例えば2週間自宅待機とか、どういった対応を取られるんですか。

(知事)
 もちろん濃厚接触者として認定をされた場合は、そのようになりますが、まず一旦、陰性ということになった場合に、そこの度合いですよね。ですから今、自宅待機、濃厚接触者として認定されたり、既に陽性、陽性まだないですけどね、今の人たちの中では。そうした形で濃厚接触(者)として認定された人たちは、自宅待機している人が9名おりまして、そこに対して10名応援要員を派遣していると。今朝10名送ったということを記者会見で申し上げたと思います。実際自宅待機してるのが9名。

(徳島新聞社)
 すみません。この9名というのは、徳島保健所ですか。

(知事)
 そうです。

(朝日新聞社)
 141名というのは、県職員ということでよろしいのですかね。

(知事)
 いや違います。先ほど申し上げたように、ご家族も濃厚接触者ですから。

(朝日新聞社)
 そのクラスター関連でということですね。

(知事)
 はい。

(朝日新聞社)
 了解しました。

(知事)
 先ほどのご友人もおられますしね。

(徳島新聞社)
 県職員クラスターの感染経路についてなんですけれども、この徳島保健所の方、コロナの患者さんに対応はしていなかったということでしたら、業務上、コロナ接しないということで、何かその他に感染経路として手がかりというような情報はございますか。

(知事)
 積極的疫学調査をしたら、それが出てきたんですね。実は、この547例目の方ではないんですが、今回558(例目)から562例目の方、5名おられるわけなんですが、この中の皆さん方も積極的疫学調査、これをさせていただきました。
 その結果、まず560例目の方、もちろん感染可能期間ではないわけなんですが、この方については、3月18日から21日(まで)県外へ行かれています。ちなみに、この県外というのが大阪ですね。
 それからさらに562例目の方、この方も3月18日から21日(まで)県外へ行かれている。この方の場合には、さらに広がって兵庫県と大阪府ということになりますので、今の大阪そして兵庫の状況を見ますと非常に危ない。このように思えるところでありました。その皆様方が知らず知らずに一堂に会してしまったと。こうしたところに要因があるのかなと。まだそのご友人の方は、陽性が確定していないので、聞かせていただいてないんですけどね。今、少なくともこの6名ではそういうことが分かっています。

(徳島新聞社)
 このお二人のうちのいずれか、もしくは、お二人がその場に持ち込んで広がったのではないかということですか。

(知事)
 というのは、もう一つ申し上げると560例目の方、先ほど症状申し上げましたが、無症状なんですね。ということは、いつかかったのか分からない。一応検査をした日をもって、そこのとこ言ってますけどね無症状。562例目の方は、軽症ということですね。ただ、ここも今いつくらいから症状があったかというのは、聞き取りをやっている真っ最中。

(NHK)
 確認をさせてください。先ほどの141人の検査を行っているというのは、73人とは別ですか。それとも含めてですか。

(知事)
 含めて。

(NHK)
 含めて行われていると。

(知事)
 含めて141(人)。

(NHK)
 141(人)は、全て終わっているのですか。それとも今も続いている。

(知事)
 今もやっています。

(NHK)
 終わったものもあるし、続いているものもあるということですか。

(知事)
 だから先ほどというか、午前中の定例会見で申し上げたのが、73(人)と申し上げたように、これが終わって結果として、当然その6名が出てきた。この6名はその中に入っていると。

(NHK)
 141(人)から73(人)を引いた数が、今行っている数ということですよね。

(知事)
 そうですよ。

(NHK)
 徳島保健所関連なんですけれど、9人が今、自宅待機されていますけれども、支援を出したのが10人と。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 あともう1つ。これまで知事、結構、県内だけではなく全国知事会とかでも、いろいろと結構頑張ってですね、「まん延防止(等重点措置)」だとか、そういうのをアピール広報されてきたのにですね、正直、県内、県の職員、近い立場の方々が、そういった今回みたいな形になってしまったというのは、正直がっかりされましたか。

(知事)
 やはり県民の皆さん方に呼びかけて、自粛をしてくれということは言ってないのですが、やはり経済活動といったものも維持していかなければならない。その二つを、つまり感染拡大を抑えながらも社会経済活動これを維持していく。そうしたことを難しいそのお話でどうやったらそれが出来るかと。
 全国の先陣を切って例えば飲食店、ここあるいは、飲食店以外のところもそうですけど、新しい生活様式なかなか儲けが上がらない中で、いくら分科会でね、昨年の5月3日に新しい生活様式をやって、そして社会経済活動を上げていくんだ、それは支援をしなきゃということでね、全国の先陣を切って。
 今ではこれに鳥取県、あるいは山梨県が、同じようなことをやる。でもまだ、その3つぐらいなんですよ。あとお金を出しているというのは。時短を要請したり最初の休業要請、緊急事態の時は、休業要請かけたり。それに対しての協力金、東京都は1兆円以上これに使っちゃった。でもそれに対して、こんなはした金で何でやんなきゃいけないんだと、こんな事も出てしまう。
 徳島の場合には、全国で唯一、休業要請かけなかったということがあって、逆に新しい生活様式を導入していただいて、ガイドラインに則った形でステッカーを貼っていただいて、それでこれを乗り切ろうと。
 また、県民の皆さんも、あるいは県外の皆さん方も、是非、徳島のそのステッカー貼ったところで飲食していただきたい。こういうことを励行してきた。そういった点からいくと、あまり送別会などを外でやるというのはね、いかがなもんかということで、今回、送別会も兼ねて仲良しグループが、これは県庁職員の方ではないんですが、友人宅で集って、そして、懇親会をやったと。いろいろお考えはあったのでしょうけどね。そうした時に例えば、窓を全開にするとか、あるいはもう、黙食って今ね、よく黒岩知事さん言われて。今回の全国知事会の呼びかけの中には、それも入れてあるんですよね。食べる時、飲む時は、マスクを外し、食べ終わった、そしたらもうマスクを着けて喋る。これでもう、かなり感染は違うと。エアゾール感染ですのでね。あるいは、ある程度距離を空けていくということで4人単位でというのは、そういうとこなんですよね。ですから、そうした形でソーシャルディスタンスを保ちながらも懇親を深める。深めていいのかですかね。懇親をすると、そういう新しいニューノーマルこうしたものを皆さん方は、是非よろしくお願いしますということを申し上げているので。結果なのかもしれませんが、それが出来ていないからこそ、6名が感染をしてしまうわけで、もう1名がどうなるか、まだこれからですけどね、ご友人の方。そういうところは、きっちりと対応してもらいたいな、これは先ほどのご質問でお答えをしたところ。

(朝日新聞)
 その会合場所は、まだ出ていない友人宅で、この6人と合わせて7人で懇親会をやったと。なかなか考え方いろいろあるとは思うんですけれど、呼びかけている県の中でクラスターが発生したことについて、県民の受け止めもそれぞれあると思うんですよね。なんだよって思う人もいると思うんですけれど、県民に対しては、責任者としてはどういう言葉を。

(知事)
 これは、逆に何度も社会経済活動、これをやはり維持して今は上げていくじゃなくて維持、ということに基本的対処方針なっていますから。やはり、きっちりとした対応しながら、でも出来ればお店を使ってくれというお願いをさせていただいていて。
 ただ、確かに医療従事者の皆さん方であるとか、そういう最前線でやっていただいている人というのは、本当はそうしたこともしたいんだけど、やはり自分たちのことを考えるとなかなかと控えておられる。でもみんなが、もし控えてしまうと今度は、飲食店が潰れてしまう。
こうした点もあるので、先ほども冒頭で全国的なね、流れの話を言って、今、完全に封じ込めてしまうというのが、もう無理な状況になって。そしてワクチン、これに頼るということになって。となったらもうお店も新しい生活様式これをやっていただくということで、今回、基本的対処方針分科会の中で尾身座長の方からも、アクリル板こうしたものを導入してもらうとか。しかし、この話ってもう徳島というのは、約5,100店舗飲食の関係ですね、もう既に導入されているんですよね。これ徳島、山梨、鳥取ぐらいなんですけどね。
 こうした点を考えると、徳島はそのモデルとして逆にそういったお店を使っていただいて、そしてそのモデル、ニューノーマルのモデルを示していただく。そうしなかったら結局もう、社会経済活動無理、飲食店というのは、もう成り立たないというのを言ってしまうことになりますのでね。
 しかも我々は、「まん延防止等重点措置」の対象でもないですし、2度目の「緊急事態宣言」の対象でもありませんでしたので、国から別枠でそうしたお店への支援、これが今いうところ感染確認とこは出るんですけど、我々出ないわけです。
 だからこれは、島根県の丸山知事さんがね、おかしいんじゃないかと。これを受けて広瀬大分県知事さんをリーダーとする34道県の皆さん方が、自分たちは感染を抑えている。飲食店も頑張ってくれている。にもかかわらず、国から別枠でお金が来ない。しかし、そうした事が出来てなくて感染拡大をし、「緊急事態宣言」の対象となり、あるいは今回「まん延防止等重点措置」の対象になったところは、別枠で時短に対してお金が入ったと。これはおかしいでしょという形が、既に2度目の「緊急事態宣言」発動のところから起こり始めてきたんですね。だからやはり根本的には、先ほど申し上げたように、北風政策はもう若い人たちを含めて無理なんですね。だから、そこについては、やはり南風というか、いわゆる太陽政策。
 2つあって1つは、変異株をはじめ、若い人もうつりますよ。あるいは後遺症が、若い人結構出ますよ。こうした点をもっともっと政府が広報する。ただもう自粛しなさい、やめなさいというのも、もう限界。それよりは、ちゃんとやってください。もしかかったらこうなりますよというのを正しく恐れていただく。
 それとお店に対して、やはりきっちりと支援をして、尾身会長がアクリル板と言って、うちの徳島県ほとんどのところがステッカーのところアクリル板入っていますけれどね。そうしたところへ公的な支援をしてやる。ただ、もちろんこれだけでは、足りなくて、そこを利用する人たちがきっちりと、例えばマスクもなるべくちゃんとする。あるいは、手指消毒する。あるいは、自分で体調を測って検温をしてみて、体調悪いけど今日誘われたけど今日無理やとかね。利用する人たちもそういう自覚をもって対応してもらわないと、お店だけに責任を負わせるわけにはいかない。
 こうした点があるので、お店への支援、お店もやっていただく、そして利用する皆さん方も注意して、そして使っていただくと。こうしなければ、WITHからアフターにはもうなれないという状況でこの間の、まさに分科会は、大きな分水嶺になったんじゃないかと。
 これまでのいわゆる北風政策、もう自粛自粛だやめろ。もうでも若い人たち無理と言う意見がわーっと出たんですよね。だから正しく恐れていただくための、きっちりとそうした広報をして、そうしてお店の方にも、もう営業無理ではなくて、きっちりとこういう感染もそのためにガイドラインが出ているわけなんですから、このガイドラインをしっかりと守る、でもそこは、儲けがないお店にそれを出してもらうと言うのは、これは厳しい話なんで、徳島が先例を付けたように、きっちりと「新しい生活様式導入応援助成金」、100万(円)、50万(円)、20万(円)、まず出して、今度はそれをやっていただいた、特に飲食店に対しては50万円支援をする。だからこうしたものを是非やって欲しいと。分科会で私申し上げたんですね。これはかなりの賛同を、特に経済界代表とか、あるいは経済を専門にする学者の委員さんたちからは、そうなんだと。もうこれからは自粛と言ってももう無理だ。
 あるいは「緊急事態宣言」では、なかなか厳しいと。経済も終わる。そこである委員さんが言われた言葉、飯泉会長の言うとおりだという中で言われたのが、いわゆる今お店に対してそういう投資をする。例えば地方創生臨時交付金を使うと別枠で。そうすることによって、安全で安心をして利用することが出来る。それによって、結果として税収が上がる。今このままいくと、ほとんどの店が潰れちゃう。現に潰れているんですね。だからこれからは、本当にただ抑えていくという最初の「緊急事態宣言」の時そうでしたね。今回もそれでスタートしたんです。2度目の「緊急事態宣言」。ただ解除の時に、ご存知のように、とてもじゃないけどと言って実はその最初にいくつかを解除した時に、諮問委員会が非常に揉めたんです。こんな段階で解除するって何事だ。ここは、そのポイントを全部まとめてこれを政府の対策本部に出そうということで、1都3県以外を解除したという経緯なんですね。そこから様相が変わってきた。それでいよいよ1都3県を解除する時にも、このままではやはり難しい。大きく対策を変えないと、もちろんロックダウン出来るんだったらいいんですよ。ただ、そうしたらその業界もみんな死に絶えてしまうわけなんで。だから今の「緊急事態宣言」しか出せない日本の中でこれを有効に使う。
 そして、我々が提言をした「まん延防止等重点措置」が出てきたわけなんです。ここは私も申し上げたのですが、「まん延防止等重点措置」というのは「緊急事態宣言」よりも打てる手というのは少ないんですよね。ないわけじゃない。だから今までやったいろいろな政策パッケージ、あるいはそうしたマル適マークといいますか、すだちくんのステッカーのあるお店にさらに、例えば抗原定性検査のキットを配って、来たお客さんもちろん東京とか大阪からも来る人いますからね。県内の人と一緒にその時にパッと、例えば調べて。もし陽性になったら申し訳ない。保健所にすぐ連絡いただく。いわゆるモニタリング。新橋で、ちょっとお兄さんいらっしゃいと言ってものすごく効果が低いというのが、もう今言われている。
 あるいは、広島県の湯崎知事は80万(人)広島市中心にやると。でもこれは実際には8,000人になり、実際やったのは6,600(人)なんですよね。でも現に陽性出たのは6人しかいない。
 だから京都の西脇知事は、よりリスクの高い高齢者施設22,000やったと。2人です陽性。それだったら危ないと言われる、あるいは感染拡大の肝と言われる飲食店のところでそれをやる。もちろん協力をしていただいてね。陽性が出るとすぐわかりますから。そうしたら、すぐ保健所に連絡してもらう。これからは、そういう感じでやっていかないと、もちろんワクチンが全部行けばいいんですけど、ちょっとまだ時間かかりますからね。

(朝日新聞社)
 よろしいですか。

(知事)
 どうぞ。

(朝日新聞社)
 ですから、今回こういう自覚が足らないというお言葉もありましたけれども、今後もこういう飲み会とかを禁じたり自粛を求めるつもりはないという理解でよろしいんですね。

(知事)
 つまり、県民の皆さん方も県職員もそうなんですが、ちゃんと対応をして、そして正しく行っていただく。
 ただ、今回の場合、それは正しかったのかと言えば、現に結果として陽性患者がこれだけ出たのですから、これは必ずしも正しいというわけではないし、あるいは聞き取りをやった場合に、マスクを外した時間というのも結構あったと。あるいは4時間かけてやったと、いった点については、必ずしも正しいものではないと。やはりしっかりと日頃、言っている点を遵守しながら対応していくと。

(朝日新聞社)
 方針は変えないんだけれども、WITHコロナの対策の中で、対応を取りながらやっていくしかないと。

(知事)
 そういうことですね。ただし、これも我々が「まん延防止等重点措置」に徳島県がなるということになれば、これは状況変わりますよ。これは当然、時短を要請して、さらには、やはり自粛といった点、外出の自粛と言ったら出てきますからね。特措法の24第9項。だから今、日本全体本当に厳しい状況で、変異株が出てきた。
 こうした中で、もう自粛だ自粛だって、これはもう飲食店は潰れなさいということになっちゃうんですよね。だからやっぱり新しい生活様式、業界のガイドライン、これをしっかりと全国の飲食店の中に浸透させて、逆にそういうところを使うように。
 ただし、その時にも利用する方は、マスクの励行であったり体調が悪い時には行かない。だから両方がしっかりとやらないと、これはなかなか難しい。片一方だけが頑張ってもダメ。もちろん、第一線で頑張っていただいている医療従事者の皆さん方であったり、福祉施設の皆さん方というのは、もっともっと気をつけておられる。場合によっては、家に帰らないという人もおられるわけですから。そうした人たちが、片一方にいる。そうした人たちの想いといったものも汲んで利用する場合も、それは支援するという意味はあるんですけどね。
 しっかりと感染防止対策をやって、その皆さん方にありがとうと、そうした感謝の念を持ってやっていただくと。これが重要だということになります。

(毎日新聞社)
 1点だけ確認です。547例目の方が30日に出勤されていますが、症状が出たのがいつだってことと、549例目は過去の症例とは全く関係ないのですか。

(知事)
 547例目の方。549例目でいいですか。549例目の方は、3月30日が症状が出たということですよね。この方の。549(例目)でいいですか。何例目に。

(毎日新聞社)
 549例目の方なんですけれど、この人が多分調査中になっているんですけれど。

(知事)
 いや、なってないですよ。調査中というのは、濃厚接触者が調査中ですよね。それは1人、同居のご家族。

(徳島新聞社)
 すみません。13時にいただいた資料の中で調査中とあるので、他症例との関連はあるのかというご質問です。

(知事)
 この方の場合には、他症例との関わりはないですね。

(徳島新聞社)
 先ほどからですね、しっかり対応してもらわないと困るとか、真摯に受け止めてもらわないと困ると、受け止めに繰り返し触れられているんですけれども、コロナ対策の中核を担う徳島保健所から、当時職員だった方が飲み会を4時間、ちゃんとマスクを着けていない状態でやっていたということについて、それについてご自身、他人事というよりは、当然その任命権者でありますし、監督責任者だと思うんですけれど、そこについてのその責任であるとか、あと医療従事者さんとか当然保健所の中にも毎日ご苦労されている方もいらっしゃると思いますし、飲食店の方も困ってらっしゃると思いますし、いろいろ県民の方も今回こういう形のクラスターが起きたということにショックを受けられている方もいらっしゃると思うんですけれど。そういった方に向けてのメッセージといいますか、そういったものは何かありますか。

(知事)
 ですから、やはり県職員であるということ。それから、それぞれが、いろんなポストに行くわけなんですけどね。特に最前線、徳島保健所の場合、この方もう一方もそうなんですが、懇親会行ってはいないですけど。やはり方や違う担当の人たちは、コロナ対応最前線でやっているわけなので、日々そのご苦労というのを見ているわけですから、当然その皆さん方に寄り添うということが重要。じゃ何でもって寄り添うのか。当然それは感染防止対策をしっかりやって。しかしその一方で、やはり社会経済活動を上げていく、今では維持という言葉になっていますがね。
 徳島県の対処方針にも国の対処方針にも感染拡大を抑えながらも、社会経済活動の維持をする。これを持続的に両立をさせるというふうに書いてある。じゃあ社会経済活動の維持、例えば飲食の場。そうしたものの維持といったものについてやっていくためには、先ほどから申し上げているように、当然飲食の場自体がガイドラインに沿って十分に対応出来る、徳島の場合認定制度ですけどね、そうしたものへの支援であったり。
 あるいは、そこに行って利用する人たちが、好き放題にやったらいくらお店がやってても何の意味もないし。逆にそのお店から出たんだと言われてしまうわけですよね。今度はお店の人も困るわけです。だからそうした場合には、利用する人たちもしっかり意識をしてくださいねということで全国知事会も徳島県からも同じ呼びかけをしている。そうした中でお店ではなかったんだけど、ご友人宅で親しい人が集まって、そして懇親会これをやった。当然そうした場合にもしっかりと意識を持って何と言っても6名が県の職員なわけですからね。しかも1人は徳島保健所、コロナ対応はしてないんだけど、行っておられたわけなんで、やはりそうした隣で頑張っていただいている職員の人の姿を見れば、彼ら彼女たちに迷惑かけてはいけないな、そうした想いで、より防御固めて、そして対応すると、こうした点が重要だ。
 そして、それが今回出来なかったということなんで、そこの点については、残念というしかないし。あるいは、もう一度そうした点をしっかりと考え直していただきたい。こういう形で申し上げたんですけどね。

(徳島新聞社)
 その今回、そういうしっかりと対応が出来ていない中で、飲み会があってクラスターが発生したということについて、そのお怒りになられる方もいらっしゃるかと思うんですけれども、特にその知事自らの責任であるとか、あるいは謝罪の言葉であるとか、そういったものはありませんか。

(知事)
 謝罪というよりも、職員にやはりそうした点を、しっかりととにかく浸透を、毎回毎回言ってるわけですから、やはりそれぞれの職員がしっかりと自覚を持ってやっていただく。もちろん、この人たちが未成年であると、で私の保護下にあるという場合であれば、やはり保護者として、それはいかがなもんですか、もっと徹底的に教育すべきじゃないですかと。そうしたお話というのはあるわけなんですがね。一人一人がそれぞれ、やはり責任のある大人であり、しかも、お一人は保健所に勤務をされていて当時ね。同僚の皆さん方で、コロナ対応してた人たちが大変苦労しているというのを目の当たりにしているわけですから、他の職場の人以上にやはりしっかりと対応して、我々から出してはいけないと。
 あるいは、一緒に行かれた時に他の職場の人は違うわけなんで、もしマスクを外そうとするんであれば、それはまずいよ、そういう事をやっぱり言って欲しいな。そういうところは残念だとこう申し上げました。

(徳島新聞社)
 今のお話ですと、未成年で保護者であるわけではないので、特に知事としての責任は、今回のことに対しては、ないというふうにお考えですか。

(知事)
 責任があるとか、ないとかと言えば、当然、私が任命権者であるわけですからね、当然その責任がないということは言えない。
 しかし、まずそれぞれの職員一人一人がしっかりと自覚を持ってやっていただく。何でもかんでも例えば、それぞれみんな上司がいるわけだし、つかさつかさがあるわけなんですが、やはり徳島県職員という公務員という立場ということであれば、一人一人がしっかりと自覚をもって対応していくと。まさに今は、総力戦になってるわけなんで、誰が良いだ誰が悪いだではなくて、一人一人がしっかりとやはり今の状況を理解をして、また、徳島保健所に勤務をし、コロナ対応していない、でも隣の人たちがやって、いかに大変であるかを見ているわけなんですから、その皆さん方に寄り添った対応というものを、やはりしっかりとやるべきではないかと、そのように思いますけどね。

(NHK)
 確認していいですか。557例目の方も、元徳島保健所職員ということですよね。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 今はもう万代庁舎の方。これ皆様、県の職員でいらっしゃるということですね。

(知事)
 ええ。

(NHK)
 ありがとうございました。

(四国放送)
 すみません。558(例目)から562(例目)の方は、万代庁舎の職員ですか。

(知事)
 違います。万代庁舎の職員の方は、今お手元にいきましたよね。
 
(パネル「徳島県職員関連クラスター感染状況」を提示)
 
 万代庁舎の方は、557(例目)と547(例目)の方。これらの人たちは、万代庁舎の方では、ありません。4月1日以降ね。

(徳島新聞社)
 すみません。飲み会に集まった方々なんですけれど、これ何かどこか職場で一緒だったとかいう共通があるんでしょうか。それとも純粋に。

(知事)
 実は、人間関係として547例目の方のご友人。そこで、そのご友人とそれぞれの人たちが皆、関係があったということです。つまり、このご友人という人が、キーパーソンなんですね。そうして今回の6名の皆さん方が、それぞれこのご友人と関係があると。つまり友人関係にあるということです。

(徳島新聞社)
 このご友人の方の共通のお知り合いである県庁職員の方々が、集まったということですか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 県庁職員の方の送別会だったんですか。

(知事)
 そうなります。だから異動ですよね、送別会というよりも。だから実際には、懇親会、年度末で当然異動がありますから。それをやろうと。だから異動しない人もいるわけですね。

(徳島新聞社)
 すみません。クラスターから離れるんですけれど、550例目の方は、兵庫県の方だということなんですけれど、その方は兵庫県在住だけれども、南海病院に入院していたということでよろしいですか。

(知事)
 今までもありましたでしょ。何名か。お隣ですからね。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(徳島新聞社)
 すみません。549例目の方が、県外から帰県とあるのですが、どちらから帰って来られたのか。また感染経路は、そちらだとお考えなのかお願いします。

(知事)
 これもうお話のとおりで3月26(日)から28(日)まで東京都、そして千葉県、こちらに行かれておられました。ということで実は、ご本人からお話があって保健所の方に、それで実は検査をするということになりました。ご本人からのお申し出です。

(徳島新聞社)
 すみません。このクラスター関連では、547例目の。

(知事)
 あの3つあるんですけれど、今日発表したクラスター。

(徳島新聞社)
 失礼しました。(県)職員の方のクラスターでは、547例目の方が、最初感染が分かった方だと思うんですけれど、この方が検査に繋がった経緯をお願いします。

(知事)
 547例目の方は、3月30日に保健所での勤務を終えて帰られて、実は発熱38.5度ということになりました。そして、翌日3月31日は39.7度となりましたので、実はこの3月31日に医療機関を尋ねられます。
 そして、そこから実はこの最初に尋ねたところが、診療検査協力医療機関じゃなかったんですね。そこから診療検査協力医療機関の方に紹介を受けまして、じゃあ検査をしようということで検査をされ、そして結果として陽性になったということで、今回の検査方法というところに医療機関経由の民間検査機関にてPCR検査とこのようになるというわけなんです。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(毎日新聞)
 毎日新聞です。この557(例目)と547例目の方は、同僚という関係性でよろしかったでしょうか。

(知事)
 部署が同じではないんですけどね。ただお互いお話をして相談をする、そうした関係にはあるということ。

(NHK)
 すみません。同じようなこと何回も聞いて申し訳ないんですが、547例目の方と557例目の方は、元徳島保健所の職員の方で、現在は万代庁舎に来ていらっしゃると。残り5名、558(例目)、559(例目)、560(例目)、561(例目)、562(例目)、この5名に関しては、万代庁舎の方々ではない。出先の。

(知事)
 出先と今、言わないけど。

(NHK)
 東部何とか総合そのようなところ。

(知事)
 はい。

(NHK)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 他よろしいでしょうか。それでは6指標お願いします。

(知事)
 それでは、6指標を申し上げて参ります。
 まず直近1週間、3月26日から4月1日まで新規感染者については、58名となります。
 そして、その前の週との対比、前の週は3月19日から3月25日までは38名でありますので、多いということになります。
 次に、感染経路の不明割合は、58分の4、7パーセント。ちなみに、この4名は、511(例目)、512(例目)、516(例目)、527(例目)の4名ということになります。
 次に、病床の逼迫具合200分の83、42パーセントとなります。うち重症者割合は、25分の2、8パーセントとなります。
 療養者数につきましては、宿泊療養が13名おられますから、この入院の83(名)と足して96名となります。
 最後に陽性率については、1,793分の57、3.2パーセントとなります。以上です。

(幹事社)
 ありがとうございます。

(徳島新聞社)
 すみません。最後にちょっとだけ確認なんですけれども、県庁の方のクラスターの感染経路については、その関西方面から持ち込まれたという可能性でみていて、調査中ではないという感じでしょうか。

(知事)
 より深掘はしていきますけどね。ただ2名の方は分からない。

(徳島新聞社)
 そういう可能性があると、全く分からない感染経路不明者ということではない。

(知事)
 ないです。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(幹事社)
 それでは、終了します。ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございます。

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